JPH0436207Y2 - - Google Patents

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JPH0436207Y2
JPH0436207Y2 JP1985018989U JP1898985U JPH0436207Y2 JP H0436207 Y2 JPH0436207 Y2 JP H0436207Y2 JP 1985018989 U JP1985018989 U JP 1985018989U JP 1898985 U JP1898985 U JP 1898985U JP H0436207 Y2 JPH0436207 Y2 JP H0436207Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はインバータ式充電回路の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
従来この種の充電回路として、例えば第4図に
示す如く、一次コイル50と直列接続した抵抗5
1に流れる電流による電圧降下量をトランジスタ
52で検出し、該トランジスタ52でスイツチン
グ素子54のベース電流をバイパスすることによ
りスイツチング素子54のオフ時期を規制し、電
源電圧の変動あるいはスイツチング素子54の定
数のばらつき等にかかわらず、出力コイル55か
ら二次電池56に供給される充電電流量を一定と
するものが提案されている(例えば、特開昭54−
129438号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながらかかる充電回路においては、一次
コイル50に流れる電流量の検出と、スイツチン
グ素子54のオフ時期の制御とを1つのトランジ
スタ52で行つている関係上、充電電流が小さい
場合は一次コイル50に流れる電流も小さく、従
つて抵抗51の両端電圧が上昇して該トランジス
タ52にベース電流が流れ出した後もベース電流
の増加は抑えられてオンするのが遅れ、その結果
スイツチング素子54の遮断速度が遅くなつて安
定した制御ができない虞れがある。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであつ
て、検出電流が小さい場合にあつても、安定した
制御を可能とする充電回路を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した問題を解決するため、本考案にかかる
充電回路では、第1図においてその概略的な構成
を示すごとく、インバータ回路14に加えて、電
流検出部35と制御部16とを備えている。
電流検出部35は、例えば一次コイル21と直
列に接続された抵抗37と、該抵抗37の両端電
圧でオンするスイツチング素子38とを備え、一
次コイル21に流れる電流量が所定値に達したこ
とを検出するとオンする様に構成している。
一方、制御部16は、前記した電流検出部35
のオン動作と連繋してオン可能とするとともに、
オン時にインバータ回路14を構成するスイツチ
ング素子20の制御信号をバイパスし、該スイツ
チング素子20のオフ時期を規制できる様にして
いる。
本考案は更に、制御部16の制御信号入力端
は、電流検知部35を介してインバータ回路14
の出力コイル29が接続され、スイツチング素子
20のオン期間に出力コイル29から制御部16
に向けて制御信号が供給されることを特徴とす
る。
なお、出力コイル29の両端に、発光ダイオー
ド、定電圧ダイオード等の定電圧素子46を繋
ぎ、スイツチング素子20のオン期間における出
力コイル29からの出力電圧を安定化させること
が好ましい。
[作用] 上記した構成において、インバータ回路14に
電源電圧を印加すると、第2図aの如く帰還部2
3からスイツチング素子20へ制御信号I1が流
れて該スイツチング素子20のオン状態が維持さ
れ、一次コイル21のインダクタンスにより略直
線状に増加する電流I2が一次コイル21に流れ
る。この時、一次コイル21に流れる電流I2が
小さい間は、電流検出部35はオフ状態を維持
し、制御部16には制御信号が送られないので制
御部16もオフ状態を維持する。
ここで、一次コイル21に流れる電流I2が増
加して予め設定した値を越えると、第2図bの様
に電流検知部35はオンする。すると、制御部1
6の制御信号入力端は、電流検出部35を介して
出力コイル29が接続され、その結果、出力コイ
ル29から出力される大容量でかつ安定な電圧V
1が制御信号I4として制御部16に印加され
て、制御部16は急速かつ確実にオンする。
それと同時に、スイツチング素子20に流れて
いた制御信号I1は、制御部16によりバイパス
されてコンデンサ26の充電を速め、かかるコン
デンサ26の充電電圧が阻止電圧となつてスイツ
チング素子20を急激にオフ状態とするのであ
る。
〔実施例〕
次に本考案を、充電と並行してモータ駆動を可
能とする小型電気機器に実施した例に基づいて説
明する。
第3図に示す如く、電源プラグ等を介して入力
された商用交流電圧11は、ダイオードブリツジ
を備えた整流回路12によつて全波整流された
後、充電部13に印加される。
充電部13は、商用交流電圧11より周波数の
高いパルス電圧を発生するインバータ回路14
と、該インバータ回路14より発生されたパルス
電圧を印加する負荷15と、負荷15の大小に応
じてインバータ回路14からの出力を調整する出
力切換部17と、出力の切り換え状態を表示する
表示部19とから構成される。
インバータ回路14は、スイツチング素子とし
て備えたトランジスタ20のコレクタ側に、一次
コイル21と該一次コイル21の両端に接続され
てスイツチング素子20のオフ時に発生する衝撃
電圧を吸収する衝撃吸収部22とを介装するとと
もに、ベース側に帰還部23を備え、更に一次コ
イル21と同一鉄心上に出力コイル29を巻いて
いる。
帰還部23は、一次コイル21と同一鉄心上に
巻かれた帰還コイル24、抵抗25およびコンデ
ンサ26の直列接続から構成され、両端を、スイ
ツチング素子20のベースおよびエミツタ側に
各々接続するとともに、ベース端には更に、抵抗
27を介して前記全波整流電圧が印加される。従
つて、インバータ回路14への電圧印加と同時
に、抵抗27を通じて帰還部23のコンデンサ2
6が充電されてスイツチング素子20へベース電
流が流れると、該素子20はオフ状態から能動状
態に移行してコレクタ電流が流れ始める。かかる
コレクタ電流の増加は、一次コイル21により帰
還コイル24側へベース電圧を増加させる方向に
帰還されてベース電流を更に増加し、その結果、
スイツチング素子20は急激にオン状態に移る。
オン後は、一次コイル21に流れるコレクタ電流
の増加により略一定の帰還電圧がベース端に出力
されてベース電流を維持し、スイツチング素子2
0のオン状態を保つ。しかしコンデンサ26の充
電が進むにつれてベース電流が減少すると、一次
コイル21に流れる電流の増加が止まつて帰還電
圧が減少するので、コンデンサ26の充電電圧が
阻止電圧として働き、スイツチング素子20は急
激にオフ状態に戻る。更に、オン時に一次コイル
21側に蓄えられたエネルギーは、スイツチング
素子20のオフ期間に出力コイル29に接続され
た負荷15へ向けて、整流用ダイオード39によ
り選択的に取り出される。
負荷15は、出力コイル29に常時接続される
二次電池31と、スイツチ32のモータ駆動側接
点33を介して出力コイル29に接続されるモー
タ34とから成り、スイツチ32の切り換えによ
り充電を単独で、あるいは充電とモータ34の駆
動とを同時に並行して可能とする。
出力切換部17は、スイツチング素子20のエ
ミツタ側に介装される第1および第2の電流検出
部35,36と、両検出部35,36による電流
検知と連繋してスイツチング素子20のオフ時期
を規制する制御部16とから構成される。
第2電流検出部36は、抵抗37aをスイツチ
ング素子20のエミツタ端に介装するとともに、
トランジスタ43のベース端およびエミツタ端を
ダイオード44を介して抵抗37aの両端に繋ぐ
ことにより、抵抗37aを流れる電流が増加し
て、該抵抗37aにおける電圧降下値がダイオー
ド44の順方向電圧およびトランジスタ43のタ
ーンオン電圧の和を越えた時、トランジスタ43
をオンさせる。更にトランジスタ43のコレクタ
端は、サーミスタの如く抵抗値の温度係数が負側
に大きい抵抗素子45を介して制御部16のトラ
ンジスタ41のベース端に接続することにより、
機器の温度が上昇した場合には、ダイオード44
の順方向電圧およびトランジスタ43のターンオ
ン電圧が減少して第2電流検出部36における検
出電圧を低下させると同時に抵抗45の値が低下
して、検出電圧の低下に起因する制御部16のト
ランジスタ41へ供給されるベース電流の減少を
補正することにより、モータ34の駆動時におけ
るスイツチング用トランジスタ20のエミツタ電
流を通常運転時より制限して過熱状態を防止し、
あるいは充電時における第1電流検出部35の検
出不良に起因する機器の損焼を未然に防止可能と
している。
本考案は、第1電流検出部35と制御部16の
構成に特徴を有する。第1電流検出部35は、ス
イツチング素子20のエミツタ端と直列接続され
た抵抗37と、該抵抗37の両端にベース・エミ
ツタ端が接続されて、抵抗37における電圧降下
量が所定値になつた時オンするトランジスタ38
とからなる。トランジスタ38のエミツタ端は、
スイツチ32の充電側接点39に繋ぎ、コレクタ
端は抵抗40を介して制御部16を構成するトラ
ンジスタ41のベース端に接続しており、従つて
負荷15が二次電池31だけの場合にのみ、作動
する。すなわち、抵抗37に流れる電流が所定値
になつて第1電流検出部35のトランジスタ38
がオンすると、出力コイル29の両端が抵抗40
を介して制御部16のトランジスタ41のベー
ス・エミツタ間に接続されて、出力コイル29か
ら出力される安定した電圧を該トランジスタ41
のベース・エミツタ間に印加して十分大きなベー
ス電流を流して急激にオンすることにより、スイ
ツチング素子20のベース電流をバイパスして、
スイツチング素子20の急峻なカツトオフを可能
とする。なおこの時、トランジスタ38のベー
ス・エミツタ間のターンオン電圧は、負の温度係
数を持つているが、その値は小さく、従つて機器
の温度変化にかかわらず、安定した充電電流の供
給を可能とする。
表示部19は、発光ダイオード46と電流制限
用抵抗47を直列接続したものを出力コイル29
の一端と、スイツチ32の充電側端子39に接続
したものであつて、スイツチ32を切り換えて二
次電池31の充電のみを行わせている場合に、ス
イツチング素子20のオン時に出力コイル29に
発生する電圧を印加して充電表示を行わせること
により、ダイオード46の定電圧作用により出力
コイル29の出力電圧を安定化し、第1電流検出
部35が作動時における制御部16のオン動作を
更に確実なものにしている。
〔考案の効果〕
本考案は上記の如く、インバータ回路14の出
力制御を、電流検出部35と制御部16とで分離
して行わせるとともに、制御部16の制御信号を
インバータ回路14の出力コイル29から供給す
る様にしたので、負荷15が8時間充電時の二次
電池31のみの如く電流検出35で検出すべき電
流が低い場合においても、検出電流量の大きさに
かかわらず制御部16に対して安定し十分大きい
制御信号が供給されて制御部16のオン動作が確
実かつ迅速に行われ、その結果、インバータ回路
14のスイツチング素子20も急峻にカツトオフ
されて異常な発熱が未然に抑制できる利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる充電回路の概略を示す
ブロツク図、第2図aおよびbは動作を説明する
概略図、第3図は本考案を実施した一例を示す回
路図である。第4図は従来例を示す回路図であ
る。 14……インバータ回路、15……負荷、16
……制御部、20……スイツチング素子、21…
…一次コイル、23……帰還部、29……出力コ
イル、31……二次電池、35……電流検出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一次コイル21に流れる電流をスイツチング
    素子20でオンオフ規制して、スイツチング素
    子20のオフ期間に出力コイル29から所定の
    電力を出力可能とするインバータ回路14と、 一次コイル21の電流量を検出し、該電流量
    が所定値に達したことを検出するとオンする電
    流検出部35と、 電流検出部35がオンするのと連繋してオン
    することにより、スイツチング素子20の制御
    信号をバイパスし、該スイツチング素子20の
    オフ時期を規制する制御部16とを備え、 上記した制御部16は、その制御信号入力端
    に対し、電流検出部35を介して出力コイル2
    9が接続され、スイツチング素子20のオン期
    間に上記出力コイル29から制御部16に制御
    信号が供給されることを特徴とする充電回路。 2 上記した出力コイル29は、その両端に、ス
    イツチング素子20のオン期間に作動する定電
    圧素子46が接続されている実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の充電回路。 3 上記した定電圧素子46は発光ダイオードで
    ある実用新案登録請求の範囲第2項記載の充電
    回路。
JP1985018989U 1985-02-12 1985-02-12 Expired JPH0436207Y2 (ja)

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JPS61134647U JPS61134647U (ja) 1986-08-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58103836A (ja) * 1981-12-15 1983-06-21 松下電工株式会社 スイツチング電源を用いた充電回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58103836A (ja) * 1981-12-15 1983-06-21 松下電工株式会社 スイツチング電源を用いた充電回路

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JPS61134647U (ja) 1986-08-22

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