JPH0437761Y2 - - Google Patents
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- JPH0437761Y2 JPH0437761Y2 JP1984028151U JP2815184U JPH0437761Y2 JP H0437761 Y2 JPH0437761 Y2 JP H0437761Y2 JP 1984028151 U JP1984028151 U JP 1984028151U JP 2815184 U JP2815184 U JP 2815184U JP H0437761 Y2 JPH0437761 Y2 JP H0437761Y2
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- tire
- tread
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- carcass cord
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Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、水田用空気入タイヤ車輪に係り、田
植機等に利用される。
植機等に利用される。
(従来の技術)
弾性材製の中空タイヤ本体に、推進ラグ(羽根
ラグ)と直進ラグ(台形ラグ)とを一体に形成
し、この中空タイヤ本体をスポーク車輪のリムに
嵌合した水田用中空タイヤ車輪は、例えば、実開
昭55−147909号公報等で知られている。
ラグ)と直進ラグ(台形ラグ)とを一体に形成
し、この中空タイヤ本体をスポーク車輪のリムに
嵌合した水田用中空タイヤ車輪は、例えば、実開
昭55−147909号公報等で知られている。
(考案が解決しようとする課題)
前述した従来技術にあつては、中空タイヤ本体
にカーカスコード層を備えていないため、タイヤ
内圧を保持することが困難でタイヤ内圧によつて
はリム外れを生じ易いものであつた。
にカーカスコード層を備えていないため、タイヤ
内圧を保持することが困難でタイヤ内圧によつて
はリム外れを生じ易いものであつた。
また、カーカスコード層を有しないためタイヤ
本体の骨格剛性は低く、田植機等の機体重量を支
えるため羽根ラグを所謂への字形状としてタイヤ
本体に一体形成しており、これでは、水田走行中
の喰込みが悪く、泥を極度に掻き乱すという課題
があつた。
本体の骨格剛性は低く、田植機等の機体重量を支
えるため羽根ラグを所謂への字形状としてタイヤ
本体に一体形成しており、これでは、水田走行中
の喰込みが悪く、泥を極度に掻き乱すという課題
があつた。
一方、タイヤ内圧を保持するために、カーカス
コード層をタイヤ本体に埋入することが考えられ
る。
コード層をタイヤ本体に埋入することが考えられ
る。
しかし、水田用ではフロート機能をもたせるた
めの羽根ラグと直進機能をもたせるための台形ラ
グを備えているため、タイヤ本体の剛性は、トレ
ツド部、サイドウオール部では剛性差(弾性変形
量)が顕著に異なるため、カーカスコード層にお
ける両端縁の位置によつては両端縁の躍りによる
クラツク発生が生じ易く、また、加硫成形に伴う
ゴム流れによるコード両端縁の乱れがあると、該
端縁が露出することもあつて、これはクラツク発
生を増長し、耐久性の点で課題があつた。
めの羽根ラグと直進機能をもたせるための台形ラ
グを備えているため、タイヤ本体の剛性は、トレ
ツド部、サイドウオール部では剛性差(弾性変形
量)が顕著に異なるため、カーカスコード層にお
ける両端縁の位置によつては両端縁の躍りによる
クラツク発生が生じ易く、また、加硫成形に伴う
ゴム流れによるコード両端縁の乱れがあると、該
端縁が露出することもあつて、これはクラツク発
生を増長し、耐久性の点で課題があつた。
そこで、本考案は、羽根ラグと台形ラグとを一
体に有するタイヤ本体に所定の空気圧をかけて
も、左右ビード間に巻掛け埋入したカーカスコー
ド層でタイヤ内圧を保持できるとともに、該コー
ド層における両端縁の躍りを抑制してクラツク発
生を阻止した水田用空気入タイヤ車輪を提供する
ことが目的である。
体に有するタイヤ本体に所定の空気圧をかけて
も、左右ビード間に巻掛け埋入したカーカスコー
ド層でタイヤ内圧を保持できるとともに、該コー
ド層における両端縁の躍りを抑制してクラツク発
生を阻止した水田用空気入タイヤ車輪を提供する
ことが目的である。
(課題を解決するための手段)
本考案は、トレツド部10と、左右サイドウオ
ール部11と、リム7に支持された左右ビード部
12とが一体連成された空気入タイヤ本体4の前
記トレツド部10と左右サイドウオール部11の
中途までに平板状の羽根ラグ20を周方向の間隔
を有して一体に突出して備え、該羽根ラグ20間
のトレツド部10上に、台形ラグ21を一体に突
出して備え、前記左右ビード部12内のビード1
8間にカーカスコード層13を巻掛け埋入してな
る水田用空気入タイヤ車輪であつて、前述の目的
を達成するために、次の技術的手段を講じてい
る。
ール部11と、リム7に支持された左右ビード部
12とが一体連成された空気入タイヤ本体4の前
記トレツド部10と左右サイドウオール部11の
中途までに平板状の羽根ラグ20を周方向の間隔
を有して一体に突出して備え、該羽根ラグ20間
のトレツド部10上に、台形ラグ21を一体に突
出して備え、前記左右ビード部12内のビード1
8間にカーカスコード層13を巻掛け埋入してな
る水田用空気入タイヤ車輪であつて、前述の目的
を達成するために、次の技術的手段を講じてい
る。
すなわち、本考案は、前記カーカスコード層1
3の両端部13a,13bは、トレツド部10内
の径方向内外で重合状とされると共に、その両端
部13a,13bの一方の端縁と他方の端縁はタ
イヤ赤道面に対して左右対称位置で、かつタイヤ
赤道面からサイドウオール部11寄りに離隔した
トレツド部10両側部近くまで延設状とされ、し
かも台形ラグ21のラグ幅内に収めて位置されて
なることを特徴とするものである。
3の両端部13a,13bは、トレツド部10内
の径方向内外で重合状とされると共に、その両端
部13a,13bの一方の端縁と他方の端縁はタ
イヤ赤道面に対して左右対称位置で、かつタイヤ
赤道面からサイドウオール部11寄りに離隔した
トレツド部10両側部近くまで延設状とされ、し
かも台形ラグ21のラグ幅内に収めて位置されて
なることを特徴とするものである。
(作用)
本考案によれば、タイヤ本体4内に相当高いタ
イヤ内圧(空気圧)をかけてもカーカスコード層
13のタガ効果によりタイヤ内圧を保持し、リム
7からの外れは防止される。
イヤ内圧(空気圧)をかけてもカーカスコード層
13のタガ効果によりタイヤ内圧を保持し、リム
7からの外れは防止される。
カーカスコード層13の両端部13a,13b
における一方の端縁と他方の端縁は台形ラグ21
のラグ幅内に収めて位置されていることから、両
端縁の躍りは抑制され、クラツク発生を防止す
る。
における一方の端縁と他方の端縁は台形ラグ21
のラグ幅内に収めて位置されていることから、両
端縁の躍りは抑制され、クラツク発生を防止す
る。
また、カーカスコード層13の両端縁は、タイ
ヤ赤道面に対して左右対称位置にあることからタ
イヤ本体4の左右剛性はバランスされ、タイヤ本
体4の弾性変形はいびつになることなく、しか
も、両端部13a,13bは、トレツド部10内
の径方向内外で重合状とされていることから左右
サイドウオール部11における弾性変形はトレツ
ド部10よりも良好となつてタイヤ内圧と協働し
ての振動をおさえる。
ヤ赤道面に対して左右対称位置にあることからタ
イヤ本体4の左右剛性はバランスされ、タイヤ本
体4の弾性変形はいびつになることなく、しか
も、両端部13a,13bは、トレツド部10内
の径方向内外で重合状とされていることから左右
サイドウオール部11における弾性変形はトレツ
ド部10よりも良好となつてタイヤ内圧と協働し
ての振動をおさえる。
更に、タイヤ本体4にカーカスコード層13を
巻掛け埋入したことにより、タイヤ本体4の骨格
保持は確保され、機体重量を充分に支持可能とな
るし、羽根ラグ20はへの字状ではなく平板状に
形成できて、水田走行中においても喰込みは良く
なり、泥を極度に掻くことも少ない。
巻掛け埋入したことにより、タイヤ本体4の骨格
保持は確保され、機体重量を充分に支持可能とな
るし、羽根ラグ20はへの字状ではなく平板状に
形成できて、水田走行中においても喰込みは良く
なり、泥を極度に掻くことも少ない。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1、2図において、水田用空気入タイヤ車輪
1はゴム等の弾性材製の空気入タイヤ2と、金属
製のホイール3とから成り、タイヤ2はトロイダ
ル形状のタイヤ本体4とその外周部にトロイダル
(円周)方向略等間隔に配置されたラグ5とを有
し、ホイール3のスポークに支持されたリム7に
装着されている。
1はゴム等の弾性材製の空気入タイヤ2と、金属
製のホイール3とから成り、タイヤ2はトロイダ
ル形状のタイヤ本体4とその外周部にトロイダル
(円周)方向略等間隔に配置されたラグ5とを有
し、ホイール3のスポークに支持されたリム7に
装着されている。
タイヤ本体4は外周のトレツド部10から左右
のサイドウオール部11が連成され、各サイドウ
オール部11の内周側にビード部12が連成され
ており、内部にカーカスコード層13が巻付けら
れ複数重に形成されている。
のサイドウオール部11が連成され、各サイドウ
オール部11の内周側にビード部12が連成され
ており、内部にカーカスコード層13が巻付けら
れ複数重に形成されている。
このタイヤ本体4はその内面4aがトロイダル
方向に凹凸のない均一面となつており、カーカス
コード層13を有することから、内部に直接空気
を注入するか又はチユーブを配置して空気を入れ
るかしてタイヤ本体内圧を2.5〜5Kg/cm2に保持
できる。
方向に凹凸のない均一面となつており、カーカス
コード層13を有することから、内部に直接空気
を注入するか又はチユーブを配置して空気を入れ
るかしてタイヤ本体内圧を2.5〜5Kg/cm2に保持
できる。
前記ビード部12の外面12aはサイドウオー
ル部11の外面11aよりもタイヤ幅方向内側に
位置し、両外面11a,12aの境界には段部1
4が形成されている。
ル部11の外面11aよりもタイヤ幅方向内側に
位置し、両外面11a,12aの境界には段部1
4が形成されている。
リム7は左右ビード部12を支承しており、ビ
ード外面に当接するフランジ部15と、内周面1
2bに当接する内周部16と、左右内周部16を
連結する連結部17とを一体成形しており、前記
フランジ部15はサイドウオール部外面11aに
略沿うように若干外向き傾斜していて、その外面
15aは外面11aと略面一になつており、且つ
その外周縁15bは段部14の内周面14aに略
面接している。尚、フランジ部15の外周縁から
外側方へ断面円弧状の補強部分を連成しても良
い。
ード外面に当接するフランジ部15と、内周面1
2bに当接する内周部16と、左右内周部16を
連結する連結部17とを一体成形しており、前記
フランジ部15はサイドウオール部外面11aに
略沿うように若干外向き傾斜していて、その外面
15aは外面11aと略面一になつており、且つ
その外周縁15bは段部14の内周面14aに略
面接している。尚、フランジ部15の外周縁から
外側方へ断面円弧状の補強部分を連成しても良
い。
前記ラグ5はトロイダル方向等間隔に多数配置
された平板状の羽根ラグ20と、この羽根ラグ2
0間に略等間隔に複数配置されたブロツク状の台
形ラグ21とから成る。台形ラグ21は正面視台
形状で概ねトレツド部10のみに形成されている
のに対し、羽根ラグ20はトレツド部10からの
サイドウオール部11の中途まで延設されてい
て、サイドウオール部11から左右外側へ大きく
突出されている。
された平板状の羽根ラグ20と、この羽根ラグ2
0間に略等間隔に複数配置されたブロツク状の台
形ラグ21とから成る。台形ラグ21は正面視台
形状で概ねトレツド部10のみに形成されている
のに対し、羽根ラグ20はトレツド部10からの
サイドウオール部11の中途まで延設されてい
て、サイドウオール部11から左右外側へ大きく
突出されている。
前記羽根ラグ20はサイドウオール部11まで
延設されていることにより、主としてフロート機
能を担い、台形ラグ21はトレツド部10に形成
して直進機能を担つている。
延設されていることにより、主としてフロート機
能を担い、台形ラグ21はトレツド部10に形成
して直進機能を担つている。
第2図に示す第1実施例のコード層13は1プ
ライ又2プライ以上の複数プライであり、左右ビ
ード部12内に埋設されたビード18に巻掛けら
れ、両端部13a,13bが内側層アの外側に巻
付けられ、トレツド部10内では略3重になつて
おり、一方の端部13aは他方の端部13bより
も径方向外側に位置し、トレツド部10内の径方
向内外で重合状とされると共に、その両端部13
a,13bにおける一方の端縁と他方の端縁はタ
イヤ赤道面に対して左右対称位置で、かつタイヤ
赤道面からサイドウオール部11寄りに離間した
トレツド部10両側部近く(所謂、タイヤシヨル
ダ部)まで延設状とされ、しかも台形ラグ21の
ラグ幅内に収められている。
ライ又2プライ以上の複数プライであり、左右ビ
ード部12内に埋設されたビード18に巻掛けら
れ、両端部13a,13bが内側層アの外側に巻
付けられ、トレツド部10内では略3重になつて
おり、一方の端部13aは他方の端部13bより
も径方向外側に位置し、トレツド部10内の径方
向内外で重合状とされると共に、その両端部13
a,13bにおける一方の端縁と他方の端縁はタ
イヤ赤道面に対して左右対称位置で、かつタイヤ
赤道面からサイドウオール部11寄りに離間した
トレツド部10両側部近く(所謂、タイヤシヨル
ダ部)まで延設状とされ、しかも台形ラグ21の
ラグ幅内に収められている。
このように、コード層13の両端部13a,1
3bにおける両端縁がタイヤ赤道面より左右対称
位置にあることから、カーカスコード層13によ
るタイヤの左右剛性は均一となり、タイヤの変形
も左右同等になる。
3bにおける両端縁がタイヤ赤道面より左右対称
位置にあることから、カーカスコード層13によ
るタイヤの左右剛性は均一となり、タイヤの変形
も左右同等になる。
また、コード両端部13a,13bにおける両
端縁はトレツド部10両側部近くで、かつ台形ラ
グ21のラグ幅内に収められていて、該台形ラグ
21によつて押さえられているので、サイドウオ
ール部11やタイヤ赤道面と比較してタイヤ本体
4の変形のより少ない位置とあいまつて、クラツ
クの発生がより有効に防止できる。
端縁はトレツド部10両側部近くで、かつ台形ラ
グ21のラグ幅内に収められていて、該台形ラグ
21によつて押さえられているので、サイドウオ
ール部11やタイヤ赤道面と比較してタイヤ本体
4の変形のより少ない位置とあいまつて、クラツ
クの発生がより有効に防止できる。
すなわち、このタイヤ本体4の加硫成形にあた
つて、ゴムの流れは平板状の羽根ラグ20を成形
するキヤビテイに先行して起り、これによつて、
コード両端部13a,13bがゴム流れに伴つて
乱れ、タイヤシヨルダ部の付近から露出すること
もあるが、このような現象に伴うコード両端部1
3a,13bの乱れは、コード両端部13a,1
3bが台形ラグ21のラグ幅内に収められている
ことから防止され、ここに、クラツク発生が防止
される。
つて、ゴムの流れは平板状の羽根ラグ20を成形
するキヤビテイに先行して起り、これによつて、
コード両端部13a,13bがゴム流れに伴つて
乱れ、タイヤシヨルダ部の付近から露出すること
もあるが、このような現象に伴うコード両端部1
3a,13bの乱れは、コード両端部13a,1
3bが台形ラグ21のラグ幅内に収められている
ことから防止され、ここに、クラツク発生が防止
される。
なお、両端部13a,13bにおける両端縁は
羽根ラグ20の径内端縁20aからトレツド部1
0側へ実測で20〜25mmの位置が最良である。
羽根ラグ20の径内端縁20aからトレツド部1
0側へ実測で20〜25mmの位置が最良である。
また、カーカスコード層13のコードとして
は、伸びの小さいナイロン、ポリエステル、レー
ヨンその他の合成又は人造繊維又は天然繊維の
他、鋼、アルミニウム等の金属材、それらの複合
材、又はモノフイラメント、テープあるいはすだ
れ状、厚織状のもの等が使用できる。
は、伸びの小さいナイロン、ポリエステル、レー
ヨンその他の合成又は人造繊維又は天然繊維の
他、鋼、アルミニウム等の金属材、それらの複合
材、又はモノフイラメント、テープあるいはすだ
れ状、厚織状のもの等が使用できる。
更に、第1図で示す如く、前記羽根ラグ20の
中心線A(板厚方向の中心)は車輪1の中心を通
る求心線Bに対して25〜35°の傾斜角θをもち、
その頂部22(径外端)よりも根元23が先行回
転するようになつており、この傾斜によつて前面
24における浮力の付与、田圃への喰込みおよび
泥除けが良好となつている。傾斜θが25°より小
であると浮力が小さく喰込みすぎとなり、35°よ
り大であると、喰込み不足による牽引力の低下お
よび泥除けの悪化を招く。
中心線A(板厚方向の中心)は車輪1の中心を通
る求心線Bに対して25〜35°の傾斜角θをもち、
その頂部22(径外端)よりも根元23が先行回
転するようになつており、この傾斜によつて前面
24における浮力の付与、田圃への喰込みおよび
泥除けが良好となつている。傾斜θが25°より小
であると浮力が小さく喰込みすぎとなり、35°よ
り大であると、喰込み不足による牽引力の低下お
よび泥除けの悪化を招く。
前記羽根ラグ20の背部には膨出状厚肉部28
と補強部25が形成されている。厚肉部28は羽
根ラグのタイヤ本体4側からの外周の中途まで形
成され、羽根ラグの剛性を高めている。
と補強部25が形成されている。厚肉部28は羽
根ラグのタイヤ本体4側からの外周の中途まで形
成され、羽根ラグの剛性を高めている。
補強部25は頂部22からトレツド部10へ末
広がり状に形成され、一部は厚肉部28を重複し
ており、羽根ラグ20の回転方向C後方へ倒れる
のを防止すべく補強している。この補強部25は
トレツド部10と略同幅以下であり、羽根ラグの
左右側端の変形容易性は維持されている。
広がり状に形成され、一部は厚肉部28を重複し
ており、羽根ラグ20の回転方向C後方へ倒れる
のを防止すべく補強している。この補強部25は
トレツド部10と略同幅以下であり、羽根ラグの
左右側端の変形容易性は維持されている。
前記補強部25の背面26は求心線Bに大して
0〜50°の角度αに設定されており、羽根ラグ中
心線Aに対して狭角が25〜85°となつている。こ
の角度αは0°より小さいと、羽根ラグが曲がり索
引力が小さく且つ振動大となり、50°より大きい
と、スリツプが発生し且つ振動も大きくなり、牽
引力および振動共に必要且つ十分な最良角度は5
〜45°である。
0〜50°の角度αに設定されており、羽根ラグ中
心線Aに対して狭角が25〜85°となつている。こ
の角度αは0°より小さいと、羽根ラグが曲がり索
引力が小さく且つ振動大となり、50°より大きい
と、スリツプが発生し且つ振動も大きくなり、牽
引力および振動共に必要且つ十分な最良角度は5
〜45°である。
前記タイヤ本体4において、台形ラグ21の前
面には中央尖端部31が形成されており、前記隆
起部30と共にラグ5およびトレツド部10で区
切られた空間に泥土が付着し溜るのを防止してい
る。
面には中央尖端部31が形成されており、前記隆
起部30と共にラグ5およびトレツド部10で区
切られた空間に泥土が付着し溜るのを防止してい
る。
また、台形ラグ21間隔L1,L2および台形ラ
グ21と羽根ラグ20との間隔L3,L4(第1図に
図示)は略同一となるように設定されていて、各
ラグによる接地抵抗を略等しくし、振動を減少さ
せるようにしている。
グ21と羽根ラグ20との間隔L3,L4(第1図に
図示)は略同一となるように設定されていて、各
ラグによる接地抵抗を略等しくし、振動を減少さ
せるようにしている。
(考案の効果)
以上詳述した本考案によれば、タイヤ本体4の
左右ビード18間にカーカスコード層13が巻掛
け埋入されているので、該コード層13の所謂
「タガ」効果によつてタイヤ内圧を保持し、リム
7からの外れが防止できるし、タイヤ本体4はカ
ーカスコード層13で骨格剛性を確保しており、
これにより、従来の如く、への字状羽根ラグは必
要でなく、平板状の羽根ラグ20で事足りて水田
への喰込みはよくなり、泥の極度な掻き混ぜもな
くなる。
左右ビード18間にカーカスコード層13が巻掛
け埋入されているので、該コード層13の所謂
「タガ」効果によつてタイヤ内圧を保持し、リム
7からの外れが防止できるし、タイヤ本体4はカ
ーカスコード層13で骨格剛性を確保しており、
これにより、従来の如く、への字状羽根ラグは必
要でなく、平板状の羽根ラグ20で事足りて水田
への喰込みはよくなり、泥の極度な掻き混ぜもな
くなる。
また、カーカスコード層13は、巻掛け方向の
両端部13a,13bが、トレツド部10内の径
方向外方で重合状とされると共に、その両端部1
3a,13bにおける一方の端縁と他方の端縁が
タイヤ赤道面に対して左右対称位置にあるので、
カーカスコード層13によるタイヤ剛性は左右均
一化され、タイヤ変形も均一化できる。
両端部13a,13bが、トレツド部10内の径
方向外方で重合状とされると共に、その両端部1
3a,13bにおける一方の端縁と他方の端縁が
タイヤ赤道面に対して左右対称位置にあるので、
カーカスコード層13によるタイヤ剛性は左右均
一化され、タイヤ変形も均一化できる。
また、前記両端部13a,13bにおける両端
縁は、タイヤ赤道面からサイドウオール部11寄
りに離隔したトレツド部10両側部近くまで延設
状とされ、かつ台形ラグ21のラグ幅内にあるこ
とから、サイドウオール部11やタイヤ赤道面と
比較して、タイヤ本体4の変形がより少ない位置
であることもあつて、両端部13a,13bによ
るクラツク発生も少なくなるし、特に、台形ラグ
21で押さえられていることからクラツク発生を
より有効に防止して耐久性を向上できる。
縁は、タイヤ赤道面からサイドウオール部11寄
りに離隔したトレツド部10両側部近くまで延設
状とされ、かつ台形ラグ21のラグ幅内にあるこ
とから、サイドウオール部11やタイヤ赤道面と
比較して、タイヤ本体4の変形がより少ない位置
であることもあつて、両端部13a,13bによ
るクラツク発生も少なくなるし、特に、台形ラグ
21で押さえられていることからクラツク発生を
より有効に防止して耐久性を向上できる。
更に、前記両端部13a,13b端縁が、トレ
ツド部10上の台形ラグ21のラグ幅内にあるこ
とは、加硫成形に伴うゴム流れによるコード両端
部13a,13bの乱れを防止し、羽根ラグ20
の弾性変形を許容して浮力向上に寄与できるし、
またリム組も容易にできるのである。
ツド部10上の台形ラグ21のラグ幅内にあるこ
とは、加硫成形に伴うゴム流れによるコード両端
部13a,13bの乱れを防止し、羽根ラグ20
の弾性変形を許容して浮力向上に寄与できるし、
またリム組も容易にできるのである。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は全体正
面図、第2図は第1図−線の拡大断面図であ
る。 1……水田用空気入タイヤ車輪、4……タイヤ
本体、7……リム、10……トレツド部、11…
…サイドウオール部、12……ビード部、13…
…コード層、13a,13b……端部、18……
ビード、20……羽根ラグ、21……台形ラグ。
面図、第2図は第1図−線の拡大断面図であ
る。 1……水田用空気入タイヤ車輪、4……タイヤ
本体、7……リム、10……トレツド部、11…
…サイドウオール部、12……ビード部、13…
…コード層、13a,13b……端部、18……
ビード、20……羽根ラグ、21……台形ラグ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 トレツド部10と、左右サイドウオール部11
と、リム7に支持された左右ビード部12とが一
体連成された空気入タイヤ本体4の前記トレツド
部10と左右サイドウオール部11の中途までに
平板状の羽根ラグ20を周方向の間隔を有して一
体に突出して備え、該羽根ラグ20間のトレツド
部10上に、台形ラグ21を一体に突出して備
え、前記左右ビード部12内のビード18間にカ
ーカスコード層13を巻掛け埋入してなる水田用
空気入タイヤ車輪であつて、 前記カーカスコード層13の両端部13a,1
3bは、トレツド部10内の径方向内外で重合状
とされると共に、その両端部13a,13bの一
方の端縁と他方の端縁はタイヤ赤道面に対して左
右対称位置で、かつタイヤ赤道面からサイドウオ
ール部11寄りに離隔したトレツド部10両側部
近くまで延設状とされ、しかも台形ラグ21のラ
グ幅内に収めて位置されてなることを特徴とする
水田用空気入タイヤ車輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2815184U JPS60138806U (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 水田用空気入タイヤ車輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2815184U JPS60138806U (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 水田用空気入タイヤ車輪 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60138806U JPS60138806U (ja) | 1985-09-13 |
JPH0437761Y2 true JPH0437761Y2 (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=30525768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2815184U Granted JPS60138806U (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 水田用空気入タイヤ車輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60138806U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832042A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-02-24 | サン−ゴバン・ビトラ−ジユ | 電気的加熱可能窓ガラス及びその製造方法 |
JPS5815507B2 (ja) * | 1978-01-09 | 1983-03-25 | アデカ・ア−ガス化学株式会社 | 光の効果に対して安定化された合成樹脂組成物 |
JPS5850881A (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-25 | Hitachi Ltd | 撮像装置 |
JPS594302B2 (ja) * | 1980-07-25 | 1984-01-28 | 澁谷工業株式会社 | 紙容器への口栓取付装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6237763Y2 (ja) * | 1978-12-15 | 1987-09-26 | ||
JPS5941842Y2 (ja) * | 1979-04-10 | 1984-12-04 | 株式会社クボタ | 農用車輪 |
JPS5815507U (ja) * | 1981-07-24 | 1983-01-31 | 横浜ゴム株式会社 | 自動車用タイヤ |
JPS594302U (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-12 | オ−ツタイヤ株式会社 | 農用車輪 |
-
1984
- 1984-02-27 JP JP2815184U patent/JPS60138806U/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5815507B2 (ja) * | 1978-01-09 | 1983-03-25 | アデカ・ア−ガス化学株式会社 | 光の効果に対して安定化された合成樹脂組成物 |
JPS594302B2 (ja) * | 1980-07-25 | 1984-01-28 | 澁谷工業株式会社 | 紙容器への口栓取付装置 |
JPS5832042A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-02-24 | サン−ゴバン・ビトラ−ジユ | 電気的加熱可能窓ガラス及びその製造方法 |
JPS5850881A (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-25 | Hitachi Ltd | 撮像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60138806U (ja) | 1985-09-13 |
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