JPH0713386Y2 - 電柱用バンド - Google Patents

電柱用バンド

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JPH0713386Y2
JPH0713386Y2 JP40028290U JP40028290U JPH0713386Y2 JP H0713386 Y2 JPH0713386 Y2 JP H0713386Y2 JP 40028290 U JP40028290 U JP 40028290U JP 40028290 U JP40028290 U JP 40028290U JP H0713386 Y2 JPH0713386 Y2 JP H0713386Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
tightening
bolt
piece
hole
band
Prior art date
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Application number
JP40028290U
Other languages
English (en)
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JPH0488321U (ja
Inventor
穐山宗司
Original Assignee
イワブチ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、支線の張設あるいは諸
種の機器を装柱するために用いる電柱用バンドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公昭58−52829号公報
所載のように、一対のバンド片の尾端を補助バンドの両
端に接続ボルト及びナットで接続すると共に、相対向さ
せた緊締受片のそれぞれに設けたボルト貫通孔に緊締ボ
ルトを貫通させ、該ボルト先端に緊締ナットを螺合して
締付けるようにしたもの、或いは、前記従来例の電柱用
バンドの改良例として図3に示すごとく、相対向させた
一対の緊締受片23,24の一方に設けたボルト貫通孔
21を水平方向に長い長孔とし、更に、緊締ボルト25
の頭部形状を前記ボルト貫通孔の短辺幅よりは短く、長
辺幅より長い一側幅を備え、他の一側幅が前記長辺幅短
い長方形状とし、予め他の一方の緊締受片に設けたボル
ト貫通孔に貫通させ、先端に緊締ナットを螺合した該緊
締ボルトの前記頭部を前記ボルト貫通孔に挿入し、90
度回転して緊締受片に係止して締付けるようにした構造
のものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来例中、前者の実公
昭58−52829号公報所載のものには、柱上におい
て一旦緊締ボルトとナットを外さざるを得ないため、こ
れら小部品を地上に落下させてしまうミスが多発し、工
事が遅滞する欠点があり、また、後者の従来例の場合は
電柱への取付けに際して緊締ボルトと緊締ナットの組付
けを解くことなく行え、前者すなわち、実公昭58−5
2829号公報のものの欠点は解消したが、一方のボル
ト貫通孔を長孔としたために、緊締ボルトの締付け時に
おいては頭部が共回りして締付作業がしづらく、また、
取付け後においては、例えば支線の支持等、緊締ボルト
に直接外力が加わるような用途に使用した場合、該長孔
に沿って緊締ボルトが移動し安定した支持力が得られ
ず、安全性の点で重大な欠点を有するため、現在も、実
公昭58−52829号公報所載の従来例が使用されて
おり、安全性を損なうことなく作業性に優れた電柱用バ
ンドが待望されている。
【0004】本考案は斯様な実情に鑑み、斜め支線ある
いは水平支線はもちろんのこと、各種機器の取付けにも
使用でき、しかも安価で取付け作業性の良い電柱用バン
ドを提供することを目的として案出したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】バンド片に第一、第二の
緊締受片を設け、該緊締受片を相対向させて各緊締受片
に設けたボルト貫通孔に緊締ボルトを貫通させ、ボルト
貫通孔より突出する緊締ボルトの先端に緊締ナットを螺
合して電柱面に締付けるように構成した電柱用バンドの
第一の緊締受片に設けたボルト貫通孔を水平方向に長い
長孔で構成すると共に、このボルト貫通孔の短辺間幅よ
りは短く、長辺間幅より長い一側幅を備え、他の一側幅
が前記長辺間幅より短い長方形状の頭部を、前記緊締ボ
ルトに設けた電柱用バンドにおいて、前記第一の緊締受
片に設けたボルト貫通孔の長辺側の中間部を切欠して緊
締ボルト係止用の切欠を相対設し、該切欠に係合する突
部を前記緊締ボルトの頭部に隣接して設けた構成とした
ものである。
【0006】
【作用】一方の緊締受片に設けたボルト貫通孔の近傍に
頭部が位置するように、他の一方の緊締受片に設けたボ
ルト貫通孔に貫通させて該ボルト貫通孔より突出する先
端に緊締ナットを軽く螺合させた緊締ボルトの前記頭部
を、前記一方の緊締受片に設けたボルト貫通孔を貫通さ
せて、90度回転させて突部を切欠に係合して緊締ナッ
トを締め付けると緊締ボルトは一方の緊締受片に確実に
係合される。
【0007】
【実施例】図面は、本考案に係る電柱用バンドの実施例
を示し、図1は一部断面平面図、図2は同要部の拡大斜
視図を示し、1はバンド片で、バンド片1には長手方向
に沿って角孔2,2を列設してある。3は該バンド片1
の一端に移動自在に組付けた第一緊締受片で、第一緊締
受片3は、前記のバンド片1の裏面に重ね合わせた基部
片6と、該基部片6の両立上り部片7,7に、側部片
9,9を回動自在に枢着した締付片8とで構成し、締付
片8の中央部片10の下縁に突設した係止部片11を前
記バンド片1に列設した所望の角孔2に係合するように
しバンド片1の一端側に組付けるようになっている。
【0008】4はバンド片1の他の一側をボルト、ナッ
トで固定した第二緊締受片、12は第一緊締受片3に設
けたボルト貫通孔、13は第一緊締受片4に設けたボル
ト貫通孔をそれぞれ示す。
【0009】第一緊締受片3側のボルト貫通孔12は水
平方向に長い長孔で構成し、該貫通孔12の長辺部の中
間を切欠して緊締ボルト5係止用の切欠14,14を相
対設してある。
【0010】前記の緊締ボルト5は前記ボルト貫通孔1
2の短辺間幅よりは短く、長辺間幅より長い一側幅を備
え、他の一側幅が前記長辺間幅より短い長方形状の頭部
16を備えると共に、該頭部16に隣接させて前記のボ
ルト貫通孔12の長辺部に設けた切欠14,14に係合
する突部17,17を設けてある。
【0011】なお、第二緊締受片4側のボルト貫通孔1
3は少なくとも緊締ボルト5が通過できるものであれば
良い。
【0012】しかして、装着位置の電柱周長に対応する
バンド片1の長さが得られる位置の角孔2に係止部片1
1を係止し、他の一端側に第二緊締受片4に、ボルト貫
通孔13に頭部16側を内にして貫通し、先端に緊締ナ
ット15を軽く螺合して組付けてある緊締ボルト5の頭
部16を第一緊締受片3のボルト貫通孔12に貫通さ
せ、90度回転させて該緊締ボルト5に設けた突部1
7,17をボルト貫通孔12の切欠14,14に係合
し、しかる後に緊締ナット15を締付けて取付けるので
ある。
【0013】
【考案の効果】本考案は前記の通りの構成であるから、
緊締ボルトの締付け時に該ボルト頭部が一方の緊締受片
に確実に固定されるので締付け作業が円滑に行える上、
バンド取付け後においても前記緊締ボルトに直接外力が
働いても該ボルトが移動することなく、安定した支持状
態を維持でき、しかも、緊締受片の強度低下をきたす要
素もなく、安全性、作業性および強度等、あらゆる観点
からも有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部欠截平面図。
【図2】緊締ボルトと第一緊締受片との関係を示す斜視
図。
【図3】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1 バンド片 3 第一緊締受片 4 第二緊締受片 5 緊締ボルト 12 ボルト貫通孔 13 ボルト貫通孔 14 切欠 16 頭部 17 突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バンド片に第一、第二の緊締受片を設け、
    該緊締受片を相対向させて各緊締受片に設けたボルト貫
    通孔に緊締ボルトを貫通させ、ボルト貫通孔より突出す
    る緊締ボルトの先端に緊締ナットを螺合して電柱面に締
    付けるように構成した電柱用バンドの第一の緊締受片に
    設けたボルト貫通孔を水平方向に長い長孔で構成すると
    共に、このボルト貫通孔の短辺間幅よりは短く、長辺間
    幅より長い一側幅を備え、他の一側幅が前記長辺間幅よ
    り短い長方形状の頭部を、前記緊締ボルトに設けた電柱
    用バンドにおいて、前記第一の緊締受片に設けたボルト
    貫通孔の長辺側の中間部を切欠して緊締ボルト係止用の
    切欠を相対設し、該切欠に係合する突部を前記緊締ボル
    トの頭部に隣接して設けた電柱用バンド。
JP40028290U 1990-12-10 1990-12-10 電柱用バンド Expired - Lifetime JPH0713386Y2 (ja)

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JPH0488321U JPH0488321U (ja) 1992-07-31
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