JPH0439291A - エスカレータの移動手摺の逸脱検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はエスカレータや移動道路等のマンコンベアに関
し、より詳しくは、循環移動する移動手摺の逸脱を検出
して事故を防止するエスカレータの移動手摺の逸脱検出
装置に関するものである。

（従来の技術） エスカレータの移動手摺は、主枠両側の欄干に無端状に
巻回され、駆動機の駆動に基づき踏段と同期して同速度
・同方向に循環移動するか、エスカレータの運転の長期
化に伴い材料疲労等か生して欄干の下階側の反転部等で
逸脱し易くなる。そこて実公昭５１−２７５９１号公報
等は、移動手摺の逸脱に伴う人身事故の発生や周辺機器
の損傷等を防止すへく、移動手摺の逸脱を検出してエス
カレータを停止させる装置を提案している。

第４図は従来におけるエスカレータの移動手摺の逸脱検
出装置を示すもので、図中、（１）はエスカレータの生
粋で、この主枠（１）の上部両側には、デツキボード（
２）を装着し、このデツキホード（２）には、欄干であ
る非透明の内側板（３）を立設しており、この内側板（
３）の頂部には、大形のガイドフレーム（４）を取着し
ている。（５）は内側板（３）に無端状に巻回した移動
手摺で、この循環移動する移動手摺（５）はゴム等から
断面Ｃ字形に形成され、往路側においてはガイドフレー
ム（４）に嵌入されている。

（９）はガイドフレーム（４）の内部に配設した移動手
摺の逸脱検出装置で、この逸脱検出装置（９）は、移動
手摺（５）のガイドフレーム（４）からの逸脱を検出し
てエスカレータを停止させる機能を有している。以下、
この逸脱検出装置（９）を詳述すると、図中、（９０）
はガイドフレーム（４）の内部の水平部に上下動自在に
挿通支持された連結棒で、この連結棒（９０）の上部に
は、移動手摺（５）の内部の平坦面に当接する接触子（
９１）が取着され、該連結棒（９０）の中央部には、発
条座（９２）が嵌着されている。（９５）は連結棒に嵌
入されて発条座（９２）と該水平部の底部との間に介在
位置したコイル状の付勢発条で、この付勢発条（９５）
は常時は接触子（９１）を移動手摺（５）の内部の平坦
面に圧接するとともに、わ動手摺（５）のガイドフレー
ム（４）からの逸脱時には連結棒（９０）を上昇させる
機能を有している。（９６）はガイドフレーム（４）の
内部の底部に配設された検出スイッチで、この検出スイ
ッチ（９６）は常時は連結棒（９０）に接触され、移動
手摺（５）のカイトフレーム（４）からの逸脱時には動
作してエスカレータを停止させる機能を有している。

従って、エスカレータの運転中に材料疲労等で移動手摺
（５）がカイトフレーム（４）から逸脱スルと、圧縮さ
れていた付勢発条（９５）が元の状態に復元して連結棒
（９０）を上昇させ、検出スイッチ（９６）が動作して
運転中のエスカレータを停止させる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来におけるエスカレータの移動手摺の逸脱検出装置は
以上のように構成され、移動手摺の逸脱検出装置（９）
を内設するには大形のガイドフレーム（４）を必要とし
たので、小形のガイドフレームを有するエスカレータに
移動手摺の逸脱検出装置（９）を使用することができな
かった。

本発明は上記に鑑みなされたもので、ガイドフレームの
大小に拘らず使用することができるエスカレータの移動
手摺の逸脱検出装置を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段） 本発明においては上述の目的を達成するため、エスカレ
ータの主枠の両側に立設された欄干と、この欄干のカイ
トフレームに案内されて循環移動する断面Ｃ字形の移動
手摺と、該ガイドフレームに上下動自在に挿通支持され
上部に備えた接触子を移動手摺の内部に圧接する連結棒
と、この連結棒を移動手摺のガイドフレームからの逸脱
に基づき上昇させる付勢体と、該連結棒の上昇に基づき
動作して少なくともエスカレータを停止させる検出スイ
ッチとを備え、しかも、連結棒の下部、付勢体、及び検
出スイッチを該カイトフレームの外部に配設したことを
特徴としている。

〔作用］ 本発明によれば、連結棒の少なくとも下部、付勢体、及
び検出スイッチを移動手摺を案内するガイドフレームの
外部に配設しているので、小形のガイドフレームを備え
たエスカレータにも移動手摺の逸脱装置を適用すること
ができる。

（実施例］ 以下、第１図及び第２図に示す一実施例に基づき本発明
を詳述すると、図中、（１）は踊り場付エスカレータの
主枠で、この主枠（１）の上部両側には第２図に示す如
く、デツキボード（２）を水平に装着し、このデツキボ
ート（２）には、欄干である透明の内側板（３）を立設
しており、この内側板（３）の頂部には、小形のガイド
フレーム（４）を取着している。（５）は内側板（３）
に無端状に巻回した移動手摺で、この移動手摺（５）は
第２図に示す如く、ゴム等から断面Ｃ字形に形成され、
往路側においてはガイドフレーム（４）に摺動自在に嵌
入されている。

（６）は主枠（１）の内部長手方向に配置した多数の踏
段で、この踏段（６）は第１図に示す如く、主枠（１）
の上部機械室に設置された駆動機（７）の駆動に基づぎ
循環移動して人や荷物を階上又は階下に搬送する機能を
有している。

（８）は主枠（１）の内部に配設した手摺駆動装置で、
この手摺駆動装置（８）は第１図に示す如く、移動手摺
（５）の帰路側の内部に回動可能に圧接された複数の上
部ローラ（８０）と、移動手摺（５）の帰路側の表面に
回動可能に圧接された複数の下部ローラ（８１）と、駆
動機（７）の駆動に基づき回転するスプロケット（８２
）と、このスプロケット（８２）と上部ローラ（８０）
の軸のスプロケット及び下部ローラ（８１）の軸のスプ
ロケットとの間に無端状に巻架された動力伝達用のチェ
ーン（８３）とから構成されている。そしてこの手摺駆
動装置（８）は、駆動機（７）の駆動に基づき移動手摺
（５）の帰路部を挟持した上部ローラ（８０）と下部ロ
ーラ（８１）とを回転させて、移動手摺（５）を循環移
動させる機能を有している。

（９）は本発明に係る複数の移動手摺の逸脱検出装置で
、この逸脱検出装置（９）は、移動手摺（５）のガイド
フレーム（４）からの逸脱を検出してエスカレータを停
止させる機能を有している。以下、この逸脱検出装置（
９）を詳述すると、（９０）はガイドフレー　ム（４）
の反踏段側の下部に上下動可能に挿通支持された連結棒
で、この連結棒（９０）の上部には、移動手摺（５）の
内部の平坦面に当接する接触子（９１）が取着され、連
結棒（９０）の中央部には、発条座（９２）が嵌着され
ている。（９３）はガイドフレーム（４）の下部に取着
されて内側板（３）の反踏段側の面に重合した小形の箱
で、この箱（９３）の立面部には、連結棒（９０）に貫
通される貫通部（９４）が水平に突設されている。　（
９５）は連結棒（９０）に嵌入されて発条座（９２）と
貫通部（９４）の間に介在位置したコイル状の付勢発条
で、この付勢発条（９５）は、常時は接触子（９１）を
移動手摺（５）の内部の平坦面に圧接するとともに、移
動手摺（５）のガイドフレーム（４）からの逸脱時には
連結棒（９０）を上昇させる機能を有している。（９６
）は箱（９３）の底部に配設された検出スイッチで、こ
の検出スイッチ（９６）は常時は連結棒（９０）の下部
に接触され、移動手摺（５）のガイドフレーム（４）か
らの逸脱時には動作してその信号でエスカレータを停止
させる機能を有している。尚、本実施例では車にエスカ
レータを停止させる検出スイッチ（９６）を使用するも
のを示すが、エスカレータを停止させるとともに、乗客
に警告を与えるブザー等を鳴動させる検出スイッチであ
っても良い。また、移動手摺の逸脱検出装置（９）は第
１図に示す如く、移動手摺（５）か逸脱し易い内側板（
３）の下部及び中央部にそれぞれ配設されている。

従って、エスカレータの運転中に材料疲労等で移動手摺
（５）がガイドフレーム（４）から逸脱すると、圧縮さ
れていた付勢発条（９５）が元の状態に復元して連結棒
（９０）を上昇させ、検出スイッチ（９６）が動作して
その信号で運転中のエスカレータを停止させる。

以上の様に本発明によれば、連結棒（９０）の下部、付
勢発条（９５）、及び検出スイッチ（９６）を小形の箱
（９３）に収納してガイドフレーム（４）の外部の下部
に設けているので、小形のガイドフレーム（４）を備え
たエスカレータにも移動手摺の逸脱検出装置（９）を使
用することができる。

次に第３図は本発明の他の実施例を示すもので、この場
合には、パイプ（９７）に挿通した連結棒（９０）を主
枠（１）の内部迄延長するとともに、発条座（９２）、
貫通部（９４）、付勢発条（９５）、及び検出スイッチ
（９６）を主枠（１）の内部に配設する様にしている。

本実施例によっても上記実施例と同様の作用効果か期待
し得られ、箱（９３）の代わりにパイプ（９７）を設け
ているので、すっぎつとした意匠性を保つことか可能と
なる。また、上記実施例ては検出スイッチ（９６）への
配線を小形のガイドフレーム（４）の内部に通すという
煩雑な作業を強いられるか、本実施例では不要とするこ
とができる。

尚、上記諸実施例では連結棒（９０）の頂部に接触子（
９１）を取着したものを示したか、移動手摺（５）の長
手方向に回転するローラ等を設けても上記実施例と同様
の作用効果を奏する。

〔発明の効果］ 以上の様に本発明によれは、連結棒の少なくとも下部、
付勢体、及び検出スイッチを移動手摺を案内するガイド
フレームの外部に配設しているので、小形のガイドフレ
ームを備えたエスカレータにも移動手摺の逸脱装置を確
実に適用することのできるエスカレータの移動手摺の逸
脱検出装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るエスカレータの移動手摺の逸脱検
出装置を示す全体図、第２図は本発明に係るエスカレー
タの移動手摺の逸脱検出装置の実施例を示す要部説明図
、第３図は本発明に係るエスカレータの移動手摺の逸脱
検出装置の他の実施例を示す第２図相当図、第４図は大
形のガイドフレームを備えたエスカレータの移動手摺の
逸脱検出装置を示す第２図相当図である。 図中、（１）は主枠、（３）は内側板、（４）はカイト
フレーム、（５）は移動手摺、（９）はわ動手摺の逸脱
検出装置、（９０）は連結棒、（９１）は接触子、（９
５）は付勢発条（付勢体）、（９６）は検出スイッチで
ある。 尚、図中同一符号は同一または相当部分を示す。 Ｇτ 代理人　山　崎　宗　秋１５、− 第 図 ９０：遭ｍＡ輪 ９１　＃Ｉ−ヤ、各 ９５：Ａキ１杷友１帽木） ９６　　鳴受よＬスイー、う− 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エスカレータの主枠の両側に立設された欄干と、この欄
   干のガイドフレームに案内されて循環移動する断面Ｃ字
   形の移動手摺と、該ガイドフレームに上下動自在に挿通
   支持され上部に備えた接触子を移動手摺の内部に圧接す
   る連結棒と、この連結棒を移動手摺のガイドフレームか
   らの逸脱に基づき上昇させる付勢体と、該連結棒の上昇
   に基づき動作して少なくともエスカレータを停止させる
   検出スイッチとを備えたエスカレータの移動手摺の逸脱
   検出装置において、上記連結棒の下部、付勢体、及び検
   出スイッチを該ガイドフレームの外部に配設したことを
   特徴とするエスカレータの移動手摺の逸脱検出装置。