JPH0438467B2 - - Google Patents

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JPH0438467B2
JPH0438467B2 JP62198645A JP19864587A JPH0438467B2 JP H0438467 B2 JPH0438467 B2 JP H0438467B2 JP 62198645 A JP62198645 A JP 62198645A JP 19864587 A JP19864587 A JP 19864587A JP H0438467 B2 JPH0438467 B2 JP H0438467B2
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JP
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casing
cleaning
tank
lid
outlet chamber
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JP62198645A
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は各種の物品を塩素系、アルコール系等
の各種の有機溶剤を用いて洗浄する溶剤洗浄装置
の改良に関するものである。
(従来の技術) 上記のような溶剤洗浄においては、トリクロル
エチレンのような低沸点の有機溶剤が用いられる
ため、その蒸気が大気中に飛散して人体や工場内
の機器に対して好ましくない影響を及ぼすことが
知られている。そこで例えば特公昭57−43315号
公報等に示されるように、洗浄装置の周囲を高い
外壁により囲んだりエアカーテンにより溶剤蒸気
の飛散を防止する等の工夫がなされているが、溶
剤蒸気が外壁を越えて流出したり、溶剤が被処理
物に付着して外部で蒸発したりすることを完全に
防止することは困難であつた。特に近年では電子
部品の洗浄にフロン系の溶剤が用いられており、
その大気中への放散は地球を取り巻くオゾン層を
破壊するおそれがあるとして大きな問題となつて
いる。
このような問題の解決手段として、特開昭56−
115676号公報に示されるように密封できる蓋を備
えた洗浄槽の内部に溶剤やその蒸気を出し入れで
きるようにし、溶剤蒸気が系外へ出ないようにし
た洗浄装置が提案され、実用化されている。しか
しこの装置は単一の洗浄槽の内部で洗浄の全工程
を進行させるために処理能力が低く、量産品の洗
浄には利用できないという欠点があつた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はこのような従来の問題点を解決して、
多量の被処理物を連続的に洗浄することができ、
しかも溶剤蒸気が大気中へ飛散することをほぼ完
全に防止することができる溶剤洗浄装置を目的と
して完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ケーシングの内部に、蓋によりケー
シングの内部空間に対して密閉されその内部が減
圧されるタンク状の入口室と、上部が開放された
洗浄槽と、同じく蓋によりケーシングの内部空間
に対して密閉されその内部が減圧されるタンク状
の出口室とを設置するとともに、これらの上方部
分には被処理物の搬送機構を設け、更にケーシン
グの側壁には外部から入口室にその側壁を通じて
直接被処理物を装入し、また出口室からその側壁
を通じて直接被処理物を取出すための扉を設けた
ことを特徴とするものである。
(実施例) 次に本発明を図示の実施例について詳細に説明
すると、図中1は密封された直方体状のケーシン
グ、2はその内部空間である。ケーシング1の内
部の下半部分にはタンク状の入口室3と、複数の
洗浄槽4と、タンク状の出口室5とが一列に設け
られている。入口室3はその上部開口をケーシン
グ1の内部空間2に対して密封することができる
蓋6を備えており、この蓋6はケーシング1の天
井に設けられたシリンダ7及びこれに連動するパ
ンタグラフ式昇降機構8によつて第1図の下降位
置と、第2図の上昇位置との間を昇降することが
できるようになつている。
洗浄槽4は洗浄液中に被処理物を容器9に入れ
たまま浸漬して洗浄を行わせる液体洗浄槽4a
と、底部の溶剤を例えば78℃の沸点まで加熱して
発生する蒸気により被処理物を洗浄する蒸気洗浄
槽4bとを適宜に配列したもので、各洗浄槽4の
上面はケーシング1の内部空間2に対して開放さ
れている。
10はこれらの洗浄槽4の上方部分に設けられ
た被処理物の搬送機構である。搬送機構10は図
示のようにケーシング1の内部空間2に設けられ
た上下のスプロケツト11,12間に張設された
エンドレスチエーン13と、このエンドレスチエ
ーン13の複数箇所にピン止めされた水平バー1
4と、この水平バー14の下面に設けられた容器
9のハンガー15とから構成されている。水平バ
ー14はエンドレスチエーン13の往復動につれ
て上昇、水平移動、下降を繰返し、ハンガー15
を図示を略した機構によつて開閉させることによ
つて被処理物が収納された容器9を入口室3から
洗浄槽4へ、また洗浄槽4から出口室5へと搬送
できる構造となつている。
16は出口室5の上部開口をケーシング1の内
部空間2に対して密閉するための蓋であり、この
蓋16は水平バー14の後端に取付けられてお
り、その下面にハンガー15が突設されている。
従つて、最終の洗浄槽4からこのハンガー15に
よつて取出された容器9が出口室5内に降下され
ると同時に蓋16が出口室5の上部開口を閉じる
こととなる。しかしこれだけでは十分な密封が行
えないため、ケーシング1の天井のシリンダ17
がパンダグラフ機構18を介して蓋16の上面を
強く出口室5に押付けることができる構造となつ
ている。
更にケーシング1の側壁の入口室3と出口室5
とに対応する位置には、扉19,20がそれぞれ
設けられている。扉19はケーシング1の外側の
シリンダ21によりガイド22に沿つて垂直上方
に引上げられる形式のものであり、同様に扉20
はシリンダ23によりガイド24に沿つて垂直上
方に引上げられる形式となつている。しかしこれ
らの扉19,20の開閉機構はこれに限定されな
いことは言うまでもない。
なお、ケーシング1は実施例のように完全に密
封型のものが好ましいが、上部から流出する溶剤
蒸気を活性炭等によつて確実に捕集できるような
構造とするならば、上面等を開放したケーシング
としても差し支えない。
(作用) このように構成されたものは、まずタンク状の
入口室3の蓋6を密閉し真空ポンプによつて入口
室3内の溶剤蒸気を十分に排出したうえでケーシ
ング1の側壁の扉19を開き、入口室3の内部に
その側壁を通じて容器9に入つた被処理物を直接
装入する。このとき、入口室3内の溶剤蒸気は十
分に排出されているので、扉19を開いても溶剤
蒸気が外部へ洩れることはない。次に扉19を閉
じたうえで入口室3の蓋6を第2図の位置まで上
昇させ、搬送機構10のハンガー15によつて被
処理物の入つた容器9を入口室3から洗浄槽4へ
移送し、液体洗浄槽4aにおいては液体洗浄を、
また次の蒸気洗浄槽4bにおいては蒸気洗浄を順
次行わせる。このようにして最終の洗浄槽4に到
達した容器9は蓋16の下面のハンガー15によ
つてタンク状の出口室5内へ移送され、これと同
時に蓋16が出口室5の上部開口を覆うとともに
シリンダ17の作用により蓋16は出口室5の上
面に強く押圧され、出口室5の内部をケーシング
1の内部空間2に対して密閉する。次に出口室5
の内部を真空ポンプにより減圧すれば溶剤の沸点
が低下するため、蒸気洗浄槽4b内で加熱されて
いる被処理物に付着していた溶剤は急速に気化し
て出口室5内の空気とともに排除される。そこで
蓋16を閉じたまま出口室5の側方の扉20を開
いて被処理物の入つた容器9を直接外部へ取出せ
ば、大気中へ溶剤蒸気が飛散するおそれをほとん
どなくすることができる。なお入口室3や出口室
5から排気された溶剤蒸気は図示を略した処理装
置によつてほぼ完全に回収することができる。
以上に説明した工程は図示のとおり多数の容器
9を用いて連続的に行われるものであり、入口室
3及び出口室5内の排気を行う時間を考慮して
も、30秒以内のタクトタイムで工程を進行させる
ことが可能である。従つて本発明の溶剤洗浄装置
は極めて大量の被処理物を迅速に洗浄することが
できるものである。
(発明の効果) 本発明は以上に説明したとおり、ケーシングの
内部で洗浄を行わせることによつて有害な溶剤蒸
気が外部へ洩れることを防止するとともに、ケー
シングの内部のタンク状であつてその内部を減圧
できる入口室と出口室にケーシングの内部空間に
対してそれらの内部を密閉できる蓋と、外部との
間で側壁を通じて直接被処理物の出し入れを行う
扉とをそれぞれ設けることによつて被処理物の出
し入れの際の溶剤蒸気の飛散をも確実に防止でき
るようにしたものである。従つて本発明の溶剤洗
浄装置によれば大量の被処理物を溶剤蒸気を大気
中へ飛散させることなく能率良く洗浄することが
できる。よつて本発明は従来の問題点を一掃した
溶剤洗浄装置として、産業の発展に寄与するとこ
ろは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図
は容器が上昇した状態を示す同じく断面図、第3
図はその平面図である。 1……ケーシング、2……内部空間、3……入
口室、4……洗浄槽、5……出口室、10……搬
送機構、19,20……扉。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケーシング1の内部に、蓋6によりケーシン
    グ1の内部空間2に対して密閉されその内部が減
    圧されるタンク状の入口室3と、上部が開放され
    た洗浄槽4と、同じく蓋16によりケーシング1
    の内部空間2に対して密閉されその内部が減圧さ
    れるタンク状の出口室5とを設置するとともに、
    これらの上方部分には被処理物の搬送機構10を
    設け、更にケーシング1の側壁には外部から入口
    室3にその側壁を通じて直接被処理物を装入し、
    また出口室5からその側壁を通じて直接被処理物
    を取出すための扉19,20を設けたことを特徴
    とする溶剤洗浄装置。
JP19864587A 1987-08-07 1987-08-07 Solvent washer Granted JPS6443383A (en)

Priority Applications (1)

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JP19864587A JPS6443383A (en) 1987-08-07 1987-08-07 Solvent washer

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JP19864587A JPS6443383A (en) 1987-08-07 1987-08-07 Solvent washer

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Publication Number Publication Date
JPS6443383A JPS6443383A (en) 1989-02-15
JPH0438467B2 true JPH0438467B2 (ja) 1992-06-24

Family

ID=16394656

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JP19864587A Granted JPS6443383A (en) 1987-08-07 1987-08-07 Solvent washer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03188979A (ja) * 1989-12-20 1991-08-16 Nippon Kakoki Kogyo Kk 完全密閉式溶剤洗浄機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5458957A (en) * 1977-10-19 1979-05-12 Nippon Kakouki Kougiyou Kk Sealing type solvent washing machine

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JPS6443383A (en) 1989-02-15

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