JPS6131028Y2 - - Google Patents

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JPS6131028Y2
JPS6131028Y2 JP9189080U JP9189080U JPS6131028Y2 JP S6131028 Y2 JPS6131028 Y2 JP S6131028Y2 JP 9189080 U JP9189080 U JP 9189080U JP 9189080 U JP9189080 U JP 9189080U JP S6131028 Y2 JPS6131028 Y2 JP S6131028Y2
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JP
Japan
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handrail
drive
wheel
chain
movable
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JP9189080U
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JPS5713565U (ja
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は乗客コンベヤにおける手摺駆動装置
の改良に関するものである。
乗客コンベアにおけるローラドラブ式の手摺駆
動装置にあつては、案内部材により摺動案内され
る移動手摺を、その帰路側において駆動輪と加圧
輪により両面から挾持し、駆動輪を源動機により
回転させることで移動手摺を走行させるようにな
つている。
しかるに上記のような手摺駆動装置に使用され
る駆動輪および加圧輪は小径のものであるため、
移動手摺をその走行抵抗に打ち勝つて走行させる
には、手摺に対する挾持圧、すなわち加圧輪の押
圧力を相当大きくする必要があるとともに、その
押圧力は移動手摺の走行時、停止時にかかわらず
常に一定であつた。このため、乗客コンベアを一
定時間停止しておくと、加圧輪が押付けられる移
動手摺の部分に永久的圧痕が生じ、これが移動手
摺の外観を損い見苦しくするほか、移動手摺の寿
命にも影響を及ぼす欠点あつた。
この考案は上記のような従来の欠点を除去する
ためになされたもので、移動手摺の走行時はその
走行抵抗に見合つた加圧力を加圧輪に生じさせる
ようにするとともに、移動手摺の停止時は加圧輪
の加圧力が低下させて移動手摺の圧痕の発生を防
止するようにした手摺駆動装置を提供するにあ
る。
以下この考案の一実施例を第1図および第2図
について説明する。第1図はこの考案にかかる手
摺駆動装置を備えたエスカレータの概略図を示す
もので、1は両端を上層階および下層階の支持梁
間などに掛け渡したエスカレータトラスであり、
このトラス1内には図示しない踏段、踏段レー
ル、踏段チエーンおよび踏段駆動装置等が配設さ
れるようになつているとともに、その側枠上には
欄干2が取付けられている。上記欄干2はその外
周に手摺ガイドレール3を有し、このガイドレー
ル3には無端状の移動手摺4が走行可能に取付け
られ、かつその帰路側はトラス1内を走行するよ
うに配置されている。
上記移動手摺4の帰路側には移動手摺4を走行
させるローラ方式の駆動ユニツト5が配設されて
いる。この駆動ユニツト5は、第2図に示すよう
に移動手摺4の裏面にこれと接触するよう移動手
摺4の長さ方向に沿つて配列した複数個の駆動輪
6と、この各駆動輪6と対峙するよう移動手摺4
の表面側に配列された複数個の加圧輪7とを有
し、上記各駆動輪6はトラス1に取付けた支持部
材8に回転可能に軸着され、かつ各駆動輪6には
これと同軸に鎖車9が取付けられているととも
に、この各鎖車9には緊張用鎖車10に噛合され
る無端状の手摺駆動チエーン11が巻掛けされ、
さらに案内用鎖車12,13を介して駆動用鎖車
14に巻掛けされている。この駆動用鎖車14は
図示しない踏段の駆動装置により回転されるよう
になつている。
また、上記加圧輪7は可動支持部材15に軸着
され、この可動支持部材15は移動手摺4に対し
近接および離間する方向に移動できるようトラス
1に取付けられたコロ23,24によつて支持さ
れている。上記可動支持部材15の両端には第1
のリンク16,17の一端がそれぞれ回動可能に
連結され、この第1のリンク16,17の他端
は、一端をトラス1に回動可能に取付けた第2の
リンク18,19の他端に回動可能に連結され、
さらに第1のリンク16と第2のリンク18の連
結点および第1のリンク17と第2のリンク19
の連結点間はリンク20により連結されていると
ともに、このリンク20の各連結点にはアイドラ
用鎖車21,22が回転可能に枢着され、かつこ
の各アイドラ用鎖車21,22には上記手摺駆動
チエーン11が巻掛けされ、この駆動チエーン1
1により駆動輪6が回転されて移動手摺4が走行
されたとき駆動チエーン11に生じる張力により
上記リンク16〜20からなるリンク機構を動作
させて加圧輪7を動作させ、駆動チエーン11の
張力の大きさに見合つた加圧力を移動手摺4にか
けるようになつている。
次に上記のように構成されたこの考案装置の作
用について説明する。
今、エスカレータの起動に伴い駆動用鎖車14
が第2図の矢印方向に回転すると、駆動チエーン
11により各鎖車9が回転し、同軸一体の駆動輪
6が同時に回転する。このとき、加圧輪7は移動
手摺4に圧痕を生じさせない加圧力で移動手摺4
を駆動輪6に押圧しているため、各駆動輪6には
その押圧力と摩擦係数により摩擦抵抗力が発生
し、この各駆動輪6の摩擦抵抗力の総和は駆動チ
エーン11の張力となつてリンク機構のアイドラ
用鎖車21に作用し、このアイドラ用鎖車21を
他方のアイドラ用鎖車22と一体に第2図の矢印
X方向に押付ける。このため、第1のリンク1
6,17と第2のリンク18,19との各連結点
には第3図に示す如くF1,F2,F3なるが発生
し、このうち分力F3は実質的な加圧力となつて
加圧輪7に作用し移動手摺4を駆動輪6に押圧す
る。
これにより移動手摺4が第2図の矢印A方向に
走行され始めると、移動手摺4とガイドレール3
との摩擦による走行抵抗が発生するため、この走
行抵抗はさらに駆動チエーン11の張力となつて
リンク機構に作用し、これに伴い加圧輪7に作用
する分力F3を走行抵抗に応じて増大させる、こ
のことは移動手摺4の走行抵抗に見合つた加圧力
を移動手摺4に与えることになる。また、駆動チ
エーン11の張力の大きさに見合つた加圧力
(F3)の大きさは、リンク機構におけるリンク1
6と20との角度θによつて任意に選定できる。
すなわち、角度θを大きくすれば、加圧力
(F3)が大きくなる。
なお、移動手摺4が第2図の矢印A方向と逆の
方向に走行されるように駆動用鎖車14が第2図
の矢印と逆に回転された場合は、アイドラ用鎖車
22側の駆動チエーン11に張力が発生する。
また、エスカレータが停止されると、駆動用鎖
車14および駆動輪6の回転も停止するため、時
間の経過とともに駆動チエーン11にかかつてい
た張力がチエーンたるみ側の緊張側への移動によ
り消減し、これと同時に張力による加圧輪7への
力F3は消減する。したがつて移動手摺4に対す
る加圧輪7の加圧力は、移動手摺4の起動に必要
な程度の加圧力に減少することになる。
なお、上記実施例において、移動手摺4に対し
その起動に必要な最小限の加圧力を加圧輪7に持
たせる場合は、この加圧状態が維持できるように
加圧輪の可動支持部材15の下面側などにストツ
パを設ければ良い。また、上記実施例では、移動
手摺4に対し加圧輪を必要最小限の加圧力で接触
させるようにした場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、移動手摺の走行停止
時は加圧輪を移動手摺から完全に離間させるよう
にしても良い。この場合は、移動手摺4の走行起
動時に、例えば1秒以下の短かい時間駆動輪6に
制動をかけるようにすれば良い。
以上のようにこの考案によれば、移動手摺を加
圧する加圧輪をリンク機構により移動可能に支持
し、このリンク機構を、手摺駆動輪を回転させる
駆動チエーンの張力により動作して移動手摺に加
圧力を付与するようにしたものであるから、移動
手摺に対しその走行抵抗に見合つた加圧力をかけ
ることが可能になるとともに、加圧輪は移動手摺
に対し平行移動できるようにしてあるため、移動
手摺への各加圧輪の加圧力を均一にできる。ま
た、移動手摺の停止時は、移動手摺に対する加圧
輪の加圧力も零もしくは低減できるため、デパー
トのエスカレータのように移動手摺が長時間に亘
り停止されても加圧輪によつて移動手摺に圧痕が
生じるようなことがなく、これを未然に防止でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる手摺駆動装置を備え
たエスカレータの概略側面図、第2図はこの考案
における手摺駆動装置の一例を示す側面図、第3
図はその説明図である。 1……トラス、2……欄干、3……ガイドレー
ル、4……移動手摺、5……手摺駆動ユニツト、
6……駆動輪、7……加圧輪、8……支持部材、
9……鎖車、11……手摺駆動チエーン、14…
…駆動用鎖車、15……可動支持部材、16,1
7……第1のリンク、18,19……第2のリン
ク、20……連結リンク、21,22……アイド
ラ用鎖車。なお、図中同一符号は同一又は相当部
分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 乗客コンベヤの移動手摺の一方の面にこれと接
    触するよう回転可能に配設された複数の駆動輪
    と、 上記移動手摺を挾んで上記駆動輪と対峙するよ
    う配置された複数の加圧輪と、 上記駆動輪と同軸に設けられ、上記駆動輪を駆
    動するための手摺駆動チエーンが巻掛けられた鎖
    車と、 上記手摺駆動チエーンが巻掛けられ、このチエ
    ーンを走行駆動する駆動鎖車と、 上記加圧輪を回転可能に支持し、かつ上記駆動
    輪に接近および離反する方向に移動自在に設けら
    れた可動支持部材と、 この可動支持部材に一端が枢持され、他端が乗
    客コンベヤの固定部材に枢持され、回動すること
    によつて上記可動部材を上記駆動輪に対し接近お
    よび離反移動させるリンクと、 このリンクの中間部に設けられ、上記手摺駆動
    チエーンに係合して回転し、上記駆動鎖車による
    上記手摺駆動チエーンの走行により生じるチエー
    ンの張力を受けて上記リンクを回動させるアイド
    ラと、 を備えたことを特徴とする手摺駆動装置。
JP9189080U 1980-06-30 1980-06-30 Expired JPS6131028Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9189080U JPS6131028Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9189080U JPS6131028Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5713565U JPS5713565U (ja) 1982-01-23
JPS6131028Y2 true JPS6131028Y2 (ja) 1986-09-09

Family

ID=29453857

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JP9189080U Expired JPS6131028Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30

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JPS5713565U (ja) 1982-01-23

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