JPH04356224A - 車両のパワートレインマウント構造 - Google Patents

車両のパワートレインマウント構造

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JPH04356224A
JPH04356224A JP6051491A JP6051491A JPH04356224A JP H04356224 A JPH04356224 A JP H04356224A JP 6051491 A JP6051491 A JP 6051491A JP 6051491 A JP6051491 A JP 6051491A JP H04356224 A JPH04356224 A JP H04356224A
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JP
Japan
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power train
engine
vehicle
transmission
mount
Prior art date
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Pending
Application number
JP6051491A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakuyoshi Hasefuji
作美 長谷藤
Osamu Kameda
修 亀田
Junichi Okita
沖田 潤一
Ichiro Hirose
広瀬 一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Priority to US07/845,929 priority patent/US5251720A/en
Priority to DE4207193A priority patent/DE4207193C2/de
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のエンジン及び変
速機等からなるパワートレインを車体に弾性的に支持す
るためのパワートレインマウント構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、4輪駆動車やFF(フロントエン
ジン・フロントドライブ)型車等の車両において、車体
前部のエンジンルーム内にエンジン及び変速機を配置す
るに当っては、これらを縦置きまたは横置きのいずれで
搭載するかで種々の態様がある。これらのうち、特に、
エンジン及び変速機を共に横置きに配置する場合、この
両者を直列に配置するとパワートレイン全体の軸方向長
さがかなり長くなるという不具合がある。このため、例
えば特開昭63−103735号公報及び特開平1−3
16560号公報等に開示されるように、エンジンの前
方又は後方に変速機を並列に配置し、その両者をギヤや
チェーン等の動力伝達手段により動力伝達可能に連結す
るようにしたものが開発され、実用化されている。
【0003】そして、このようにエンジン及び変速機を
配列してなるパワートレインを車体に弾性的に支持する
ためのパワートレインマウント支持構造としては、特開
平1−226429号公報に開示されるように、パワー
トレインのクランクシャフト軸線方向(つまり車幅方向
)に延びる慣性主軸上の左右2個所に、それぞれ該パワ
ートレインを車体の左右両側面に弾性的に支持するマウ
ントを設けるとともに、上記パワートレインの変速機側
近傍にパワートレインのロールを規制するバッファを設
けたものは知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
パワートレインマウント支持構造では、パワートレイン
の慣性主軸上にマウントを設ける必要があるが、補機の
配置レイアウト等との関係でこの慣性主軸上にマウント
を設けることができない場合があり、汎用性に欠けると
いう問題がある。
【0005】また、パワートレインの変速機側には駆動
車軸が車幅方向に貫通して設けられ、駆動反力がパワー
トレイン等を通して車体に伝達されることなどから、こ
の変速機側に対応する部位での車体の剛性を上げる必要
があるが、従来は、この点について充分な配慮がなされ
ていない。
【0006】さらに、エンジンの排気管は、通常、エン
ジンの上部後方からパワートレインの後面に沿って下方
に下ろして車体後方へ取り出すように配置される(特開
平1−301410号公報参照)が、この排気管の振動
に起因して異音が発生するという問題もある。
【0007】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、エンジン及び変速機
を横置き並列に配列してなるパワートレインを車体に弾
性的に支持するに当り、パワートレインの支持を確実に
行うことができかつ汎用性に優れ、また、パワートレイ
ンの変速機側に対応する部位の車体の剛性を上げること
ができ、あるいは排気管の振動を低減することができる
パワートレインマウント構造を提供せんとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、請求項1記載の発明は、車体に対して、エンジンがそ
のクランクシャフトを車幅方向に向けて横置きに配置さ
れているとともに、変速機が該エンジンと並列に配置さ
れた車両において、少なくとも上記エンジンと上記変速
機とからなるパワートレインのクランクシャフト延設方
向の慣性主軸の略上方に、該パワートレインを車体の左
右両側面に弾性的に支持する第1及び第2のマウントを
設けるとともに、上記パワートレインの変速機側近傍に
車幅方向に延びるクロスメンバを設け、該クロスメンバ
上に、上記パワートレインを弾性的に支持する第3のマ
ウントを設ける構成とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に従属するものであって、上記エンジン及び変速機の
ケースを一体構造としてパワートレインを構成する。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明に従属するものであって、上記エンジンを、その上部
側を後方に傾斜させた状態で横置きに配置し、該エンジ
ンの後方に上記変速機を横置きに配置し、この変速機の
後方に上記クロスメンバを設ける構成とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明に従属するものであって、上記エンジンの上部後方か
ら排気管を車体後方へ取り出し、該排気管を、上記第3
のマウントに支持せしめる構成とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明に従属するものであって、上記エンジンの上部後方か
ら排気管を車体後方へ取り出し、該排気管を、上記第3
のマウントで支持されたケースの変速機側部位に支持せ
しめる構成とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項2記載の発
明に従属するものであって、上記クロスメンバにその長
手方向に沿って延びるステアリングラックを固定する構
成とする。
【0014】請求項7記載の発明は、車体に対して、エ
ンジンがそのクランクシャフトを車幅方向に向けて横置
きに配置されているとともに、変速機が該エンジンと並
列に配置された車両において、少なくとも上記エンジン
と上記変速機とからなるパワートレインのクランクシャ
フト延設方向の慣性主軸の略上方に、該パワートレイン
を車体の左右両側に弾性的に支持する第1及び第2のマ
ウントを設けるとともに、該両マウントとは別に、上記
パワートレインの変速機側を車体に弾性的に支持する第
3のマウントを設ける。また、上記エンジンの上部後方
から排気管を車体後方へ取り出し、該排気管を、上記第
3のマウントに支持せしめる構成とする。
【0015】請求項8記載の発明は、車体に対して、エ
ンジンがそのクランクシャフトを車幅方向に向けて横置
きに配置されているとともに、変速機が該エンジンと並
列に配置された車両において、少なくとも上記エンジン
と上記変速機とからなるパワートレインのクランクシャ
フト延設方向の慣性主軸の略上方に、該パワートレイン
を車体の左右両側面に弾性的に支持する第1及び第2の
マウントを設けとともに、該両マウントとは別に、上記
パワートレインの変速機側を車体に弾性的に支持する第
3のマウントを設ける。また、上記エンジンの上部後方
から排気管を車体後方へ取り出し、該排気管を、上記第
3のマウントで支持されたパワートレインの変速機側部
位に支持せしめる構成とする。
【0016】
【作用】上記の構成により、請求項1〜8記載の発明で
は、いずれもパワートレインは、そのクランクシャフト
延設方向の慣性主軸の上方を第1及び及び第2のマウン
トで、変速機側を第3のマウントでそれぞれ支持するこ
とにより、車体に対して3点で弾性的に支持されている
ので、補機の配置レイアウト等との関係で上記慣性主軸
上に第1及び第2のマウントを設けることがてぎない場
合でもパワートレインの支持を安定性よく確実に行うこ
とができる。
【0017】しかも、請求項1記載の発明では、上記パ
ワートレインの変速機側に設けられる駆動車軸から駆動
反力がパワートレイン等を通して車体側に伝達されると
きでも、このパワートレインの変速機側に対応する車体
の部位は、上記第3のマウントを支持すべく車体側に設
けたクロスメンバにより補強されており、上記駆動反力
に対して充分に対抗し得る剛性を有する。
【0018】また、請求項7または8記載の発明では、
エンジンの排気管が上記第3のマウントに、または該マ
ウントに支持されたパワートレインの変速機側部位に支
持されているので、その分排気管の振動が抑制され、異
音の発生が少なくなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1及び図2は本発明の第1実施例に係わ
るパワートレインマウント構造を備えたFF型車のパワ
ートレイン構造を示す。これらの図において、1は車体
、2は車体1の前部に設けられたエンジンルームであり
、該エンジンルーム2は、ダッシュパネル3により車室
4と仕切られている。上記エンジンルーム2内には、そ
の前側にラジエータ5が配設されているとともに、該ラ
ジエータ5の後方にエンジン6及び変速機7が配設され
ている。上記エンジン6は、4気筒のレシプロエンジン
でクランクシャフト8を車幅方向に向けて横置きに配置
されており、上記変速機7は、該エンジン6の後方でか
つクランクシャフト11と並列に横置きに配置されてい
る。
【0021】また、11は上記エンジン6のクランクシ
ャフト8の一端部に設けられたクラッチ、12は該クラ
ッチ11を通して出力されるエンジン6の駆動力(クラ
ンクシャフト8の回転力)を上記変速機7の入力軸21
に伝達する動力伝達手段である。上記クラッチ11は、
上記クランクシャフト8と回転一体に連結されたサポー
トディスク13と、該サポートディスク13と対向して
配置されたクラッチディスク14と、該クラッチディス
ク14を上記サポートディスク13に押圧せしめるプレ
ッシャプレート15とを備えている。また、上記動力伝
達手段12は、上記クラッチ11のクラッチディスク1
4に回転一体に連結されたドライブスプロケット16と
、変速機7の入力軸21に回転一体に設けられたドリブ
ンスプロケット17と、上記両スプロケット16,17
間に巻き掛けられたチェーン18とからなる。しかして
、上記クラッチ11が接続されるとき(つまりクラッチ
ディスク14がサポートディスク13に押圧される状態
のとき)、エンジン6の駆動力が上記動力伝達手段12
を介して変速機7の入力軸21に伝達され、該入力軸2
1が回転する。
【0022】上記変速機7は、同軸線上に位置する入力
軸21及び出力軸22と、これらと平行なカウンタシャ
フト23とを有する。上記入力軸21とカウンタシャフ
ト23とは、一対の減速ギヤ24を介して駆動連結され
ている一方、上記出力軸22とカウンタシャフト23と
の間には変速用ギヤ列25が配設されている。しかして
、入力軸21に入力されたエンジン駆動力は、該入力軸
21から減速ギヤ24を介してカウンタシャフト23に
伝達され、該カウンタシャフト23から変速用ギヤ列2
5のいずれか一つのギヤを介して出力軸22に伝達され
るとともに、この間に適宜減速されるようになっている
【0023】上記変速機7の出力軸22の端部には出力
ギヤ26が回転一体に設けられ、該出力ギヤ26は、フ
ロントディファレンシャル41のデフケースに回転一体
に設けられたギヤ27と噛合している。しかして、変速
機7の出力軸22から出力される駆動力は上記フロント
ディファレンシャル41に伝達され、該フロントディフ
ァレンシャル41で左右に分割された後、各々駆動車軸
42L,42Rを介して左右の前輪9に伝達される。
【0024】上記エンジン6は、その上部側(シリンダ
ヘッド側)を後方へ45度程度傾けた状態で横置きに配
置されている。また、エンジン6のケース70は、上側
からヘッドカバー71とシリンダヘッド72と上部クラ
ンクケース73と下部クランクケース74とオイルパン
75とにより構成されており、上記上部クランクケース
73と下部クランクケース74との合わせ面F1 は、
クランクシャフト8の中心を通る平面でシリンダ軸と略
直交して設けられている。上記変速機7は、主として上
記エンジン6の上部クランクケース73内に収納されて
、この両者6,7のケースは一体構造とされている。
【0025】また、上記フロントディファレンシャル4
1は、上記エンジン6の上部クランクケース73内と下
部クランクケース74内とに跨がって収納されて、この
デフケースがエンジン6のケースと一体構造とされてお
り、上部クランクケース73と下部クランクケース74
との合わせ面F1 は、上記クランクシャフト8の中心
とフロントディファレンシャル41及び駆動車軸42L
,42Rの中心とを通り、この両シャフト8,42L,
42Rを各々挟み込んで軸支するようになっている。以
上によって、パワートレイン10を構成するエンジン6
、変速機7及びフロントディファレンシャル41のケー
ス全てが一体構造とされている。
【0026】さらに、上記変速機7及びこれと一体化さ
れたフロントディファレンシャル41の後方近傍には閉
断面構造のクロスメンバ51が車幅方向に延びて配置さ
れているとともに、該クロスメンバ51の上面上にはそ
の長手方向つまり車幅方向に延びるステアリングラック
52が固定されている。上記クロスメンバ51は、その
左右両端部にて車体前後方向に延びるフレーム53に連
結支持されている。また、上記ステアリングラック52
は、図示していないが、ステアリング操舵力を受けて軸
方向(車幅方向)に移動可能に設けられているとともに
、その左右両端部はそれぞれタイロッドを介して前輪9
に操舵可能に連結されている。上記ステアリングラック
52は、フロントディファレンシャル41及び前輪9の
駆動車軸42L,42Rの中心よりも低い位置に設定さ
れている。
【0027】また、61はエンジン6の各気筒の吸気口
に連通して接続された吸気管、62はエンジン6の各気
筒の排気口に連通して接続された排気管であり、該排気
管62は、図3に明示するように、エンジン6の各気筒
の排気口に各々独立して連通する4本の第1排気管63
,63,…と、これらの第1排気管63,63,…と集
合管64を介して接続された第2排気管65とからなる
。上記4本の第1排気管63,63,…は、長さが略等
しく設定されているとともに、エンジン6のシリンダヘ
ッド側である上部の後方から変速機7の後方を下向きに
傾斜した状態で通って第2排気管65に接続されており
、該第2排気管65は、上記クロスメンバ51の上方位
置から車体の車幅方向中央部を車体後方に延びて配置さ
れている。
【0028】ここで、上記パワートレイン10のクラン
クシャフト延設方向(つまり車幅方向)の慣性主軸Iは
、クランクシャフト8と変速機7の入・出力軸21,2
2との間に位置する。そして、上記慣性主軸Iの略上方
には、パワートレイン10を車体の左右両側のフレーム
53に各々弾性的に支持する第1及び第2のマウント8
1,82が設けられている。上記両マウント81,82
は、図示していないが、外筒と内筒との間にラバーを充
填してなり、その外筒は上記パワートレイン10のケー
ス70(上部クランクケース73)に取り付けられたパ
ワートレイン側ブラケット84に支軸を介して連結され
ている。
【0029】また、上記クロスメンバ51上には、上記
パワートレイン10の後部側である変速機側を弾性的に
支持する第3のマウント91が固定され、該マウント9
1の上部には、パワートレイン10のケース70に取り
付けたブラケット92の先端部がボルト止めにより固定
されている。上記ブラケット92には、一端部で上記排
気管62の集合管64を支持する支持部材93の他端部
が固定されている。
【0030】したがって、上記第1実施例においては、
エンジン6と変速機7とフロントディファレンシャル4
1とからなるパワートレイン10は、そのクランクシャ
フト延設方向の慣性主軸Iの上方を第1及び第2のマウ
ント81,82で、後部側である変速機側を第3のマウ
ント91でそれぞれ支持することにより、パワートレイ
ン車体に対して3点で弾性的に支持されているので、補
機の配置レイアウト等との関係で上記慣性主軸I上に第
1及び第2のマウント81,82を設けることがてぎな
い場合でもパワートレイン10の支持を安定性よく確実
に行うことができる。また、適用範囲が広く、汎用性に
優れている。
【0031】しかも、上記パワートレイン10の変速機
側の駆動車軸42L,42Rから駆動反力がパワートレ
イン等を通して車体側に伝達されるときでも、このパワ
ートレイン10の変速機側に対応する車体の部位は、パ
ワートレイン10の変速機側後方近傍を車幅方向に延び
て設けられかつ上記第3のマウント91を支持するクロ
スメンバ51により補強されているので、上記駆動反力
に対して充分に対抗し得る剛性を有する。
【0032】さらに、本実施例の場合、エンジン6の排
気管62は、その集合管64付近で支持部材93及びブ
ラケット92を介して上記第3のマウント91に支持さ
れ、支持点間の長さが短くなるので、その分排気管の振
動を抑制することができ、それに起因する異音の発生を
少なくすることができる。
【0033】図4は本発明の第2実施例に係わるFF型
車のパワートレインマウント構造を示す。この第2実施
例の場合、パワートレイン10の後部側である変速機側
を弾性的に支持する第3のマウント91が、クロスメン
バ51上における排気管62の集合管64の略真下の部
位に設けられ、該マウント91の上部とパワートレイン
10のケース70とを連結するブラケット92に、上記
排気管62(集合管64)を支持する支持部92aが形
成されている。尚、パワートレイン10の慣性主軸Iの
略上方で該パワートレイン10を車体の左右両側に弾性
的に支持する第1及び第2のマウントについては、図示
していないが、第1実施例の場合と同じ構造が用いられ
ている。また、その他パワートレインの構造等も第1実
施例の場合と同じであり、同一部材には同一符号を付し
てその説明は省略する。
【0034】また、図5及び図6は本発明の第3実施例
に係わるFF型車のパワートレインマウント構造を示す
。この第3実施例の場合、パワートレイン10の後部側
である変速機側を弾性的に支持する第3のマウント91
及び該マウント91の上部をパワートレイン10のケー
ス70に連結するブラケット92の構造は、上記第1実
施例の場合と同じであるが、排気管62(集合管64)
を支持する支持部材93は、上記第3のマウント91で
支持されたパワートレイン10のケース70の変速機側
に固定されている。尚、パワートレイン10の慣性主軸
Iの略上方で該パワートレイン10を車体の左右両側に
弾性的に支持する第1及び第2のマウントについては、
図示していないが、第1実施例の場合と同じ構造が用い
られている。また、その他パワートレインの構造等も第
1実施例の場合と同じであり、同一部材には同一符号を
付してその説明は省略する。
【0035】そして、上記第2及び第3実施例のいずれ
の場合にも、上記第1実施例の場合と同様に、パワート
レイン10の支持を安定性よく確実に行うことができる
とともに、車体の剛性アップ及び排気管62の振動抑制
を図ることができるのは勿論である。
【0036】尚、上記第1〜第3実施例では、いずれも
、本発明を、FF型車のパワートレインマウント構造に
適用した場合について述べたが、エンジン及び変速機が
横置き並列に配置される4輪駆動車等その他の車両にも
同様に適用することができるのは勿論である。この場合
、パワートレインは、少なくともエンジンと変速機とを
有する必要があるが、左右の車輪の回転差を許容する車
輪間ディファレンシャル(フロントディファレンシャル
41等)、また4輪駆動車の場合前輪と後輪との回転差
を許容するセンタディファレンシャルを有することは必
ずしも必要ではない。
【0037】
【発明の効果】以上の如く、請求項1〜6記載の発明で
は、パワートレインを慣性主軸上方の左右両側と変速機
側の3点で各々マウントで弾性的に支持しているので、
パワートレインの支持を安定性よく確実に行うことがで
き、また、パワートレインの慣性主軸上にマウントを設
けることができない場合にも広く適用することができ、
汎用性に優れたものである。しかも、上記変速機側のマ
ウントを支持するために設けたクロスメンバにより車体
の駆動反力を受ける部位の剛性を高めることができる。
【0038】その上、請求項4または5記載の発明では
、エンジンの排気管を上記変速機側の第3のマウントに
、または該マウントで支持されたパワートレインの変速
機側部位に支持しているので、その分排気管の振動を抑
制して異音の発生を防止することができるという効果を
も有する。
【0039】また、請求項7及び8記載の発明では、パ
ワートレインを慣性主軸上方の左右両側と変速機側の3
点で各々マウントで弾性的に支持しているので、パワー
トレインの支持を安定性よく確実に行うことができ、ま
た、パワートレインの慣性主軸上にマウントを設けるこ
とができない場合にも広く適用することができ、汎用性
に優れたものである。しかも、エンジンの排気管を変速
機側のマウントに、または該マウントで支持されたパワ
ートレインの変速機側部位に支持しているので、排気管
の振動を抑制して異音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わるパワートレインマ
ウント構造を備えた車両のパワートレインの全体構成を
示すスケルトン図である。
【図2】車体前部におけるパワートレインの配置状態を
示す一部を切開した側面図である。
【図3】図2のA矢方向から見た矢視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す図2相当図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す図2相当図である。
【図6】図5のB矢方向から見た矢視図である。
【符号の説明】
1    車体 6    エンジン 7    変速機 8    クランクシャフト 10    パワートレイン 41    フロントディファレンシャル42L,42
R    前輪の駆動車軸51    クロスメンバ 52    ステアリングラック 62    排気管 70    ケース 81    第1のマウント 82    第2のマウント 91    第3のマウント I    パワートレインの慣性主軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車体に対して、エンジンがそのクラン
    クシャフトを車幅方向に向けて横置きに配置されている
    とともに、変速機が該エンジンと並列に配置された車両
    において、少なくとも上記エンジンと上記変速機とから
    なるパワートレインのクランクシャフト延設方向の慣性
    主軸の略上方には、該パワートレインを車体の左右両側
    に弾性的に支持する第1及び第2のマウントが設けられ
    ているとともに、上記パワートレインの変速機側近傍に
    は車幅方向に延びるクロスメンバが設けられ、該クロス
    メンバ上には、上記パワートレインを弾性的に支持する
    第3のマウントが設けられていることを特徴とする車両
    のパワートレインマウント構造。
  2. 【請求項2】  上記エンジン及び変速機は、それらの
    ケースを一体構造としてパワートレインを構成している
    請求項1記載の車両のパワートレインマウント構造。
  3. 【請求項3】  上記エンジンは、その上部側を後方に
    傾斜させた状態で横置きに配置されており、該エンジン
    の後方に上記変速機が横置きに配置され、この変速機の
    後方に上記クロスメンバが設けられている請求項1記載
    の車両のパワートレインマウント構造。
  4. 【請求項4】  上記エンジンの上部後方から排気管が
    車体後方へ取り出され、該排気管は、上記第3のマウン
    トに支持されている請求項1記載の車両のパワートレイ
    ンマウント構造。
  5. 【請求項5】  上記エンジンの上部後方から排気管が
    車体後方へ取り出され、該排気管は、上記第3のマウン
    トで支持されたパワートレインの変速機側部位に支持さ
    れている請求項1記載の車両のパワートレインマウント
    構造。
  6. 【請求項6】  上記クロスメンバにはその長手方向に
    沿って延びるステアリングラックが固定されている請求
    項2記載の車両のパワートレインマウント構造。
  7. 【請求項7】  車体に対して、エンジンがそのクラン
    クシャフトを車幅方向に向けて横置きに配置されている
    とともに、変速機が該エンジンと並列に配置された車両
    において、少なくとも上記エンジンと上記変速機とから
    なるパワートレインのクランクシャフト延設方向の慣性
    主軸の略上方には、該パワートレインを車体の左右両側
    に弾性的に支持する第1及び第2のマウントが設けられ
    ているとともに、該両マウントとは別に、上記パワート
    レインの変速機側を車体に弾性的に支持する第3のマウ
    ントが設けられており、上記エンジンの上部後方から排
    気管が車体後方へ取り出され、該排気管は、上記第3の
    マウントに支持されていることを特徴とする車両のパワ
    ートレインマウント構造。
  8. 【請求項8】  車体に対して、エンジンがそのクラン
    クシャフトを車幅方向に向けて横置きに配置されている
    とともに、変速機が該エンジンと並列に配置された車両
    において、少なくとも上記エンジンと上記変速機とから
    なるパワートレインのクランクシャフト延設方向の慣性
    主軸の略上方には、該パワートレインを車体の左右両側
    面に弾性的に取り付ける第1及び第2のマウントが設け
    られているとともに、該両マウントとは別に、上記パワ
    ートレインの変速機側を車体に弾性的に支持する第3の
    マウントが設けられており、上記エンジンの上部後方か
    ら排気管が車体後方へ取り出され、該排気管は、上記第
    3のマウントで支持されたパワートレインの変速機側部
    位に支持されていることを特徴とする車両のパワートレ
    インマウント構造。
JP6051491A 1991-03-08 1991-03-25 車両のパワートレインマウント構造 Pending JPH04356224A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343348A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Yanmar Co Ltd トラクタ
JP2008260473A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Mazda Motor Corp 車両の前部構造
JP2014163290A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Mitsubishi Motors Corp 車両の内燃機関

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