JPH0438611A - 複合型磁気ヘッド - Google Patents

複合型磁気ヘッド

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JPH0438611A
JPH0438611A JP14346690A JP14346690A JPH0438611A JP H0438611 A JPH0438611 A JP H0438611A JP 14346690 A JP14346690 A JP 14346690A JP 14346690 A JP14346690 A JP 14346690A JP H0438611 A JPH0438611 A JP H0438611A
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JP
Japan
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magnetic gap
magnetic
reproducing mode
track
magnetic head
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Application number
JP14346690A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ono
弘之 大野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビデオテープレコーダ(VTR)等の磁気記
録再生装置に装備される磁気ヘッドに関し、特に記録信
号の広帯域化、高密度化に適応可能な複合型磁気ヘッド
に関するものである。
(従来の技術) 複合型磁気ヘッドは、第10図及び第11図に示す様に
一対の磁気コア半体(12) (13)の突合せ部に、
磁気ギャップ部(22)を挟んで両側にセンダスト等の
強磁性金属薄膜(32) (33)を形成し、少なくと
も一方の磁気コア半体(12)にコイル窓(51)を開
設したものである(例えば特開昭61−172203 
(GIIB5/127) )。
複合型磁気ヘッドにおいては、磁気ギャップ部近傍の磁
路が飽和磁束密度の高い強磁性金属薄膜によって形成さ
れているがら、メタルテープ等の高抗磁力記録媒体に対
して良好な記録特性を発揮する。
(解決しようとする課題) ところで、一般のVTRには、通常記録再生モードの他
に、スチル、スロー、サーチ等の特殊再生モードが設け
られており、これらの特殊再生モードにおいては、磁気
ヘッドと磁気テープとの相対速度が通常記録再生モード
とは異なる。従って、共通の磁気ヘッドによって通常記
録再生モードと特殊再生モードを実現する場合、特殊再
生モードでは、前記相対速度の差異に起因して、磁気ヘ
ッドの磁気ギャップ部の実際の軌跡が、その特殊再生モ
ードを実現するための最適な軌跡からずれ、S/N比が
低下することになる。
そこで、従来の複合型磁気ヘッドにおいては、特殊再生
モードでのS/N比の低下を防止するために、磁気ギャ
ップ部のトラック幅Tを、通常記録再生モードにて磁気
テープ上に形成された信号トラックのピッチよりも13
〜1.8倍広く設計していた。
しかし、これによって磁気ギャップ部近傍の磁路を構成
する強磁性金属薄膜の幅領域も拡大するから、強磁性金
属薄膜における渦電流損失が増大し、この結果、特に高
周波域での透磁率の低下を招来する問題があった。
本発明の目的は、通常記録再生モードでの高周波域での
特性を維持し、且つ特殊再生モードにおけるS/N比の
低下を防止出来る複合型磁気ヘッドを提供することであ
る。
(課題を解決する為の手段) 本発明に係る複合型磁気ヘッドは、トラック幅方向に連
続して形成された少なくとも第1及び第2の磁気ギャッ
プ部(2)(21)を具え、第1の磁気ギャップ部(2
)の両側或いは片側に強磁性金属薄膜(3)(31)が
形成され、第2の磁気ギャップ部(21)に対して直接
に一対の磁気コア半体(1)(11)が突き合っている
(作 用) 通常記録再生モードにおいては、第1の磁気ギャップ部
(2)によって記録媒体上の所定トラックをトレースせ
しめる。この際、第2の磁気ギャップ部(21)は隣接
するトラックをトレースすることになるが、例えば信号
再生時には所謂アジマス損失によって該トラックから不
要の信号が再生されることはなく、第2の磁気ギャップ
部(21)の存在が問題となることはない。又、第2の
磁気ギャップ部(21)の両側には強磁性金属薄膜(3
)(31)は存在しないから、高周波域での渦電流損失
による特性劣化は最小限に抑えられる。
又、特殊再生モードにおいては、第1及び第2の両磁気
ギャップ部(2)(21)によって記録媒体をトレース
せしめる。この際、磁気ギャップ部(2)(21)と記
録媒体との相対速度の差異によって磁気ギャップ部(2
)(21)の軌跡にずれが生じても、トラックピッチよ
りも大なる両磁気ギャップ部(2)(21)の全幅領域
が再生に関与するから、第1の磁気ギャップ部(2)の
みによる再生に比べて高いS/N比が得られる。
(発明の効果) 本発明に係る複合型磁気ヘッドによれば、通常記録再生
モードでの高周波域での特性を維持出来、且つ特殊再生
モードにおけるS/N比の低下を防止することが可能で
ある。
(実施例) 第1図は本発明に係る複合型磁気ヘッドをVH8方式の
VTR用磁気ヘッドに実施した一例を示している。尚、
実施例は本発明を説明するためのものであって、特許請
求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様
に解すべきではない。
第1図の複合型磁気ヘッドは、Mn−Znフェライト単
結晶等からなる一対の磁気コア半体(1)(11)の突
合せ部に、SiO□等からなる第1及び第2の磁気ギャ
ップ部(2)(21)を形成し、第1の磁気ギャップ部
(2)を挟んで両側には、センダスト等の強磁性金属薄
膜(3)(31)が形成されている。第2の磁気ギャッ
プ部(21)の両側には、強磁性金属薄膜を介すること
なく、一対の磁気コア半体(1)(11)が突き合って
いる。
又、両磁気ギャップ部(2)(21)のトラック幅方向
の両側には、ガラス等からなるトラック幅規制部(4)
(41)が形成され、一方の磁気コア半体(1)にはコ
イル窓(5)が開設されている。
磁気テープとの対接面(10)には曲面加工が施されて
いる。
第1の磁気ギャップ部(2)のトラック幅T、は、磁気
テープ上のトラックピッチに相等する寸法(例えば19
μm或いは10μm)に形成され、第1及び第2の磁気
ギャップ部(2)(21)の全幅T2は、前記トラック
幅T、の1.3倍〜2倍の寸法に形成されている。
上記複合型磁気ヘッドによれば、通常記録再生モードに
おいては、第1の磁気ギャップ部(2)によって磁気テ
ープ上の所定トラックをトレースせしめることにより、
信号の記録或いは再生が行なわれる。信号再生の際、第
2の磁気ギャップ部(21)も作動可能な状態であるが
、アジマス損失によって隣接トラックから信号が再生さ
れることはない。
又この場合、第2の磁気ギャップ部(21)の両側には
強磁性金属薄膜(3)(31)は存在しないから、磁気
ギャップ部の全幅領域に強磁性金属薄膜を形成した場合
に比べて、高周波域での渦電流損失による特性劣化は軽
微である。
一方、特殊再生モードにおいては、第1及び第2の両磁
気ギャップ部(2)(21)によって記録媒体がトレー
スされる。例えばスチル再生モードの場合、磁気テープ
は停止するから、磁気ギャップ部(2)(21)のテー
プ上の軌跡の角度と、通常記録再生モードにて形成され
ている所定のトラックの角度との間には多少のずれが生
じるが、テープ上のトラック幅に比べて両磁気ギャップ
部(2)(21)の幅T2は十分に大きいから、再生す
べきトラックは、両磁気ギャップ部がトレースする幅領
域内に含まれることとなり、高いS/N比が得られる。
以下、上記複合型磁気ヘッドの製造方法について説明す
る。
先ず、第2図(a)(b)に示す様に一対のMn−Zn
フェライト単結晶基板(6)(61)の表面に、夫々所
定角度φ (例えば45度)の斜面を有する7字溝(6
2)(63)を凹設する。
第3図(a) (b)の如く、上記両基板(6)(61
)の溝形成面にセンダスト膜(64)(65)をスパッ
タリング等の薄膜形成技術により形成する。該センダス
ト膜(64) (65)の成膜厚さは、前記7字溝(6
2)の斜面上での厚さSが前記第1磁気ギャップ部(2
)のトラック幅T1及びアジマス角度を考慮した所定の
寸法(例えばトラック幅T1が19μmの場合、813
.5μm)となる様に設定される。
次に第4図(a) (b)の如く前記センダスト膜(6
4)(65)上にガラス(66) (67)を充填した
後、第5図(a)(b)の如くガラス充填面に平面研磨
を施し、基板(6) (61)、センダスト膜(64)
(65)、及びガラス(66)(67)を−平面上に露
出せしめる。
第6図(a)の如く一方の基板(6)表面には、ガラス
(66)とセンダスト膜(64)との境界線から前記両
磁気ギャップ部(2)(21)のトラック幅T2の寸法
(30,2μm)だけ離して、トラック幅規制溝(68
)を凹設する。又、第6図(b)の如く、他方の基板(
61)には、前記同様の位置にトラック幅規制溝(69
)を凹設すると共に、該トラック幅規制溝(69)とは
交差する方向にコイル溝(7)及びガラス溝(71)を
夫々一定ピツチで凹設する。
次に、前記工程を経た一対の基板(6)(61)を第7
図の如(SiO□のギャップスペーサ(81)を介して
互いに突き合せ、両基板を接合固定して、一体の接合体
(8)を作成する。両基板の接合固定には、各ガラス溝
(71)にガラス棒を挿入して該ガラス棒を溶融せしめ
る所謂ガラス接合を用いることが出来る。
前記接合体(8)をガラス溝(71)に沿って切断し、
第8図に示すヘッドブロック(9)を作製した後、第9
図の如くヘッドブロック(9)に対して前記対接面(1
0)となる曲面研磨(90)を施す。
最後に、ヘッドブロック(9)を第9図に鎖線で示す様
に所定のアジマス角度θ(例えば6度)だけ傾斜した切
断線にてスライスすれば、第1図の複合型磁気ヘッドが
完成する。
尚、本発明を8ミリVTR用の複合型磁気ヘッドに実施
する場合には、磁気テープ上のトラックピッチを10μ
mに設定するとき、第1図に示す第1磁気ギャップ部(
2)のトラック幅T、は10μm1両磁気ギャップ部(
2) (2)のトラック幅T2は16μm1第3図(a
)に示すセンダスト膜(64)の厚さSは72μm1第
9図に示す切断線の傾斜角度θは10度に設定される。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであ
って、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲
を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。
例えば第1図の複合型磁気ヘッドにおいては、第1の磁
気ギャップ部(2)の両側に強磁性金属薄膜(3)(3
1)を形成しているが、磁気ギャップ部(2)の片側に
のみ強磁性金属薄膜を形成した場合にも同様の効果を得
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る複合型磁気ヘッドの斜視図、第2
図乃至第9図は該複合型磁気ヘッドの製造方法を示す工
程図、第10図及び第11図は夫々従来の複合型磁気ヘ
ッドの斜視図である。 (1)(11)・・・磁気コア半体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. [1]一対の磁気コア半体(1)(11)の突合せ部に
    、磁気ギャップ部を形成すると共に、該磁気ギャップ部
    を挟んで両側或いは片側に強磁性金属薄膜(3)(31
    )を形成した複合型磁気ヘッドにおいて、トラック幅方
    向に連続して形成された少なくとも第1及び第2の磁気
    ギャップ部(2)(21)を具え、第1の磁気ギャップ
    部(2)の両側或いは片側に前記強磁性金属薄膜(3)
    (31)が形成され、第2の磁気ギャップ部(21)に
    対して直接に前記一対の磁気コア半体(1)(11)が
    突き合っていることを特徴とする複合型磁気ヘッド。
JP14346690A 1990-05-31 1990-05-31 複合型磁気ヘッド Pending JPH0438611A (ja)

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