JP3449879B2 - バッテリーターミナル - Google Patents

バッテリーターミナル

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JP3449879B2
JP3449879B2 JP01043897A JP1043897A JP3449879B2 JP 3449879 B2 JP3449879 B2 JP 3449879B2 JP 01043897 A JP01043897 A JP 01043897A JP 1043897 A JP1043897 A JP 1043897A JP 3449879 B2 JP3449879 B2 JP 3449879B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーパ形状のバッ
テリーポストに電線を接続するバッテリーターミナルに
関し、特に、樹脂材等からなる防蝕カバーを備えたもの
において該防蝕カバーの変形、破損を防止する構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載したバッテリーと車体側の電
線とは、バッテリーに立設したバッテリーポストに、電
線端部に接続したバッテリーターミナルを取り付けるこ
とにより接続を行う。この種のバッテリーターミナルで
防蝕カバーを備えたものの一例を図8、図9に基づき説
明する。図8は従来のバッテリーターミナルを示す分解
斜視図、図9は図8のバッテリーターミナルを組み立て
た状態の正面図である。バッテリーターミナル1を取り
付けるバッテリーポスト3は、一般的に先端の外径が基
端の外径より小さいテーパ形状となる。
【0003】バッテリーターミナル1は図8の上下方向
に一対の環状部5a、5bを有しており、環状部5a、
5bにはバッテリーポスト3を内側に挿入するポスト挿
入穴7を形成してある。環状部5a、5bは、ポスト挿
入穴7の円周方向一箇所を分断した締付け間隙9により
開放してある。また、一対の環状部5a、5bは、締付
け間隙9側で上下を連結してあり、締付け間隙9と反対
側で接合板11a、11b同士を重ね合わせてある。下
方の接合板11aには端子固定ボルト13を立設してあ
り、端子固定ボルト13は上方の接合板11bを貫通し
て起立する。この端子固定ボルト13には、不図示の車
体側電線を接続固定する。
【0004】上下の環状部5a、5bを連結する連結部
(以下、「締付部」という)15には、貫通穴17を形
成してある。貫通穴17には、締付け間隙9を横断する
締付けボルト19を挿入する。締付部15を貫通したボ
ルト19は、先端に螺合したナット21と共働して、締
付け間隙9を挟んで対向する左右の締付部15を接近方
向に締め付ける。これにより、環状部5a、5bのポス
ト挿入穴7は縮径することになる。
【0005】このバッテリーターミナル1は、樹脂材等
からなる防蝕カバー23を有している。防蝕カバー23
は、バッテリーターミナル1をバッテリーポスト3に取
り付けた状態で、不図示のバッテリーとの間に挟入す
る。防蝕カバー23には底板部25の周囲に壁部27を
立設してあり、壁部27は環状部5a、5bを包囲す
る。底板部25には、バッテリーポスト3を挿入するた
めの穴29を穿設してある。また、底板部25の一端に
は締付け間隙9に挿入する挟入部31を立設してあり、
挟入部31は一定の厚みで形成してある。また、挟入部
31には、ボルト19を挿通するための貫通孔33を穿
設してある。
【0006】このように構成したバッテリーターミナル
1は、防蝕カバー23の挟入部31を環状部5a、5b
の締付け間隙9に挿入して防蝕カバー23と環状部5
a、5bとを一体に組合せ、防蝕カバー23を下面側に
して、穴29及びポスト挿入穴7をバッテリーポスト3
に挿入し、締付部15及び挟入部31に挿通したボルト
19にナット21を締付け、締付け間隙9を接近させる
ことで、環状部5a、5bをバッテリーポスト3の外周
側面に密接させてバッテリーポスト3に取付けることが
できた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のバッテリーターミナル1では、ナット21を締
付け、締付け間隙9を接近させると、テーパ形状のバッ
テリーポスト3に密接した環状部5a、5bがテーパに
沿って変形し、これに伴って締付部15の対向面同士が
図10(A)に示すようにハの字状に傾斜し、ナット2
1を更に締付けた場合、図10(B)に示すように幅狭
となった締付部対向面の上部aのみが防蝕カバー23の
挟入部31を挟むことになり、挟入部31の上部に応力
が集中し、挟入部31、或いは、バッテリーポスト3や
環状部5a、5bが変形、破損する虞れがあった。本発
明は上記状況に鑑みてなされたもので、締付部を締め付
けた場合に防蝕カバーやバッテリーポストに破損の生じ
ることのないバッテリーターミナルを提供し、バッテリ
ーターミナルの信頼性向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めの本発明に係るバッテリーターミナルの構成は、先端
径が基端径より小さいテーパ形状のバッテリーポストに
巻着するとともに、バッテリーとの間に挟入する樹脂材
からなる防蝕カバーを有するバッテリーターミナルにお
いて、前記バッテリーターミナルには、前記バッテリー
ポストを挿入するポスト挿入穴を有するとともに該ポス
ト挿入穴の内周を分断する締付け間隙により該ポスト挿
入穴を開放した環状部を設け前記防腐カバーには、前
バッテリーポストを挿入する穴を有するとともに前記
バッテリーと前記環状部との間に挟入する防蝕カバー底
板部と、該底板部に立設し前記締付け間隙に挟入すると
ともに前記バッテリーポストと略同一のテーパ角度で両
面を形成した板状の挟入部とを具備したことを特徴とす
るものである。
【0009】 或いは、上記目的を達成するための本発
明に係るバッテリーターミナルの構成は、請求項1にお
ける前記バッテリーターミナルには、前記バッテリーポ
ストを挿入するポスト挿入穴を有するとともに該ポスト
挿入穴の内周を分断する締付け間隙により該ポスト挿入
穴を開放した環状部と、該環状部の前記締付け間隙側で
該締付け間隙を横断する締付けボルトの貫通穴を形成し
た左右の締付部とを具備し、前記締付部の鉛直形状を前
記バッテリーポストと略同一のテーパ角度で形成するも
のである。
【0010】
【0011】そして、請求項1に記載のバッテリーター
ミナルでは、ナットの締付けにより締付け間隙を接近さ
せると、環状部がバッテリーポストのテーパに沿って変
形し、これに伴って締付け間隙の対向面同士もテーパと
平行なハの字状に傾斜する。一方、締付け間隙に挟入し
た挟入部はバッテリーポストと略同一のテーパ角度で形
成してあることから、締付け間隙の対向面が挟入部の両
面と平行になり、対向面は挟入部の両面に平行に当接す
ることとなる。
【0012】 或いは、請求項2に記載のバッテリータ
ーミナルでは、ナットの締付けにより締付け間隙を接近
させると、環状部がバッテリーポストのテーパに沿って
変形するとともに、締付部がバッテリーポストと略同一
のテーパ角度で形成してあることから、ナットの締付け
を行うと締付部対向面の下部から締付けが始まり、上部
へと締付け荷重が加わることになり、挟入部に対して応
力が分散される。また、挟入部と締付部とが共にバッテ
リーポストと略同一のテーパ角度で形成してあることか
ら、ナットの締付けにより締付け間隙の対向面は挟入部
の両面に平行のまま接近し当接する。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバッテリータ
ーミナルの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明の第1実施形態によるバッテリー
ターミナルを示す分解斜視図、図2は図1に示した防蝕
カバーの挟入部の拡大斜視図、図3は図1のバッテリー
ターミナルを組み立てた状態の正面図である。バッテリ
ーターミナル41を取り付けるバッテリーポスト3は、
従来と同様に、先端の外径が基端の外径より小さいテー
パ形状となっている。
【0015】バッテリーターミナル41は図1の上下方
向に一対の環状部45a、45bを有しており、環状部
45a、45bにはバッテリーポスト3を内側に挿入す
るポスト挿入穴47を形成してある。環状部45a、4
5bは、ポスト挿入穴47の円周方向一箇所を分断した
締付け間隙49により開放してある。また、一対の環状
部45a、45bは、締付け間隙49側で上下を連結し
てあり、締付け間隙49と反対側で接合板51a、51
b同士を重ね合わせてある。下方の接合板51aには端
子固定ボルト53を立設してあり、端子固定ボルト53
は上方の接合板51bを貫通して起立する。この端子固
定ボルト53には、不図示の車体側電線を接続固定す
る。
【0016】上下の環状部45a、45bを連結する締
付部55には、貫通穴57を形成してある。貫通穴57
には、締付け間隙49を横断する締付けボルト59を挿
入する。締付部55を貫通したボルト59は、先端に螺
合したナット61と共働して、締付け間隙49を挟んで
対向する左右の締付部55を接近方向に締め付ける。こ
れにより、環状部45a、45bのポスト挿入穴47は
縮径する。
【0017】バッテリーターミナル41は、樹脂材等か
らなる防蝕カバー63を有している。防蝕カバー63
は、バッテリーターミナル41をバッテリーポスト3に
取り付けた状態で、不図示のバッテリーとの間に挟入す
る。防蝕カバー63には底板部65の周囲に壁部67を
立設してあり、壁部67は環状部45a、45bを包囲
する。底板部65には、バッテリーポスト3を挿入する
ための穴69を穿設してある。また、底板部65の一端
には、締付け間隙49に挿入する挟入部71を立設して
ある。この挟入部71には、ボルト59を挿通するため
の貫通孔73を穿設してある。
【0018】図2に示すように、底板部65から起立し
た挟入部71は、基端側である下部71aの厚みが厚
く、その厚みが先端側である上部71bに向かって徐々
に薄くなるテーパ形状となっている。このテーパ角度
は、バッテリーポスト3のテーパ角度と略同一に形成し
てある。
【0019】このように形成したバッテリーターミナル
41の作用を説明する。図4は本発明によるバッテリー
ターミナルをバッテリーポストに締め付けた際の変形状
態を示す説明図である。バッテリーターミナル41は、
防蝕カバー63の挟入部71を環状部45a、45bの
締付け間隙49に挿入し、防蝕カバー63と環状部45
a、45bとを一体に組合せ、防蝕カバー63を下面側
にして、穴69及びポスト挿入穴47をバッテリーポス
ト3に挿入する。
【0020】締付部55及び挟入部71に挿通したボル
ト59にナット61を締付け、締付け間隙49を接近さ
せると、環状部45a、45bがバッテリーポスト3の
外周側面に密接し、テーパ形状のバッテリーポスト3に
密接した環状部45a、45bがテーパに沿って変形す
る。これに伴って、締付部55の対向面55a、55a
同士は、ハの字状に傾斜する。この結果、締付部55の
対向面55a、55aは、防蝕カバー63の挟入部71
の両面と平行になる。更にナット61を締付けると、締
付部55の対向面55a、55aは平行移動して接近
し、図4(B)に示すように、挟入部71の両面に平行
に当接する。
【0021】このように、上述のバッテリーターミナル
41によれば、防蝕カバー63の挟入部71をテーパ形
状で形成し、そのテーパ角度をバッテリーポスト3のテ
ーパ角度と略同一としているので、締付部55の対向面
55a、55a同士がハの字状に傾斜した際、対向面5
5a、55aが挟入部71の両面と平行になり、締付部
55の対向面55a、55aと挟入部71の両面とを平
行面で当接することができる。
【0022】次に、本発明の第2実施形態によるバッテ
リーターミナルについて説明する。図5は本発明による
バッテリーターミナルを示す分解斜視図、図6は図5に
示したバッテリーターミナルの展開図である。バッテリ
ーターミナル81を取り付けるバッテリーポスト3は、
従来と同様に、先端の外径が基端の外径より小さいテー
パ形状となっている。
【0023】このバッテリーターミナル81は、先の実
施形態と略同様に構成されている。即ち、バッテリータ
ーミナル81は、図5の上下方向に一対の環状部85
a、85bを有しており、環状部85a、85bにはバ
ッテリーポスト3を内側に挿入するポスト挿入穴87を
形成してある。環状部85a、85bは、ポスト挿入穴
87の円周方向一箇所を分断した締付け間隙89により
開放してある。また、一対の環状部85a、85bは、
締付け間隙89側で該締付け間隔89を挟んだ状態で上
下を連結してあり、締付け間隙89と反対側で接合板9
1a、91b同士を重ね合わせてある。下方の接合板9
1aには端子固定ボルト93を立設してあり、端子固定
ボルト93は上方の接合板91bを貫通して起立する。
この端子固定ボルト93には、不図示の車体側電線を接
続固定する。
【0024】上下の環状部85a、85bを連結する締
付部95には、貫通穴97を形成してある。貫通穴97
には、締付け間隙89を横断する締付けボルト99を挿
入する。締付部95を貫通したボルト99は、先端に螺
合したナット101と共働して、締付け間隙89を挟ん
で対向する左右の締付部95を接近方向に締め付ける。
これにより、環状部85a、85bのポスト挿入穴87
は縮径する。
【0025】即ち、このバッテリーターミナル81は、
図6に示すように、左右略対称形状に打抜いた導電性の
金属板を、対称中心Lで折り曲げて断面略U字状となる
ようにプレス加工したもので、締付け間隙89を挟んで
左右(図の上下方向)に形成した締付部95を湾曲させ
て、ポスト挿入穴87が形成された上下の環状部85
a、85bを対向配置させる。各締付部95は、上方の
環状部85aから下方の環状部85bに向かって締付け
間隔89が徐々に拡大し、且つ、各締付部95の外縁部
95aも互いに離間する方向に拡がったテーパ形状とし
てある。このテーパ角度は、締付部95を湾曲させた際
にバッテリーポスト3のテーパ角度と略同一となるよう
に形成してある。言い換えれば、締付部95の湾曲後の
鉛直形状がバッテリーポスト3と略同一のテーパ角度で
形成してある。
【0026】図5に戻って、バッテリーターミナル81
は、樹脂材等からなる防蝕カバー103を有している。
この防蝕カバー103は、図8に示した従来品と同一構
造に設けられ、バッテリーターミナル81をバッテリー
ポスト3に取り付けた状態で、不図示のバッテリーとの
間に挟入する。即ち、防蝕カバー103には、底板部1
05の周囲に壁部107を立設してあり、壁部107は
環状部85a、85bを包囲する。底板部105には、
バッテリーポスト3を挿入するための穴109を穿設し
てある。また、底板部105の一端には締付け間隙89
に挿入する挟入部111を立設してあり、挟入部111
は一定の厚みで形成してある。また、挟入部111に
は、ボルト99を挿通するための貫通孔113を穿設し
てある。
【0027】このように形成したバッテリーターミナル
81の作用を説明する。図7は本発明によるバッテリー
ターミナルをバッテリーポストに締め付けた際の変形状
態を示す説明図である。バッテリーターミナル81は、
防蝕カバー103の挟入部111を環状部85a、85
bの締付け間隙89に挿入し、防蝕カバー103と環状
部85a、85bとを一体に組合せ、防蝕カバー103
を下面側にして、穴109及びポスト挿入穴87をバッ
テリーポスト3に挿入する。
【0028】締付部95及び挟入部111に挿通したボ
ルト99にナット101を締付け、締付け間隙89を接
近させると、環状部85a、85bがバッテリーポスト
3の外周面に密接すると同時に、テーパ形状の締付部9
5は、締付け初期段階では、図7(A)に示すように、
端縁下面部から締め付けが始まり、バッテリーポスト3
に沿って変形する。更に締付けを増して締付部95の対
向面95a同士が、挟入部111に衝接する締付け後期
段階になると、図7(B)に示すように、締付け荷重は
締付部95の下面部から上面部へと加わるように作用す
る。この結果、締付部95の締付け荷重は分散すること
となり、バッテリーターミナル81上面への応力集中が
解消され、該バッテリーターミナル81の破損、変形が
防止できる。なお、この実施形態では、先の実施形態と
異なり、防蝕カバー103は必須の構成要件とならな
い。
【0029】このように、上述のバッテリーターミナル
81によれば、締付部95の鉛直形状をテーパに形成
し、そのテーパ角度をバッテリーポスト3と略同一とし
ているので、締付け初期段階から締付け後期段階にわた
って、締付部95はバッテリーポスト3の外周面に沿っ
て締め付けられる。なお、上記の実施形態によれば、バ
ッテリーターミナル81は、一対の環状部85a、85
bが上下で対向するように連結部95を折り曲げた構成
としているので、この折曲加工だけでバッテリーポスト
3と略同一のテーパ角度が形成し易い。しかし、本発明
は、上記した実施形態のものだけに限らず、例えばバッ
テリーポスト3と交差する水平面に沿って折曲加工され
るものであったり、或いは、鋳造による一体成形品であ
ってもよい。
【0030】更に、本発明の好ましい実施の形態として
は、図示は省略するが、第1の実施形態における防蝕カ
バー63(図1参照)と、第2の実施形態におけるバッ
テリーターミナル81(図5参照)とを組み合わせた構
成とすることができる。これにより、防蝕カバー63の
挟入部71と、バッテリーターミナル81の締付部95
の形状とが共にテーパ状で形成され、そのテーパ角度が
バッテリーポスト3のテーパ角度と略同一とされるの
で、締付部95の対向面95a(図7参照)同士は、締
付け初期段階から締付け後期段階にわたって、挟入部7
1の両面と平行のまま締め付けられる。従って、バッテ
リーポストやバッテリーターミナルへの応力集中が解消
されてこれらの破損が防止されるとともに、防蝕カバー
63の破損も生じない。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るバッテリーターミナルによれば、防蝕カバーの挟入部
をバッテリーポストのテーパ角度と略同一のテーパ形状
で形成したので、締付部の対向面と挟入部の両面とを平
行面で当接することができ、締付部による挟入部の部分
的な挟持がなくなり、挟入部に局所的な応力が集中しな
くなることから、耐蝕性が高く且つ比較的強度の低い防
蝕カバーの変形、破損を確実に防止することができる。
この結果、バッテリーターミナルの信頼性を向上させる
ことができる。また、バッテリーターミナルの締付部を
バッテリーポストのテーパ角度と略同一のテーパ形状で
形成したので、バッテリーポストの外周面と平行に締め
付けることができて締付部に局所的な応力が集中しなく
なることから、バッテリーターミナルや防蝕カバー、あ
るいは、バッテリーポストの変形、破損を確実に防止す
ることができる。この結果、バッテリーターミナルの信
頼性を向上させることができる。更に、上記したテーパ
形状の防蝕カバーの挟入部及びバッテリーターミナルの
締付部を組み合わせた構成とすれば、上記作用を一層確
実なものとして防蝕カバー等の変形、破損を防止し、更
にバッテリーターミナルの信頼性向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッテリーターミナルの第1実施
形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示した防蝕カバーの挟入部の拡大斜視図
である。
【図3】図1のバッテリーターミナルを組み立てた状態
の正面図である。
【図4】本発明によるバッテリーターミナルをバッテリ
ーポストに締め付けた際の変形状態を示す説明図であ
る。
【図5】本発明によるバッテリーターミナルの第2実施
形態を示す分解斜視図である。
【図6】図5に示したバッテリーターミナルの展開図で
ある。
【図7】本発明によるバッテリーターミナルをバッテリ
ーポストに締め付けた際の変形状態を示す説明図であ
る。
【図8】従来のバッテリーターミナルを示す分解斜視図
である。
【図9】図8のバッテリーターミナルを組み立てた状態
の正面図である。
【図10】従来のバッテリーターミナルをバッテリーポ
ストに締め付けた際の変形状態を示す説明図である。
【符号の説明】
3 バッテリーポスト 41、81 バッテリーターミナル 45a、45b、85a、85b 環状部 47、87 ポスト挿入穴 49、89 締付け間隙 55、95 締付部 95a 対向面 63、103 防蝕カバー 65 底板部 69 穴 71 挟入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端径が基端径より小さいテーパ形状の
    バッテリーポストに巻着するとともに、バッテリーとの
    間に挟入する樹脂材からなる防蝕カバーを有するバッテ
    リーターミナルにおいて、前記バッテリーターミナルには、 前記バッテリーポスト
    を挿入するポスト挿入穴を有するとともに該ポスト挿入
    穴の内周を分断する締付け間隙により該ポスト挿入穴を
    開放した環状部を設け前記防腐カバーには、前記 バッテリーポストを挿入する
    穴を有するとともに前記バッテリーと前記環状部との間
    に挟入する防蝕カバー底板部と、該底板部に立設し前記
    締付け間隙に挟入するとともに前記バッテリーポストと
    略同一のテーパ角度で両面を形成した板状の挟入部とを
    具備したことを特徴とするバッテリーターミナル。
  2. 【請求項2】 前記バッテリーターミナルには、前記バ
    ッテリーポストを挿入するポスト挿入穴を有するととも
    に該ポスト挿入穴の内周を分断する締付け間隙により該
    ポスト挿入穴を開放した環状部と、該環状部の前記締付
    け間隙側で該締付け間隙を横断する締付けボルトの貫通
    穴を形成した左右の締付部とを具備し、前記締付部の鉛
    直形状を前記バッテリーポストと略同一のテーパ角度で
    形成したことを特徴とする請求項1に記載のバッテリー
    ターミナル。
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