JP3121606B2 - エゼクタ装置の製造方法 - Google Patents

エゼクタ装置の製造方法

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JP3121606B2 JP02237388A JP23738890A JP3121606B2 JP 3121606 B2 JP3121606 B2 JP 3121606B2 JP 02237388 A JP02237388 A JP 02237388A JP 23738890 A JP23738890 A JP 23738890A JP 3121606 B2 JP3121606 B2 JP 3121606B2
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茂和 永井
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04FPUMPING OF FLUID BY DIRECT CONTACT OF ANOTHER FLUID OR BY USING INERTIA OF FLUID TO BE PUMPED; SIPHONS
    • F04F5/00Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow
    • F04F5/44Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04F5/02 - F04F5/42
    • F04F5/46Arrangements of nozzles
    • F04F5/467Arrangements of nozzles with a plurality of nozzles arranged in series

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、負圧状態を作り出すためのエゼクタ装置を
鋳造成形およびプラスチック成形により単体で形成する
ための製造方法に関する。
[従来の技術] 蒸気、空気あるいは水等の液体をノズルより噴出させ
て空気を吸引し、負圧状態を作り出す装置としてエゼク
タが用いられている。この種のエゼクタは、一般的に、
ノズル部とディフューザ部とに分けることができ、ノズ
ル部出口の圧力降下並びに運動エネルギによって負圧を
発生させるように構成されている。
ところで、従来のエゼクタ装置の製造方法において
は、気密性を向上させるという観点からノズル部および
加圧流体の導入ポート並びにディフューザ部を鋳造成形
により一体的に製造する方法が提案されている(特開昭
63−159700号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の従来の技術では、ノズル部およ
び加圧流体の導入ポート並びにディフューザ部が一体成
形されているのみで、エゼクタ装置の構成部材を含めた
全体におよぶ気密性の確保という観点からは不十分であ
る。
何故なら、前記の一体成形された部分に構成部材を組
み付ける際にも常に気密性の確保を念頭に入れなければ
ならないからである。
さらに、個々に製造された構成部材を組み付ける作業
を必要とし、効率的に製造することが困難である。
本発明は、これらの問題を解決するものであり、鋳造
成形およびプラスチック成形によりエゼクタ装置全体を
一体成形することを可能とするエゼクタ装置の製造方法
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本発明は、流体をノズ
ルから噴出させ空気を吸引して負圧を得るエゼクタ装置
の製造方法であって、 金型の突出部のテーパ状の尖頭部にノズル部を装着
し、複数の金型を型閉めした際、前記ノズル部を他の金
型から突出する複数の凸部によってキャビテイ内に保持
する工程と、 前記金型の注入口より溶融材料を注入して前記キャビ
テイに充填する工程と、 前記金型を型開きする際、前記突出部を引き抜くこと
によりディフューザ部として機能する孔部がノズル部と
同軸状に形成され、ノズル部と一体化した成形品の取り
出し作業を行う工程と、 からなることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記成形品の取り出し作業後、さ
らにエゼクタ装置の周辺部材を組み付けることを特徴と
する。
[作用] 上記の本発明に係るエゼクタの製造方法では、エゼク
タ装置を一体成形する際に、2型以上の金型の端面部を
当接したときにキャビテイを形成する各金型の凹部に、
エゼクタ装置の構成部材を配置して溶融材料を充填する
ことにより、エゼクタ装置を形成する。
このように、エゼクタ装置の構成部材を含んでエゼク
タ装置全体を一体成形することにより、より気密性に富
み且つ効率的に製造することが可能となる。
また、以上のように一体成形されたエゼクタ装置に容
易に周辺部材を組み付けることができる。
[実施例] 本発明に係るエゼクタ装置の製造方法について、これ
を実施するための装置との関連において実施例を挙げ、
添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図は、本発明に係るエゼクタ装置の製造方法を実
施する金型装置に、導入ポートおよびノズルを一体化し
て予め製造されたノズル部を配置して型を閉じた時の状
態を示す断面図であり、また、第2図は、第1図の金型
装置により製造されたエゼクタ装置に、他の構成部材お
よび周辺部材を組み付けたエゼクタ装置の断面図であ
る。
第2図に示すように、このエゼクタ装置40は、基本的
にはエゼクタボデイ42に加圧流体の導入ポート44、ノズ
ル46、およびディフューザ48により構成される。
この場合、一体成形されたエゼクタ装置をより機能的
に働かす他の構成部材および周辺部材を容易に組み付け
ている。
具体的には、構成部材として、消音のためのサイレン
サ50およびそれを収納するサイレンサハウジング(図示
せず)が設けられ、周辺部材として、圧縮空気を導入す
るためのワンタッチ継手54およびその取り付けのための
継手ガイド56、インサートナット58により取り付けられ
負圧力を検出するための圧力取出口60、圧縮空気によ
り、負圧状態を強制的に解放する真空破壊弁62、ノズル
に圧縮空気を供給する空気供給弁64、それらの弁を固定
するための弁座ガイド66、負圧力を感知するためのセン
サ68およびセンサ台座70、塵埃等の不純物を除去するた
めの真空フィルタ72およびそれを収納する真空フィルタ
ハウジング(図示せず)等が備えられている。
これらの部材は、第1図における金型装置80により一
体成形されたエゼクタ装置に押入または、別個に成形さ
れたボデイ73、75、77、79をねじ等により取り付けて固
定する。
次に、前記エゼクタ装置を製造するための金型装置80
について説明する。
第1図に示すように、金型装置80は、下型82と上型84
と第1の側型86と第2の側型88とを含み、これらの金型
は図示しない駆動源の駆動作用下に互いに接近および離
間する方向に変位可能である。
下型82の上面部には、第1および第2凸部82a、82bが
形成される。下型82の第1凸部82aの略中央部に突起部9
0が設けられる。この突起部90は、第2側型88の突出部8
8aに到達するように形成され、上型84の第4凸部84dと
整合するように密着される。
ここで、第2側型88の突出部88aは、第2側型88の突
出部88aに到達する下型82の突起部90の先端と上型84の
第4凸部84dの先端部の間に位置する。このとき、突起
部90と第4凹部84dは、ノズル46端部の拡径したテーパ
部に対応して突出部88aの先端を挟み込むように密着さ
れる。また、第2側型88の突出部88aの先端部には、予
め製造したノズル部92が配置されている。さらに下型82
の上面部には、エゼクタ装置40に3個のシール溝を形成
するための突条部94が形成されている。
上型84の下面部には、第1から第6までの凸部84a、8
4b、84c、84d、84e、84fが設けられており、上型84の第
2凸部84bの先端は、第1側型86の第1突起部86aの先端
部に当接して連結し、上型84の第4凸部84dの先端部
は、前述したように、下型82の突起部90の先端ととも
に、第2側型88の突出部88aの周囲を挟み込むように固
着する。上型84の第6凸部84fも、第2側型88の突出部8
8aを挟んで下型82の第2凸部82bと向かい合うように固
着される。また、真空破壊弁62を配置するための第1凸
部84a、空気供給弁64を配置するための第3凸部84c、セ
ンサ68を配置するための第5凸部84eがそれぞれ形成さ
れている。
ここで、第3凸部84cの下方には、成形後加圧流体を
導入ポート44に導くための通路となる突起部96が形成さ
れ、キャビテイを形成する際に、第2側型88の突出部88
aの先端に係着されてインサートされたノズル部92を支
えて固定する働きをする。また、センサ68のための通路
98が、第2側型88の突出部88aと交わることなく下型82
の第1凸部82aに連通している。さらに、下型82の上面
部と同様に、気密性を保持するため5個のシール溝のた
めの突条部94が設けられている。
第1側型86は、第1突起部86aおよび第2突起部86bを
有し、第2突起部86bの先端部は下型82の第1凸部82aに
当接するように形成される。なお、真空破壊弁62のため
の通路100が設けられ、第1側型86の第1突起部86aと交
わることなく、上型84の第1凸部84aの下面から第1側
型86の第2突起部86bに到達し連通している。
第2側型88の突起部88aは、内方の先端がノズル46に
対応した形状をしており、外方に指向して、ノズル46の
一端に対応するようにテーパ状に拡径し、その後、一定
の径で延びている。
本実施例に係る金型装置80は、基本的には以上のよう
に構成されており、次に、その製造工程について説明す
る。
まず、キャビテイを形成する前に、予め製造されたノ
ズル部92の一端に形成された孔部に、第2側型88の突起
部88aの縮径された尖頭部102を挿入して固着する。
続いて、第2側型88、上型84および下型82、第1側型
86の順に互いに接近する方向に変位させてキャビテイを
画成する。
すなわち、第2側型88を変位させた後に、上型84と下
型82を互いに接近する方向に変位させて、第2側型88の
突出部88aのテーパ部に上型84の第4凸部84dの下面およ
び下型82の突起部90の上面を係合させる。これととも
に、上型84の突起部96の側面によりノズル部92を固定す
る。
さらに、第1側型86を変位させて、第1側型86の第2
突起部86bの先端を下型82の第1凸部82aの側面に当接さ
せる。
以上のようにしてキャビテイを画成した後、前記キャ
ビテイ内に溶融材料を充填して冷却する。これによって
溶融材料は、所定時間経過後に凝固してエゼクタ装置40
を形成することになる。そして、第2側型88、上型84お
よび下型82、第1側型86をそれぞれ離間する方向に変位
させてエゼクタ装置40を取り出すことができる。
このようにして、一体成形されたエゼクタ装置40のボ
デイ42の凹部に、前述した真空破壊弁62や空気供給弁64
等の周辺部材を容易に組み入れることができる。
前記周辺部材を組み入れた後に、それらを固定するた
め予め成形されたボデイ73、75、77、79をねじ等により
気密性を保持しながら取り付けることにより、第2図の
エゼクタ装置40を形成することができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係るエゼクタ装置の製造方法
では、次のような効果を有する。
エゼクタ装置の構成部材等を予めインサートして一体
成形して製造することができるため、従来よりも高度な
気密性を確保することができるとともに、前記構成部材
等の組み付け作業を省くことで効率的に製造することが
可能となる。
また、前記装置の製造後、その他の構成部材および周
辺部材等を容易に組み付けることが可能なように構成し
て一体成形することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエゼクタ装置の製造方法を実施す
る金型装置の実施例を示す断面図、 第2図は第1図の金型装置により製造されたエゼクタ装
置の断面図である。 40……エゼクタ装置 80……金型装置 82……下型 84……上型 86……第1側型 88……第2側型

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体をノズルから噴出させ空気を吸引して
    負圧を得るエゼクタ装置の製造方法であって、 金型の突出部のテーパ状の尖頭部にノズル部を装着し、
    複数の金型を型閉めした際、前記ノズル部を他の金型か
    ら突出する複数の凸部によってキャビテイ内に保持する
    工程と、 前記金型の注入口より溶融材料を注入して前記キャビテ
    イに充填する工程と、 前記金型を型開きする際、前記突出部を引き抜くことに
    よりディフューザ部として機能する孔部がノズル部と同
    軸状に形成され、ノズル部と一体化した成形品の取り出
    し作業を行う工程と、 からなることを特徴とするエゼクタ装置の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記成形品の取り出し作業後、さらにエゼクタ装置の周
    辺部材を組み付けることを特徴とするエゼクタ装置の製
    造方法。
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