JPH0321183Y2 - - Google Patents

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JPH0321183Y2
JPH0321183Y2 JP1393485U JP1393485U JPH0321183Y2 JP H0321183 Y2 JPH0321183 Y2 JP H0321183Y2 JP 1393485 U JP1393485 U JP 1393485U JP 1393485 U JP1393485 U JP 1393485U JP H0321183 Y2 JPH0321183 Y2 JP H0321183Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はインバータ式の充電回路の改良に関
する。
〔従来の技術〕
従来この種の充電回路として、例えば第4図に
示す如く、インバータ回路50と直列に抵抗素子
51を接続し、該抵抗素子51における電圧降下
量を制御トランジスタ52で検知して、出力トラ
ンジスタ53のオフ時期、従つて一次コイル54
に供給される電流量を規制して充電電流を一定と
するインバータ式の充電回路が提案されている
(例えば特公昭58−33777号公報)。更にかかる充
電回路においては、抵抗素子51および定電圧素
子55をインバータ回路50の発振ループ中に含
まれないようにすることにより、両素子51,5
5に自由な温度特性を持たせることを可能とし、
機器の発熱を未然に防止させる構成が開示されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記充電回路では、出力トランジ
スタ53に流れる電流量の検出と、該トランジス
タ53の制御とを1組の制御トランジスタ52で
同時に行つている関係上、制御トランジスタ52
が熱暴走するなどして動作が不安定となると、回
路全体の制御がきかなくなり、安定性が保たれな
い。
更に機器の発熱防止を意図して抵抗素子51に
あまり大きな温度特性をつけすぎると、逆に安定
した充電電流の供給が不能となる虞れもある。
この考案はかかる問題に鑑みてなされたもので
あつて、一次コイルに流れる電流値を検出して、
スイツチング素子のオフ時期を制御することによ
り出力を制御可能とする充電回路において、充電
時における充電電流の安定を維持しつつ、温度上
昇時における安全性の向上を図らんとするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかる充電回路は、第1図に示す如
く、インバータ回路14と、該インバータ回路1
4の出力コイル29に接続された負荷15と、負
荷15の切り換え動作と連繋して作動が規制され
る電流検出部35,36と、該電流検出部35,
36の検出動作と連繋してスイツチング素子20
のオフ時期を規制する制御部16とから構成され
る。
インバータ回路14は従来と同様に、スイツチ
ング素子として備えたトランジスタ20のコレク
タ側の一次コイル21を、ベースとエミツタ間に
帰還部23を接続するとともに、一次コイル21
と同一鉄心上に巻いた出力コイル29からスイツ
チング素子20のオフ時期に負荷15へ電力を供
給可能とする。
負荷15は、インバータ回路14に常時接続さ
れる二次電池31に加えてモータ等の複数の個別
負荷34から成り、スイツチ32により選択的に
インバータ回路14へ接続して必要量の電力を供
給可能とする。
電流検出部35,36は、検出素子に流れる電
流量による電圧降下値を検出し、検出電圧が設定
値を越えると、制御信号を制御部16へ向けて出
力する。
制御部16は例えば電流検出部35,36から
の制御信号の入力によりオンする常開のスイツチ
ング素子であつて、インバータ回路14の帰還部
23と並列接続されてスイツチング素子20のオ
フ時期を規制する。
本考案は、上記電流検出部を複数組備えるとと
もに、検出電圧に温度特性を持たせたことを特徴
とする。
電流検出部35,36は出力の増減段数にあわ
せた組数であつて、第1の電流検出部35におけ
る検出電圧の常温における設定値と、負荷15が
二次電池31のみの場合に合わせるとともに、そ
の温度特性を第2図の細線で示す如く、二次電池
31の温度特性に合わせてなだらかに降下するも
のとする。一方、個別負荷34を増加していつた
場合の必要電力にあわせて第2番目の電流検出部
以下の設定値を決めるとともに、個別負荷34の
増加に対応させて低設定値側の電流検出部35,
35a…の検出動作を順次停止させる。この時、
最大負荷時においても、少なくとも1組の電流検
出部36は動作可能とするとともに、該電流検出
部36における検出電圧に第2図の太線で示す如
く、大きな負の温度特性を持たせ、一定温度以上
では、第1電流検出部35の検出電圧を下回る様
に設定している。
〔作用〕
上記構成において、電流検出部35……のうち
の1つが、一次コイル21に流れる電流値が設定
値になつたことを検出すると、制御部16をオン
して帰還部23を強制的にバイパスし、スイツチ
ング素子20を直ちにオフして、出力コイル29
から負荷15に供給される出力電力を設定値に制
御する。
ここで負荷15が二次電池31のみである場
合、全ての電流検出部35,35a……36が作
動可能状態にある。従つて、例えば第1電流検出
部35の検出素子が短絡し、あるいは検出部35
自体が故障して検出不能となつた場合において
も、第2番目以降の電流検出部35a……36が
直ちに作動し、スイツチング素子20のコレクタ
電流が必要以上に増大するのが制御され、該電流
の増大に起因するスイツチング素子20の制御不
良あるいは回路の破損が未然に防止される。
更に、二次電池31に対する充電電流が過大と
なるなどの影響で機器が異常に温度上昇した場合
には、設定値が高い側の電流検出部36の検出電
圧自体が第2図の如く低下してきて、インバータ
回路14からの出力を更に抑えるのである。
なお最大負荷時には電流検出部36の1組しか
電流検出に供されないが、通常、手に取つて使用
するなど使用時に異常を気付くことが多く、また
検出素子がオープンした場合には、インバータ回
路14の出力自体が停止し、電流検出部の不良が
直ちに判るので問題はない。
〔実施例〕
次に本考案を、充電と並行してモータ駆動を可
能とする小型電気機器に実施した例に基づいて説
明する。
第3図に示す如く、電源プラグ等を介して入力
された商用交流電圧11は、ダイオードブリツジ
を備えた整流回路12によつて全波整流された
後、充電部13に印加される。
充電部13は、商用交流電圧11より周波数の
高いパルス電圧を発生するインバータ回路14
と、該インバータ回路14より発生されたパルス
電圧を印加する負荷15と、負荷15の大小に応
じてインバータ回路14からの出力を調整する出
力切換部17と、出力の切り換え状態を表示する
表示部19とから構成される。
インバータ回路14は、スイツチング素子とし
て備えたトランジスタ20のコレクタ側に、一次
コイル21と該一次コイル21の両端に接続され
てスイツチング素子20のオフ時に発生する衝撃
電圧を吸収する衝撃吸収部22とを介装するとと
もに、ベース側に帰還部23を備え、更に一次コ
イル21と同一鉄心上に出力コイル29を巻いて
いる。
帰還部23は、一次コイル21と同一鉄心上に
巻かれた帰還コイル24、抵抗25およびコンデ
ンサ26の直列接続から構成され、両端を、スイ
ツチング素子20のベースおよびエミツタ端に
各々接続するとともに、ベース端には更に、抵抗
27を介して前記全波整流電圧が印加される。従
つて、インバータ回路14への電圧印加と同時
に、抵抗27を通じて帰還部23のコンデンサ2
6が充電されてスイツチング素子20へベース電
流が流れると、該素子20はオフ状態から能動状
態に移行してコレクタ電流が流れ始める。かかる
コレクタ電流の増加は、一次コイル21により帰
還コイル24側へベース電圧を増加させる方向に
帰還されてベース電流を更に増加し、その結果、
スイツチング素子20は急激にオン状態に移る。
オン後は、一次コイル21に流れるコレクタ電流
の増加により略一定の帰還電圧がベース端に出力
されてベース電流を維持し、スイツチング素子2
0のオン状態を保つ。しかしコンデンサ26の充
電が進むにつれてベース電流が減少すると、一次
コイル21に流れる電流の増加が止まつて帰還電
圧が減少するので、コンデンサ26の充電電圧が
阻止電圧として働き、スイツチング素子20は急
激にオフ状態に戻る。更に、オン時に一次コイル
21側に蓄えられたエネルギ−は、スイツチング
素子20のオフ期間に出力コイル29に接続され
た負荷15け向けて、整流用ダイオード30によ
り選択的に取り出される。
負荷15は、出力コイル29に常時接続される
二次電池31と、スイツチ32のモータ駆動側接
点33を介して出力コイル29に接続されるモー
タ34とから成り、スイツチ32の切り換えによ
り充電を単独で、あるいは充電とモータ34の駆
動とを同時に並行して可能とする。
本考案は、上記負荷15の切り換えと対応し
て、インバータ回路14からの出力を規制する出
力切換部17に特徴を有する。
出力切換部17は、スイツチング素子20のエ
ミツタ側に直列に介装される第1および第2の2
組の電流検出部35,36と、両検出部35,3
6による電流検知と連繋してスイツチング素子2
0のオフ時期を規制する制御部16とから構成さ
れる。
第1の電流検出部35は、スイツチング素子2
0のエミツタ端と直列接続された抵抗37と、該
抵抗37の両端にベース・エミツタ端が接続さ
れ、抵抗37における電圧降下量が所定値になつ
た時オンするトランジスタ38とからなる。トラ
ンジスタ38のエミツタ端は、スイツチ32の充
電側接点39に繋ぎ、コレクタ端は抵抗40を介
して、制御部16を構成するトランジスタ41の
ベース端に接続しており、従つて抵抗37に流れ
る電流が所定値になつて第1電流検出部35のト
ランジスタ38がオンすると、出力コイル29の
両端が抵抗40を介して制御部16のトランジス
タ41のベース・エミツタ間に接続されて、出力
コイル29から出力される安定した電圧を該トラ
ンジスタ41のベース・エミツタ間に印加してオ
ンすることにより、スイツチング素子20のベー
ス電流をバイパスして、スイツチング素子20の
オフ時期を規制する。この時、トランジスタ38
のベース・エミツタ間のターンオン電圧は、負の
温度係数を持つているが、その値は小さく、従つ
て機器の温度変化にかかわらず、安定した充電電
流の供給を可能とする。
第2電流検出部36は、抵抗37aをスイツチ
ング素子20のエミツタ端に介装するとともに、
トランジスタ43のベース端およびエミツタ端を
ダイオード44を介して抵抗37aの両端に繋ぐ
ことにより、抵抗37aを流れる電流が増加し
て、該抵抗37aにおける電圧降下値がダイオー
ド44の順方向電圧およびトランジスタ43のタ
ーンオン電圧の和を越えた時、トランジスタ43
をオンさせる。更にトランジスタ43のコレクタ
端は、サーミスタの如く抵抗値の温度係数が負側
に大きい抵抗素子45を介して制御部16のトル
ンジスタ41のベース端に接続することにより、
機器の温度が上昇た場合には、ダイオード44の
順方向電圧およびトランジスタ43のターンオン
電圧が減少して第2電流検出部36における検出
電圧を低下させると同時に抵抗45の値が低下し
て、検出電圧の低下に起因する制御部16のトラ
ンジスタ41へ供給されるベース電流の減少を補
正することにより、モータ34の駆動時における
スイツチング用トランジスタ20のエミツタ電流
を通常運転時より制限して過熱状態を防止し、あ
るいは充電時における第1電流検出部35の検出
不良に起因する機器に損焼を未然に防止可能とし
ている。
表示部19は、発光ダイオード46と電流制限
用抵抗47を直列接続したものを出力コイル29
の一端と、スイツチ32の充電側端子39に接続
したものであつて、スイツチ32を切り換えて二
次電池31の充電のみを行わせている場合に、ス
イツチング素子20のオン時に出力コイル29に
発生する電圧を印加して充電表示を行わせること
により、ダイオード46の定電圧作用により出力
コイル29の出力電圧を安定化し、第1電流検出
部35が作動時における制御部16のオン動作を
確実なものにしている。
なお上記実施例では、各電流検出部35,36
をインバータ回路14に対して直列接続した例を
示したが、並列接続でも略同様な動作が可能なこ
とは勿論である。
(考案の効果) 本考案は上記の如く、設定値が異なる電流検出
部を複数組備えるとともに、高設定値側の電流検
出部36の検出電圧に、負側に十分大きな温度特
性を持たせたので、低設定値側の電流検出部35
が故障して検出不能となつた場合にも、それより
高設定値側の電流検出部が作動して、制御不能と
なることはない。更に、充電電流が過大となる等
して機器の温度が上昇しても、かかる電流検出部
の検出電圧が低下してインバータ回路14からの
出力を低下させ、過熱による損傷が未然に防止で
きる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる充電回路の概略を示す
ブロツク図、第2図は検出電圧の温度特性を示す
グラフ、第3図は本考案を実施した一例を示す回
路図である。4図は従来例を示す回路図である。 14……インバータ回路、15……負荷、16
……制御部、17……出力切換部、20……スイ
ツチング素子、21……一次コイル、23……帰
還部、29……出力コイル、31……二次電池、
35,36……電流検出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一次コイル21を流れる電流量が設定値を超え
    たことを検出すると信号を発生する電流検出部を
    設定値を異ならせて複数組備えるとともに、該検
    出部の検出動作と連繋して、一次コイル21への
    通電回路中に介装されたスイツチング素子20の
    オフ時期を制御することにより出力コイル29か
    らの出力を制御するインバータ式の充電回路であ
    つて、 上記電流検出部は、高設定値側の検出部におけ
    る検出電圧に、負側に大きい温度特性を持たせた
    ことを特徴とする充電回路。
JP1393485U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0321183Y2 (ja)

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JPS61134646U JPS61134646U (ja) 1986-08-22
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