JPH0435803Y2 - - Google Patents

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JPH0435803Y2
JPH0435803Y2 JP13925985U JP13925985U JPH0435803Y2 JP H0435803 Y2 JPH0435803 Y2 JP H0435803Y2 JP 13925985 U JP13925985 U JP 13925985U JP 13925985 U JP13925985 U JP 13925985U JP H0435803 Y2 JPH0435803 Y2 JP H0435803Y2
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laser beam
mirror
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laser
ions
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、レーザ光の照射によつて試料分子を
イオン化して分析部に導き、そのイオンの質量を
求める、レーザイオン化質量分析計において、試
料にレーザ光を照射する為の光学装置に関する。
〈従来の技術〉 一般に、レーザイオン化質量分析計は、レーザ
光の試料への照射方向とイオンの引出し方向との
関係により、透過型と反射型に分類される。透過
型は、レーザ光を照射する向きにイオンを引出す
タイプで、試料を薄膜化して空間中に保持し、そ
の試料薄膜の一方側からレーザ光を照射し、その
反対側にイオンを引出す。
反射型は、レーザ光を照射する側にイオンを引
出すタイプであつて、例えば試料を金属製等の試
料ホルダの面上に塗布し、その塗布面にレーザ光
を照射して、生成されたイオンをレーザ光の照射
側に引出す。イオンを引出す為には引出し電極
(加速電極)等が必要であつて、従つて、反射型
においてはこの引出し電極等の配設の関係上、レ
ーザ光を試料塗布面に対して斜め方向から照射す
ることがよく行われる。ところが、この場合、レ
ーザ光の照射時の試料表面の観察が困難となつて
しまう。そこで、第4図に従来のレーザ光照射光
学装置の要部構成例を示す如く、試料ホルダ1上
の試料Wに、中心部にイオンを通過させる為の貫
通孔2aを有するミラー2を用いて、垂直方向に
レーザ光を照射することが行われている。この構
成において、レーザ光を透過するが照明光を反射
する、ダイクロイツクミラー41を挿入して観察
系42を設けることにより、レーザ光照射時にお
ける試料表面の観察が可能となる。なお、3は引
出し電極、4はレーザ光集光用レンズである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 第4図に示す従来のレーザ光照射光学装置にお
いて、集光用レンズ4に通常の例えば円形断面の
平行ビームを供給すると、ミラー2の貫通孔2a
に対応する部分のレーザ光は試料Wに到達せず、
損失となつてしまう。分析部に導くイオンの透過
率を大きくする為に、貫通孔2aの直径を大きく
すると、レーザ光の損失も増大し、その分、大出
力レーザが必要となつてしまうという問題があつ
た。
本考案の目的は、貫通孔2aを有するミラー2
を用いて試料Wの表面に垂直にレーザ光を照射す
るに当り、レーザ光を損失なく有効に利用するこ
とのできる照射光学装置を提供することにある。
〈問題点を解決する為の手段〉 上記目的を達成する為の構成を、実施例図面で
ある第1図を参照しつつ説明すると、本考案は、
試料ホルダ1上の試料Wにミラー2を介してレー
ザ光を照射することにより試料分子をイオン化
し、そのイオンをレーザ光の照射側に引出してミ
ラー2に穿たれた貫通孔2aを介して分析部に導
き、イオンの質量を求める装置において、貫通孔
2aを有するミラー2にレーザ光を供給する装置
であつて、レーザ光源からのレーザ光を所定の直
径を有するレーザビームとなすビームエキスパン
ダ5と、そのビームエキスパンダ5の光軸上に設
けられ、互いの距離lが可変で、かつ、同一頂角
を有する2個の円錐型レンズ6および7と、その
円錐型レンズ6,7を経たレーザビームを集光す
る集光光学系(例えば集光用レンズ4)とを備
え、ミラー2に所定の内、外径寸法を有する断面
円環状のレーザビームを供給して試料W上に集光
し得るよう構成したことを特徴としている。
〈作用〉 同一の頂角を有する2個の円錐型レンズ6およ
び7をビームエキスパンダ5の光軸上に設けるこ
とにより、ビームエキスパンダ5からの第2図a
に示す如き円形断面の均一平行ビームを、第2図
bに示す如き断面が円環状の平行ビームに変換す
ることができる。ここで、円錐型レンズ6および
7のなす距離lを可変とすることにより、円環状
ビームの外径寸法Dが可変となる(内径寸法dも
変化するが、内外径寸法差は変化しない)。また、
ビームエキスパンダ5からの断面円形の均一ビー
ムの直径を変化させると、円環状ビームの内・外
径寸法差が変化し、これにより、円環状ビームの
内径寸法dを変化させることができる(外径寸法
Dは変化しない)。従つて、ビームエキスパンダ
5および円錐型レンズ6,7の調節により、ミラ
ー2の貫通孔2aを照射しないような円環状ビー
ムを供給することができ、レーザ光の損失を防止
することができる。
〈実施例〉 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案実施例の要部構成図である。
試料Wは試料ホルダ1に支持されており、この
試料Wの表面にミラー2を介してレーザ光を垂直
に照射することにより、試料分子をイオン化す
る。生成されたイオンは引出し電極3により、レ
ーザ光の照射側、すなわちミラー2側に加速さ
れ、ミラー2の中心部に穿たれた貫通孔2aを通
過して図示しない分析部に導かれる。
試料に照射すべきレーザ光は、以下に示す光学
系を経てミラー2に入射される。すなわち、レー
ザ光源からのレーザビームはビームエキスパンダ
5に導かれた後、そのビームエキスパンダ5の光
軸上に設けられた2個の円錐型レンズ6および7
に入射される。この各円錐型レンズ6,7は、そ
れぞれ同一の頂角を有しており、また、互いに距
離lが可変なるよう構成されている。そして、そ
の円錐型レンズ6および7を経たレーザビーム
は、次段の集光用レンズ4を経てミラー2に導か
れる。
以上の構成において、レーザ光源からのレーザ
ビームはビームエキスパンダ5により、第2図a
にビームのA−A断面図を示す如く、所定の直径
を有する円形断面の平行ビームとなる。この平行
ビームが2個の同一頂角を有する円錐型レンズ
6,7を経ることにより、第2図bにビームのB
−B断面図を示す如く、外径寸法D、内径寸法d
の断面円環状の平行ビームとなる。ここで、円環
状ビームの外径寸法Dは、円錐型レンズ6,7の
形状、材質が決まつておれば、そのレンズ間の距
離lによつて決定し、従つて、この距離lを変化
させることにより、その外径寸法Dを任意に変化
させることができる。また、円環状ビームの半径
方向幅、すなわち(D−d)/2は、円錐型レン
ズ6,7の形状・寸法が一定であれば入射される
ビームの直径によつて決定し、従つて、ビームエ
キスパンダ5からのビームの直径を変化させるこ
とにより、円環状ビームの内径寸法dを変化させ
ることができる。
以上のような断面円環状の平行ビームが、集光
用レンズ4で集光されてミラー2に照射されるか
ら、ビームの外径、内径寸法D,dを適宜に調節
することにより、ミラー2の貫通孔2a部分によ
る損失を生ずることなく有効にレーザ光を活用す
ることができる。
なお、レーザ光照射時における試料Wの表面の
観察は、第4図の例と同様に、例えば集光用レン
ズ4と円錐型レンズ7の間にダイクロイツクミラ
ー41を配設し、観察系42を設けることによつ
て行うことができる。
以上の実施例では、レーザビームは試料表面上
に集光する為に、ミラー2の前段に集光用レンズ
4を設けた例を示したが、第3図に本考案の他の
実施例の要部構成図を示す如く、円錐型レンズ
6,7からの断面円環状平行ビームを直線ミラー
2に導き、ミラー2からの反射ビームを、貫通孔
8aを有する凸面鏡8、および凹面鏡9によつて
試料ホルダ1上の試料Wの表面上に集光させるこ
ともできる。
〈効果〉 以上説明したように、本考案によれば、レーザ
光源からのレーザビームを、ビームエキスパンダ
5、同一頂角で互いの距離lが可変の2個の円錐
型レンズ6,7により、任意の内、外径寸法d,
Dを有する断面円環状の平行ビームに変換し、貫
通孔2aを有するミラー2に照射するよう構成し
たから、貫通孔2aの存在によるレーザビームの
損失を防止することができ、レーザ光源からのレ
ーザビームを有効に利用することができる。その
結果、貫通孔2aを有するミラー2を用いた従来
のレーザ光照射光学装置に比して、より小さい出
力のレーザで試料分子のイオン化が可能となる。
しかも、イオン透過率を向上させるべく貫通孔2
aの直径を大きくしても、D,dを適宜に選択す
ることにより、常にレーザ光を100%有効に利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の要部構成図、第2図
a,bはそれぞれのレーザビームのA−A,B−
B断面図、第3図は本考案の他の実施例の要部構
成図、第4図は従来のレーザ光照射光学装置の構
成例を示す図である。 1……試料ホルダ、2……ミラー、2a……貫
通孔、3……引出し電極、4……集光用レンズ、
5……ビームエキスパンダ、6,7……円錐型レ
ンズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 試料ホルダ上の試料にミラーを介してレーザ光
    を照射することにより試料分子をイオン化し、そ
    のイオンを上記レーザ光の照射側に引出して上記
    ミラーに穿たれた貫通孔を介して分析部に導き、
    イオンの質量を求める装置において、上記ミラー
    にレーザ光を供給する装置であつて、レーザ光源
    からのレーザ光を所定の直径を有するレーザビー
    ムとなすビームエキスパンダと、そのビームエキ
    スパンダの光軸上に設けられ、互いの距離が可変
    で、かつ、同一頂角を有する2個の円錐型レンズ
    と、その円錐型レンズを経たレーザビームを集光
    する集光光学系とを備え、上記ミラーに所定の内
    外径寸法を有する断面円環状のレーザビームを供
    給して試料上に集光し得るよう構成したことを特
    徴とする、レーザイオン化質量分析計用レーザ光
    照射光学装置。
JP13925985U 1985-09-11 1985-09-11 Expired JPH0435803Y2 (ja)

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