JPH03218891A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH03218891A
JPH03218891A JP2015581A JP1558190A JPH03218891A JP H03218891 A JPH03218891 A JP H03218891A JP 2015581 A JP2015581 A JP 2015581A JP 1558190 A JP1558190 A JP 1558190A JP H03218891 A JPH03218891 A JP H03218891A
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JP
Japan
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heat
methylbenzyl
methyl
parts
basic dye
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Pending
Application number
JP2015581A
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English (en)
Inventor
Naoto Arai
直人 新井
Kazuo Watanabe
一生 渡辺
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69106149T priority patent/DE69106149T3/de
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • B41M5/337Additives; Binders
    • B41M5/3375Non-macromolecular compounds

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 {2) 「産業上の利用分野」 本発明は惑熱記録体に関し、特に高温環境下に保存され
ても白紙部(非印字部)の白色度の低下が極めてすくな
く、感熱ヘッドへのカス付着のない高感度感熱記録体に
関するものである。
「従来の技術」 無色ないしは淡色の塩基性染料と呈色剤との呈色反応を
利用し、熱により両発色物質を接触させて記録像を得る
ようにした感熱記録体はよく知られている。
かかる感熱記録体は、比較的安価であり、また記録機器
がコンパクトで且つメンテナンスフリーであるため広範
な分野で使用されているが、利用分野が広がるにつれて
、夏場倉庫に保管されたり、船積みされて熱帯地域を通
る等、高温環境下に保存される機会が多くなっている。
また、記録機器自体も小型で、廉価なものが求められる
ため、以前の機器には必ずと言っていいほど備えられて
いた換気扇も使用されなくなり、電源部も可能な限り簡
素化されている。そのため、巻取り状態で小型ファクシ
ミリ内に保存されている感熱紙は、常に通電状態にある
ファクシミリ装置の電源部より発生する熱に曝されてお
り、白紙部の白色度低下を生じ易い。さらに電源部の小
型化に伴って、記録エネルギーも小さくなり、従来の発
色系では充分に高濃度な記録が得られず、また溶融粘度
が充分低下しない状態で記録が行なわれるために感熱ヘ
ソト′へのカス付着が多くなるという欠点を示すことが
明らかになった。
「発明が解決しようとする課題」 本発明の目的は、高温環境下に曝されても白紙部の白色
度の低下が極めて少なく、且つ惑熱へ・ノドへのカス付
着のない高惑度惑熱記録体を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 本発明者らは、支持体上に、無色乃至は淡色の塩基性染
料、該染料と接触して呈色し得る呈色剤及び熱可融性物
質を含有する怒熱記録層を設けた惑熱記録体において、
塩基性染料として3−ジ(n−7’チル)アミノ−6−
メチル−7−フエニルアミノフルオランを用い、且つ、
熱可融性物質としてシュウ酸−ジ(p−メチルベンジル
)エステルを用いることで、かかる目的が達成されるこ
とを見いだした。
「作用」 本発明では、特定の塩基性染料と特定の熱可融性物質を
組み合わせて使用するところに重大な特徴を有するもの
である。
上述の如く、本発明では塩基性染料として3ジ(n−ブ
チル)アミノ−6−メチル−7−フエニルアミノフルオ
ランを用いるものであるが、かかる染料は高温環境下で
の白紙部の白色度の低下は極めて少ないものの、加熱エ
ネルギーが少ない場合に発色能力が劣るという重大な欠
点がある。
ところが、かかる塩基性染料と組み合わされる熱可融性
物質として、シュウ酸−ジ(p−メチルベンジル)エス
テルを選択的に使用すると、上記のごとき塩基性染料が
有する長所を生かしたままで発色能力が大幅に改善され
た感熱記録体が得られることを見い出したものである。
しかも、さらに融点80℃以上105゜C以下の熱可融
性物質を少なくとも一種併用することで、発色能力が一
層高められ、低エネルギーでも充分な濃度を有する記録
像が得られるのみならず、惑熱ヘソドへのカス付着が著
しく改善された感熱記録体が得られるものである。
シュウ酸−ジ(p−メチルベンジル)エステル単独もし
くは同化合物と他の熱可融性物質とを併用する際の全熱
可融性物質の使用量については、特に限定するものでは
ないが、塩基性染料100重量部に対して、一般に50
〜1000重量部、好ましくは100〜500重量部の
範囲で用いるのが望ましい。また、シュウ酸−ジ(p−
メチルベンジル)エステルと他の熱可融性物質とを併用
して本発明の目的を実現するためには、全熱可融性物質
の中に占めるシュウ酸−ジ(p−メチルベンジル)エス
テルの使用.割合が、25〜95重量%、好ましくは3
0〜80重量%の範囲であることが必要である。
シュウ酸−ジ(p−メチルベンジル)エステルと併用す
る融点80℃以上105゜C以下の熱可融性物質として
は、例えば、ステアリン酸アミド、メチロールステアロ
アミド、1.2−ビス(フェノキシ)エタン、1,2−
ビス(4−メチルフエノキシ)エタン、1.2−ビス(
3−メチルフエノキシ)エタン、■−(4−メトキシフ
ェノキシ)2− (2−メチルフェノキシ)エタン、■
,4ジメトキシナフクレン、■,4−ジエトキシナフタ
レン、ジヘンジルテレフタレート、l−ヒドロキシ−2
−ナフトエ酸フェニルエステル、シュウ酸ジヘンジルエ
ステル、2−ヒドロキシ−4ヘンジルオキシヘンゾフェ
ノン、p−ヘンジルビフェニルなどが挙げられる。特に
、1.2−ビス(フェノキシ)エタン、1.2−ビス(
3−メチルフェノキシ)エタンおよび1−(4−メトキ
シフェノキシ)−2− (2−メチルフェノキシ)エタ
ンは、本発明の特定の塩基性染料及びシュウ酸ジ(p−
メチルベンジル)エステルとの相溶性が高く、しかも溶
融粘度が低いために感熱ヘッドへのカス付着のない高惑
度惑熱記録体が得られることから、とりわけ好ましく用
いられる。
前記の如く本発明では、特定の塩基性染料と特定の熱可
融性物質を使用するものであるが、本発明の所望の効果
を阻害しない範囲で、以下に例示されるような他の塩基
性染料を併用することも可能である。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)6−ジメ
チルアミノフタリド、3.3−ビス(p−ジメチルアミ
ノフエニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフエ
ニル)−3−(1.2ジメチルインドール−3−イル)
フタリド、3(p−ジメチルアミノフエニル)−3− 
(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3.3
ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)5−ジ
メチルアミノフタリド、3.3−ビス(1,2−ジメチ
ルインドール−3−イル)−6メチルアミノフタリド、
3,3−ビス(9−エチルカルハゾール−3−イル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−・フ
エニルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフ
タリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1−
メチルピロール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタ
リド等のトリアリルメタン系染料、4,4′ビスージメ
チルアミノベンズヒドリルベンジルエーテル、N−ハロ
フェニルーロイコオーラミン、N−2.4.5−MJク
ロロフェニルロイコオーラミン等のジフェニルメタン系
染料、ヘンゾイル口イコメチレンプルー、p−ニトロペ
ンゾイル口イコメチレンブルー等のチアジン系染料、3
−メチルースビロージナフトビラン、3−エチルースピ
ロージナフトピラン、3−フェニルースピロジナフトピ
ラン、3−ヘンジルースピロージナフトピラン、3−メ
チルーナフト (6′−メトキシベンゾ)スピロピラン
、3−プロピルースピ口ジヘンゾピラン等のスピロ系染
料、ローダミンB−アニリノラクタム、ローダミン(p
−ニトロアニリノ)ラクタム、ローダミン(0−クロロ
アニリノ)ラクタム等のラクタム系染料、3−ジメチル
アミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ク
ロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6.7−ジメチ
ルフルオラン、3− (N一エチルーp一トルイジノ)
−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−?−N
アセチルーN−メチルアミノフルオラン、3ジェチルア
ミノ−7−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−ジヘンジルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(N−メチル−N−ヘンジルアミノ)フ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(N−クロロエチ
ルーN−メチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミ
ノ7N−ジエチルアミノフルオラン、3−(Nエチル=
p−}ルイジノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−(N一エチルーpトルイジノ)−6−メ
チル−7−(p−}ルイジノ)フルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−フエニルアミノフルオラン
、3−ジエチルアミノ−7−(2−カルポメトキシーフ
エニルアミノ)フルオラン、3−(N−エチルーNイソ
アミル)アミノ−6−メチル−7−フエニルアミノフル
オラン、3−(N−シクロヘキシルN−メチルアミノ)
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピ
ロリジノ−6−メチル7−フェニルアミノフルオラン、
3−ピペリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリ
ジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(0クロロ
フェニルアミノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7
−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−(N
一エチルーN−テトラヒト口フルフリル)アミノ−6−
メチル−7−フエニルアミノフルオラン、3−(N−メ
チルーN−nプロビル)アミノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−ビロリジノ−6−メチル7
−p−プチルフェニルアミノフルオラン、3(N一エチ
ルーN−n−プロビル)アミノ−6メチル−7−フェニ
ルアミノフルオラン、3−(N一エチルーN−イソブチ
ル)アミノ−6−メチルー7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−(Nメチル−N−n−ヘキシルアミノ−6−メ
チル7−フェニルアミノフルオラン、3−(N一エチル
ーN−n−ヘキシル)アミノ−6−メチル−7フェニル
アミノフルオラン、3−(N一エチルN−シクロペンチ
ル)アミノ−6−メチル−7フェニルアミノフルオラン
等のフルオラン系染料など。勿論、これらの染料に限定
されるものではない。
なお、上記の如き他の塩基性染料を併用する場合には、
全塩基性染料に占める他の染料の割合が20重量%以下
となるように調節するのが望ましい。
また上記塩基性染料と組合せて使用される呈色剤につい
ても各種の化合物が知られており、例えば下記が例示さ
れる。
4−tert−プチルフェノール、α−ナフトール、β
−ナフトール、4−アセチルフェノール、4ter t
−オクチルフェノール、4.  4 ’−sec−プチ
リデンジフェノール、4−フエニルフェノール、4.4
′−ジヒドロキシージフェニルメタン、44′−イソブ
ロビリデンジフェノール、ハイトロキノン、4.4’−
シクロへキシリデンジフェノール、4.4’− (1.
3−ジメチルブチリデン)ビスフェノール、4,4′−
ジヒドロキシジフェニルサルファイド、4,4′−チオ
ビス(6 −tertブチル−3−メチルフェノール)
、4.4’ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒド
ロキシ−4′−メチルジフェニルスルホン、4−ヒドロ
キシ−4′−メトキシジフェニルスルホン、4ヒドロキ
シ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒ
ドロキシ−3’,4’−トリメチレンジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−3′4′−テトラメチレンジフェ
ニルスルホン、ビス(3−アリルー4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホン,1.3−ジ(2−(4−ヒドロキジフ
ェニル)2−プロビル〕ベンゼン、ヒドロキノンモノヘ
ンジルエーテル、ビス(4−ヒド口キシフェニル)酢酸
フチルエステル、4−ヒドロキシヘンゾフェノン、2.
4−ジヒドロキシヘンゾフェノン、2.4.4’−1−
リヒド口キシヘンゾフエノン、2.2’,4.4’−テ
トラヒド口キシヘンゾフエノン、4−ヒト口キシフタル
酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、4−ヒド
ロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロビ
ル、4IJロキシ安息香酸−sec−ブチル、4−ヒド
ロキシ安息香酸ペンチル、4−ヒドロキシ安息香酸フエ
ニル、4−ヒドロキシ安息香酸ヘンジル、4ヒドロキシ
安息香酸トリル、4−ヒドロキシ安息香酸クロロフェニ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸フェニルプロピル、4−ヒ
ドロキシ安息香酸フェネチル、4−ヒトロキシ安息香酸
一p−クロロベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸一p−
メトキシヘンジル、ノボラソク型フェノール樹脂、フェ
ノール重合体等のフェノール性化合物、安息香酸、p−
tert−ブチル安息香酸、トリクロル安息香酸、テレ
フタル酸、3−sec−ブチルー4−ヒドロキシ安息香
M、3−シクロへキシル−4−ヒドロキシ安息香酸、3
,5−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、サリチル酸
、3−イソプロピルサリチル酸、3−tert−プチル
サリチル酸、3,5−ジter t−プチルサリチル酸
、3−ヘンジルサリチル酸、3−(α−メチルベンジル
)サリチル酸、3−クロルー5−(α−メチルベンジル
)サリチル酸、3−フェニルー5−(α,α−ジメチル
ヘンジル)サリチル酸、3,5−ジーα−メチルベンジ
ルサリチル酸等の芳香族カルボン酸、およびこれらフェ
ノール性化合物、芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、マグ
ネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガ
ン、スズ、ニソケル等の多価金属との塩等の有機酸性物
質など。上記の呈色剤も勿論必要に応じて2種以上を併
用することができる。
本発明において特定の塩基性染料と呈色剤との使用比率
は用いられる呈色剤の種類に応じて適宜選択すべきもの
で、特に限定するものではないが、一般に特定の塩基性
染料100重量部に対して100〜700重量部、好ま
しくは150〜400重量部程度の呈色剤が使用される
これらを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、サンドミル等の撹拌・粉砕
機により、染料、呈色剤、熱可融性物質を一緒に又は別
々に分散するなどして調製される。
特に、特定の塩基性染料と特定の熱可融性物質を一緒に
して横型サンドミル等で、平均粒径を1.2μm以下、
好ましくは0.9μm以下に粉砕して用いると、本発明
の所望の効果がより顕著に発揮される。
かかる塗液、中には、通常バインダーとしてデンプン類
、ヒトロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラ
ビアガム、ポリビニルアルコル、カルボキシル基変性・
スルホン基変性・アセトアセチル基変性・シリコン変性
などの各種変性ポリビニルアルコール、スチレンー無水
マレイン酸共重合体塩、スチレンーアクリル酸共重合体
塩、スチレンーブタジエン共重合体エマルジョン等が全
固形分の2〜40重量%、好ましくは5〜25重量%程
度配合される。勿論、これらのバインダー類は2種類以
上を併用することも可能である。
さらに、塗液中には各種の助剤を添加することができ、
例えばジオクチルスルホコハク酸ナトリウム塩、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩、ラウリルアルコー
ル硫酸エステルおよび/またはナトリウム塩、脂肪酸金
属塩等の分散剤、その他消泡剤、螢光染料、着色染料等
が挙げられる。
また、記録ヘッドへのカス付着を改善するためにカオリ
ン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成クレー、酸
化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等の
無機顔料を添加することもできる。
さらに、記録機器や記録ヘッドとの接触によってスティ
ソキングを生じないようにステアリン酸、ポリエチレン
、カルナパロウ、パラフィンワソクス、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム等の分散液やエマルジョン
等を添加することもできる。本発明の感熱記録体におい
て、記録層の形成方法については特に限定されるもので
はなく、従来から周知慣用の技術に従って形成すること
ができ、例えば感熱記録層用の塗液を、支持体上にエア
ーナイフコーター、ブレードコーター、バーコーター、
ロンドブレードコーター、グラビアコーター、カーテン
コーター等の適当な塗布装置で塗布、乾燥する等の方法
で記録層が形成される。
また塗液の塗布量についても特に限定されるものではな
く、一般に乾燥重量で1.5〜12 g/rrr、好ま
しくは2.5〜Log/%の範囲で調節される。
支持体としては紙、プラスチックフィルム、合成紙等が
用いられるが、価格、塗布適性の点で紙が最も好ましく
用いられる。
かくして得られる本発明の怒熱記録体は、特定の塩基性
染料と熱可融性物質で記録層が構成されているため、高
温環境下に曝されても白色度の低下が極めて少なく、カ
ス付着のない高感度感熱記録体として優れた効果を発揮
し得るものである。
なお、必要に応じて感熱記録体の表面及び/又は裏面に
保護層を設けたり、支持体と感熱記録層との間に下塗り
層を設けることも勿論可能であり、さらには粘着加工を
施すなど惑熱記録体製造分野における各種の公知技術が
付加し得るものである。
「実施例」 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
なお、例中の部及び%は、特に断らない限りそれぞれ重
量部及び重量%を示す。
実施例1 ■ A液調製 3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7フェニル
アミノフルオラン 10部 シュウ酸−ジ(p−メチルベンジル)エステル30部 5%メチルセルロース水溶液    30部水    
                  20部この組成
物を横型サンドミルで平均粒子径が0.8μmになるま
で粉砕した。
■ B液調製 4.4′−イソプロピリデンジフェノール20部 5%メチルセルロース水溶1     15部水   
                   1 5部この
組成物を横型サンドミルで平均粒子径が1.0μmにな
るまで粉砕した。
■ 感熱記録層の形成 A液90部、B液50部、酸化珪素顔料20部、炭酸カ
ルシウム顔料10部、15%ポリビニールアルコール水
溶液60部、20%酸化澱粉水溶液50部、30%ステ
アリン酸亜鉛分散液30部、水160部を混合攪拌し、
怒熱記録層形成用塗被液を得た。
得られた塗被液を4 8 g / mの原紙にロソドブ
レードコーターで、乾燥後の塗布量が5g/Mとなるよ
うに塗布・乾燥して感熱記録層を形成した。
実施例2 ■ C液調製 3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7フェニル
アミノフルオラン 10部 シュウ酸−ジ(p−メチルベンジル)エステル15部 1.2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン15部 5%メチルセルロース水溶液    30部水    
                 20部この組成物
を横型サンドミルで平均粒子径が0.8μmになるまで
粉砕した。
感熱層の形成において、A液9o部の代わりに上記C液
90部を用いた以外は実施例1と同様にして惑熱記録紙
を得た。
実施例3 C液調製において、1.2−ビス(3−メチルフェノキ
シ)エタンの代わりに1−(4−メトキシフェノキシ)
−2−(2−メチルフェノキシ)エタンを用い、B液調
製において、4.4′−イソプロビリデンジフェノール
の代わりに4−ヒドロキシー4′−イソプロボキシジフ
ェニルスルホンを用いた以外は実施例2と同様にして感
熱記録紙を得た。
比較例l A液調製において、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオランの代わりに、3
−(N一エチルーN−イソアミル)アミノ−6−メチル
−7−フエニルアミノフルオランを用いた以外は実施例
1と同様にして感熱記録紙を得た。
比較例2 A″t!.調製において、3−ジ(n−ブチル)アミノ
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオランの代わり
に、3−(N−メチルーN−シクロヘキシル)アミノ−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオランを用い、B
液調製において、4.4′イソプロピリデンジフェノー
ルの代わりに、4ヒドロキシ−4′−イソブロポキシジ
フェニルスルホンを使用した以外は実施例1と同様にし
て感熱記録紙を得た。
比較例3 C液調製において、シュウ酸−ジ(p−メチルベンジル
)エステル15部および1.2−ビス(3−メチルフェ
ノキシ)エタン15部の代わりに、シュ’)fll−シ
(p−メチルベンジル)エステル6部および1.2−ビ
ス(3−メチルフェノキシ)エタン24部を用いた以外
は実施例2と同様にして感熱記録紙を得た。
比較例4 C液調製において、シュウ酸−ジ(p−メチルヘンシル
)エステルの代わりに、p−ヘンジルビフェニルを用い
た以外は実施例2と同様にして感熱記録紙を得た。
比較例5 C液調製において、シュウ酸−ジ(p−メチルベンジル
)エステル15部及び1,2−ビス(3ーメチルフェノ
キシ)エタン15部の代わりに、シュウ酸ジベンジルエ
ステル15部及び1−(4一メトキシフェノキシ)エタ
ン15部を使用し、B液調製において、4,4′−イソ
プロビリデンジフェノールの代わりに、4−ヒドロキシ
−4′ーイソプロポキシジフェニルスルホンを用いた以
外は実施例2と同様にして感熱記録紙を得た。
かくして得られた8種類の感熱記録紙を、大倉シュミレ
ータ(印加電圧14V,パルス周期0.51m s )
を使用して、パルス幅0. 3 0 m sで記録テス
トを行った。得られた印字物における記録像の発色濃度
及び白紙部の濃度をマクベス反射濃度計(RD−914
型、マクヘス社製)にて測定し、その結果を第1表に示
した。また、印字物を60”C,12%RHの雰囲気下
で3日間保存した後、再び記録像の発色濃度及び白紙部
の反射濃度を測定し、その結果を第1表に併せて示した
感熱ヘノドへのカス付着量の評価は、印字装置としてH
IFAX−400 (日立製作所側製)を用いて、A4
版の記録紙5枚を黒べ夕印字した後、装置の感熱ヘッド
部を観察して評価した。
(カス付着量の評価) ○:カス付着は殆ど認められず。
△:カス付着は少量認められるが実用上は問題なし。
×:カス付着が甚だしい。
「効果」 第1表の結果から明らかなように、本発明の各実施例で
得られた惑熱記録体は、いずれも高温環境下に保存され
ても白紙部の白色度の低下が極めて少なく、且つ惑熱ヘ
ノドへのカス付着のない高感度惑熱記録体であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、無色ないしは淡色の塩基性染料、該
    染料と接触して呈色し得る呈色剤、および熱可融性物質
    を含有する感熱記録層を設けた感熱記録体において、塩
    基性染料として3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチ
    ル−7−フェニルアミノフルオランを用い、且つ、熱可
    融性物質としてシュウ酸−ジ(p−メチルベンジル)エ
    ステルを用いたことを特徴とする感熱記録体。
  2. (2)シュウ酸−ジ(p−メチルベンジル)エステルと
    共に、融点80℃以上105℃以下の熱可融性物質を少
    なくとも一種用いた請求項(1)記載の感熱記録体。
  3. (3)シュウ酸−ジ(p−メチルベンジル)エステルの
    使用量が、全熱可融性物質の25〜95重量%である請
    求項(2)記載の感熱記録体。
JP2015581A 1990-01-24 1990-01-24 感熱記録体 Pending JPH03218891A (ja)

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