JP2792850B2 - エゼクタ装置およびその製造装置 - Google Patents

エゼクタ装置およびその製造装置

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JP2792850B2 JP61307521A JP30752186A JP2792850B2 JP 2792850 B2 JP2792850 B2 JP 2792850B2 JP 61307521 A JP61307521 A JP 61307521A JP 30752186 A JP30752186 A JP 30752186A JP 2792850 B2 JP2792850 B2 JP 2792850B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エゼクタ装置およびその製造装置に関し、
一層詳細には、真空状態を作り出すためにエゼクタ本体
にノズル部および加圧流体の導入ポート等を鋳造成形で
一体的に形成することによって気密性に富み且つ効率的
に製造することを可能とするエゼクタ装置およびその製
造装置に関する。 蒸気、空気あるいは水等の流体をノズルより噴出させ
て空気を吸引し、真空状態を作り出す装置として従来か
らエゼクタが用いられている。この種のエゼクタは一般
的に、ノズル部とディフューザ部とに分けることが出
来、ノズル部出口の圧力降下並びに運動のエネルギによ
って負圧を発生させるよう構成している。 ところで、従来技術のエゼクタ装置においては、それ
を構成するノズル自体を他の構成要素とは別体で製造し
て当該ノズルをエゼクタ本体に固着するよう構成してい
る。従って、この場合、前記エゼクタ本体はその略中央
部に前記ノズルを固着するために少なくとも分離可能な
2つのブロック体によって構成しなければならなかっ
た。従って、このような構成自体からすれば、前記ブロ
ック体とノズルとを固着するために、気密性を確保すべ
く格別にシーリング部材を必要とするばかりでなく、前
記ノズルをエゼクタ体に組み付ける作業を遂行する際に
も常に気密性の確保を念頭に入れなければならない。結
局、従来からエゼクタ装置を効率的に製造することが困
難であるとの不都合が指摘されている。 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもの
であって、流体をノズルから噴出させてそのノズル出口
の圧力降下により空気を吸引し、真空状態を作り出すた
めにエゼクタ本体を鋳造作用下に一体的に成形する際、
前記エゼクタ本体内にノズル部および加圧流体の導入ポ
ート等を一体的に形成し、これによって気密性に富み且
つ効率的に製造することを可能としたエゼクタ装置およ
びその製造装置を提供することを目的とする。 前記の目的を達成するために、本発明は、流体をノズ
ルから噴出させ空気を吸引して真空を得るエゼクタ装置
であって、 第1の金型に突出形成された導入ポート成形用突起部
によって成形される導入ポートと、 前記導入ポート成形用突起部の先端部に突出形成され
たノズル部成形用突起部によって成形されるノズル部
と、 前記第1の金型に対して相対的に変位可能な第2の金
型に突出形成されたテーパ部成形用突起部によって前記
ノズル部の導出側端部に形成され、該導出側に向かって
徐々に拡径するテーパ部と、 を有し、前記第1の金型と前記第2の金型とを型閉めし
て材料を導入することにより、前記導入ポートと前記ノ
ズル部と前記テーパ部とが連通状態でかつ一体的に成形
されることを特徴とする。 また、本発明は、流体をノズルから噴出させ、空気を
吸引して真空を得るエゼクタ装置を製造するための装置
であって、 第1の金型と、 前記第1の金型に対して相対的に変位可能な第2の金
型と、 前記第1の金型に設けられ、製造されるエゼクタ装置
の導入ポートに対応して突出形成された導入ポート成形
用突起部と、 前記導入ポート成形用突起部の先端部に設けられ、製
造されるエゼクタ装置のノズル部に対応して突出形成さ
れたノズル部成形用突起部と、 前記第2の金型に設けられ、製造されるエゼクタ装置
の前記ノズル部の導出側端部に形成され、該導出側に向
かって徐々に拡径するテーパ部に対応して突出形成され
たテーパ部成形用突起部と、 を備え、前記導入ポート成形用突起部と前記ノズル部成
形用突起部と前記テーパ部成形用突起部とにより、前記
エゼクタ装置の前記導入ポートと前記ノズル部と前記テ
ーパ部とを夫々連通状態でかつ一体的に製造することを
特徴とする。 次に、本発明に係るエゼクタ装置について、それを製
造する装置との関係において好適な実施例を挙げ、添付
の図面を参照しながら以下詳細に説明する。 第1図において、参照符号10は、第1の実施例に係る
エゼクタ装置を示し、当該エゼクタ装置10は基本的には
エゼクタ本体12とディフューザ14とを含む。この第1の
実施例においては、特に、前記エゼクタ本体12をエゼク
タ製造装置30によって鋳造成形して一体的に製造する。 前記エゼクタ本体12の一端面には加圧流体を導入する
ための導入ポート16が画成される。当該導入ポート16は
エゼクタ本体12の内方に指向して徐々に縮径しており、
その端部はノズル部18の一端側と連通している。当該ノ
ズル部18の他端側には、加圧流体の導出側に向かって徐
々に拡径して形成され、前記ディフューザ14内に加圧流
体を好適に導入するためのテーパ部18aが連通する。前
記テーパ部18aは前記エゼクタ本体12の他端面側に画成
される室20と連通する。 前記エゼクタ本体12の他端面側には前記ディフューザ
14が気密に固着される。前記ディフューザ14には実質的
に前記エゼクタ本体12の室20と連通する室22が画成され
ており、この室22を画成する周壁には外部と連通する通
路24が形成される。この通路24は図示しない吸着盤等の
真空吸引手段を接続するためのものである。さらに、前
記室22の内部には当該室22を画成する端面部から前記エ
ゼクタ本体12側に指向して突出する突出部26が設けら
れ、この突出部26の先端は前記エゼクタ本体12の室20に
臨入している。また、当該ディフューザ14の略中央部に
はその一端側から前記突出部26の先端部まで貫通する孔
部28が設けられており、この孔部28の一端側には螺溝28
aが刻設される。 次に、前記エゼクタ本体12を鋳造成形するエゼクタ製
造装置30について説明する。 第2図並びに第3図に示すように、第1の実施例に係
るエゼクタ製造装置30は、第1の金型32と第2の金型34
とを含み、これらの金型32、34は夫々互いに接近および
離間する方向に変位可能に構成される。前記第1金型32
の一端側には凹部36が画成され、この凹部36を画成する
端面部の略中央部には前記エゼクタ本体12の導入ポート
16に対応して第1の突起部(導入ポート成形用突起部)
38が突出形成される。さらに、前記第1突起部38の先端
部にはテーパ部を介して前記エゼクタ本体12のノズル部
18に対応した第2の突起部(ノズル部成形用突起部)40
を突出形成する。この場合、前記第2突起部40は前記凹
部36から外方へ所定長突出して終端する。 一方、前記第2金型34の一端側には前記第1金型32に
画成される凹部36と略同一の形状を呈する凹部42が画成
されており、この凹部42を画成する端面略中央部には当
該凹部42の内部に臨入する突起部44が形成される。前記
突起部44の端面部44aの略中央部には、断面略V字状を
呈し且つ周回する溝部46が画成されることによりテーパ
部成形用突起部47が形成される。該テーパ部成形用突起
部47は型閉め時に前記第1金型32の第2突起部40の先端
部と当接するように構成される。 第1の実施例に係るエゼクタ装置10およびこれを鋳造
成形するためのエゼクタ造置30は基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次に、その製造工程について
説明する。 先ず、第2図に示すように、第1金型32と第2金型34
とを互いに接近する方向に変位させ、その端面部を当接
してこれによってキャビテイ50を画成する。次いで、図
示しない注湯口より溶湯を注湯し、前記キャビテイ50内
にこれを充填する。 当該キャビテイ50内に充填された溶湯は冷却され、所
定時間経過後、凝固して前記エゼクタ本体12を形成する
ことになる。この場合、前記エゼクタ本体12には導入ポ
ート16とノズル部18および室20が連通状態でかつ一体的
に形成されていることは謂うまでもない。そこで、前記
第1金型32と第2金型34を互いに離間する方向に変位さ
せてエゼクタ本体12を取り出す(第3図参照)。 次いで、前記エゼクタ本体12の室20側の端面に、第1
図に示すように、予め鋳造等により製造したディフュー
ザ14を気密に固着してエゼクタ装置10を製造する。 以上のように、第1の実施例によれば、エゼクタ装置
10を構成するエゼクタ本体12をエゼクタ製造装置30によ
り鋳造成形している。しかも、前記エゼクタ本体12の内
部に加圧流体の導入ポート16、ノズル部18およびテーパ
部18a等を前記鋳造成形によって一挙に形成しているた
め、前記エゼクタ本体12をエゼクタ製造装置30により鋳
造成形するだけで、前記流体の導入ポート16とノズル部
18とを一挙に形成することが出来る。従って、この鋳造
成形されたエゼクタ本体12に対してディフューザ14を固
着するという簡単な組立作業でエゼクタ装置10を効率的
に製造することが出来る。 また、このエゼクタ装置10のノズル部18に導入された
加圧流体は、デフューザ14の孔部28に導入される際に徐
々に拡径するテーパ部18aを通るため、加圧流体がテー
パ部18aから安定して孔部28に導入され、さらに、加圧
流体が孔部28に導入される際に室20内の流体がテーパ部
18aによって好適に孔部28に吸引されるため、室20内の
真空度が向上する。従って、エゼクタ装置10の効率が向
上する。 以上のように、本発明によれば、水、空気等の流体を
ノズルより噴出させてその圧力降下並びに運動のエネル
ギによって空気を吸引し真空状態を作り出すためのエゼ
クタ装置を金型によって画成されるキャビテイ内に材料
を充填して凝固させることで、前記エゼクタ本体と加圧
流体の導入ポート、ノズル部およびテーパ部等を一体的
に成形することが可能である。このため、従来のように
エゼクタ本体と別体に製造したノズルを前記エゼクタ本
体に組み付け、しかも、その気密性を確保するために格
別なシーリングを行う等の煩雑な作業を施す必要がな
い。従って、エゼクタ装置を効率的に製造することが出
来るという利点が得られる。 さらに、前記エゼクタ本体にノズル部並びに加圧流体
の導入ポートとを一体的に形成しているため、エゼクタ
装置の気密性がより一層向上するという効果も得られ
る。 以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに
設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係るエゼクタ装置の断面説明図、 第2図は本発明に係るエゼクタ製造装置の一部省略断面
図、 第3図は第2図に示すエゼクタ製造装置によりエゼクタ
本体を鋳造成形した状態を示す断面説明図である。 10……エゼクタ装置、12……エゼクタ本体 14……ディフューザ、16……導入ポート 18……ノズル部、30……エゼクタ製造装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−66900(JP,A) 特開 昭61−61999(JP,A) 特開 昭61−4900(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04F 5/46

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.流体をノズルから噴出させ空気を吸引して真空を得
    るエゼクタ装置であって、 第1の金型に突出形成された導入ポート成形用突起部に
    よって成形される導入ポートと、 前記導入ポート成形用突起部の先端部に突出形成された
    ノズル部成形用突起部によって成形されるノズル部と、 前記第1の金型に対して相対的に変位可能な第2の金型
    に突出形成されたテーパ部成形用突起部によって前記ノ
    ズル部の導出側端部に形成され、該導出側に向かって徐
    々に拡径するテーパ部と、 を有し、前記第1の金型と前記第2の金型とを型閉めし
    て材料を導入することにより、前記導入ポートと前記ノ
    ズル部と前記テーパ部とが連通状態でかつ一体的に成形
    されることを特徴とするエゼクタ装置。 2.流体をノズルから噴出させ、空気を吸引して真空を
    得るエゼクタ装置を製造するための装置であって、 第1の金型と、 前記第1の金型に対して相対的に変位可能な第2の金型
    と、 前記第1の金型に設けられ、製造されるエゼクタ装置の
    導入ポートに対応して突出形成された導入ポート成形用
    突起部と、 前記導入ポート成形用突起部の先端部に設けられ、製造
    されるエゼクタ装置のノズル部に対応して突出形成され
    たノズル部成形用突起部と、 前記第2の金型に設けられ、製造されるエゼクタ装置の
    前記ノズル部の導出側端部に形成され、該導出側に向か
    って徐々に拡径するテーパ部に対応して突出形成された
    テーパ部成形用突起部と、 を備え、前記導入ポート成形用突起部と前記ノズル部成
    形用突起部と前記テーパ部成形用突起部とにより、前記
    エゼクタ装置の前記導入ポートと前記ノズル部と前記テ
    ーパ部とを夫々連通状態でかつ一体的に製造することを
    特徴とするエゼクタ製造装置。
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JP5582221B2 (ja) * 2013-05-07 2014-09-03 株式会社デンソー ジェットポンプの製造方法

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