JP2892050B2 - 携帯用エンジン発電機 - Google Patents

携帯用エンジン発電機

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JP2892050B2 JP1230908A JP23090889A JP2892050B2 JP 2892050 B2 JP2892050 B2 JP 2892050B2 JP 1230908 A JP1230908 A JP 1230908A JP 23090889 A JP23090889 A JP 23090889A JP 2892050 B2 JP2892050 B2 JP 2892050B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は携帯用エンジン発電機に関し、特に比較的大
容量の直流を出力する発電機の過電流保護装置に関す
る。
(従来技術及びその課題) 携帯用エンジン発電機等の電源機器においては、過電
流検出用のシャント抵抗等の検出器を出力側に負荷と直
列に設けておき過電流状態が検出されたときには出力を
遮断することが行なわれているが、この検出器には常時
負荷電流が通電されているため特に大電流出力が要求さ
れるような仕様の発電機ではこの余分な損失も大きなも
のにない易い。
これに対し、スイッチング素子であるFET(電界効果
トランジスタ)のソース・ドレインに現われるオン抵抗
による電圧降下、すなわち、ソース飽和電圧を電流検出
値とする方法も行なわれるようになってきている(例え
ば特開昭58−43016号公報、特開昭64−83156号公報)。
ところで、この種の発電機の保護方法によると、過電
流(大きな負荷電流)を検出した時には出力を遮断する
ことができ、出力回路を含めた発電機の保護を行なえる
ものの、エンジン運転を継続しているままの状態で発電
機に接続されている負荷をいったん解除すれば前述の遮
断状態も解除されることになり、ここで再び負荷を投入
して過電流による遮断を繰り返した場合、発電機側にと
っても、また負荷側にとっても好ましくない。また、外
部負荷機器の構造によっては過電流によって電源機器の
出力が遮断されると過電流の原因が消滅し(例えば高温
になった結果、過電流が流れる場合等)そのため電源機
器から再び出力が供給されはするものの、まもなく再び
過電流が流れるといったことが生じ、過負荷状態の発生
が運転者になかなか認識されなかったり、また出力遮断
が頻繁に発生し、機器を傷める可能性がある。
この種の保護装置に対しては、過電流状態(過負荷状
態)が発生したときに直ちに遮断するのでなく少しの間
継続した時に遮断動作させるのが一般的であることか
ら、上記のような悪影響に対して十分な配慮が必要にな
る場合があり得る。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、過負荷電流に起因する出力の遮断状態を、エンジン
の停止等のリセット操作が行なわれるまで継続するよう
に構成することによって過負荷状態の発生を確実に運転
者に知らしめるようにし、かつ出力遮断が頻繁に行なわ
れないようにすると共にさらにはこのようなシステムを
エンジン発電機に組み入れるにあたってのマッチングを
工夫した携帯用エンジン発電機を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、エンジンと、こ
のエンジンで駆動される発電機と、この発電機の出力巻
線の出力を整流、平滑する電源回路と、この電源回路と
直流出力端子との間に介設される過電流保護用の電界効
果トランジスタとを有する携帯用エンジン発電機におい
て、前記電界効果トランジスタの入力側電圧と出力側電
圧との差となるソース・ドレイン間電圧を所定値と常時
比較し、このソース・ドレイン間電圧が前記所定値以上
になったとき前記電界効果トランジスタをオフさせて前
記電源回路から前記出力端子への電流供給を遮断し、か
つこの遮断状態を前記エンジンの停止により前記発電機
からの出力を停止するリセット操作が行われるまで継続
する制御回路を備えたことを特徴とする。
また好ましくは、前記制御回路は、前記発電機の始動
時には、前記エンジンの回転数が所定値以上であること
を条件として前記電源回路から前記電界効果トランジス
タの入力側へ電流供給を開始するようにしたことを特徴
とする。
(作用) 電界効果トランジスタの入力側電圧と出力側電圧との
差となるソース・ドレイン間電圧が所定値と常時比較さ
れ、このソース・ドレイン間電圧が前記所定値以上にな
ったとき前記電界効果トランジスタがオフされて前記電
源回路から前記出力端子への電流供給が遮断され、かつ
この遮断状態が、前記エンジンの停止により前記発電機
からの出力を停止するリセット操作が行われるまで継続
される。
また、前記発電機の始動時には、前記エンジンの回転
数が所定値以上であることを条件として前記電源回路か
ら前記電界効果トランジスタへの入力側への電流供給が
開始される。
(実施例) 以下図面を参照して本発明に係る携帯用エンジン発電
機の保護装置の一実施例を詳述する。
図は携帯用エンジン発電機の出力電圧制御装置の全体
構成図を示しており、図中Gは、エンジンによって駆動
される交流発電機であり、夫々独立した2つの出力巻線
L1,L2と、これとは独立した制御巻線(補助巻線)L3
を同一の固定子鉄心に巻装して構成されている。出力巻
線L1,L2及び制御巻線L3は同一の固定子鉄心(図示せ
ず)に巻装され、該固定子鉄心の外周をエンジンによっ
て駆動されるアウターロータ式の磁石回転子(図示せ
ず)を回転させることにより、出力巻線L1,L2は夫々三
相交流電力を、制御巻線L3は単相交流電力を出力するよ
うに構成されている。出力巻線L1,L2は、夫々サイリス
タとダイオードとで構成される三相整流ブリッジ回路1,
2に接続され、各三相出力は全波整流されるとともに、
後述するように電圧制御される。整流ブリッジ回路1,2
の各出力端子はそれぞれ合体されて平滑用コンデンサC1
に接続され、それぞれの全波整流出力を重畳したものを
コンデンサC1で平滑して直流出力が形成される。
一方、制御巻線L3は整流回路3に接続され、該整流回
路3は3端子定電圧回路4に接続される。整流回路3は
補助巻線L3からの単相交流出力を整流し、定電圧回路4
はこの整流出力を定電圧化する。いまもし仮にコンデン
サC1の端子間電圧を12V、定電圧回路4自体の出力電圧
を8Vとすると、定電圧回路4の入出力共通端子4aはコン
デンサC1のプラス端子に接続されるためこの端子4aの電
位は12Vを呈し、定電圧回路4の出力端子4bの電位は20V
を呈する。
Tr1,Tr2はサイリスタブリッジ回路1,2のゲート入力
電圧を制御するトランジスタであり、該トランジスタT
r2のベース端子には、定電圧回路4の出力端子4bとコン
デンサC1のマイナス端子間の電圧を抵抗R1,R2で分割し
て得られる電圧(コンデンサC1の両端電圧すなわち直流
出力用の電源電圧を反映した検出電圧)が供給され、ト
ランジスタTr1のコレクタ端子は整流ブリッジ回路1,2を
構成する各サイリスタのゲート入力端子に接続される。
前記検出電圧が低い時にはトランジスタTr2のベース電
位が上昇してトランジスタTr2がオンし、従ってトラン
ジスタTr1はオフする。トランジスタTr1のオフでサイリ
スタブリッジ回路1,2の各サイリスタのゲート端子にト
リガ信号が入力され、各サイリスタは夫々導通して整流
出力を平滑コンデンサC1に供給する。前記検出電圧が高
い時は上記動作と逆の動作となり、サイリスタブリッジ
回路1,2は導通・整流を停止し、コンデンサC1に出力を
供給しない。このような動作を自動的に繰り返しながら
コンデンサC1の両端電圧はほぼ一定に保たれる。
FETは過負荷電流が流れる時にそれを遮断するブレー
カ手段として用いられる電界効果トランジスタ(パワー
MOS FET)であり、FETのドレイン端子にはコンデンサC1
のプラス端子が接続され、ソース端子には外部負荷装置
5が接続できるように構成される。FETのソース・ドレ
イン間電圧はソース・ドレイン飽和電流に比例するので
外部負荷装置5として大きな電流負荷が接続されて出力
電流が増加したときにはFETのソース・ドレイン間の電
圧降下が大きくなり、FETのドレイン端子電位は比較的
一定であることからソース電子電位が低下する。
6,7,8は比較器であり、比較器6の反転端子(−)はF
ETのソース端子に接続され、出力端子は抵抗R3、コンデ
ンサC2で構成される時定数回路を経て比較器7の非反転
端子(+)に接続される。比較器6の非反転端子(+)
及び比較器7の反転端子(−)および比較器8の反転端
子(−)には基準電圧が供給される。比較器7の出力端
子は逆流防止用のダイオードを介して比較器8の反転端
子(−)に接続され、比較器8の非反転端子(+)はFE
Tのソース端子に接続される。比較器8の出力端子はス
イッチングトランジスタTr3,Tr4を経てFETのゲート端
子に接続される。
次に以上のように構成される出力電圧制御装置におけ
る過負荷状態発生時の回路動作について説明する。
まず、過負荷状態ではなく、FETのソース・ドレイン
間の電圧降下が所定値より少ないときには、比較器6は
低レベル信号を出力し、従って比較器7も低レベル信号
を出力する。比較器8において反転端子が基準電圧であ
り、非反転端子が高レベルであるから比較器8は高レベ
ル信号を出力し、トランジスタTr3をオンし、トランジ
スタTr4をオフする。従ってFETのゲート端子には高レベ
ル信号が供給され、FETは導通となる。
一方、外部負荷装置5として大きな電流負荷が接続さ
れて出力電流が増加し、FETのソース・ドレイン間電圧
降下が所定値を越えると比較器6は高レベル信号を出力
し、この状態が継続するならば比較器6は時定数回路を
構成するコンデンサC2を抵抗R3を介して充電し、このR3
・C2の時定数で決まる所定時間後に比較器7の非反転端
子電圧が反転端子電圧(基準電圧)を越えて比較器7は
高レベル信号を出力する。従って比較器8の反転端子は
前記所定時間の遅れをもって上昇して高レベルとなり、
また非反転端子はFETのソース・ドレイン間電圧が大き
いことから低電圧を呈しているので比較器8は低レベル
信号を出力し、従ってトランジスタTr3はオフし、トラ
ンジスタTr4はオンし、FETのゲート端子には低レベル信
号が供給され、FETは導通を遮断される。以上のように
過負荷電流が前記時定数R3・C2で決まる前記所定時間の
間は許容されるものの、この所定時間を越えて継続して
流れることはないようになされている。
また、比較器8はそれ自身で、比較器6が過負荷状態
として検出するしきい値よりも大きな過負荷状態でのみ
これを検出して低レベル信号を出力するように構成され
ている。すなわち、比較器6が、所定時間過負荷状態が
続いたときにFETを遮断する保護機能、比較器8が大負
荷となったときに即刻FETを遮断する保護機能を構成し
ている。
更に上記出力電圧制御装置は比較器9を有しており、
該比較器9の反転端子(−)にはコンデンサC1のマイナ
ス端子が接続され、出力端子は前記トランジスタTr3
接続される。該比較器9の非反転端子(+)には基準電
圧が供給されるが、該基準電圧は通常は比較器9の反転
端子の電圧が該基準電圧は通常は比較器9の反転端子の
電圧が該基準電圧よりも低くなるように、即ち比較器9
が高レベル信号を出力するように設定される。
該比較器9の動作を説明すると、外部負荷装置5が短
絡された場合とか、外部負荷装置5としてバッテリが極
性を誤って逆に接続された場合等によってコンデンサC1
が急激に放電する現象が発生した場合に、これに対応し
てコンデンサC1の両端電圧が急激に低下して比較器9の
反転端子の電圧は急に上昇する。このため比較器9は直
ちに低レベル信号を出力し、トランジスタTr3はオフ
し、トランジスタTr4はオンし、FETの導通は直ちに遮断
される。これによって外部負荷の短絡時やバッテリの逆
接続時には即刻FETの導通は遮断され、コンデンサC1
らの過大放電電流がFETを介して外部負荷やバッテリへ
還流するのを遮断することができ、これら部品C1、FET
への過度の負担を軽減することができる。
また、出力電力制御装置は更に下記のような構成を有
している。
D1はダイオードであり、該ダイオードのアノード端子
は比較器8の非反転端子(+)に、マイナス端子は抵抗
R4を経て比較器8の出力端子に接続される。
Tr5はスイッチングトランジスタであり、該トランジ
スタTr5のエミッタ端子は整流回路3の出力端に、コレ
クタ端子は抵抗R5を介してトランジスタTr4のコレクタ
端子に接続される。トランジスタTr5のエミッタ・ベー
ス端子間には抵抗R6が接続され、更にベース端子にはツ
ェナーダイオードDzのカソード端子が接続される。ツェ
ナーダイオードDzのアノード端子は抵抗R7を介して定電
圧回路4の端子4aに接続される。更に前記抵抗R7にはこ
れより小さい値の抵抗R8とスイッチングトランジスタT
r6の直列回路が並列に接続される。トランジスタTr6
ベース端子には抵抗R9を介してダイオードD2のカソード
端子が接続され、ダイオードD2のアノード端子はトラン
ジスタTr5のコレクタ端子に接続される。さらにダイオ
ードD2のカソード端子は抵抗R10を介してスイッチング
トランジスタTr7のベース端子に接続される。トランジ
スタTr7のベース端子と定電圧回路4の端子4aとの間に
はコンデンサC3が接続され、該コンデンサC3と抵抗R10
とが時定数回路を構成する。トランジスタTr7のコレク
タはスイッチングトランジスタTr8のベース端子に接続
され、トランジスタTr8のコレクタ端子は前記トランジ
スタTr2のベース端子に接続される。
上記のように構成される出力電圧制御装置の動作を次
に説明する。
FETに過負荷電流が流れない通常時には前述の如く、
比較器8の非反転端子の電圧は反転端子に供給される基
準電圧より大きく、従って比較器8の出力端子は高レベ
ル信号を出力している。ところがFETに過電流が流れて
ソース・ドレイン間電圧が上昇し、比較器8の非反転端
子の電圧が基準電圧より低下し、従って比較器8の出力
端子が低レベル信号を出力するとダイオードD1がオンす
る。このダイオードD1のオンにより比較器8の非反転端
子は基準電圧よりかなり低い低電位を維持することにな
り(しかし、比較器8の出力端子電圧よりは高いためダ
イオードD1はオン状態を維持する)、その後、過負荷状
態発生の原因となった外部負荷装置5を取りはずす等す
ることによって過負荷電流の発生がなくなってFETのソ
ース・ドレイン間電圧が低下しても非反転端子電圧は基
準電圧までは戻らず、従って比較器8の出力端子は低レ
ベル信号を出力し続ける。従って一度過負荷電流検出に
基づいてFETをオフにした後は比較器8からの低レベル
信号によりトランジスタTr3,Tr4を経てFETは導通を遮
断され続ける。
そして、この出力遮断状態を解消するためにはエンジ
ンを停止させる等によって発電出力を一旦停止させる運
転者のリセット操作が必要になり、このリセット操作を
行なわない限り外部負荷装置への電力供給ができないこ
とから運転者に過負荷状態の発生を確実に知らしめるこ
とができる。
なお、この出力遮断動作は、比較器6あるいは比較器
9による保護動作によってFETがオフされた場合であっ
ても同様に行なわれ、比較器8の出力が反転してFETは
導通を遮断され続ける。
ところで、この出力遮断状態を継続する機能はエンジ
ン発電機が始動される際にすでに外部負荷装置が接続さ
れていると、始動後初期の後述のようなFETのソース・
ドレイン間の電圧が過電流判別値である所定値以上に一
時的に上昇する現象が生じ、このため、FETの導通が遮
断されるとともに、前記ダイオードD1の作用により、こ
のFETの遮断状態が保持されてしまうことになる。この
現象は、発電機の始動時にはFETのゲート電圧が十分な
大きさに至らず、そのためソース・ドレイン間の抵抗値
が非常に高く、この不飽和状態のときに外部負荷装置5
が接続されてFETに電流が流れるとソース・ドレイン間
の電圧降下が所定値以上になってしまうことによるもの
である。
以上のような発電機始動時の現象を考慮して、上記出
力電圧制御装置は発電機の始動時には次のように作動す
る。
整流回路3の出力は脈流分を含んだ直流であるが、発
電機の始動時でこの出力が十分上昇しないうちはツェナ
ーダイオードDzは導通することなく、そのため抵抗R6
よる電圧降下がないためトランジスタTr5も導通しな
い。従ってダイオードD2と抵抗R9との接続点の電圧V1
低レベルであり、これによりトランジスタTr7はオフ、T
r8はオン、Tr2はオフ、Tr1はオンとなり、サイリスタブ
リッジ回路1,2の各サイリスタには低レベル信号が供給
され、導通は遮断されている。従ってFETのソース・ド
レイン間に電流が流れず電圧降下はない。
次に発電機の始動後、次第に出力が上昇し、整流回路
3の出力の脈流成分の一部(ピーク)かツェナーダイオ
ードDzの所定の降伏電圧を越えるとツェナーダイオード
Dzは導通する。前記所定の降伏電圧は、発電機を駆動す
るエンジンの回転数が例えば3,000rpmに至ったときに発
生する脈流の最高電圧に相当する値に設定される。
ツェナーダイオードDzの導通による抵抗R6両端の電圧
降下でトランジスタTr5がオンし、FETのゲート端子には
高レベル電圧が供給され、ソース・ドレイン間抵抗は低
下する。一方、前記接続点電圧V1が高レベルとなるため
コンデンサC3が抵抗R10を経て充電され、時定数C3,R10
で決まる所定時間(例えば0.5秒)後トランジスタTr7
オン、Tr8がオフ、Tr2がオン、Tr1がオフし、サイリス
タブリッジ回路1,2は整流出力を平滑コンデンサC1に供
給する。既に前記所定時間前からFETのソース・ドレイ
ン間抵抗は低下しているのでソース・ドレイン間電圧は
所定値よりも低くなりFETは遮断されず、従って外部負
荷装置5を接続したままの状態で発電機を始動してもFE
Tの導通が自動的に遮断されることはない。
なお、ツェナーダイオードDz及びトランジスタTr5
導通により、トランジスタTr6がオンする。これにより
ツェナーダイオードDzのアノード端子の電位が低下す
る。しかも、抵抗R8が抵抗R7より小さい値に設定されて
いるため、この電位はかなり低下する。従ってツェナー
ダイオードDzが一度導通した後に整流回路3の脈流出力
の最小値が入力してももうツェナーダイオードDzは非導
通となることはないようになされている。
以上のように発電機の始動時にはエンジン回転数が例
えば3,000rpmに至るまではサイリスタブリッジ回路1,2
は出力を供給することがなく、3,000rpmを越えるとまず
FETのゲート端子に十分な高レベル電圧を供給し、その
後所定時間経過後にサイリスタブリッジ回路1,2から出
力を供給するようにして、外部負荷装置5を接続したま
まの状態で発電機を始動してもFETの導通が遮断される
こと、及びこの遮断が継続されることを防止している。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明は、エンジンと、このエン
ジンで駆動される発電機と、この発電機の出力巻線の出
力を整流、平滑する電源回路と、この電源回路と直流出
力端子との間に介設される過電流保護用の電界効果トラ
ンジスタとを有する携帯用エンジン発電機において、前
記電界効果トランジスタの入力側電圧と出力側電圧との
差となるソース・ドレイン間電圧を所定値と常時比較
し、このソース・ドレイン間電圧が前記所定値以上にな
ったとき前記電界効果トランジスタをオフさせて前記電
源回路から前記出力端子への電流供給を遮断し、かつこ
の遮断状態を前記エンジンの停止により前記発電機から
の出力を停止するリセット操作が行われるまで継続する
制御回路を備えたことにより、一旦制御回路が動作して
出力が遮断されると、発電機の運転継続のままで負荷を
解除しても出力は復帰しないため、必ずエンジンを停止
させることにより発電出力を一旦呈しさせるリセット操
作が必要になり、運転者に、過負荷電流発生を確実に知
らしめることができる。また、過負荷状態が発生したと
きに、負荷を少し減らしてまた増やすような安易な負荷
調節等によって生じる同じ過負荷に起因する過電流状態
を何度も繰り返すことがないように運転者に知らしめる
ことができる。
また、請求項2に記載の如く前記制御回路は、前記発
電機の始動時には、前記エンジンの回転数が所定値以上
であることを条件として前記電源回路から前記電界効果
トランジスタの入力側へ電流供給を開始するように構成
されるので、発電機の出力側に外部負荷装置を接続した
まま始動動作したとしても誤って遮断動作を行うような
制御回路の誤動作が防止でき、該回路を備えた携帯用エ
ンジン発電機の使い勝手を良好なものにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る携帯用エンジン発電機の一実施例
の全体構成図である。 L1,L2…出力巻線、1,2…サイリスタブリッジ回路、C1
…平滑コンデンサ、FET…電界効果トランジスタ、6,7,
8,9…比較器、D1,D2…ダイオード、Dz…ツェナーダイ
オード、Tr1,Tr2,Tr3,Tr4,Tr5,Tr6,Tr7,Tr8…ト
ランジスタ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンと、このエンジンで駆動される発
    電機と、この発電機の出力巻線の出力を整流、平滑する
    電源回路と、この電源回路と直流出力端子との間に介設
    される過電流保護用の電界効果トランジスタとを有する
    携帯用エンジン発電機において、前記電界効果トランジ
    スタの入力側電圧と出力側電圧との差となるソース・ド
    レイン間電圧を所定値と常時比較し、このソース・ドレ
    イン間電圧が前記所定値以上になったとき前記電界効果
    トランジスタをオフさせて前記電源回路から前記出力端
    子への電流供給を遮断し、かつこの遮断状態を前記エン
    ジンの停止により前記発電機からの出力を停止するリセ
    ット操作が行われるまで継続する制御回路を備えたこと
    を特徴とする携帯用エンジン発電機。
  2. 【請求項2】前記制御回路は、前記発電機の始動時に
    は、前記エンジンの回転数が所定値以上であることを条
    件として前記電源回路から前記電界効果トランジスタの
    入力側へ電流供給を開始するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の携帯用エンジン発電機。
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