JP2599056Y2 - 電線接続金具の結合構造 - Google Patents
電線接続金具の結合構造Info
- Publication number
- JP2599056Y2 JP2599056Y2 JP1991028536U JP2853691U JP2599056Y2 JP 2599056 Y2 JP2599056 Y2 JP 2599056Y2 JP 1991028536 U JP1991028536 U JP 1991028536U JP 2853691 U JP2853691 U JP 2853691U JP 2599056 Y2 JP2599056 Y2 JP 2599056Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- connection
- washer
- wire
- hexagonal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電線同志の接続に用いる
電線接続金具の結合構造に関するものである。
電線接続金具の結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電線を引止めた一方の接続金具
(クランプC)から分岐線を出す場合は、図5の如くク
ランプに設けた脚辺Caへ、他方の接続金具(ジャンパ
ソケットS)の二股端をはめ合わせ、両者を貫通ボルト
Bで結合する。その際ナットを締込むとボルトBが共回
りする。この作業は鉄塔の頂部附近高所で行われ、常に
片手で作業せねばならぬので、この共回りを防ぐため、
二股端の一辺開口部附近に凸条Saを設け、挿入したボ
ルト頭部をこれで回り止めしている。
(クランプC)から分岐線を出す場合は、図5の如くク
ランプに設けた脚辺Caへ、他方の接続金具(ジャンパ
ソケットS)の二股端をはめ合わせ、両者を貫通ボルト
Bで結合する。その際ナットを締込むとボルトBが共回
りする。この作業は鉄塔の頂部附近高所で行われ、常に
片手で作業せねばならぬので、この共回りを防ぐため、
二股端の一辺開口部附近に凸条Saを設け、挿入したボ
ルト頭部をこれで回り止めしている。
【0003】ただしこの構造ではボルトの挿入方向が凸
条のある側からだけに限定される。鉄塔上から身を乗出
してナットを締込む作業者にとっては反対方向から挿入
した方が作業勝手がよく、定期点検にも好都合という場
合でも、それができない。貫通孔の左右何れの側からで
も、選択的に挿入できる構造が望まれていた。
条のある側からだけに限定される。鉄塔上から身を乗出
してナットを締込む作業者にとっては反対方向から挿入
した方が作業勝手がよく、定期点検にも好都合という場
合でも、それができない。貫通孔の左右何れの側からで
も、選択的に挿入できる構造が望まれていた。
【0004】
【課題解決の手段】夫々の電線を接続する接続金具に於
いて、その係合部に設けた貫通ボルト孔の外側開口部に
6角切込を設ける。この切込はボルト頭を挿入したとき
に回り止め可能な深さだけあればよい。反対側開口部へ
は6角切込へ挿入可能で切込深さを満たす厚みのワッシ
ャを挿入し、これを介してナットを締込むようにする。
いて、その係合部に設けた貫通ボルト孔の外側開口部に
6角切込を設ける。この切込はボルト頭を挿入したとき
に回り止め可能な深さだけあればよい。反対側開口部へ
は6角切込へ挿入可能で切込深さを満たす厚みのワッシ
ャを挿入し、これを介してナットを締込むようにする。
【0005】
【実施例】図1,図2について電線を鉄塔へ引止めるた
めの引止クランプとこれにジャンパ線を接続するジャン
パソケットに例をとり説明する。一組の接続金具は、こ
こでは一方に引止クランプ1を、他方にジャンパソケッ
ト2を設けて接続する。引止クランプ1は、一端部で電
線を挿入圧着可能で、他端の引手1aは碍子を介し、鉄
塔へ引止められる。クランプ1はまた一端下部に脚辺1
bを備え、係合部としている。ジャンパソケット2は一
端部に脚辺1bを挿入可能な二股部2aを形成して他の
係合部になり、他端部はジャンパ線を挿入圧着可能とし
てある。二股部2aと脚辺1bとには貫通ボルト3の挿
入孔が穿ってあり、二股部の両側出口には、夫々ボルト
頭と係合し回り止めする6角切込2bが穿ってある。ワ
ッシャ4は6角切込2bへ挿入可能な外形を備え、厚み
は同切込の深さに等しいか或いはそれより若干大きくし
てある。
めの引止クランプとこれにジャンパ線を接続するジャン
パソケットに例をとり説明する。一組の接続金具は、こ
こでは一方に引止クランプ1を、他方にジャンパソケッ
ト2を設けて接続する。引止クランプ1は、一端部で電
線を挿入圧着可能で、他端の引手1aは碍子を介し、鉄
塔へ引止められる。クランプ1はまた一端下部に脚辺1
bを備え、係合部としている。ジャンパソケット2は一
端部に脚辺1bを挿入可能な二股部2aを形成して他の
係合部になり、他端部はジャンパ線を挿入圧着可能とし
てある。二股部2aと脚辺1bとには貫通ボルト3の挿
入孔が穿ってあり、二股部の両側出口には、夫々ボルト
頭と係合し回り止めする6角切込2bが穿ってある。ワ
ッシャ4は6角切込2bへ挿入可能な外形を備え、厚み
は同切込の深さに等しいか或いはそれより若干大きくし
てある。
【0006】図3,図4は他の実施例である。対向一対
の接続スリーブ5は夫々が一端に係合部5aを、他端に
電線を挿入圧着可能なスリーブ5bを備え、夫々の係合
部偏平面を重ね合わせて接合する。夫々の係合部偏平面
には貫通ボルト3の挿入孔が穿ってあり、接合した両側
出口には、夫々ボルト頭と係合回り止めする6角切込5
cが穿ってある。ワッシャ4は6角切込5cへ挿入可能
な外形を備え、厚みも前記実施例のようにしてある。
の接続スリーブ5は夫々が一端に係合部5aを、他端に
電線を挿入圧着可能なスリーブ5bを備え、夫々の係合
部偏平面を重ね合わせて接合する。夫々の係合部偏平面
には貫通ボルト3の挿入孔が穿ってあり、接合した両側
出口には、夫々ボルト頭と係合回り止めする6角切込5
cが穿ってある。ワッシャ4は6角切込5cへ挿入可能
な外形を備え、厚みも前記実施例のようにしてある。
【0007】従って引止クランプでは、二股部2a,脚
辺1bを貫通するボルト3の脚部にワッシャ4をはめこ
み、ナットで締込めば、ボルト頭は切込2bで回り止め
され、ナットは切込に障げられることなくスパナ操作可
能である。その作用はボルト挿入方向が左右何れであっ
ても変わらない。接続スリーブ5においても同様の作用
になる。
辺1bを貫通するボルト3の脚部にワッシャ4をはめこ
み、ナットで締込めば、ボルト頭は切込2bで回り止め
され、ナットは切込に障げられることなくスパナ操作可
能である。その作用はボルト挿入方向が左右何れであっ
ても変わらない。接続スリーブ5においても同様の作用
になる。
【0008】接続金具には、この他にT形接続スリーブ
(図示せず)があり、その中央脚辺に他の接続金具をボ
ルト接合する。夫々の接合状態で貫通ボルト孔の両側出
口に6角切込を設け、上記の実施例と同じボルト締めが
可能になる。
(図示せず)があり、その中央脚辺に他の接続金具をボ
ルト接合する。夫々の接合状態で貫通ボルト孔の両側出
口に6角切込を設け、上記の実施例と同じボルト締めが
可能になる。
【0009】
【考案の効果】ボルトを回り止めした締付け構造として
実開昭60−99327が公知である。回転フランジを
対象とし、U形切込へボルトを挿入するようにしたもの
で、遠心力によるボルトのズレ出し防止座金と、この座
金係止用段差とを設けたことを特徴とする。これに対し
本考案は電接金具を対象とし、電接面を縮小するU形切
込は採用できない。このため貫通孔両端に六角切込を設
け、かつボルト締込みに所定厚みのワッシャを介在させ
る。これにより表裏何れの側からのボルト挿入でも、空
回りを防止する。超高所における極限状態作業を緩和す
るようにしたことが特徴である。
実開昭60−99327が公知である。回転フランジを
対象とし、U形切込へボルトを挿入するようにしたもの
で、遠心力によるボルトのズレ出し防止座金と、この座
金係止用段差とを設けたことを特徴とする。これに対し
本考案は電接金具を対象とし、電接面を縮小するU形切
込は採用できない。このため貫通孔両端に六角切込を設
け、かつボルト締込みに所定厚みのワッシャを介在させ
る。これにより表裏何れの側からのボルト挿入でも、空
回りを防止する。超高所における極限状態作業を緩和す
るようにしたことが特徴である。
【0010】
【図1】本考案の正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す正面図である。
【図4】同一部を断面した側面図である。
【図5】従来例の正面図である。
【0011】
1 引止クランプ 2 ジャンパソケット 2a 二股部 2b 6角切込 3 ボルト 4 ワッシャ 5 接続スリーブ 5a 係合部 5b スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/28 - 4/46
Claims (1)
- 【請求項1】電線接続用1対の接続金具に於いて、両者
当接面の貫通孔両端開口部に、ボルト頭と係合可能な六
角切込を設け、挿入ボルトの脚端に上記六角切込深さを
満たす厚みのワッシャを挿入介在させて、ナットを締込
むようにした電線接続金具の結合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991028536U JP2599056Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 電線接続金具の結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991028536U JP2599056Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 電線接続金具の結合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118565U JPH04118565U (ja) | 1992-10-23 |
JP2599056Y2 true JP2599056Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=31912610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991028536U Expired - Fee Related JP2599056Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 電線接続金具の結合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599056Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4496957B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2010-07-07 | 株式会社デンソー | 車両用交流発電機の整流器、およびこれを用いた車両用交流発電機 |
JP6800179B2 (ja) * | 2018-05-18 | 2020-12-16 | 古河電工パワーシステムズ株式会社 | 延線クランプ、延線クランプ連結板材、延線クランプ接続構造体及びフリクションスポット接合装置、並びに延線クランプ接続工法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5245538A (en) * | 1975-10-09 | 1977-04-11 | Seiko Instr & Electronics | Method of preventing discoloration of watch case plated with plating solution incorporating paint |
US4111668A (en) * | 1976-06-01 | 1978-09-05 | The Carborundum Company | Fused aluminum oxide abrasive grain containing reduced titanium oxide |
JPS5436864A (en) * | 1977-08-27 | 1979-03-17 | Matsushita Electric Works Ltd | Hair curler |
US4421404A (en) * | 1982-05-04 | 1983-12-20 | International Business Machines Corporation | Job recovery technique in a document copier machine |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP1991028536U patent/JP2599056Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04118565U (ja) | 1992-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2985021B2 (ja) | 電気ケーブル接続装置 | |
JP2599056Y2 (ja) | 電線接続金具の結合構造 | |
JP2599057Y2 (ja) | 電線接続金具の結合構造 | |
JPH09210141A (ja) | ワイヤロープ係止具 | |
JPH036109Y2 (ja) | ||
JP3907427B2 (ja) | バッテリーターミナル | |
JP3077051B2 (ja) | Lp碍子用バンド式クランプ | |
JP3104579U (ja) | ボルトの回り止めプレート | |
JPS6131549Y2 (ja) | ||
JP3023822B2 (ja) | バッテリー電極用端子金具 | |
JP2790905B2 (ja) | 上下方向に延長するケーブルを把持するためのクリートの組付方法 | |
JPH044808B2 (ja) | ||
JP2536757Y2 (ja) | 球接手とスタビライザとの結合構造 | |
JPH03679Y2 (ja) | ||
JP3303618B2 (ja) | 電気機器の端子装置および電気機器への電線締着方法 | |
JP2521561Y2 (ja) | バッテリ用電気接続具 | |
JPS6111954Y2 (ja) | ||
JPH10189100A (ja) | 丸型端子 | |
JP2917833B2 (ja) | 電気接続箱のナット保持構造 | |
JPH0874830A (ja) | ボルト締付用座金及びボルト締結構造 | |
JPH09280235A (ja) | 螺子の緩み止め構造 | |
JPH027287Y2 (ja) | ||
JPH0713386Y2 (ja) | 電柱用バンド | |
JPS5821082Y2 (ja) | 積層母線の端子構造 | |
JPH0640705Y2 (ja) | コンクリ−トブロツクの連結装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |