JPH04370420A - 等速ジョイントの内輪とケージの組立方法 - Google Patents

等速ジョイントの内輪とケージの組立方法

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JPH04370420A
JPH04370420A JP14620591A JP14620591A JPH04370420A JP H04370420 A JPH04370420 A JP H04370420A JP 14620591 A JP14620591 A JP 14620591A JP 14620591 A JP14620591 A JP 14620591A JP H04370420 A JPH04370420 A JP H04370420A
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鈴木 連二
Yuko Osugi
大杉 祐幸
Hisahiro Saito
斉藤 尚裕
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、等速ジョイントの内
輪とケージを自動的に組合せるための組立方法に関する
【0002】
【従来の技術】自動車のトルク伝達に使用される等速ボ
ールジョイントは、図12に示すように、外面に複数の
トラック溝1を設けた内輪2と、この内輪2に外嵌し周
囲にトラック溝1と等しい数のポケット3が設けられた
ケージ4と、内周面に内輪2と等しい数のトラック溝5
が設けられ、ケージ4に対して外嵌する外輪6と、内輪
2と外輪6の対応するトラック溝1、5にわたって嵌合
し、ケージ4のポケット3で円状の配置に保持された複
数のボール7とからなり、ボール7を介して内輪2と外
輪6間のトルク伝達を行なうようになっている。
【0003】ところで、上記のような等速ボールジョイ
ントを組立てるには、先ず前準備として内輪2とケージ
4を組合せ、次にこの組合せ品を外輪6内に収納し、ト
ラック溝1、5とポケット3の位相を合わせた状態で内
輪2とケージ4を傾動させながら各ポケット3内にボー
ル7を組込んでトラック溝1と5間に介在させる工程を
経て行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、等速ボールジョ
イントの組立において、前準備である内輪とケージの組
合せは、作業者による手作業によって行なわれていたた
め、作業能率が悪く、組立コストを高騰させる原因にな
っている。
【0005】そこでこの発明は、内輪とケージの組合せ
が自動的に行なえ、作業能率の向上と省力化により、組
立てコストの低減を図ることができる等速ジョイントの
内輪とケージの組立方法を提供することを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、前方に向けて押し出される内輪
を軸心が水平状態となるよう支持する誘導路の排出側端
部に、ポケットの部分で位置決め保持したケージを一方
の開口端が上記排出側端部に臨むよう傾斜状に位置させ
、誘導路の排出側端部で自重によって落下排出される内
輪をケージ内に転入させ、ケージ内に内輪を軸心が直交
する状態で組合せる構成を採用したものである。
【0007】
【作用】誘導路の排出側端部に位置決め保持したケージ
を傾斜状に待機させた状態で、誘導路の受取端部に供給
された内輪を軸心が水平状態のままで前方に押し出し移
動させ、誘導路の排出側端部に達した内輪は自重で誘導
路から落下し、待機するケージ内に転入することになり
、内輪とケージは軸心が直交する状態に組み合わさり、
次工程に取り出される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。なお、等速ボールジョイントについては図
12と同じ符号を用いる。
【0009】等速ボールジョイントの内輪2とケージ4
を自動的に組立てるために用いる組立て装置は、大別す
ると、内輪2とケージ4を軸心が直交する状態に組み合
わせる前段の組込み装置と、内輪2をケージ4内に同軸
心状となるよう回動伏倒させ、内輪2とケージ4の嵌り
合い時のトルクを検出し、組合せ不良品の選別を行なう
後段の検出装置との組合せからなる。
【0010】図1乃至図7は前段の組込み装置を示して
おり、図1乃至図6の如く、テーブル11の上部に内輪
2を軸心が水平となるよう保持する誘導路12が水平に
配置され、テーブル11上に上記誘導路12上に供給さ
れた内輪2をこの誘導路12に沿って図1左側の受取側
端部から同図右側の排出側端部に向けて押し出し移動さ
せるプッシャー13が誘導路12の長さ方向に沿って進
退自在となるよう配置され、更に誘導路12の排出側端
部の下方位置にケージ4の保持機構14が設けられてい
る。
【0011】前記誘導路12は、図3のように、対向面
間にプッシャー13の通過隙間15を設けた一対の下壁
16、16と、両下壁16、16上の両側に対向して設
けた側壁17、17とで内輪2を軸心が水平となる起立
状態に保持する断面形状に形成され、テーブル11上の
後部に立設した支持壁18の上部に水平状の配置となる
よう固定され、両下壁16、16の上面は内輪2の外径
に適合する曲面になっている。
【0012】上記誘導路12の受取側端部上には、この
誘導路12に送り込まれる内輪2の供給シュート19が
設けられている。(図1参照) 前記テーブル11上で誘導路12の直下に、断面上向き
コ字状の長いガイド20が誘導路12の長さ方向に平行
するよう固定され、このガイド20上に支持されてガイ
ド20の長さ方向に移動自在となる可動部材21の上面
に前方へ向けて突出するプッシャー13が固定され、可
動部材21は図示詳細を省いたが、パルスモータを使用
した駆動機構22によって、図1の実線で示すようにプ
ッシャー13の先端がシュート19の後方に位置する退
動位置から、同図一点鎖線で示すように、プッシャー1
3の先端が誘導路12の排出側端部に近接する前進位置
の間をセンサ23の検出によって往復動することになる
【0013】上記プッシャー13は、その先端部が誘導
路12における下壁16、16の上面よりも上方に突出
する高さを有し、前進動時に誘導路12の隙間15を移
動して誘導路12上の内輪2を前方に押圧移動させるも
のであり、押圧移動時に内輪2が転動することなく滑動
するよう、先端の内輪押圧部分は、図6に示すようL字
状に形成され、下位突出部13aがトラック溝1に侵入
して内輪2の下部を押し、立上り部13bが内輪2の外
周後端面を押し、一つのトラック溝1を下にした姿勢で
内輪2を滑動させることになる。
【0014】誘導路12における両側壁17、17の先
端側は下壁16、16よりも少し短かく形成され、両側
壁17、17の先端部分には、下壁16、16の両側で
対向し、誘導路12を押し出されてきた内輪2の幅方向
の位置を正確に出す一対の幅ガイド24、24が設けら
れ、両幅ガイド24、24の先端は下壁16、16の排
出側端部から斜下向きに突出し、後述するケージ4がこ
の突出部分に外嵌するようになっている。
【0015】一方の幅ガイド24の外側には図4のよう
に、ピストン杆25がこの幅ガイド24を貫通して内輪
2の移動範囲に出没し、排出側端部の直前に押し出され
てきた内輪2の内径孔にピストン杆25が進入し、内輪
2を排出前の位置において停止させ、姿勢の安定化を図
るシリンダ26が設けられている。なお、プッシャー1
3はシリンダ26の位置で内輪2が停止するように、こ
の部分で内輪押出し時の前進動が一時的に停止するよう
になっている。
【0016】前記ケージ4の保持機構14は、図4乃至
図6のように、誘導路12の排出側端部の直下の位置に
、テーブル11上の両側に設けた軸受31、31で後端
部両側の軸32、32が支持され、この軸32、32を
支点に水平の伏倒状態から上方への傾動が可能となる起
伏台33が配置されている。
【0017】この起伏台33は、後端下部に突設したア
ーム34にテーブル11の下部に取付けたシリンダ35
のピストン杆36が連結され、シリンダ35の伸縮によ
り起伏台33は水平伏倒状態から上方へ45°の角度で
傾斜状に起きることになる。
【0018】上記起伏台33の上面側にケージ支持プレ
ート37が固定され、このプレート37の上面には起伏
台33が傾動したとき下壁16、16が排出側端部の前
方に位置する部分にケージ4の下部が嵌る幅でプレート
37の幅方向全長にわたる浅い凹溝38と、この凹溝3
8の底部に位置し、ケージ4内に落込んだ内輪2の下部
が納まる弧状凹溝39とが設けられている。
【0019】起伏台33の後部両側の位置に一対の軸4
0、40が上下に貫通するよう取付けられ、両軸40、
40の起伏台33上に突出する上端にケージ4を両側か
ら挾んで保持するクランプアーム41、41が固定され
、両軸40、40は起伏台33の下面側において、噛合
する一対の歯車42によって相反する方向へ同調回転す
るように連動されている。
【0020】一方の軸40の下端に固定したレバー43
と起伏台33の下面に取付けたシリンダ44のピストン
杆45が連結され、シリンダ44の伸縮により両軸40
、40に一定角度の正逆回転を与え、一対のクランプア
ーム41、41を開閉動するようになっている。
【0021】一対のクランプアーム41、41は図5に
示すように、先端部が相反する方向へ弧状に屈曲し、内
周縁がケージ4の外径に適合する内径を有し、ケージ4
の略半径を両側より挾む爪先41a、41aとなり、こ
の爪先41a、41aの先端部内側にケージ4のポケッ
ト3へ嵌り込む突起46、46が設けられている。
【0022】両側のクランプアーム41、41は、開離
状態で図5に一点鎖線で示すように、凹溝38の上面よ
りも後方に離反し、凹溝38に沿うケージ4の移動にに
支障を与えないと共に、互いに接近して閉じると、図5
の実線で示す如く、凹溝38の中央位置においてケージ
4を両側から挾み、突起46、46が嵌る両側のポケッ
ト3、3を基準にして若干動けるようにクランプする。
【0023】このように支持プレート37上に保持され
たケージ4は、その軸心が誘導路12における内輪押し
出しラインのセンターと一致する配置となり、起伏台3
3が上方に傾動すると図6の如く、ケージ4は下壁16
、16の排出側端部に上端開口が接近して臨み、下壁1
6、16から自重で落下する内輪2がこのケージ4内に
転入し得る状態となる。
【0024】なお、支持プレート37上にクランプアー
ム41、41で保持されたケージ4は、図5のように、
軸心を挾んで対向する一組のポケット3が内輪2の転入
方向に一致し、ケージ4内への内輪3の転入時に内輪2
のトラック溝1間の一部をポケット3内に逃がすことに
より、内輪2の転入を円滑にしている。
【0025】次に、図8乃至図10に示す後段の検出装
置について説明する。
【0026】同図において、テーブル51上にガイド機
構52で支持した水平の可動台53を長さ方向に沿って
移動自在となるよう配置し、テーブル51上に設けたシ
リンダ54との連結によって、可動台53を図8の一点
鎖線で示す退動位置と同図実線で示す前進位置の間を進
退動する。
【0027】前記テーブル51上で可動台53の進退方
向前方の位置に、テーブル51上の軸受55、55間に
架設した枢軸56で後端が支持され、この枢軸56を支
点に水平状態から下方に回動自在となる揺動台57を配
置し、この揺動台57の上面に内輪2とケージ4の組合
せ品Aを支持する支持プレート58が固定されている。
【0028】揺動台57は、下面に突設したヒンジ59
とテーブル51内に配置したシリンダ60を連結し、枢
軸56を中心として図8の実線で示す水平状態から同図
一点鎖線で示す垂下状態の間を回動自在となる。
【0029】上記支持プレート58の上面には、ケージ
4の下部が嵌合する幅の浅い凹溝61が支持プレート5
8の幅方向全長にわたって設けられ、この凹溝61の底
部に埋設したカム部材62の上面側に、凹溝61内へ供
給される組合せ品Aの内輪2を移動途中でケージ4内に
傾動させる溝状のカム面63が設けられている。
【0030】先に述べた前段の組込み装置によって、内
輪2とケージ4は、軸心が直交する状態になっており、
このような状態の組合せ品Aを凹溝61に沿って支持プ
レート58の中央に送り込むと、図10に示すように内
輪2の下部がカム面63に当接して押上げられ、ケージ
4内で回動した内輪2が傾斜状の位相になる。
【0031】前記可動台53の先端に二又状の保持爪6
4を固定し、可動台53の前進動によって、支持プレー
ト58上の中央に位置する組合せ品Aのケージ4にこの
保持爪64が外嵌し、ケージ4を定位置に保持するよう
にしている。
【0032】上記可動台53の上面で図8左側の後端部
に縦軸65を立設し、この可動台53の上部長さ方向に
沿って配置した揺動杆66の後端が縦軸65に枢止され
、揺動杆66は縦軸65を中心に水平方向に移動自在と
なる。
【0033】この揺動杆66の途中と可動台53の間に
駆動機構67を設けて揺動杆66に一定角度の揺動を付
与するようにすると共に、前進位置で支持プレート58
の直上に臨む揺動杆66の先端に、ケージ4内へ内輪2
を強制的に伏倒させ、伏倒時のトルクを検出することに
より、ケージ4と内輪2の嵌合い硬さの良否を判定する
トルク検出機構68が取付けられている。
【0034】上記駆動機構67は、可動台53上の幅方
向に沿って固定したガイド軸69にこのガイド軸69に
沿って自走可能なスライドユニット70を設け、揺動杆
66の下面に取付けたカムフォロア71をスライドユニ
ット70の上面に形成した揺動嵌合66の長さ方向に沿
う凹溝72内に嵌合し、スライドユニット70の移動に
より揺動杆66に一定角度の揺動を与えるようになって
いる。
【0035】前記検出機構68は、揺動杆66の先端部
上面に立設したブラケット73の前面に取付けブロック
74を上下位置の調整が可能となるよう固定し、このブ
ロック74の一方側面に内輪2の伏倒用プレート75を
取付け、プレート75の上端とブロック74の間にロー
ドセル76を配置して形成されている。
【0036】上記伏倒用プレート75は、上下に細長く
下端部が広幅となる形状に形成され、下端縁が支持プレ
ート58上のケージ4の上端面に近接する高さとなるよ
う、上下中間部の背面側がブロック74に支点77を介
して支持され、支点77を中心に揺動自在となり、可動
台53の前進動時に支持プレート58の直上に臨み、揺
動杆66の図10左側から右側へ向けての揺動時に、内
輪2の上部を押し倒し、ケージ4内に伏倒させることに
なる。
【0037】ロードセル76は、伏倒用プレート75が
内輪2を押し倒すとき、支点77を中心に生じる回動で
圧縮力を受けるように設置されている。
【0038】伏倒用プレート75による内輪2の押し倒
し時において伏倒用プレート75に生じる抵抗は、内輪
2とケージ4の嵌合い硬さに比例して変化し、ロードセ
ル76に対して作用する圧縮力も同様に変化するため、
ロードセル76に生じる抵抗値の変化を電気的に検出す
れば、内輪2とケージ4の嵌合い硬さを検出することが
でき、嵌合い硬さが硬い場合は揺動台57を下方に傾動
させ、組合せ品Aを良品ラインからテーブル51の下部
へ排出する。
【0039】次に、上記組込み装置と検出装置を用いて
内輪とケージを組立てる方法を説明する。
【0040】前段の組込み装置において、図1と図2に
示すように、プッシャー13が退動位置に待機し、水平
伏倒する起伏台33上にケージ4を凹溝38に沿って供
給し、開いたクランプアーム41、41をシリンダ44
の作動で閉じ、支持プレート37の中央位置にポケット
3を基準としてケージ4を位置決め保持した状態で、供
給シュート19から誘導路12の下壁16、16上に内
輪2を供給する。
【0041】上記の状態でプッシャー13を前進動させ
、誘導路12に沿って内輪2を軸心が水平となる姿勢の
ままで前方に押し出すと共に、シリンダ35を伸長作動
させて起伏台33を傾斜位置に起し、ケージ4を下壁1
6、16の排出側端部に臨ませる。
【0042】誘導路12に沿って前進する内輪2が下壁
16、16の排出側端部に達し、下壁16、16で支持
されていた前部の位置が排出側端部から外れると、プッ
シャー13での押出しが停止し、内輪2は下壁16、1
6で支持されている後部の位置を支点にして自重で下方
へ回動し、傾斜状に待機するケージ4内に落込み、ケー
ジ4に対して軸心が直交する状態で納まる。
【0043】図7は自重で落下する内輪2がケージ4内
に納まる部分の詳細を示しており、同図において実線で
示す内輪2は、押し出しの停止した落下直前の状態であ
り、45°の傾斜角度で前方に待機するケージ4の内部
に外周の一部が臨んでいる。
【0044】上記内輪2は、トラック溝1の後部に位置
する外周コーナ部2aが下壁16、16で支持されてい
るため、この外周コーナ部2aを支点にして下方へ回動
し、図7一点鎖線のようにケージ4の内部へ落込んで行
く。このとき、内輪2の回動による外周の軌跡は、上記
支点を中心として内輪の直径で描いた円形の軌跡B内に
納まり、傾斜状態で待機するケージ4の内部に上端の開
口から干渉を受けることなく落込む。
【0045】上記のように、内輪2をケージ4の内部へ
自重で転入落下させるためには、支点からケージ4まで
の寸法a、支点とケージ4の上縁最下部との高さ寸法b
、ケージ4の傾斜角度等が重要に関係し、内輪2及びケ
ージ4の直径に応じて上記各寸法や角度を最適な条件に
設定すればよい。
【0046】ケージ4内に内輪2が落込み、図11Bの
如く内輪2とケージ4が軸心の直交する組合せ品Aにな
ると、プッシャー13が退動位置に戻ると共に、起伏台
33は水平位置に伏倒し、シリンダ44の作動でクラン
プアーム41、41が開き、組合せ品Aの保持を解くた
め、凹溝38に沿って組合せ品Aをプッシャーによる押
出し等によってガイドで誘導しながら後段の検出装置に
送り込む。
【0047】後段の検出装置は、揺動台57の支持プレ
ート58が水平となり、可動台53は退動位置に待機し
、更に揺動杆66は組合せ品Aの供給側に片寄って傾動
しており、従って支持プレート58上に障害物がなく、
組合せ品Aは支持プレート58の中央へ凹溝61に沿っ
てプッシャー等での押込みによって送り込まれる。
【0048】組合せ品Aが支持プレート58の中央へ凹
溝61に沿って移動するとき、この凹溝61の下面に設
けたカム面63に内輪2の下部が当接し、図11Cのよ
うにケージ4に対して内輪2が回動し、傾斜状の状態に
なる。
【0049】組合せ品Aが支持プレート58の中央に送
り込まれると、シリンダ54の作動で可動台53が前進
動し、先端に取付けた保持爪64がケージ4に対して外
嵌し、ケージ4を定位置に保持すると共に、揺動杆66
の先端に取付けた検出機構68の伏倒用プレート75が
図11Cの実線で示すようにケージ4の直上に臨む。
【0050】次に、駆動機構67が作動して揺動杆66
が縦軸65を中心に図9の反時計方向に回動し、伏倒用
プレート75が図11Cの実線の位置から一点鎖線の位
置へ移動し、この伏倒用プレート75で内輪2のケージ
4の上面に突出する部分を押圧し、内輪2をケージ4の
内部に同軸心状の配置となるよう回動伏倒させ、図11
Dに示すように、ケージ4の内部に内輪2が同軸心状に
納まる組合せ品Aを完成する。
【0051】上記伏倒用プレート75による内輪2の押
し倒し時に、ケージ4に対する内輪2の嵌合い硬さによ
り抵抗が発生し、伏倒用プレート75を介してロードセ
ル76に圧縮力が作用する。
【0052】上記ロードセル76に作用する圧縮力は嵌
合い硬さに比例するため、嵌合い硬さの度合を電気的に
検出することができる。
【0053】組合せ品Aが完成すると、可動台53が退
動位置に戻り、保持爪64と伏倒用プレート75が組合
せ品Aから後退し、組合せ品Aの嵌合い硬さが良好な場
合、プッシャー等によって凹溝61に沿うよう次工程に
向けて押出され、嵌合い硬さが硬い不良品の場合は、シ
リンダ60が収縮動して揺動台57が垂下し、良品ライ
ン外に排出する。
【0054】
【効果】以上のように、この発明によると、等速ジョイ
ントにおける内輪とケージの軸心が直交する組立てが自
動的に行なえ、組立て作業の省力化と能率向上とによっ
て組立てコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組込み装置の縦断正面図
【図2】同上の平面図
【図3】図1の矢印III −III に沿う拡大縦断
側面図
【図4】誘導路部分と起伏台部分の拡大縦断側面
【図5】同上の平面図
【図6】同上の傾斜状態を示す拡大縦断面図
【図7】内
輪のケージ内への転入を示す説明図
【図8】検出装置の
縦断正面図
【図9】同上の平面図
【図10】同上の要部を示す拡大縦断側面図
【図11】
A乃至Dは内輪とケージの組立てを工程順に示す説明図
【図12】等速ジョイントの断面図
【符号の説明】
2  内輪 3  ポケット 4  ケージ 11  テーブル 12  誘導路 13  プッシャー 14  保持機構 16  下壁 19  供給シュート 33  起伏台 35  シリンダ 37  ケージ支持プレート 41  クランプアーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  前方に向けて押し出される内輪を軸心
    が水平状態となるよう支持する誘導路の排出側端部に、
    ポケットの部分で位置決め保持したケージを一方の開口
    端が上記排出側端部に臨むよう傾斜状に位置させ、誘導
    路の排出側端部で自重によって落下排出される内輪をケ
    ージ内に転入させ、ケージ内に内輪を軸心が直交する状
    態で組合せることを特徴とする等速ジョイントの内輪と
    ケージの組立方法。
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JP2020104233A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 トヨタ自動車株式会社 組付装置
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