JPH04372376A - 釘打機 - Google Patents

釘打機

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Publication number
JPH04372376A
JPH04372376A JP17060391A JP17060391A JPH04372376A JP H04372376 A JPH04372376 A JP H04372376A JP 17060391 A JP17060391 A JP 17060391A JP 17060391 A JP17060391 A JP 17060391A JP H04372376 A JPH04372376 A JP H04372376A
Authority
JP
Japan
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piston
valve
working air
chamber
nail
Prior art date
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Pending
Application number
JP17060391A
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English (en)
Inventor
Kenji Mukoyama
兼司 向山
Masaki Muromachi
室町 雅紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数回の打撃により釘
を打込む釘打機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の釘打機にあっては、釘打
ちするためにトリガを引込み動作したままの状態でピス
トンを反復往復動して釘を多数回にわたって打撃して打
込むように構成したものが案出されている。(例えば、
特公昭57−48351号公報、特公昭62−6957
号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のものにあっては、いずれも釘の打込み終了(完
了)状態をその都度、作業者が目視により確認したり、
また作業者自身の「かん」にたよっているのが現状であ
る。そこで、本発明は、多数回の打撃による釘の打込み
終了(完了)を自動的に確認し得る釘打機を提供するこ
とを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1にあっては、シリンダ内の打
撃ピストンを反復往復動して該打撃ピストンに装設され
たドライバによって釘を多数回打撃して打出す釘打機に
おいて、前記打撃ピストンの往復動を制御するためのヘ
ッドバルブと、このヘッドバルブを動作するための作動
エアを同ヘッドバルブ側に導入する作動エア供給路と、
この作動エア供給路に対する作動エアの供給を制御する
トリガバルブと、該作動エア供給路中に組込まれて前記
打撃ピストンの往復動を反復させるための反復動制御バ
ルブ手段とを備え、前記作動エア供給路中には主制御バ
ルブ手段を組込むとともに、この主制御バルブ手段は前
記打撃ピストンが下死点に達した状態を検知する検知作
動手段によって該作動エア供給路を遮断して前記ヘッド
バルブ側への作動エアの導入を停止するように構成した
ことを要旨とするものである。そして、本発明の請求項
2にあっては、シリンダ内の打撃ピストンを反復往復動
して該打撃ピストンに装設されたドライバによって釘を
多数回打撃して打出す釘打機において、前記打撃ピスト
ンの往復動を制御するためのヘッドバルブと、このヘッ
ドバルブを動作するための作動エアを同ヘッドバルブ側
に導入する作動エア供給路と、この作動エア供給路に対
する作動エアの供給を制御するトリガバルブと、該作動
エア供給路中に組込まれて前記打撃ピストンの往復動を
反復させるための反復動制御バルブ手段とを備え、前記
作動エア供給路中には主制御バルブ手段を組込み、該主
制御バルブ手段を前記打撃ピストンが下死点に達した状
態を前記シリンダ内のエア圧の差にて検知する検知作動
手段と連繋させるとともに、この主制御バルブ手段は打
撃ピストンが下死点に達したときに作動エア供給路を遮
断動作して前記ヘッドバルブ側への作動エアの導入を停
止するように構成したことを要旨とするものである。さ
らに、本発明の請求項3にあっては、シリンダ内の打撃
ピストンを反復往復動して該打撃ピストンに装設された
ドライバによって釘を多数回打撃して打出す釘打機にお
いて、前記打撃の往復動を制御するためのヘッドバルブ
と、このヘッドバルブを動作する作動エアを同ヘッドバ
ルブ側に導入する作動エア供給路と、この作動エア供給
路に対する作動エアの供給を制御するトリガバルブと、
該作動エア供給路中に組込まれて前記打撃ピストンの往
復動を反復させるための反復動制御バルブ手段とを備え
、前記作動エア供給路中には主制御バルブ手段を組込み
、該主制御バルブ手段を前記打撃ピストンが下死点に達
した状態を該打撃ピストンの動作に連繋して検知する検
知作動手段と連繋させるとともに、この主制御バルブ手
段は打撃ピストンが下死点に達したときに作動エア供給
路を遮断動作して前記ヘッドバルブ側への作動エアの導
入を停止するように構成したことを要旨とするものであ
る。
【0005】
【作用】上記した構成の請求項1にあっては、トリガの
引き込み動作に伴ってトリガバルブによりヘッドバルブ
側とを連通する作動エア供給路内に作動エアを導入する
とともに、この作動エアによって該ヘッドバルブを動作
してシリンダのピストン上室内への圧縮エアの供給及び
排気を行って打撃ピストンを打撃動作のために往復動し
、この状態にて反復動制御バルブ手段を制御して前記打
撃ピストンの往復動を繰り返し行い、該打撃ピストンに
装設されたドライバによって釘を多数回打撃して打出す
ものである。そして、打撃ピストンが下死点に達すると
、その状態を検知作動手段によって検知するとともに、
主制御バルブ手段が前記作動エア供給路を遮断する。こ
れによって、該作動エア供給路からの作動エアによるヘ
ッドバルブの動作が停止され、打撃ピストンの打撃動作
(往復動)が停止される。すなわち、多数回の打撃によ
る釘の打込み終了(完了)を自動的に確認し得るもので
ある。また、上記のように構成された請求項2にあって
は、打撃ピストンが下死点に達すると、その状態をシリ
ンダ内のエア圧の差にて検知するとともに、これに連繋
された主制御バルブ手段が動作されて前記作動エア供給
路を遮断する。これによって、該作動エア供給路からの
作動エアによるヘッドバルブの動作が停止され、打撃ピ
ストンの打撃動作(往復動)が停止される。すなわち、
多数回の打撃による釘の打込み終了(完了)を自動的に
確認し得るものである。そして、上記のように構成され
た請求項3にあっては、打撃ピストンが下死点に達する
と、その状態を該打撃ピストンと連繋した検知作動手段
によって検知するとともに、これによって主制御バルブ
手段が動作されて前記作動エア供給路を遮断する。した
がって、該作動エア供給路からの作動エアによるヘッド
バルブの動作が停止され、打撃ピストンの打撃動作(往
復動)が停止される。すなわち、多数回の打撃による釘
の打込み終了(完了)を自動的に確認し得るものである
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にしたがって詳
述する。まず、図1〜図15に示す第1の実施例につい
て説明すると、図において釘打機1は、大別すると、円
筒状のシリンダ2が内装されたハウジング3bからなる
ほぼ筒状の本体部3と、該本体部3と一体的に形出され
かつ圧縮エア供給源(図示しない)とホース等を介して
接続された圧縮エア溜室4を形成したハウジングからな
るほぼ筒状のハンドル部5と、前記本体部3におけるシ
リンダ2の下方に装設されたドライバガイド6と、該ド
ライバガイド6とハンドル部5とにわたって装設された
ほぼ円筒状の釘マガジン部7とから構成されている。
【0007】前記シリンダ2の内部には打撃ピストン8
が往復動可能に嵌挿され、該シリンダ2の外周ほぼ中央
部に突設されたフランジ3aがハウジング3bとで形成
される間隙を密封状に上下に区画するように該ハウジン
グ3bに摺接されていて、上側の間隙部をシリンダ2の
ヘッド側のピストン上室9内にヘッドバルブ10を介し
て連通されたメインエア室11となしかつ下側の間隙部
をリターンエア室12となしている。このメインエア室
11は前記ハンドル部5における圧縮エア溜室4と常に
連通され、リターンエア室12はシリンダ2のほほ中央
部側周に複数個設けた通孔13aからの一方向の流通を
許容する逆止弁を介してシリンダ2内からのみの流通が
許容されかつ該シリンダ2のほぼ下部に設けた通孔13
bを介してシリンダ2内と連通されている。また、ピス
トン上室9はその側部の一部が排気孔14を経て大気と
連通され、リターンエア室12もその下部の一部が大気
側と連通可能に構成されている。
【0008】前記ヘッドバルブ10は筒状の小径部10
aと筒状の大径部10bとから形成されており、この小
径部10aがピストン上室9内における隔壁9aで区画
されたヘッドバルブ室16に嵌挿されかつ大径部10b
が前記シリンダ2の上端部に嵌合され、該小径部10a
と大径部10bとの間の段付面10cが該ピストン上室
9と前記メインエア室11との境界部位に形成された段
差面9bにシール部材を介在して当接可能に対向されて
いる。そして、ヘッドバルブ10の小径部10aと大径
部10bとの付け根部位には該ピストン上室9内におけ
るヘッドバルブ10の位置に応じて該ピストン上室9と
メインエア室11とを連通或いはその連通を遮断したり
、またピストン上室9と排気孔14とを連通或いはその
連通を遮断したりする第1の連通孔17が貫設されてい
る。また、ヘッドバルブ10はその大径部10bのほぼ
下端面と前記シリンダ2の外周ほぼ上部との間に弾装さ
れたスプリング18及びメインエア室11内の圧縮エア
圧により常には段付面10cがピストン上室9内の段差
面9bにシール部材を介在して当接されていて第1の連
通孔17によるメインエア室11との連通を遮断しかつ
排気孔14との連通状態が維持されるように構成されて
いる。しかして、メインエア室11からピストン上室9
内に供給される圧縮エアによって打撃ピストン8が打撃
のために往動(図示下動)されかつピストン上室9内の
圧縮エアが大気に排出されるとともにリターンエア室1
2からのエアによって打撃ピストン8が復動(図示上動
)されるものである。前記ヘッドバルブ室16のバルブ
上室は第2の連通孔15と連通され、該第2の連通孔1
5は後述するように反復動制御バルブ室19を介して作
動エア供給路46と連通されている。なお、第2の連通
孔15はその一部がきわめて小径の孔を介して大気と連
通可能である。
【0009】前記第2の連通孔15と作動エア供給路4
6との連通部位には反復動制御バルブ手段19が装設さ
れており、この反復動制御バルブ手段19は後述する主
制御バルブ手段47から導入される作動エアによって下
動されて該主制御バルブ手段47からの作動エアを前記
第2の連通孔15に導入してヘッドバルブ10を下動(
開動)しかつ前記リターンエア室12から第3の連通孔
16aを介して導入されるエアによって上動(閉動)し
て第2の連通孔15と作動エア供給路46との連通を遮
断するように構成されている。
【0010】なお、前記シリンダ2の下端側には打撃ピ
ストン8の下死点位置における衝撃を緩和するゴム等か
らなるほぼリング状の緩衝部材20が装設され、また、
シリンダ2の上端側にはピストン上室9内の前記隔壁9
aで囲まれた内側部位には該打撃ピストン8の上死点位
置における衝撃を緩和するゴム等からなるほぼキャップ
状の緩衝部材21が装設されている。
【0011】前記打撃ピストン8には丸棒状の長尺のド
ライバ22が垂下状に一体的に装設されており、このド
ライバ22の軸方向ほぼ上部には該打撃ピストン8の径
方向に斜状に貫設された第1の排気路23と連通された
ほぼL状の第2の排気路24が貫設され、そして、ドラ
イバ22はその下端部が前記シリンダ2の下方において
本体部3に装設されたドライバガイド6の釘案内路25
内に往復摺動可能に臨んでいる。前記ドライバガイド6
の側部には該釘案内路25内に連通する釘送り通路26
が形成され、その始端は多数本の釘を連続的に連結して
収容する前記釘マガジン部7と連通されている。しかし
て、釘マガジン部7内の連結帯TWにより所定の間隔を
おいて直列状に連設された釘Tは後述する釘送り手段3
4により連続して一本づつ釘送り通路26を経て釘案内
路25内に自動的に送込まれるものである。
【0012】前記ドライバガイド6の釘案内路25はそ
の内周が釘Tの頭部の径とほぼ同一の径に形成されてい
て、ほぼ下端部には同下端面を開放した所定の長さの案
内スリット27〜27が軸方向に等間隔で複数個(図で
は3個の場合を示す)刻設されている。また、ドライバ
ガイド6にはコンタクトアーム28が上下動可能に装設
されている。このコンタクトアーム28は該ドライバガ
イド6の先端部外周に嵌挿されたほぼ筒状の先端部材2
9と、該先端部材29から立設された軸部材30と、一
端が軸部材30に抜止めリング31aを介して嵌挿され
かつ上方に曲折して延出されて後述する主制御バルブ手
段47の第3のバルブに対向位置されたアーム部材31
と、該軸部材30に巻装されかつ前記先端部材29の上
端面とアーム部材31の一端との間に弾装されて常には
アーム部材31を上方に付勢するスプリング32とから
構成されており、前記先端部材29の内周軸方向には前
記案内スリット27〜27に嵌挿された案内突条33〜
33が一体状に突出形成され、この案内突条33〜33
はその内面が前記ドライバガイド6の釘案内路25の内
周面と同一面に整合されるとともに、前記コンタクトア
ーム28全体の所定範囲の上下動を案内許容しかつその
下端部が常にはドライバガイド6の下端面から若干突出
されたほぼ鋭角状に形成されている。
【0013】また、前記ドライバガイド6の側部に装設
された釘送り手段34は、釘Tの送り方向と同方向に形
成されたシリンダ35と、該シリンダ35内に往復動可
能に嵌挿されたピストン36及びそのロッド37と、該
ロッド37のほぼ先端部に枢着38aされたほぼクラン
ク状の送りアーム38とからなり、該ピストン36及び
そのロッド37はシリンダ35内に供給されるエアによ
って往動され該シリンダ35内に弾装されたスプリング
39によって復動されるように構成され、送りアーム3
8の先端部には前記釘送り通路26に臨み釘Tを捕捉す
る2又状の爪部40と該爪部40の一方の爪部40側及
び他方の爪部の背面側に斜状の逃し面41a,41bが
形成されかつ後端部には爪部40による釘の捕捉状態を
維持するストッツパ42が前記ロッド36に当接可能に
形成されている。また、送りアーム38とロッド37と
の間には爪部40による釘の捕捉状態側、すなわち該送
りアーム38を復帰回動方向に付勢するスプリング43
が弾装されている。しかして、釘送り手段34は、常に
は送りアーム38の爪部40が釘送り通路26に臨んで
該釘送り通路26内の釘Tにおける釘案内路25内に至
る直前の釘T、すなわち釘案内路25に位置する釘Tの
次の釘T(2番目の釘)を捕捉する位置にあり、シリン
ダ35内へ供給されるエアによりピストン36及びその
ロッド37を往動すると、送りアーム38がその斜状の
逃し面41a,41bを利用して回動及びその復帰動を
繰返して捕捉している2番目の釘T及び3番目の釘Tを
回避しながら後退されて爪部40により3番目の釘Tを
捕捉し、そして、前記シリンダ35内へのエアの供給を
止めてスプリング39の付勢力によりピストン36及び
そのロッド37を復動すると、送りアーム38がともに
復動されて2番目の釘Tを釘案内路25内に送込むとと
もに爪部40で捕捉している3番目の釘Tを2番目に位
置させるものであり、この釘送り動作が一本の釘の打ち
込み動作終了に連動して行われるものである。
【0014】前記本体部3とハンドル部5との境界部に
はトリガ44が引き込み回動可能に設けられており、該
トリガ44と対向する部位には一方を前記圧縮エア溜室
4に連通されたトリガバルブ45が装設されており、こ
のトリガバルブ45は他方側を前記第2の連通孔15に
反復動制御バルブ手段19を介して連通する作動エア供
給路46と連通されるとともに、該トリガ44の引き込
み動作に連繋動作されていて、トリガ44の引き込み時
には前記圧縮エア溜室4内と作動エア供給路46との連
通を許容し、またトリガ44の引き込み解除時には前記
圧縮エア溜室4内と作動エア供給路46との連通を遮断
するように構成されている。
【0015】前記作動エア供給路46の途中に組込まれ
た主制御バルブ手段47は作動エア供給路46を開閉口
(作動エア供給路46におけるトリガバルブ45側と反
復動制御バルブ19側との連通及びその連通を遮断)す
る第1のバルブ48と、該第1のバルブ48の開閉動を
制御する第2のバルブ49と、該第2のバルブ49と連
動されかつ前記コンタクトアーム28と連繋された第3
のバルブ50とから構成されていて、図1に示すように
本体部3に対してその側部に沿って内蔵されている。
【0016】前記第1のバルブ48はそのバルブ室内に
対して往復動(図において上下動)可能に装設され、こ
の第1のバルブ48には作動エア供給路46のトリガバ
ルブ45側と反復動制御バルブ19側とに連通された第
1のバルブ室51内に位置されてその連通及び遮断をな
す第1ピストン部48aと前記第2のバルブ49のバル
ブ室側に第1通路53を介して連通する第2のバルブ室
54内に位置された第2ピストン部48bとが形成され
、この第1のバルブ48は第2ピストン部48b側に弾
装されたスプリング55により常には復動(図示下方)
に付勢されている。なお、第1のバルブ48には前記反
復動制御バルブ19側の作動エア供給路46及び大気と
連通可能な通孔56が形成されている。また、第2のバ
ルブ室54に対する第1通路53の連通箇所は該バルブ
室54の図示下方部に設定しかつ同バルブ室54の図示
上方部の一部は大気に連通可能とされている。しかして
、第1のバルブ48の上位位置にあっては第1ピストン
部48aにより作動エア供給路46のトリガバルブ45
側と反復動制御バルブ手段19側の連通を遮断するとと
もに通孔56が大気と連通されかつ下位位置にあっては
該作動エア供給路46のトリガバルブ45側と反復動制
御バルブ手段19側の連通を許容するものである。
【0017】前記第2のバルブ49はそのバルブ室内に
往復動(図示上下動)可能に装設されて常にはスプリン
グ57により該バルブ室の図示下端部に位置され、図示
上方から第1環状溝58a、第2環状溝58b、第3環
状溝58cがそれぞれ形成され、さらに図示下端から第
2環状溝58bにかけて逆止弁59aを介して前記バル
ブ室の下部室52と該第2環状溝58bとを連通する通
孔59が貫設されている。そして、それぞれの環状溝5
8a〜58cは第2のバルブ49の下位位置において、
第1環状溝58aが前記第1通路53と連通されるとと
もに前記メインエア室11に連通された第2通路60と
連通され、第2環状溝58bが前記釘送り手段34のシ
リンダ35内に連通された第3通路61と連通されると
ともに大気に連通された第4通路62と連通され、第3
環状溝58cが前記リターンエア室12のほぼ下部に連
通された第5通路63と連通され、そして、該第2のバ
ルブ49の第1上位位置において、第1環状溝58aが
第2通路60との連通状態を維持されるとともに第1通
路53との連通を遮断され、第2環状溝58bが第3通
路61及び第4通路62との連通状態がともに維持され
るとともに第1通路53と連通され、第3環状溝58c
が第5通路63との連通状態を維持され、バルブ室の下
部室52と第5通路63とが連通され、さらに、最上位
位置において、第2環状溝58bが第1通路53、第2
通路60、第3通路61とそれぞれ連通され、第3環状
溝58cと第4通路62と連通され、バルブ室の下部室
52が第5通路63との連通状態を維持されるように構
成されている。
【0018】前記第3のバルブ50はバルブ室64内に
往復動(図示上下動)可能に装設されたピストン50a
を備え、その図示上端はバルブ室64から延出して前記
第2のバルブ49の下部室52内に出没可能でかつ該バ
ルブ49の下端面に当接可能に対向されかつ図示下端は
同バルブ室64から延出して前記コンタクトアーム28
のアーム部材31上面に連繋動作可能に対向位置されて
いる。そして、バルブ室64内のピストン下室64a下
方には前記打撃ピストン8が往復動するシリンダ2内に
おける該打撃ピストン8の下死点付近に貫設した第1の
エア圧感知孔65と連通された第1エア制御通路66が
連通され、ピストン上室64b上方には同じく打撃ピス
トン8が往復動するシリンダ2内における該打撃ピスト
ン8の下死点付近の前記第1のエア圧感知孔65の下位
に貫設した第2のエア圧感知孔67と連通された第2エ
ア制御通路68が連通されている。この第1のエア圧感
知孔65と第2のエア圧感知孔67の位置は打撃ピスト
ン8がシリンダ2内の下死点に達したとき第2のエア圧
感知孔67と該打撃ピストン8に形成された第1の排気
路23と連通して該第1の排気路23から第2の排気路
24を経て大気と連通されるとともに、第1のエア圧感
知孔65が該シリンダ2内の打撃ピストン8の上方内部
位と連通されるように設定、すなわち第1及び第2のエ
ア圧感知孔65,67に作用するエア圧の差によって第
3のバルブ50を上動するように設定されている。しか
して、第3のバルブ50は通常時にはピストン50aが
バルブ室64内の最下位に位置されるとともに上端が前
記第2のバルブ49の下面に当接されかつ下端部がバル
ブ室64から延出されおり、前記コンタクトアーム28
の上動時には該アーム部材31により押し上げられてピ
ストン50aがバルブ室64内の上位に位置(バルブ室
64内のほぼ中間に位置)されてそのピストン下室64
aと第1エア制御通路66、ピストン上室64bと第2
エア制御通路68がそれぞれともに連通されて該両通路
66,68からのエア圧によってバランスされてその位
置が保持されるとともに前記第2のバルブ49を第1上
位の位置に押し上げ、打撃ピストン8がシリンダ2内の
下死点に達してピストン上室64bのエアが大気に排出
された時にはピストン50aがバルブ室64内の最上位
に位置されてその下端がコンタクトアーム28のアーム
部材31から若干上動して前記第2のバルブ49をさら
に上位の位置に押し上げるように構成されている。
【0019】続いて、上述のように構成された本例の釘
打機1の作用について説明する。さて、圧縮エア溜室4
内に圧縮エア供給源(図示しない)からの圧縮エアが供
給されるとともに該圧縮エア溜室4からの圧縮エアがメ
インエア室11内に充満され、かつ打撃ピストン8がシ
リンダ2の上死点に位置されるとともに打ち込むべき釘
Tがドライバガイド6の釘案内路25内に位置されて次
に打ち込まれる釘が釘送り通路26内に順次位置されて
いる状態において、図8に示す釘打ち動作前にあっては
、トリガ44の引き込み動作がなされておらず、トリガ
バルブ45により前記圧縮エア溜室4と作動エア供給路
46との連通を遮断した状態が維持されるとともに、コ
ンタクトアーム28の先端部材29が被打ち込み面に当
接されて押し上げられていないので、主制御バルブ手段
47の第2及び第3のバルブ49,50がそれぞれその
下位状態が維持されている。そして、該主制御バルブ手
段47の第2のバルブ49の下位状態にあっては第1環
状溝58aと第1通路53及び第2通路60がそれぞれ
連通されているため、メインエア室11の圧縮エアが該
第2通路60、第2のバルブ49の第1環状溝58a、
第1通路53を経て主制御バルブ手段47の第1のバル
ブ48の第2のバルブ室54内に導入され、第1のバル
ブ48全体がスプリング55の付勢力に抗して上動され
てその第2ピストン部48bを上位状態に移動するとと
もにその第1ピストン48aも上位に位置され前記作動
エア供給路46におけるトリガバルブ45側と反復動制
御バルブ手段19側との連通の遮断状態が維持されるも
のである。
【0020】また、図9に示すように、トリガ44を引
き込み動作してトリガバルブ45により前記圧縮エア溜
室4と作動エア供給路46とを連通させると、該圧縮エ
ア溜室4の圧縮エアは作動エアとして該作動エア供給路
46内において前述の主制御バルブ手段47の第1のバ
ルブ48に至る。しかし、該第1のバルブ48は前述し
たようにコンタクトアーム28の先端部材29が被打ち
込み面に当接されて押し上げられておらず、該作動エア
供給路46におけるトリガバルブ45側と反復動制御バ
ルブ手段19側との連通の遮断状態が維持されている。 したがって、釘打ちのためにコンタクトアーム28の先
端部材29を被打ち込み面に当接して押し上げらていな
ければ、トリガ44を引き込み動作しても打撃ピストン
8の下動、すなわち釘打ち動作ができないものである。
【0021】そして、図10に示すように、釘打ちのた
めに釘打機1を、釘打ちすべき被打ち込み面に対してド
ライバガイド7とともに、コンタクトアーム28の先端
部材29を当接して押付けると、該先端部材29が軸部
材30とともにスプリング32を圧縮しながら上動され
、このスプリング32の弾力によりアーム部材31が上
動されるので、このコンタクトアーム28全体の上動に
よって該アーム部材31に対向された前記主制御バルブ
手段47の第3のバルブ50が上位の位置に押し上げら
れる。この場合、コンタクトアーム28の先端部材29
の上動はその案内突条33〜33がドライバガイド部材
6の案内スリット27〜27内を上動することによって
案内される。しかして、主制御バルブ手段47の第3の
バルブ50が上位の位置に押し上げられると、そのピス
トン下室64aとピストン上室64bは第1エア制御通
路66、第2エア制御通路68を介してシリンダ2内に
おける打撃ピストン8の下方内部位とそれぞれ連通され
て該シリンダ2内の同圧の制御エアが作用されるもので
ある。一方、第3のバルブ50の上位位置への押し上げ
に伴って第2のバルブ49がスプリング57の付勢力に
抗して第1上位の位置に押し上げられて、第1通路53
が同第2のバルブ49の第2環状溝58b及び第4通路
62を経て大気に連通されるので、前記第1のバルブ4
8はスプリング55の付勢力によって下動されてその第
2ピストン部48bを下位状態に移動するとともにその
第1ピストン48aも下位に位置されて今まで閉口状態
にあった作動エア供給路46におけるトリガバルブ45
側と反復動制御バルブ手段19側との連通を許容する。 なお、第1上位位置における第2のバルブ49は、前述
の連通状態に併せてその第1環状溝58aが第2通路6
0との連通状態を維持され、第2環状溝58bが第3通
路61との連通状態及び第4通路62との連通状態がと
もに維持され、第3環状溝58cが第5通路63と連通
されている。
【0022】そこで、図11に示すように、トリガ44
を引き込み動作してトリガバルブ45により前記圧縮エ
ア溜室4と作動エア供給路46とを連通させると、該圧
縮エア溜室4からの作動エア供給路46内の作動エアは
前述の主制御バルブ手段47から反復動制御バルブ手段
19に導入されるとともに、該反復動制御バルブ手段1
9を下動して第2の連通孔15を介してヘッドバルブ室
16の上室内に導入される。この作動エアがヘッドバル
ブ10に作用するので、該ヘッドバルブ10が下動され
、打撃ピストン8のピストン上室9とメインエア室11
とを第1の連通孔17を介して連通状態にする。この場
合、ヘッドバルブ10の下動に伴って第1の連通孔17
と排気孔14との連通が遮断されるものである。上記し
た状態において、メインエア室11からピストン上室9
内に圧縮エアが供給され、この圧縮エアによって打撃ピ
ストン8が下動(往動)され、該可動する打撃ピストン
8と一体のドライバ22によってドライバガイド6の釘
案内路25内の釘Tを打出すものである。なお、打撃ピ
ストン8の下動に伴って同打撃ピストン8の下方部位の
シリンダ2内の圧縮エアは通孔13a,13bを介して
リターンエア室12内に流入されるものである。
【0023】しかして、図12に示すように、打撃ピス
トン8が一回目の打撃ための下動端に至り、反復動制御
バルブ手段19にリターンエア室12からの圧縮エアが
第3の連通孔16aを介して導入されるので、この該反
復動制御バルブ手段19が上動して第2の連通孔15と
作動エア供給路46との連通を遮断する。一方、ヘッド
バルブ10は、第2の連通孔15がその一部をきわめて
小径の孔を介して大気と連通状態にありかつその受圧面
には常にメインエア室11内の圧縮エアが作用している
ので、これによって上動されてその第1の連通孔17が
メインエア室11との連通を遮断しながら排気孔14と
連通されてピストン上室9内の圧縮エアを大気に排出す
る。したがって、打撃ピストン8はリターンエア室12
からの圧縮エアによって上動(復動)される。そして、
打撃ピストン8が上動端(上死点)に達すると、シリン
ダ2内の打撃ピストン8の下方内部のエアが前記ドライ
バ22の先端側の孔より大気に排気されるので、前記第
3の連通孔16a側が低圧となり、これよって前記反復
動制御バルブ手段19が再び作動エアによって下動され
て第2の連通孔15と作動エア供給路46とを連通状態
にするとともに前述のようにヘッドバルブ10を下動す
るので、打撃ピストン8が2回目の打撃のために下動さ
れるものである。以後、打撃ピストン8の上動、下動(
往復動)が前記反復動制御バルブ手段19の動作によっ
て数回繰返えされ、釘Tを多数回にわたって打撃して打
込むものである。上記した状態にあって、第1のエア圧
感知孔65と第2のエア圧感知孔67とにはともにシリ
ンダ2内の打撃ピストン8の下方内部位の同圧のエアが
作用するので、主制御バルブ手段47における第3のバ
ルブ50は、その第1エア制御通路66に連通するピス
トン下室64a内と、第2エア制御通路68に連通する
ピストン上室64b内とがバランスされてその上位の位
置保持が維持されるものである。
【0024】そして、図13に示すように、打撃ピスト
ン8が前述のように可動してシリンダ2内の下死点に達
し、釘Tをドライバガイド6から被打ち込み面に完全に
打込み終えると、該シリンダ2内の打撃ピストン8の上
方内部位の制御エアが第1のエア圧感知孔65によって
第1エア制御通路66を経て主制御バルブ手段47にお
ける第3のバルブ50のバルブ室64のピストン下室6
4a内に導入される。一方、第2のエア圧感知孔67が
下死点に位置する打撃ピストン8によってシリンダ2内
との連通が遮断されるとともに打撃ピストン8に形成さ
れた第1の排気路23、第2の排気路24を経て大気と
連通されるため、主制御バルブ手段47における第3の
バルブ50のバルブ室64のピストン上室64b内のエ
アが第2制御通路68、第2のエア圧感知孔67、両排
気路23,24から大気に排気される。これによって、
第3のバルブ50のピストン下室64a内と、ピストン
上室64b内とのエア圧のバランスが崩れてピストン5
0aが該ピストン下室64a内に導入される制御エアに
よってバルブ室64内の最上位に上動されてその下端が
コンタクトアーム28のアーム部材31から離れて第2
のバルブ49を前述の第1の上位位置からさらに上位の
位置に向けて押し上げる。そして、第2のバルブ49が
前述のように押し上げられると、その第2環状溝58b
が第1通路53との連通を維持したまま第3通路61と
連通されるとともにバルブ室の下部室52と第5通路6
3とが連通され、該バルブ室の下部室52内にはリター
ンエア室12からの圧縮エアが導入されるので、この第
2のバルブ49は次第に最上位位置に上動される。
【0025】なお、ドライバガイド6から打出される釘
Tは、該ドライバガイド6の釘案内路25内周面にてそ
の頭部THが案内され、そして、先端部付近では釘案内
路25内周面及び案内スリット27〜27に嵌挿された
コンタクトアーム28の先端部材29の案内突条33〜
33の内面により、また釘案内路25の先端部から外れ
た部分では前記先端部材29の案内突条33〜33の内
面のみにより釘Tの頭部THを案内するものであり、こ
れにより、釘Tは釘案内突条33〜33を真直ぐな状態
で案内するものである。
【0026】そして、上述のようにして第2のバルブ4
9が最上位に位置されると、図14に示すように、該第
2のバルブ49の第2環状溝58bが第1通路53、第
3通路61との連通状態を維持されるとともに第2通路
60と連通されるので、主制御バルブ手段47の第1の
バルブ48の第2のバルブ室54内にはメインエア室1
1内の圧縮エアが該第2通路60、第2環状溝58b、
第1通路53を経て導入され、第1のバルブ48全体が
スプリング55の付勢力に抗して上動されてその第2ピ
ストン部48bを上位状態に移動するとともにその第1
ピストン48aも上位に位置され前記作動エア供給路4
6におけるトリガバルブ45側と反復動制御バルブ手段
19側との連通を遮断する。すると、反復動制御バルブ
手段19側(第2の連通孔15側)に連通する作動エア
供給路46内の作動エアが主制御バルブ手段47の第1
のバルブ48の通孔56を経て大気に排気されるととも
にヘッドバルブ室16の上室内の作動エアも第2の連通
孔15から該作動エア供給路46を経て排気されるので
、該ヘッドバルブ室16の上室内が低圧となり、これに
よって、ヘッドバルブ10は前述のように上動されてそ
の第1の連通孔17がメインエア室11との連通を遮断
しながら排気孔14と連通されてピストン上室9内の圧
縮エアを大気に排出する。したがって、打撃ピストン8
はリターンエア室12からの圧縮エアによって上動(復
動)されて上死点に至り、その位置が維持されるもので
ある。ここに、一本目の釘Tの多数回の反復打撃による
打ち込み動作を終了するものであり、トリガ44の引き
込み動作を解除することなく、その打ち込み動作の終了
を打撃ピストン8の下死点におけるシリンダ2内のエア
圧により主制御バルブ手段47を制御して自動的に確認
するものである。なお、この場合、反復動制御バルブ手
段19は前述したようにリターンエア室12からの圧縮
エアにより上動して第2の連通孔15と作動エア供給路
46との連通を遮断し、該作動エア供給路46内に作動
エアが供給されない限りその位置が維持されるものであ
る。
【0027】しかして、上述したように一本目の釘Tの
多数回の反復打撃による打ち込み動作を終了すると、こ
れと同期して主制御バルブ手段47の第2のバルブ49
は最上位位置にされている状態において、上述の第2環
状溝58bが第1通路53、第2通路60、第3通路6
1とそれぞれ連通されるので、メインエア室11の圧縮
エアが該第2通路60、第2環状溝58bから第3通路
61を経て釘送り手段34のシリンダ35内に供給され
るので、そのピストン36及びロッド37が該シリンダ
35内を往動される。このロッド3の往動によって送り
アーム38がその斜状の逃し面41a,41bを利用し
て回動及びスプリング43の付勢力による復帰動を繰返
して捕捉している2番目の釘T及び3番目の釘Tを回避
しながら後退されて爪部40により3番目の釘Tを捕捉
する。ついで、前述したように打撃ピストン8が上動か
ら上死点に達することによって、図15に示すように前
述のように第1のエア圧感知孔65と第2のエア圧感知
孔67とにはともにシリンダ2内の打撃ピストン8の下
方内部位の同圧のエアが作用して主制御バルブ手段47
における第3のバルブ50が上位の位置に復帰動される
。一方、このシリンダ2内の打撃ピストン8の下方内部
のエアが前記ドライバ22の先端側の孔より大気に排気
される状態にあってリターンエア室12内が低圧状態と
なるので、主制御バルブ手段47の第2のバルブ49は
スプリング57の付勢力によってその下端部が第3のバ
ルブ50に当接するように第1上位位置まで下動される
。すると、釘送り手段34のシリンダ35内が第3通路
61、第2環状溝58b、第4通路62を経て大気に連
通されるので、該シリンダ35内のピストン36及びそ
のロッド37がスプリング39の付勢力により復動され
るとともに、送りアーム38がともに復動されて2番目
の釘Tを釘案内路25内に送込むとともに爪部40で捕
捉している3番目の釘Tを2番目に位置させるものであ
り、これによって、前まで2番目に位置された釘Tがド
ライバガイド部材6の釘案内路25内に自動的に送り出
されるものである。なお、主制御バルブ手段47におけ
る第2のバルブ49の下動にあっては、該バルブ室の下
部室52内のエアは通孔59及び逆止弁59aを経て第
2環状溝58b、第4通路62から大気に排気されるも
のである。
【0028】そして、釘打機1を、釘打ちすべき被打ち
込み面に対してドライバガイド6とともに、コンタクト
アーム28の先端部材29の押付けを解除してそのアー
ム部材31による主制御バルブ手段47の第3のバルブ
50の押し上げを解除すれば、該主制御バルブ手段47
の各バルブ48,49,50は元の状態に復帰し、さら
にトリガ44の引き込み動作を解除することにより、圧
縮エア溜室4と作動エア供給路46との連通が遮断され
るものである。
【0029】次に、第16〜図23に示す第2の実施例
について説明する。本実施例は、前述した第1の実施例
の主制御バルブ手段47、第1及び第2のエア感知孔6
5,67とシリンダ2との連通手段を変更した態様であ
って、その余の構成は第1の実施例と同様であるので、
同一の構成については図中同一符号の後にAを付し(例
えば、釘打機1の場合は、釘打機1Aと付す)、その説
明を省略する。
【0030】すなわち、図17に示すように、前例と同
様に釘打機1Aに装設された主制御バルブ手段47Aは
、前例の第3のバルブ50を排した構成であって、第1
のバルブ48Aと第2のバルブ49Aとから形成され、
この第1のバルブ48Aは前例と同様に構成されていて
バルブ室内に対して往復動(図において上下動)可能に
装設され、この第1のバルブ48Aには作動エア供給路
46Aのトリガバルブ45A側と反復動制御バルブ手段
19A側とに連通された第1のバルブ室51A内に位置
されてそれぞれの連通及びその遮断をなす第1ピストン
部48aと前記第2のバルブ49Aのバルブ室に第1通
路53Aを介して連通する第2のバルブ室54A内に位
置された第2ピストン部48bとが形成され、この第1
のバルブ48Aは第2ピストン部48b側に弾装された
スプリング55Aにより常には図示下方に付勢されてい
る。なお、第1のバルブ48Aには前記反復動制御バル
ブ19A側の作動エア供給路46Aと連通された通孔5
6Aが形成されて該通孔56Aは大気と連通可能とされ
ている。また、第2のバルブ室54Aに対する第1通路
53Aの連通箇所は該バルブ室54Aの図示下方部に設
定しかつ同バルブ室54Aの図示上方部の一部は大気に
連通されている。しかして、第1のバルブ48Aの上位
位置にあっては第1ピストン部48aにより作動エア供
給路46Aのトリガバルブ45A側と反復動制御バルブ
19A側の連通を遮断するとともに通孔56Aが大気と
連通されかつ下位位置にあっては該作動エア供給路46
Aのトリガバルブ45A側と反復動制御バルブ19A側
の連通を許容するものである。
【0031】前記第2のバルブ49Aはバルブ室内に往
復動(図示上下動)可能に装設されて常にはスプリング
57Aにより該バルブ室52Aの図示下端部に位置され
、図示上方から第1環状溝58a、第2環状溝58b、
第3環状溝58cがそれぞれ形成され、その下端部がバ
ルブ室の下部室52Aから下方に延出されて前記コンタ
クトアーム28Aのアーム部材31Aに押し上げ動作可
能に対向されている。そして、それぞれの環状溝58a
〜58cは第2のバルブ49Aの下位位置において、第
1環状溝58aがメインエア室11A及び後述する作動
エア室71側の第2エア制御通路68Aと連通された第
2通路60Aと連通されるとともに前記第1通路53A
と連通され、第2環状溝58bが釘送り手段34Aのシ
リンダ35A内と連通された第3通路61Aと連通され
るとともに第4通路62Aを介して大気と連通され、第
3環状溝58cがリターンエア室12Aのほぼ下部と連
通された第5通路63Aと連通され、そして、前記コン
タクトアーム28Aの上動に伴いそのアーム部材31A
により押し上げられた該第2のバルブ49Aの第1上位
位置において、第1環状溝58aが第2通路60Aとの
連通状態を維持されるとともに第1通路53Aとの連通
を遮断され、第2環状溝58bが第3通路61A及び第
4通路62Aとの連通状態がともに維持されるとともに
第1通路53Aと連通され、第3環状溝58cが第5通
路63Aと連通され、バルブ室の下部室52Aが後述す
る作動エア室71側の第1のエア制御通路66Aと連通
され、さらに、最上位位置において、第2環状溝58b
が第1通路53A、第2通路60A、第3通路61Aと
それぞれ連通され、第3環状溝58cが第4通路62A
と連通され、バルブ室の下部室52Aが第5通路63A
及び第1エア制御通路66Aとの連通状態を維持される
ように構成されている。
【0032】前記シリンダ2Aの下方には作動エア室7
1が形成され、そのエア室内にはピストン72が上下可
能に遊挿されるとともに、その作動ロッド73の上端部
が上方の下側の緩衝部材20Aを貫通して該シリンダ2
A内に若干突出され、この作動ロッド73は打撃ピスト
ン8Aが下死点に達すると該打撃ピストン8Aにより押
し下げられエア室71の下部に至るものである。そして
、エア室71の上方、すなわち前記作動ロッド73の挿
入部位には第1のエア圧感知孔65Aが形成され、該第
1のエア圧感知孔65Aは第1の第1エア制御通路66
Aと連通されていて、下方には第2のエア圧感知孔67
Aが形成され、該第2のエア圧感知孔67Aは前記第2
通路60Aに連通する第2エア制御通路68と連通され
ている。
【0033】したがって、本実施例にあっては、図18
に示す釘打ち動作前にあっては、前例と同様にトリガ4
4Aの引き込み動作がなされておらず、トリガバルブ4
5Aにより前記圧縮エア溜室4Aと作動エア供給路46
Aとの連通を遮断した状態が維持されるとともに、コン
タクトアーム28Aの先端部材29Aが被打ち込み面に
当接されて押し上げられていないので、主制御バルブ手
段47Aの第2のバルブ49Aが下位状態が維持されて
いる。そして、該主制御バルブ手段47Aの第2のバル
ブ49Aの下位状態にあっては第1環状溝58aと第1
通路53A及び第2通路60Aがそれぞれ連通されてい
るため、メインエア室11Aの圧縮エアが該第2通路6
0A、第2のバルブ49Aの第1環状溝49a、第1通
路53A−を経て主制御バルブ手段47Aの第1のバル
ブ48Aの第2のバルブ室54A内に導入され、第1の
バルブ48A全体がスプリング55Aの付勢力に抗して
上動されてその第2ピストン部48bを上位状態に移動
するとともにその第1ピストン48aも上位に位置され
前記作動エア供給路46Aにおけるトリガバルブ45A
側と反復動制御バルブ手段19A側との連通の遮断状態
が維持されるものである。なお、作動エア室71には第
2通路60Aと連通する第2エア制御通路68Aによっ
てメインエア室11Aの圧縮エアが供給されており、そ
のピストン72とともに作動ロッド73が上位に位置し
てその上端部をシリンダ2A内に臨ませている。
【0034】そして、図19に示すように、釘打ちのた
めに釘打機1Aを、釘打ちすべき被打ち込み面に対して
ドライバガイド6Aとともに、コンタクトアーム28A
の先端部材29Aを当接して押付けると、前例と同様に
アーム部材31Aによって前記主制御バルブ手段47A
の第2のバルブ49Aが第1上位の位置に押し上げられ
る。しかして、主制御バルブ手段47Aの第2のバルブ
49Aが第1上位の位置に押し上げられると、第1通路
53Aが同第2のバルブ49Aの第2環状溝58b及び
第4通路62Aを経て大気に連通されるので、前記第1
のバルブ48Aはスプリング55Aの付勢力によって下
動されてその第2ピストン部48bを下位状態に移動す
るとともにその第1ピストン48aも下位に位置されて
今まで閉口状態にあった作動エア供給路46Aにおける
トリガバルブ45A側と反復動制御バルブ手段19A側
との連通を許容する。
【0035】そこで、図20に示すように、トリガ44
Aを引き込み動作してトリガバルブ45Aにより前記圧
縮エア溜室4Aと作動エア供給路46Aとを連通させる
と、該圧縮エア溜室4Aからの作動エア供給路46A内
の作動エアが主制御バルブ手段47Aから反復動制御バ
ルブ手段19Aに導入されると、該反復動制御バルブ手
段19Aがその作動エアによって下動されて第2の連通
孔15Aと作動エア供給路46Aとの連通を許容する。 従って、前例と同様にヘッドバルブ10Aが下動されて
打撃ピストン8A上方部のピストン上室9Aとメインエ
ア室11Aとを第1の連通孔17Aによって連通状態に
する。上記した状態において、メインエア室11Aから
ピストン上室9A内に圧縮エアが供給され、この圧縮エ
アによって打撃ピストン8Aが下動(往動)され、該打
撃ピストン8Aとともに下動するドライバ22Aによっ
てドライバガイド6Aの釘案内路25A内の釘Tを打出
すものである。そして、前例と同様に打撃ピストン8A
がリターンエア室12Aからの圧縮エアによって上動(
復動)されて上動端(上死点)に達し、再び2回目の打
撃のために下動されるものである。以後、打撃ピストン
8Aの上動、下動(往復動)が数回反復されて釘Tを多
数回にわたって打撃して打ち込むものである。
【0036】そして、図21に示すように、打撃ピスト
ン8Aがシリンダ2内の下死点に達し、釘Tをドライバ
ガイド6Aから被打ち込み面に完全に打ち込み終えると
、該打撃ピストン8Aにより作動エア室71の作動ロッ
ド73がピストン72とともに押し下げられる。すると
、該作動エア室71は第1及び第2のエア感知孔65A
,67Aと連通状態となるので、前記メインエア室11
Aの圧縮エアが第2エア制御通路68A、第2のエア感
知孔67A、作動エア室71、第1のエア感知孔65A
、第1エア制御通路66Aを経て主制御バルブ手段47
Aにおける第2のバルブ49Aのバルブ室の下部室52
Aに導入される。これによって、該第2のバルブ49A
がさらに押し上げられて最上位に位置される。このとき
、第2のバルブ49Aのバルブ室の下部室52Aは第5
通路63Aと連通状態に移行するものである。
【0037】ついで、上述の第2のバルブ49Aが最上
位に位置されると、図22に示すように、前例と同様に
第2環状溝58bが第1通路53A、第2通路60A、
第3通路61Aとそれぞれ連通されるので、主制御バル
ブ手段47Aの第1のバルブ48Aの第2のバルブ室5
4A内にはメインエア室11Aの圧縮エアが該第2通路
60A、第2環状溝58bから第1通路53Aを経て導
入され、第1のバルブ48A全体がスプリング55Aの
付勢力に抗して上動されてその第2ピストン部48bを
上位状態に移動するとともにその第1ピストン48aも
上位に位置され前記作動エア供給路46Aにおけるトリ
ガバルブ45A側と反復動制御バルブ手段19A側との
連通を遮断する。すると、前例と同様にして反復動制御
バルブ手段19A側(第2の連通孔15A側)に連通す
る作動エア供給路46A内の作動エアが主制御バルブ手
段47Aの第1のバルブ48Aの通孔56Aを経て大気
に排気されるとともにヘッドバルブ室16Aの上室内の
作動エアも第2の連通孔15Aから該作動エア供給路4
6Aを経て排気されるので、該ヘッドバルブ室16Aの
上室内が低圧となり、これによって、ヘッドバルブ10
Aは前述のように上動されてその第1の連通孔17Aが
メインエア室11Aとの連通を遮断しながら排気孔14
Aと連通されてピストン上室9A内の圧縮エアを大気に
排出する。したがって、打撃ピストン8Aはリターンエ
ア室12Aからの圧縮エアによって上動(復動)されて
上死点に至り、その位置が維持されるものである。ここ
に、一本目の釘Tの多数回の反復打撃による打ち込み動
作を終了するものであり、トリガ44Aの引き込み動作
を解除することなく、その打ち込み動作の終了を打撃ピ
ストン8Aの下死点における作動エア室71内のエア制
御により主制御バルブ手段47を制御して自動的に確認
するものである。なお、この場合も前例と同様に、反復
動制御バルブ手段19Aは前述したようにリターンエア
室12Aからの圧縮エアにより上動して第2の連通孔1
5Aと作動エア供給路46Aとの連通を遮断し、該作動
エア供給路46A内に作動エアが供給されない限りその
位置が維持されるものである。
【0038】一方、上述の第2のバルブ49Aが最上位
に位置された状態にあって、打撃ピストン8Aの上動に
伴い前述の作動エア室71内の作動ロッド73がピスト
ン72とともに下位の状態に復帰動して該第2のバルブ
49Aのバルブ室の下部室52Aに対するエアの導入が
遮断されて同第2のバルブ49Aが下動しようとするが
、この状態において、該第2のバルブ49Aのバルブ室
の下部室52Aには第5通路63Aが連通されてリター
ンエア室12A内のエアが導入されているため、その第
2のバルブ49Aが下動が阻止、すなわち第2のバルブ
49Aの最上位を一時的に保持するため、この間に第2
環状溝58bが第1通路53A、第2通路60A、第3
通路61Aとそれぞれ連通されるので、メインエア室1
1Aの圧縮エアが該第2通路60A、第2環状溝58b
Aから第3通路61Aを経て釘送り手段34Aのシリン
ダ35内に供給され、該釘送り手段34Aが前例と同様
に作動して次に打込む釘Tの自動送りを行うものである
。(図22,23参照)
【0039】そして、釘打機1Aを、釘打ちすべき被打
ち込み面に対してドライバガイド6Aとともに、コンタ
クトアーム28Aの先端部材29Aの押付けを解除して
そのアーム部材31Aによる主制御バルブ手段47Aの
第2のバルブ49Aの押し上げを解除すれば、該主制御
バルブ手段47Aの両バルブ48A,49Aは元の状態
に復帰し、さらに図23に示すようにトリガ44Aの引
き込み動作を解除することにより、圧縮エア溜室4Aと
作動エア供給路46Aとの連通が遮断されるものである
【0040】なお、前述した両実施例において、打撃ピ
ストン8の下死点の状態を第1の実施例に示すようにシ
リンダ2に対して第1及び第2のエア圧検知孔65,6
7を形成して同エア圧検知孔65,67に作用するシリ
ンダ2内の打撃ピストン8の状態によるエア圧の差によ
って主制御バルブ手段47の第3のバルブ50を動作す
るように構成し、また、第2の実施例に示すように作動
エア室71を設け、この作動エア室71の作動ロッド7
3を打撃ピストン2によって作動するように構成したが
、これらの構成に必ずしも限定するものではなく、要す
るに打撃ピストン8が下死点に達した状態によって変化
するエア圧の差を利用する構成或いは打撃ピストン8が
下死点に達した状態を該打撃ピストン8と機械的に連繋
する構成の検知作動手段であればよい。また、釘Tは図
示のものに限定するものではない。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明にあっては、トリ
ガの引き込み動作に伴ってトリガバルブによりヘッドバ
ルブ側とを連通する作動エア供給路内に作動エアを導入
するとともに、この作動エアによって該ヘッドバルブを
動作してシリンダのピストン上室内への圧縮エアの供給
及び排気を行って打撃ピストンを打撃動作のために往復
動し、この状態にて反復動制御バルブ手段を制御して前
記打撃ピストンの往復動を繰り返し行って、該打撃ピス
トンに装設されたドライバによって釘を多数回打撃して
打出すことができる。そして、打撃ピストンが下死点に
達すると、その状態を検知作動手段によって検知すると
ともに、主制御バルブ手段が前記作動エア供給路を遮断
するので、該作動エア供給路からの作動エアによるヘッ
ドバルブの動作を停止して、打撃ピストンの打撃動作(
往復動)を停止する。すなわち、多数回の打撃による釘
の打込み終了(完了)を自動的に確認し得るものである
。このことは、構造簡単にして打ち込み動作の終了を打
撃ピストンの下死点における状態を検知する検知作動手
段により主制御バルブ手段を制御して多数回の打撃によ
る釘の打込み終了(完了)を自動的に確認することがで
きる。また、打撃ピストンが下死点に達することををシ
リンダ内のエア圧の差にて検知する構成にあっては、こ
れによって、主制御バルブ手段を動作して前記作動エア
供給路を遮断し、該作動エア供給路からの作動エアによ
るヘッドバルブの動作を停止して、打撃ピストンの打撃
動作(往復動)を停止することができる。すなわち、打
撃ピストンの下死点における状態をシリンダ内のエア圧
の差によって検知することができ、このことは、前述し
たと同様に構造簡単にして多数回の打撃による釘の打込
み終了(完了)を自動的に確認し得るものである。そし
て、打撃ピストンが下死点に達することを該打撃ピスト
ンと連繋した検知作動手段によって検知する構成にあっ
ては、これによって主制御バルブ手段が動作されて前記
作動エア供給路を遮断して、該作動エア供給路からの作
動エアによるヘッドバルブの動作を停止して打撃ピスト
ンの打撃動作(往復動)を停止することができる。すな
わち、構造簡単にしてその自動停止確認の制御を確実に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す釘打機全体の正面
図である。
【図2】同じく一部省略した釘打機全体の背面図である
【図3】同じくコンタクトアームの先端部材を示す拡大
断面図である。
【図4】同じく図3のX−X線の拡大断面図である。
【図5】同じくシリンダの上部を示す一部破断の拡大断
面図である。
【図6】同じく主制御バルブ手段を示す一部破断の拡大
断面図である。
【図7】同じく釘送り手段を示す一部破断の拡大断面図
である。
【図8】同じく釘打ち動作前の状態を示す動作説明図で
ある。
【図9】同じく釘打ち動作前の状態を示す動作説明図で
ある。
【図10】同じく釘打ち動作前の状態を示す動作説明図
である。
【図11】同じく釘打ち動作開始の状態を示す動作説明
図である。
【図12】同じく釘打ち動作の打撃ピストンの上動状態
を示す動作説明図である。
【図13】同じく釘打ち動作の打撃ピストンの下死点状
態を示す動作説明図である。
【図14】同じく打撃ピストンの下死点状態における釘
送り手段の動作説明図である。
【図15】同じく釘打ち動作の打撃ピストンの上動状態
を示す動作説明図である。
【図16】本発明の第2の実施例の作動エア室を示す一
部破断の拡大断面図である。
【図17】同じく主制御バルブ手段を示す一部破断の拡
大断面図である。
【図18】同じく釘打ち動作前の状態を示す動作説明図
である。
【図19】同じく釘打ち動作開始の状態を示す動作説明
図である。
【図20】同じく釘打ち動作の打撃ピストンの下動状態
を示す動作説明図である。
【図21】同じく釘打ち動作の打撃ピストンの下死点状
態を示す動作説明図である。
【図22】同じく釘打ち動作の打撃ピストンの下死点状
態を示す動作説明図である。
【図23】同じく釘打ち動作の打撃ピストンの上動状態
を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1  釘打機 2  シリンダ 6  ドライバガイド材 8  打撃ピストン 10  ヘッドバルブ 11  メインエア室 19  反復動制御バルブ手段 22  ドライバ 44  トリガ 45  トリガバルブ 46  作動エア供給路 47  主制御バルブ手段 65  第1のエア圧感知孔 66  第1エア制御通路 67  第2のエア圧感知孔 68  第2エア制御通路 71  作動エア室 73  作動ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリンダ内の打撃ピストンを反復往復
    動して該打撃ピストンに装設されたドライバによって釘
    を多数回打撃して打出す釘打機において、前記打撃ピス
    トンの往復動を制御するためのヘッドバルブと、このヘ
    ッドバルブを動作するための作動エアを同ヘッドバルブ
    側に導入する作動エア供給路と、この作動エア供給路に
    対する作動エアの供給を制御するトリガバルブと、該作
    動エア供給路中に組込まれて前記打撃ピストンの往復動
    を反復させるための反復動制御バルブ手段とを備え、前
    記作動エア供給路中には主制御バルブ手段を組込むとと
    もに、この主制御バルブ手段は前記打撃ピストンが下死
    点に達した状態を検知する検知作動手段によって該作動
    エア供給路を遮断して前記ヘッドバルブ側への作動エア
    の導入を停止するように構成したことを特徴とする釘打
    機。
  2. 【請求項2】  シリンダ内の打撃ピストンを反復往復
    動して該打撃ピストンに装設されたドライバによって釘
    を多数回打撃して打出す釘打機において、前記打撃ピス
    トンの往復動を制御するためのヘッドバルブと、このヘ
    ッドバルブを動作するための作動エアを同ヘッドバルブ
    側に導入する作動エア供給路と、この作動エア供給路に
    対する作動エアの供給を制御するトリガバルブと、該作
    動エア供給路中に組込まれて前記打撃ピストンの往復動
    を反復させるための反復動制御バルブ手段とを備え、前
    記作動エア供給路中には主制御バルブ手段を組込み、該
    主制御バルブ手段を前記打撃ピストンが下死点に達した
    状態を前記シリンダ内のエア圧の差にて検知する検知作
    動手段と連繋させるとともに、この主制御バルブ手段は
    打撃ピストンが下死点に達したときに作動エア供給路を
    遮断動作して前記ヘッドバルブ側への作動エアの導入を
    停止するように構成したことを特徴とする釘打機。
  3. 【請求項3】  シリンダ内の打撃ピストンを反復往復
    動して該打撃ピストンに装設されたドライバによって釘
    を多数回打撃して打出す釘打機において、前記打撃ピス
    トンの往復動を制御するためのヘッドバルブと、このヘ
    ッドバルブを動作するための作動エアを同ヘッドバルブ
    側に導入する作動エア供給路と、この作動エア供給路に
    対する作動エアの供給を制御するトリガバルブと、該作
    動エア供給路中に組込まれて前記打撃ピストンの往復動
    を反復させるための反復動制御バルブ手段とを備え、前
    記作動エア供給路中には主制御バルブ手段を組込み、該
    主制御バルブ手段を前記打撃ピストンが下死点に達した
    状態を該打撃ピストンの動作に連繋して検知する検知作
    動手段とを連繋させるとともに、この主制御バルブ手段
    は打撃ピストンが下死点に達したときに作動エア供給路
    を遮断動作して前記ヘッドバルブ側への作動エアの導入
    を停止するように構成したことを特徴とする釘打機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019130624A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 工機ホールディングス株式会社 打込機

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JP2019130624A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 工機ホールディングス株式会社 打込機

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