JP2008260473A - 車両の前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、エンジン前方に吸気管を配置して、エンジン後方に排気管を配置した車両の前部構造において、車両衝突時にエンジンが後退しても、排気管等がダッシュパネルを押圧しないように構成して、車両の衝突安全性を高めることができる車両の前部構造を提供することを目的とする。
【解決手段】トンネル拡大部20の側壁面20b,20cは、平面視で車両前方側に向かって車幅方向に広がる略ハの字状に傾斜するように形成している。また、側壁面20b,20cの前端部の車幅方向幅Aについても、排気マニホールド9の両側端の車幅方向幅Bより広く(長く)設定している。
【選択図】図7

Description

この発明は、車両の前部構造に関し、特に、車両前部のエンジンルームにエンジンを横置き配置して、エンジン前方に吸気管を配置して、エンジン後方に排気管を配置した車両の前部構造に関する。
従来より、一般的な車両においては、車室空間をできるだけ広く確保するために、フロントエンジン・フロントドライブ方式(以下、FF方式)が採用されることが多い。このとき、エンジンは、エンジンの出力軸とドライブシャフトが並行に位置する方が駆動効率の点で優れるため、通常、横置き(気筒列が車幅方向に向いた位置)に配置される。
また、近年においては、排気ガスの低エミッション化を図るため、排気管をエンジンの後方側に配置して、排気ポートからキャタリストまでの距離を短くする後方排気レイアウトを採用する車両が多くなっている。
例えば、下記特許文献1には、エンジン横置きのFF方式の車両において、エンジン後方に排気管を配置した後方排気レイアウトを採用した車両が開示されている。
特開平11−198663号公報
ところで、車両衝突時の安全性を高めるためには、車室前壁を構成するダッシュパネルの変形をできるだけ抑えることが求められる。
しかし、前述の特許文献1に記載された車両の前部構造では、エンジン後方のダッシュパネルとの間には、排気管がレイアウトされているため、車両衝突時にエンジンが後退すると、排気管がダッシュパネルを押圧することになり、ダッシュパネルを、車室側に変形させるおそれがあった。
特に、排気ポートに近接して、キャタリスト等を配置するものにおいては、キャタリストの占有スペースが大きいため、エンジン後退時にダッシュパネルを車室側により大きく変形させるおそれがあった。
そこで、本発明は、車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、エンジン前方に吸気管を配置して、エンジン後方に排気管を配置した車両の前部構造において、車両衝突時にエンジンが後退しても、排気管等がダッシュパネルを押圧しないように構成して、車両の衝突安全性を高めることができる車両の前部構造を提供することを目的とする。
この発明の車両の前部構造は、車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、該エンジンの前方に吸気管を配置して、該エンジンの後方に排気管を配置した車両の前部構造であって、前記排気管を、車両後方側に延びるように形成すると共に、車幅方向に複数本が並ぶように配置して、車室の前壁を構成するダッシュパネルとフロアパネルとの接続部の車幅方向中央に、車室内方側へ突出して車両前後方向に延びるトンネル部を形成し、該トンネル部の前部に、車幅方向に大きく突出して、前記複数本の排気管の車幅方向幅より幅広の間隔を有する側壁面を備えるトンネル拡大部を形成したものである。
上記構成によれば、トンネル部の前部に、複数本の排気管の車幅方向幅より幅広の間隔を設定した側壁面を備えるトンネル拡大部を形成したことにより、車両衝突時にエンジンが後退した場合であっても、複数本の排気管が全てトンネル拡大部の側壁面の間に嵌り込むようになる。
このため、エンジンが後退しても、全ての排気管がトンネル拡大部の内部空間に嵌り込むことになり、排気管がダッシュパネルを押圧するおそれをなくすことができる。
この発明の一実施態様においては、前記トンネル拡大部の側壁面を平面視で車両前方側に向って車幅方向に広がる略ハの字状に傾斜するように形成し、該側壁面の傾斜角を、前記排気管の両側端に位置する排気管の車幅内方側への傾斜角よりも大きく設定したものである。
上記構成によれば、トンネル拡大部の略ハの字状に傾斜する側壁面の傾斜角が両側端の排気管の傾斜角よりも大きいことにより、車両衝突時にエンジンが後退して排気管がトンネル拡大部に嵌り込む際に、側壁面が両側端の排気管を車幅方向内方側に案内することになる。
よって、全ての排気管がよりトンネル拡大部内に嵌り込みやすくなり、車両衝突時の安全性を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記排気管に、複数の排気管が車両後方側で集合する集合排気管を設け、該集合排気管を、前記トンネル拡大部に対応する位置に配設したものである。
上記構成によれば、排気管の集合排気管をトンネル拡大部に対応する位置に配設したことにより、車両衝突時には、複数本の排気管を全てトンネル拡大部の内部空間に導くことができる。
すなわち、仮に、集合排気管をトンネル拡大部よりも前方位置に配設した場合には、車両衝突時に、全ての排気管をトンネル拡大部内に導けない可能性もあるのである。
よって、複数の排気管を、より確実にトンネル拡大部内に案内して、車両の衝突安全性を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記排気管の途中に、キャタリスト又はフレキシブルチューブを設け、該キャタリスト又はフレキシブルチューブを、前記トンネル拡大部に対応する位置に配置したものである。
上記構成によれば、トンネル拡大部内の比較的大きな空間を利用して、占有スペースの大きいキャタリスト又はフレキシブルチューブをレイアウトすることができる。
よって、エンジンとダッシュパネルとの間には、占有スペースの大きなキャタリスト又はフレキシブルチューブを設置する必要がなくなり、より衝突安全性を高めることができる。
特に、キャタリストの場合には、加熱されるキャタリスト周りの空気(熱気)を前後方向に延びるトンネル部を利用して、車両後方側に排出することができるため、キャタリスト周りの熱害を防止することができる。
この発明の一実施態様においては、前記キャタリストの車両前方側に、前輪を操舵するステアリング機構を配置したものである。
上記構成によれば、キャタリストの車両前方側にステアリング機構を配置したことにより、車両衝突時にステアリング機構がキャタリストの後方移動を阻害しないため、確実にキャタリスト等がトンネル拡大部の内部空間に嵌り込むことになる。
よって、排気管の後方移動が阻害されることなく、車両の衝突安全性をより高めることができる。
また、ステアリング機構がキャタリストの車両前方側に位置することにより、車両走行中、ステアリング機構には、キャタリスト周りの熱気が流れにくくなる。
よって、ステアリング機構に対するキャタリストによる熱害も抑制することができ、ステアリング機構の耐久性を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記エンジンを、エンジン上部が車両後方側に位置するように傾斜配置したものである。
上記構成によれば、エンジンが車両後方側に傾斜配置(スラント配置)されることで、エンジン上部前方とエンジン下部後方にスペースが確保できる。また、エンジンの排気ポートの位置も低くできる。
このため、エンジン前方に配置される吸気管の配置スペースを拡大することができる。また、エンジン後方に配置されるフロントデフを車両前方側に配置することができる。さらに、排気ポートの位置が低くなるため、排気管の位置がトンネル拡大部に近接するため、車両衝突時に排気管をトンネル拡大部内に嵌り込みやすくできる。加えて、キャタリストまでの距離も短くできるため、触媒の早期活性化を図ることができる。
よって、エンジンを後方に傾斜配置することで、後方排気エンジンにおける車両衝突時の安全性を高めることができ、また、車両のオーバーハング量を低減できるため、車両の操安性能も高めることができる。
この発明によれば、エンジンが後退しても、全ての排気管がトンネル拡大部の内部空間に嵌り込むことになり、排気管がダッシュパネルを押圧するおそれをなくすことができる。
よって、車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、エンジン前方に吸気管を配置して、エンジン後方に排気管を配置した車両の前部構造において、車両衝突時にエンジンが後退しても、排気管等がダッシュパネルを押圧しないように構成して、車両の衝突安全性を高めることができる。
以下、図面に基づいて、本実施形態の車両の前部構造について説明する。
まず、図1〜図5で、車両の前部構造の全体構造について説明する。図1は車両の前部構造の特徴部分を示した斜視図、図2は車両の前部構造の全体側面図、図3はエンジンを除いた全体正面図、図4は車体フレーム等も含めた全体平面図、図5は車体フレーム等も含めた全体底面図である。
図2に示すように、車両の前部には、エンジン7を配置するエンジンルームERと、その後方に形成される車室CRとを備えている。
エンジンルームERは、上部を前下がりに車両前後方向に延びるボンネット1で区画され、前部を上下に位置するフロントグリル2とフロントバンパー3で区画され、さらに、後部を上下方向に延びるダッシュパネル4等によって区画されて構成している。
また、車室CRは、上部を図示しないルーフパネルで区画され、前部を前述のダッシュパネル4で区画され、下部を車両前後方向に延びるフロアパネル5と車両前後方向に延びるにトンネル部6とで区画されて構成している。
このうち、エンジンルームERには、直列四気筒のI型エンジン7を横置き配置している。すなわち、四つの気筒を有するI型エンジン7を気筒列が車幅方向に延びるように配置している。そして、エンジン上部7aがやや後方側に位置するように、エンジン7を後方側に傾斜(スラント)して配置している。この傾斜角αは約15°に設定している。
また、エンジン上部7a前方には、各気筒に吸気を導入する吸気マニホールド8を設置して、エンジン上部7a後方には、各気筒の排気を排出する排気マニホールド9を設置している。
吸気マニホールド8は、気筒列方向に延びるサージタンク10を取り囲むように湾曲形成されて、それぞれ所定の吸気通路長を確保している。
一方、排気マニホールド9は、後方側に傾斜したエンジン上部7a後面の排気ポート11から直線状に後方側斜め下方に延びるように形成されている。
また、図4に示すように、エンジン7の一側方(図4では図面左側)には、変速機12を配置している。また、この変速機12の後部には、フロントデフ13を配置している。
変速機12は、図示しない入力軸と出力軸が車幅方向に延びるいわゆる横置きタイプの変速機12であり、エンジン7の出力を、方向変換することなく、そのままヘリカルギア等(平歯車)でフロントデフ13へ伝達するようにしている。
フロントデフ13は、変速機12からの出力を、左右の前輪14,14に伝達するように構成して、図示しないドライブシャフトの出力位置を規定している。ドライブシャフトは車幅方向に延びて、車両両側に設置される前輪14,14に対して駆動力を伝達している。
なお、図2に示すように、エンジン7の前方のエンジンルームER前部には、ラジエータ15を設置している。また、エンジン下部7b後方には、前輪14を操舵するステアリング機構のステアリングラック16を設置している。
車室前壁を構成するダッシュパネル4は、図3に示すように、上下方向且つ車幅方向の全域に延びるパネル体で構成している。そして、このダッシュパネル4の車幅中央には、トンネル部6につながるトンネル開口部17を設けている。
車室床面を構成するフロアパネル5は、図1に示すように、ダッシュパネル4の下端から後方に車両前後方向に広がり且つ車幅方向に延びている。そして、フロアパネル5の両側端には車体骨格部材であるサイドシル18,18が車両前後方向に延びている(図5参照)。
このフロアパネル5の車幅方向中央には、図1に示すように、略ハット状に上方(車室内方)に隆起する車両前後方向に延びるトンネル部6を形成している。このトンネル部6の車幅方向の幅W及び上下方向高さHは、全体に内部(車室外方)に一本の排気管(後部排気管19)を配設する程度に設定している。
このトンネル部6の前部には、上方及び車幅方向にさらに突出したトンネル拡大部20を形成している。このトンネル拡大部20は、その内部(車室外方)に、前述の排気マニホールド9から後方に延びる排気系の構成要素をレイアウトできるように大きく且つ高く形成している。
すなわち、前述の排気マニホールド9の傾斜に対応して、ダッシュパネル4上部から車両後方に傾斜して延びる上壁面20aと、四つの排気マニホールド9に対応する幅を有して車両後方に中央側に傾斜して延びる側壁面20b,20cとによって、内部空間Sを大きく確保したトンネル拡大部20を形成して、その内部空間Sに排気マニホールド9の後方に位置する、直キャタリスト21,21、Y字排気管22等の排気系の構成要素をレイアウトするように構成している。
この排気系の構成要素について詳述する。
図4に示すように、エンジン7の後方には、排気マニホールド9(9a,9b,9c,9d)を配設している。この排気マニホールド9は、排気干渉を避けるために、四本の排気マニホールド9a,9b,9c,9dが、一旦二本に集合するように構成している。すなわち、燃焼タイミングを、一番気筒E1→三番気筒E3→四番気筒E4→二番気筒E2として設定しているため、両端の一番気筒E1の排気マニホールド9aと四番気筒E4の排気マニホールド9dとを、中央の二番気筒E2の排気マニホールド9bと三番気筒E3の排気マニホールド9cとを、それぞれ下流側で集合するように構成している。
この各々集合した排気マニホールド9a,9b,9c,9dに対応して、略円筒形状の直キャタリスト21,21を車幅方向に二つ並設するように設けている。この直キャタリスト21は、三元触媒で構成しているが、主に、冷間時のHC(炭化水素)及びCO(一酸化炭素)の浄化を図るために、この位置に設置している。
この後方には、二つの管路を一つに集合する略Y字状のY字排気管22を設けている。排気ガスが直キャタリスト21を通過すると、排気干渉の影響を受けにくいため、この位置で排気系を一本に集合するように構成している。
この後方には、略円筒状のフレキシブルジョイント23を設けて、エンジン7のロール振動等を、このフレキシブルジョイント23で吸収するようにしている。このため、このフレキシブルジョイント23までの排気系が、エンジン7と共に揺動することになる。
このフレキシブルジョイント23の後方には、略円筒状のアンダーフットキャタリスト24を設けている。このアンダーフットキャタリスト24も、三元触媒で構成しているが、主に、NOx(窒素酸化物)の浄化を図るため、この位置に設置している。
この後方(下流)には、一本の後部排気管19を、トンネル部6内を車両後方側に延びるように形成し、この後端に図示しないサイレンサーを設けて、車両後方に排気ガスを排出するように構成している。
このように構成される排気系の構成要素のうち、図4に示すように、直キャタリスト21とY字排気管22は、トンネル部6前部のトンネル拡大部20に対応するように設けている。
これは、前述のように、排気マニホールド9が側面視でエンジン上部7aの排気ポート11から略直線状に斜め下方に延びるように形成されていることに伴い、直キャタリスト21とY字排気管22を、その直線状の配置に対応して、斜め下方に延びるよう配置しているためである。
このように、排気系を略直線状に並ぶように配置することにより、エンジン7の排気効率を高めることができる。
こうして、トンネル部6前部にトンネル拡大部20を形成することにより、排気系の構成要素を直線状にレイアウトすることが可能となる。
このトンネル拡大部と排気系の構成要素の位置関係を、図6及び図7でより詳細に説明する。図6はトンネル拡大部近傍の詳細側方断面図、図7はトンネル拡大部近傍の詳細平面断面図である。
図6に示すように、トンネル拡大部20の上壁面20aは、ダッシュパネル4の上部4a近傍から下方に所定の傾斜角β(例えばβ=46°)をもって傾斜するように形成している。この傾斜角βは、直キャタリスト21の傾斜角γ(例えばγ=23°)よりも大きな値としている。これは、後述するように、車両衝突の際には、排気系がこの上壁面20aに沿って、できるだけトンネル部6内に潜り込みやすくなるようにするためである。
また、この上壁面20aの傾斜角の延長線Lよりも下方に、エンジン7及び排気ポート11が位置するように設定している。これは、車両が衝突した際には、より排気マニホールド9をトンネル部6の空間内6Aに案内しやすくすると共に、排気系の構成要素をより直線状にレイアウトするためである。
一方、図7に示すように、トンネル部6の側壁面20b,20cは、平面視で車両前方側に向かって車幅方向に広がる略ハの字状に傾斜するように形成している。
この側壁面20b,20cも、所定の傾斜角δ(例えばδ=26°)をもって傾斜するように形成している。この傾斜角δも、一番気筒E1および四番気筒E4の排気マニホールド9a、9bの傾斜角ε1、ε4(例えばε1=10°、ε4=20°)よりも大きな値としている。
また、側壁面20b,20cの前端部の車幅方向幅Aについても、排気マニホールド9の両側端の車幅方向幅Bより広く(長く)設定している。
これは、後述のように、車両衝突時に、このトンネル拡大部20の内部空間Sに排気マニホールド9を案内し易くして、はまり込み易くするために、このような設定にしているのである。
また、排気マニホールド9の後方の集合排気管である直キャタリスト21,21を、トンネル拡大部20に、車両前後方向で対応する位置に配置している。このように、排気マニホールド9の後方の直キャタリスト21をトンネル拡大部20に対応する位置に配置することで、車両衝突時に、その前方に設けた複数の排気マニホールド9a、9d…を、全てトンネル拡大部20の内部空間Sに案内することができる。
次に、車両衝突時の挙動について、図8、図9により説明する。
図8は、側面視における車両衝突時の挙動を示した説明図であり、(a)が衝突初期、(b)が衝突中期、(c)が衝突後期を示した図である。図9は、平面視における車両衝突時の挙動を示した説明図であり、(a)が衝突初期、(b)が衝突後期を示した図である。
図8(a)に示すように、車両前方から衝突荷重Fが作用すると、エンジン7が後退して排気マニホールド9も後退する。このとき、トンネル拡大部20の上壁面20aが傾斜していることにより、排気マニホールド9等が当接して排気系の構成要素(9、21,22,23,24)が下方に案内されることになる。このとき、後方のフレキシブルジョイント23が比較的脆弱であるため、このフレキシブルジョイント23の部分で折れ曲りが生じて、より排気系の構成要素(9、21,22,23,24)がトンネル拡大部20及びトンネル部6の内部空間S,6Aに潜り込みやすくなる。
(b)に示すように、衝突中期になると、排気マニホールド9が上壁面20aで下方に案内されることで、エンジン7もその上部7aが、さらに後方側に傾斜することになり、排気系の構成要素(9、21,22,23,24)がトンネル拡大部20及びトンネル部6に潜り込みやすくなる。
(c)に示すように、衝突後期になると、エンジン7の排気系の構成要素(9、21,22,23,24)がほぼ全てトンネル拡大部20及びトンネル部6に潜り込むことになり、ダッシュパネル4には、排気系の構成要素(9、21,22,23,24)が何ら影響を与えることはない。
図9(a)に示すように、車両衝突時には、吸気マニホールド8が変速機12よりも車両前方側に位置するため、エンジン7側の方が後退しやすくなり、衝突初期に、エンジン7は、やや一側方に回転しながら(図9で時計回り方向)車両後方側に後退する。このため、排気マニホールド9の位置が、車幅方向中央側に変化することになり、トンネル拡大部20の内部空間Sに嵌り込みやすくなる。
また、前述のように、排気マニホールド9が集合する位置に直キャタリスト21を設けて、この直キャタリスト21をトンネル拡大部20内に設置していることで、より確実に四本の排気マニホールド9がトンネル拡大部20に嵌り込みやすくなる。
さらに、側壁面20b,20cがハの字状に傾斜していることで、車両後方側に後退するに従って、両側端の排気マニホールド9が側壁面20b,20cに当接しやすくなり、排気系の構成要素(9,21,22,23,24)がよりトンネル部6に嵌り込みやすくなる。
(b)に示すように、衝突後期になると、排気マニホールド9がほぼ全てトンネル拡大部20内に嵌り込むような形で後退することになり、車幅方向においても、排気系の構成要素(9,21,22,23,24)がダッシュパネル4に何ら影響を与えることはない。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
この発明の車両の前部構造は、排気マニホールド9を、車両後方側に延びるように形成すると共に、車幅方向に複数本9a,9b…が並ぶように配置して、ダッシュパネル4とフロアパネル5との間の車幅方向中央に、車室内方側へ突出して車両前後方向に延びるトンネル部6を形成し、このトンネル部6の前部に、車幅方向に大きく突出して、排気マニホールド9の両側端の車幅方向幅Bより幅広の間隔(A)を有する側壁面20b,20cを備えるトンネル拡大部20を形成している。
これにより、車両衝突時にエンジン7が後退した場合であっても、複数本の排気マニホールド9a,9b…が全て、トンネル拡大部20の側壁面20b,20cの間に嵌り込むようになる。
このため、エンジン7が後退しても、全ての排気マニホールド9がトンネル拡大部20の内部空間Sに嵌り込むことになり、排気マニホールド9がダッシュパネル4を押圧するおそれをなくすことができる。
よって、車両前部のエンジンルームERに横置きにエンジン7を配置して、エンジン7前方に吸気マニホールド8を配置して、エンジン7後方に排気マニホールド9を配置した車両の前部構造において、車両衝突時にエンジン7が後退しても、排気マニホールド9等がダッシュパネル4を押圧しないように構成して、車両の衝突安全性を高めることができる。
また、この実施形態では、トンネル拡大部20の側壁面20b,20cを平面視で車両前方側に向って車幅方向に広がる略ハの字状に傾斜するように形成し、その側壁面20b,20cの傾斜角δを、排気マニホールド9の両側端に位置する排気マニホールド9a,9dの車幅内方側への傾斜角ε1,ε4よりも大きく設定している。
これにより、車両衝突時にエンジン7が後退して排気マニホールド9がトンネル拡大部20に嵌り込む際に、側壁面20b,20cが両側端の排気マニホールド9a,9dを車幅方向内方側に案内することになる。
よって、全ての排気マニホールド9がよりトンネル拡大部20の内部空間Sに嵌り込みやすくなり、車両衝突時の安全性を高めることができる。
また、この実施形態では、排気マニホールド9の後方に、集合排気管たる直キャタリスト21を設けて、この直キャタリスト21を、トンネル拡大部20に対応する位置に配設している。
これにより、車両衝突時には、複数本の排気マニホールド9a,9b…を全てトンネル拡大部20の内部空間Sに導くことができる。
よって、複数の排気マニホールド9a,9b…を、より確実にトンネル拡大部20内に案内して、車両の衝突安全性を高めることができる。
また、この実施形態では、排気系の構成要素(9,21,22,23,24)の途中に直キャタリスト21を設け、この直キャタリスト21を、トンネル拡大部20に対応する位置に配置している。
これにより、トンネル拡大部20内の比較的大きな空間を利用して、占有スペースの大きい直キャタリスト21をレイアウトすることができる。
よって、エンジン7とダッシュパネル4との間には、占有スペースの大きな直キャタリスト21を設置する必要がなくなり、より衝突安全性を高めることができる。
特に、直キャタリスト21は、直キャタリスト21周りの空気を加熱するため、この空気(熱気)を前後方向に延びるトンネル部6を利用して、車両後方側に排出することができ、直キャタリスト21周りの熱害を防止することができる。
また、この実施形態では、直キャタリスト21の後方位置に、フレキシブルジョイント23を設けている。
このため、このフレキシブルジョイント23の脆弱性を利用して、より排気系の構成要素を下方に変形し易くして、車両衝突時のトンネル拡大部20内への潜り込みを促進することができる。
また、この実施形態では、直キャタリスト21の車両前方側に、前輪を操舵するステアリングラック16を配置している(図2及び図5参照)。
これにより、車両衝突時にステアリングラック16が直キャタリスト21の後方移動を阻害しないため、確実に直キャタリスト21がトンネル拡大部20の内部空間Sに嵌り込むことになる。
よって、排気マニホールド9の後方移動が阻害されることなく、車両の衝突安全性をより高めることができる。
また、ステアリングラック16が直キャタリスト21の車両前方側に位置することにより、車両走行中、ステアリングラック16には、直キャタリスト21周りの熱気が流れにくくなる。
よって、ステアリングラック16に対する直キャタリスト21による熱害を抑制することができ、ステアリングラック16の耐久性を高めることができる。
また、この実施形態では、エンジン7を、エンジン上部7aが車両後方側に位置するように傾斜配置している(図2参照)。
これにより、エンジン上部7a前方とエンジン下部7b後方にスペースが確保できる。また、エンジン7の排気ポート11の位置を低くできる。
このため、エンジン7前方に配置される吸気マニホールド8の配置スペースを拡大することができる。また、エンジン7後方に配置されるフロントデフ13を車両前方側に配置することができる。さらに、排気ポート11の位置が低くなることで、排気マニホールド9の位置がトンネル拡大部20に近接するため、車両衝突時に排気マニホールド9をトンネル拡大部20内に嵌り込みやすくできる。加えて、直キャタリスト21までの距離も短くできるため、触媒の早期活性化を図ることができる。
よって、エンジン7を後方に傾斜配置することで、後方排気エンジン7における車両衝突時の安全性を高めることができ、また、車両のオーバーハング量を低減できるため、車両の操安性能も高めることができる。
なお、他の実施形態として、図10に示すような、車両の前部構造も考えられる。すなわち、排気系の構成要素を、排気マニホールド9の直後にフレキシブルジョイント123を配置し、このフレキシブルジョイント123の後方に集合排気管122を配置し、その後方にキャタリスト124を配置するように構成して、このうち、フレキシブルジョイント123をトンネル拡大部20内にレイアウトする構造である。
このように、フレキシブルジョイント23をトンネル拡大部20内にレイアウトすることで、この実施形態でも、トンネル拡大部20内の比較的大きな空間(内部空間S)を利用して、占有スペースの大きいフレキシブルジョイント123を容易にレイアウトできる。
特に、Y字排気管22の前方に設けているため、フレキシブルジョイント123を二本並設する必要があるが、トンネル拡大部20の内部空間Sが大きいため、確実に、フレキシブルジョイント123をレイアウトすることができる。
よって、エンジン7とダッシュパネル4との間には、占有スペースの大きなフレキシブルジョイント123を設置する必要がなくなり、より衝突安全性を高めることができる。
以上、この発明の構成と、前述の実施形態との対応において、
この発明の吸気管は、吸気マニホールド8、サージタンク10に対応し、
以下、同様に
排気管は、排気マニホールド9、直キャタリスト21、Y字排気管22、フレキシブルジョイント23、アンダーフットキャタリスト24に対応し、
集合排気管は、直キャタリスト21に対応し、
ステアリング機構は、ステアリングラック16に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる車両の前部構造の実施形態を含むものである。
本実施形態では、変速機12を備えた一般的な車両で説明したが、モータ・ジュネレータを備えたハイブリッド車両の前部構造で実施してもよい。
車両の前部構造の特徴部分を示した斜視図。 車両の前部構造の全体側面図。 エンジンを除いた全体正面図。 車体フレーム等も含めた全体平面図。 車体フレーム等も含めた全体底面図。 トンネル拡大部近傍の詳細側方断面図。 トンネル拡大部近傍の詳細平面断面図。 側面視における車両衝突時の挙動を示した説明図で、(a)が衝突初期、(b)が衝突中期、(c)が衝突後期を示した図。 平面視における車両衝突時の挙動を示した説明図で、(a)が衝突初期、(b)が衝突後期を示した図。 他の実施形態の車両の前部構造の全体側面図。
符号の説明
ER…エンジンルーム
CR…車室
4…ダッシュパネル
5…フロアパネル
7…エンジン
8…吸気マニホールド
9…排気マニホールド
20…トンネル拡大部
20b,20c…側壁面
21…直キャタリスト
23…フレキシブルジョイント
24…アンダーフットキャタリスト
124…キャタリスト

Claims (6)

  1. 車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、該エンジンの前方に吸気管を配置して、該エンジンの後方に排気管を配置した車両の前部構造であって、
    前記排気管を、車両後方側に延びるように形成すると共に、車幅方向に複数本が並ぶように配置して、
    車室の前壁を構成するダッシュパネルとフロアパネルとの接続部の車幅方向中央に、車室内方側へ突出して車両前後方向に延びるトンネル部を形成し、
    該トンネル部の前部に、車幅方向に大きく突出して、前記複数本の排気管の車幅方向幅より幅広の間隔を有する側壁面を備えるトンネル拡大部を形成した
    車両の前部構造。
  2. 前記トンネル拡大部の側壁面を平面視で車両前方側に向って車幅方向に広がる略ハの字状に傾斜するように形成し、
    該側壁面の傾斜角を、前記排気管の両側端に位置する排気管の車幅内方側への傾斜角よりも大きく設定した
    請求項1記載の車両の前部構造。
  3. 前記排気管に、複数の排気管が車両後方側で集合する集合排気管を設け、
    該集合排気管を、前記トンネル拡大部に対応する位置に配設した
    請求項1又は2記載の車両の前部構造。
  4. 前記排気管の途中に、キャタリスト又はフレキシブルチューブを設け、
    該キャタリスト又はフレキシブルチューブを、前記トンネル拡大部に対応する位置に配置した
    請求項1〜3いずれか記載の車両の前部構造。
  5. 前記キャタリストの車両前方側に、前輪を操舵するステアリング機構を配置した
    請求項4記載の車両の前部構造。
  6. 前記エンジンを、エンジン上部が車両後方側に位置するように傾斜配置した
    請求項1〜5いずれか記載の車両の前部構造。
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