JPH04356382A - 切削用ブレードのチップ自動溶接方法 - Google Patents

切削用ブレードのチップ自動溶接方法

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JPH04356382A
JPH04356382A JP3098489A JP9848991A JPH04356382A JP H04356382 A JPH04356382 A JP H04356382A JP 3098489 A JP3098489 A JP 3098489A JP 9848991 A JP9848991 A JP 9848991A JP H04356382 A JPH04356382 A JP H04356382A
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JP
Japan
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chip
blade
stage
clamp
substrate
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JP3098489A
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Inventor
Yasuo Ajisaka
鰺坂 泰雄
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Orii KK
Original Assignee
Orii KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート製品や石や
タイル等の固い製品を切削するための切削機に用いられ
る切削用ブレードの製造技術に係り、特に円盤型のブレ
ード基板の外周縁部に高硬度のチップを溶接するブレー
ドチップの自動溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の切削用ブレードは、図10に示
されるように、円盤型のブレード基板1の外周にチップ
2が溶接された構造となっており、従来ではロウ付けに
よってチップ2を溶接していた。しかしロウ材を溶かし
てチップを基板に接合するロウ付に比べて、レーザ溶接
はチップと基板との当接部を瞬時に直接溶接するためブ
レードの片面側だけを溶接すればよく、従って短時間で
溶接ができ、さらに溶接強度も高く、しかも溶接部を巾
狭にできること等から、最近ではロウ付に代わってレー
ザ溶接が主流となっている。
【0003】しかしレーザ溶接の際に、溶接中のチップ
には溶接熱応力によって反り返る力が作用する。このた
めレーザ溶接の際には、チップ2をブレード基板1に圧
接状態に固定保持することが必要で、従来のレーザ溶接
におけるチップ固定保持具は、図11に示されるように
、円盤形状の基台4のブレード基板載置面4aとチップ
載置面4bにそれぞれブレード基板1とチップ2を載置
し、チップ毎に設けたトグル式クランプ機構(図示せず
)によってブレード基板1の外周にチップ2を大きな力
Fで押圧固定する構造となっている。そしてこの固定保
持具を所定速度で回転させて、チップ2とブレード基板
1との圧接部に上方よりレーザビーム6を照射して溶接
を行なうようになっている。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかし前記したレーザ
溶接方法では、基台4を回転させてレーザ溶接を自動的
に行うが、チップの供給や、クランプ機構の作動及び解
除等が自動で行われておらず、完全な自動化に至ってい
ないのが現状で、チップの溶接は勿論、ブレード基板及
びチップの搬入からクランプ機構の解除及び溶接加工の
終了したブレードの搬出までの全てを自動化する方法が
希求されていた。
【0005】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的はブレード基板及びチップの搬入
から溶接加工の終了したブレードの搬出までの全てを自
動化したブレードチップの自動溶接方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者が研究を重ねた結
果、基台にクランプ機構を一体化した治具を循環搬送す
る搬送ラインを設け、この搬送ライン上において、ブレ
ード基板の搬入、チップの搬入、チップの固定保持、チ
ップの溶接、チップの固定解除及びブレードの搬出を順
次行うようにすれば、ブレード基板にチップを溶接する
工程の完全な自動化が達成できると考えて、本発明をな
すに至ったものである。
【0007】前記目的を達成するために、本発明に係る
切削用ブレードのチップ自動溶接方法においては、上面
に円形の基板載置面及びこの基板載置面を取り囲む円環
状のチップ載置面が形成され、下面に回転駆動軸との係
合連結部が形成された回転ディスクの周縁部に、回転デ
ィスク下方の揺動支点周りに縦方向に揺動し、チップ載
置面上のチップを基板載置面上のブレード基板の周縁部
に圧接状態に固定保持するばね付勢された揺動式コ字型
クランプ部材が複数個設けられたブレードチップ固定保
持具を循環搬送し、前記循環搬送ライン上に、ブレード
基板を搬入してブレードチップ固定保持具の基板載置面
に載置するブレード基板搬入工程と、ブレード基板の載
置されたブレードチップ固定保持具を所定ピッチで間欠
回転させ、固定保持具の回転停止上のタイミングに合わ
せてチップ載置面にチップを供給し、かつクランプ部材
を揺動させてチップをクランプするチップ供給クランプ
工程と、ブレードチップ固定保持具を回転させつつレー
ザビームを照射して、チップをブレード基板に溶接する
レーザ溶接工程と、クランプ部材によるチップのクラン
プを解除するクランプ解除工程と、チップの溶接された
ブレードをブレードチップ固定保持具から搬出するブレ
ード搬出工程と、を設けるようにしたものである。
【0008】また請求項2に係る切削用ブレードのチッ
プ自動溶接方法においては、請求項1記載の方法におい
て、ブレードチップ固定保持具の循環搬送ライン上に、
複数個のブレードチップ固定保持具を搬送させるように
したものである。
【0009】
【作用】循環搬送ライン上を搬送されるブレードチップ
固定保持具には、まずブレード基板搬入工程において、
ブレード基板が搬入載置され、次のチップ供給クランプ
工程において、チップが供給されるとともに、このチッ
プがクランプされてブレード基板に圧接状態に固定保持
される。そして次のレーザ溶接工程においてチップの溶
接が行われ、次のクランプ解除工程において、チップの
クランプが解除され、ブレード搬出工程において、チッ
プの溶接されたブレードが搬出される。ブレード搬出工
程において、ブレードが搬出されて空となったブレード
チップ固定保持具は循環搬送ラインによってブレード基
板搬入工程に戻される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は本発明の切削用ブレードのチップ
自動溶接方法に用いられるブレードチップ固定保持具(
以下、単に固定保持具という)の一実施例を示すもので
、図1は固定保持具の平面図、図2は固定保持具の縦断
面図(図2に示す線II−IIに沿う断面図)である。
【0011】これらの図において、符号10は円盤形状
の回転ディスクで、回転ディスク10の中央部にはブレ
ード基板位置決用のマンドレル11が上方に突出形成さ
れ、マンドレル11の周りには円形状のブレード基板載
置面12が形成され、さらにこのブレード基板載置面1
2の周りには円環状凹部14を隔てて円環状のチップ載
置面16が形成されている。一方回転ディスク10の下
面中央には、後述する自動溶接工程内の所定のステージ
対応位置に垂直に配設された回転駆動軸50に係合連結
可能な係合連結部である円筒部18が突出形成されてい
る。
【0012】また回転ディスク10の周縁部には、周方
向等間隔に複数のレバー式クランプ部材20が設けられ
ている。回転ディスク周縁部下面にはL字ブラケット2
8が周方向等間隔に設けられており、このL字ブラケッ
ト28にコ字型のクランプ部材20が枢着されている。 クランプ部材20のコ字上側横棒状部21の先端には、
チップ2の外側周縁部に係合できるクランプ用係合凹部
21aが形成され、クランプ部材20の揺動支点である
枢支軸29は回転ディスク周縁部真下近傍位置(枢支軸
29がクランプ用係合凹部21aに接近した位置)に設
けられている。またクランプ部材20は、後述するばね
部材である引張コイルスプリング30によってチップ2
をブレード基板周縁部に圧接する方向に付勢されている
。このためチップ2は高剛性のコ字型クランプ部材20
によって上下方向に固定保持されて、レーザ溶接の際の
溶接熱に起因した熱応力によって変形することなく保持
される。即ち、レーザ溶接による熱応力はチップ2の外
側周縁部2aを上方に反らす方向に作用するが、揺動支
点(枢支軸)29が溶接熱応力のクランプ部材20への
作用点(クランプ用係合凹部21a)に近接しているた
め、換言すればチップクランプ点と揺動支点間の距離d
は短いため、熱応力によってクランプ部材20のクラン
プを解除する方向に作用する曲げモーメントは非常に小
さく、圧縮コイルスプリング30のばね力によって十分
対抗できる。そして熱応力によってクランプ部材20に
作用する力は縦方向の力、即ち剪断力としてクランプ部
材20のコ字上側横棒状部21に作用するが、この剪断
力は剛性の高いクランプ部材20の縦棒状部22を介し
てL字ブラケット28に支承されている耐剪断強度の高
い枢支軸29に支えられるので、チップ2は変形するこ
となく、即ち反り返ることなく保持される。
【0013】L字ブラケット28とクランプ部材20と
の間には、クランプ部材20にチップのクランプ作用及
びクランプ解除作用のためのばね付勢力を与える引張コ
イルスプリング30が介装されている。即ち、引張コイ
ルスプリング30は、力の作用線Lが枢支軸29の近傍
位置となるように介装されており、クランプ部材20が
揺動することによって力の作用線Lが枢支軸29の内側
となったり外側となったりする。このため図2で示す状
態では、クランプ部材20に作用するスプリング30の
ばね力はチップをクランプする方向に作用しているが、
クランプ部材20を揺動させて、図2仮想線に示すよう
に力の作用線Lが枢支軸29より外側となると、クラン
プ部材20に作用するスプリング30のばね力は作用方
向が切り替わって、チップのクランプを解除する方向に
作用することとなる。即ち、クランプ部材20を揺動支
点回りに揺動させた場合に、当初揺動を妨げる方向に作
用していたスプリング30のばね付勢力が途中から揺動
を促進する方向に切替わるので、クランプ部材によるチ
ップのクランプ及びクランプ解除を簡単に行うことがで
きる。
【0014】またクランプ部材20のコ字縦棒状部22
には縦ブラケット23が垂設され、この縦ブラケット2
3の先端部にガイドローラ24が設けられている。そし
て後述する自動溶接工程内の所定のステージにおいて、
上方からクランプ解除用突き押し部材60が下降してこ
のガイドローラ24を突き押しし、クランプ部材20を
外側に揺動させてクランプ部材20によるチップのクラ
ンプを解除する構造となっている。即ち、突き押し部材
60は、環状に配置されたクランプ部材20に対応する
大きさで中央に孔が開けられた円盤型で、この突き押し
部材60の下降により、ガイドローラ24は突き押し部
材の下面62に沿って外側に転動し、これに伴ってすべ
てのクランプ部材20が枢支軸29回りに拡開方向に揺
動する。そしてスプリング30の作用線Lが枢支軸29
を越えると、スプリング30の引張力はクランプ部材2
0を拡開する方向に作用し、すべてのクランプ部材20
はスプリング30のばね力によって自動的に拡開される
【0015】符号65は、後述する自動溶接工程内の第
2ステージに設けられているクランプ作動用突き押し部
材で、拡開状態に保持されているクランプ部材20を突
き押しし揺動させて、スプリング30のばね付勢方向を
切替え、クランプ部材20をチップクランプ方向に揺動
させる。前記したクランプ部材の拡開方向への揺動の場
合と同様に、途中からスプリング30のばね力の付勢方
向が切替わってクランプ部材20は自動的に揺動してチ
ップをクランプする。
【0016】マンドレル11の側面には矩形状の凹部1
1aが形成されており、後述する自動溶接工程内の所定
のステージにおいて、この凹部11aに係合する凸部4
2を備えたチャック106が上方から下降し、この固定
保持具を吊り下げて隣のステージまで移送することがで
きるようになっている。符号52は回転駆動軸50の係
合先端部51の基部に軸と直交する方向に延びる凸条で
、この凸条52は円筒部18に形成されている凹部19
と係合し、円筒部18と回転駆動軸50とが周方向に一
体化される。そして回転駆動軸50は、後述するチップ
の供給及びクランプの行われる第2ステージやレーザ溶
接の行われる第4ステージに設けられている。
【0017】図3〜図9はブレードチップ自動溶接装置
の一実施例を示す図で、図3は同装置の平面図、図4は
同装置の正面図、図5はチッププッシャーの動きを説明
する説明図、図6はチッププッシャーのチップ突き押し
部の平面図、図7は第3ステージと第4ステージ間にお
ける固定保持具搬送機構の側面図、図8は同搬送機構の
横断面図、図9は第5ステージにおいて空となった固定
保持具を第1ステージまで搬送する搬送機構を実線で示
すブレードチップ自動溶接装置の平面図である。
【0018】符号100は自動溶接装置のフレームで、
フレーム100内にはブレード基板1が搬入される第1
ステージS1、チップの供給及びチップのクランプが行
われる第2ステージS2、溶接終了後、チップのクラン
プが解除される第3ステージS3及びブレードの搬出が
行われる第5ステージS5が一列に配置され、第1〜第
3ステージに対し直交した位置には溶接加工の行われる
第4ステージS4が配置された構造となっている。
【0019】符号105は、隣接ステージ間において固
定保持具の移送を行うチャック移送機構である。このチ
ャック移送機構105は3個のチャック106(106
A,106B,106C)からなり、それぞれのチャッ
ク106はエアシリンダ107の作動により上下方向に
一体に昇降し、ボールねじスライド機構108によって
左右方向に一体にスライドする。そして水平一列に配置
された第1,第2,第3及び第5ステージの上方におい
て、第1ステージS1の固定保持具Wを第2ステージS
2に、第2ステージS2の固定保持具Wを第3ステージ
S3に、第3ステージS3の固定保持具Wを第5ステー
ジS5に同時に懸吊しスライド移送する。
【0020】符号110Aは、スタッカー114内に積
層されているブレード基板2を吸着し、第1ステージS
1の固定保持具Wの基板載置面12に搬入するブレード
基板吸着搬入機構で、アーム111先端の吸着盤に負圧
によってブレード基板1を吸着保持し、水平に延びるボ
ールねじスライド機構112によりスライド搬入する。 即ち第1ステージS1において、固定保持具にブレード
基板1を搬入するブレード基板搬入工程が行われる。
【0021】第1ステージS1位置には、図9に示され
るようにシリンダ172によってアーム174が昇降動
作する昇降機構170Aが設けられている。アーム17
4の先端部には固定保持具Wの底部に設けられている円
筒部18と係合できる係合凸部が形成されている。そし
て後述する搬送ベルトコンベア160によって第1ステ
ージS1の真下位置まで搬送されてきた空の固定保持具
Wはこのアーム174で担持されて持ち上げられ、第1
ステージ位置S1に保持される。そして固定保持具Wに
は、前記したようにブレード基板吸着搬入機構110A
によりブレード基板1が載置される。
【0022】第2ステージS2には、固定保持具の円筒
部18と係合できる回転駆動軸50(図2参照)が垂設
されている。回転駆動軸50は減速機(図示せず)を介
して駆動モータ(図示せず)に連結されている。この回
転駆動軸50の近傍には、図5に示されるように、回転
駆動軸50と係合連結されて間欠回転する固定保持具W
のチップ載置面16にチップ2を供給するチッププッシ
ャー120と、供給されたチップ2に対応するクランプ
部材20を突き押しし、クランプ部材20をチップクラ
ンプ方向に揺動させるクランプ作動用プッシャー130
とが設けられている。
【0023】チッププッシャー120は、チップ2が積
層されているチップスタッカー121内の最下部のチッ
プをプッシャープレート122が突き押しする構造とな
っている。符号123はプッシャープレート122を支
持するスライドプレートで、プッシャープレート122
が直接連結されているシリンダロッド124aとこのス
ライドプレート123間には圧縮コイルスプリング12
5が介装されている。符号126はスライドプレート1
23のストッパ兼スライドガイドである。即ち、間欠回
転する回転ディスク10の回転の一時停止するタイミン
グに合わせて、エアシリンダ124が作動し、スライド
プレート123及びプッシャープレート122を前進さ
せて回転ディスク10に接近した位置(図5仮想線位置
)とする。このときスライドプレート123はストッパ
ー兼ガイド126に当接してこれ以上前進できず、プッ
シャープレート122だけが前進してチップ載置面16
上にチップ2を押し出し、ブレード基板1に当接させ、
プレート123及びスライドプレート122は元の位置
に復帰する。
【0024】クランプ作動用プッシャー130は、エア
シリンダ132の作動により、シリンダロッド133の
先端の突き押し部材65が、拡開状態に保持されている
クランプ部材20を斜め上方に突き押しする構造となっ
ている。そしてチッププッシャー120によりチップ2
が供給されてスライドプレート123が元の位置に復帰
し始め、スライドプレート123がクランプ部材20の
揺動と干渉しない位置となるや否や、クランプ作動用プ
ッシャー130が作動する。そしてばね部材30のばね
付勢力によりクランプ部材20が図5反時計方向に揺動
し、基板載置面16上のチップ2をブレード基板1に圧
接状態に固定保持する。そして回転ディスク10が1回
転してすべてのチップがクランプ部材20によってクラ
ンプされた状態となる。このように第2ステージS2に
おいて、固定保持具上へのチップの供給及び供給された
チップをクランプするチップ供給クランプ工程が行われ
る。
【0025】第3ステージS3と第4ステージS4間に
は、図7,図8に示されるように、固定保持具Wをスラ
イド搬送するスライド搬送機構140が配設されている
。このスライド搬送機構140は、前後に延びるボール
ねじ142にスライドユニット141が組付けられた構
造で、モータMによってボールねじ142が回転し、こ
れに伴ってスライドユニット141がボールねじ142
に沿って前後にスライドする。またスライドユニット1
41には駆動モータ143が一体化されている。駆動モ
ータ143の駆動はベルト143aを介して減速機14
4に伝達され、減速機144の駆動はスライドユニット
141上に垂設されている回転駆動軸50に伝達される
。従って第2ステージS2から移送された固定保持具W
は、第3ステージS3においてスライドユニット141
の回転駆動軸50と係合連結された状態で、スライド搬
送機構140によって第4ステージS4にスライド搬送
される。
【0026】第4ステージS4の上方には門型フレーム
(図示せず)によって支持されたレーザ照射部146が
下方に向けて配設されており、駆動モータ143によっ
て固定保持具Wが回転されるとともに、チップ2とブレ
ード基板1との圧接部に向けてレーザビーム147が照
射され、チップのレーザ溶接が行われる。第4ステージ
S4においてチップのレーザ溶接が終了すると、固定保
持具Wはスライド搬送機構140により、再び第3ステ
ージS3にスライド搬送される。
【0027】第3ステージS3の固定保持具Wを第4ス
テージS4にスライド移送するチャック106Cには、
クランプ解除用プッシャー150(図1,3,4参照)
が組付けられている。クランプ解除用プッシャー150
は、チャック106Cの昇降動作に連動する孔開き円盤
形状の突き押し部材60からなり、このクランプ解除用
プッシャー150が固定保持具Wの上方位置から下降し
、クランプ部材20を突き押ししてチップのクランプを
解除する方向にクランプ部材20を揺動させる。そして
クランプ部材20はばね部材30のばね付勢力の作用に
よって外側に自動的に揺動し、図2仮想線で示す位置と
なる。従って第4ステージS4から第3ステージS3に
戻された固定保持具Wは、この第3ステージにおいてチ
ップのクランプが解除されると同時に、チャック106
Cで懸吊され、第5ステージS5に移送される。即ち、
第3ステージにおいてチップのクランプ解除工程が行わ
れる。
【0028】符号110Bは、第5ステージの固定保持
具から、ブレード基板1の外周縁部に等間隔にチップが
レーザ溶接されたブレードを吸着し、スタッカー116
に搬出するブレード吸着搬出機構である。即ち、この第
5ステージにおいてブレード搬出工程が行われる。ブレ
ード吸着保持機構110Bは、ブレード基板を第1ステ
ージに搬入するブレード基板吸着保持機構110Aと同
様の構造であり、同一の符号を付すことによりその重複
した説明は省略する。この第5ステージS5においては
、クランプ部材20は拡開状態に保持されており、クラ
ンプ部材20がブレード吸着保持機構110Bのブレー
ド搬出動作を妨げることはない。
【0029】符号160は、図4,9に示されるように
、第5ステージS5の真下から第1ステージS1の真下
まで延設され、空となった固定保持具を搬送する搬送ベ
ルトコンベアである。符号162は一対のベルトで、ベ
ルト162,162間にはガイド164が延設されてお
り、固定保持具の回転ディスク下面に突出する円筒部1
8に形成されている凹部19がこのガイド164に係合
状態とされて周方向位置を保持したままスライド搬送さ
れる。
【0030】符号170Bは、第5ステージS5の下方
に設けられ、第5ステージS5において空となった固定
保持具を前記搬送コンベア160まで降ろす昇降機構で
、既に説明した昇降機溝170Aと同一の構造である。 このように第5ステージにおいて空となった固定保持具
は、昇降機構170A、搬送コンベア160及び昇降機
構170Bによって第1ステージに搬送循環される。即
ちチャック移送機構105、スライド搬送機構140、
昇降機構170A,170B及び搬送コンベア160は
固定保持具を循環搬送する搬送ラインを構成しており、
この循環搬送ライン上に、ブレード基板の搬入工程であ
る第1ステージS1、チップ供給クランプ工程である第
2ステージS2、チップ溶接工程である第4ステージS
4、チップのクランプ解除工程である第3ステージS3
、ブレード搬出工程である第5ステージS5が順次配置
されて、ブレード基板とチップとの自動溶接処理が行わ
れている。また前記した循環搬送ライン上には、4個の
固定保持具Wが同時に搬送されており、ブレードチップ
を効率よく短時間のうちに量産できる構造となっている
【0031】なお前記したクランプ解除用プッシャー1
50は、溶接工程である第4ステージS4から搬送され
て、第3ステージS3において作動するようになってい
るが、第5ステージS5において作動させるようにして
もよい。即ちクランプ解除用突き押し部材60を単独で
作動させるエアシリンダを設けておき、チャック106
Cが固定保持具Wを第5ステージS5に降ろした後に、
即ち昇降機構170Bのアーム先端部に固定保持具Wが
係合担持された後に、クランプ解除用プッシャー150
を作動させるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る切削用ブレードのチップ自動溶接方法によれば、
ブレードチップ固定保持具を循環搬送する搬送ラインを
設け、このライン上にブレード基板の搬入工程、チップ
供給クランプ工程、レーザ溶接工程、クランプ解除工程
及びブレード搬出工程を順次設けたので、人手を全く要
すことなく高品質の切削用ブレードを量産することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するためのブレードチップ自
動溶接装置に用いられるブレードチップ固定保持具の平
面図
【図2】同保持具の縦断面図(図1に示す線II−II
に沿う断面図)
【図3】ブレードチップ自動溶接装置の平面図
【図4】
同装置の正面図
【図5】チッププッシャーの動きを説明する説明図
【図
6】チッププッシャーの先端部の平面図
【図7】第3ス
テージと第4ステージ間における固定保持具搬送ライン
の側面図
【図8】同搬送ラインの縦断面図
【図9】空となったブレードチップ固定保持具を第5ス
テージから第1ステージに搬送する搬送ラインの平面図
【図10】切削用ブレードの斜視図
【図11】従来のブレードチップ固定保持具の概要図
【符号の説明】
1  ブレード基板 2  ブレードチップ 10  回転ディスク 11  マンドレル 12  基板載置面 16  チップ載置面 18  係合連結部である円筒部 20  コ字型レバー式クランプ部材 29  クランプ部材の揺動支点である枢支軸30  
ばね部材である引張コイルスプリング50  回転駆動
軸 60  クランプ解除用突押部材 65  クランプ作動用突押部材 105  チャック移送機構 106(106A,106B,106C)  チャック
110A  ブレード基板吸着搬入機構110B  ブ
レード吸着搬出機構 114  ブレード基板スタッカー 116  ブレードスタッカー 120  チッププッシャー 130  クランプ作動用プッシャー 140  スライド搬送機構 146  レーザ照射部 150  クランプ解除用プッシャー 160  搬送ベルトコンベア 170A,170B  昇降機構 W  ブレードチップ固定保持具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  上面に円形の基板載置面及びこの基板
    載置面を取り囲む円環状のチップ載置面が形成され、下
    面に回転駆動軸との係合連結部が形成された回転ディス
    クの周縁部に、回転ディスク下方の揺動支点周りに縦方
    向に揺動し、チップ載置面上のチップを基板載置面上の
    ブレード基板の周縁部に圧接状態に固定保持するばね付
    勢された揺動式コ字型クランプ部材が複数個設けられた
    ブレードチップ固定保持具を循環搬送し、前記循環搬送
    ライン上に、ブレード基板を搬入してブレードチップ固
    定保持具の基板載置面に載置するブレード基板搬入工程
    と、ブレード基板の載置されたブレードチップ固定保持
    具を所定ピッチで間欠回転させ、固定保持具の回転の停
    止のタイミングに合わせてチップ載置面にチップを供給
    し、かつクランプ部材を揺動させてチップをクランプす
    るチップ供給クランプ工程と、ブレードチップ固定保持
    具を回転させつつレーザビームを照射して、チップをブ
    レード基板に溶接するレーザ溶接工程と、クランプ部材
    によるチップのクランプを解除するクランプ解除工程と
    、チップの溶接されたブレードをブレードチップ固定保
    持具から搬出するブレード搬出工程と、を設けたことを
    特徴とする切削用ブレードのチップ自動溶接方法。
  2. 【請求項2】  前記ブレードチップ固定保持具の循環
    搬送ライン上には、複数個のブレードチップ固定保持具
    が搬送されていることを特徴とする請求項1記載の切削
    用ブレードのチップ自動溶接方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7271364B1 (en) * 2004-03-22 2007-09-18 Cardiac Pacemakers, Inc. Laser welding fixture and method
CN104493395A (zh) * 2014-12-22 2015-04-08 苏州博众精工科技有限公司 一种用于五金零件热熔到产品上的自动化设备

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