JPH04358013A - 高炉操業方法 - Google Patents
高炉操業方法Info
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- JPH04358013A JPH04358013A JP15740891A JP15740891A JPH04358013A JP H04358013 A JPH04358013 A JP H04358013A JP 15740891 A JP15740891 A JP 15740891A JP 15740891 A JP15740891 A JP 15740891A JP H04358013 A JPH04358013 A JP H04358013A
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Landscapes
- Manufacture Of Iron (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、炉頂から装入される鉄
鉱石、コークスと羽口部から吹込まれる微粉炭とから生
成するボッシュスラグの流動性を確保することにより、
生産性を安定させた高炉操業法に関する。
鉱石、コークスと羽口部から吹込まれる微粉炭とから生
成するボッシュスラグの流動性を確保することにより、
生産性を安定させた高炉操業法に関する。
【０００２】
【従来の技術】高炉操業にあっては、コークス代替とし
て、安価で燃焼性がよく発熱量の高い燃料（微粉炭、石
油、重油、ナフサ等）を羽口部より吹込み、溶銑製造コ
スト低減、生産性向上をはかってきており、特公昭４０
−２３７６３号公報にその技術が開示されている。とく
に直近では価格の点から微粉炭吹込みが主流となってお
り、燃料比低減（コスト低減）、生産性向上に大きく寄
与している。
て、安価で燃焼性がよく発熱量の高い燃料（微粉炭、石
油、重油、ナフサ等）を羽口部より吹込み、溶銑製造コ
スト低減、生産性向上をはかってきており、特公昭４０
−２３７６３号公報にその技術が開示されている。とく
に直近では価格の点から微粉炭吹込みが主流となってお
り、燃料比低減（コスト低減）、生産性向上に大きく寄
与している。
【０００３】このようにして吹込まれた微粉炭は高炉内
で一部のコークスの代りに燃焼し、その燃焼性の良さと
高い発熱量のために、高温で多量の還元ガスを生成し効
率的な還元反応を行なう。したがって炉頂より装入され
た鉄鉱石はすばやく金属状態に還元されるとともに、溶
融して高温の溶銑となり、高炉の炉熱が高く生産性が向
上する。
で一部のコークスの代りに燃焼し、その燃焼性の良さと
高い発熱量のために、高温で多量の還元ガスを生成し効
率的な還元反応を行なう。したがって炉頂より装入され
た鉄鉱石はすばやく金属状態に還元されるとともに、溶
融して高温の溶銑となり、高炉の炉熱が高く生産性が向
上する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の高炉操
業において、羽口部から吹込まれる微粉炭は、そのとき
の需給状況から設定される操業条件によって決まる一定
値を維持しており、高炉の炉熱の変動に合わせて微調整
する程度である。しかし、吹込まれる微粉炭の種類（灰
分の組成）によって、レースウエイに流入するスラグ（
ボッシュスラグと称する）の流動性が変化し、流動性が
変化すると高炉の通気性が不良となり、送風量を一定に
維持できず生産量は低下する。
業において、羽口部から吹込まれる微粉炭は、そのとき
の需給状況から設定される操業条件によって決まる一定
値を維持しており、高炉の炉熱の変動に合わせて微調整
する程度である。しかし、吹込まれる微粉炭の種類（灰
分の組成）によって、レースウエイに流入するスラグ（
ボッシュスラグと称する）の流動性が変化し、流動性が
変化すると高炉の通気性が不良となり、送風量を一定に
維持できず生産量は低下する。
【０００５】また炉頂から装入する鉄鉱石中のＡｌ ２
０ ３、塩基度（ＣａＯ／ＳｉＯ ２）が増加すると、
やはりボッシュスラグの流動性が悪化し、高炉の通気性
が不良となる。このとき通気性不良を解消するために、
炉頂から装入する鉄鉱石とコークスの比率（以下Ｃ／Ｏ
と略す）を減少させるか、あるいは羽口部から吹込まれ
る微粉炭の量を減少させて炉頂から装入するコークスを
増加するため、燃料比（コークス比）が上昇し、この結
果生産量がさらに低下する。このように従来の高炉操業
は安定性に乏しく、生産性は向上せず燃料比も低下でき
ない。
０ ３、塩基度（ＣａＯ／ＳｉＯ ２）が増加すると、
やはりボッシュスラグの流動性が悪化し、高炉の通気性
が不良となる。このとき通気性不良を解消するために、
炉頂から装入する鉄鉱石とコークスの比率（以下Ｃ／Ｏ
と略す）を減少させるか、あるいは羽口部から吹込まれ
る微粉炭の量を減少させて炉頂から装入するコークスを
増加するため、燃料比（コークス比）が上昇し、この結
果生産量がさらに低下する。このように従来の高炉操業
は安定性に乏しく、生産性は向上せず燃料比も低下でき
ない。
【０００６】そこで本発明は羽口部から吹込まれる微粉
炭の種類（灰分の組成）、あるいは炉頂から装入する鉄
鉱石中のＡｌ ２０ ３、塩基度（ＣａＯ／ＳｉＯ ２
）が変化しても、ボッシュスラグの流動性を確保して通
気性不良を回避し、高炉操業を安定化させることを目的
とする。
炭の種類（灰分の組成）、あるいは炉頂から装入する鉄
鉱石中のＡｌ ２０ ３、塩基度（ＣａＯ／ＳｉＯ ２
）が変化しても、ボッシュスラグの流動性を確保して通
気性不良を回避し、高炉操業を安定化させることを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の高炉操業法は、
その目的を達成するために、羽口部から微粉炭を高炉の
内部に吹込み、炉頂から鉄鉱石とコークスを交互に装入
する高炉操業方法において、微粉炭、コークス、鉄鉱石
などから生成するボッシュスラグの流動性を確保するた
めに、微粉炭とともにＢ ２Ｏ３系フラックスを羽口部
から高炉の内部に吹込むことを特徴とする。
その目的を達成するために、羽口部から微粉炭を高炉の
内部に吹込み、炉頂から鉄鉱石とコークスを交互に装入
する高炉操業方法において、微粉炭、コークス、鉄鉱石
などから生成するボッシュスラグの流動性を確保するた
めに、微粉炭とともにＢ ２Ｏ３系フラックスを羽口部
から高炉の内部に吹込むことを特徴とする。
【０００８】
【作用】ここでボッシュスラグとは、炉頂から装入され
る鉄鉱石、フラックス中の脈石、炉頂から装入されるコ
ークスのうち、羽口部より吹込まれる空気、Ｏ２、水蒸
気等により消費される分のコークス中の灰分、羽口部よ
り吹込まれる微粉炭中の灰分、フラックス（Ｂ ２Ｏ
３系）中の脈石で生成されるスラグをいう。
る鉄鉱石、フラックス中の脈石、炉頂から装入されるコ
ークスのうち、羽口部より吹込まれる空気、Ｏ２、水蒸
気等により消費される分のコークス中の灰分、羽口部よ
り吹込まれる微粉炭中の灰分、フラックス（Ｂ ２Ｏ
３系）中の脈石で生成されるスラグをいう。
【０００９】本発明においては、ボッシュスラグの流動
性を確保するために、微粉炭中にＢ２Ｏ ３系フラック
スをあらかじめ混合して羽口部から吹込む。Ｂ ２Ｏ
３系フラックスとしては、ＣａＯとの化合物（ＣａＯ・
２Ｂ ２Ｏ ３、２ＣａＯ・３Ｂ ２Ｏ ３、ＣａＯ・
Ｂ ２Ｏ ３等）が使用できるが、Ｂ ２Ｏ ３単味あ
るいはＢ ２Ｏ ３とその他の無機酸化物との化合物で
流動性を確保できるフラックスであれば、それを使用で
きる。
性を確保するために、微粉炭中にＢ２Ｏ ３系フラック
スをあらかじめ混合して羽口部から吹込む。Ｂ ２Ｏ
３系フラックスとしては、ＣａＯとの化合物（ＣａＯ・
２Ｂ ２Ｏ ３、２ＣａＯ・３Ｂ ２Ｏ ３、ＣａＯ・
Ｂ ２Ｏ ３等）が使用できるが、Ｂ ２Ｏ ３単味あ
るいはＢ ２Ｏ ３とその他の無機酸化物との化合物で
流動性を確保できるフラックスであれば、それを使用で
きる。
【００１０】Ｂ ２Ｏ ３系フラックスの混合量は、ボ
ッシュスラグ中に占めるＢ ２Ｏ ３の濃度が２から１
０％となるように調整を行なう。Ｂ ２Ｏ ３の濃度が
２％未満のときは、濃度が低すぎて流動性改善の効果が
ない。Ｂ ２Ｏ ３の濃度が２％以上では、濃度が高い
ほど流動が改善されるが、次に述べる理由により１０％
以下に制限される。すなわち、濃度が１０％を越えると
、吹込まれたＢ ２Ｏ ３系フラックスの分解熱のため
、羽口部での燃焼ガス温度が低下し、ボッシュスラグの
温度が低下して流動性が悪化する。Ｂ ２Ｏ ３の濃度
が２から１０％のときは、ボッシュスラグの流動性は良
好であり、生成したボッシュスラグはレースウエイ周辺
を円滑に降下し、コークス層中にホールドされることが
なく、高炉操業上通気性不良に陥ることはない。
ッシュスラグ中に占めるＢ ２Ｏ ３の濃度が２から１
０％となるように調整を行なう。Ｂ ２Ｏ ３の濃度が
２％未満のときは、濃度が低すぎて流動性改善の効果が
ない。Ｂ ２Ｏ ３の濃度が２％以上では、濃度が高い
ほど流動が改善されるが、次に述べる理由により１０％
以下に制限される。すなわち、濃度が１０％を越えると
、吹込まれたＢ ２Ｏ ３系フラックスの分解熱のため
、羽口部での燃焼ガス温度が低下し、ボッシュスラグの
温度が低下して流動性が悪化する。Ｂ ２Ｏ ３の濃度
が２から１０％のときは、ボッシュスラグの流動性は良
好であり、生成したボッシュスラグはレースウエイ周辺
を円滑に降下し、コークス層中にホールドされることが
なく、高炉操業上通気性不良に陥ることはない。
【００１１】
【実施例】以下実施例により本発明の特徴を具体的に説
明する。
明する。
【表１】
【００１２】表１に示すように、実施例１は微粉炭を吹
込んでいるときに、ボッシュスラグ中に占めるＢ ２Ｏ
３の濃度が２から４％となるように、Ｂ ２Ｏ ３系
フラックス（ＣａＯ・２Ｂ ２Ｏ ３）を微粉炭中にあ
らかじめ混合して吹込んだ操業例である。
込んでいるときに、ボッシュスラグ中に占めるＢ ２Ｏ
３の濃度が２から４％となるように、Ｂ ２Ｏ ３系
フラックス（ＣａＯ・２Ｂ ２Ｏ ３）を微粉炭中にあ
らかじめ混合して吹込んだ操業例である。
【００１３】 実施例２は微粉炭を吹込んでいるとき
に、ボッシュスラグ中に占めるＢ ２Ｏ ３の濃度が４
から６％となるように、Ｂ ２Ｏ ３系フラックス（２
ＣａＯ・３Ｂ ２Ｏ ３）を微粉炭中にあらかじめ混合
して吹込んだ操業例である。
に、ボッシュスラグ中に占めるＢ ２Ｏ ３の濃度が４
から６％となるように、Ｂ ２Ｏ ３系フラックス（２
ＣａＯ・３Ｂ ２Ｏ ３）を微粉炭中にあらかじめ混合
して吹込んだ操業例である。
【００１４】実施例３は微粉炭を吹込んでいるときに、
ボッシュスラグ中に占めるＢ ２Ｏ ３の濃度が６から
８％となるように、Ｂ ２Ｏ ３系フラックス（ＣａＯ
・Ｂ ２Ｏ ３）を微粉炭中にあらかじめ混合して吹込
んだ操業例である。
ボッシュスラグ中に占めるＢ ２Ｏ ３の濃度が６から
８％となるように、Ｂ ２Ｏ ３系フラックス（ＣａＯ
・Ｂ ２Ｏ ３）を微粉炭中にあらかじめ混合して吹込
んだ操業例である。
【００１５】実施例４は微粉炭を吹込んでいるときに、
ボッシュスラグ中に占めるＢ ２Ｏ ３の濃度が８から
１０％となるように、Ｂ ２Ｏ ３系フラックス（Ｂ
２Ｏ ３単味）を微粉炭中にあらかじめ混合して吹込ん
だ操業例である。
ボッシュスラグ中に占めるＢ ２Ｏ ３の濃度が８から
１０％となるように、Ｂ ２Ｏ ３系フラックス（Ｂ
２Ｏ ３単味）を微粉炭中にあらかじめ混合して吹込ん
だ操業例である。
【００１６】いずれのケースの場合も、ボッシュスラグ
の流動性が確保される結果として、比較例と対比すると
、送風圧力が低く、出銑量が多く、燃料比が低い。比較
例は微粉炭を吹込んでいるだけで、その他のフラックス
類を吹込んでいない場合であり、実施例１から４に比べ
ると、送風圧力が高く、出銑量が少なく、燃料比が高い
。
の流動性が確保される結果として、比較例と対比すると
、送風圧力が低く、出銑量が多く、燃料比が低い。比較
例は微粉炭を吹込んでいるだけで、その他のフラックス
類を吹込んでいない場合であり、実施例１から４に比べ
ると、送風圧力が高く、出銑量が少なく、燃料比が高い
。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
、炉頂から装入される鉄鉱石、コークスと羽口から吹込
まれる微粉炭、Ｂ ２Ｏ ３系フラックスから生成する
ボッシュスラグの流動性を確保することにより、高炉操
業上通気性不良を回避し、生産性を安定させることがで
きるため、生産量を一定に維持し、安定した溶銑供給が
可能である。
、炉頂から装入される鉄鉱石、コークスと羽口から吹込
まれる微粉炭、Ｂ ２Ｏ ３系フラックスから生成する
ボッシュスラグの流動性を確保することにより、高炉操
業上通気性不良を回避し、生産性を安定させることがで
きるため、生産量を一定に維持し、安定した溶銑供給が
可能である。
Claims (1)
- 【請求項１】 羽口部から微粉炭を高炉の内部に吹込
み、炉頂から鉄鉱石とコークスを交互に装入する高炉操
業方法において、微粉炭、コークス、鉄鉱石などから生
成するボッシュスラグの流動性を確保するために、微粉
炭とともにＢ ２Ｏ ３系フラックスを羽口部から高炉
の内部に吹込むことを特徴とする高炉操業方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15740891A JPH04358013A (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 高炉操業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15740891A JPH04358013A (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 高炉操業方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04358013A true JPH04358013A (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=15648980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15740891A Withdrawn JPH04358013A (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 高炉操業方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04358013A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030054972A (ko) * | 2001-12-26 | 2003-07-02 | 주식회사 포스코 | 고로조업방법 |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP15740891A patent/JPH04358013A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030054972A (ko) * | 2001-12-26 | 2003-07-02 | 주식회사 포스코 | 고로조업방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |