JPH0340410Y2 - - Google Patents

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JPH0340410Y2
JPH0340410Y2 JP8949888U JP8949888U JPH0340410Y2 JP H0340410 Y2 JPH0340410 Y2 JP H0340410Y2 JP 8949888 U JP8949888 U JP 8949888U JP 8949888 U JP8949888 U JP 8949888U JP H0340410 Y2 JPH0340410 Y2 JP H0340410Y2
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pipe
revolving
bending
piece
center
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、エバポレータ、コンデンサ、ラジ
エタなどの熱交換器に用いるパイプを、複数本同
時に屈曲させることのできるパイプの曲げ装置に
関する。
〈従来の技術〉 従来、パイプを屈曲する装置として、特公昭57
−59771号公報や実開昭54−95544号公報が知られ
ている。前者はパイプを蛇行状に形成するため、
治具の外周面に溝を設け、パイプの扁平を防止す
るようにしたものであり、後者は複数本のパイプ
を同時に屈曲できるように、治具の周面にパイプ
を並設するものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記した従来の曲げ装置は何れも単独
のパイプを屈曲するものであり、上記のような従
来の曲げ装置をフイン付きのパイプに適用した場
合には、屈曲工程が終了した段階で治具からパイ
プを外すことができない。また、従来の曲げ装置
を、超薄肉タイプや内面に溝を形成したグループ
パイプに適用すると、屈曲時の潰れ率が大きくな
るので実用にならない。
更に、従来の曲げ装置において、複数のパイプ
を並設して同時に屈折する場合は第3図に示すよ
うに、コマの軸長Lが長くなり、換言するとコマ
を支える支点間距離が長くなるので、パイプAを
屈曲する際に、固定コマ2と圧接しながら該固定
コマ2の周囲を公転する公転コマ3において、両
端の支点には公転の中心に向う押圧力Fが作用す
ると共に、公転コマ3の長手方向の中央部分に固
定コマ2の反力fが作用するので、公転コマ3が
外向きに湾曲して、パイプAの曲げ形状が悪化し
たり、公転コマ3に亀裂Sが生じたり、甚だしい
場合には破損することが多々ある。そこで、公転
コマ3の強度を上げることが考えられるが、公転
コマ3の強度を上げるために公転コマ3の径を太
くすることは、公転コマ3がフインに当接してし
まうために不可能である。
一方、フイン付きパイプは一般にアルミニウム
や銅のパイプを拡管してフインを固定しているの
で、該パイプの素材が加工硬化して硬質材の強度
を有している。従つて、この面からもフイン付パ
イプは曲折加工が困難である。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記の鑑み提案されたもので、屈曲す
るパイプの屈曲中心となる位置に、外周面にパイ
プの外径に対応する受溝を有する固定コマを設け
ると共に、上記パイプの屈曲中心を公転軸とする
公転コマを上記固定コマに自転可能に臨ませ、上
記公転コマの外周面にはパイプの外径に対応する
保持溝を設け、パイプの屈曲中心から公転コマの
中心を通る放射線上に上記公転コマと接触するバ
ツクアツプロールを自転可能に設けて、上記公転
コマ及びバツクアツプロールが固定コマの周囲を
自転しながら公転するようにしたものである。
〈作用〉 固定コマの周囲を公転する公転コマでパイプを
屈曲すると共に、屈曲する際に公転コマに作用す
る固定コマの反力を固定コマの中心と公転コマの
中心とを通る放射線上に設けたバツクアツプロー
ルで支持することができる。
〈実施例〉 以下、本考案を図面の実施例について説明す
る。
本考案に係るパイプの曲げ装置1は、パイプA
の屈曲中心Oとなる位置に設けた固定コマ2と、
この固定コマ2に臨む公転コマ3及び該公転コマ
3を後方から支持するバツクアツプロール4とを
有し、両コマ2,3にはパイプAの受溝5または
保持溝6を設ける。尚、上記パイプAには複数の
フインB……が設けてある。
固定コマ2は、図示の実施例によれば、平面図
において平行する2本の弦m,nにより3分割さ
れ、2つのほぼ弓型の第1部材7と、該第1部材
7に挟まれる太鼓型の第2部材8とからなり、例
えば第2部材8が下降すると共に、第1部材7が
接近して縮径可能になつている。また、この固定
コマ2の外周面には屈曲すべきパイプAに対応す
る受溝5を設ける。尚、図示の実施例によれば、
上下3段の受溝5……を設けて3本のパイプA…
…を同時に屈曲するようになつているが、この受
溝5は屈曲するパイプAの数に対応して適宜設け
ることができる。
上記のような構成の固定コマ2には、パイプA
の屈曲中心Oを公転軸O′として公転可能な公転
コマ3を臨ませる。この公転コマ3は比較的小径
な円柱状であつて、外周面には固定コマ2の受溝
5と同様にパイプAの外径に対応する保持溝6…
…を設ける。そして、前記した固定コマ2の受溝
5と上記公転コマ3の保持溝6とにより曲げ装置
1にセツトしたパイプAを保持することができ
る。
また、上記公転コマ3の後方、即ち固定コマ2
の中心O″と公転コマ3の中心Pを結ぶ放射線l
上にはバツクアツプロール4を設け、該バツクア
ツプロール4と上記公転コマ3とを上記放射線l
上において接触させる。前記公転コマ3とバツク
アツプロール4は、支持部材9により回転自在に
軸支されており、支持部材9は平行する上部支持
腕9aと下部支持腕9bとからなる。尚、公転コ
マ3及びバツクアツプロール4の各軸受部10,
11にはベアリング12を介在させて摩擦抵抗を
減少させるとよい。
更に、上記公転コマ3及びバツクアツプロール
4は支持部材9に軸支された状態で、パイプAの
屈曲面、換言すると屈曲させるパイプAの軸線を
含む面において、固定コマ2から遠ざかつて退避
可能に構成する。
上記実施例によるパイプの曲げ装置1におい
て、フイン付きパイプAの曲げ作業は以下のよう
になる。固定コマ2の側方にパイプAを臨ませる
と共に、支持部材9がパイプAに直交する位置で
公転コマ3をパイプAに臨ませて、受溝5と保持
溝6とでパイプAを保持する。そして、公転コマ
3の中心P及びバツクアツプロール4の中心Qが
描く軌跡が、パイプAの屈曲中心O即ち固定コマ
2の中心O′を軸心とする同心円を描くように、
支持部材9を回動させれば、公転コマ3及び固定
コマ2の周囲を自転しながら公転し、受溝5と保
持溝6とで保持したパイプAを屈曲する。このと
き、公転コマ3の後方にはバツクアツプロール4
が接触しているので、支持部材9に押圧力Fを加
えて公転コマ3を固定コマ2に圧接させるため
に、公転コマ3の長手方向の中央部分に固定コマ
2の反力fが作用しても、公転コマ3が外方向に
湾曲したり破損することがない。そして、支持部
材9を180度回動させて固定コマ2に対して逆向
きとしたならば屈曲が完了するので、支持部材9
を後退させると共に、固定コマ2を分割して縮径
させて屈曲の完了したパイプAから外す。
上記のような曲げ装置1によれば、公転コマ3
をバツクアツプロール4で後方から支持すること
ができるので、公転コマ3が強度不足となつて変
形したり、破損することがない。また、公転コマ
3と固定コマ2が確実に接して、両コマ2,3が
確実に機能するので、パイプAの曲げ形状が美し
く、しかもパイプAを受溝5及び保持溝6で保持
すると共に公転コマ3が自転可能になつているの
で、潰れのない曲げ形状を得ることができる。ま
た、曲げ作業終了後は固定コマ2をパイプAから
逃すと共に、支持部材9に軸支した公転コマ3及
びバツクアツプロール4をパイプAから後退させ
ることができるので、曲げの終了したパイプAを
容易に当該曲げ装置1から外すことができて連続
自動作業が可能となる。
以上本考案を図面の実施例について説明した
が、本考案は上記した実施例に限定されるもので
はなく、実用新案登録請求の範囲に記載の構成を
変更しない限り適宜に実施できる。例えば、支持
部材に複数のバツクアツプロールを順次接触する
ように設けて、公転コマの支持力を増加させるこ
ともできる。また、固定コマを半円柱状とするこ
ともできる。この場合は、半円柱の平面部ギリギ
リにフインを位置させることができるので、フイ
ンの直近から屈曲することが可能になる。
尚、上記実施例ではフイン付パイプについて説
明しているが、本考案のパイプの曲げ装置は単独
のパイプの曲げにも容易に適用できる。
〈考案の効果〉 以上要するに本考案は、屈曲するパイプの屈曲
中心となる位置に、外周面にパイプの外径に対応
する受溝を有する固定コマを設けると共に、上記
パイプの屈曲中心を公転軸とする公転コマを上記
固定コマに自転可能に臨ませ、上記公転コマの外
周面にはパイプの外径に対応する保持溝を設け、
パイプの屈曲中心から公転コマの中心を通る放射
線上に上記公転コマと接触するバツクアツプロー
ルを自転可能に設けたので、パイプを屈曲する際
に、公転コマに固定コマの反力が作用しても、公
転コマが変形したり破損することがない。そし
て、公転コマが変形することなく確実に機能する
ので、パイプの曲げ形状が均一になつて歩留りが
向上すると共に商品価値が高まる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
に係る曲げ装置の概略斜視図、第2図は同上の概
略平面図、第3図は従来の曲げ装置の説明図であ
る。 1……曲げ装置、2……固定コマ、3……公転
コマ、4……バツクアツプロール、5……受溝、
6……保持溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屈曲するパイプの屈曲中心となる位置に、外周
    面にパイプの外径に対応する受溝を有する固定コ
    マを設けると共に、上記パイプの屈曲中心を公転
    軸とする公転コマを上記固定コマに自転可能に臨
    ませ、上記公転コマの外周面にはパイプの外径に
    対応する保持溝を設け、パイプの屈曲中心から公
    転コマの中心を通る放射線上に上記公転コマと接
    触するバツクアツプロールを自転可能に設けて、
    上記公転コマ及びバツクアツプロールが固定コマ
    の周囲を自転しながら公転するようにしたことを
    特徴とするパイプの曲げ装置。
JP8949888U 1988-07-07 1988-07-07 Expired JPH0340410Y2 (ja)

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JP8949888U JPH0340410Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07

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JP8949888U JPH0340410Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07

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JPH0211618U JPH0211618U (ja) 1990-01-24
JPH0340410Y2 true JPH0340410Y2 (ja) 1991-08-26

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KR100934571B1 (ko) * 2007-12-14 2009-12-30 박문대 휴대용 소형 파이프 벤딩 장치

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JPH0211618U (ja) 1990-01-24

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