JPH0438588B2 - - Google Patents
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- JPH0438588B2 JPH0438588B2 JP58128577A JP12857783A JPH0438588B2 JP H0438588 B2 JPH0438588 B2 JP H0438588B2 JP 58128577 A JP58128577 A JP 58128577A JP 12857783 A JP12857783 A JP 12857783A JP H0438588 B2 JPH0438588 B2 JP H0438588B2
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- JP
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- movable
- intermediate body
- dial
- movable body
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F15/00—Screen printers
- B41F15/08—Machines
- B41F15/10—Machines for multicolour printing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Screen Printers (AREA)
- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
この発明はたとえばスクリーン印刷機における
被印刷物載置用のプリントベースとして具体化さ
れる可動テーブルに関するものである。
被印刷物載置用のプリントベースとして具体化さ
れる可動テーブルに関するものである。
従来技術
従来、この種の可動テーブルとして、たとえば
第11図に示すように、固定部141上に可動部
142を水平面内において傾動配置可能に支持す
るとともに、その可動部142を固定部141に
対して傾いたままの状態で左右に移動(鎖線位
置)できるように構成したものがある。ところ
が、こうした従来構成によると可動部142を傾
動させて任意の点Aを斜め後方のA1に送つた後、
その前後位置を変更しないままA1を右方の所望
する位置まで移動させたい場合、可動部142を
右方に送るとA1は斜め前方のA2にまで移行して
しまう。つまり、可動部142が右に傾いたまま
の状態で右側に移動するからである。従つて、従
来はこのA2地点において再び可動部142を反
対方向に若干傾動させて、A2を所望する後方位
置まで送る必要があつた。したがつて、位置調節
のための操作が非常に面倒となつて、作業能率の
低下を招いた。
第11図に示すように、固定部141上に可動部
142を水平面内において傾動配置可能に支持す
るとともに、その可動部142を固定部141に
対して傾いたままの状態で左右に移動(鎖線位
置)できるように構成したものがある。ところ
が、こうした従来構成によると可動部142を傾
動させて任意の点Aを斜め後方のA1に送つた後、
その前後位置を変更しないままA1を右方の所望
する位置まで移動させたい場合、可動部142を
右方に送るとA1は斜め前方のA2にまで移行して
しまう。つまり、可動部142が右に傾いたまま
の状態で右側に移動するからである。従つて、従
来はこのA2地点において再び可動部142を反
対方向に若干傾動させて、A2を所望する後方位
置まで送る必要があつた。したがつて、位置調節
のための操作が非常に面倒となつて、作業能率の
低下を招いた。
目 的
この発明は上記した従来の問題を解決するため
になされたものであり、その目的は調節操作を容
易に行うことができ、しかも、そのための構成を
簡単なものとすることができる新規な可動テーブ
ルを提供することにある。
になされたものであり、その目的は調節操作を容
易に行うことができ、しかも、そのための構成を
簡単なものとすることができる新規な可動テーブ
ルを提供することにある。
発明の構成
上記した目的を達成するために、この発明では
可動テーブルを基台と、その基台に所定の一方向
に往復移動可能に支持された中間部体と、 その中間部体に支持され、一点を中心とした傾
動および中間部体が所定の一方向に往復移動する
移動方向と直交する他方向への往復移動がそれぞ
れ可能な可動部体と、基台と中間部体との間に介
在し、第1の操作部材の操作に基づきその中間部
体を所定一方向へ往復駆動させるための第1の駆
動機構と、中間部体と可動部体との間に介在し、
第2の操作部材の操作に基づきその可動部体を傾
動および中間部体が所定の一方向に往復移動する
移動方直交する他方向に往復駆動させるための第
2の駆動機構とから構成し、前記可動部体と固定
部との間には可動部体の移動方向に沿つて作用す
る付勢部材を係着するとともに、中間部体と可動
部体との間には可動部体の傾動中心を、中間部体
が所定の一方向に往復移動する移動方向と直交す
る他方向に移動案内するための案内部材を設け
た。
可動テーブルを基台と、その基台に所定の一方向
に往復移動可能に支持された中間部体と、 その中間部体に支持され、一点を中心とした傾
動および中間部体が所定の一方向に往復移動する
移動方向と直交する他方向への往復移動がそれぞ
れ可能な可動部体と、基台と中間部体との間に介
在し、第1の操作部材の操作に基づきその中間部
体を所定一方向へ往復駆動させるための第1の駆
動機構と、中間部体と可動部体との間に介在し、
第2の操作部材の操作に基づきその可動部体を傾
動および中間部体が所定の一方向に往復移動する
移動方直交する他方向に往復駆動させるための第
2の駆動機構とから構成し、前記可動部体と固定
部との間には可動部体の移動方向に沿つて作用す
る付勢部材を係着するとともに、中間部体と可動
部体との間には可動部体の傾動中心を、中間部体
が所定の一方向に往復移動する移動方向と直交す
る他方向に移動案内するための案内部材を設け
た。
実施例
以下、この発明をスクリーン印刷機のプリント
ベースに具体化した一実施例を図面に基づいて説
明する。
ベースに具体化した一実施例を図面に基づいて説
明する。
まず、第1図に従いスクリーン印刷機を概略的
に説明すると、スクリーン印刷機の機台1の後端
部上に設けられた軸2には四角枠状の開閉フレー
ム3が回動可能に支持され、機台1内の図示しな
いモータにより上下に開閉駆動される。この開閉
フレーム3の下側には基端が前記軸2に回動可能
に支持されるとともに、先端が吊下金具7により
開閉フレーム3に吊下げられた版枠8が配置さ
れ、その内側にはスクリーン版9が着脱可能に支
持されている。又、開閉フレーム3の左右両側枠
14内に掛装された一対のチエーン13間にはス
キージー10及びドクター11が設けられ、開閉
フレーム3の基端部上に設置したサーボモータ1
2によりチエーン13を介して前後に往復駆動さ
れる。そして、印刷時には第1図に実線で示すよ
うに、開閉フレーム3が水平状態に配置され、ス
キージー10がスクリーン版9上を後方(第1図
の右方)に向かつて加圧摺動してインキをプリン
トベース16上の被印刷物(図示しない)に載せ
たのち、そのスキージー10がスクリーン版9か
ら上方に離れてドクター11が下がり、そのドク
ター11が前方に向かつて摺動してインキ返しを
行なうようになつている。
に説明すると、スクリーン印刷機の機台1の後端
部上に設けられた軸2には四角枠状の開閉フレー
ム3が回動可能に支持され、機台1内の図示しな
いモータにより上下に開閉駆動される。この開閉
フレーム3の下側には基端が前記軸2に回動可能
に支持されるとともに、先端が吊下金具7により
開閉フレーム3に吊下げられた版枠8が配置さ
れ、その内側にはスクリーン版9が着脱可能に支
持されている。又、開閉フレーム3の左右両側枠
14内に掛装された一対のチエーン13間にはス
キージー10及びドクター11が設けられ、開閉
フレーム3の基端部上に設置したサーボモータ1
2によりチエーン13を介して前後に往復駆動さ
れる。そして、印刷時には第1図に実線で示すよ
うに、開閉フレーム3が水平状態に配置され、ス
キージー10がスクリーン版9上を後方(第1図
の右方)に向かつて加圧摺動してインキをプリン
トベース16上の被印刷物(図示しない)に載せ
たのち、そのスキージー10がスクリーン版9か
ら上方に離れてドクター11が下がり、そのドク
ター11が前方に向かつて摺動してインキ返しを
行なうようになつている。
次に、この発明の要部であるプリントベース1
6の構成について説明すると、この実施例のプリ
ントベース16は下側に配置された基台としての
昇降部体17と、その上側に配置された平面移動
部体18と、両部体17,18間に介在された中
間部体としての中板43とから構成され、昇降部
体17の前端面には左右位置調節用ダイヤル19
(以下Xダイヤルという)および上下位置調節用
ハンドル20(Zハンドル)が設けられるととも
に、平面移動部体18の前端面には左右一対の前
後位置調節用ダイヤル21(Yダイヤル)および
移動量表示用の表示部22が配設されている。
6の構成について説明すると、この実施例のプリ
ントベース16は下側に配置された基台としての
昇降部体17と、その上側に配置された平面移動
部体18と、両部体17,18間に介在された中
間部体としての中板43とから構成され、昇降部
体17の前端面には左右位置調節用ダイヤル19
(以下Xダイヤルという)および上下位置調節用
ハンドル20(Zハンドル)が設けられるととも
に、平面移動部体18の前端面には左右一対の前
後位置調節用ダイヤル21(Yダイヤル)および
移動量表示用の表示部22が配設されている。
第2図に示すように、前記昇降部体17の下面
には上下に延びる4本の脚筒24が固定され、こ
れらの脚筒24は機台1の前部機枠25に固定し
た支持筒26内に上下動可能に挿入されている。
各脚筒24内には上下一対のスラスト軸受31に
より縦軸27が回転可能及び上下動不能に挿入さ
れ、その上端にはヘリカルギヤ28が固定される
とともに、下端には前記支持筒26の下端部内に
螺着された底ナツト29に螺合する雄ねじ30が
形成されている。そして、ヘリカルギヤ28が回
転されたときには、雄ねじ30と底ナツト29と
の螺合により脚筒24が縦軸27と一体に支持筒
26内を上下に移動されるようになつている。
には上下に延びる4本の脚筒24が固定され、こ
れらの脚筒24は機台1の前部機枠25に固定し
た支持筒26内に上下動可能に挿入されている。
各脚筒24内には上下一対のスラスト軸受31に
より縦軸27が回転可能及び上下動不能に挿入さ
れ、その上端にはヘリカルギヤ28が固定される
とともに、下端には前記支持筒26の下端部内に
螺着された底ナツト29に螺合する雄ねじ30が
形成されている。そして、ヘリカルギヤ28が回
転されたときには、雄ねじ30と底ナツト29と
の螺合により脚筒24が縦軸27と一体に支持筒
26内を上下に移動されるようになつている。
一方、第3図に示すように、前記Zハンドル2
0から昇降部体17の内側に向かつて延びる駆動
軸33には左右方向に延びる第1の従動軸35及
び前後方向に延びる左右一対の第2,第3の従動
軸36,37が複数のベベルギヤ34を介して作
動連結され、第2及び第3の従動軸36,37の
両端には前記各ヘリカルギヤ28にそれぞれ噛合
する駆動側のヘリカルギヤ38が配設されてい
る。従つて、Zハンドル20が回転操作されたと
きには、駆動軸33、各従動軸35,36,37
及びヘリカルギヤ38,28を介して前記縦軸2
7が回転されることにより、昇降部体17が機台
1に対し上下に移動される。
0から昇降部体17の内側に向かつて延びる駆動
軸33には左右方向に延びる第1の従動軸35及
び前後方向に延びる左右一対の第2,第3の従動
軸36,37が複数のベベルギヤ34を介して作
動連結され、第2及び第3の従動軸36,37の
両端には前記各ヘリカルギヤ28にそれぞれ噛合
する駆動側のヘリカルギヤ38が配設されてい
る。従つて、Zハンドル20が回転操作されたと
きには、駆動軸33、各従動軸35,36,37
及びヘリカルギヤ38,28を介して前記縦軸2
7が回転されることにより、昇降部体17が機台
1に対し上下に移動される。
なお、第3図及び第4図に示すように、前記第
3の従動軸37の前端にはカツプリング39を介
してロータリーエンコーダ40が連結され、第3
の従動軸37の回転量を検出することにより、昇
降部体17の上下の移動量を前記表示部22に表
示できるようになつている。
3の従動軸37の前端にはカツプリング39を介
してロータリーエンコーダ40が連結され、第3
の従動軸37の回転量を検出することにより、昇
降部体17の上下の移動量を前記表示部22に表
示できるようになつている。
次に、平面移動部体18を昇降部体17上で前
後及び左右に移動させるための構成について説明
する。
後及び左右に移動させるための構成について説明
する。
第3図及び第4図に示すように、昇降部体17
の上面開口部内にはその開口部よりも若干小さい
面積を有する前記中板43が配置され、この中板
43の前端部下面に形成した左右一対の案内溝4
5は昇降部体17内に固設した案内レール44に
それぞれ嵌合支持されるとともに、中板43の後
端部下面に取着した下端にボール51aを有する
左右一対の案内足51は昇降部体17の底板41
上に突出形成した案内台42に支持されている。
そして、これらの案内レール44及び案内台42
に案内されて、中板43は昇降部体17に対し所
定範囲内を左右に移動できるようになつている。
の上面開口部内にはその開口部よりも若干小さい
面積を有する前記中板43が配置され、この中板
43の前端部下面に形成した左右一対の案内溝4
5は昇降部体17内に固設した案内レール44に
それぞれ嵌合支持されるとともに、中板43の後
端部下面に取着した下端にボール51aを有する
左右一対の案内足51は昇降部体17の底板41
上に突出形成した案内台42に支持されている。
そして、これらの案内レール44及び案内台42
に案内されて、中板43は昇降部体17に対し所
定範囲内を左右に移動できるようになつている。
又、中板43の後端部下面に固着した左右2枚
の垂下板46の外面には後部案内溝49が形成さ
れ、また、昇降部体17の後側壁50に対しナツ
ト60により取着したねじ付軸47の先端には偏
心ボールベアリング48が嵌合されており、その
偏心ボールベアリング48が前記後部案内溝49
に嵌合されている。そして、調節ボルト47を適
宜に回動調節して偏心ボールベアリング48の外
周面を前記後部案内溝49の下側面に接触させる
ことにより、中板43の昇降部体17からの浮き
上りが防止されるようになつている。
の垂下板46の外面には後部案内溝49が形成さ
れ、また、昇降部体17の後側壁50に対しナツ
ト60により取着したねじ付軸47の先端には偏
心ボールベアリング48が嵌合されており、その
偏心ボールベアリング48が前記後部案内溝49
に嵌合されている。そして、調節ボルト47を適
宜に回動調節して偏心ボールベアリング48の外
周面を前記後部案内溝49の下側面に接触させる
ことにより、中板43の昇降部体17からの浮き
上りが防止されるようになつている。
一方、第5図に示すように、平面移動部体18
の各角部下面には支持足52が取着され、それら
の支持足52の下端に回転可能に設けたボール5
3によりその平面移動部体18が中板43上で前
後及び左右に移動可能に載置されている。又、こ
れらの支持足52の近傍において平面移動部体1
8の下面には、中板43の各切欠き部58を挿通
するようにコ字状のブラケツト54が固定され、
その下面に取着した水平板55の先端部上面には
中板43の下面に当接するボール57を有する把
持足56が固定されている。従つて、これらの把
持足56により平面移動部体18が中板43から
浮き上がらないようになつている。
の各角部下面には支持足52が取着され、それら
の支持足52の下端に回転可能に設けたボール5
3によりその平面移動部体18が中板43上で前
後及び左右に移動可能に載置されている。又、こ
れらの支持足52の近傍において平面移動部体1
8の下面には、中板43の各切欠き部58を挿通
するようにコ字状のブラケツト54が固定され、
その下面に取着した水平板55の先端部上面には
中板43の下面に当接するボール57を有する把
持足56が固定されている。従つて、これらの把
持足56により平面移動部体18が中板43から
浮き上がらないようになつている。
第3図及び第4図に示すように、平面移動部体
18の上側板59の下面には左右一対のバネ支持
体61が螺着固定され、それらの下端ねじ頭62
には前後方向に延びる調節ボルト63が螺合され
ている。両調節ボルト63の後端には第1の引張
バネ64が掛止され、その引張バネ64の後端は
前記中板43の上面に突設したバネ掛けピン65
に掛止されている。そして、第8図に示すように
これらの第1の引張バネ64のバネ力により、常
に平面移動部体18がその左右両側部において後
方に向かつて付勢される。
18の上側板59の下面には左右一対のバネ支持
体61が螺着固定され、それらの下端ねじ頭62
には前後方向に延びる調節ボルト63が螺合され
ている。両調節ボルト63の後端には第1の引張
バネ64が掛止され、その引張バネ64の後端は
前記中板43の上面に突設したバネ掛けピン65
に掛止されている。そして、第8図に示すように
これらの第1の引張バネ64のバネ力により、常
に平面移動部体18がその左右両側部において後
方に向かつて付勢される。
一方、第6図に示すように平面移動部体18の
前側壁68には左右一対のダイヤルブラケツト6
9(左側のみ図示)が固定され、その内周面に刻
設した雌ねじ70には先端が平面移動部体18の
内方に向かつて延びるダイヤル軸71が螺着され
ている。このダイヤル軸71の前端部にはダイヤ
ルブラケツト69に固定された目盛筒73に外嵌
されるように前記Yダイヤル21が固定されると
ともに、ダイヤル軸71の後端面には中板43上
に前後位置調節可可能に設けたストツパ75の前
面に当接する係合ボール76が嵌着されている。
そして、Yダイヤル21の回転操作に基づくねじ
の作用よりダイヤル軸71を内方に移動させたと
きには、係合ボール76がストツパ75を押圧し
て、平面移動部体18が前記第1の引張バネ64
のバネ力に抗し前方に移動され(第9図の右側の
状態)、又、ダイヤル軸71を外方に移動させた
場合には、平面移動部体18が引張バネ64のバ
ネ力により後方に向かつて移動(第9図左側の状
態)される。
前側壁68には左右一対のダイヤルブラケツト6
9(左側のみ図示)が固定され、その内周面に刻
設した雌ねじ70には先端が平面移動部体18の
内方に向かつて延びるダイヤル軸71が螺着され
ている。このダイヤル軸71の前端部にはダイヤ
ルブラケツト69に固定された目盛筒73に外嵌
されるように前記Yダイヤル21が固定されると
ともに、ダイヤル軸71の後端面には中板43上
に前後位置調節可可能に設けたストツパ75の前
面に当接する係合ボール76が嵌着されている。
そして、Yダイヤル21の回転操作に基づくねじ
の作用よりダイヤル軸71を内方に移動させたと
きには、係合ボール76がストツパ75を押圧し
て、平面移動部体18が前記第1の引張バネ64
のバネ力に抗し前方に移動され(第9図の右側の
状態)、又、ダイヤル軸71を外方に移動させた
場合には、平面移動部体18が引張バネ64のバ
ネ力により後方に向かつて移動(第9図左側の状
態)される。
前記ダイヤル軸71の後端小径部77には小径
筒部81、大径段部83及びフランジ部84から
なる段付スリーブ85が挿入され、その小径筒部
81は前記ダイヤルブラケツト69の後端部外周
に固定したケース体86内の一対のボールベアリ
ング87に圧入固定されている。又、段付スリー
ブ85のフランジ部84の後端面には直角に折曲
げられた板バネ88が固定され、その突出片92
に透設した小孔89と、ダイヤル軸71の小径部
77にその長手方向に沿つて刻設した90度の開き
角度の係止溝90との間には係止ボール91が介
装されている。そして、この係止ボール91およ
び板バネ88を介して前記段付スリーブ85がダ
イヤル軸71と一体に回転するようになつてい
る。
筒部81、大径段部83及びフランジ部84から
なる段付スリーブ85が挿入され、その小径筒部
81は前記ダイヤルブラケツト69の後端部外周
に固定したケース体86内の一対のボールベアリ
ング87に圧入固定されている。又、段付スリー
ブ85のフランジ部84の後端面には直角に折曲
げられた板バネ88が固定され、その突出片92
に透設した小孔89と、ダイヤル軸71の小径部
77にその長手方向に沿つて刻設した90度の開き
角度の係止溝90との間には係止ボール91が介
装されている。そして、この係止ボール91およ
び板バネ88を介して前記段付スリーブ85がダ
イヤル軸71と一体に回転するようになつてい
る。
又、段付スリーブ85の前記大径段部83の外
周には第1の歯車96及び第2の歯車97が嵌着
され、第2の歯車97はビス98により前記フラ
ンジ部84に固定されるとともに、第7図に示す
ように、第1の歯車96はそのビス98が貫通す
る長孔99により所定角度を回動可能となつてい
る。さらに、前記ケース体86から側方に向かつ
て延びる取付アーム93にはロータリーエンコー
ダ94が取着され、その回転軸80には前記両歯
車96,97にそれぞれ噛合する検知歯車95が
固定されている。そして、これらの左右のロータ
リーエンコーダ94は各歯車95,96,97を
介しそれぞれのダイヤル軸71の回転数を検出し
て、平面移動部体18の左右両側部における前後
移動量をそれぞれ別個に前記表示部22に表示で
きるようになつている。なお、第6図において1
00は第1及び第2両歯車96,97の抜け止め
防止用のカラーである。
周には第1の歯車96及び第2の歯車97が嵌着
され、第2の歯車97はビス98により前記フラ
ンジ部84に固定されるとともに、第7図に示す
ように、第1の歯車96はそのビス98が貫通す
る長孔99により所定角度を回動可能となつてい
る。さらに、前記ケース体86から側方に向かつ
て延びる取付アーム93にはロータリーエンコー
ダ94が取着され、その回転軸80には前記両歯
車96,97にそれぞれ噛合する検知歯車95が
固定されている。そして、これらの左右のロータ
リーエンコーダ94は各歯車95,96,97を
介しそれぞれのダイヤル軸71の回転数を検出し
て、平面移動部体18の左右両側部における前後
移動量をそれぞれ別個に前記表示部22に表示で
きるようになつている。なお、第6図において1
00は第1及び第2両歯車96,97の抜け止め
防止用のカラーである。
一方、第7図に示すように、段付スリーブ85
のフランジ部84に透設された小判孔102内に
は第1の歯車96の後面に突設したピン103が
位置しており、このピン103とフランジ部84
に突設した係着ピン104との間には第1の歯車
96を図において反時計方向に回動付勢するため
のバネ105が張設されている。従つて、ロータ
リーエンコーダ94の検知歯車95は第1の歯車
96により常に時計方向に回動付勢された状態で
前記第2の歯車97に噛合され、これにより検知
歯車95と第2の歯車97との間のバツクラツシ
が解消されるようになつている。なお、第7図に
示すP,Qはそれぞれ第2の歯車97及び検知歯
車95の回転方向を示す。
のフランジ部84に透設された小判孔102内に
は第1の歯車96の後面に突設したピン103が
位置しており、このピン103とフランジ部84
に突設した係着ピン104との間には第1の歯車
96を図において反時計方向に回動付勢するため
のバネ105が張設されている。従つて、ロータ
リーエンコーダ94の検知歯車95は第1の歯車
96により常に時計方向に回動付勢された状態で
前記第2の歯車97に噛合され、これにより検知
歯車95と第2の歯車97との間のバツクラツシ
が解消されるようになつている。なお、第7図に
示すP,Qはそれぞれ第2の歯車97及び検知歯
車95の回転方向を示す。
第2図及び第6図に示すように、平面移動部体
18の前端部中央においてその上側板59の下面
には前後一対の突片108が突出形成され、それ
らの下端部間には断面ほぼ横L字状の案内板11
3が固定されている。又、この案内板113の左
方において前記中板43の上面にはバネ掛止突起
112が立設され、その上端部には左右に延びる
調節ボルト110が螺着されている。そして、こ
の調節ボルト110の右端と前記案内板113の
上面に設けた掛止ピン114との間には第2の引
張バネ111が張架され、常にそのバネ力により
前記平面移動部体18を左方に向かつて付勢し、
案内板113の下端部左側面に前後に延びるよう
に形成した係合面116が中板43上に突設した
係合突起115に係止されている。
18の前端部中央においてその上側板59の下面
には前後一対の突片108が突出形成され、それ
らの下端部間には断面ほぼ横L字状の案内板11
3が固定されている。又、この案内板113の左
方において前記中板43の上面にはバネ掛止突起
112が立設され、その上端部には左右に延びる
調節ボルト110が螺着されている。そして、こ
の調節ボルト110の右端と前記案内板113の
上面に設けた掛止ピン114との間には第2の引
張バネ111が張架され、常にそのバネ力により
前記平面移動部体18を左方に向かつて付勢し、
案内板113の下端部左側面に前後に延びるよう
に形成した係合面116が中板43上に突設した
係合突起115に係止されている。
第6図に示すように、前記Zハンドル20の左
方において昇降部体17の前側壁118に固定さ
れたダイヤルブラケツト119内には、前端突出
部に前記Xダイヤル19を固定したダイヤル軸1
20が回転可能に挿入され、その後端に固定した
ベベルギヤ121は昇降部体17内を左右方向に
延びるX送り軸122上のベベルギヤ123に噛
合されている。又、第2図に示すように、このX
送り軸122の右端に設けた雄ねじ部124には
前記中板43の下面に固定した被動片125が螺
合されている。そして、Xダイヤル19の回転は
両ベベルギヤ121,123を介してX送り軸1
22に伝達され、このため、ねじの作用により被
動片125が左右に移動されて、昇降部体17に
対して中板43と平面移動部体18とが一体に左
右に連動するようになつている。なお、第2図に
おいて126はX送り軸122の雄ねじ部124
と被動片125の雌ねじ部との間のバツクラツシ
を解消するためにX送り軸122に嵌挿した圧縮
バネである。128はカツプリング127を介し
てX送り軸122の右端に連結されたロータリー
エンコーダであり、X送り軸122の回転量を検
出して平面移動部体18の左右方向における移動
量を前記表示部22に表示できるようになつてい
る。
方において昇降部体17の前側壁118に固定さ
れたダイヤルブラケツト119内には、前端突出
部に前記Xダイヤル19を固定したダイヤル軸1
20が回転可能に挿入され、その後端に固定した
ベベルギヤ121は昇降部体17内を左右方向に
延びるX送り軸122上のベベルギヤ123に噛
合されている。又、第2図に示すように、このX
送り軸122の右端に設けた雄ねじ部124には
前記中板43の下面に固定した被動片125が螺
合されている。そして、Xダイヤル19の回転は
両ベベルギヤ121,123を介してX送り軸1
22に伝達され、このため、ねじの作用により被
動片125が左右に移動されて、昇降部体17に
対して中板43と平面移動部体18とが一体に左
右に連動するようになつている。なお、第2図に
おいて126はX送り軸122の雄ねじ部124
と被動片125の雌ねじ部との間のバツクラツシ
を解消するためにX送り軸122に嵌挿した圧縮
バネである。128はカツプリング127を介し
てX送り軸122の右端に連結されたロータリー
エンコーダであり、X送り軸122の回転量を検
出して平面移動部体18の左右方向における移動
量を前記表示部22に表示できるようになつてい
る。
第1図及び第2図に示すように、平面移動部体
18の上面には内部に複数本の螢光灯(図示しな
い)を内装した被印刷物を載せるための載置台1
30が設けられ、その上面には上下2枚の合成樹
脂板131,132が固定されている。下側の合
成樹脂板132の上面には前後に延びる複数本の
エア溝133が形成されるとともに、各エア溝1
33と対応するように上側の合成樹脂板131に
は多数個の吸引孔134が貫設され、印刷時には
図示しないブロアーの作用により各吸引口134
からエアを吸引して、被印刷物をプリントベース
16の上面に吸着保持できるようになつている。
なお、135は平面移動部体18の上面と下側の
合成樹脂板132の下面との間に立設された複数
個の調節具であり、これらの調節具135の回動
操作により両合成樹脂板131,132の各部に
おける左右位置を微調節して、合成樹脂板13
1,132の撓みを解消できるようになつてい
る。
18の上面には内部に複数本の螢光灯(図示しな
い)を内装した被印刷物を載せるための載置台1
30が設けられ、その上面には上下2枚の合成樹
脂板131,132が固定されている。下側の合
成樹脂板132の上面には前後に延びる複数本の
エア溝133が形成されるとともに、各エア溝1
33と対応するように上側の合成樹脂板131に
は多数個の吸引孔134が貫設され、印刷時には
図示しないブロアーの作用により各吸引口134
からエアを吸引して、被印刷物をプリントベース
16の上面に吸着保持できるようになつている。
なお、135は平面移動部体18の上面と下側の
合成樹脂板132の下面との間に立設された複数
個の調節具であり、これらの調節具135の回動
操作により両合成樹脂板131,132の各部に
おける左右位置を微調節して、合成樹脂板13
1,132の撓みを解消できるようになつてい
る。
実施例の作用
次に、以上のように構成されたスクリーン印刷
機におけるプリントベース16の作用について説
明する。
機におけるプリントベース16の作用について説
明する。
さて、この実施例のスクリーン印刷機により多
色刷りを行なう場合には、プリントベース16上
の被印刷物をスクリーン版9に正確に一致させる
必要があるが、そこで、この実施例においてはZ
ハンドル20、Xダイヤル19及びYダイヤル2
1をそれぞれ適宜回転操作して、被印刷物の上下
位置、左右位置及び前後位置の調節を行なう。
色刷りを行なう場合には、プリントベース16上
の被印刷物をスクリーン版9に正確に一致させる
必要があるが、そこで、この実施例においてはZ
ハンドル20、Xダイヤル19及びYダイヤル2
1をそれぞれ適宜回転操作して、被印刷物の上下
位置、左右位置及び前後位置の調節を行なう。
まず、被印刷物の上下位置を調節する場合につ
いて説明すると、第2図及び第3図に示すよう
に、Zハンドル20を回転操作すれば駆動軸33
及び第1,第2,第3の従動軸35,36,37
を介して各縦軸27が左右いずれかに回転され、
その縦軸27と脚筒24とが一体に機台1の各支
持筒26内を上または下に移動される。これに先
だつて、図示しない操作パネル上の選択スイツチ
を上下移動量表示位置に切替えておけば、昇降部
体17の上下方向における移動量が第3の従動軸
37に連結したロータリーエンコーダ40により
検出されてその数値が表示部22に表示される。
従つて、操作者はその表示部22に表示された数
値が所望する送り量に達するまでZハンドル20
を回転操作すれば、プリントベース16の上面を
スクリーン版9と正しく対向する上下位置に配置
することができる。
いて説明すると、第2図及び第3図に示すよう
に、Zハンドル20を回転操作すれば駆動軸33
及び第1,第2,第3の従動軸35,36,37
を介して各縦軸27が左右いずれかに回転され、
その縦軸27と脚筒24とが一体に機台1の各支
持筒26内を上または下に移動される。これに先
だつて、図示しない操作パネル上の選択スイツチ
を上下移動量表示位置に切替えておけば、昇降部
体17の上下方向における移動量が第3の従動軸
37に連結したロータリーエンコーダ40により
検出されてその数値が表示部22に表示される。
従つて、操作者はその表示部22に表示された数
値が所望する送り量に達するまでZハンドル20
を回転操作すれば、プリントベース16の上面を
スクリーン版9と正しく対向する上下位置に配置
することができる。
次に、主に第8,9図に示す略体図に基づき左
右のYダイヤル21を操作して被印刷物の前後位
置及び傾き角度を調節する場合について説明する
と、第8図に示す中立位置において左側のYダイ
ヤル21を回転操作してそのダイヤル軸71を前
方に突出させると、第9図に示すように、左側の
第1の引張バネ64に引張られて平面移動部体1
8の左側部が後方に向かつて移動される。又、前
記中立位置において右側のYダイヤル21を左側
のYダイヤル21とは反対の方向に回転操作して
そのダイヤル軸71を没入させると、右側の第1
の引張バネ64のバネ力に抗して平面移動部体1
8の右側部が前方に引出され、平面移動部体18
が昇降部体17に対し時計方向に傾いた状態に配
置される。
右のYダイヤル21を操作して被印刷物の前後位
置及び傾き角度を調節する場合について説明する
と、第8図に示す中立位置において左側のYダイ
ヤル21を回転操作してそのダイヤル軸71を前
方に突出させると、第9図に示すように、左側の
第1の引張バネ64に引張られて平面移動部体1
8の左側部が後方に向かつて移動される。又、前
記中立位置において右側のYダイヤル21を左側
のYダイヤル21とは反対の方向に回転操作して
そのダイヤル軸71を没入させると、右側の第1
の引張バネ64のバネ力に抗して平面移動部体1
8の右側部が前方に引出され、平面移動部体18
が昇降部体17に対し時計方向に傾いた状態に配
置される。
そして、これに先だち前記選択スイツチを所望
する表示位置に切替えておけば、左右両Yダイヤ
ル21を操作した場合のそれぞれの移動量が各ロ
ータリーエンコーダ94により検出されて、それ
らの数値がそれぞれ表示部22に表示される。従
つて、操作者は表示部22に表示されたこれらの
数値が所望する送り量と一致するまで両Yダイヤ
ル21を回転すれば、平面移動部体18の前後位
置及び傾き角度が補正されてスクリーン版9に対
する被印刷物の版合わせを精確に行なうことがで
きる。
する表示位置に切替えておけば、左右両Yダイヤ
ル21を操作した場合のそれぞれの移動量が各ロ
ータリーエンコーダ94により検出されて、それ
らの数値がそれぞれ表示部22に表示される。従
つて、操作者は表示部22に表示されたこれらの
数値が所望する送り量と一致するまで両Yダイヤ
ル21を回転すれば、平面移動部体18の前後位
置及び傾き角度が補正されてスクリーン版9に対
する被印刷物の版合わせを精確に行なうことがで
きる。
又、このとき、前記したように第2の引張バネ
111が平面移動部体18を左方に付勢して、常
に案内板113の係合面116を中板43の係合
突起115に係止保持しているので、平面移動部
体18の傾動中心が左右に妄動することなく係合
面116に沿つて前後に移動されるようになり、
このため一つの構成により平面移動部体18の傾
動案内と前後動案内とが可能となる。従つて、中
板43を前後に移動可能に設けるとともに、その
中板43上に平面移動部体18を回転可能に支持
する場合に比較して構成をより簡単にすることが
できる。
111が平面移動部体18を左方に付勢して、常
に案内板113の係合面116を中板43の係合
突起115に係止保持しているので、平面移動部
体18の傾動中心が左右に妄動することなく係合
面116に沿つて前後に移動されるようになり、
このため一つの構成により平面移動部体18の傾
動案内と前後動案内とが可能となる。従つて、中
板43を前後に移動可能に設けるとともに、その
中板43上に平面移動部体18を回転可能に支持
する場合に比較して構成をより簡単にすることが
できる。
しかも、第6図及び第7図に示すように、ダイ
ヤル軸71の係止溝90と段付スリーブ85の板
バネ88との間には係止ボール91が介装されて
いるため、双方間に遊びが発生するおそれがな
く、Yダイヤル21の回転を第1,第2両歯車9
6,97を介してロータリーエンコーダ94の検
知歯車95に確実に伝達することができる。その
上、段付スリーブ85のバネ105が第1の歯車
96を第7図において反時計方向に付勢し、これ
と噛合する検知歯車95の歯車を第2の歯車97
の歯面に圧接させているため、第2の歯車97と
検知歯車95との間のバツクラツシが確実に解消
され、ロータリエンコーダ94における検出誤差
の発生を防止することができる。それゆえ、表示
部22に表示される数値はきわめて精確なものと
なり、スクリーン版9に対する被印刷物の版合わ
せを確実に行なつて、色ずれのない美しい多色刷
りを行なうことができる。
ヤル軸71の係止溝90と段付スリーブ85の板
バネ88との間には係止ボール91が介装されて
いるため、双方間に遊びが発生するおそれがな
く、Yダイヤル21の回転を第1,第2両歯車9
6,97を介してロータリーエンコーダ94の検
知歯車95に確実に伝達することができる。その
上、段付スリーブ85のバネ105が第1の歯車
96を第7図において反時計方向に付勢し、これ
と噛合する検知歯車95の歯車を第2の歯車97
の歯面に圧接させているため、第2の歯車97と
検知歯車95との間のバツクラツシが確実に解消
され、ロータリエンコーダ94における検出誤差
の発生を防止することができる。それゆえ、表示
部22に表示される数値はきわめて精確なものと
なり、スクリーン版9に対する被印刷物の版合わ
せを確実に行なつて、色ずれのない美しい多色刷
りを行なうことができる。
一方、被印刷物の左右位置を調節する場合に
は、前記選択スイツチを左右移動量表示位置に切
替えてXダイヤル19を回転操作する。すると、
第2図に示すように、X送り軸122を介して被
動片125が左右に移動され、これと一体に中板
43と平面移動部体18とが移動され、それらの
移動量がロータリーエンコーダ128により検出
されて表示部22に表示される。
は、前記選択スイツチを左右移動量表示位置に切
替えてXダイヤル19を回転操作する。すると、
第2図に示すように、X送り軸122を介して被
動片125が左右に移動され、これと一体に中板
43と平面移動部体18とが移動され、それらの
移動量がロータリーエンコーダ128により検出
されて表示部22に表示される。
従つて、第10図に示すように、左右両Yダイ
ヤル21の操作により平面移動部体18を傾動さ
せた状態(実線位置)で、Xダイヤル19を回転
操作すれば、平面移動部体18が傾斜状態のまま
で右方に平行移動(鎖線位置)されるため、たと
えば、プリントベース16上の任意の点Aは斜め
後方のA1に送られたのち、前後位置を変更する
ことなく右方のA2に移動される。それゆえ、第
11図に示す従来の場合とは異なり、左右位置調
節に伴つて前後位置が変更されてしまうというお
それがなくなり、スクリーン版9と被印刷物との
位置調節を簡単かつ精確に行うことができる。
又、平面移動部体18を前後に平行移動させる場
合には、左右両Yダイヤル21をそれぞれ同一量
だけ送ればよく、さらに、この状態でXダイヤル
19を操作すれば平面移動部体18が同一の前後
位置のままで左右に平行移動される。なお、第
8,9及び10図に鎖線で示す平面移動部体18
の移動位置は、動きを分りやすくするために実際
よりも拡大されており、第3図に示す2つの鎖線
位置が実際の最大傾斜位置を示すものである。
又、第8,9図における中板43は説明上平面移
動部体18よりも拡大図示されている。
ヤル21の操作により平面移動部体18を傾動さ
せた状態(実線位置)で、Xダイヤル19を回転
操作すれば、平面移動部体18が傾斜状態のまま
で右方に平行移動(鎖線位置)されるため、たと
えば、プリントベース16上の任意の点Aは斜め
後方のA1に送られたのち、前後位置を変更する
ことなく右方のA2に移動される。それゆえ、第
11図に示す従来の場合とは異なり、左右位置調
節に伴つて前後位置が変更されてしまうというお
それがなくなり、スクリーン版9と被印刷物との
位置調節を簡単かつ精確に行うことができる。
又、平面移動部体18を前後に平行移動させる場
合には、左右両Yダイヤル21をそれぞれ同一量
だけ送ればよく、さらに、この状態でXダイヤル
19を操作すれば平面移動部体18が同一の前後
位置のままで左右に平行移動される。なお、第
8,9及び10図に鎖線で示す平面移動部体18
の移動位置は、動きを分りやすくするために実際
よりも拡大されており、第3図に示す2つの鎖線
位置が実際の最大傾斜位置を示すものである。
又、第8,9図における中板43は説明上平面移
動部体18よりも拡大図示されている。
なお、この発明はスクリーン印刷機のプリント
ベースに限定されるものではなく、例えば、各種
工作機械の可動テーブル等に応用して具体化する
ことも可能である。
ベースに限定されるものではなく、例えば、各種
工作機械の可動テーブル等に応用して具体化する
ことも可能である。
効 果
以上の実施例で詳述したように、この発明は可
動テーブルを基台と、その基台に一方向に往復移
動するように支持された中間部体と、その中間部
体に支持され、一点を中心とした傾動および中間
部体の移動方向と直交する他方向への往復移動が
それぞれ可能な可動部体と、前記基台と中間部体
との間に介在し、第1の操作部材の操作に基づき
その中間部体を前記一方向に往復駆動するための
第1の駆動機構と、中間部体と前記可動部体との
間に介在し、第2の操作部材の操作に基づきその
可動部体を傾動および前記他方向に往復駆動する
ための第2の駆動機構とから構成し、前記可動部
体と固定部との間には可動部体の移動方向に沿つ
て作用する付勢部材を係着するとともに、前記中
間部体と可動部体との間には可動部体の前記傾動
中心を前記他方向に移動案内するための案内部材
を設けたことにより、調節操作を容易に行うこと
ができ、しかも、そのための構成を簡単なものと
することができるという優れた効果を奏する。
動テーブルを基台と、その基台に一方向に往復移
動するように支持された中間部体と、その中間部
体に支持され、一点を中心とした傾動および中間
部体の移動方向と直交する他方向への往復移動が
それぞれ可能な可動部体と、前記基台と中間部体
との間に介在し、第1の操作部材の操作に基づき
その中間部体を前記一方向に往復駆動するための
第1の駆動機構と、中間部体と前記可動部体との
間に介在し、第2の操作部材の操作に基づきその
可動部体を傾動および前記他方向に往復駆動する
ための第2の駆動機構とから構成し、前記可動部
体と固定部との間には可動部体の移動方向に沿つ
て作用する付勢部材を係着するとともに、前記中
間部体と可動部体との間には可動部体の前記傾動
中心を前記他方向に移動案内するための案内部材
を設けたことにより、調節操作を容易に行うこと
ができ、しかも、そのための構成を簡単なものと
することができるという優れた効果を奏する。
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す
スクリーン印刷機の右側面図、第2図はプリント
ベースの要部破断正面図、第3図は第2図の−
線における断面図、第4図は第3図の−線
における断面図、第5図は第3図の−線にお
ける断面図、第6図はプリントベースの要部を示
す平断面図、第7図は第6図の−線における
断面図、第8図〜第10図はそれぞれ作用説明図
である。第11図は従来の可動テーブルの動きを
示す説明図である。 基台としての昇降部材17、可動部体としての
平面移動部体18、第1の操作部材としてのXダ
イヤル19、第2の操作部材としてのYダイヤル
21、中間部体としての中板43、付勢部材とし
ての第1の引張バネ64、第2の駆動機構を構成
するダイヤル軸71、ストツパ75、係合ボール
76、案内部材を構成する第2の引張バネ11
1、案内板113、係合突起115、第1の駆動
機構を構成するダイヤル軸120、X送り軸12
2、被動片125。
スクリーン印刷機の右側面図、第2図はプリント
ベースの要部破断正面図、第3図は第2図の−
線における断面図、第4図は第3図の−線
における断面図、第5図は第3図の−線にお
ける断面図、第6図はプリントベースの要部を示
す平断面図、第7図は第6図の−線における
断面図、第8図〜第10図はそれぞれ作用説明図
である。第11図は従来の可動テーブルの動きを
示す説明図である。 基台としての昇降部材17、可動部体としての
平面移動部体18、第1の操作部材としてのXダ
イヤル19、第2の操作部材としてのYダイヤル
21、中間部体としての中板43、付勢部材とし
ての第1の引張バネ64、第2の駆動機構を構成
するダイヤル軸71、ストツパ75、係合ボール
76、案内部材を構成する第2の引張バネ11
1、案内板113、係合突起115、第1の駆動
機構を構成するダイヤル軸120、X送り軸12
2、被動片125。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基台17と、 その基台17に所定の一方向に往復移動可能に
支持された中間部体43と、 その中間部体43に支持され、一点を中心とし
た傾動および中間部体43が所定の一方向に往復
移動する移動方向と直交する他方向への往復移動
がそれぞれ可能な可動部体18と、 基台17と中間部体43との間に介在し、第1
の操作部材19の操作に基づきその中間部体43
を、所定の一方向へ往復駆動させるための第1の
駆動機構120,122,125等と、 中間部体43と可動部体18との間に介在し、
第2の操作部材21の操作に基づきその可動部体
18を、傾動および中間部体43が所定の一方向
に往復移動する移動方向と直交する他方向に往復
駆動させるための第2の駆動機構71,75,7
6等と から構成し、 前記可動部体18と固定部との間には可動部体
18の移動方向に沿つて作用する付勢部材64を
係着するとともに、中間部体43と可動部体18
との間には可動部体18の傾動中心を、中間部体
43が所定の一方向に往復移動する移動方向と直
交する他方向に移動案内するための案内部材11
1,113,115を設けたことを特徴とする可
動テーブル。 2 案内部材は可動部体18に設けられ中間部体
43が所定の一方向に往復移動する移動方向と直
交する他方向に沿つて延びる係合面116を有す
る案内板113と、その係合面116と係合する
ように中間部体43に突設された係合突起115
と、これらの案内板113および係合突起115
を互いに係合する方向に付勢する引張ばね111
とから構成される特許請求の範囲第1項記載の可
動テーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12857783A JPS6019533A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 可動テ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12857783A JPS6019533A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 可動テ−ブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6019533A JPS6019533A (ja) | 1985-01-31 |
JPH0438588B2 true JPH0438588B2 (ja) | 1992-06-24 |
Family
ID=14988188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12857783A Granted JPS6019533A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 可動テ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019533A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62187037A (ja) * | 1986-02-13 | 1987-08-15 | Ashida Seisakusho:Kk | 靴下の滑り止め処理加工装置 |
JPS6362731A (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-19 | Sanyo Electric Co Ltd | スクリ−ン印刷機 |
JPH0624842B2 (ja) * | 1989-10-31 | 1994-04-06 | 東海商事株式会社 | 全自動スクリーン印刷機 |
JPH0535275U (ja) * | 1991-10-17 | 1993-05-14 | 新栄機工株式会社 | 陶磁器絵付け用印刷機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5567834A (en) * | 1978-11-15 | 1980-05-22 | Hitachi Ltd | Trace system for communication control unit |
-
1983
- 1983-07-14 JP JP12857783A patent/JPS6019533A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5567834A (en) * | 1978-11-15 | 1980-05-22 | Hitachi Ltd | Trace system for communication control unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6019533A (ja) | 1985-01-31 |
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