JPH043721Y2 - - Google Patents

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JPH043721Y2
JPH043721Y2 JP2171686U JP2171686U JPH043721Y2 JP H043721 Y2 JPH043721 Y2 JP H043721Y2 JP 2171686 U JP2171686 U JP 2171686U JP 2171686 U JP2171686 U JP 2171686U JP H043721 Y2 JPH043721 Y2 JP H043721Y2
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JP
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gas
push
pin
cavity
suction device
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JP2171686U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、重力鋳造におけるキヤビテイのガス
抜き装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 第2図は重力鋳造装置の全体を示すものであつ
て、14は固定型ダイベース15に固定された固
定型本体、16は可動型ダイベース17に固定さ
れた可動型本体、2は固定型本体14と可動型本
体16により形成されるキヤビテイで、キヤビテ
イ2には注湯口18より溶湯19が供給されるよ
うになつている。溶湯19が凝固して得られた鋳
造品は、可動型本体16が開くとき押出しピン
1′の作動により取り出されることになる。押出
しピン1′の上端は、可動型ダイベース17に設
けた押出し板11によつて保持されている。
第3図はガス抜き部の従来構造を示すもので、
可動型本体16のボス部16aにベント20を設
けてガスを抜くように構成している。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このようなベント20によるガス抜き
方式では、キヤビテイ2面への離型剤の塗布、あ
るいはベント20の形状面への溶湯19の差し込
みなどに起因して、ベント20の通路が詰まりや
すく、通気性に関する信頼度が低い。詰りを生じ
た場合、第3図中符号Pで示すような湯廻り不良
を生じる。また、上記ボス部16aは指向性凝固
となり難く、先端部が押湯の役目をなし引け欠陥
が発生しやすい。
本考案は、従来技術において一定のシヨツトを
越えるとベントの通気性を低下させ湯廻り不良を
突発的に招くという問題点に鑑みてなされたもの
で、常に型内を摺動する押出しピンを利用して強
制的なガス抜きを行うことにより、湯廻り不良を
防止し品質向上を図ろうとするものである。
(問題点を解決するための手段) このため本考案の手段は、押出しピンの外周部
からガスを強制的に抜いてキヤビテイ内を減圧す
るようにしたもので、その具体的な構成は、従来
の押出しピンの内部を中空化し、該押出しピンの
外周部位にガス用吸引器を取り付け、押出しピン
の中空部分をガス排出通路としたものである。つ
まり、ガス排出通路の一端は吸引器のガス出口に
接続し、かつガス排出通路の他端は型の外部に開
放させる構成としたものである。
本考案は重力鋳造法のガス抜き装置であり、型
そのものは複雑形状になることが多く、ベントの
取付けが困難になるが、本考案装置は押出しピン
の外周に設けるのでベント方式よりも取付が容易
となる。押出しピンと金型との間には、ガスを抜
くためのクリアランスを設けるが、その値は0.1
mm位に設定すればよく、したがつて押出しピンの
外径(通常12mm位)は従来よりも0.2mm位小さく
すればよい。前記クリアランスが0.1mm位であれ
ば、溶湯がクリアランスの中に入らないため、バ
リが生じることはない。ガス排出通路の流出端が
押出し板側先端まで達するものでは、該押出し板
にガス排出通路と連通する孔を設けて外気に通ず
るように構成する。吸引器は、真空ポンプによる
方式と加圧エア供給による方式があるが、工場に
多量用意されている加圧エアを利用するのが良
い。
(作用) 本考案の構成にすると、キヤビテイ内のガス
は、押出しピンの外周に取付けた吸引器で抜か
れ、ガス排出通路を通つて大気に強制的に放出さ
れる。この場合、押出しピンが常に作動するた
め、その先端の付着物が除かれガス抜き穴の閉塞
を確実に防止する。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を図について説明する
と、第1図は本実施例に係る押出しピン式ガス抜
き装置を示す要部断面図で、中空状の押出しピン
1の外周には、キヤビテイ2内のガスを吸引する
ためのガス吸引器3が取り付けられている。ガス
吸引器3は、押出しピン1と同芯になるよう鋳造
型4に固定した中空円筒形状の外枠部材5と、該
外枠部材5の内側に組込まれた内枠部材6と、外
枠部材5の上部に内嵌合し、内枠部材6を鋳造型
4に押圧固定する蓋部材7とからなつている。内
枠部材6と押出しピン1との間の隙間tはキヤビ
テイ2に連通し、隙間tに連続するガス出口路8
は、内枠部材6に設けた孔6aを介して、エア供
給通路9と連結されている。該通路9には圧縮エ
アタンク(図示せず)が接続されている。
押出しピン1は一端が閉塞した中空筒体に形成
され、その内部通路10は、前記ガス出口路8と
連通してガス排出路となるものである。内部通路
10の他端は、押出し板11に形成した孔11a
に連通し、外気に開放されている。なお、符号1
2は中子を示す。
上記構成により、まず注湯時においてガス吸引
器3のエア供給通路9に圧縮エアEを供給する。
そうすると、該エアEはガス吸引器3の孔6aお
よびガス出口路8を経て、押出しピン1の内部通
路10を通り押出し板11の孔11aから外部へ
放出される。
その際、内枠部材6と押出しピン1の間の隙間
tを介してキヤビテイ内において吸引力Sが生
じ、その結果、キヤビテイ2内のガスが吸引され
る。吸引されたガスは、前記ガス出口路8、内部
通路10および孔11aを通つて鋳造型4の外に
放出される。
この場合、前記エアEが押出しピン1の内部を
通るため、押出しピン1自体はエアEにより内部
から冷却され、従来における引け欠陥の発生を防
止しうるものとなる。この押出しピン1はシヨツ
ト毎に往復作動するため、押出しピン1先端部の
付着物は確実に取れて、常に隙間tが確保される
ことになる。
(考案の効果) 叙上のように本考案によれば、吸引器で吸引さ
れたキヤビテイ内のガスが押出しピンの内部を通
るようにし、この場合、押出しピンの先端の付着
物は押出しピンが作動する毎に確実に除去される
から、その部位が従来のように詰まることがな
く、安定した強制ガス抜きが保証され、加えて押
出しピン自体が冷却されることにより、製品品質
が向上する。なお、従来はベント1個当りの通気
の信頼性が低く、ベントの数を増やして対応しな
ければならず製品の外観品質に悪影響があり、金
型のメーンテナンスにも時間がかかつていたが、
本考案ではガス抜きの信頼性が向上し詰りによる
突発不良が解消するので、従来の上記問題が解決
するという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は重力鋳造装置の全体構造を示す断面図、第3
図は従来のベントによるガス抜き構造を示す断面
図である。 1……押出しピン、2……キヤビテイ、3……
ガス吸引器、4……鋳造型、8……ガス出口路、
9……エア供給通路、10……内部通路(ガス排
出通路)、11……押出し板、t……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳造型の押出しピンの周りに、キヤビテイ内の
    ガスを吸引する吸引器を設けるとともに、前記押
    出しピンに、一端が吸引器のガス出口と連通し他
    端が大気に開放されたガス排出通路を形成してな
    る押出しピン式ガス抜き装置。
JP2171686U 1986-02-18 1986-02-18 Expired JPH043721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2171686U JPH043721Y2 (ja) 1986-02-18 1986-02-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2171686U JPH043721Y2 (ja) 1986-02-18 1986-02-18

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Publication Number Publication Date
JPS62137657U JPS62137657U (ja) 1987-08-29
JPH043721Y2 true JPH043721Y2 (ja) 1992-02-05

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ID=30818413

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JP2171686U Expired JPH043721Y2 (ja) 1986-02-18 1986-02-18

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JP4566430B2 (ja) * 2001-03-13 2010-10-20 双葉電子工業株式会社 成形用金型

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Publication number Publication date
JPS62137657U (ja) 1987-08-29

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