JP2527831B2 - マンコンベアの安全装置 - Google Patents

マンコンベアの安全装置

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JP2527831B2
JP2527831B2 JP2162259A JP16225990A JP2527831B2 JP 2527831 B2 JP2527831 B2 JP 2527831B2 JP 2162259 A JP2162259 A JP 2162259A JP 16225990 A JP16225990 A JP 16225990A JP 2527831 B2 JP2527831 B2 JP 2527831B2
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明夫 岩田
康雅 治田
修 村瀬
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマンコンベアの安全装置に関し、より詳しく
は、電動機の主回路を保護する安全装置の改良に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来のエスカレータ等のマンコンベアには三相誘導電
動機が一般的に使用されているが、電源側の故障等の原
因により運転中相順が逆相になると、マンコンベアの運
転方向が突然逆転するため、乗客が転倒する危険があっ
た。また、三相電源のうち一相が欠相すると、誘導電動
機の特性から出力トルクが大幅に低下するため、特に乗
客負荷を不平衡負荷として電動機で巻上げるエスカレー
タにおいては、電動機トルクが乗客負荷を巻上げ不能と
なり、上昇運転中のエスカレータが突然下降運転になる
という危険があった。
このための安全装置して、従来第5図に示す如く、電
動機主回路に逆相及び欠相を検出する逆相欠相継続器を
設け、上記弊害が生じた場合には直ちに逆相欠相継続器
の動作により、マンコンベアの運転を停止する構造が一
般的に実用されていた。同図中、(12)はマンコンベア
の電動機、(13)はコンタクター、(13a)はこのコン
タクター(13)の接点、(13X)は上昇リレー、(13X
2)はこの接点、(14)はコンタクター、(14a)はこの
コンタクター(14)の接点、(14X)は下降リレー、(1
4X2)はこの接点、(15)は上昇運転用の起動スイッ
チ、そして(16)は停止スイッチである。しかしながら
この場合、電源の電流を検出するための変流器が必要と
なり、逆相欠相継電器に複雑な回路が必要となるととも
に、これらの装置が大形化し、しかも価格も高価となり
適用上大きな問題となっていた。また、電動機巻線の断
線等、電源側の異常に起因しない事故が生じた場合に
は、逆相欠相継電器では検出不能であり、この場合の保
護が不能になるという問題があった。
そこで実開昭61−88978号公報は、エスカレータの上
部機械室のスプロケットに揺動自在のレバーの摺動子を
発条により圧接し、スプロケットの回転に伴うレバーの
揺動の揺動方向から検出スイッチにエスカレータの異常
を検出させエスカレータを停止させる安全装置を提案し
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のマンコンベアの安全装置は以上のように構成さ
れていたので、アームやプラスチック等の摺動子等多数
の部品を使用せざるを得なかった。また、上部機械室の
スプロケットの近傍部に公知例の様な検出スイッチ設置
のため、特別スペースを設けると、マンコンベアの総幅
の拡大につながり好ましくなく、又、保守点検作業の保
守性が劣化するという問題点があった。
本発明は上記に鑑みなされたもので、構造の簡素化、
特別スペースの省略、保守性の向上、及び製造コストの
低減を図り得るマンコンベアの安全装置を提供すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては上述の目的を達成するため、マンコ
ンベアを構成する主枠の欄干に、循環移動する無端状の
移動手摺を巻回し、しかも、移動手摺の帰路側に摺動子
を摺動自在に嵌入し、主枠の内部には、移動手摺の移動
に伴う摺動子の帰路側から往路側への移動を当接規制す
る枠体を設けるとともに、この枠体には、摺動子との接
触時にはマンコンベアの運転を許容し、摺動子との非接
触時には移動手摺の当初の移動方向から反対方向への異
常移動を検出してマンコンベアを停止させる検出スイッ
チを配設したことを特徴としている。
〔作用〕
本発明によれば、移動手摺の帰路側にホルダー形の摺
動子を摺動自在に嵌入し、主枠の内部には、移動手摺の
移動に伴う摺動子の帰路側から往路側への移動を当接規
制する枠体を設けるとともに、この枠体には、摺動子と
の接触時にはマンコンベアの運転の継続を許容し、摺動
子との非接触時には移動手摺の当初の移動方向から反対
方向への異常移動を検出して運転中のマンコンベアを停
止させる検出スイッチを配設しているので、構造の簡素
化、特別スペースの省略、及び保守性の向上を図ること
ができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第4図に示す一実施例に基づき本発明
を詳述すると、図中、(1)はマンコンベアを構成する
エスカレータの本体たる主枠で、この主枠(1)は第1
図に示す如く、上階に設けられた上部機械室(1A)と、
下階に設けられた下部機械室(1B)と、上部機械室(1
A)と下部機械室(1B)の間に傾斜して架設された傾斜
部(1C)とから構成されている。(2)は上部機械室
(1A)に設けた回動自在のスプロケットで、このスプロ
ケット(2)は隣接する駆動機(3)の駆動に基づき回
転する様になっている。(2A)は下部機械室(1B)に設
けた回動自在のスプロケットで、このスプロケット(2
A)と上記スプロケット(2)には、循環移動する無端
状のチェーン(4)を巻架している。
(5)は主枠(1)の両側に立設した欄干で、この欄
干(5)には第1図に示す如く、無端状の移動手摺
(6)を摺動自在に巻回している。(7)は傾斜部(1
C)の上部に内設した手摺駆動装置で、この手摺駆動装
置(7)は第1図に示す如く、断面横C字形の移動手摺
(6)の帰路側上部を挾持した複数のローラを駆動機
(3)の駆動に基づき回転させ、摩擦力で移動手摺
(6)を循環移動させる機能を有している。(8)は主
枠(1)の内部長手方向に配置した複数の踏段で、この
踏段(8)の前部の前輪軸には、上記チェーン(4)を
連結している。然して踏段(8)は、駆動機(3)の駆
動に伴うチェーン(4)の循環移動により、図示しない
ガイドレールに案内されて主枠(1)の長手方向に循環
移動し、搭載した乗客や荷物を階上又は階下に搬送す
る。また、乗客に掴持される移動手摺(6)は、駆動機
(3)の駆動に伴う手摺駆動装置(7)の駆動により、
踏段(8)と同速度・同方向に循環移動する。
(9)は移動手摺(6)の帰路側上部に着脱自在に嵌
入した摺動自在の摺動子で、この摺動子(9)は第2図
及び第3図に示す如く、ホルダー形に構成され、その内
面がフェルト等から形成されており、移動手摺(6)の
移動に伴い摩擦力で摺動移動する様になっている。
(10)は傾斜部(1C)の上端に内設した枠体で、この
枠体(10)は第3図に示す如く、エスカレータの上昇運
転時に移動して来る摺動子(9)に当接して、摺動子
(9)の下部機械室(1B)方向への摺動移動を規制する
ストッパ作用を有している。(10A)は傾斜部(1C)の
上端に内設して該枠体(10)に間隙を介して対向させた
枠体で、この枠体(10A)は第3図に示す如く、エスカ
レータの下降運転時に移動して来る摺動子(9)に当接
して、摺動子(9)の上部機械室(1A)方向への摺動移
動を規制するストッパ作用を有している。然して、摺動
子(9)の移動範囲は、枠体(10)・(10A)間に限定
される。
(11)は枠体(10)の立面部に配設した検出スイッチ
で、この検出スイッチ(11)はエスカレータの上昇運転
時に摺動子(9)に当接されて動作し、エスカレータの
運転の継続を許容する機能を有している。(11A)は枠
体(10A)の立面部に配設した検出スイッチで、この検
出スイッチ(11A)はエスカレータの下降運転時に摺動
子(9)に当接されて動作し、エスカレータの運転の継
続を許容する機能を有している。然して、摺動移動する
摺動子(9)により、上昇又は下降に対応した検出スイ
ッチ(11)・(11A)が動作することになる。
第4図は本実施例のマンコンベアの制御回路を示すも
ので、駆動機(3)の電動機(12)はコンタクター(1
3)・(14)の接点(13a)・(14a)の開閉により、上
昇及び下降運転用に駆動される。ここで上昇運転の場合
には、上昇運転用の起動スイッチ(15)を操作すること
により、上昇リレー(13X)が励磁され、その接点(13X
2)の閉路によりコンタクター(13)が励磁されて、そ
の接点(13a)の閉路により、電動機(12)が駆動して
エスカレータを上昇運転させる。エスカレータが上昇運
転を開始すると、移動手摺(6)の帰路側が下部機械室
(1B)方向に移動して摺動子(9)を摩擦力で同方向に
移動させ、摺動子(9)が枠体(10)に当接するととも
に、検出スイッチ(11)を当接して動作させる。検出ス
イッチ(11)が動作すると、その接点(11′)が閉路さ
れ、上昇リレー(13X)がその自己接点(13X1)−(1
1)−(13X)の自己保持回路により励磁を継続し、起動
スイッチ(15)を釈放してもエスカレータは上昇運転を
継続することとなる。
この状態で、万一電動機(12)の電源に異常が発生し
て欠相或は逆相等によりエスカレータの運転方向が逆転
した場合には、移動手摺(6)の帰路側が上部機械室
(1A)方向に移動して枠体(10)に当接していた摺動子
(9)を摩擦力で同方向に移動させ、移動する摺動子
(9)が検出スイッチ(11)を釈放する。すると、第4
図に示す接点(11′)が開路され、自己保持回路が回路
されるため上昇リレー(13X)、従ってコンタクター(1
3)が消磁され、その結果接点(13a)の閉路により電動
機(12)が停止することとなる。
以上は上昇運転の場合について説明したが、下降運転
の場合も全く同様にエスカレータの運転は停止すること
となる。尚、第4図に示す(16)は停止スイッチで、正
常運転状態でエスカレータを停止する場合には、この停
止スイッチ(16)を操作することにより、上昇・下降い
ずれの場合でも自己保持回路が開路するため、エスカレ
ータを停止させることができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、移動手摺の帰路側にホ
ルダー形の摺動子を摺動自在に嵌入し、主枠の内部に
は、移動手摺の移動に伴う摺動子の帰路側から往路側へ
の移動を当接規制する枠体を設けるとともに、この枠体
には、摺動子との接触時にはマンコンベアの運転の継続
を許容し、摺動子との非接触時には移動手摺の当初の移
動方向から反対方向への異常移動を検出して運転中のマ
ンコンベアを停止させる検出スイッチを配設しているの
で、構造の簡素化、特別スペースの省略、保守性の向
上、及び製造コストの低減を図ることのできるマンコン
ベアの安全装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るマンコンベアの安全装置の一実施
例を示す全体説明図、第2図は本発明に係る摺動子を示
す斜視図、第3図は本発明に係るマンコンベアの安全装
置の摺動子、枠体、及び検出スイッチを示す説明図、第
4図は本発明に係るマンコンベアの安全装置を示す制御
回路図、第5図は従来のマンコンベアの安全装置を示す
制御回路図である。 図中、(1)は主枠、(5)は欄干、(6)は移動手
摺、(9)は摺動子、(10)・(10A)は枠体、(11)
・(11A)は検出スイッチである。 尚、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−264493(JP,A) 特開 平3−279193(JP,A) 実公 昭61−9891(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンコンベアを構成する主枠の欄干に、循
    環移動する無端状の移動手摺を巻回したマンコンベアの
    安全装置において、上記移動手摺の帰路側に摺動子を摺
    動自在に嵌入し、主枠の内部には、移動手摺の移動に伴
    う摺動子の帰路側から往路側への移動を当接規制する枠
    体を設けるとともに、この枠体には、摺動子との接触時
    にはマンコンベアの運転を許容し、摺動子との非接触時
    には移動手摺の当初の移動方向から反対方向への異常移
    動を検出してマンコンベアを停止させる検出スイッチを
    配設したことを特徴とするマンコンベアの安全装置。
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