JPH0436181Y2 - - Google Patents

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JPH0436181Y2
JPH0436181Y2 JP4957190U JP4957190U JPH0436181Y2 JP H0436181 Y2 JPH0436181 Y2 JP H0436181Y2 JP 4957190 U JP4957190 U JP 4957190U JP 4957190 U JP4957190 U JP 4957190U JP H0436181 Y2 JPH0436181 Y2 JP H0436181Y2
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fitting
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bolt
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この考案は、耐候性能、防錆性能を高める表面
処理膜が施されたケーブルラツク相互の連結部分
において、連結部分の機械的強度を高めると共
に、電気的導通が確保できるように改良されたケ
ーブルラツク用補強継ぎ金具に関する。 (従来の技術) ケーブルラツク相互の接続強度を高めようとす
る場合、例えば、長尺のケーブルラツク相互の連
結部分や、立ち上がりで使用するケーブルラツク
に耐震強度が要求される場合などには、通常、ケ
ーブルラツクのサポート間隔を狭めたり、強度の
高いケーブルラツクを使用していた。 一方、より簡便な強化手段として使用する補強
金具が知られている。この補強金具は、ケーブル
ラツクを連結する継ぎ金具と共に使用するもの
で、第6図に示す如く、ケーブルラツクPの外側
面に配設される継ぎ金具10に対して、ケーブル
ラツクPの内側面に配設され、継ぎ金具10で連
結されたケーブルラツクPの接続部分を、更に補
強金具40で強化せしめるものである。 (考案が解決しようとする課題) ところが、この補強金具40を使用した場合に
は、ケーブルラツクPの電気的接続について課題
が残されている。 すなわち、ケーブルラツクPにて配線支持され
るケーブルには、漏洩電流が生じることがあり、
この漏洩電流を回避するため、電気的接続が義務
付けられる場合がある。そこで、電気的接続をす
るために、連結するケーブルラツクP相互にアー
スボンド線Qを接続したり、あるいは、ケーブル
ラツクP継ぎ金具10との連結に、角根ボルト2
0ろフランジナツト30とを使用してケーブルラ
ツクと継ぎ金具との塗装面を剥離することで電気
的接続を図つている。(特開昭62−225118号)。 しかしながら、第6図に示す如く、ケーブルラ
ツクPの内側面に補強金具40を配設すると、角
根ボルト20やフランジナツト30を用いても、
この補強金具40が妨げとなつて電気的接続が不
完全なものになる。 したがつて、より簡便は強化手段として用いら
れる補強金具40を使用しても、電気的接続のた
めにアースボンド線Qの装着作業が必要になり、
却つて作業工程が多くなる不都合があつた。 そこでこの考案は、上述の不都合を解消すべく
案出されたもので、ケーブルラツク連結部分を容
易に強化することができ、しかも、電気的接続を
確実に行なえるケーブルラツクの電気的接続用補
強継ぎ金具の提供を目的とする。 (課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案は、 ケーブルラツクPの親桁部材P1端部相互を連
結する導電性の継ぎ金具1と、継ぎ金具1及び親
桁部材P1の重合部分に貫挿され、自身のボルト
頭部内側で貫挿部分の表面処理膜を剥離する導電
性の継ぎボルト2と、この継ぎボツトにねじ止め
され、ねじ止め部分の表面処理膜を剥離する導電
性のナツト3とからなるケーブルラツクPの電気
的接続部分において、 ケーブルラツクPの親桁部材P1端部相互に重
合する補強金具4を形成し、 親桁部材P1を介して重合した継ぎ金具1と補
強金具4とをねじ止めする継ぎボルト2貫挿用の
固定ネジ孔4Aを補強金具4に開穿すると共に、 継ぎ金具1と親桁部材P1とをねじ止めする継
ぎボルト2挿入用の逃げ孔4Bを補強金具に4開
穿したことを課題解決のための手段とする。 (作用) すなわち、この考案によると、導電性の継ぎ金
具1と、この継ぎ金具1及び、ケーブルラツクP
の表面処理膜を剥離する導電性の継ぎボルト2
と、ナツト3とにより接続されるケーブルラツク
Pの電気的接続部分は、一方のケーブルラツクP
から継ぎボルト2とナツト3とを介して継ぎ金具
1に通電され、更に、この継ぎ金具1から継ぎボ
ルト2とナツト3とを介して他方のケーブルラツ
クPに通電することで、ケーブルラツクPの親桁
部材P1相互が電気的に接続される。 そして、この接続部分を補強する補強金具4
は、補強金具4の固定ネジ孔4Aに貫挿する継ぎ
ボルト2を介して継ぎ金具1に固定される。この
状態のとき、ケーブルラツクPの親桁部材P1相
互は電気的な接続にはなつていない。 更に、補強金具4の逃げ孔4Bを通して、ケー
ブルラツクPと継ぎ金具1のみを、継ぎボルト2
とナツト3とを介してねじ止めすることで、ケー
ブルラツクPの親桁部材P1相互が電気的に接続
されるものである。 (実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。 この考案は、ケーブルラツクPの親桁部材P1
相互を接続する継ぎ金具1と、継ぎ金具1と共に
使用され、親桁部材P1の接続部分を補強する補
強金具4と、これらケーブルラツクP、継ぎ金具
1、補強金具4をねじ止めして連結固定する継ぎ
ボルト2及びナツト3とで構成される。 継ぎ金具1は、ケーブルラツクPの親桁部材P
1端部相互を連結する導電性の帯板状を成し、通
常、ケーブルラツクPの接続しようとする親桁部
材P1外側に重合し、この親桁部材P1の端部相
互にねじ止めすることで連結するものである。図
示例の継ぎ金具1は、ケーブルラツクPの親桁部
材P1の外側面に嵌合する形状に形成してあり、
親桁部材P1端部相互のねじ止め位置は、片側2
本づつ計4本の継ぎボルト2を直線状に使用して
いる(第1図参照)。 継ぎボルト2及びナツト3は導電性材質で形成
され、いずれも、ケーブルラツクPや継ぎ金具1
の表面処理膜を剥離する構造を成している。すな
わち、図示の継ぎボルト2は、自身のボルト頭部
内側で貫挿部分の表面処理膜を剥離するように角
根ボルト状を成し、この角根部分で表面処理膜を
剥離する(第1図及び第3図参照)。このとき、
角根の代わりに任意形状の突起を設けてもよい。
一方、図示のナツト3は、フランジナツト3を使
用しており、このフランジ部分の圧着面に所定の
凹凸を形成し、この凹凸で表面処理膜を剥離す
る。このナツト3の形状も、必ずしもフランジナ
ツト3でなくてもよく、要は、ナツト3に表面処
理膜を剥離する突起物等が形成されていればよい
ものである。 補強金具4は、継ぎ金具1と同様にしてケーブ
ルラツクPの親桁部材P1端部相互に重合する。
図示の補強金具4は、帯鋼板を側面略山形状に屈
曲したものを示している(第1図参照)。 そして、補強金具4に、継ぎボルト2貫通用の
固定ネジ孔4Aを開穿し、この固定ネジ孔4Aに
通した継ぎボルト2によつて、親桁部材P1を介
して重合した継ぎ金具1ろ補強金具4とをねじ止
めする。図示の固定ネジ孔4Aは、矩形状に形成
し、角根状の継ぎボルト2が固定ネジ孔4A内に
食い込むようにしてある(第2図及び第3図参
照)。尤も、この状態では、ケーブルラツクPの
親桁部材P1相互を電気的に接続していないか
ら、継ぎボルト2やナツト3ではなく、通常のボ
ルトやナツトで連結してもよい。 また、補強金具4に、継ぎボルト2挿入用の逃
げ孔4Bを開穿し、この逃げ孔4Bを通して継ぎ
金具1と親桁部材P1のみを継ぎボルト2及びナ
ツト3でねじ止めする(第2図及び第3図参照)。
この状態において、ケーブルラツクPの親桁部材
P1相互は、継ぎ金具1と継ぎボルト2及びナツ
ト3とで電気的に接続される。このとき、逃げ孔
4Bは、横長の長円形状に形成して継ぎ金具1の
挿入位置を微調整できるようにしてある。 尚、図示例では、補強金具4側に継ぎボルト2
を挿入し、継ぎ金具1側にナツト3を配してある
が、これら継ぎボルト2等の向きを逆に配しても
よい。また、図中符号P2はボルト挿通口であ
る。 第4図は、この考案補強継ぎ金具の接続抵抗試
験の状態を示している。すなわち、図において、
A−B間の抵抗をミリオームメータで測定した結
果は、次の通りである。
【表】 この結果、導電性を示す抵抗値において、本願
考案金具は、ボンド線を使用した場合の抵抗値よ
り低い値が得られ、確実な導電性能を有すること
が確認された。 第5図は、この考案補強継ぎ金具の圧縮試験の
状態を示している。すなわち、支点A−B間を
390mmとし、X点に加える荷重でケーブルラツク
Pが45mm撓むまでの最大荷重を求めた結果を次に
示す。
【表】 この結果によると、本願考案金具の機械的強度
は、従来の補強金具に比べ、勝るとも劣らないこ
とが確認された。 (考案の効果) この考案は、上述の如く構成したことにより、
当初の目的を達成する。 すなわち、継ぎ金具1と継ぎボルト2とナツト
3とを用いたケーブルラツクPの電気的接続部分
において、ケーブルラツクPの親桁部材P1端部
相互に重合する補強金具4を形成し、親桁部材P
1を介して重合した継ぎ金具1と補強金具4とを
ねじ止めする継ぎボルト2貫挿用の固定ネジ孔4
Aを補強金具4に開穿したことで、継ぎ金具1に
て連結するケーブルラツクPの連結部分は、この
補強金具4にて容易に強化することができる。 また、この補強金具4に、継ぎ金具1と親桁部
材P1とをねじ止めする継ぎボルト2挿入用の逃
げ孔4Bを開穿したことにより、電気的接続を確
実に行なうことが可能になつた。 このようにこの考案によれば、ケーブルラツク
連結部分を容易に強化することができ、しかも、
電気的接続を確実に行なえるなどといつた実用上
有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は使用状態を示す一部分解斜視図、第2図は使用
状態を示す正面図、第3図は同じく要部平断面
図、第4図は接続抵抗試験の状態を示す概略図、
第5図は圧縮試験の状態を示す概略図、第6図は
従来例を示す要部平断面図である。 P……ケーブルラツク、P1……親桁部材、P
2……ボルト挿通孔、Q……アースボンド線、1
……継ぎ金具、2……継ぎボルト、3……ナツ
ト、4……補強金具、4A……固定ネジ孔、4B
……逃げ孔、10……継ぎ金具、20……角根ボ
ルト、30……フランジナツト、40……補強金
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブルラツクの親桁部材端部相互を連結する
    導電性の継ぎ金具と、継ぎ金具及び親桁部材の重
    合部分に貫挿され、自身のボルト頭部内側で貫挿
    部分の表面処理膜を剥離する導電性の継ぎボルト
    と、この継ぎボルトにねじ止めされ、ねじ止め部
    分の表面処理膜を剥離する導電性のナツトとから
    なるケーブルラツクの電気的接続部分において、
    ケーブルラツクの親桁部材端部相互に重合する補
    強金具を形成し、親桁部材を介して重合した継ぎ
    金具と補強金具とをねじ止めする継ぎボルト貫挿
    用の固定ネジ孔を補強金具に開穿すると共に、継
    ぎ金具と親桁部材とをねじ止めする継ぎボルト挿
    入用の逃げ孔を補強金具に開穿したことを特徴と
    するケーブルラツクの電気的接続用補強継ぎ金
    具。
JP4957190U 1990-05-11 1990-05-11 Expired JPH0436181Y2 (ja)

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