JPH0437581A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH0437581A
JPH0437581A JP2106773A JP10677390A JPH0437581A JP H0437581 A JPH0437581 A JP H0437581A JP 2106773 A JP2106773 A JP 2106773A JP 10677390 A JP10677390 A JP 10677390A JP H0437581 A JPH0437581 A JP H0437581A
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JP
Japan
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heat
recording material
sensitive recording
recording layer
color
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Pending
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JP2106773A
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English (en)
Inventor
Naoto Arai
直人 新井
Kazuo Watanabe
一生 渡辺
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は感熱記録体に関し、特に白色度が高く、感熱ヘ
ッドへのカス付着の極めて少ない高感度感熱記録体に関
するものである。
「従来の技術」 従来、感熱ヘッドの熱エネルギーによす発色可能な感熱
記録体は良く知られている。かかる感熱記録体は比較的
安価であり、また記録機器がコンパクトでかつその保守
も比較的容易であるためファクシミリや各種計算機等の
記録媒体としてのみならず感熱ラベル等巾広い分野にお
いて使用されている。しかし、利用分野が広がるにつれ
て夏場倉庫に保管されたり、船積みされて熱帯地域を通
る等、高温環境下に保存される機会が多(なっている、
また、記録機器自体も小型で、廉価なものが求められる
為、以前の機器には必ずと言っていいほど装備されてい
た換気扇も使用されな(なり、電源部も可能な限り簡素
化されている。
そのため、巻き取り状態で小型ファクシミリ内に保存さ
れている感熱紙は、常に通電状態にあるファクシミリ装
置の電源部より発生する熱に曝されており、白紙部の白
色度低下を生じ易い。
さらに、電源部の小型化に伴って、記録エネルギーも小
さくなり、従来の発色系では充分に高濃度な記録が得ら
れず、また溶融粘度が充分低下しない状態で記録がおこ
なわれるために、感熱記録ヘッドへのカス付着が多くな
るという欠点を示すことも問題となってきた。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、白色度が高く、感熱ヘットへのカス付着の極
めて少ない高感度感熱記録体を得ることを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明者等は、支持体上に、発色剤及び該発色剤を熱時
発色せしめる呈色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱
記録体において、■記録層中、或いは■記録層と支持体
との間に中間層を設ける場合は中間層及び記録層の少な
くとも一層中、或いは■記録層上に保護層を設ける場合
は保護層中又は保護層と記録層の両層中、或いは■中間
層、記録層及び保護層を順次設ける場合は中間層及び保
護層の少なくとも一層中、にスルフォアルミン酸カルシ
ウムを含有せしめることにより、かかる目的が極めて効
果的に達成されることを見出し、本発明を完成するに至
った。
「作用」 本発明は感熱記録体において、特定の顔料としてスルフ
ォアルミン酸カルシウムを使用することにより、特に白
色度が高く、感熱ヘッドへのカス付着の極めて少ない高
感度感熱記録体かえられるものである。
従来、感熱ヘッドへのカス付着を防止する目的で、吸油
量の大きな顔料を感熱記録層や中間層等に用いることは
よく知られている。例えば、顔料として、微粒子状無水
シリカを用いるとカス付着の少ない高感度な感熱記録体
は得られるが、白色度が必ずしも優れず、また、軽質炭
酸カルシウムを用いると白色度はかなり高くなり、カス
付着も比較的少ない感熱記録体が得られるものの、記録
濃度が充分な感熱記録体が得られないのが現状である。
そこで、本発明者等は、白色度が高く、感熱ヘッドへの
カス付着の極めて少ない高感度感熱記録体を得るために
、各種顔料を幅広く検討した結果、スルフォアルミン酸
カルシウムを用いると、目的とする品質かえられること
を初めて見出したものである。
スルフォアルミン酸カルシウムを用いると、このように
優れた性能を発揮する理由については必ずしも明らかで
はないが、主にその分散液がアルカリ性であることに起
因すると思われ、例えば、接着剤を一層ゲル化すること
等によって、接着剤の硬化が促進し、カス付着が改善さ
れ、また、同時に塗液中の不要な酸根(白色度を低下せ
しめると思われるもの)を中和し、ひいては白色度が改
善されるのではないかと推定される。
本発明で使用される接着剤としては、各種ポリビニルア
ルコール類が好ましいが、塗液でのゲル化が速すぎると
支持体への塗布が困難となるため、鹸化度が85モル%
以上のポリビニルアルコールがより好ましく、更に、完
全鹸化のポリビニルアルコールが特に好ましい。
本発明で使用されるスルフォアルミン酸カルシウムは、
硫酸アルミニウムと水酸化カルシウムを反応させて得ら
れる人工顔料であり、その化学組成は一般に3CaO・
^1zO,’3CaSO4−321(zoで表されるが
、その組成比は原料の混合比率により変化する。
スルフォアルミン酸カルシウムの使用比率は、組み合わ
される接着剤や併用される顔料の種類等に応じて決定さ
れ、必ずしも限定するものではないが、乾燥塗液全固型
分に対し、感熱記録層中では0.1〜50重量%、好ま
しくは1〜30重量%、記録層上の保護層中や記録層と
支持体との間の中間層中では0.1〜90重量%、好ま
しくは1〜85重量%の範囲で使用するのが望ましい。
本発明において感熱記録層を構成する発色材料について
は特に限定されるものではなく、感熱ヘッドより発生す
る熱エネルギーにより呈色反応を起こすような組み合わ
せなら何れも使用可能であり、例えば無色ないし淡色の
塩基性染料と無機ないし有機の酸性物質との組み合わせ
、ステアリン酸第二鉄等の高級脂肪酸金属塩と没食子酸
のようなフェノール類との組み合わせ、ジアゾニウム化
合物、カプラー化合物および熱溶融時に塩基性雰囲気を
呈する化合物との組み合わせでえられる悠然記録体等が
例示される。
しかし、特に無色ないし淡色の塩基性染料と酸性物質と
の組み合わせは記録特性が極めて優れており、しかも本
発明の効果が遺憾無く発揮されるため、とりわけ好まし
い。かかる無色ないし淡色の塩基性染料としては各種の
ものが公知であり、例えば下記が例示される。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)6−ジメ
チルアミノフタリド、3.3−ビス(p−ジメチルアミ
ノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェ
ニル”)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イ
ル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−
3−(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3
.3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)
=5−ジメチルアミノフタリド、3.3−ビス(1゜2
−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミ
ノフタリド、3,3−ビス(9−エチルカルバゾール−
3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3.3−ビ
ス(2−フェニルインドール−3−イル)−6−ジメチ
ルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−
3−(1−メチルピロール−3−イル)−6−ジメチル
アミノフタリド等のトリアリルメタン系染料、4.4′
−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテ
ル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,4
,5−)リクロロフェニルロイコオーラミン等のジフェ
ニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブルー、
p−ニトロペンヅイルロイコメチレンブルー等のチアジ
ン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−
エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−フェニル−スピ
ロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−ジナフト
ピラン、3−メチル−ナフト(6′−メトキシヘンゾ)
スピロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾビラン
等のスピロ系染料、ローダミン−B−アニリノラクタム
、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ローダ
ミン(0−クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム系染
料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3
−ジエチルアミン−6−メトキシフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6,7−シメチルフルオラン、3−(N−エチル−p
−トルイジノ)−7−メチルフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−N−アセチルーN−メチルアミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチルアミノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチル−N−ベ
ンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N
−クロロエチル−N−メチルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−N−ジエチルアミノフルオラン、3
−(N−エチル−p−)ルイジノ)−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−p−ト
ルイジノ)−6−メチル−7−(p−トルイジノ)フル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7フエニル
アミノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオラン、3−ジインチルアミノ
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノー7一(2−カルボメトキシ−フェニルア
ミノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミル
アミノ)6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、
3−(N−シクロへキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピロリジ
ノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−
ピペリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミン−6−メチル−7−キシリジノ
フルオラン、3−ジエチルアミノー7−(0−クロロフ
ェニルアミノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7〜
(0−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ピロリ
ジノ−6−メチル−7−p−ブチルフェニルアミノフル
オラン等のフルオラン系染料等。
勿論、これらの染料に限定されるものではなく、二種以
上の併用も可能である。これらの染料の中でも、3−ジ
ブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ジブチルアミノ7−(o−クロロフェニルア
ミノ)フルオランは白色度の高い感熱記録体が得られる
為好ましい。
また塩基性無色染料と接触して呈色する無機ないし有機
の酸性物質も各種のものが公知であり、例えば、活性白
土、酸性白土、アタパルジャイト、ベントナイト、コロ
イダルシリカ、珪酸アルミニウム等の無機酸性物質、4
−tert−ブチルフェノール、4−ヒドロキシジフェ
ノキシド、α−ナフトール、β−ナフトール、4−ヒド
ロキシアセトフェノール、4−tert−オクチルカテ
コール、2゜2′−ジヒドロキシジフェノール、2.2
′−メチレンビス(4−メチル−6−tert−イソブ
チルフェノール)、4.4’−イソプロピリデンビス(
2tert−ブチルフェノール)、4.4’ −5ec
−7’チリデンジフエノール、4−フェニルフェノール
、4.4’−イソプロピリデンジフェノール(ビスフェ
ノールA)、4−ヒドロキシフェニル−4′−イソプロ
ポキシフェニルスルホン、2゜2′−メチレンビス(4
−クロルフェノール)、ハイドロキノン、4.4’−シ
クロヘキシリデンジフェノール、4−ヒドロキシ安息香
酸ベンジル、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、ヒドロ
キノンモノベンジルエーテル、ノボラック型フェノール
樹脂、フェノール重合体等のフェノール性化合物、安息
香酸、p−tert−ブチル安息香酸、トリクロル安息
香酸、テレフタル酸、3−sec−ブチル−4−ヒドロ
キシ安息香酸、3−シクロヘキシル4−ヒドロキシ安息
香酸、3.5−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、サ
リチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−tert
−ブチルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−(
α−メチルベンジル)サリチル酸、3−クロル−5−(
α−メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジーter
 t−ブチルサリチル酸、3−フェニル−5−(α、α
−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−α−メ
チルベンジルサリチル酸等の芳香族カルボン酸、および
これらフェノール性化合物、芳香族カルボン酸と例えば
亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタ
ン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価金属との塩、チ
オシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体等の有機酸性物質等
が例示される。
本発明の感熱記録体において、記録層中の発色剤と呈色
剤の使用比率は用いられる発色剤、呈色剤の種類に応し
て適宜選択されるもので、特に限定するものではないが
、例えば塩基性無色染料と酸性物質を用いる場合には、
一般に塩基性無色染料1重量部に対して1〜50重量部
、好ましくは1〜10重量部重量部酸性物質が使用され
る。
更に、目的に応じて増感剤を併用することもできる。か
かる増感剤の具体例としては例えば、カプロン酸アミド
、カプリン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン
酸アミド、オレイン酸アミド、エルシン酸アミド、リノ
ール酸アミド、リノール酸アミド、N−メチルステアリ
ン酸アミド、ステアリン酸アニリド、N−メチルオレイ
ン酸アミド、ベンズアニリド、リノール酸アニリド、N
−エチルカブリン酸アミド、N−ブチルラウリン酸アミ
ド、N−オクタデシルアセトアミド、N−オレインアセ
トアミド、N−オレイルベンズアミド、N−ステアリル
シクロへキシルアミド、ポリエチレングリコール、1−
ペンジルオキシナフタレン、2−ベンジルオキシナフタ
レン、1−ヒドロキシナフトエ酸フェニルエステル、1
.2−ジフェノキシエタン、1,4−ジフェノキシブタ
ン、1.2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1
.2−ビス(4−メトキシフェノキシ)エタン、1−フ
ェノキシ−2−(4−クロロフェノキシ)エタン、1−
フェノキシ−2−(4−メトキシフェノキシ)エタン、
■−(2−メチルフェノキシ)2−(4−メトキシフェ
ノキシ)エタン、テレフタル酸ジベンジルエステル、シ
ュウ酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジ(4−メチルベ
ンジル)エステル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジ
ルエステル、p−ベンジルビフェニル、1,5−ビス(
p−メトキシフェノキシ)−3−オキサ−ペンタン、1
,4−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、p
−ビフェニル−p−)リルエーテル、ベンジル−p−メ
チルチオフェニルエーテル等の化合物が例示される。
これらの増感剤のうち、1.2−ジフェノキシエタン、
1.2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1−(
2−メチルフェノキシ)−2−(4−メトキシフェノキ
シ)エタン、シュウ酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジ
(4−メチルベンジル)エステルは高白色度で画像安定
性に優れるのみならず、記録濃度の点でも優れた感熱記
録体が得られる為、より好ましく用いられる。
これらを増感剤の使用量は特に限定されないが、一般に
呈色剤100重量部に対して400重量部以下程度の範
囲で調節するのが望ましい。
これらの物質を含む塗布液の調製には、一般に水を分散
媒体とし、ボールミル、アトライターサンドグラインダ
ー等の攪拌・粉砕機により発色剤と呈色剤とを一緒に又
は別々に分散し、塗液として調製される。特に、平均粒
子径を1.2μm以下、好ましくは0.9μm以下に粉
砕して用いると特に高感度な感熱記録体かえられるので
好ましい。
かかる塗液中、及び記録層上に保護層を設ける場合の保
護層中、或いは記録層と支持体との間に中間層を設ける
場合の中間層中には、接着剤としてデンプン類、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム
、ポリビニルアルコール、カルボキシル基変性・スルホ
ン基変性・アセトアセチル基変性・シリコン変性などの
各種変性ポリビニルアルコール、ジイソブチレン・無水
マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重
合体塩、エチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・
アクリル酸共重合体塩、スチレン・ブタジェン共重合体
エマルジョン等が挙げられるが、勿論、これらの接着剤
に限定するものではなく、また二種以上の併用も可能で
ある。
尚、本発明ではこれらの接着剤のなかでも、前述の如り
、鹸化度85モル%以上のポリビニルアルコールが好ま
しく用いられる。
接着剤の含有量も特に限定するものではないが、記録層
塗液及び中間層層塗液の場合、塗液全固形分の10〜4
0重量%、好ましくは15〜30重量%程度用いられ、
保護層塗液の場合は塗液全固形分の10〜95重量%、
好ましくは15〜70重量%程度用いられる。
さらに、上記各塗液中には各種の助剤を添加することが
でき、例えば、ジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム
塩、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナトリウム塩、ラウ
リルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、アルギン
酸塩、脂肪酸金属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系、ト
リアゾール系等の紫外線吸収剤、その他消泡剤、螢光染
料、着色染料等が挙げられる。また必要に応じてステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチレンワ
ックス、カルナバロウ、バラフィンワックス、エステル
ワックス等の滑剤を併用することもできる。
また本発明では、特定の顔料として、スルフォアルミン
酸カルシウムを使用するものであるが、本発明の効果を
阻害しない範囲で、各種顔料、例えば、カオリン、クレ
ー、タルク、炭酸カルシウム、炭酸セグネシウム、焼成
りレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活
性白土、水酸化アルミニウム等の無機顔料やスチレンマ
イクロボール、ナイロンパウダー、尿素・ホルマリン樹
脂フィラー、生澱粉粒等の有機顔料等を適宜添加するこ
ともできる。
本発明の感熱記録体では支持体として紙、プラスチック
フィルム、合成紙等が使用される。
本発明の感熱記録体において、各塗布層の塗布方法は特
に限定されるものではなく、従来から周知慣用の技術に
従って形成することができ、例えばバーコーティング、
エアーナイフコーティング、ロンドブレードコーティン
グ、ピュアーブレードコーティング、ショートドウエル
コーティング、カーテンコーティング、ダイコーティン
グ等により塗液を塗布・乾燥する方法等によって形成さ
れる。なお、支持体としてプラスチックフィルムを使用
する場合には、表面にコロナ放電、電子線照射等の処理
を施し、塗布効率を高めることもできる。
また各塗液の塗布量については特に限定するものではな
いが、通常乾燥重量で0.5〜15g/rrf。
好ましくは1.5〜1oglrd程度の範囲で調節され
る。
また、必要に応して悪態記録層塗工後や、保護層塗工後
にスーパーキャレンダー処理を施し、画質、記録濃度を
向上させることもでき、記録体裏面に粘着剤処理を施し
、粘着ラベルに加工する等、感熱記録体製造分野におけ
る各種の公知技術が必要に応じて付加し得るものである
かくして得られる感熱記録体は、白色度が高く、且つ、
感熱ヘッドへのカス付着のない高感度感熱記録体として
優れた効果を発揮しうるちのである。
「実施例」 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
又、特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ重量
部および重量%を示す。
実施例1 ■ A液調製 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン          10部1.2−ビス(
3−メチルフェノキシ)エタン30部 メチルセルロース5%水溶液     30部水   
                    20部この
組成物を横型サンドグラインダーで平均粒子径が0.8
μmとなるまで粉砕した。
■ Bi調製 4.4′−イソプロピリデンジフェノール20部 メチルセルロース5%水溶液     15部水   
                    15部この
組成物を横型サンドグラインダーで平均粒子径が1.0
μmとなるまで粉砕した。
■ 記録層の形成 A液90部、B液50部、スルフオアルミン酸カルシウ
ム(商品名:サチンホワイト、5WBL、白石カルシウ
ム社製)の27%水分散液110部、15%ポリビニル
アルコール水溶液(商品名: PVA−110、クラレ
社製)130部、30%ステアリン酸亜鉛分散液30部
、水70部を混合、撹拌し塗液とした。
得られた塗液を、支持体として米坪48gの上質紙上に
乾燥後の塗布量が5 g / mとなるようにロンドブ
レードコーターで塗布、乾燥し、感熱記録層を形成した
。その後、スーパーキャレンダー処理を施し感熱記録体
を得た。
実施例2 実施例1の記録層の形成において、27%スルフォアル
ミン酸カルシウム110部の代わりに、27%スルフォ
アルミン酸カルシウム55部、軽質炭酸カルシウム(商
品名:カルライトKT、白石カルシウム社製)14.9
部、水40.1部を用いた以外は、実施例1と同様にし
て感熱記録体を得た。
比較例1 実施例1の記録層の形成において、27%スルフォアル
ミン酸カルシウム110部の代わりに、軽質炭酸カルシ
ウム(商品名:カルライトKT。
白石カルシウム社製)29.7部、水80.3部を用い
た以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例2 比較例1の記録層の形成において、軽質炭酸カルシウム
(商品名:カルライトKT、 白石カルシウム社製)2
9.7部の代わりに、焼成りレー(商品名:アンシレッ
クス、エンゲルハード社製)29.7部を用いた以外は
、比較例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例3 比較例1の記録層の形成において、軽質炭酸カルシウム
(商品名:カルライトKT、白石カルシウム社製)29
.7部の代わりに、微粒子状無水シリカ(商品名:ミズ
カシルp−527.水沢化学社製)29.7部を用いた
以外は、比較例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例3 実施例1のA液態製において、1.2−ビス(3−メチ
ルフェノキシ)エタン30部の代わりに、シュウ酸ジ(
4−メチルヘンシル)エステル30部を、B液調製にお
いて、4,4′−イソプロピリデンジフェノール20部
を千オシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体(商品名: K
OREAKTANT C487゜チバガイギー社製)2
0部を各々用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記
録体を得た。
実施例4〜5 ■ 中間層の形成 27%スルフォアルミン酸カルシウム水分散液(商品名
:サチンホワイト5W−BL、 白石カルシウム社製)
           370部50%スチレン・ブタ
ジェン共重合体ラテックス             
                 20部10%ポリ
ビニルアルコール水溶液(商品名:PVAIIQ、クラ
レ社製)     20部上記組成物を混合・撹拌して
中間層用塗液を調製した。得られた塗液を48g/m”
の上質紙に、乾燥後の塗布量が7g/m”となるように
塗布・乾燥して中間層を形成した。
実施例4 比較例1で得られた感熱記録層用塗液を上記中間層上に
、ロンドブレードコーターで乾燥後の塗布量が5g/m
”となるように、塗布・乾燥し、感熱記録層を形成した
。その後、スーパーキャレンダー処理を施し感熱記録体
を得た。
実施例5 実施例3で得られた感熱記録層用塗液を上記中間層上に
、ロンドブレードコーターで乾燥後の塗布量が5g/m
”となるように、塗布・乾燥後、スーパーキャレンダー
処理を施し感熱記録体を得た。
実施例6 実施例4〜5の中間層の形成において、27%スルフォ
アルミン酸カルシウム水分散液370部の代わりに、焼
成りレー(商品名:アンシレフクス、エンゲルハード社
製)100部、水270部に代えた中間層を用いた以外
は、実施例5と同様にして感熱記録体を得た。
比較例4 比較例3で得られた感熱記録層用塗液を実施例6で得た
中間層上に、ロンドブレードコーターで乾燥後の塗布量
が5 g/m2となるように、塗布・乾燥後、スーパー
キャレンダー処理を施し感熱記録体を得た。
比較例5 比較例2で得られた感熱記録層用塗液を実施例6で得た
中間層上に、ロンドブレードコーターで乾燥後の塗布量
が5g/m”となるように、塗布・乾燥後、スーパーキ
ャレンダー処理を施し感熱記録体を得た。
実施例7 ■ 保護層の形成 27%スルフォアルミン酸カルシウム水分散液(商品名
:サチンホワイト5W−BL、 白石カルシウム社製)
            92.6部カオリン(商品名
: UW−90,エンゲルハード社製)       
   25部 7%ポリビニルアルコール水溶液(商品名:PVA12
4.クラレ社製)     357部30%ステアリン
酸亜鉛水分散液   25部水           
           250部上記組成物を混合・撹
拌して保護層用塗液を調製した。得られた塗液を実施例
1で得られた感熱記録層上にロンドブレードコーターで
乾燥後の塗布置が2g/m”となるように、塗布・乾燥
後、スーパーキャレンダー処理を施し感熱記録体を得た
実施例8 実施例7において、実施例1で得られた感熱記録層の代
わりに、比較例2で得られた感熱記録層を用いた以外は
、実施例7と同様にして感熱記録体を得た。
比較例6 実施例8の保護層の形成において、27%スルフォアル
ミン酸カルシウム水分散液92.6部、カオリン25部
の代わりに、カオリン50部、水67.6部を用いた以
外は、実施例8と同様にして感熱記録体を得た。
実施例9 実施例4で得られた感熱記録層上に、比較例6で使用し
た保護層塗液をロッドブレードコーターで乾燥後の塗布
量が2g/m”となるように、塗布・乾燥後、スーパー
キ+レンダー処理を施し感熱記録体を得た。
実施例10 実施例4で得られた感熱記録層上に、実施例7で使用し
た保護層塗液をロンドブレードコーターで乾燥後の塗布
量が2g/m”となるように、塗布・乾燥後、スーパー
キャレンダー処理を施し感熱記録体を得た。
実施例11 実施例6で得られた感熱記録層上に、実施例7で使用し
た保護N塗液をロンドブレードコーターで乾燥後の塗布
量が2g/m”となるように、塗布・乾燥後、スーパー
キャレンダー処理を施し感熱記録体を得た。
実施例12 実施例5で得られた感熱記録層上に、実施例7で使用し
た保護層塗液をロンドブレードコーターで乾燥後の塗布
量が2 g/m”となるように、塗布・乾燥後、スーパ
ーキャレンダー処理を施し感熱記録体を得た。
実施例13 比較例5で得られた感熱記録層上に、実施例7で使用し
た保護層塗液をロッドブレードコーターで乾燥後の塗布
量が2g/m’となるように、塗布・乾燥後、スーパー
キャレンダー処理を施し感熱記録体を得た。
比較例7 比較例4で得られた感熱記録層上に、比較例6で使用し
た保護層塗液をロンドブレードコーターで乾燥後の塗布
量が2g/m”となるように、塗布・乾燥後、スーパー
キャレンダー処理を施し感熱記録体を得た。
かくして得られた201!11[の感熱記録体の白色度
をハンター白色度計(ブルーフイルター使用)で測定し
、その結果を第1表に示した。また、大意シミュレータ
ー(印加電圧13■、パルス周期0.51+ms)を使
用して、パルス幅0.45+msで記録した。得られた
画像の濃度をマクベス反射濃度(RD−914型、マク
ベス社製)にて測定し、その結果を第1表に示した。
感熱ヘッドへのカス付着の評価は、HIFAX400 
(日立製作断部)を用いて、A−4判の記録10枚を黒
ベタ印字した後、装置の感熱ヘッド部を観察して評価し
た。尚、評価基準は以下のようにした。
〔評価基準〕
○:カス付着は殆ど認められない。
△:カス付着は少量認められる。
×:カス付着が相当量認められる。
「結果」

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、発色剤及び該発色剤を熱時発色せし
    める呈色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記録体に
    おいて、該記録層中にスルフォアルミン酸カルシウムを
    含有せしめたことを特徴とする感熱記録体。
  2. (2)支持体上に、発色剤及び該発色剤を熱時発色せし
    める呈色剤を含有する感熱記録層及び記録層と支持体と
    の間に中間層を設けた感熱記録体において、該中間層及
    び記録層の少なくとも一層中にスルフォアルミン酸カル
    シウムを含有せしめたことを特徴とする感熱記録体。
  3. (3)支持体上に、発色剤及び該発色剤を熱時発色せし
    める呈色剤を含有する感熱記録層及び記録層上に保護層
    を設けた感熱記録体において、該保護層中或いは保護層
    と記録層の両層中にスルフォアルミン酸カルシウムを含
    有せめたことを特徴とする感熱記録体。
  4. (4)支持体上に、中間層、感熱記録層及び保護層を順
    次設けた感熱記録体において、該中間層及び保護層の少
    なくとも一層中にスルフォアルミン酸カルシウムを含有
    せしめたことを特徴とする感熱記録体。
  5. (5)スルフォアルミン酸カルシウムと併用される接着
    剤が鹸化度85モル%以上のポリビニルアルコールであ
    る請求項(1)〜(4)記載の感熱記録体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013159021A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Mitsubishi Paper Mills Ltd 感熱記録材料

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