JPH043849Y2 - - Google Patents

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JPH043849Y2
JPH043849Y2 JP1985167661U JP16766185U JPH043849Y2 JP H043849 Y2 JPH043849 Y2 JP H043849Y2 JP 1985167661 U JP1985167661 U JP 1985167661U JP 16766185 U JP16766185 U JP 16766185U JP H043849 Y2 JPH043849 Y2 JP H043849Y2
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JP
Japan
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window glass
vehicle
main body
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edge
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JP1985167661U
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JPS6276718U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両の上下分割式窓ガラス構造に関
し、特に、バス等の車両にそなえられる車両の上
下分割式窓ガラス構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、バスの前面に、上部窓ガラス2(第2図
参照)および下部窓ガラス3とがそなえられてお
り、これらの上部窓ガラス2と下部窓ガラス3と
は、断面がH形状の支持部材により支持されてい
るが、車外側前面に迎え材やモール、サツシユ等
の突出部(出張り)が形成される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の車両の上下分
割式窓ガラス構造では、H形状の支持部材の車外
側前方への突出と突出部とにより、見映えが悪
く、空気力学的にも劣るという問題点がある。
本考案は、これら問題点を解決すると共に、上
部窓ガラスと横方向に延びる支持部材の前面との
間をシールする一方、上記支持部材の上面形状を
工夫して上部窓ガラスの室内側の面に発生する露
滴を有効に補集しうる樋を形成し、下部窓ガラス
を濡らすことを防止するようにした、車両の上下
分割式窓ガラス構造を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案の車両の上下分割式窓ガラス構
造は、車両の前面に配設される上部窓ガラスと下
部窓ガラスとをそなえ、車内側に上記の上部窓ガ
ラスと下部窓ガラスとの接合部に沿つて車幅方向
に延びる支持部材をそなえ、同支持部材にその本
体前面から前方へ突出するとともに車幅方向に延
びるフランジを設け、このフランジの前端部を接
着層で覆い、上記の上部窓ガラスの前面、下部窓
ガラスの前面および上記接着層の前面が面一とな
るようにして上記フランジ前端の上方および下方
に上記接着層を介してそれぞれ上記上部窓ガラス
の下縁部および上記下部窓ガラスの上縁部を取り
付け、上記フランジより上方の上記支持部材本体
前面と上記上部窓ガラス後面との間に液密に介装
されて車幅方向に延びるシール部材を設け、上記
上部窓ガラスと上記支持部材本体との間に露滴を
補集する樋が形成されるように上記支持部材本体
前面上縁に連設される支持部材本体上面の前縁部
を上記支持部材本体前面上縁から離れた支持部材
本体上面より低く形成したことを特徴としてい
る。
〔作用〕
上述の本考案の車両の上下分割式窓ガラス構造
では、下部窓ガラスの前面と上部窓ガラスの前面
と接着層の前面とが面一に形成され、下部窓ガラ
スに沿つて上昇する走行風が、スムーズに上方へ
流れる。
さらに、上部窓ガラスと支持部材本体との間に
形成された樋が、上部窓ガラスの室内側の面に発
生する露滴を補集する作用を行なう。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1,2図は本考案の一実施例としての
車両の上下分割式窓ガラス構造を示すもので、第
1図はその要部縦断面図(第2図の−矢視断
面図)、第2図は本構造を備えたバスの前部斜視
図である。
第1,2図に示すように、バス1の前面には、
上部窓ガラス2と下部窓ガラス3とからなる分割
式窓ガラスが配設されていて、上部窓ガラス2と
下部窓ガラス3との接合部に沿い車室内側には、
支持部材としての板金製成形渡し材4が配設され
ている。
この渡し材4は、プレス成形された板金製の上
部本体5と下部本体6とから構成されており、各
本体5,6のスポツト溶接用前縁フランジ5a,
6aには窓ガラス2の下端部を受けるゴム製スペ
ーサ9と窓ガラス3の車室側を受けるゴム製スペ
ーサ10とが取り付けられており、さらに、スペ
ーサ9,10の前部には、接着層(耐候性接着
剤)14が取り付けられていて、接着層14は前
縁フランジ5aの上面と上部窓ガラス2の下縁部
2bとの間に間挿される第1の接着層14bと、
前縁フランジ5aの下面と下部窓ガラス3の上縁
部3bとの間に間挿される第2の接着層14c
と、フランジ5a,6aの前縁を覆う第3の接着
層14dとからなり、これらを一体に構成されて
いる。
また、この接着層14の前面14aは、上部窓
ガラス2の前面2aおよび下部窓ガラス3の前面
3aと面一に形成されている。
また、上部窓ガラス2と上部本体5との間にお
いて、スペーサ9の上方に近接してシール部材
(スポンジゴム製ダム)7が設けられており、こ
のシール部材7とスペーサ9との間には、接着剤
11が挿入されている。
また、上部本体5における上部窓ガラス2とほ
ぼ平行な前面の上縁(第1図の「く」字状屈曲
部)に上部本体上面5C前縁が連設され、この前
縁が、上記前面の上縁から離れた上部本体上面5
Cより低く形成されることにより、上部ガラス2
と上部本体上面5とシール部材7とで樋15が形
成されている。
この樋15の車幅方向における中央部の底面
(窓ガラス2の面と上部本体5の前面とシール部
材7とからなる底面)は、車幅方向における両側
部の底面よりも高く構成されていて、両側部の樋
15は排出口(図示せず)に接続し、露滴Cが車
外へ排出されるようになつている。
そして、下部窓ガラス3と下部本体6との間に
おいて、スペーサ10の下方に近接してシール部
材(スポンジゴム製ダム)8が設けられており、
このシール部材8とスペーサ10との間には、接
着剤12が挿入されている。
また、各本体5,6のスポツト溶接用後縁フラ
ンジ5b,6bには、トリム13が取り付けられ
ている。
なお、図中の符号5dは上部本体5の後方傾斜
面を示している。
本考案の実施例としての車両の上下分割式窓ガ
ラス構造は上述のごとく構成されているので、上
部窓ガラス2の前面2aと下部窓ガラス3の前面
3aとに沿つて、これらの面2a,3aに面一に
接着層14の前面14aが形成され、出張りがな
くなつて、フラツトな形状となる。
そして、渡し材4の前部に樋15が形成されて
いるので、上部窓ガラス2の車室内側の面に発生
した露滴Cを補集することができ、下部窓ガラス
3をぬらすことがなくなる。
この樋15に捕集された露滴Cは、車幅方向に
案内されて、左右の柱を通じ排出口より車外へ排
出され、直接車室内へ落下するのを防止すること
ができる。
また、渡し材4の車室内側には、車室内からの
視線A,Bとほぼ平行に後方傾斜面5dが形成さ
れており、さらに、渡し材4全体が薄く形成され
ているので、前方視界の妨げが最小限となる構造
となつている。
又、窓ガラス2,3は上部本体5および下部本
体6で支持することができる。
そして、渡し材4は、車長方向には厚くなつて
いて、窓ガラス2,3の耐震性に有利なようにな
つている。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の車両の上下分割
式窓ガラス構造によれば、簡素な構造で次のよう
な効果ないし利点が得られる。
(1) 見映えを向上させるとともに、空気力学的に
も勝れた構造とすることができ、一体感を得る
ことができる。
(2) 上部窓ガラスの室内側の面に発生する露滴が
上部窓ガラス、支持部材およびシール部材で形
成された樋に有効に補集されるので、下部窓ガ
ラスの濡れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例としての車両の
上下分割式窓ガラス構造を示すもので、第1図は
その要部縦断面図(第2図の−矢視断面図)、
第2図は本構造を備えたバスの前部斜視図であ
る。 1……バス、2……上部窓ガラス、2a……前
面、2b……下縁部、3……下部窓ガラス、3a
……前面、3b……上縁部、4……支持部材とし
ての板金製成形渡し材、5……上部本体、5a…
…前縁フランジ、5b……後縁フランジ、5c…
…上部本体上面、5d……後方傾斜面、6……下
部本体、6a……前縁フランジ、6b……後縁フ
ランジ、7,8……シール部材、9,10……ゴ
ム製スペーサ、11,12……接着剤、13……
トリム、14……接着層、14a……前面、14
b,14c,14d……接着層、15……樋、
A,B……視線、C……露滴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の前面に配設される上部窓ガラスと下部窓
    ガラスとをそなえ、車内側に上記の上部窓ガラス
    と下部窓ガラスとの接合部に沿つて車幅方向に延
    びる支持部材をそなえ、同支持部材にその本体前
    面から前方へ突出するとともに車幅方向に延びる
    フランジを設け、このフランジの前端部を接着層
    で覆い、上記の上部窓ガラスの前面、下部窓ガラ
    スの前面および上記接着層の前面が面一となるよ
    うにして上記フランジ前端の上方および下方に上
    記接着層を介してそれぞれ上記上部窓ガラスの下
    縁部および上記下部窓ガラスの上縁部を取り付
    け、上記フランジより上方の上記支持部材本体前
    面と上記上部窓ガラス後面との間に液密に介装さ
    れて車幅方向に延びるシール部材を設け、上記上
    部窓ガラスと上記支持部材本体との間に露滴を補
    集する樋が形成されるように上記支持部材本体の
    前面上縁に連設される支持部材本体上面の前縁部
    を上記支持部材本体前面上縁から離れた支持部材
    本体上面より低く形成したことを特徴とする、車
    両の上下分割式窓ガラス構造。
JP1985167661U 1985-10-31 1985-10-31 Expired JPH043849Y2 (ja)

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JP1985167661U JPH043849Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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JP1985167661U JPH043849Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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JPS6276718U JPS6276718U (ja) 1987-05-16
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JP2021008150A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 トヨタ自動車株式会社 車両

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5331335A (en) * 1976-08-05 1978-03-24 Gen Electric Method and device for fitting window glass

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