JPH04360915A - 防振絶縁杭およびその施工方法 - Google Patents

防振絶縁杭およびその施工方法

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Publication number
JPH04360915A
JPH04360915A JP15982491A JP15982491A JPH04360915A JP H04360915 A JPH04360915 A JP H04360915A JP 15982491 A JP15982491 A JP 15982491A JP 15982491 A JP15982491 A JP 15982491A JP H04360915 A JPH04360915 A JP H04360915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
underground
support
vibration
support pile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15982491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumitsu Takanashi
和光 高梨
Keisuke Yoshizawa
吉澤 耿介
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP15982491A priority Critical patent/JPH04360915A/ja
Publication of JPH04360915A publication Critical patent/JPH04360915A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下室などの地下構造
体、特にその地下構造体の上部や内方に軌道やタービン
などの振動体が配置される場合において、地下構造体を
支持するために形成される防止絶縁杭とその施工方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地下室などの地下構造体において
は、外部が地盤に覆われている関係上、振動が伝わり易
く、このため地下室など構築する場合には振動源から距
離を大きく取ったり、地下室底盤を大きくすることによ
って防振を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た地下構造体には、軌道の下方に近接する地下室やター
ビンを設置する地下タービン室などもあり、これらに上
述したような方法を採ることは地下室構築箇所の規制を
受けたり、各種防振施設によるコストアップなどを招き
不経済なものとなり、このため軌道下地下室や地下ター
ビン室などでは十分な防振対策が行えないという問題が
ある。なお、防振シューを設ける方法もあるが、振動数
によっては十分な効果を上げることができない場合があ
る。
【0004】そこで上記した事情に鑑み、地下構造体を
振動源に近接させても、この振動源と地下構造体との縁
を切るようにすることを課題とし、振動体が近接してい
る場合でも十分に防振できるようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
考慮してなされたもので、地下構造体を支持する地下部
支持杭と、前記地下部支持杭内に位置してこの地下部支
持杭と構造的に絶縁した支持杭とからなることを特徴と
する防振絶縁杭を提供し、この防振絶縁杭により地下構
造体の防振を行うようにする。またもう一つの発明は、
鋼管杭を地盤に打ち込んで地下構造体を支持する地下部
支持杭を設け、こののち前記地下部支持杭の管内排土を
行い、この地下部支持杭内に、該地下部支持杭と構造的
に絶縁した状態で振動体を支持するための支持杭を打設
して設けることを特徴とする防振絶縁杭の施工方法であ
り、この施工方法によって、防振を行う杭を得て、上記
課題を解消するものである。
【0006】
【作用】本発明においては、地下構造体を支持する地下
部支持杭と、前記地下構造体の上部や内部に位置する振
動体(振動源)を支持するための支持杭とで、内外二重
の杭となり、地下部支持杭と支持杭との縁が切れて振動
体からの振動が地下構造体に伝わらないようになる。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明を図1から図4に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。図1は第一の実施例を示す
ものである。地中Aに地下室として位置する地下構造体
Bは、岩盤Cに達する防振絶縁杭1に一体となって構築
されていて、この地下構造体1の室内にも前記防振絶縁
杭1が柱として立設している。この防振絶縁杭1は、図
1に示すように内外二重の構造を有しており、上記地下
構造体Bを支持する地下部支持杭2と、この地下部支持
杭2の内部にあって地上面に達する支持杭3とからなる
。前記支持杭3は地下部支持杭2と構造的に結合するこ
となく縁が切れた状態で設けられていて、図示するごと
く地上面にあって地下構造体Bの上方に位置する軌道D
を、すなわち振動体(振動源)であるこの軌道Dを、支
持杭3が地下構造体Bを通った状態で支持しながらも、
振動を地下構造体Bに伝えないように設けられている。 この図示する実施例の防振絶縁杭では、地下部支持杭2
と支持杭3との間を空間としているが、この間にクッシ
ョン材を充填するようにしてもよい。
【0009】図2は第二の実施例を示す。この実施例で
は、地下構造体Bの底盤Eに一体とする杭のうち、所要
の箇所を防振絶縁杭1と一体とし、他の部分を通常の杭
4と一体としている。そしてこの実施例においては防振
絶縁杭1が底盤Eで止まり、防振絶縁杭1の支持杭3が
、この地下構造体B内に設置されるタービンFを支持す
るように設けられており、タービンFからの振動が地下
構造体Bに伝わらないようになる。
【0010】この第二の実施例において、図3に示すよ
うに、支持杭3の上端にある座30と底盤Eとの間に免
振ゴムや防振ゴム5を介在させ、さらに地下部支持杭2
と支持杭3との空間に樹脂体6を充填するようにしても
よく、こうすることによってより防振性が向上するよう
になる。
【0011】上記防振絶縁杭1を得るに当たっては、地
中Aに鋼管杭aを打ち込むことによって地下部支持杭2
が形成でき、こののち管内排土を行い、この管内に、前
記地下部支持杭2と縁を切った状態で支持杭3を打設す
ればよい。そして上述したように、必要に応じて地下部
支持杭2と支持杭3との空間にクッション材を充填する
ようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
防振絶縁杭は、地下構造体を支持する地下部支持杭と、
前記地下部支持杭内に位置してこの地下部支持杭と構造
的に絶縁した支持杭とからなるので、地下構造体内に配
置される振動体や地下構造体上に配置される振動体を、
支持杭単独で支持させることができるようになり、振動
源とこの地下構造体との縁を切って、地下構造体側に振
動を伝えないようになる。これによってタービンなどの
振動体が地下構造体内に配置される場合にも、地下構造
体構築後に別途の防振装置を用いる必要が無くなる。ま
た軌道などの振動源に近接して地下構造体を構築する場
合にも、この振動源を支持杭にて支持した状態で地下構
造体を振動源の下部に構築でき、振動源から構築箇所を
離すなどの従来の制約を受けなくなる。特にこの場合に
は、支持杭が、地下構造体内に柱として立設した防振絶
縁杭内に納められるため、地下構造体内の空間スペース
を有効に利用できるようになる。
【0013】またもう一つの発明においては、鋼管杭を
地盤に打ち込んで地下構造体を支持する地下部支持杭を
設け、こののち前記地下部支持杭の管内排土を行い、こ
の地下部支持杭内に、該地下部支持杭と構造的に絶縁し
た状態で振動体を支持するための支持杭を打設して設け
るので、地下部支持杭の内部に、これに対して縁が切れ
ている支持杭が得られ、防振性に優れた状態で地下構造
体を構築することができるようになるなど、実用性に優
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防振絶縁杭を用いた第一の実施例
を示す説明図である。
【図2】同じく防振絶縁杭を用いた第二の実施例を示す
説明図である。
【図3】第二の実施例において防振具を用いた状態を示
す説明図である。
【図4】図1におけるS−S線に沿う断面を示す説明図
である。
【符号の説明】
1…防振絶縁杭 2…地下部支持杭 3…支持杭 B…地下構造体 D…軌道 F…タービン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下構造体を支持する地下部支持杭と、前
    記地下部支持杭内に位置してこの地下部支持杭と構造的
    に絶縁した支持杭とからなることを特徴とする防振絶縁
    杭。
  2. 【請求項2】鋼管杭を地盤に打ち込んで地下構造体を支
    持する地下部支持杭を設け、こののち前記地下部支持杭
    の管内排土を行い、この地下部支持杭内に、該地下部支
    持杭と構造的に絶縁した状態で振動体を支持するための
    支持杭を打設して設けることを特徴とする防振絶縁杭の
    施工方法。
JP15982491A 1991-06-05 1991-06-05 防振絶縁杭およびその施工方法 Pending JPH04360915A (ja)

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JP15982491A JPH04360915A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 防振絶縁杭およびその施工方法

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JP15982491A Pending JPH04360915A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 防振絶縁杭およびその施工方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121188A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Takenaka Komuten Co Ltd 防振基礎構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009121188A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Takenaka Komuten Co Ltd 防振基礎構造

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