JPH03186591A - 乗客コンベアの降り口装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、エスカレータ−１移動歩道等の乗客コンベ
アの降り口で乗客の安全を図る装置に関するものである
。

［従来の技術］ 乗客コンベアは周知のように、無端状に形成された踏板
機構が運転されるもので１乗客は乗り口から踏板に乗っ
て搬送され降り口から降りるようになっている。そして
、踏板上の乗客が、安全に降りることができるように、
降り口に接近したことを体感で知らせるようにしたもの
が１例えば実公昭４６−２９０１２号公報で提案されて
いる。

これは、踏板を案内する案内レールを、降り口付近で湾
曲変位させ、この部分を通過する案内ローラを介して、
踏板の走行状態に変化を与えるようにしたものである。

これにより、乗客に降り口が近いことを感知させ、降り
る準備を促し、降り口での転倒を防止する。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の乗客コンベアの降り口装置では、案
内レールを湾曲変位させているため、踏板表面はわずか
ではあるが傾斜することになり、老弱者では体位を崩す
等により、かえって転倒等の事故を誘発する虞れがある
という問題点がある。

また、踏板に変位を与え、案内レールに余分な湾曲部を
増やすことは、それら自体の耐久性が低下したり、更に
は踏板が変位することにより、踏板相互間に乗客のつま
先等がかみ込まれたりするという問題点もある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、乗客に対して極めて安全に、降り口が接近したことを
感知させることができ、かつ構造部に無用な湾曲、変位
等を与えることをなくすことができるようにした乗客コ
ンベアの降り自装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る乗客コンベアの降り自装置は、降り日付
近に、表面が連続する凹凸面に形成され。

踏板機構に接触してこれに微振動を与える凹凸部を設け
たものである。

［作　用］ この発明においては、降り口付近に凹凸部を設けて、踏
板機構に微振動を与えるようにしたため、この微振動は
踏板上の乗客に伝達される。

［実施例］ 第１図〜第４図はこの発明の一実施例を示す図で、第１
図は移動歩道の縦断側面図、第２図は第五図の■−■線
視同視図３図は第１図の■−■線断面拡大図、第４図は
凹凸部の拡大斜視図である。

図中、（１）は移動歩道の骨格を形成し機構部を収納す
る主枠、（２）は主枠（１）に並列して立設された欄干
、（３）は無端状に形成されて欄干（２）の間に配置さ
れた踏板、（４）は踏板（３）の裏面に結合され両端に
案内ローラ（５）が装着された踏板軸、（６）は踏板軸
（４）に結合され駆動機（図示しない）により駆動され
るリンクであり、踏板（３）、踏板軸（４）、案内ロー
ラ（５）及びリンク（６）により踏板機構（７）が構成
されている。（８）は主枠（１）の上部に固定され案内
ローラ（５）を案内する往路案内レール、（９）は同じ
く下部に固定され案内ローラ（５）を案内する帰路案内
レール、（１０）は往路案内レール（８）の上面の降り
口付近に固着され連続する凹凸面が形成された凹凸部で
ある。

上記のように構成された乗客コンベアの降り自装置にお
いて、駆動機が運転されると、リンク（６）が駆動され
、踏板軸（４）を介して踏板（３）が駆動され、例えば
往路側で矢印入方向へ移動したとすると、帰路側では矢
印Ｂ方向へ駆動される。これで、案内ローラ（５）は往
路側及び帰路側案内レール（８）（９）上を転動して、
踏板（３）の移動を案内する。踏板（３）が降り口付近
に来ると、凹凸部（１０）に乗り上げるため、案内ロー
ラ（５）は寸法ａだけ上下しながら移動する（第３図で
は、左側の案内ローラ（５）が寸法ａ上昇した状態を示
す）。この微振動は踏板軸（４）を介して踏板（３）に
伝達され、踏板（３）上の乗客にゴツゴツした感じの微
振動を与え、降り口に接近したことを感知させる。これ
により、乗客の意識を降り口に向けさせ、降りる準備を
させる。この間、踏板（３）は通常の運行姿勢を維持し
ているので、乗客の体位を崩したり、踏板（３）（３）
間に足を挾まれたりすることなく、転倒の危険はない。

第５図はこの発明の他の実施例を示す第３図相当図であ
り、第３図の凹凸部（１０）の代わりに、往路案内レー
ル（８）自体の表面に凹凸部（ｌＯ）を形成したもので
、第３図と同様の作用が行われる。なお、第５図では、
右側の案内ローラ（５）が寸法ａ上昇した状態を示して
いる。

第６図もこの発明の他の実施例を示す第３図相当図であ
り、踏段軸（４）又はリンク（６）に接触する凹凸部（
１０）を設けたものであり、第３図と同様の作用が得ら
れる。要するに、踏板機構（７）の一部に凹凸部（１０
）を接触させる構成であればよい。

なお、上記各実施例では、移動歩道について説明したが
、エスカレータ−にも適用可能であることは明白である
。

［発明の効果］ この発明は以上のように降り口付近に１表面が連続する
凹凸面に形成され、踏板機構に接触してこれに微振動を
与える凹凸部を設けたので、乗客に対して極めて安全に
、降り口が接近したことを感知させることができ、かつ
構造部に無用な湾曲。

変位等を与えることをなくすことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図はこの発明による乗客コンベアの降り自
装置の一実施例を示す図で、第１図は移動歩道の縦断面
図、第２図は第１図の■−■線視図、第３図は第１図の
■−■線断面拡大図、第４図は凹凸部の拡大斜視図、第
５図及び第６図はこの発明の他の実施例を示す図で、第
３図相当図である。 図中、（３）は踏板、（４）は踏板軸、（５）は案内ロ
ーラ、（６）はリンク、（７）は踏板機構、（１０）は
凹凸部である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 無端状に形成された踏板機構が乗り口と降り口間に運転
   されるものにおいて、上記降り口付近に設けられ表面が
   連続する凹凸面に形成され上記踏板機構に接触してこれ
   に微振動を与える凹凸部を備えたことを特徴とする乗客
   コンベアの降り口装置。