JP4832277B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4832277B2
JP4832277B2 JP2006348290A JP2006348290A JP4832277B2 JP 4832277 B2 JP4832277 B2 JP 4832277B2 JP 2006348290 A JP2006348290 A JP 2006348290A JP 2006348290 A JP2006348290 A JP 2006348290A JP 4832277 B2 JP4832277 B2 JP 4832277B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
thyristor
turned
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006348290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008160996A (ja
Inventor
雄一郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006348290A priority Critical patent/JP4832277B2/ja
Publication of JP2008160996A publication Critical patent/JP2008160996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4832277B2 publication Critical patent/JP4832277B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、電源投入時に入力される突入電流を抑制する回路を備えた電源装置に関するものである。
商用交流電源から直流電圧を得る電源装置は、直流電圧を平滑するための大容量平滑コンデンサが設けられている。この場合、電源投入時に平滑コンデンサへ充電電流が大きな突入電流として流れ込むことになる。この過大な突入電流が流れるため、電源装置内の整流素子にサージ電流耐量の大きな素子が必要であったり、また、電源装置のオン、オフに使われるスイッチやリレーにも大容量のものが必要になるという問題点があった。
そこで、従来は電源ラインと直列に電流制限抵抗を設けることで電源投入時の過大な突入電流を抑制していた。また、この方式は、突入電流抑制後の平常動作時も抵抗による電力損失が発生するため、これを解決するために電流制限抵抗に並列にサイリスタを設け、突入電流抑制後はサイリスタにより抵抗を短絡して電力損失を低減する対策が採られていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、電流制限抵抗とサイリスタに電流容量の大きなものを使用する必要があり、さらに万一サイリスタが故障等によりオンしなかった場合、常時制限抵抗に電流が流れることになり、発煙・発火等が生ずる可能性がある。そこで、温度ヒューズ内蔵の抵抗等を用いなければならず高コストとなる。
この問題を解決するために、平滑コンデンサと直列にスイッチ素子を接続し、電源電圧がゼロクロス付近の低いうちにスイッチ素子をオンすることによって突入電流を抑制するという方法がある。この方法は電流制限抵抗が不要であるという特徴がある(例えば,特許文献2参照)。
特開2005-057947号公報(段落[0004]〜[0005]、図7) 特開2002−281762号広報(段落[0018]〜[0029]、図1)
前記のように電源電圧が低いゼロクロス付近で、平滑コンデンサと直列に接続されたスイッチ素子をオンすることにより、電流制限抵抗を使用することなく突入電流を抑制できる。しかしながら、電源電圧のゼロクロス付近を検出するための複雑な制御回路やスイッチ素子の駆動回路が必要であったり、また、別途に制御回路専用の電源が必要であるため、結局回路の複雑化、高コスト化を招いてしまう。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で突入電流を小さく抑えることができる電源装置を得ることを目的とする。
本発明に係る電源装置は、商用交流電源を整流する整流回路と、整流回路の整流電圧を平滑する平滑コンデンサと、整流回路と平滑コンデンサの間に挿入されたサイリスタと、整流回路の整流電圧を分圧する分圧抵抗、およびその分圧抵抗により分圧された電圧が所定値以上のときにオンし、その電圧が所定値より低下したときにはオフ状態になるツェナーダイオードを有するゼロクロス検出回路と、ゼロクロス検出回路により所定値以上の整流電圧が検出されているときサイリスタのオフ状態を維持し、所定値より低下した整流電圧が検出されたときサイリスタをオンして、整流回路および平滑コンデンサを接続状態にするスイッチ駆動回路と、サイリスタがオンされたときにそのオン状態を保持する保持回路とを備え、スイッチ駆動回路は、整流回路の出力間に直列に接続された第1抵抗、第2抵抗および第3抵抗により構成され、第2および第3抵抗の接続点にサイリスタのゲートが接続された分圧回路と、ツェナーダイオードがオン状態のときにサイリスタのゲートを短絡し、ツェナーダイオードがオフになったときにはオフ状態になるトランジスタと、分圧回路の第1および第2抵抗の接続点に接続され、サイリスタのゲートが短絡されているときには分圧回路により分圧された電圧によって充電され、トランジスタがオフ状態になったときにはその充電電圧をサイリスタのゲートに印加してオンさせるコンデンサとを有している。
本発明においては、商用交流電源の投入時、整流回路が電源電圧を全波整流し、ゼロクロス検出回路の分圧抵抗がその整流電圧を分圧し、分圧された電圧がツェナーダイオードの所定値以上のときにサイリスタのオフ状態を維持し、分圧された電圧がツェナーダイオードの所定値より低くなったときにはサイリスタをオンして整流回路と平滑コンデンサとを接続状態にする。これにより、複雑な制御回路やスイッチ素子の駆動回路を用いることなく、また、制御回路専用の電源を必要とせず、簡単で低コストな回路構成で過大な突入電流のピーク値を抑制することができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示す電源装置の構成図である。
実施の形態1の電源装置は、商用交流電源1の交流電圧(電源電圧)を全波整流する整流回路2と、整流回路2により全波整流された整流電圧を平滑する平滑コンデンサ3と、平滑コンデンサ3と直列に接続されたスイッチ素子4と、整流回路2からの整流電圧がゼロクロス付近の所定値以上のとき信号を出力し、整流電圧が所定値より低下すると信号の出力を遮断するゼロクロス検出回路5と、その信号が入力されたときスイッチ素子4のオフ状態を維持し、信号の入力が遮断されたときはオン信号をスイッチ素子4に出力してオン状態にし、整流回路2と平滑コンデンサ3とを接続状態にするスイッチ駆動回路6とを備えている。
次に、前記のように構成された電源装置の動作について図2の波形図を参照しながら説明する。図2に示す(a)は商用交流電源1の電源電圧の波形、(b)は整流回路2の整流出力電圧の波形、(c)はスイッチ素子4をオンするための信号の波形、(d)は電源電流の波形である。
例えば図2(a)に示すSのタイミングで商用交流電源1が投入されると、その電源電圧を整流回路2が全波整流し(図2(b))、その整流電圧(電源電圧)をゼロクロス検出回路5に印加する。この時、ゼロクロス検出回路5は、整流回路2によって全波整流された整流電圧と所定値とを比較し、この時点では、所定値以上であるため、信号をスイッチ駆動回路6に出力してスイッチ素子4のオフ状態を維持させ、電源電流が流れないようにする。
商用交流電源1の電源電圧がゼロクロス付近まで低下し、これに基づいて整流回路2の整流電圧が下降して所定値より低くなると、ゼロクロス検出回路5がそれを検出して信号の出力を遮断する。スイッチ駆動回路6は、信号の入力が遮断されるとオン信号を出力し(図2(c))、スイッチ素子4をオンする。この時、整流電圧がゼロクロス付近の低い状態であるので、低い電圧で電源電流が流れ始め(図2(d))、平滑コンデンサ3が充電される。これにより過大な突入電流のピーク値が抑制され、平滑コンデンサ3によって平滑された直流電圧が負荷に印加される(図2(b))。スイッチ素子4が一旦オンされると、商用交流電源1がオフされるまでその状態が維持される。
以上のように実施の形態1によれば、商用交流電源1の投入時、整流回路2の整流電圧が所定値以上であればスイッチ素子4をオフ状態とし、その整流電圧が所定値より低くなったときはスイッチ素子4をオンして整流回路2と平滑コンデンサ3とを接続するようにしたので、複雑な制御回路やスイッチ素子の駆動回路を用いることなく、また、制御回路専用の電源を必要とせず、簡単で低コストな回路構成で過大な突入電流のピーク値を抑制することができる。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2を示す電源装置の回路図である。なお、本実施の形態は、実施の形態1で説明した電源装置を詳細に示したものである。
実施の形態2の電源装置は、商用交流電源1の交流電圧(電源電圧)を全波整流する整流回路2と、整流回路2により全波整流された整流電圧を平滑する平滑コンデンサ3と、平滑コンデンサ3と直列に接続されたサイリスタ4aと、整流回路2により全波整流された整流電圧を分圧する分圧抵抗7a、7bと、この分圧抵抗7a、7bによって分圧された電圧が所定値のブレークオーバー電圧以上のときオン状態になり、分圧された電圧がブレークオーバー電圧より低下したときにオフするツェナーダイオード8と、ツェナーダイオード8を介して分圧抵抗7bに並列に接続された抵抗9と、サイリスタ4aのゲートに接続され整流回路2の整流電圧を分圧する分圧抵抗11a〜11cと、ツェナーダイオード8がオフになる前までオン状態となってサイリスタ4aのゲートを短絡し、ツェナーダイオード8がオフになったときにオフ状態となるトランジスタ13と、分圧抵抗11b、11cに並列に接続され、サイリスタ4aのゲートが短絡されているとき分圧抵抗11a、11bにより分圧された電圧によって充電され、トランジスタ13がオフ状態になったときその充電電圧をサイリスタ4aのゲートに印加してオンさせるコンデンサ12と、トランジスタ13に並列に接続されたゲートコンデンサ14と、サイリスタ4aがオンされたときに、そのオン状態を商用交流電源1がオフされるまで保持するダイオード10とを備えている。
前述した分圧抵抗7a、7b、ツェナーダイオード8および抵抗9によりゼロクロス検出回路が構成され、分圧抵抗11a〜11c、コンデンサ12、ゲートコンデンサ14およびトランジスタ13によりスイッチ駆動回路が構成され、ダイオード10によって保持回路が構成されている。
次に、実施の形態2の電源装置の動作について図4の波形図を参照しながら説明する。図4に示す(a)は商用交流電源1の電源電圧の波形、(b)は整流回路2の整流出力電圧の波形、(c)はトランジスタ13のベース信号の波形、(d)はサイリスタ4aのゲート信号の波形、(e)は電源電流の波形である。
例えば図4(a)に示すSのタイミングで商用交流電源1が投入されると、その電源電圧を整流回路2が全波整流し(図4(b))、その整流電圧(電源電圧)を分圧抵抗7a、7bに印加する。分圧抵抗7a、7bは、整流電圧が印加されるとその電圧を分圧し、ツェナーダイオード8に対し逆方向電圧を印加する。この時点では、ツェナーダイオード8のブレークオーバー電圧以上であるため、ツェナーダイオード8がオンし、図4(c)に示すようにベース信号(ベース電流)としてトランジスタ13のベースに出力する。この時、トンランジスタ13がベース信号の入力によってオンし、サイリスタ4のゲートを短絡してオフ状態を維持させる。サイリスタ4がオフ状態を維持している間、分圧抵抗11a、11bによって分圧された電圧がコンデンサ12に充電される。
商用交流電源1の電源電圧がゼロクロス付近まで低下し、これに基づいて整流回路2の整流電圧が下降して、分圧抵抗7a、7bの分圧電圧がブレークオーバー電圧より低下すると、ツェナーダイオード8がオフ状態になってトランジスタ13へのベース信号を遮断する。このため、トランジスタ13がオフし、コンデンサ12の充電電圧が図4(d)に示すようにゲート信号としてサイリスタ4aのゲートに印加し、サイリスタ4aをオン状態にする。この時、図4(e)に示す電源電流が流れ始め、平滑コンデンサ3が充電される。サイリスタ4aがオンされた際、整流回路2の整流電圧(電源電圧)はゼロクロス付近の低い状態であるので、低い電圧で平滑コンデンサ3が充電されることとなり、過大な突入電流のピーク値は抑制される。サイリスタ4aが一旦オンするとダイオード10が導通し、分圧抵抗7bはダイオード10およびサイリスタ4aにより短絡される。これによりツェナーダイオード8に電圧が印加されなくなるため、整流回路2によって全波整流される整流電圧(電源電圧)が再び高くなってもサイリスタ4aがオフすることはない。従って、突入電流の抑制後、サイリスタ4aは常時オン状態を維持する。
以上のように実施の形態2によれば、商用交流電源1の投入時、整流回路2が電源電圧を全波整流し、分圧抵抗7a、7bがその整流電圧を分圧し、分圧された電圧がツェナーダイオード8のブレークオーバー電圧以上のときサイリスタ4aのオフ状態を維持し、分圧された電圧がツェナーダイオード8のブレークオーバー電圧より低くなったときはサイリスタ4aをオンするようにしたので、複雑な制御回路やスイッチ素子の駆動回路を用いることなく、また、制御回路専用の電源を必要とせず、簡単で低コストな回路構成で過大な突入電流のピーク値を抑制することができる。
実施の形態3.
図5は本発明の実施の形態3を示す電源装置の回路図である。なお、本実施の形態は、実施の形態2の電源装置に使用されているサイリスタ4aに代えてMOSFETを用いたものである。
実施の形態3の電源装置は、商用交流電源1の交流電圧(電源電圧)を全波整流する整流回路2と、整流回路2により全波整流された整流電圧を平滑する平滑コンデンサ3と、平滑コンデンサ3と直列に接続されたMOSFET4bと、整流回路2により全波整流された整流電圧を分圧する分圧抵抗7a、7bと、この分圧抵抗7a、7bによって分圧された電圧が所定値のブレークオーバー電圧以上のときオン状態になり、分圧された電圧がブレークオーバー電圧より低下したときにオフするツェナーダイオード8と、ツェナーダイオード8を介して分圧抵抗7bに並列に接続された抵抗9と、MOSFET4bのゲートに接続され整流回路2の整流電圧を分圧する分圧抵抗11a〜11cと、ツェナーダイオード8がオフになる前までオン状態となってMOSFET4bのゲートを短絡し、ツェナーダイオード8がオフになったときにオフ状態となるトランジスタ13と、分圧抵抗11b、11cに並列に接続され、MOSFET4bのゲートが短絡されているとき分圧抵抗11a、11bにより分圧された電圧によって充電され、トランジスタ13がオフ状態になったときその充電電圧をMOSFET4bのゲートに印加してオンさせるコンデンサ12と、MOSFET4bのゲートに挿入されたゲート抵抗16と、MOSFET4bがオンされたときに、そのオン状態を商用交流電源1がオフされるまで保持するダイオード10とを備えている。
前述した分圧抵抗7a、7b、ツェナーダイオード8および抵抗9によりゼロクロス検出回路が構成され、分圧抵抗11a〜11c、コンデンサ12、トランジスタ13およびゲート抵抗16によりスイッチ駆動回路が構成され、ダイオード10によって保持回路が構成されている。
次に、実施の形態3の電源装置の動作について説明する。
例えば実施の形態2と同じタイミングで商用交流電源1が投入されると、前記と同様に、その電源電圧を整流回路2が全波整流し、その整流電圧(電源電圧)を分圧抵抗7a、7bに印加する。分圧抵抗7a、7bは、整流電圧が印加されるとその電圧を分圧し、ツェナーダイオード8に対し逆方向電圧を印加する。この時点では、ツェナーダイオード8のブレークオーバー電圧以上であるため、ツェナーダイオード8がオンし、ベース信号としてトランジスタ13のベースに出力する。この時、トンランジスタ13がベース信号の入力によってオンし、ゲート抵抗16を介してMOSFET4bのゲートを短絡しオフ状態を維持する。MOSFET4bがオフ状態を維持している間、分圧抵抗11a、11bによって分圧された電圧がコンデンサ12に充電される。
商用交流電源1の電源電圧がゼロクロス付近まで低下し、これに基づいて整流回路2の整流電圧が下降して、分圧抵抗7a、7bの分圧電圧がブレークオーバー電圧より低下すると、ツェナーダイオード8がオフ状態になってトランジスタ13へのベース信号を遮断する。このため、トランジスタ13がオフし、コンデンサ12の充電電圧がゲート信号としてMOSFET4bのゲートに印加し、MOSFET4bをオンする。これにより、電源電流が流れ始め、平滑コンデンサ3が充電される。この時、整流回路2の整流電圧(電源電圧)はゼロクロス付近の低い状態であるので、低い電圧で平滑コンデンサ3が充電されることとなり、過大な突入電流のピーク値は抑制される。
本実施の形態では、前述したように、スイッチ素子にMOSFET4bを使用しており、トランジスタ13がオフした際にはコンデンサ12の充電電圧が分圧抵抗11bとゲート抵抗16を介してMOSFET4bのゲートに印加される。このため、MOSFET4bのゲートチャージ電荷の充電時定数が大きく、ゲート電圧は徐々に上昇することとなり、始めはMOSFET4bの活性領域を使用しながら徐々にオンしていき、最終的に飽和領域でオンすることになる。活性領域でオンしているMOSFET4bのオン抵抗は飽和領域と比較して大きく、より効果的に突入電流のピーク値を抑制できる。また、部品ばらつき等により、ゼロクロス検出電圧がばらついてもMOSFET4bのオン抵抗により突入電流が制限されるため、突入電流のピーク値のばらつきを抑制できる。MOSFET4bが一旦オンするとダイオード10が導通するため、電源電圧が高くなってもMOSFET4bはオフすることはない。従って、突入電流の抑制後,MOSFET4bは常時オン状態を維持する。
以上のように実施の形態3によれば、スイッチ素子としてMOSFET4bを用い、電源電圧(整流電圧)がゼロクロス付近の低い間にMOSFET4bをオンすることにより、突入電流のピーク値を低く抑える。さらに、ゲート電圧を徐々に大きくし、MOSFET4bの活性領域を使用してオンするため、より効果的に突入電流のピーク値を抑制できる。また、部品ばらつき等により、ゼロクロス検出電圧がばらついてもMOSFET4bの活性領域のオン抵抗により突入電流が制限されるため、突入電流のピーク値のばらつきを抑制できる。従って、複雑な制御回路やスイッチ素子の駆動回路を用いることなく、また、制御回路専用の電源を必要とせず、簡単で低コストな回路構成で過大な突入電流のピーク値を抑制することができる。
実施の形態4.
図6は本発明の実施の形態4を示す電源装置の回路図である。本実施の形態は、実施の形態3で説明したゼロクロス検出回路およびスイッチ駆動回路を力率改善用の昇圧チョッパ回路を有する電源装置に適用したものである。
図6に示すように、商用交流電源1の交流電圧(電源電圧)を全波整流する整流回路2と、整流回路2により全波整流された整流電圧を平滑する平滑コンデンサ3と、平滑コンデンサ3と直列に接続されたMOSFET4bと、整流回路2および平滑コンデンサ3の間に挿入され、コイル17およびスイッチング素子19からなる昇圧チョッパ回路と、コイル17に並列に接続されたダイオード18と、整流回路2および昇圧チョッパ回路の間に実施の形態3で説明したゼロクロス検出回路およびスイッチ駆動回路とを備えている。
次に、実施の形態4の電源装置の動作について図7を参照しながら説明する。なお、実施の形態3と同じ部分については説明を省略し、商用交流電源1が図7(a)に示すSのタイミングで投入されたものとする。
商用交流電源1の電源電圧がゼロクロス付近まで低下し、これに基づいて分圧抵抗7a、7bによって分圧された整流電圧がツェナーダイオード8のブレークオーバー電圧より低下すると、ツェナーダイオード8がオフ状態となってトランジスタ13へのベース信号を遮断する(図7(c))。このため、トランジスタ13がオフし、コンデンサ12の充電電圧がMOSFET4bのゲートにゲート抵抗16を介して印加される。これによりMOSFET4bはオン状態となるが、図7(a)に示すように電源投入位相がゼロクロスに近い位相である場合、コンデンサ12への充電期間が短いためコンデンサ12の充電電圧が低くなる。この状態で図7(d)に示すようにMOSFET4bのゲートにコンデンサ12の充電電圧がゲート信号として印加されると、MOSFET4bが活性領域でオンするものの飽和領域に至らない。この場合、図7(c)に示すように、分圧された電圧がブレークオーバー電圧以上となると、再びツェナーダイオード8がオンしてベース信号をトランジスタ13に出力してオンし、MOSFET4bをオフにする。そして、コンデンサ12の充電電圧が十分に高くなる次の周期で、再び、分圧された電圧がブレークオーバー電圧より低くなると(ゼロクロス検出)、ツェナーダイオード8がオフ状態となり、これに伴ってトランジスタ13もオフし、コンデンサ12の充電電圧をMOSFET4bのゲートに印加させる(図7(d))。この場合、MOSFET4bは飽和領域でオンする。MOSFET4bがオンした後は、スイッチング素子19がスイッチングを開始し昇圧された直流電圧を負荷に出力する。
このように電源投入位相によっては、コンデンサ12への充電期間が短くなり、充電電圧が低い状態でMOSFET4bのゲートに印加されると、MOSFET4bが飽和領域でオンしない。このため、前述したように再びMOSFET4bがオフするモードがある。本実施の形態においては、MOSFET4bがオフする瞬間に昇圧チョッパ回路に設けられたコイル17による逆起電圧が発生し、MOSFET4bにサージ電圧として印加される。しかしながら、スイッチ素子としてMOSFET4bを使用しているので、アバランシェ耐量保証によりサージ電圧はMOSFET4bに吸収され、コイル17に蓄えられたエネルギーは熱となり素子温度上昇によって消費される。従って、スイッチ素子にMOSFET4bを使用することにより、サージ電圧によるスイッチ素子の破壊を防ぐことができる。
以上のように実施の形態4によれば、電源投入位相によって再びMOSFET4bがオフした場合、MOSFET4bのアバランシェ耐量保証により、MOSFET4bがオフする瞬間の昇圧チョッパのコイル17に蓄えられたエネルギーがMOSFET4bの温度上昇によって消費され、サージ電圧によるスイッチ素子の破壊を防ぐことができる。そして、本実施の形態の電源装置においても複雑な制御回路やスイッチ素子の駆動回路を用いることなく、また、制御回路専用の電源を必要とせず、簡単で低コストな回路構成で過大な突入電流のピーク値を抑制することができる。
実施の形態5.
本実施の形態は、実施の形態4の電源装置に設けられたMOSFET4bのゲート抵抗16を1kΩ以上としたものである。
実施の形態5の電源装置の動作について説明する。
電源投入位相がゼロクロスに近い位相である場合、コンデンサ12への充電期間が短いため充電電圧が低くなり、この状態で、MOSFET4bのゲートにコンデンサ12の充電電圧が印加されると、MOSFET4bが飽和領域でオンしない。この場合、分圧された電圧がブレークオーバー電圧以上となると、再びトランジスタ13がオンしてMOSFET4bがオフする。この時、昇圧チョッパ回路のコイル17による逆起電圧が発生し、MOSFET4bにサージ電圧として印加される。トランジスタ13がオンしてMOSFET4bがオフした場合、MOSFET4bのゲートチャージ電荷はゲート抵抗16、トランジスタ13の経路で放電される。ここで、ゲート抵抗16を1kΩ以上として放電時の時定数を十分大きくすることにより、スイッチングスピードが低速となり、ターンオフ時のdv/dtが抑えられ、サージ電圧が抑制される。これにより、耐圧の小さいMOSFET4bの使用が可能となる。
以上のように実施の形態5によれば、ゲート抵抗16に1kΩ以上のものを用い、MOSFET4bのターンオフ時のスイッチングスピードが低速となるようにすることにより、サージ電圧が抑制され,耐圧の小さいMOSFET4bの使用が可能となり、回路の小型化、低コストの電源装置を得ることができる。
実施の形態6.
図8は本発明の実施の形態6を示す電源装置の構成図である。
実施の形態6の電源装置は,商用交流電源1の交流電圧(電源電圧)を全波整流する整流回路2と、コイル17およびスイッチング素子19からなり、整流回路2の整流電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路と、昇圧チョッパ回路の出力を平滑する平滑コンデンサ3と、昇圧チョッパ回路および前記平滑コンデンサ3の間に挿入されたサイリスタ20と、整流回路2からの整流電圧がゼロクロス付近の所定値以上のとき信号を出力し、整流電圧が所定値より低下したときは信号の出力を遮断するゼロクロス検出回路5と、その信号が入力されているときサイリスタ20のゲートを短絡し、信号の入力が遮断されたときはオン信号をサイリスタ20に出力してオン状態にし、昇圧チョッパ回路と平滑コンデンサ3とを接続状態にするスイッチ駆動回路21とを備えている。
次に、前記のように構成された電源装置の動作について説明する。
例えば実施の形態1と同じタイミングで商用交流電源1が投入されると、その電源電圧を整流回路2が全波整流し、その整流電圧(電源電圧)をゼロクロス検出回路5に印加する。この時、ゼロクロス検出回路5は、整流回路2によって全波整流された整流電圧と所定値とを比較し、この時点では、所定値以上であるため、信号をスイッチ駆動回路21に出力してサイリスタ20のオフ状態を維持させ、電源電流が流れないようにする。
商用交流電源1の電源電圧がゼロクロス付近まで低下し、これに基づいて整流回路2の整流電圧が下降して所定値より低くなると、ゼロクロス検出回路5がそれを検出して信号の出力を遮断する。スイッチ駆動回路6は、信号の入力が遮断されるとオン信号を出力し、サイリスタ20をオンにする。この時、整流電圧がゼロクロス付近の低い状態であるので、低い電圧で電源電流が流れ始める。これにより過大な突入電流のピーク値が抑制され、この時、スイッチング素子19がスイッチングを開始すると、昇圧された整流電圧が平滑コンデンサ3によって平滑され負荷に印加される。スイッチ素子4が一旦オンされたときは、商用交流電源1がオフされるまでその状態が維持される。
以上のように実施の形態6によれば、商用交流電源1の投入時、整流回路2の整流電圧が所定値以上であればサイリスタ20をオフ状態とし、その整流電圧が所定値より低くなったときはサイリスタ20をオンして昇圧チョッパ回路と平滑コンデンサ3とを接続するようにしたので、複雑な制御回路やスイッチ素子の駆動回路を用いることなく、また、制御回路専用の電源を必要とせず、簡単で低コストな回路構成で過大な突入電流のピーク値を抑制することができる。
また、昇圧チョッパ回路と平滑コンデンサ3との間にサイリスタ20が挿入されているので、電源投入時は突入電流を低く抑えるスイッチ素子として使用し,通常動作時は、スイッチング素子19のオン時に平滑コンデンサ3からスイッチング素子19を通して流れる電流の放電防止として使用でき、このため、従来のように別途突入対策用の回路を接続する必要がなく、大幅に部品点数の削減を可能とし、回路の小型化、低コストの電源装置を得ることができる。
実施の形態7.
図9は本発明の実施の形態7を示す電源装置の回路図である。なお、本実施の形態は、実施の形態6で説明した電源装置を詳細を示したものである。
実施の形態7の電源装置は、商用交流電源1の交流電圧(電源電圧)を全波整流する整流回路2と、コイル17aおよびスイッチング素子19からなり、整流回路2の整流電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路と、昇圧チョッパ回路の出力を平滑する平滑コンデンサ3と、昇圧チョッパ回路および前記平滑コンデンサ3の間に挿入されたサイリスタ20と、整流回路2により全波整流された整流電圧を分圧する分圧抵抗7a、7bと、この分圧抵抗7a、7bによって分圧された電圧が所定値のブレークオーバー電圧以上のときオン状態になり、分圧された電圧がブレークオーバー電圧より低下したときにオフ状態になるツェナーダイオード8と、ツェナーダイオード8を介して分圧抵抗7bおよびダイオード25に並列に接続された抵抗9と、サイリスタ20のゲートに接続され整流回路2の整流電圧を分圧する分圧抵抗11a〜11cと、ツェナーダイオード8がオフになる前までオン状態となってサイリスタ20のゲートを短絡し、ツェナーダイオード8がオフになったときにオフ状態となるトランジスタ13と、分圧抵抗11b、11cに並列に接続され、サイリスタ20のゲートが短絡されているとき分圧抵抗11a、11bにより分圧された電圧によって充電され、トランジスタ13がオフ状態になったときその充電電圧をサイリスタ20のゲートに印加してオンさせるコンデンサ12と、コイル17aに磁気的に接続された2次巻線17bと、分圧抵抗11bを介してサイリスタ20のゲートに接続された抵抗22と、この抵抗22および2次巻線17bの間に挿入されたダイオード23と、直列接続の2次巻線17bおよびダイオード23に並列に接続されたコンデンサ24とを備えている。
前述した分圧抵抗7a、7b、ツェナーダイオード8および抵抗9によりゼロクロス検出回路が構成され、分圧抵抗11a〜11c、コンデンサ12およびトランジスタ13によりスイッチ駆動回路が構成され、二次巻線17b、抵抗22、ダイオード23およびコンデンサ24により保持回路が構成されている。
次に、前記のように構成された電源装置の動作について説明する。
商用交流電源1が投入されたとき、コンデンサ12が充電されていない状態なので、サイリスタ20はオフ状態になっている。この時、商用交流電源1の交流電圧を整流回路2が全波整流し、その整流電圧を分圧抵抗7a、7bに印加する。分圧抵抗7a、7bは、整流電圧が印加されるとその電圧を分圧し、ツェナーダイオード8に対し逆方向電圧を印加する。ツェナーダイオード8は、分圧された電圧がブレークオーバー電圧以上のときオンし、電流をベース信号としてトランジスタ13のベースに出力する。この時、トンランジスタ13がベース信号の入力によってオンし、サイリスタ20のゲートを短絡してオフ状態を維持させる。サイリスタ4がオフ状態を維持している間、分圧抵抗11a、11bによって分圧された電圧がコンデンサ12に充電される。
商用交流電源1の電源電圧がゼロクロス付近まで低下し、これに基づいて整流回路2の整流電圧が下降して分圧抵抗7a、7bの分圧電圧がブレークオーバー電圧より低下すると、ツェナーダイオード8がオフ状態になってトランジスタ13へのベース信号を遮断する。このため、トランジスタ13がオフし、コンデンサ12の充電電圧がゲート信号としてサイリスタ20のゲートに印加し、サイリスタ20をオン状態にする。この時、電源電流が流れ始め、平滑コンデンサ3が充電される。サイリスタ20がオンされた際、整流回路2の整流電圧(電源電圧)はゼロクロス付近の低い状態であるので、低い電圧で平滑コンデンサ3が充電されることとなり、過大な突入電流のピーク値は抑制される。一方、スイッチング素子19がスイッチングを開始し、これにより、コイル17aの2次巻線17bに起電力が発生し,ダイオード23、抵抗22および分圧抵抗11bを介してサイリスタ20のゲートに印加される。このため、サイリスタ20は常時オン状態を維持し、ダイオードとして作用する。
以上のように実施の形態7によれば、商用交流電源1の投入時、整流回路2が電源電圧を全波整流し、分圧抵抗7a、7bがその整流電圧を分圧し、分圧された電圧がツェナーダイオード8のブレークオーバー電圧以上のときサイリスタ4aのオフ状態を維持し、分圧された電圧がツェナーダイオード8のブレークオーバー電圧より低くなったときはサイリスタ4aをオンするようにしたので、複雑な制御回路やスイッチ素子の駆動回路を用いることなく、また、制御回路専用の電源を必要とせず、簡単で低コストな回路構成で過大な突入電流のピーク値を抑制することができる。
また、昇圧チョッパ回路と平滑コンデンサ3との間にサイリスタ20が挿入されているので、電源投入時は突入電流を低く抑えるスイッチ素子として使用し,通常動作時は、スイッチング素子19のオン時に平滑コンデンサ3からスイッチング素子19を通して流れる電流の放電防止として使用でき、このため、従来のように別途突入対策用の回路を接続する必要がなく、大幅に部品点数の削減を可能とし、回路の小型化、低コストの電源装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1を示す電源装置の構成図である。 実施の形態1における電源装置の動作を説明するための波形図である。 本発明の実施の形態2を示す電源装置の回路図である。 実施の形態2における電源装置の動作を説明するための波形図である。 本発明の実施の形態3を示す電源装置の回路図である。 本発明の実施の形態4を示す電源装置の回路図である。 実施の形態4における電源装置の動作を説明するための波形図である。 本発明の実施の形態6を示す電源装置の構成図である。 本発明の実施の形態7を示す電源装置の回路図である。
符号の説明
1 商用交流電源、2 整流回路、3 平滑コンデンサ、4 スイッチ素子、4a サイリスタ、4b MOSFET、5 ゼロクロス検出回路、6 スイッチ駆動回路、
7a,7b 分圧抵抗、8 ツェナーダイオード、9 抵抗、10 ダイオード、
11a〜11c 分圧抵抗、12 コンデンサ、13 トランジスタ、14 ゲートコンデンサ、15 ツェナーダイオード、16 ゲート抵抗、17,17a コイル、17b 2次巻線、18 ダイオード、19 スイッチング素子、20 サイリスタ、21 スイッチ駆動回路、22 抵抗、23 ダイオード、24 コンデンサ、25 ダイオード。

Claims (2)

  1. 商用交流電源を整流する整流回路と、
    該整流回路の整流電圧を平滑する平滑コンデンサと、
    前記整流回路と前記平滑コンデンサの間に挿入されたサイリスタと、
    前記整流回路の整流電圧を分圧する分圧抵抗、およびその分圧抵抗により分圧された電圧が所定値以上のときにオンし、前記電圧が所定値より低下したときにはオフ状態になるツェナーダイオードを有するゼロクロス検出回路と、
    該ゼロクロス検出回路により所定値以上の整流電圧が検出されているとき前記サイリスタのオフ状態を維持し、所定値より低下した整流電圧が検出されたときは前記サイリスタをオンして、前記整流回路および前記平滑コンデンサを接続状態にするスイッチ駆動回路と
    前記サイリスタがオンされたときにそのオン状態を保持する保持回路とを備え、
    前記スイッチ駆動回路は、前記整流回路の出力間に直列に接続された第1抵抗、第2抵抗および第3抵抗により構成され、前記第2および第3抵抗の接続点に前記サイリスタのゲートが接続された分圧回路と、前記ツェナーダイオードがオン状態のときに前記サイリスタのゲートを短絡し、前記ツェナーダイオードがオフになったときにはオフ状態になるトランジスタと、前記分圧回路の第1および第2抵抗の接続点に接続され、前記サイリスタのゲートが短絡されているときには前記分圧回路により分圧された電圧によって充電され、前記トランジスタがオフ状態になったときにはその充電電圧を前記サイリスタのゲートに印加してオンさせるコンデンサとを有することを特徴とする電源装置。
  2. 商用交流電源を整流する整流回路と、
    コイルおよびスイッチング素子よりなり、該整流回路により整流された電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路と、
    該昇圧チョッパ回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記昇圧チョッパ回路と前記平滑コンデンサとの間に挿入されたサイリスタと、
    前記昇圧チョッパ回路のコイルを介して印加される前記整流回路の整流電圧を分圧する分圧抵抗、およびその分圧抵抗により分圧された電圧が所定値以上のときにオンし、前記電圧が所定値より低下したときにはオフ状態になるツェナーダイオードを有するゼロクロス検出回路と、
    該ゼロクロス検出回路により所定値以上の整流電圧が検出されているとき前記サイリスタのオフ状態を維持し、所定値より低下した整流電圧が検出されたときは前記サイリスタをオンして、前記昇圧チョッパ回路および前記平滑コンデンサを接続状態にするスイッチ駆動回路と
    前記サイリスタがオンされたときにそのオン状態を保持する保持回路とを備え、
    前記スイッチ駆動回路は、前記昇圧チョッパ回路のコイルとスイッチング素子の接続点および前記サイリスタの出力側の間に接続された第1抵抗、第2抵抗および第3抵抗により構成され、前記第2および第3抵抗の接続点に前記サイリスタのゲートが接続された分圧回路と、前記ツェナーダイオードがオン状態のときに前記サイリスタのゲートを短絡し、前記ツェナーダイオードがオフになったときにはオフ状態になるトランジスタと、前記分圧回路の第1および第2抵抗の接続点に接続され、前記サイリスタのゲートが短絡されているとき前記分圧回路により分圧された電圧によって充電され、前記トランジスタがオフ状態になったときにはその充電電圧を前記サイリスタのゲートに印加してオンさせるコンデンサとを有し、
    前記保持回路は、前記昇圧チョッパ回路に設けられたコイルに磁気的に接続された2次巻線を有し、前記サイリスタがオンされたときに、前記2次巻線に発生する起電力をそのサイリスタのゲートに印加してオン状態を保持することを特徴とする電源装置。
JP2006348290A 2006-12-25 2006-12-25 電源装置 Active JP4832277B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006348290A JP4832277B2 (ja) 2006-12-25 2006-12-25 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006348290A JP4832277B2 (ja) 2006-12-25 2006-12-25 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008160996A JP2008160996A (ja) 2008-07-10
JP4832277B2 true JP4832277B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=39661258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006348290A Active JP4832277B2 (ja) 2006-12-25 2006-12-25 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4832277B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101127373B1 (ko) 2010-08-06 2012-03-29 리엔 창 일렉트로닉 엔터프라이즈 컴퍼니 리미티드 제로-전압 시동 메카니즘을 갖는 전력 변환 시스템 및 제로-전압 시동 장치
WO2020194661A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 パーソルAvcテクノロジー株式会社 電源装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62115781A (ja) * 1985-11-15 1987-05-27 Hitachi Ltd 電界効果トランジスタ
JPH07176390A (ja) * 1993-12-21 1995-07-14 Tec Corp 放電灯点灯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008160996A (ja) 2008-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8406023B2 (en) Discharge loop for power supply circuit and active control circuit thereof
JP3763831B2 (ja) 電源供給装置及びその制御方法
US6862201B2 (en) Method and circuitry for active inrush current limiter and power factor control
US20060274468A1 (en) Active inrush current control using a relay for AC to DC converters
US6493245B1 (en) Inrush current control for AC to DC converters
KR101513822B1 (ko) 역률 개선 회로
US10468969B2 (en) Electronic circuit and method for operating an electronic circuit
JP2000023357A (ja) 電源回路の突入電流制限装置
JP5216819B2 (ja) 電源装置
JP5395571B2 (ja) 直流電源装置
JP4832277B2 (ja) 電源装置
JP2018060731A (ja) Led点灯装置及びled照明装置
JP2009142020A (ja) 電源装置
US20180027619A1 (en) Arcing protector
JP7130568B2 (ja) 電源装置
JP4285758B2 (ja) 携帯用単巻変圧器
JP4623560B2 (ja) 漏電遮断器
JP2892050B2 (ja) 携帯用エンジン発電機
JP2000308338A (ja) スイッチング電源装置および周辺機器
JP2016111729A (ja) インバータ装置
WO2024203643A1 (ja) 電力供給装置
JP2018120697A (ja) Led点灯装置及びled照明装置
JP2004215417A (ja) Dc/dcコンバータ
JP2009278792A (ja) スイッチング電源装置
WO2019077842A1 (ja) 電力変換装置、電動機駆動装置及び空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4832277

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250