JPH0438286Y2 - - Google Patents

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JPH0438286Y2
JPH0438286Y2 JP1985027342U JP2734285U JPH0438286Y2 JP H0438286 Y2 JPH0438286 Y2 JP H0438286Y2 JP 1985027342 U JP1985027342 U JP 1985027342U JP 2734285 U JP2734285 U JP 2734285U JP H0438286 Y2 JPH0438286 Y2 JP H0438286Y2
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magnetic
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coil
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は軸通電とコイル通電とにより磁束を発
生させて被探傷物の表面欠陥を検出する磁気探傷
装置に関するものである。
[従来の技術] 第5図に示すように、一般的な磁気探傷装置1
は、内部に磁性体である被探傷物(図示せず)を
クランプして軸通電するための固定電極2及び可
動電極3が配設され、コイル通電されるコイル4
が被探傷物を覆うべく移動自在に設けられてい
る。また装置1の外側には磁化された被探傷物を
脱磁するための脱磁器5と磁化用電源6とが備え
られている。なお7はブラツクライト、8はメー
ターリレー、9は暗幕である。
このような装置1で被探傷物の欠陥を検出する
に際して、まず電極2,3間に被探傷物をクラン
プした後、コイル4を移動させてこれを覆う。そ
してリフター(図示せず)により直下の磁粉液槽
内へ下降させて軸通電とコイル通電を開始する。
次にリフターにより磁粉液槽から上昇させて液切
りを行い、通電を停止する。そしてコイル4及び
電極2,3を被探傷物から離してクランプを解除
する。このときの被探傷物には、その欠陥部に磁
粉が付着しているので、欠陥が検出できるもので
ある。
ところで被探傷物の表面全方向に亘つて磁気探
傷を行うためには、軸方向及び軸回り方向に磁束
(磁力線)を遍く通過させる必要がある。
このため第3図に示すように、例えば略Y字状
の複雑な形状の部品10を磁気探傷するに際して
は、部品10をコイル4内にセツトすると共に、
共通電極2及び対向電極3を各軸端部に接続し
て、三相電源のうちの一相をコイル4に、他の二
相を電極2,3に供給することで、コイル4によ
り軸方向に沿う磁束を生成させ、電極2,3間の
軸電流11により軸回りの磁束を生成させるよう
になつている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記従来の磁気探傷装置において
は、部品10の分岐部12の区間でコイル4によ
る磁束の影響が実質的になくなつてしまうという
問題があつた。言い換えると、この区間では軸電
流11による磁束とコイル4による磁束の方向と
が重なつてしまい、第4図に示すように分岐部1
2の表面(JIS仮想傷試験片13)において、左
右側の欠陥は検出されるものの、これに直交する
方向(上下)の欠陥が検出できなくなつてしま
う。
そこで本考案は、上記事情に鑑み、屈曲した部
分を有する複雑な形状の軸部材に対して適正に欠
陥検出ができる磁気探傷装置を提供すべく創案さ
れたものである。
なお本考案に対比すべき従来技術としては、
「磁気探傷器における磁化装置」(実開昭55−
165266号公報)及び「交流極間式鋼片四面疵磁化
探傷装置」(特開昭49−123685号公報)があるが、
これらはいずれも単調な軸部品への探傷用磁束を
追加するようにしたものであり、複雑な形状の部
品にそのまま適用できるものではない。
[課題を解決するための手段] 本考案は、軸方向に延長した軸部及びその途中
で径方向に屈曲した屈曲部を有する被探傷物に対
して、適宜な磁場を与えることで欠陥を検出する
磁気探傷装置であつて、被探傷物を覆つて軸方向
に設けられ軸方向の磁束を生成する主コイルと、
被探傷物の端部に接続され被探傷物の延長方向の
中心線回りに磁束を生成させる磁化電流供給手段
と、端部の近傍において軸方向に設けられ軸部か
ら屈曲部へとその延長方向に略沿う補助磁束を生
成する補助コイルとを備えたものである。
[作用] 上記構成によつて、主コイルは、軸部の延長方
向に沿う磁束を生成し、これに交差する方向の欠
陥を検出させる。磁化電流供給手段は、軸部及び
屈曲部の中心線回りの磁束を生成し、これに交差
する方向の欠陥を検出させる。補助コイルは、屈
曲部に対して、主コイル及び磁化電流供給手段に
よる磁束の方向に交わる方向である屈曲部の延長
方向に沿う補助磁束を生成し、これに交差する方
向の欠陥を検出させる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を、添付図面に従つて説
明する。
第1図は、本考案に係る磁気探傷装置の一実施
例を示したものであり、従来と同様の構成には同
一符号を付し、その説明を省略する。
この装置は、複雑な形状の被探傷物たる略Y字
状の軸部品10に対して適宜な磁場を与えること
で欠陥を検出する磁気探傷装置であつて、軸部品
10を覆つて設けられた主コイル4と、軸部品1
0に軸電流11を流すための磁化電流供給手段2
1と、補助磁束15を生成するための補助コイル
14とにより主として構成されている。
軸部品10は、軸方向Cに延長する上下及び中
央の軸部22,23,24及びこれらを連結する
ように径方向に延長した屈曲部25を有して成
り、本実施例にあつては、直角に屈曲した部品と
して形成されているものである。主コイル4は、
軸方向Cに沿つて設けられた直円筒状のコイルと
して形成され、磁化電流を供給されたときに軸方
向Cの磁束を生成するようになつている。磁化電
流供給手段21は、三相電源26と、軸部品10
の、各端部に接続された共通電極2及び対向電極
3とで成り、これらが適宜結線されて、軸部品1
0の延長方向の中心線回りに磁束を生成させるよ
うになつている。すなわち軸電流11は、軸部品
10の屈曲延長方向に沿つて分岐し、軸方向C及
び径方向へと流れるものである。また三相電源2
6は、主コイル4とも結線されてその磁化電流を
供給するようになつている。
そして本考案の特長となる補助コイル14は、
一方(図中上側)の対向電極3が接続されている
上側軸部22の端部近傍に設けられ、その軸部2
2の中心線(軸方向C)に並行に配置されてい
る。この補助コイル14は、対向電極3の電線に
接続されて磁化電流を供給されるようになつてお
り、いわば補助コイル用電源と軸電流用電源とが
兼用された形になつている。また補助コイル14
がこの位置に配置されていることで、補助磁束1
5は上側軸部22から屈曲部25へとその延長方
向に略沿うようなカーブを描いて生成されるもの
である。
このように構成したことで、主コイル4は、軸
方向C、すなわち軸部22,23,24では延長
方向に沿い、屈曲部25ではこれを横断する方向
となる磁束を生成し、軸電流11は、軸部22,
23,24及び屈曲部25の中心線回りの磁束を
生成する。従つて屈曲部25においては、これら
の磁束の方向が重なつて、主コイル4による影響
が実質的になくなるが、補助コイル14が屈曲部
25に対して主コイル4及び軸電流11による磁
束の方向に直交する方向である、屈曲部25の延
長方向に沿う補助磁束15を生成し、これに交差
する方向の欠陥を検出させる。
従つて第2図に示すように、屈曲部25の仮想
傷試験片13において完全な円形パターンとな
り、あらゆる方向の欠陥が検出可能となる。また
この補助磁束15は、屈曲部25に到達するまで
の経路が上側軸部22に沿うようになつているの
で、主コイル4による軸部22への磁束と同一方
向となつて、その作用を乱すなどの悪影響を及ぼ
すことない。
なお、補助コイル14は下部軸部23の近傍に
設けるようにしても構わない。そして本考案は図
示した形状の被探傷物に限らず、同様な屈曲部を
有した複雑形状部品に対して広く適用できるもの
である。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、次のような優れ
た効果を発揮する。
軸部及び屈曲部を有する被探傷物を覆つて軸方
向の磁束を生成する主コイルと、被探傷物の延長
方向の中心線廻りに磁束を生成させる磁化電流供
給手段と、軸部から屈曲部へとその延長方向に略
沿う磁束を生成する補助コイルとを備えたので、
屈曲部において全方向の欠陥を検出することがで
き、しかも主コイルによる軸部への磁束に悪影響
を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる磁気探傷装置の一実施
例を示した側断面図、第2図は第1図中のB矢視
図、第3図は従来の磁気探傷装置を示した側断面
図、第4図は第3図中のA矢視図、第5図は磁気
探傷装置の全体を示した部分破断斜視図である。 図中、4は主コイル、10は被探傷物たる略Y
字状の軸部品、14は補助コイル、21は磁化電
流供給手段、22,23,24は軸部、25は屈
曲部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向に延長した軸部及びその途中で径方向に
    屈曲した屈曲部を有する被探傷物に対して、適宜
    な磁場を与えることで欠陥を検出する磁気探傷装
    置であつて、上記被探傷物を覆つて上記軸方向に
    設けられ該軸方向の磁束を生成する主コイルと、
    上記被探傷物の端部に接続され上記被探傷物の延
    長方向の中心線回りに磁束を生成させる磁化電流
    供給手段と、上記端部の近傍において上記軸方向
    に設けられ上記軸部から屈曲部へとその延長方向
    に略沿う補助磁束を生成する補助コイルとを備え
    たことを特徴とする磁気探傷装置。
JP1985027342U 1985-02-28 1985-02-28 Expired JPH0438286Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985027342U JPH0438286Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985027342U JPH0438286Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

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JPS61144469U JPS61144469U (ja) 1986-09-06
JPH0438286Y2 true JPH0438286Y2 (ja) 1992-09-08

Family

ID=30524206

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JP1985027342U Expired JPH0438286Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49123685A (ja) * 1973-03-31 1974-11-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49123685A (ja) * 1973-03-31 1974-11-26

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JPS61144469U (ja) 1986-09-06

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