JP2790905B2 - 上下方向に延長するケーブルを把持するためのクリートの組付方法 - Google Patents

上下方向に延長するケーブルを把持するためのクリートの組付方法

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JP2790905B2 JP21096290A JP21096290A JP2790905B2 JP 2790905 B2 JP2790905 B2 JP 2790905B2 JP 21096290 A JP21096290 A JP 21096290A JP 21096290 A JP21096290 A JP 21096290A JP 2790905 B2 JP2790905 B2 JP 2790905B2
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良之 鈴木
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敏夫 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄塔への立ち上がり部分のように上下方向
に延長されたケーブルを横方向から挟み付けて把持固定
するクリートの組付方法を提供しようとするものであ
る。
〔従来の技術〕
地上側のケーブルを架空送電線に接続する目的で、当
該地上側のケーブルを鉄塔に沿って立ち上げ、立ち上げ
られた端末を鉄塔の上部に取り付けたケーブルヘッドに
終端接続していた。そうして立ち上がったケーブルは、
上下延長方向の所々で半割り状のクリートにより横方向
から挟み付けてボルトナットの締め付けにより把持固定
し、もって所定の中間支持がなされていた。その場合ク
リートは、塔脚等に据え付け固定される。
第4図乃至第6図は、そのようにして上下方向に延長
されたケーブルを把持固定するのに用いられていた従来
のクリートを示すものであって、鉄塔の塔脚の如き部材
1にボルトナットの締結により据え付けられた受け側ク
リート部材2と、これに対設する押さえ側クリート部材
3と、この押さえ側クリート部材3のフランジ3aにスプ
リング4を介して挿着されるとともに、受け側クリート
部材2のフランジ2aを貫通するボルト5と、受け側クリ
ート部材2のフランジから突出する当該ボルト5の螺軸
に螺着されたナット6とを有したものである。スプリン
グ4は、押さえ側クリート部材3のフランジ3aから突出
するように形成された筒状部3bの中に納められている。
なお、この例では、ケーブル7がCVケーブルを対象と
しており、該ケーブル7の構造上スプリング4を介した
締め付け構造が採用されたものである。
しかして、ボルト5は、押さえ側クリート部材3の筒
状部3bを通してフランジ3aの有する貫通穴3cを挿通さ
せ、さらに、上記のようにして突き出した螺軸部5aを第
5図に示す如く、相手側の受け側クリート部材2におけ
るフランジ2aに有した貫通穴2bを挿通させることによ
り、クリート部材2,3間の連繋が図られていた。
上記のような構造からなるクリートは、次のようにし
て組み付けられていた。即ち、先ず、鉄塔構成部材1に
ボルトナットの締結により据え付けられた受け側クリー
ト部材2の受け溝2cに上下方向に延長されたCVケーブル
7の側面を横方向からあてがい、そして押さえ側クリー
ト部材3を受け側クリート部材2に対設させつつ、それ
自身に有する押さえ溝3dでCVケーブルを押さえ付け、こ
れを維持した状態で、ボルト5を押さえ側クリート部材
3の筒状部3bの先端開口部から差し込んで、同クリート
部材3のフランジ3aを貫通させ、さらにそのようにして
突き出した螺軸部5aを受け側クリート部材2のフランジ
2aを貫通させ、そうして付き出した螺軸部の先端にナッ
ト6を螺着させ、もってクリート部材2,3間の締め付け
力を生じさせて、上下方向に延長されたCVケーブル7を
把持固定する体勢がとられていた。なお、スプリング4
は、ボルト5を貫通させる前に筒状部3bの中にセットし
ておくか、あるいは貫通させる前のボルト5に被挿させ
ておくことにより、所定の取り付けがなされる。
上記のようなクリートによれば、受け側クリート部材
2に対して押さえ側クリート部材3を対設させる場合、
該部材3が何等の係止手段を持たないため、これを手で
押さえ付けて動かないように而もボルトを貫通させる穴
を相手側のクリート部材2の穴との一致させつつ押さえ
付けておく作業が必要となり、また、そのような押さえ
付け作業に加えて、別に運ばれたボルト5とナット6を
バラバラの状態で、両クリート部材2,3間にわたるボル
ト5の貫通配置と該ボルト5へのナット6の螺着作業と
を行わなければならなかった。
これらの作業は、上下方向に延長されたケーブルの上
下方向の中間点つまり高所で足場が不安定な所において
行わなければならず、困難な作業で多くの時間を必要と
している。また、上記のように押さえ側クリート部材3
のみならず、ボルト5やナット6をバラバラの状態で高
所に運んでケーブルの挟み付けを伴った所定の組立を行
うことから、それらの一部または全部が落下する恐れが
多分にあり、安全性の観点から好ましいものとはいえな
かった。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決しようと
するものであり、上下方向に延長されたケーブルに対し
て横方向から半割り状のクリートにより挟み付けてボル
トナットの締め付けを伴って組み付ける場合であって、
ケーブルを挟み付けつつ行う一連の組立と把持固定作業
を実質単品を扱うのと同程度にして極めて単純な要領で
而も短時間で行うことを可能にし、また部品の落下が起
こりにくいこの種クリートの組付方法を提供することに
目的がある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためになされた本発明のクリー
ト組付方法は、 予め据え付け固定される受け側クリート部材におい
て、それ自身のフランジにケーブルの上下延長方向で上
側に開口する溝を形成しておくこと、 その受け側クリート部材に対設させることによって当
該ケーブルを押さえ込む押さえ側クリート部材に対し
て、それ自身のフランジに挿着させるボルト及び該ボル
トに螺着させるナットを予めセットしておくこと、 そうしてセットされたボルトを、ナットを螺着したま
まで前記受け側クリート部材のフランジに有する当該溝
にケーブルの上下延長方向から挿着させることにより、
押さえ側クリート部材の受け側クリート部材に対する連
繋を行い、さらに所定の締め付けを行うことを特徴とす
る。
〔作用〕
本発明にかかるクリートの組付方法によれば、押さえ
側クリート部材にセットされたボルトを、これに螺着す
るナットを有したままで、受け側クリート部材のフラン
ジに有する溝にその上側開口からケーブルの上下延長方
向に沿って挿着させることにより、ボルトナットの解体
を伴うことなしに両クリート部材間にわたる連繋を可能
にするとともに、ナットを螺着したままのボルトの挿着
によって押さえ側クリート部材が受け側クリート部材に
掛止された状態で、ケーブルへの横方向からの押さえ付
けを行え、この後直ぐに締め付け作業に移行できる。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は、上下方向に延長されるケーブル
に対するクリート組付方法の本発明にかかる一実施例を
示したものである。
なお、本実施例は、CVケーブルを対象とし、スプリン
グ付クリートを用いたものである。
なお、このようなクリートは、アルミニウム合金(AC
−7A)のような軽金属材料により製作することで取り扱
いを容易にすることができる。
しかし、それ以外にステンレス(SUS304)のような金
属材料で製作しても良い。その場合クリート自身の厚み
を小さくすることで軽量化を可能にする。
しかして、クリートは、鉄塔の如き部材10にボルトナ
ットの締め付けにより据え付けられた受け側クリート部
材20と、これに対設させる押さえ側クリート部材30とに
分けられ、実質一方のつまり押さえ側クリート部材30の
みで組付作業を進め得るように、該押さえ側クリート部
材30において、憂巻状の如きスプリング40、ボルト50及
びナットを予めセットしてある。
かかる受け側クリート部材20には、略半円状のケーブ
ル受け溝21の両側に張り出すフランジ22,22において、
据え付け時に上側となる縁面に開口23を有し、ケーブル
70を通過させる方向つまり上下方向に沿って掘り下げら
れた格好の溝24を形成してある。このような溝は、クリ
ート部材を製作する時に形成することができる。そし
て、受け側クリート部材20は、ケーブルの立ち上げに先
立って、部材10にボルトナットの締め付けにより据え付
け、立ち上げられたケーブル70を横方向から受けられる
ようにしておくものである。
一方、押さえ側クリート部材30には、略半円状の押さ
え溝31の両側に張り出すフランジ32,32において、貫通
穴33を穿ってあるとともに、その一方の面から筒状部34
を突出形成してある。そして、筒状部34にスプリング40
を装填し且つボルト50を該筒状部34の開口端から差し込
んでスプリング40内を通し、さらにフランジ32の貫通穴
33を挿通させておく。さらにフランジ32から突き出した
ボルトの螺軸部51にナット60を螺着させておく。このよ
うにして一連の締め突け部品を押さえ側クリート部材30
にその組み付け前の例えば地上側でセットしておくもの
である。
さて、以上のようにして各部が構成されたクリート
は、上記のようにして予め据え付けられた受け側クリー
ト部材20の受け溝21に、立ち上げられたケーブル70を横
方向からあてがい、さらに締め付け部品をセットした当
該押さえ側クリート部材30を、かかる受け側クリート部
材20に対してケーブルの上下延長方向に沿った上側に位
置させる(第1図参照)。このとき、ナット50は、螺軸
部51の先端まで後退させておく。
かかる状態に引き続いて、押さえ側クリート部材30を
ケーブル70の上下延長方向に沿って下降させつつ、フラ
ンジ32より突き出したボルトの螺軸部51を第2図のよう
に受け側クリート部材20のフランジ22における上側開口
の溝24の中にその上側開口23から押し込むことにより、
当該溝24への挿着を行う。これにより、ナット60が、受
け側クリート部材20のフランジの後部側面に位置させら
れ、ボルト50が溝24より抜け出ないようにし、もって、
受け側クリート部材20に対設された格好の押さえ側クリ
ート部材30の連繋を成就する。
上記のようにして連繋された押さえ側クリート部材30
は、その後直ちにボルト50に対するナットの回転を推進
することで、スプリング40を圧縮しつつ所定の締め付け
が図られる。
なお、以上の実施例は、鉄塔に立ち上げられたケーブ
ルへのクリート組み付け方法を対象としたが、本発明に
よればこれに限定されない。
例えば、ケーブルの上下方向延長は、地下の縦坑の布
設の場合にもあり、この場合にも本発明の方法を適用し
得る。
また、「上下方向」とは、鉛直方向に限らず、傾斜し
た立ち上げの場合も含み得る。
〔発明の効果〕
以上、説明した通り、本発明の方法によれば、上下方
向に延長されたケーブルに対して横方向から半割り状の
クリートにより挟み付けてボルトナットの締め付けを伴
って組み付ける場合であって、ケーブルを挟み付けつつ
行う一連の組立と把持固定作業を実質単品を扱うのと同
程度にして極めて単純な要領で而も短時間で行うことを
可能にし、また部品の落下が起こりにくくするという所
期の目的が達成され、作業性及び安全性において優れた
ものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本発明の方法における一実施例を
示し、第1図はクリート部材の組み付け状況を示す正面
説明図、第2図は受け側クリート部材に対するボルト挿
着要領を示す側面説明図、第3図は組み付け完了状態を
示す平面説明図である。 第4図乃至第6図は、従来のクリート組み付け例を示
し、第4図はクリート組み付け状態を示す正面説明図、
第5図は受け側クリート部材におけるボルト挿着状況を
示す側面説明図、第6図はクリート組み付け状態を示す
底面説明図である。 図中、10は鉄塔構成部材、20は受け側クリート部材、21
は受け溝、22はフランジ、23は開口、24は溝、30は受け
側クリート部材、31押さえ溝、32はフランジ、33は貫通
穴、34は筒状部、40はスプリング、50はボルト、51は螺
軸部、60はナット、70はケーブルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皆川 格 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (56)参考文献 実開 昭61−68616(JP,U) 実開 昭56−60878(JP,U) 実開 昭56−161915(JP,U) 実開 昭59−164441(JP,U) 実公 昭55−31333(JP,Y2) 実公 昭44−8667(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 9/00 - 9/12 H02G 3/26 H02G 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に延長されたケーブルをその横方
    向から挟み付ける半割り状のクリート部材をボルトナッ
    トにより組み付ける方法であって、予め据え付け固定さ
    れた受け側クリート部材それ自身のフランジにケーブル
    の上下延長方向で上側に開口する溝を形成しておき、こ
    の受け側クリート部材に対設させることによって当該ケ
    ーブルを押さえ込む押さえ側クリート部材に対して、そ
    のフランジに挿着するボルトと該ボルトに螺着するナッ
    トを予めセットしておき、そのようにして予めセットさ
    れたボルトを、ナットを螺着したままの状態で前記受け
    側クリート部材のフランジに有する当該溝にケーブルの
    上下延長方向から挿着させることにより、押さえ側クリ
    ート部材の受け側クリート部材に対する連繋を行い、さ
    らに所定の締め付けを行うことを特徴とする上下方向に
    延長するケーブルを把持固定するためのクリートの組付
    方法。
  2. 【請求項2】上記ケーブルがCVケーブルからなり、押さ
    え側クリート部材には、それ自身のフランジと該フラン
    ジに予め挿着されたボルトとの間にスプリングを介在さ
    せておく請求項(1)記載のクリートの組付方法。
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