JPH044808B2 - - Google Patents

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JPH044808B2
JPH044808B2 JP61068000A JP6800086A JPH044808B2 JP H044808 B2 JPH044808 B2 JP H044808B2 JP 61068000 A JP61068000 A JP 61068000A JP 6800086 A JP6800086 A JP 6800086A JP H044808 B2 JPH044808 B2 JP H044808B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ケーブルラツクの継ぎ方法及びその
継ぎ金具に係り、各種ケーブルを纒めて配線支持
させるのに使用されるケーブルラツクにおいて、
敷設現場での簡易迅速な接続を図り得ると同時
に、耐候性、防錆性のための表面処理膜が施され
たケーブルラツク相互の電気的導通が確保できる
よう改良された継ぎ方法に関する。
(従来の技術) 従来から、この種のケーブルラツクは種々の形
式、構造のものが提案されており、その多くは、
いずれも、敷設現場での環境の変化に対処できる
よう、耐候性、防錆性、耐塩性、耐湿性、耐薬品
性等を考慮して特殊な表面処理が施されている。
例えば、メラミン焼付塗装であり、防錆力の優れ
た粉体塗装及び電着塗装仕上げ(エポキシ樹脂系
塗装)であり、その他の合成樹脂塗装である。と
ころが、これらの特殊な表面処理膜は導電性がな
く、特にそれらを接続敷設させるケーブルラツク
相互間には導電性がないために、配線支持される
ケーブルに生じることがある漏洩電流を回避でき
ず、極めて不都合であつた。
これを解決すべく、本出願人は、実公昭55−
43700号公報としてケーブルラツク相互の電気的
導通を図るアースボンドを提案している。これ
は、ケーブルラツク相互の接続部位において、そ
れらを跨ぐ長さとした金属製導線を、表面処理膜
が剥離された穴内に打ち込まれる導電性テーパー
ピンにて連結する構成となつている。
一方、電気的接続を可能にする従来の接続具と
して次のようなものがある。
第1に、取付けボルトおよびナツトの座面に設
けた突起を塗装面に押し付けて、この塗膜を突き
破ることで電気的接続を図ろうとするケーブルラ
ツクの接続部が実開昭54−48399号公報に記載さ
れている。
第2に、同様のケーブルラツクの接続部の考案
として、取付けボルトおよびナツトの座面に鋸歯
状の凹凸面を設けたものが実開昭56−51414号公
報に記載されている。
また、ケーブルラツクの継ぎ方法として、矩形
状のスプリング鋼板に一対の連結孔を開穿した圧
止片を使用する方法が特公昭57−9288号公報に記
載されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来のアースボンド工法によると、ケ
ーブルラツク相互の接続作業とは別個にアースボ
ンドを連結するための穴の開穿、テーパーピンの
打込み作業を要し、面倒である。しかも、このよ
うな接続作業の多くは、通常、敷設現場での高所
において実施されており、そのため、小さな部品
等の取扱いは落下、紛失しやすく、また、不安定
な足場での作業は危険でもある。
また、第1のケーブルラツクの接続部では、ボ
ルト等の座面に設けた突起がピン形状を成してい
るため、この突起が喰い付くことによつて排除さ
れた塗料は、喰い付いた突起の周囲に盛り上が
り、この、盛り上がつた塗料が突起先端の接触を
防げる。しかもこの突起は、ピン形状を成してい
るから、突起と金属素材との接触は、点接触にな
らざるを得ず、盛り上がつた塗料が妨げになつて
充分な電気的接続ができなくなる虞があつた。そ
こで、ピン形状の突起先端を鋭利にすると、盛り
上がる塗料の量が少なくなるが、鋭利な先端であ
るため、点接触の接触面積が更に少くなり、確実
な電気的接続を得られなくなる。また、接触面積
を広くするために、ピン形状の突起先端の面積を
広くすると、この突起が喰い付く際に、塗料が充
分に排除されず、電気的接続を得られなくなる虞
が生じる。
第2のケーブルラツクの接続部は、ボルトおよ
びナツトの座面に設けた鋸歯状の凹凸を、面の中
心から円周方向に向けて直線状に設けたものであ
る。したがつてナツトを回転させて締め付けたと
きに、ナツト座面の鋸歯状の凹凸が塗料を削り落
すことになる。ところが、ナツトの回転に伴つて
削り落ちた塗料の跡は、6角形状の角部を円周と
する円形状に剥離され、ナツトの周囲に金属素材
が露出した状態になる。この結果、金属素材の露
出部分から錆び付くなどの腐食が生じ、この錆が
原因で導電性を失う不都合がある。しかも、ボル
トがわに設けた同様の鋸歯状の凹凸は、塗料の表
面に喰い付くとしても、ナツトを締付けるタイプ
のボルトは、塗料の表面に密着しているので、鋸
歯状の凹凸が電気的接続を得るまで充分に喰い込
むことは困難である。
また、ケーブルラツクの継ぎ方法は、矩形状の
スプリング鋼板を利用してボルトを押えるもので
ある。したがつて、この矩形状のスプリング鋼板
にて電気的接続をすることはできない。
そこで、本発明は、従来存した欠点を解消すべ
くなされたもので、電気的導通を確実に行うこと
ができ、しかも、耐触性に優れて電気的導通を長
期間保つことができるケーブルラツクの継ぎ方法
及びその継ぎ金具の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述した問題点を解決するため、そ
の継ぎ方法は、非導電性の表面処理膜が施された
ケーブルラツク相互を接続するに際し、 ボルト挿通孔に強制嵌入してこのボルト挿通孔
を拡開し、貫挿部分の表面処理膜を破断する角根
部を設けた導電性の継ぎボルトと、この継ぎボル
トへのねじ込みに伴なつて圧接する表面処理膜を
自身の周囲に押しやるスクリユー形状の破断突部
を形成してある導電性のナツトとによる締結手段
を介して行い、ケーブルラツク相互を導電状態と
することを特徴とする。
(作用) 本発明のケーブルラツクの継ぎ方法及びその継
ぎ金具においては、ケーブルラツクを敷設すべき
現場において、ケーブルラツクの親桁部材相互を
接続するとき、その接続部位において、ケーブル
ラツクに施されている表面処理膜を破断してケー
ブルラツク相互での電気的導通を図る。その際、
表面処理膜の破断は、ケーブルラツク相互を接続
する導電性ある締結手段によつて行なわれる。す
なわち、ボルト挿通孔に強制嵌入してこのボルト
挿通孔を拡開し、貫挿部分の表面処理膜を破断す
る角根部を設けた導電性の継ぎボルトと、この継
ぎボルトへのねじ込みに伴なつて圧接する表面処
理膜を自身の周囲に押しやるスクリユー形状の破
断突部を形成してある導電性のナツトとによつて
破断され、これら継ぎボルト、ナツトを介して直
接あるいは間接に電気的ルートが形成される。
その結果、ケーブルラツク相互での電気的導通
が得られ、配線支持されるケーブルに生じること
がある漏洩電流を回避する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
図において示される符号1は、本発明によつて
相互に接続されるケーブルラツクであり、図示の
ように、基本的には、平行状で相対峙した左右一
対の親桁部材2相互間に、所定間隔での複数の子
桁部材3を渡架して、全体がほぼ梯子形を呈する
ように構成されている。このケーブルラツク1
は、親桁部材2、子桁部材3のいずれの表面に
も、耐候性、防錆性、耐塩性、耐湿性、耐薬品性
等を図るための表面処理膜4が施されている。こ
の表面処理膜4は、従来と同様に、メラミン焼付
塗装、パウコート仕上げ(エポキシ樹脂系塗装)、
その他の合成樹脂塗装のものである。なお、図示
を省略したが、全体断面がほぼ溝形を呈するケー
ブルラツクでも同様である。
なお、ケーブルラツクLは、第14図に示すよ
うに、それを接続して使用されるものであり、吊
りボルトによつて吊下げられるか、ブラケツト上
に架台として載置させるかして取付け、支持され
る。そして、その子桁部材3の上にケーブル、電
線管を付設するものであり、制御通信用、動力用
としての各種配線を纒めておくものである。ま
た、第1図においては、梯子形として構成される
ケーブルラツクLの端末においての一部が示され
ているが、全体の形状は、第14図に示されたも
のとなる。
しかして、このように構成されているケーブル
ラツク1相互の接続に際しては、表面処理膜4を
破断する導電性ある締結手段10を介して行なわ
れる。
すなわち、締結手段10は、ケーブルラツク1
の親桁部材2端部相互を突き合せ状として接続さ
せる継ぎ金物12を介してねじ止めされる場合、
また、ケーブルラツク1の親桁部材2端部相互を
重ね合せ状として接続させてねじ止めされる場合
において、ボルト挿通孔11に強制嵌入してこの
ボルト挿通孔11を拡開し、貫挿部分の表面処理
膜を破断する角根部15を設けた導電性の継ぎボ
ルト14と、この継ぎボルト14へのねじ込みに
伴なつて圧接する表面処理膜4を自身の周囲に押
しやるスクリユー形状の破断突部25を形成して
ある導電性のナツト16とからなる緊締手段10
を用いる。これらの緊締手段10が表面処理膜4
を破断することで生地に接触し、導電性ある親桁
部材2の生地相互の電気的導通を図る。その際、
一方の親桁部材2と他方の親桁部材2とは緊締手
段10を介在することで導通され、その導通は緊
締手段10によつて直接に、あるいは必要に応じ
介在される他の導電性ある部材によつて間接に作
用される。
次に、緊締手段10の具体的構造例を、実施例
例1乃至実施例8として説明する。
実施例 1 第1図及び第2図に示すように、ケーブルラツ
ク1の親桁部材2端部における継ぎ部位にそれぞ
れ2個の円形状のボルト挿通孔11を開穿してお
き、また、親桁部材2端面が突き当て状となる親
桁部材2相互の側面に渡装される継ぎ金物12
に、ボルト挿通孔11位置に合致するほぼ横長矩
形状の継ぎ長孔13を開穿する。
一方、ボルト挿通孔11及び継ぎ長孔13に合
致貫挿させる継ぎボルト14のネジ部基部には、
ボルト挿通孔11に貫挿するもその内縁に当接し
て空転せず、かつ、ボルト挿通孔11の内径に比
し長い対角線を有する断面がほぼ矩形状の角根部
15を形成する。継ぎボルト14自体は、図示の
ように座金付きのナツト16がねじ込まれて、親
桁部材2、継ぎ金物12を締結する。
なお、ナツト16裏面の破断突部25は、第1
4図に示すように、ナツトの外縁に沿つて、ねじ
込み方向では、ほぼ垂直な端面と傾斜した端面と
を備えた鋸歯状の小突起を連続させて形成したも
ので、全体的にスクリユー形状をなしている。図
示を省略したが、この破断突部25はローレツト
加工によつたものでもよく、要は、ねじ込みに伴
ない表面処理膜4を破断して圧接する表面処理膜
を自身の周囲に押しやり、その生地面と接触すれ
ばよい。
この実施例によると、ボルト挿通孔11及び継
ぎ長孔13に貫挿させた継ぎボルト14にナツト
16がねじ込まれると、ボルト挿通孔11内径に
比し大きい角根部15がボルト挿通孔11内に喰
い込み状となり(第2図参照)、ボルト挿通孔1
1内縁及び継ぎ金物12表面に施されていた表面
処理膜4を破断し(第5図参照)、電気的導通が
得られる。すなわち、一方のケーブルラツク1、
一方の継ぎボルト14、一方のナツト16、他方
の継ぎボルト14、他方のケーブルラツク1の電
気的ルートが形成されている。
この実施例において、継ぎボルト14の角根部
15は図示のように断面がほぼ矩形状のものとせ
ず、三角形、五角形以上の多角形にする等であつ
てもよく、それは任意である。
実施例 2 第3図においては、継ぎボルト14の角根部1
5の周面にヘツター加工またはローレツト加工1
7を施して成り、それは、例えば図示のように、
直接縦溝状とする。他の構造は、実施例1と同様
である。なお、角根部15は、第3図()に示
す用に、ネジ部先端がわから頭部に至るに伴ない
次第に大径となるようにしてもよく、この場合
は、ボルト挿通孔11内への円滑な挿入を図れ
る。
実施例 3 第4図においては、実施例1と同様であるも、
ただ、その継ぎボルト14の角根部15を断面が
ほぼ鋸歯状を呈する縦溝18を彎曲状に形成した
ものである。
実施例2及び3によると、ボルト挿通孔11内
縁の表面処理膜4の破断を細分化し、電気的導通
を一層確実なものとし、また、実施例3の彎曲状
の縦溝18によると、ナツト16とのねじ込みに
際し、継ぎボルト14に若干の回転が与えられる
と、表面処理膜4を一層大きく破断する。
実施例 4 第5図においては、上述した各実施例と同様で
あるも、ただ、継ぎボルト14の角根部15が、
ネジ部先端がわから頭部に至るに伴ない次第に大
径となるテーパ面となつている。これによると、
ナツト16とのねじ込みに際し、角根部15がボ
ルト挿通孔11、継ぎ長孔13内に迅速円滑に進
入し、それらの内縁の表面処理膜4の破断を容易
にする。
すなわち、ボルト挿通孔11径より大きな対角
線長さを有する断面ほぼ矩形状の角根部15がボ
ルト挿通孔11内に食い込むのである。これを更
に詳細に説明すると、ボルト挿通孔11内に角根
部15を挿入し、ナツト16を取付けたときは、
継ぎボルト14頭部と親桁部材2あるいは継ぎ金
物12との間に間〓が(第5図においての想像線
位置参照)、ナツト16をねじ込み締め付けてい
くと、継ぎボルト14がボルト挿通孔11内に食
い込んでいき、その頭部底面が親桁部材2あるい
は継ぎ金物12に当接したとき、食い込みが終了
する。したがつて、食い込むまでの間、角根部1
5がないボルトによる取付けと比較して、ナツト
16にも親桁部材2、継ぎ金物12に食い込む方
向での力が発生しながら、その分多く回転し、ナ
ツト16底面での破断突部25での破断剥離作用
と相俟ち、継ぎボルト14、ナツト16ともに生
地への接触性を極めて良好にするものである(第
5図においての実線位置参照)。
実施例 5 第6図及び第7図において、一方のケーブルラ
ツク1に貫挿される継ぎボルト14と、他方のケ
ーブルラツク1に貫挿される継ぎボルト14との
間に、導電性部材、例えば、銅板19(カツパー
プレート)(第6図参照)、ボンド線20(第7図
参照)を架装してある。この導電性部材によつ
て、一方のケーブルラツク1、一方の継ぎボルト
14、一方のナツト16、導電性部材(銅板1
9、ボンド線20)、他方のナツト16、他方の
継ぎボルト14、他方のケーブルラツク1の電気
的ルートが形成される。こうすると、導電性部材
(銅板19、ボンド線20)によつてねじ止め部
品相互での一層確実な電気的導通が得られる。
実施例 6 第8図において、接続されるケーブルラツク1
相互それぞれに貫挿される一対の継ぎボルト14
を、ケーブルラツク1相互に跨装される連繋盤2
2に結合一体化させ、連繋盤22には、表面処理
膜4を破断する尖鋭状の破断突起23を突成した
ものである。
これは、接続されるケーブルラツク1相互に跨
架されるようにして連繋盤22を配置し、また、
ケーブルラツク1それぞれに継ぎボルト14を貫
挿させてナツト16をねじ込めばよく、ねじ込み
に伴ない継ぎボルト14が引き寄せられ、破断突
起23がケーブルラツク1表面に喰い込み、ケー
ブルラツク1表面の表面処理膜4を破断する。
実施例 7 第9図及び第10図においては、ケーブルラツ
ク1の親桁部材2端部相互を重ね合せ状とし、重
ね合せた親桁部材2相互に貫挿させた導電性の継
ぎボルト14にて一方のケーブルラツク1の表面
処理膜4を破断し、継ぎボルト14にねじ込まれ
るナツト16にて他方のケーブルラツク1の表面
処理膜4を破断するものである。
具体的には、相互に接続されるケーブルラツク
1における左右の親桁部材2のうち、一方の末端
部分に、その末端部分を内側あるいは外側に肉厚
分の段差を有するように折曲した段差接続部24
を形成し、この段差接続部24に、直線状のまま
の他方の末端部分を重ね合せ、ねじ止めする。ね
じ止めに際し、段差接続部24及び末端部分に位
置を合致させて開穿させてあるボルト挿通孔11
に継ぎボルト14を貫挿させ、ボルト挿通孔11
内縁の表面処理膜4を破断させる一方、この継ぎ
ボルト14にナツト16をねじ込む。継ぎボルト
14へのねじ込みに伴ない親桁部材2表面に圧接
するナツト16の裏面には、表面処理膜4を破断
する破断突部25を形成してある。この破断突部
25は、前述のように形成したり、ナツト16周
縁に沿つてリング状の突縁状としたり(第9図、
第10図参照)、凹凸面状としたり(第11図、
第12図参照)して形成される。
これによると、実施例1乃至実施例6にあるよ
うな、ケーブルラツク1相互間に渡架される継ぎ
金物12を省略でき、継ぎ構造を簡素化し、作業
時間を短縮する。
そしてまた、一方のケーブルラツク1、継ぎボ
ルト14、ナツト16、他方のケーブルラツク1
の電気的ルートが形成されることは、導通部品の
介在が少なくなり、電気的導通の確実化を一層向
上させる。
なお、この実施例7には、前記した実施例6の
ねじ止め部品を応用することは可能である。
実施例 8 第15図においては、継ぎボルト14の頭部裏
面が親桁部材2あるいは継ぎ金物12に当接する
とき、それらの表面処理膜4を頭部裏面での当接
部分で破断するようにしたのである。すなわち、
頭部裏面での当接部分に、第15図に示すよう
に、頭部周縁に沿つて突設されたリング状の破断
突縁26としたり、第15図に示すように、頭
部裏面に形成された凹凸面状の破断凸部27とし
たりする。
(発明の効果) 本発明は以上のように、ケーブルラツク相互の
接続と同時に、電気的導通を確実に行うことがで
き、しかも、耐蝕性に優れて電気的導通を長期間
保つことができる。
すなわち、従来のボルト座面に設けた鋸歯状の
凹凸の代わりに、ボルト挿通孔11に強制嵌入し
てこのボルト挿通孔11を拡開し、貫挿部分の表
面処理膜を破断する角根部15を設けたことで、
継ぎボルト14をボルト挿通孔11に強固に固定
して継ぎボルト14の空回りを防止するから、ナ
ツト16の締付け力を極めて高いものにできる。
したがつて、従来のボルトの座面に設けたピン形
状の突起を介しての電気的導通のごとく、点接触
による不十分な導通効果を確実な導通効果に改善
した。
さらに、このナツト16の座面に、圧接した表
面処理膜4を自身の周囲に押しやるスクリユー形
状の破断突部25を形成したことで、ケーブルラ
ツク1の金属生地と破断突部25とが広い面積で
確実に接触すると同時に、ナツト16の周囲に押
しやつた表面処理膜4がナツト16と剥離された
金属生地との周囲を保護するものになる。この結
果、電気的導通を図つた後の被覆処理を同時に行
なうことができ、従来の、座面の中心から円周方
向に向けて直線状に設けた鋸歯状の凹凸を介して
の電気的導通のごとく、金属素材の露出部分から
生じる錆が原因で導電性を失う虞を解消した。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
本発明の実施例1における使用状態での分解斜視
図、第2図は継ぎ孔部位での表面処理膜の破断を
表わし、そのは要部正面図、そのは要部断面
図、第3図,夫々は実施例2における継ぎボ
ルトの斜視図、第4図は、実施例3における継ぎ
ボルトの斜視図、第5図は実施例4における使用
状態での断面図、第6図及び第7図それぞれは実
施例5における使用状態での分解斜視図、第8図
は同じく実施例6での斜視図、第9図は実施例7
における分解斜視図、第10図はその使用状態の
断面図、第11図は同じく実施例7における他例
の分解斜視図、第12図はその使用状態の断面
図、第13図はナツトの側面図、第14図は梯子
形のケーブルラツクを接続した状態での平面図、
第15図,夫々は実施例8における継ぎボル
トの斜視図である。 1……ケーブルラツク、2……親桁部材、3…
…子桁部材、4……表面処理膜、10……締結手
段、11……ボルト挿通孔、12……継ぎ金物、
13……継ぎ長孔、14……継ぎボルト、15…
…角根部、16……ナツト、17……ローレツト
加工、18……縦溝、19……銅板、20……ボ
ンド線、21……破断突縁、22……連繋盤、2
3……破断突起、24……段差接続部、25……
破断突部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 非導電性の表面処理膜が施されたケーブルラ
    ツク相互を接続するに際し、ボルト挿通孔に強制
    嵌入してこのボルト挿通孔を拡開し、貫挿部分の
    表面処理膜を破断する角根部を設けた導電性の継
    ぎボルトと、この継ぎボルトへのねじ込みに伴な
    つて圧接する表面処理膜を自身の周囲に押しやる
    スクリユー形状の破断突部を形成してある導電性
    のナツトとによる締結手段を介して行ない、ケー
    ブルラツク相互を導電状態とすることを特徴とし
    たケーブルラツクの継ぎ方法。 2 ケーブルラツクの親桁部材端部相互を突き合
    せ状とし、親桁部材相互の側面に導電性の継ぎ金
    物を渡装し、親桁部材、継ぎ金物に貫挿させた導
    電性の継ぎボルトと導電性のナツトとを介してケ
    ーブルラツク相互を導電状態とする特許請求の範
    囲第1項記載のケーブルラツクの継ぎ方法。 3 ケーブルラツクの親桁部材端部相互を重ね合
    せ状とし、重ね合せた親桁部材相互に貫挿させた
    導電性の継ぎボルトと導電性のナツトとを介して
    ケーブルラツク相互を導電状態とする特許請求の
    範囲第1項記載のケーブルラツクの継ぎ方法。
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