JP4996971B2 - バッテリーターミナル - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリーポストに取り付けられるバッテリーターミナル本体と、締め付けボルト及びナットと、バッテリーターミナル本体の腐食を防止する防食カバーと、を備えて構成されるバッテリーターミナルに関する。
バッテリーターミナル本体と、締め付けボルト及びナットと、防食カバーとを備えて構成される従来のバッテリーターミナルとしては、下記特許文献1に開示されたものが知られている。
図5において、バッテリーターミナル本体141は、上下方向に配置される一対の環状部145a、145bを有している。この環状部145a、145bには、バッテリーポスト103を内側に挿入するバッテリーポスト挿入穴147が各々形成されている。環状部145a、145bは、バッテリーポスト挿入穴147の円周方向の一箇所を分断して形成された締め付け間隙149を有しており、この部分によって開放されている。
環状部145a、145bは、締め付け間隙149側で一対の締め付け部155、155により上下が連結されている。また、締め付け間隙149の反対側では、接合板151a、151b同士が重ね合わせられて電線接続部が形成されている。接合板151aには、端子固定ボルト153が立設されている。
上下の環状部145a、145bを連結する一対の締め付け部155、155には、左右方向の貫通穴157が各々形成されている。この貫通穴157には、締め付け間隙149を横断する締め付けボルト159が挿入されている。
貫通穴157を貫通した締め付けボルト159は、先端に螺合するナット161と共働して、締め付け間隙149の両側の一対の締め付け部155、155を互いに近接する方向に締め付けることができるようになっている。そして、この締め付けが生じると、環状部145a、145bのバッテリーポスト挿入穴147は縮径するようになっている。
防食カバー163は、バッテリーターミナル本体141及びバッテリー間に配設されている。防食カバー163は、底板部165を有しており、この底板部165の周囲には、環状部145a、145b、及び電線接続部の側面を包囲する壁部167が形成されている。底板部165の中央には、バッテリーポスト103を挿入するための穴169が穿設されている。
このような底板部165の一端には、締め付け間隙149に挿入される挟入部171が立設されている。挟入部171には、締め付けボルト159が挿通される貫通孔173が穿設されている。挟入部171は、この両面が先端に向けて先細りするテーパ形状に形成されている。
上記構成において、防食カバー163の挟入部171が環状部145a、145bの締め付け間隙149に挿入される。防食カバー163とバッテリーターミナル本体141は一体に組み合わされ、穴169及びバッテリーポスト挿入穴147にはバッテリーポスト103が挿入される。
一対の締め付け部155、155及び挟入部171に締め付けボルト159が挿通され、ナット161が螺合して締め付けが行われると、一対の締め付け部155、155が互いに近接し、環状部145a、145bがバッテリーポスト103の外周面に密接する。テーパ形状のバッテリーポスト103に密接した環状部145a、145bは、図6に示す如く、バッテリーポスト103のテーパに沿って変形し、これに伴って一対の締め付け部155、155の対向面155a、155a同士がハの字状に傾斜する。この結果、対向面155a、155aは挟入部171の両面と平行になり、さらにナット161を締め付けを行うと、対向面155a、155aは平行移動して近接し、挟入部171の両面に平行に当接する。
特開平10−12214号公報 (第3−4頁、第1−4図)
ところで、上記従来技術にあっては、防食カバー163の交換やバッテリーターミナルの解体時において、締め付けボルト159を抜き取るまでは防食カバー163を取り外すことができないことから、作業性が悪いという問題点を有している。
また、一対の締め付け部155、155の間の締め付け間隙149に挟入部171を挿入した状態でないと締め付けボルト159による締め付け作業ができないことから、この場合も作業性が悪いという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、作業性を向上させることが可能なバッテリーターミナルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のバッテリーターミナルは、一対の締め付け部を有してバッテリーポストに取り付けられるバッテリーターミナル本体と、締め付けにより前記一対の締め付け部の間隔を狭める締め付けボルト及びナットと、前記バッテリーターミナル本体及びバッテリー間に位置し前記バッテリーターミナル本体の腐食を防止する防食カバーと、を備えるバッテリーターミナルにおいて、前記防食カバーは、前記締め付けボルトの挿通部分となる狭入部を一部分断してフック形状に形成してなることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、狭入部に形成した一部分断した部分を介して防食カバーを締め付けボルトに対し取り付けることができるようになる。これにより、予め締め付けボルトをバッテリーターミナル本体の一対の締め付け部に挿通した状態で防食カバーの取り付けを行うことができるようになる。また、本発明によれば、締め付けボルトをバッテリーターミナル本体の一対の締め付け部から抜き取らなくても、狭入部に形成した一部分断した部分を介して防食カバーを取り外すことができるようになる。
請求項2記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記防食カバーは、前記バッテリーポストの軸に対して平行な方向もしくは直交する方向に分断して前記狭入部を前記フック形状にするとともに、前記バッテリーターミナル本体に対して引っ掛かり係止状態を形成する係止突起部を更に有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、一部分断した部分をバッテリーポストの軸に対して平行な方向に形成した場合(上向きのフックにした場合)、作業者にとって防食カバーを締め付けボルトに取り付ける際に一部分断した部分の位置が分かり易くなる。また、一部分断した部分をバッテリーポストの軸に対して直交する方向に形成した場合(横向きのフックにした場合)は、防食カバー取り付け後の、この防食カバーの脱落をより確実に防止することができるようになる。一方、係止突起を有することにより、防食カバーの脱落防止に寄与するのは勿論のこと、例えばバッテリーターミナル本体と防食カバーの両方を持たずに締め付けボルトの抜き挿しやナットの締め付けをすることが可能になり、作業性を更に向上させることができるようになる。
請求項1に記載された本発明によれば、従来よりも格段に作業性を向上させることができるという効果を奏する。また、請求項2に記載された本発明によれば、作業性を更に向上させることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のバッテリーターミナルの一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図2は防食カバーの取り付け説明図である。
図1及び図2において、引用符号1は既知のバッテリーポスト103(図5参照。以下同様)に巻着するバッテリーターミナルを示している。このバッテリーターミナル1は、特に限定するものではないが、自動車等の移動体に搭載されるバッテリー(不図示)のバッテリーポスト103に対して接続されるバッテリーターミナル本体2と、締め付けボルト3及びナット4と、バッテリーターミナル本体2の腐食を防止する防食カバー5とを備えて構成されている。バッテリーポスト103は、先端の直径が基端の直径よりも小さなテーパ状の周側面を有している。以下、各構成について詳細に説明する。
上記バッテリーターミナル本体2は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより製造されている。本形態においては、Snメッキが施されている。バッテリーターミナル本体2は、一対の環状部6、7と、一対の締め付け部8、8と、一対の接合板9、10からなる電線接続部11とを有している。また、バッテリーターミナル本体2は、一対の接合板9、10により保持される端子固定ボルト12と、この端子固定ボルト12に螺合するナット(不図示)とを有している。電線接続部11には、外部接続端子(不図示)が接続されるようになっている。
本明細書において、矢印Pをバッテリーポスト103の軸方向とするとともに上下方向と定義する。また、バッテリーポスト103の先端を上、基端を下と定義する。従って、バッテリーターミナル本体2においては、環状部6が上、環状部7が下に配置されるものとする。また、同様に、接合板9が上、接合板10が下に配置されるものとする。
環状部6は、平板状の上基板13を有している。この上基板13の略中央には、バッテリーポスト103を挿入するためのバッテリーポスト挿入穴14が上下方向に貫通形成されている。また、上基板13の左右両端部には、先端が下に向く係合部15、15がそれぞれ連成されている。
バッテリーポスト挿入穴14は、バッテリーポスト103の周側面に接触する部分であって、先端が上に向くように上基板13から折り曲げて形成されている。また、バッテリーポスト挿入穴14は、バッテリーポスト103の先端側の直径に合わせて環状に形成されている。さらに、バッテリーポスト挿入穴14は、締め付け部8、8の間となる部分が分断した状態に形成されている。引用符号16はバッテリーポスト挿入穴14の一部分断した部分を示している。
環状部7は、平板状の下基板17を有している。この下基板17の略中央には、バッテリーポスト103を挿入するためのバッテリーポスト挿入穴18が上下方向に貫通形成されている。また、下基板17の左右両端部には、先端が上に向く係合部19、19がそれぞれ連成されている。係合部19、19は、環状部6の係合部15、15と対向するように配置形成されている。係合部15、15及び19、19は、環状部6、7の上下方向の間隔を保つために形成されている。
バッテリーポスト挿入穴18は、バッテリーポスト103の周側面に接触する部分であって、先端が上に向くように下基板17から折り曲げられて形成されている。また、バッテリーポスト挿入穴18は、バッテリーポスト103の基端側の直径に合わせて環状に形成されている。さらに、バッテリーポスト挿入穴18は、締め付け部8、8の間となる部分が分断した状態に形成されている。バッテリーポスト挿入穴18の一部分断した部分は、上記引用符号16の部分の真下にこれと同様に形成されているものとする(同じ符号16を用いる)。
締め付け部8、8は、上基板13及び下基板17を間隔をあけて上下に重なるようにこれらを連結する部分であって、前後方向にU字状に湾曲させて形成されている。すなわち、締め付け部8、8は、U字状の曲面を有しており、締め付け部8、8における上側の端部には、上基板13の前端が連成されている(上側の一部分断した部分16の左右両側に連成される)。また、締め付け部8、8における下側の端部には、下基板17の前端が連成されている(下側の一部分断した部分16の左右両側に連成される)。締め付け部8、8は、一部分断した部分16、16に連通する締め付け間隙20を有して左右方向に並設されている。このような締め付け部8、8の内側には、ボルト挿通孔21が形成されている。
締め付け部8、8のボルト挿通孔21には、締め付け間隙20を横断し貫通する上記締め付けボルト3が挿入されるようになっている。この締め付けボルト3は、先端に螺合する上記ナット4と共働して、締め付け間隙20の両側の締め付け部8、8を互いに近接する方向に締め付けるために備えられている(締め付けが生じると、バッテリーポスト挿入穴14、18が縮径する)。締め付けボル3の頭部は、締め付け部8、8の端部近傍となる段部22、22に当接して回り止めがなされるように形成されている。
接合板9は、上基板13の後端に連成される接触板部23と、この接触板部23の左右方向の両端部に連成される下向きの側壁24、24(一方のみ図示)と、側壁24、24に連成される内向きの下壁25、25(一方のみ図示)とを有している。接触板部23は、矩形状の平板であって、この中央には、端子固定ボルト12に対するボルト挿通孔26が貫通形成されている。
接合板10は、下基板17の後端に連成される矩形平板部27と、この矩形平板部27の左右方向の両端部に連成される上向きの側壁28、28とを有している。矩形平板部27の中心軸上には、端子固定ボルト12の頭部の外形形状に合わせた頭部回転規制部(図示省略)が形成されている。接合板10の側壁28、28は、接合板9の側壁24、24の内側となるように配置形成されている。
上記防食カバー5は、バッテリーとバッテリーターミナル本体2との間に介在する部材であって、バッテリー液に対しての耐食性を持たせるために合成樹脂材により成形されている。防食カバー5は、本形態において、安価な材料でもあることから、PP(ポリプロピレン)により成形されている(一例であるものとする)。防食カバー5は、底板部29と、壁部30と、狭入部31とを有している。
底板部29は、バッテリーターミナル本体2の環状部7及び接合板10に対向するように形成されている。また、底板部29は、環状部7及び接合板10を平面で見た時の外形に合わせた形状に形成されている。このような底板部29には、バッテリーポスト103を挿入するための穴32と、接合板10の上記頭部回転規制部(図示省略)を逃がすための穴33とがそれぞれ上下方向に貫通するように形成されている。
壁部30は、底板部29の縁部に起立連成されている。壁部30は、環状部6、7の係合部15、19と、この後方の電線接続部11の側面とを包囲するように形成されている。壁部30は、この高さが接合板9の接触板部23の位置よりも高くならないように形成されている。壁部30の後部には、電線接続部11の後端に引っ掛けるための係止突起部34が形成されている。係止突起部34は、防食カバー5をバッテリーターミナル本体2にロックするための機能を有している。
狭入部31は、本発明の特徴となる部分であって、底板部29の前端に連成されている。また、狭入部31は、上方へ突出するように形成されている。狭入部31は、バッテリーターミナル本体2における締め付け部8、8の締め付け間隙20に差し込むことができるような形状に形成されている。このような狭入部31には、締め付けボルト3を挿通状態にするための貫通孔35が形成されている。
狭入部31には、貫通孔35を一部分断する切り欠き部36が形成されている。狭入部31は、上側が切り欠かれてなるC字状のフック形状に形成されている(上向きのフック)。狭入部31は、切り欠き部36を介して締め付けボルト3に着脱する弾力性を有している。
狭入部31は、締め付けボルト3に取り付いた状態において、締め付けボルト3を中心にして回動自在であるとともに、防食カバー5の自重では脱落が生じないような形状に形成されている。
尚、狭入部31は、本形態において肉厚が一定となるように形成されている。しかしながら、これに限らず従来例のように、先端に向けて先細りするテーパ形状に形成しても良いものとする。
防食カバー5は、バッテリーターミナル本体2に対して嵌め合いのみで取り付けることができるように形成されている。すなわち、狭入部31が締め付けボルト3に対して嵌合し、係止突起部34が電線接続部11の後端に嵌合するようになっている。
次に、上記構成に基づきながら、防食カバー5のバッテリーターミナル本体2に対する取り付けについて説明する。
予め、バッテリーターミナル本体2の締め付け部8、8のボルト挿通孔21に締め付けボルト3を挿入するとともに、この締め付けボルト3の先端にナット4を螺合させておく。
締め付けボルト3及びナット4を仮止めした状態のバッテリーターミナル本体2に対し、この下側から防食カバー5を近づけ、防食カバー5の狭入部31を締め付け部8、8の間の締め付け間隙20に差し込むような格好で狭入部31を締め付けボルト3に嵌合させる。
そして、矢印Qで示す如く回転組み付けを行い、防食カバー5の係止突起部34をバッテリーターミナル本体2の電線接続部11の後端に嵌合させると、防食カバー5はバッテリーターミナル本体2に対して密着し、これにより防食カバー5の取り付けが完了する。防食カバー5は簡単に取り付く。
続いて、バッテリーターミナル1のバッテリーポスト103に対する取り付け固定(接続)について説明する。
先ず、バッテリーターミナル1を下方向に移動させてバッテリーポスト挿入穴14、18をバッテリーポスト103の周側面に接触させる。次に、バッテリーターミナル1の向きを所定方向に合わせて配置する。続いて、バッテリーターミナル1の横方向からインパクトレンチ等の図示しない工具を用いてナット4を締め付ける。これにより、バッテリーポスト挿入穴14、18が縮径方向に縮み、このバッテリーポスト挿入穴14、18がバッテリーポスト103の周側面に対して圧接状態となって、バッテリーターミナル1の取り付けが完了する。
防食カバー5の交換やバッテリーターミナル1を解体する必要性が出た場合、ナット4の締め付けを緩めてバッテリーターミナル1をバッテリーポスト103から取り外す。ナット4の締め付けを緩めると、これに伴って防食カバー5の狭入部31に対する締め付け部8、8による挟み込みがなくなる。防食カバー5は、係止突起部34の引っ掛かりを解除した後、フック形状の狭入部31を締め付けボルト3から離脱させれば、締め付けボルト3をバッテリーターミナル本体2から抜き取る前であっても簡単に取り外すことができる。
以上、図1及び図2を参照しながら説明してきたように、本発明のバッテリーターミナル1は、従来よりも格段に作業性を向上させることができる。すなわち、防食カバー5の取り付け取り外しを簡単に行うことができ、これによって作業性を向上させることができる。
図3及び図4を参照しながら本発明のバッテリーターミナルの他の一実施の形態を説明する。図3は他の一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図4は防食カバーの取り付け説明図である。
図3及び図4において、引用符号51で示すバッテリーターミナルは、図1及び図2を参照しながら説明した上記バッテリーターミナル1に対して防食カバーのみが異なっている。詳しくは、狭入部の形状のみが異なっている。以下、バッテリーターミナル51の防食カバー52について説明する。
防食カバー52は、バッテリーとバッテリーターミナル本体2との間に介在する部材であって、バッテリー液に対しての耐食性を持たせるために合成樹脂材により成形されている。防食カバー52は、本形態において、安価な材料でもあることから、PP(ポリプロピレン)により成形されている(一例であるものとする)。防食カバー52は、底板部29と、壁部30と、狭入部53とを有している。
狭入部53は、本発明の特徴となる部分であって、横向きのフック形状に形成されている。具体的に説明すると、狭入部53は、底板部29の前端に連成されている。また、狭入部53は、上方へ突出するように形成されている。狭入部53は、バッテリーターミナル本体2における締め付け部8、8の締め付け間隙20に差し込むことができるような形状に形成されている。このような狭入部53には、締め付けボルト3を挿通状態にするための貫通孔35が形成されている。
狭入部53には、貫通孔35を一部分断する切り欠き部36が形成されている。狭入部53は、後側が切り欠かれてなるC字状のフック形状に形成されている(横向きのフック)。狭入部53は、切り欠き部36を介して締め付けボルト3に着脱する弾力性を有している。
狭入部53は、締め付けボルト3に取り付いた状態において、締め付けボルト3を中心にして回動自在であるとともに、防食カバー5の自重では脱落が生じないような形状に形成されている。
防食カバー52は、バッテリーターミナル本体2に対して嵌め合いのみで取り付けることができるように形成されている。すなわち、狭入部53が締め付けボルト3に対して嵌合し、係止突起部34が電線接続部11の後端に嵌合するようになっている。
防食カバー52のバッテリーターミナル本体2に対する取り付けは、狭入部53が横向きのフックであることから、締め付けボルト3に対する嵌め合いの方向が異なるだけで、この他の取り付けはバッテリーターミナル1の防食カバー5の時と同じである。また、取り外しも締め付けボルト3からの離脱方向以外は同じである。
防食カバー52に関しては、狭入部53が横向きのフック形状であることから、バッテリーターミナル本体2への取り付け後の脱落(下方向に落ちない)をより確実に防止することができるという利点を有する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明のバッテリーターミナルの一実施の形態を示す分解斜視図である。 図1の防食カバーの取り付け説明図である。 本発明のバッテリーターミナルの他の一実施の形態を示す分解斜視図である。 図3の防食カバーの取り付け説明図である。 従来例のバッテリーターミナルの分解斜視図である。 図5のバッテリーターミナルの取り付け説明図であり、(a)は締め付け開始時の図、(b)は締め付け完了後の図である。
符号の説明
1 バッテリーターミナル
2 バッテリーターミナル本体
3 締め付けボルト
4 ナット
5 防食カバー
6、7 環状部
8 締め付け部
9、10 接合板
11 電線接続部
12 端子固定ボルト
13 上基板
14、18 バッテリーポスト挿入穴
15、19 係合部
16 バッテリーポスト挿入穴の一部分断した部分
17 下基板
20 締め付け間隙
21 ボルト挿通孔
22 段部
23 接触板部
24 側壁
25 下壁
26 ボルト挿通孔
27 矩形平板部
28 側壁
29 底板部
30 壁部
31 狭入部
32、33 穴
34 係止突起部
35 貫通孔
36 切り欠き部
51 バッテリーターミナル
52 防食カバー
53 狭入部
103 バッテリーポスト

Claims (2)

  1. 一対の締め付け部を有してバッテリーポストに取り付けられるバッテリーターミナル本体と、締め付けにより前記一対の締め付け部の間隔を狭める締め付けボルト及びナットと、前記バッテリーターミナル本体及びバッテリー間に位置し前記バッテリーターミナル本体の腐食を防止する防食カバーと、を備えるバッテリーターミナルにおいて、
    前記防食カバーは、前記締め付けボルトの挿通部分となる狭入部を一部分断してフック形状に形成してなる
    ことを特徴とするバッテリーターミナル。
  2. 請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、
    前記防食カバーは、前記バッテリーポストの軸に対して平行な方向もしくは直交する方向に分断して前記狭入部を前記フック形状にするとともに、前記バッテリーターミナル本体に対して引っ掛かり係止状態を形成する係止突起部を更に有する
    ことを特徴とするバッテリーターミナル。
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