JPH0439652B2 - - Google Patents

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JPH0439652B2
JPH0439652B2 JP61119078A JP11907886A JPH0439652B2 JP H0439652 B2 JPH0439652 B2 JP H0439652B2 JP 61119078 A JP61119078 A JP 61119078A JP 11907886 A JP11907886 A JP 11907886A JP H0439652 B2 JPH0439652 B2 JP H0439652B2
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は、原稿台を摺動させながらそれに乗載
された原稿を光学的に走査してサーマルプリント
機構で用紙上に複写するサーマル複写機に関す
る。
【従来の技術】
従来のこの型の複写機は、原稿台を常に定めら
れた複写開始位置から往動させ、また所定の反転
位置で自動的に反転させて複写開始位置まで復動
させていた。すなわち、複写開始位置と反転位置
の間を必ず往復摺動させていた。
【発明が解決しようとする課題】
このため、原稿のサイズが小さい場合、その長
さと原稿台の摺動長さとが著しく異なり、原稿の
長さに比べて必要以上に原稿台を摺動させるた
め、無駄な電力消費を要するとともに、特に複写
用紙としてロール紙を使用した場合には、該ロー
ル紙が原稿台の摺動長さに応じた分だけ繰り出さ
れることから、ロール紙も必要以上に消費され、
効率が悪かつた。
【課題を解決するための手段】 本発明はこのような問題を解決するために、原
稿台を走行させて原稿をイメージセンサで読み取
り、サーマルプリント機構で複写用紙に複写する
サーマル複写機において、次のような構成を備え
たものである。 すなわち、原稿台とモータとの間に設けられ、
該原稿台の往復時にはモータの回転を原稿台に伝
達すべくこれらを連結し、原稿台の復動操作のと
きにはこれらの間を遮断する第1の方向クラツチ
と、原稿台を任意の位置から往動させるべく上記
モータを駆動するスタートスイツチと、サーマル
プリント機構によつてプリントされる複写用紙を
搬送するため該サーマルプリント機構のサーマル
ヘツドと対向させかつ排紙口の近傍に配置された
プラテンと、原稿台の往復時にのみ上記モータの
回転をプラテンに伝達すべくこれらプラテンとモ
ータとの間に設けられた第2の一方向クラツチと
を備えたものである。
【作用】
従つて、原稿台を任意の位置に設定した後、ス
タートスイツチをオンすることによつて、原稿台
はその位置からモータによつて自動的に往動さ
れ、それと同時にプラテンが同モータによつて回
転される。従つて、原稿のサイズに応じて任意の
位置から原稿の読み取り開始できると同時に、複
写用紙を搬送してサーマルプリント機構によつ
て、同時に複写できる。その複写された用紙はプ
ラテンによつて排紙口から直ちに排出される。 原稿台を手動によつて復動させる際には、該原
稿台とモータとの間が遮断されるとともに、同モ
ータとプラテンとの間も遮断されるため、複写用
紙の搬送は行われない。
【実施例】
以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 第1図(右側斜め後方から見た斜視図)及び第
2図(平面図)に本発明に係るサーマル複写機の
全体を示す。この複写機は、上下のカバー1a,
1bとを組み合せて構成された本体(ハウジン
グ)1に後述するような各種の機構を内蔵し、該
本体1の上面上に原稿台2を左右摺動自在に装着
している。本体1の上面の前側隅角部には、スタ
ートスイツチ(押しボタン)3と回転式コピー濃
度調整子4とパイロツトランプ5とペーパーエン
プテイランプ6とが配設されている。 原稿台2は、透明なガラス板7の前後両側縁を
前後の側枠8,9によつて保持し、これら側枠
8,9を本体上に固着された前後のレール10,
11に左右摺動自在に嵌合させたもので、原稿は
そのガラス板7上に載置する。この原稿台2の後
側枠9には、ガラス板7上を覆つて原稿を押さえ
る原稿押え12が着脱自在に取り付けられてい
る。原稿押え12は、後側枠9に固定される取付
基部13と横細長のヒンジ部14と大部分を占め
る覆板15とを一体に連設し、その覆板15を取
付基板13に対し開閉自在にしたものである。覆
板15は、第3図に示すように硬質な上板16の
下面に比較的柔軟な中板17によつてスポンジ板
18を付設しており、ガラス板7上を弾性をもつ
て覆う。 同図及び第2図に示すごとく、本体1の上面の
中途には前後に細長い投射用スリツト19が開設
され、その下側で本体1内に、光源として螢光灯
20とその光を投射用スリツト19に指向させる
凹面反射フード21とが架設されている。 原稿台2が第3図に示す原位置より矢印方向
(図面右方)に摺動すると、それに載置されてい
る原稿は螢光灯20からの光によつてスリツト1
9において光学的に走査される、原稿を反射した
光は、スリツト19の下方に斜めに配置されてい
る反射鏡22によつてほぼ直角に屈折され、本体
1内の底面上に設置されている遮光フード23中
を通り、その一端部に配置されているシエーデイ
ング補正板24によつて光量分布を平均化され集
光レンズ25によつて収斂された後イメージセン
サ26にほぼ水平に入光し、公知のように電気信
号に変換される。 また、本体1内には、遮光フード23の上側に
前後に長い箱状のロール紙トレー27が配設され
ている。本サーマル複写機では、用紙として巻回
されたサーマル紙(ロール紙)28を用い、これ
を軸支することなくそのままこのロール紙トレー
27内に遊動自在に入れ、その外方へ繰り出すよ
うになつている。ロール紙トレー27の外側壁2
9には、その一側縁よりペーパーガイド30が一
体に延設され、また該ペーパーガイド30の上方
において、本体1内の面積の大きい導電性の側板
31にヘツドホルダ32が開閉自在に装着されて
いる。 すなわち、ヘツドホルダ32は、第1,2〜4
図に示すように、その両側の導電性アーム33の
基端部を同じく導電性のピン34によつて側板3
1に回転自在に軸支されている。これら両アーム
33間に固着された絶縁材(合成樹脂)製の蓋板
35の下側には、サーマルヘツド36を保持した
同じく絶縁材製のヘツド支持板37がピン38に
よつて回動自在に枢着されているとともに、該ヘ
ツド支持板37を下方へ付勢する板ばね39と、
該ヘツド支持板37の所定以上の下方回動を規制
するストツバでもある紙制動板40とが固着され
ている。蓋板35の遊端側縁は尖鋭にしてサーマ
ル紙28を任意にカツトするカツタ部35aとな
つている。 上記ペーパーガイド30の先端と本体1の側面
に設けらた排紙口41との間に、プラテン42が
軸支されているとともに、排紙案内板43が固着
されている。 ヘツドホルダ32を第3図に示すように閉じる
と、その蓋板35がロール紙トレー27上から排
紙口41に至る範囲を上側から覆う。このとき、
紙制動板40は、繰り出されるサーマル紙28を
上側からペーパーガイド30に付け、またサーマ
ルへツド36はサーマル紙28をプラテン42上
に押し付ける。このサーマヘツド36はイメージ
センサ26からの電気信号に基づき後述するよう
に駆動される。 従つて、プラテン42が回転すると、サーマル
紙28は紙制動板40によつて制動されながら繰
り出され、走査された原稿台2上の原稿面が、サ
ーマルヘツド36によつてサーマル紙28上に感
熱複写され、該サーマル紙28が排紙口41から
排出される。 サーマル紙28がなくなつたことを検知するた
めに、ペーパーガイド30の下側にペーパーエン
プテイスイツチ44が配設され、これがオンにな
ると前記ペーパーエンプテイランプ6が点灯す
る。 ヘツドホルダ32は、第3図に示すコイルばね
45によつて開放する方向に付勢され、またロツ
ク機構によつて次のように閉じた状態を保持され
る。 すなわち、上記排紙案内板43の両側において
一対の導電性ロツクレバー46がビン47によつ
て回動自在に軸支され、これらは同じく導電性の
連結板48によつて連結され、一体に回動すると
ともに、ばね49によつて第3図時計方向に付勢
されている。これらロツクレバー46の遊端部
(上端部)には鉤部46aが形成され、該鉤部4
6aは、ヘツドホルダ32が閉じられたとき、そ
の両アーム33に突設された導電性のピン33a
と係合してヘツドホルダ32を閉じた状態に保持
する。連結板48の中途には、表面をクロムメツ
キによる導電面とされた操作体(操作ボタン)5
0が固着され、該操作体50の一側外面は、本体
1の一側面に開設された窓孔51から露呈してい
る。 従つて、本体1の外側からこの操作体50を指
で押すと、第4図鎖線で示すように両ロツクレバ
ー46が反時計方向に回転してその鉤部46aが
両アーム33のピン33aから外れるため、ヘツ
ドホルダ32はコイルばね45と作用によつて自
動的に開放して同図に示すように起立するもの
で、サーマル紙28の交換等はこの状態で行う。 ところで、操作体50の表面は上述のように導
電面とされ、またそれを固着している連結板4
8、両ロツクレバー46、これと係合するピン3
3a、両アーム33、これらマーム33を軸支し
ているピン34、及びこれを支持する本体1の側
板31はいずれも導電性であるため、ヘツドホル
ド32が上記のように閉じた状態でロツクされて
いるとき、操作体50の表面は、面積の大きい側
板31と電気導通関係になつてこれにアースされ
ていることになる。従つて、ヘツドホルダ32を
開くべく操作体50を上記のように指で押したと
き、人体に帯電していた静電気は、上記のような
電気導通経路を介し側板31から放電される。ヘ
ツドホルダ32を開いた状態では、サーマルヘツ
ド36は本体1の外方に露出するが、それ以前に
人体の静電気が既に放電されているため、手を触
れても人体の静電気によつて焼損するようなこと
はない。 プラテン42の回転と原稿台2の往動とは本体
1内に設置されている1個のモータ51(第5〜
7図)によつて次のように同期して行われる。 すなわち、モータ51の回転は小プーリ52、
タイミングべルト53、大プーリ54、小ギヤ5
5、減速ギヤ56、小ギヤ57、減速ギヤ58、
小ギヤ59、及び減速ギヤ60等を介してクラツ
チ軸61に伝達される。このクラツチ軸61に
は、第1の一方向クラツチである原稿台側のスプ
リングクラツチ62が装着されているとともに、
伝達ギヤ63が回転自在に装着されている。この
伝達ギヤ63はピニオン64と噛合し、また該ピ
ニオン64は、原稿台2の後側枠9の下面に設け
られたラツク65と噛合し、スプリングクラツチ
62が接続状態になつていると、モータ51の回
転が減速してピニオン64に伝達され、原稿台2
が推進される。 スプリングクラツチ62は、第8図に示すよう
にスリーブ66と、減速ギヤ60の回転方向と同
方向に螺旋を描くコイルばね67と環状の制動ば
ね68とで構成され、コイルばね67をスリーブ
66中に挿入し、その一端の突部67aをスリー
ブ66の切欠部69に嵌合させてスリーブ66に
対し係止するとともに、該コイルばね67中に、
伝達ギヤ63に突設された円筒形の遊嵌突部70
を回転可能に遊嵌し、またスリーブ66の外周面
に形成された環状溝71に制動ばね68を嵌め込
んでいる。そして、スリーブ66の外周でその鍔
部72の一側に、環状のラチエツトギヤ73を嵌
合させ、その切欠部74に制動ばね68の突部7
5を嵌合させてラチエツトギヤ73に対し係止
し、また上記減速ギヤ60の円筒形突部76をコ
イルばね67中に密に嵌合させてある。 このスプリングラツチ62の接離操作をするた
めに、支軸77に、レバーである係止部材78が
回転自在に嵌合支承されている。該係止部材78
は、その円筒形の軸受部79より上方に腕部80
を延出し、前記ラチエツトギヤ73に対向する位
置には爪部82を形成している。この係止部材7
8は復帰ばね83によつて所定方向に付勢され、
通常は爪部82をラチエツトギヤ73の歯と噛合
させてその回転を規制している。 上記減速ギヤ60の突部76にはこれと一体回
転するようにプーリ84固着され、該プーリ84
とプラテン軸85に装着されたプーリ86との間
にタイミングベルト87が掛け渡され、モータ5
1の回転はプラテン側のこのプーリ86にも伝達
される。プラテン軸85にも、第6図、第7図及
び第9図に示すように第2の一方向クラツチであ
るスプリングクラツチ88が装着されている。そ
の構造は前述のスプリングクラツチ62とほぼ同
構造になつており、プーリ86と同方向(前記コ
イルばね67とは逆方向)に螺旋を描くコイルば
ね67′と環状の制動ばね68′とで構成され、コ
イルばね67′をスリーブ66′中に挿入し、その
一端の突部67a′をスリーブ66′に係止すると
ともに、該コイルばね67′中に、プラテン42
のスリーブ42aに取付ねじで固着された遊嵌突
部70′を回転可能に遊嵌し、またスリーブ6
6′の外側面に形成された環状溝71′に制動ばね
68を嵌め込んでいる。そしてスリーブ66′の
外周でその鍔部72′の一側に、環状のラチエツ
トギヤ73′を嵌合させ、その切欠部74′に制動
ばね68′の突部75′を嵌合させてラチエツトギ
ヤ73′に対し係止し、また上記プーリ86の円
筒形突部76′をコイルばね67′中に密に嵌合さ
せてある。そしてこのスプリングクラツチ88の
接離操作をするために止軸111に回動自在に係
止部材89が軸着され、ラチエツトギヤ73′に
対向する位置に爪部112を形成している。さら
に係止部材89は、その一端に止着された復帰ば
ね113によつて所定方向に付勢され、通常は爪
部112をラチエツトギヤ73′に歯と噛合させ
てその回転を規制している。またこれら両スプリ
ングクラツチ62,88の係止部材(レバー)7
8と89とはリンク90を介して連結され、同時
に回動する。 一方、原稿台2の下面の先端部には、上記係止
部材78の上側腕部80と衝合する原稿台停止用
カム体91が固着されている。 従つて、前記スタートスイツチ3をオンにする
ことによつてモータ51が駆動し、その回転に伴
い第6図において減速ギヤ60が反時計方向に回
転すると、コイルばね67はその螺旋方向がこれ
と同方向であるため、減速ギヤ60の突部76に
よつて絞られるようにしてこれと一体回転する。
ラチエツトギヤ73は、通常は係止部材78によ
つて回転を規制されているため、スリーブ66は
制動ばね68を介して制動され、減速ギヤ60と
スプール66との間に制動力が作用する。このた
め、コイルばね67はさらに絞られて伝達ギヤ6
3の遊嵌突部70を緊締し、減速ギヤ60と伝達
ギヤ63とを連結して前者の回転を後者に伝達す
る。これによつて、伝達ギヤ63が反時計方向に
回転するとともに、これと噛合しているピニオン
64が時計方向に回転し、原稿台2が第5,6図
において右方へ推進される。また、これと同時
に、モータ51の回転は前記のようにプーリ8
4、タイミングべルト87を介してプーリ86に
伝達され、前記スプリングクラツチ62の場合と
同原理によつてプラテン42に伝達する。サーマ
ル紙28が上記のように繰り出される。 このようにモータ51の駆動によつて原稿台2
が摺動され、その原稿台停止用カム体91が原稿
台側の係止部材78に衝突して該係止部材78が
第6図鎖線で示すように回動し、その爪部82が
ラチエツトギヤ73の歯から離れると、該ラケツ
トギヤ73の回転が許容されるため、減速ギヤ6
0と伝達ギヤ63との間の制動力がなくなり、コ
イルばね67が減速ギヤ60の突部76に対する
緊締を解放する。これにより減速ギヤ60と伝達
ギヤ63との間が遮断され、つまりスプリングク
ラツチ62が切れ、減速ギヤ60、スリーブ6
6、コイルばね67は回転するが、その回転は伝
達ギヤ63には伝達されないため、原稿台2はモ
ータ51が引き続き回転しても停止する。また、
係止部材78が上記のように回動することによつ
て、プラテン側の係止部材89も回動するため、
爪部112がラチエツトギヤ73′の歯から離れ
る。そして上記スプリングクラツチ62と同原理
でプラチン側のスプリングクラツチ88も同様に
切れ、プーリ86が回転してもプラテン42の回
転は同時に停止する。 この後、原稿台2を原位置に戻すには、これに
直接手を掛けて手動によつて摺動させる。このと
き、第9図においてピニオン64は矢印E方向、
伝達ギヤ63は矢印F方向に回転するが、該伝達
ギヤ63の遊嵌突部70はコイルばね67によつ
て緊締されていないため、その中を空転し、この
回転はスリーブ66、減速ギヤ60及びプーリ8
7には伝達されないので、プラテン42は逆転す
ることはない。 モータ51を電気的に停止させるため、係止部
材78の至近位置にモータ停止用スイツチ92が
配設され、また原稿台2の下面の先端部にはモー
タ停止用カム体93が固着されている。原稿台2
が上記のように摺動してカム体93がスイツチ9
2の作動子に衝突し該スイツチ92がオンになる
と、モータ51は後述するように遅延回路の作用
によつて所定時間後に自動的に停止する。 このように原稿台2の停止位置は決まつている
が、その長さ方向の摺動開始位置は、それを手動
で戻すことができることから原稿のサイズに応じ
て任意に選ぶことができ、その任意の位置でスタ
ートスイツチ3をオンにして複写を開始するもの
で、その目安となるように、原稿台2の前側枠8
に第10〜12図に示すようにカーソル94が左
右摺動自在に装着されている。すなわち、カーソ
ル94は、前側枠8の前面に設けられた断面U字
状のレール8aに摺動自在にかつ取り外し可能に
嵌合されている。一方、本体1の上面の所定位置
には、第11図に示すように複写開始基準指針9
5が表示されている。 このカーソル94を使用して複写をする場合に
は、第11図に示すように、原稿96の一端縁を
原稿台2のガラス板7の一側縁を合わせて載置
し、カーソル94を原稿95の他端縁と対応する
位置まで摺動させた後、原稿台2を手動で摺動さ
せてカーソル94を複写開始基準指針95に一致
させる。そして、スタートスイツチ3をオンにし
てモータ51を駆動し、このように一致させた位
置から原稿台2の自動摺動を開始すれば、原稿台
2は原稿96のサイズに応じた距離だけ摺動さ
れ、またサーマル紙28も原稿96のサイズに応
じた長さだけ送られる。 なお、原稿台2は、第5,7図に示す原位置停
止用ストツバ(レバー)98に衝合する位置まで
復帰摺動させることができる。このストツパ98
は、軸99に回動自在に支承されているととも
に、ばね100によつて付勢されて通常は原稿台
2を停止させることができる位置に保持されてい
る。このストツバ98をばね100に抗して回動
させると、原稿台2は原位置を越えて摺動させる
ことができ、これによつてその下方を開放して本
体1内の部品等の点検や交換などを行えるように
なつている。 次ぎに、本サーマル複写機の電気的構成につい
て第13,14図に参照に説明する。 第13図において、メインスイツチ101をオ
ンにすると、100Vの交流電流がトランス102
に印加され、定電圧回路103で生成された定電
圧が制御回路104に入力される。前記スタート
スイツチ3,コピー濃度調整子4,ペーパーエン
プテイスイツチ44、モータ停止用スイツチ92
の操作に基づく各主の電気的制御は全て制御回路
104によつて行われる。この制御回路104か
らの制御信号に基づき、前記モータ51は遅延回
路105を介してモータ駆動回路106によつて
駆動され、螢光灯20は同じく遅延回路105を
介して螢光灯点灯回路107によつて点灯され、
サーマルヘツド36は遅延回路108を介してサ
ーマルヘツド駆動回路109によつて駆動され
る。 第14図において、スタートスイツチ3をオン
にすると、遅延回路105の作用によつて螢光灯
20が予熱時間を確保されて点灯するとともに、
モータ51が駆動し、原稿台側のスプリングクラ
ツチ62が入つて原稿台2が上記のように位置決
めした位置より摺動すると同時に、プラテン側の
スプリングクラツチ88が入つてプラテン42が
回転する。サーマルヘツド36は遅延回路108
の作用によつてさらに所定時間後に駆動される。 原稿台2の摺動によつてそれに固着されている
モータ停止用カム体93がモータ停止用スイツチ
92をオンにすると、サーマルヘツド36は直ち
にオフになるが、モータ51は別の遅延回路11
0の作用によつて引き続き所定時間だけ余分に駆
動され、原稿台2がさらに摺動するとともに、プ
ラテン42もさらに回転してサーマル紙28が余
分に送られる。このような原稿台2の摺動中にお
いて、前記のように原稿台停止用カム体91が係
止部材78に衝突し、スプリングラツチ62及び
88が切れると、原稿台2が停止するとともにプ
ラテン42も停止し、1回の複写作用が終了す
る。この後、原稿台2は上述のように手動によつ
て復帰摺動させる。
【発明の効果】
以上詳述した通り本発明によれば次のような効
果がある。 イメージセンサで原稿を読み取つてサーマル
プリントするサーマル複写型で、しかもプラテ
ンとサーマルヘツドとを対向させ、プラテンに
よる複写用紙の搬送個所で複写を行うため、感
光体を用いた電子写真式の複写機に比べ薄型化
できる。 原稿台を、それに載置した原稿のサイズに応
じた任意の位置からの往復開始できるととも
に、それと同時にプラテンを回転させて複写用
紙を搬送できるため、原稿台及び用紙搬送機構
の無駄な駆動を防止でき、消費電力を節約でき
るに加え、複写用紙としてロール紙を使用した
場合、その無駄送りによる消費もない。 原稿台の往動とプラテンの回転を同じモータ
によつて行うため、内部構造を簡素化及び部品
点数の削減により小型化及び低廉化が図れる。 プラテンをサーマルヘツドと対向させかつ該
プラテンを排紙口の近傍に配置したので、複写
後に直ちに排紙でき、排紙のための案内機構を
簡素して一層の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明をサーマル複写機に適用した実施
例を示し、第1図はヘツドホルダを開いて示す複
写機全体の斜視図、第2図は一部切欠平面図、第
3図は内部の断面図、第4図はその一部の断面
図、第5図及び第6図は原稿台とプラテンを駆動
する機構の断面図、第7図は同平面図、第8図は
原稿台側のスプリングラツチの拡大断面図、第9
図はプラテン側のスプリングクラツチの拡大断面
図、第10図は複写機全体の前面図、第11図は
その一部分の平面図、第12図は原稿台の一部分
の拡大断面図、第13図はブロツク図、第14図
はタイミングチヤートである。 1……本体、1a……上カバー、1b……下カ
バー、2……原稿台、3……スタートスイツチ、
4……コピー濃度調整子、5……パイロツトラン
プ、6……ペーパーエンプテイスランプ、7……
ガラス板、8……側枠、8a……レール部、9…
…側枠、10……レール、11……レール、12
……原稿押え、13……取付基部、14……ヒン
ジ部、15……覆板、16……上板、17……下
板、18……スポンジ板、19……投射用スリツ
ト、20……螢光灯、21……凹面反射フード、
22……反射鏡、23……遮光フード、24……
シエーデイング補正板、25……集光レンズ、2
6……イメージセンサ、27……ロール紙トレ
ー、28……サーマル紙、29……外側壁、30
……ペーパーガイド、31……側板、32……ヘ
ツドホルダ、33……アーム、33a……ピン、
34……ピン、35……蓋板、35a……カツタ
部、36……サーマルヘツド、37……ヘツド支
持板、38……ピン、39……板ばね、40……
紙制動板、41……排紙口、42……プラテン、
43……排紙案内板、44……ペーパーエンプテ
イスイツチ、45……コイルばね、46……ロツ
クレバー、46a……鉤部、47……ピン、48
……連結板、49……ピン、50……窓孔、51
……モータ、52……小プーリ、53……タイミ
ングベルト、54……大プーリ、55……小ギ
ヤ、56……減速ギヤ、57……小ギヤ、58…
…減速ギヤ、59……小ギア、60……減速ギ
ヤ、61……クラツチ軸、62……スプリングク
ラツチ、63……伝達ギヤ、64……ピニオン、
65……ラツク、66,66′……スリーブ、6
6,67′……コイルばね、67a,67a′……
突部、68,68′……制動ばね、69,69′…
…切欠部、70,70′……遊嵌突部、71,7
1′……環状溝、72,72′……鍔部、73,7
3′……ラチエツトギヤ、74,74′……切欠
部、75,75′……突部、76′……円筒形突
部、77……支軸、78……係止部材、79……
軸受部、80……腕部、82……爪部、83……
復帰ばね、84……プーリ、85……プラテン
軸、86……プーリ、87……タイミングベル
ト、88……スプリンククラツチ、89……係止
部材、90……リンク、91……原稿台停止用カ
ム体、92……モータ停止用スイツチ、93……
モータ停止用カム体、94……カーソル、95…
…複写開始基準指針、96……原稿、98……原
位置停止用ストツパ、99……軸、100……ば
ね、101……メインスイツチ、102……トラ
ンス、103……定電圧回路、104……制御回
路、105……遅延回路、106……モータ駆動
回路、107……螢光灯点灯回路、108……遅
延回路、109……サーマルヘツド駆動回路、、
110……遅延回路、111……支軸、112…
…爪部、113……復帰ばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原稿台2を走行させて原稿をイメージセンサ
    26で読み取り、サーマルプリント機構で複写用
    紙に複写するサーマル複写機において、原稿台2
    とモータ51との間に設けられ、該原稿台2の往
    復時にはモータ51の回転を原稿台2に伝達すべ
    くこれらを連結し、原稿台2の復動操作のときに
    はこれらの間を遮断する第1の一方向クラツチ6
    2と、原稿台2を任意の位置から往復させるべく
    上記モータ51を駆動するスタートスイツチ3
    と、サーマルプリント機構によつてプリントされ
    る複写用紙を搬送するため該サーマルプリント機
    構のサーマルヘツド36と対向させかつ排紙口4
    1の近傍に配置されたプラテン42と、原稿台2
    の往復時にのみ上記モータ51の回転をプラテン
    42に伝達すべくこれらプラテン42とモータ5
    1との間に設けられた第2の一方向クラツチ88
    とを備えたことを特徴とするサーマル複写機。
JP11907886A 1986-05-26 1986-05-26 サーマル複写機 Granted JPS62276532A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54633A (en) * 1977-06-02 1979-01-06 Ricoh Co Ltd Rotation controller

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