JPH0437025A - 気相成長装置 - Google Patents
気相成長装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
成長させる気相成長装置の改良に係り、反応容器の開口
部の近傍に、あるいはさらに反応ガス供給系に不活性ガ
ス供給系を接続し、反応ガスの供給停止時に常時乾燥N
2ガス等の不活性ガスを供給可能にして炉内雰囲気を一
定乾燥雰囲気に保つことにより、反応生成物中に吸着さ
れる水分等の影響による成膜面粗れを防止できる気相成
長装置に関する。
反応容器(1)内に、多数の半導体基板(2)を載置し
て回転させる例えば、略多角錐状のサセプター(3)を
シールプレート(4)に垂架して収納し、反応ガスを反
応容器(1)の上部開口に設けたガスリング(5)の内
周側の噴射ノズルから容器内に導入して、排気ガスは下
部中央の排気ガスライン(6)から導出する構成であり
、反応容器(1)の円筒部外周に赤外線ランプ(図示せ
ず)を周配置し、サセプター(3)を輻射加熱する。
れてシールプレート(4)で密封され、反応容器(1)
内には、開口部に周設されたガスリング(5)の内周部
に設けた噴射ノズルより反応ガスが噴射導入され、輻射
加熱されたサセプター(3)上の半導体基板(2)に、
所要の薄膜をエピタキシャル成長させる。
パージは、サセプター(3)の挿入後の密封された反応
容器(1)内には、例えば、反応メインガスとなるN2
ガスが噴射され、エピタキシャル成長中供給される。
されて、シールプレート(4)の上部に接続されたN2
ガスラインより、シールプレート(4)下面のノズルか
らのN2ガスで、反応容器(1)内を数分間、ガスパー
ジする(以下ハイフローという)。
グ(5)間の密封状態を解放し、さらにシールプレート
(4)ごとサセプター(3)を上昇させ、成膜を完了し
た半導体基板(2)を搬出し、次いで新たな成膜を行う
ための半導体基板(2)を装着する。この間シールプレ
ート(4)下面のノズルからのN2ガスによりパージが
行われている。
下するのを防止するため、ガスリング(5)上部には、
落下防止用板(7)が載置されている。
7)を外し、シールプレート(4)を下降させてサセプ
ター(3)を挿入し、シールプレート(4)とガスリン
グ(5)間をロックして反応容器(1)を密封する。
ローを行い、N2ガスによるパージ後、ガスリング(5
)より反応メインガスとなるN2ガスが噴射される。
成長反応中の半導体基板(2)に、クモリ(面粗れ)の
発生やパーティクルの付着する問題があった。
レル型気相成長装置におけるガスパージは、上述したよ
うに、サセプター(3)を上昇させた時点で、N2ガス
はシールプレート(4)下側からしか流れておらず、反
応容器(1)内においては、N2ガスパージが全くされ
ていない。
なわち空気や水分等の巻き込みが生じ、エピタキシャル
成長中に反応容器(1)内壁、反応ガスの噴射ノズルか
らガス供給ライン中に酸化物が生成し、生成された反応
ガス残渣生成物中のポリマー中に前記水分等が吸着され
てしまい、当該芯ガス残渣生成物中に吸着される水分等
の影響により、エピタキシャル成長反応中にクモ1バ面
粗れ)及びパーティクルの付着が発生していた。
応容器を載置密封して反応室を形成し、該反応容器内に
半導体基板を載置するテーブル型のサセプターを回転可
能に配置し、サセプターの下方に加熱用の高周波発振コ
イルを設け、サセプターの中央に貫通配置した噴射ノズ
ルより反応ガスが導入噴出され、基板上で気相成長反応
が行なわれた後、反応ガスは反応室下方、すなわち、ベ
ースプレートに設けられたガス排気口より排出される構
成からなり、半導体基板の入れ替え時には、反応ガス用
の噴射ノズルからN2ガスパージされるのみであり、バ
レル型気相成長装置と同様に、エピタキシャル成長反応
中にクモリ(面粗れ)及びパーティクルの付着が発生し
ていた。
状に鑑み、半導体基板の入れ替え時に際して、反応容器
内のに周辺雰囲気の空気や水分等の巻き込みが生じない
構成からなる気相成長装置の提供を目的としている。
辺雰囲気の巻き込みが生じない構成を目的に、反応容器
について種々検討した結果、反応容器の開口部あるいは
その近傍に、N2等の乾燥不活性ガスを反応容器外へ噴
射可能にした不活性ガス噴射装置を周配置することによ
り、反応容器内を一定乾燥雰囲気に保つことができ、エ
ピタキシャル結晶欠陥が大幅に減少し、歩留が向上する
ことを知見し、この発明を完成したものである。
応室内に導入し、サセプター上の加熱された所要基板表
面に薄膜をエピタキシャル成長させる気相成長装置にお
いて、 サセプターあるいは基板を装入出するための反応容器の
開口部あるいはその近傍に、開放時の反応容器内に水分
等の侵入を防止して反応容器内を乾燥雰囲気に保つため
の乾燥不活性ガスを反応容器外へ、または開口部を封鎖
可能に噴射する不活性ガス噴射装置を周配置したことを
特徴とする気相成長装置である。
停止時に乾燥不活性ガスを反応ガス導入用噴射ノズルよ
り反応容器内に噴射可能に、バレル型気相成長装置の反
応ガス供給系に、切り替え接続可能に、乾燥不活性ガス
の供給系を配設したことを特徴とする気相成長装置であ
る。
付着を低減するために、排気ガス系に温度制御用の加熱
手段を備えたことを特徴とする気相成長装置である。
の説明図である。第3図はこの発明によるバレル型気相
成長装置のヒートパターンを示すグラフである。第4図
aはこの発明による縦型気相成長装置の説明図であり、
同図すはガス噴射装置の詳細を示す下面図である。
前述した第5図の従来装置と同様構成において、ガスリ
ング(5)の上端外周部に乾燥N2ガス噴射装置(lO
)を設けである。
り、ガスリング(5)の上端外周部を改造して装着可能
となしてあり、内周面に水平方向及び若干水平より上向
きにガス噴射できるよう多数個のノズルを配設してあり
、乾燥N2ガスの供給管に接続しである。
)と一体に構成したり、あるいはガスリング(5)とシ
ールプレート(4)間のロック機構近傍に配設するなど
、種々の構成を採用することができる。
接続可能にする切替え弁(11)を配設してあり、反応
ガスの供給停止時に乾燥N2ガスをガスリング(5)の
噴射ノズルより反応容器(1)内に噴射可能に構成しで
ある。
ガスの供給が停止され、シールプレート(4)からの乾
燥N2ガスによるパージとともに、前記乾燥N2ガス噴
射装置(lO)からのパージ、及び切替え弁(11)を
作動させてガスリング(5)の噴射ノズルより乾燥N2
ガスによるパージが開始される。
た乾燥N2ガス噴射装置(10)からの乾燥N2ガスに
より、反応容器(1)の開口部がシールされ、かつガス
リング(5)からの反応容器(1)内への乾燥N2ガス
噴射により、反応容器(1)内は一定乾燥雰囲気に保持
される。
C1z)は、加水分解することにより5i02、N2、
HCIを生じるが、MCIを含んだ5i02は、吸湿性
が非常に大きく、ここで吸着された水分の影響で、エピ
タキシャル成長時の熱処理で、基板表面で、Si +
N20→SiO↑+H2↑のような反応が起こり、エピ
タキシャル成長表面に不要な凹凸をもたらす。
生成したポリマー(S1xHyC1z)については、物
質によっては沸点が低いものも存在する。
の水分が存在する過程で、加水分解を起こし、5i02
系の物質に変わり熱的に安定し、パーティクルの発生の
要因となる。
の構成により反応容器(1)内は一定乾燥雰囲気に保持
されるため、吸着水分量の低減化および反応ガス残渣よ
りの生成物質の低減化が図られて、極めて良好なエピタ
キシャル成長が可能になり、また、パーティクルの低減
化も可能になる。
に加えて、第2図に示す如く、排気ガスライン(6)に
加熱装置(12)を設け、サセプターを降ろしたままの
状態で、排気ガス温度計(13)からの温度信号に従い
加熱装置(12)を制御し、排気ガスライン(6)に1
00℃〜300℃の熱をかけると、沸点の低い物質につ
いては、ガス化蒸発し、反応ガス残渣よりの生成物質の
低減化を図り、パーティクルの発生を低減できる。
(1)出口に近い箇所に設置するとよい。
、ベースプレー) (21)上にドーム型の反応容器(
20)を載置して反応室を形成し、該反応容20(1)
内に半導体基板を載置するテーブル型のサセプター(2
2)を回転可能に配置し、サセプター(22)の下方に
加熱用の高周波発振コイル(23)を設け、サセプター
(22)の中央に貫通配置した噴射ノズル(24)より
反応ガスが導入噴出され、基板上で気相成長反応が行な
われた後、反応ガスは反応室下方、すなわち、ベースプ
レート(21)に設けられたガス排気口より排出される
構成からなる。
に多数の噴射孔を配設した環状の乾燥N2ガス噴射装置
(25)が周設してあり、N2ガス供給管に接続しであ
る。
射ノズル(24)よりのN2ガスで反応室内を置換し、
続いてN2ガスで置換して、サセプター(22)上に載
せた基板を高周波発振コイル(23)により加熱し、噴
射ノズル(24)から導入した反応ガスを基板上で反応
させ、エピタキシャル成長を行う。
よりの乾燥N2ガスで反応室内を置換するとともに、反
応容器(20)の開口部近傍に設けた乾燥N2ガス噴射
装置(25)より、乾燥N2ガスを下方に噴射すること
により、反応容器(1)周囲の雰囲気ガスの巻き込みも
なく、反応容器(1)内を一定感想雰囲気に保持するこ
とができ、吸着水分量の低減化および反応ガス残渣より
の生成物質の低減化が図られて、極めて良好なエピタキ
シャル成長が可能になり、また、パーティクルの低減化
も可能になる。
相成長装置を用い、同一条件で気相成長を行った。
置、 ■反応ガスの供給停止時に乾燥不活性ガスを反応ガス導
入用噴射ノズルより反応容器内に噴射可能にした切替え
弁 ■排気ガスラインに設けた加熱装置 の各装置を単独で作動させた場合、及び組み合せて作動
させた場合、いずれも作動させない従来装置の場合のそ
れぞれについて、反応生成物中に吸着される水分等の影
響による成膜面粗れのない良品率、パーティクルの低減
化による良品率で評価し、従来装置の場合に対する向上
率で評価した。
に比べて、良品率が3%以上向上した。
向上しかつばらつきもなく安定した良品率かえられた。
わせて作動させた場合のいずれもパーティクルの低減化
による良品率が従来装置に比べて、3%以上向上した。
ができ、エピタキシャル結晶欠陥が大幅に減少し、成膜
歩留が向上する。
さらに、反応容器内を乾燥N2で常時パージできで、従
来装置で問題となっていたエピタキシャル成長表面に及
ぼす、吸着水分等の影響が低減できる。
る生成物質の絶対量が減少し、良好なエピタキシャル成
長が可能になる。
よる生成物質が加水分解を起こした際に発生する5i0
2系のパーティクルについても、その発生量が減少する
。
の説明図である。第3図はこの発明によるバレル型気相
成長装置のヒートパターンを示すグラフである。第4図
aはこの発明による縦型気相成長装置の縦断説明図であ
り、同図すはガス噴射装置の詳細を示す下面図である。 第5図は従来のバレル型気相成長装置の説明図である。 1.20・・・反応容器、2・・・半導体基板、3.2
2・・・サセプター、4・・・シールプレート、5・・
・ガスリング、6・・・排気ガスライン、7・・落下防
止用板、10,25・・・乾燥N2ガス噴射装置、11
・・・切替え弁、12・・・加熱装置、13・・・排気
ガス温度計、21・・・ベースプレート、23・・・高
周波発振コイル、24・・・噴射ノズル。 第2図 第3図 第5図 第4図 (b) 手続補正書 補正の内容 平成3年7月4日 1゜
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 反応容器と密閉部材とで反応室を形成し、反応ガスを反
応室内に導入し、サセプター上の加熱された所要基板表
面に薄膜をエピタキシャル成長させる気相成長装置にお
いて、 サセプターあるいは基板を装入出するための反応容器の
開口部あるいはその近傍に、乾燥不活性ガスを反応容器
外へ、または開口部を封鎖可能に噴射する不活性ガス噴
射装置を周配置したことを特徴とする気相成長装置。 2 バレル型気相成長装置の反応ガス供給系に、切り替え接
続可能に、乾燥不活性ガスの供給系を配設したことを特
徴とする請求項1記載の気相成長装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2144092A JPH073816B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 気相成長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2144092A JPH073816B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 気相成長装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0437025A true JPH0437025A (ja) | 1992-02-07 |
JPH073816B2 JPH073816B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=15354031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2144092A Expired - Lifetime JPH073816B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 気相成長装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073816B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6290198B1 (en) | 1998-09-16 | 2001-09-18 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Seat lifter device for a vehicle |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01135734U (ja) * | 1988-03-08 | 1989-09-18 | ||
JPH02135727A (ja) * | 1988-11-16 | 1990-05-24 | Mitsubishi Electric Corp | 熱処理装置 |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP2144092A patent/JPH073816B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01135734U (ja) * | 1988-03-08 | 1989-09-18 | ||
JPH02135727A (ja) * | 1988-11-16 | 1990-05-24 | Mitsubishi Electric Corp | 熱処理装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6290198B1 (en) | 1998-09-16 | 2001-09-18 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Seat lifter device for a vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH073816B2 (ja) | 1995-01-18 |
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