JP5045206B2 - 車両の前部構造 - Google Patents

車両の前部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5045206B2
JP5045206B2 JP2007115072A JP2007115072A JP5045206B2 JP 5045206 B2 JP5045206 B2 JP 5045206B2 JP 2007115072 A JP2007115072 A JP 2007115072A JP 2007115072 A JP2007115072 A JP 2007115072A JP 5045206 B2 JP5045206 B2 JP 5045206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
engine
tunnel
exhaust
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007115072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008265690A (ja
Inventor
伸行 池元
晃史 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2007115072A priority Critical patent/JP5045206B2/ja
Priority to EP08006887A priority patent/EP1980437B1/en
Priority to CN 200810091986 priority patent/CN101284493B/zh
Priority to US12/101,924 priority patent/US7878286B2/en
Publication of JP2008265690A publication Critical patent/JP2008265690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5045206B2 publication Critical patent/JP5045206B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

この発明は、車両の前部構造に関し、特に、車両前部のエンジンルームにエンジンを横置き配置して、エンジン前方に吸気管を配置して、エンジン後方に排気管を配置した車両の前部構造に関する。
従来より、一般的な車両においては、車室空間をできるだけ広く確保するために、フロントエンジン・フロントドライブ方式(以下、FF方式)が採用されることが多い。このとき、エンジンは、エンジンの出力軸とドライブシャフトが並行に位置する方が駆動効率の点で優れるため、通常、横置き(気筒列が車幅方向に向いた位置)に配置される。
また、近年においては、排気ガスの低エミッション化を図るため、排気管をエンジンの後方側に配置して、排気ポートからキャタリストまでの距離を短くする後方排気レイアウトを採用する車両が多くなっている。
例えば、下記特許文献1では、エンジン横置きのFF方式の車両において、エンジン後方に排気管を配置した後方排気レイアウトを採用した車両が開示されている。
特開平11−198663号公報
ところで、エンジンの排気効率を高めエンジン出力を高めるためには、できるだけ、排気管を直線状に延びるようにレイアウトするのが望ましい。
しかし、前述の特許文献1に記載された車両の排気管は、ダッシュパネルが後方に位置しているため、エンジン上部から下方側垂直方向に屈曲して、また、その下端で後方側水平方向に屈曲するように、略クランク形状にレイアウトされている。
このため、特許文献1に記載された車両のエンジンにおいては、排気管が複雑に屈曲して、排気効率を高めることができず、エンジン出力を分に高めることができないという問題がある。
また、エンジンの後方に排気管をレイアウトすると、車両衝突時にエンジンの後退によって、排気管がダッシュパネルを押圧することになり、ダッシュパネルの後方側への変形を大きくするおそれがある。
こうした問題を対策する方法として、ダッシュパネルの車幅方向中央位置に、大きな内部空間を有するトンネル拡大部を形成し、このトンネル拡大部内に略直線状に車両後方側斜め下方に延びるように排気管をレイアウトすることが考えられる。
しかし、トンネル拡大部をあまりに大きくすると、車室の前方空間が影響を受けることになり、車室空間が狭まるという問題がある。
特に、各気筒間の排気干渉をなくすため、各気筒から延びる複数の排気管を、一旦二本に集合させて、その後に一本に集合するように構成した場合には、排気管二本をトンネル拡大部内にレイアウトする必要があるため、特に大きくなる可能性がある。
仮に、車両衝突時の挙動を考えると、エンジン後退に伴い排気管がトンネル拡大部内で上下動することになるが、排気管二本を車幅方向に並設すると、排気管の揺動スペースを、車幅方向に広く確保する必要が生じて、トンネル拡大部がより大きくなってしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は、車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、エンジン前方に吸気管を配置して、エンジン後方に排気管を配置した車両の前部構造において、排気管二本をトンネル部内に配置しつつ、車両衝突時の排気管の挙動を考慮しつつも、トンネル拡大部をできるだけコンパクトに構成して車室空間を広くできる車両の前部構造を提供することを目的とする。
この発明による車両の前部構造は、車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、該エンジンの前方に吸気管を配置して、該エンジンの後方に排気管を配置した車両の前部構造であって、車室の前壁を構成するダッシュパネルとフロアパネルとの接続部の車幅方向中央に、車室内方側へ突出して車両前後方向に延びるトンネル部を設け、該トンネル部の前部に、車室内方側に大きく突出するトンネル拡大部を形成して、前記排気管が、エンジンの各気筒に接続された複数の独立排気管と、該独立排気管の下流側で独立排気管を二つに集合する集合排気管とを備え、該二つの集合排気管を、前記トンネル拡大部に対応する位置で上下方向に並列して配置し、前記トンネル拡大部に車両後方側下方に傾斜した上壁面を設け、該上壁面の傾斜の延長線上より下方位置にエンジンの排気ポートを設定し、前記排気管をエンジン上部の排気ポートから車両後方側下方に延びるように形成し、さらに前記集合排気管の一部を構成するキャタリストを、前記トンネル拡大部に対応する位置に配置すると共に、前記キャタリストの後方にフレキシブルチューブを配置したものである。
上記構成によれば、二つの集合排気管をトンネル拡大部に対応する位置で上下方向に並列に配置することで、二本の集合排気管を、平面視で排気管一本のスペースにレイアウトすることができる。
このため、車両衝突時に集合排気管が、上下方向に揺動するスペースが、排気管一本のスペースで済むため、排気管の揺動スペースを、車幅方向に狭くすることができる。
また、集合排気管の一部を構成するキャタリストを前記トンネル拡大部に対応する位置に配置したものであるから、トンネル拡大部内の空間を利用して、占有スペースの大きいキャタリストを、レイアウトすることになる。
よって、エンジンとダッシュパネルとの間には、占有スペースの大きなキャタリストを設置する必要がなくなり、より衝突安全性を高めることができる。
また、占有スペースの大きいキャタリストを、上下方向に二本並設したことで、揺動スペースを車幅方向により狭くできる。
さらに、加熱されるキャタリスト周りの空気(熱気)を前後方向に延びるトンネル部を利用して、車両後方側に排出することができるため、キャタリスト周りの熱害を防止することができる。
この発明の一実施態様においては、エンジンの駆動力を、後輪に伝達するプロペラシャフトを備え、該プロペラシャフトを前記二つの集合排気管の車幅方向側方に配置したものである。
上記構成によれば、プロペラシャフトを二本の集合排気管の車幅方向側方に配置することで、車両衝突時の排気管の上下方向の揺動に対して、プロペラシャフトが邪魔になることがない。
このため、トンネル拡大部内にプロペラシャフトを配置した場合であっても、プロペラシャフトが排気管の上下方向の揺動に影響を与えないため、排気管がより確実にトンネル拡大部内に入り込み易くできる。
よって、トンネル拡大部をできるだけコンパクトに形成しつつも、輪駆動車における、車両の衝突安全性を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記プロペラシャフトを、側面視で二つの集合排気管の間の上下中間位置に配置したものである。
上記構成によれば、プロペラシャフトを側面視で二本の集合排気管の間の上下中間位置に配置することで、プロペラシャフトを二本の集合排気管の間に形成される隙間を利用して、より集合排気管側に近接して配置することができる。
よって、プロペラシャフトを集合排気管の側方にレイアウトしても、車幅方向に大きなスペースを必要とせず、トンネル拡大部をコンパクトに形成することができる。
この発明の一実施態様においては、前記キャタリストの車両前方側に、前輪を操舵するステアリング機構を配置したものである。
上記構成によれば、キャタリストの車両前方側にステアリング機構を配置したことにより、車両衝突時にステアリング機構がキャタリストの後方移動を阻害しないため、確実にキャタリスト等がトンネル拡大部の内部空間に嵌り込むことになる。
よって、排気管の後方移動が阻害されることなく、車両の衝突安全性をより高めることができる。
また、走行中にキャタリストの熱気がステアリング機構側に流れないため、ステアリング機構に熱害が生じることも防止できる。
この発明の一実施態様においては、前記エンジンを、エンジン上部が車両後方側に位置するように傾斜配置したものである。
上記構成によれば、エンジンが車両後方側に傾斜配置(スラント配置)されることで、エンジン上部前方とエンジン下部後方にスペースが確保できる。また、エンジンの排気ポートの位置も低くできる。
このため、エンジン前方に配置される吸気管の配置スペースを拡大することができる。また、エンジン後方に配置されるフロントデフを車両前方側に配置することができる。さらに、排気ポートの位置が低くなるため、排気管の位置がトンネル拡大部に近接するため、車両衝突時に排気管をトンネル拡大部内に嵌り込みやすくできる。加えて、キャタリストまでの距離も短くできるため、触媒の早期活性化を図ることができる。
よって、エンジンを後方に傾斜配置することで、後方排気エンジンにおける車両衝突時の安全性を高めることができ、また、車両のオーバーハング量を低減できるため、車両の操安性能も高めることができる。
この発明によれば、車両衝突時の集合排気管の上下方向の揺動スペースが、排気管一本のスペースで済むため、排気管の揺動スペースを車幅方向に狭くすることができる。
よって、車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、エンジン前方に吸気管を配置して、エンジン後方に排気管を配置した車両の前部構造において、排気管二本をトンネル部内に配置しつつ、車両衝突時の排気管の挙動を考慮しつつも、トンネル拡大部をできるだけコンパクトに構成して車室空間を広くできる。
以下、図面に基づいて、本実施形態の車両の前部構造について説明する。
まず、図1〜図5で、車両の前部構造の全体構造について説明する。図1は車両の前部構造の特徴部分を示した斜視図、図2は車両の前部構造の全体側面図、図3はエンジンを除いた全体正面図、図4は車体フレーム等も含めた全体平面図、図5は車体フレーム等も含めた全体底面図である。
図2に示すように、車両の前部には、エンジン7を配置するエンジンルームERと、その後方に形成される車室CRとを備えている。
エンジンルームERは、上部を前下がりに車両前後方向に延びるボンネット1で区画され、前部を上下に位置するフロントグリル2とフロントバンパ3で区画され、さらに、後部を上下方向に延びるダッシュパネル4等によって区画されて構成している。
また、車室CRは、上部を図示しないルーフパネルで区画され、前部を前述のダッシュパネル4で区画され、下部を車両前後方向に延びるフロアパネル5と車両前後方向に延びるにトンネル部6とで区画されて構成している。
このうち、エンジンルームERには、直列気筒のI型エンジン7を横置き配置している。すなわち、つの気筒を有するI型エンジン7を気筒列が車幅方向に延びるように配置している。そして、エンジン上部7aがやや後方側に位置するように、エンジン7を後方側に傾斜(スラント)して配置している。この傾斜角αは約15°に設定している。
また、エンジン上部7a前方には、各気筒に吸気を導入する吸気マニホールド8を設置して、エンジン上部7a後方には、各気筒の排気を排出する排気マニホールド9を設置している。
吸気マニホールド8は、気筒列方向に延びるサージタンク10を取り囲むように湾曲形成されて、それぞれ所定の吸気通路長を確保している。
一方、排気マニホールド9は、後方側に傾斜したエンジン上部7a後面の排気ポート11から略直線状に車両後方側斜め下方に延びるように形成されている。
また、図4に示すように、エンジン7の一側方(図4では図面左側)には、変速機12を配置している。また、この変速機12の後部には、フロントデフ13を配置している。さらに、フロントデフ13の他方側(図4では図面右側)には、トランスファ装置30を配置している。このトランスファ装置30は、後輪(図示せず)に対してプロペラシャフト31を介して駆動力を伝達するように構成している。
変速機12は、図示しない入力軸と出力軸が車幅方向に延びる所謂横置きタイプの変速機12であり、エンジン7の駆動力を、方向変換することなく、そのままヘリカルギア等(平歯車)でフロントデフ13へ伝達するようにしている。
フロントデフ13は、変速機12からの出力を、左右の前輪14,14に伝達するように構成して、図示しないドライブシャフトの出力位置を規定している。ドライブシャフトは車幅方向に延びて、車両両側に設置される前輪14,14に対して駆動力を伝達している。
トランスファ装置30は、図示しないトランスファ軸を介してベベルギア等の方向変換歯車を用いて駆動力をプロペラシャフト31に伝達するように構成している。プロペラシャフト31は、トンネル部6内を車両前後方向に延びるように配置され、後輪に対して駆動力を伝達するように構成している。こうして前輪14,14と後輪に駆動力を伝達することで、本実施形態では、車両を輪駆動車として構成している。
なお、図2に示すように、エンジン7の前方のエンジンルームER前部には、ラジエータ15を設置している。また、エンジン下部7b後方には、前輪14を操舵するステアリング機構のステアリングラック16を設置している。
車室前壁を構成するダッシュパネル4は、図3に示すように、上下方向かつ車幅方向の全域に延びるパネル体で構成している。そして、このダッシュパネル4の車幅中央には、トンネル部6につながるトンネル開口部17を設けている。
車室床面を構成するフロアパネル5は、図1に示すように、ダッシュパネル4の下端から後方に車両前後方向に広がり、かつ車幅方向に延びている。そして、フロアパネル5の両側端には車体骨格部材であるサイドシル18,18が車両前後方向に延びている(図5参照)。
このフロアパネル5の車幅方向中央には、図1に示すように、略ハット状に上方(車室内方)に隆起して車両前後方向に延びるトンネル部6を形成している。このトンネル部6の車幅方向の幅Wおよび上下方向高さHは、全体に内部(車室外方)に一本の排気管(後部排気管19)と、プロペラシャフト31を配設できる程度に設定している。
このトンネル部6の前部には、上方および車幅方向にさらに突出したトンネル拡大部20を形成している。このトンネル拡大部20は、その内部(車室外方)に、前述の排気マニホールド9から後方に延びる排気系の構成要素とプロペラシャフト31をレイアウトできるように大きく、かつ高く形成している。
すなわち、前述の排気マニホールド9の傾斜に対応して、ダッシュパネル4上部から車両後方に傾斜して延びる上壁面20aと、複数の排気マニホールド9に対応して車両後方に中央側に傾斜して延びる側壁面20b,20cとによって、内部空間Sを大きく確保したトンネル拡大部20を形成して、そのトンネル拡大部20の内部空間Sに、直キャタリスト21A,21B、Y字排気管22等の排気系の構成要素と、車両前後方向に延びるプロペラシャフト31をレイアウトしている。
このうち、排気系の構成要素について詳述する。
図4に示すように、エンジン7の後方には、排気マニホールド9(9a,9b,9c,9d)を配設している。この排気マニホールド9は、排気干渉を避けるために、四本の排気マニホールド9a,9b,9c,9dが、一旦二本に集合するように構成している。すなわち、燃焼タイミングを、一番気筒E1→三番気筒E3→四番気筒E4→二番気筒E2として設定しているため、両端の一番気筒E1の排気マニホールド9aと四番気筒E4の排気マニホールド9dと集合させて、中央の二番気筒E2の排気マニホールド9bと三番気筒E3の排気マニホールド9cとを集合させて構成している。
そして、この集合した排気マニホールド9a,9b,9c,9dに対応して、略円筒形状の直キャタリスト21A,21Bを上下方向に二つ並設するように設けている(図2参照)。具体的には、一番気筒E1の排気マニホールド9aと四番気筒E4の排気マニホールド9dを集合した管に対応して、上部キャタリスト21Aを設け、二番気筒E2の排気マニホールド9bと三番気筒E3の排気マニホールド9cを集合した管に対応して、下部キャタリスト21Bを設けている。
このように、各排気マニホールドに対応して、上部と下部に直キャタリスト21A,21Bを設けることで、各マニホールド間で回避する経路を設定しなくてもよいため、排気ポートから直キャタリストまでの距離を短くすることができ、直キャタリストの触媒性能を高めることができる。
この直キャタリスト21A,21Bは、三元触媒で構成しているが、主に、冷間時のHC(炭化水素)およびCO(一酸化炭素)の浄化を図るために、この位置に設置している。
この後方には、二つの管路を一つに集合する略Y字状のY字排気管22を設けている。排気ガスが直キャタリスト21A,21Bを通過すると、排気干渉の影響を受けにくいため、この位置で排気系を一本に集合するように構成している。
また、この後方には、略円筒状のフレキシブルジョイント23を設けて、エンジン7のロール振動等を、このフレキシブルジョイント23で吸収するようにしている。このため、このフレキシブルジョイント23までの排気系が、エンジン7と共に揺動することになる。
このフレキシブルジョイント23の後方には、略円筒状のアンダフットキャタリスト24を設けている。このアンダフットキャタリスト24も、三元触媒で構成しているが、主に、NOx(窒素酸化物)の浄化を図るため、この位置に設置している。
この後方(下流)には、一本の後部排気管19を、トンネル部6内を車両後方側に延びるように形成し、この後端に図示しないサイレンサを設けて、車両後方に排気ガスを排出するように構成している。
このように構成される排気系の構成要素のうち、図4に示すように、直キャタリスト21(21A)とY字排気管22は、車両前後方向でトンネル拡大部20に対応するように設けている。
これは、前述のように、排気マニホールド9が側面視でエンジン上部7aの排気ポート11から略直線状に斜め下方に延びるように形成されていることに伴い、直キャタリスト21とY字排気管22を、その直線状の配置に対応して、斜め下方に延びるよう配置しているためである。
このように、排気系を略直線状に並ぶように配置することにより、エンジン7の排気効率を高めることができる。
こうして、トンネル部6前部にトンネル拡大部20を形成することにより、排気系の構成要素を略直線状にレイアウトすることが可能となる。
このトンネル拡大部20における、排気系の構成要素とプロペラシャフト31の位置関係を、図6および図7でより詳細に説明する。図6はトンネル拡大部近傍の詳細側方断面図、図7は図6のA−A線矢視断面図である。
図6に示すように、トンネル拡大部20の上壁面20aは、ダッシュパネル4の上部4a近傍から下方に所定の傾斜角β(例えばβ=46°)をもって傾斜するように形成している。この傾斜角βは、直キャタリスト21の傾斜角γ(例えばγ=20°)よりも大きな値としている。これは、後述するように、車両衝突の際には、排気系がこの上壁面20aに沿って、できるだけトンネル部6内に潜り込みやすくなるようにするためである。
また、この上壁面20aの傾斜角βの延長線Lよりも下方に、エンジン7および排気ポート11が位置するように設定している。これは、車両が衝突した際には、より排気マニホールド9をトンネル部6の空間内6Aに案内しやすくすると共に、排気系の構成要素をより直線状にレイアウトしやすくするためである。
また、トンネル拡大部20に配置される直キャタリスト21A,21Bは、二つを上下方向に並設して車両前後方向に延びるように設定している。そして、直キャタリスト21A,21Bの車幅方向側方には、プロペラシャフト31を配置している。
図7に示すように、トンネル拡大部20の内部空間Sに設置される直キャタリストは、上部キャタリスト21Aと下部キャタリスト21Bとを平面視で略一致するように、同一幅T内でレイアウトしている。
これは、後述するように、車両衝突の際に、二つの直キャタリスト21A,21Bが、ほぼ一つのキャタリストの幅Tで、上下方向に揺動できるようにするため、このような位置関係に設定しているのである。
すなわち、キャタリスト一つの幅Tがあれば、この幅Tにおいて、二つの直キャタリスト21A,21Bが上下方向に自由に揺動させることが可能となるため、このように上下位置で二つの直キャタリスト21A,21Bを並設しているのである。
また、プロペラシャフト31は、この直キャタリスト21A,21Bの上下方向の揺動を制限しないように、直キャタリスト21A,21Bの車幅方向側方にレイアウトしている。また、車幅方向側方にレイアウトすることで、車両衝突時に、直キャタリスト21等の排気系の構成要素とは別に、プロペラシャフト31自身で衝突安全機能を得ることもできる。
次に、車両衝突時の挙動について、図8により説明する。
図8は、側面視における車両衝突時の挙動を示した説明図であり、(a)が衝突初期、(b)が衝突中期、(c)が衝突後期を示した図である。
図8(a)に示すように、車両前方から衝突荷重Fが作用すると、エンジン7が後退して排気マニホールド9も後退する。このとき、トンネル拡大部20の上壁面20aが傾斜していることにより、排気マニホールド9等が当接して排気系の構成要素(9、21A,21B,22,23,24)が下方に案内されることになる。
このとき、前述のように、プロペラシャフト31を車幅方向側方に配置しているため、排気系の構成要素の揺動が阻害されることはなく、確実に下方に案内されることになる。また、直キャタリスト21A,20Bが上下位置に配置されていることで、車幅方向に少ないスペースで、直キャタリスト21A,21Bを下方に案内することができる。
図8の(b)に示すように、衝突中期になると、直キャタリスト21A,21B後方のフレキシブルジョイント23が比較的脆弱であるため、この部分で折れ曲りが生じて、より排気系の構成要素(9、21A,21B,22,23,24)がトンネル拡大部20およびトンネル部6の内部空間S,6Aに潜り込みやすくなる。このとき、排気マニホールド9が上壁面20aで下方に案内されることで、エンジン7もその上部7aが、さらに後方側に回転することになる。
図8の(c)に示すように、さらに衝突後期になると、エンジン7の排気系の構成要素(9、21,22,23,24)がほぼ全てトンネル拡大部20およびトンネル部6に潜り込むことになり、ダッシュパネル4には、排気系の構成要素(9、21,22,23,24)が何ら影響を与えることはない。
また、車幅方向側方に配置しているプロペラシャフト31についても、図示しないセンターベアリングサポートに脱落機構による衝突安全機構を設けているため、図示するようにトンネル部6から下方に脱落することになり、プロペラシャフト31がエンジン7の後退を妨げることなく、車両の衝突安全性を高めている。
なお、プロペラシャフト31の衝突安全機構は、この他に、軸方向に圧縮力が作用した際にシャフトが縮まるように構成した、所謂コラプス機構であってもよい。
このように、二つの直キャタリスト21A,21Bを上下方向に並設していることで、車両衝突時には、直キャタリスト21A,21Bとプロペラシャフト31が干渉し合うこともなく、確実に下方に案内又は脱落するため、より衝突安全性を高めることができる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
この実施形態の車両の前部構造は、ダッシュパネル4とフロアパネル5との間の車幅方向中央に、車室内方側へ突出して車両前後方向に延びるトンネル部6を設け、このトンネル部6の前部に、車室内方側に大きく突出するトンネル拡大部20を形成して、このトンネル拡大部20に対応する位置に、排気マニホールド9を集合させた二つの直キャタリスト21A,21Bを、上下方向に並列して配置している。
これにより、二つの直キャタリスト21A,21Bを、平面視でほぼ直キャタリスト一つのスペースで、レイアウトすることができる。
このため、車両衝突時に、直キャタリスト21A,21Bの揺動するスペース(幅T)が、直キャタリスト一つのスペース(幅T)で済むため、二つの直キャタリスト21A,21Bの揺動スペースを、車幅方向に狭くすることができる。
よって、車両前部のエンジンルームERに横置きにエンジン7を配置して、エンジン7前方に吸気マニホールド8を配置して、エンジン7後方に排気マニホールド9を配置した車両の前部構造において、直キャタリストの二つ21A,21Bをトンネル拡大部20内に配置しつつ、車両衝突時の直キャタリスト21A,21Bの下方挙動を確実に生じさせつつも、トンネル拡大部20をできるだけコンパクトに構成して車室CR空間を広くできる。
また、この実施形態では、エンジン7の駆動力を、後輪に伝達するプロペラシャフト31を備え、そのプロペラシャフト31を二つの直キャタリスト21A,21Bの車幅方向側方に配置している。
これにより、車両衝突時の直キャタリスト21A,21Bの上下方向の揺動に対して、プロペラシャフト31が邪魔になることがない。
このため、トンネル拡大部20内にプロペラシャフト31を配置した場合であっても、プロペラシャフト31が排気系の構成要素の上下方向の揺動に影響を与えないため、排気系の構成要素(9、21A,21B,22,23,24)がより確実にトンネル拡大部20の内部空間Sに入り込み易くなる。
よって、トンネル拡大部20をできるだけコンパクトに形成しつつも、輪駆動車における、車両の衝突安全性を高めることができる。
また、この実施形態では、占有スペースの大きな直キャタリスト21A,21Bを、トンネル拡大部20に対応する位置に配置している。
これにより、トンネル拡大部20の内部空間Sを利用して、占有スペースの大きい直キャタリスト21をレイアウトすることができる。
よって、エンジン7とダッシュパネル4との間には、占有スペースの大きな直キャタリスト21を設置する必要がなくなり、エンジン7の後退によって直キャタリスト21A,21Bがダッシュパネル4を押圧しないため、より衝突安全性を高めることができる。
また、加熱される直キャタリスト21周りの空気(熱気)を車両前後方向に延びるトンネル部6を利用して、車両後方側に排出することができるため、キャタリスト周りの熱害を防止することができる。
また、この実施形態では、直キャタリスト21の後方位置に、フレキシブルジョイント23を設けている。
このため、このフレキシブルジョイント23の脆弱性を利用して、より排気系の構成要素を下方に変形し易くして、車両衝突時のトンネル拡大部20内への潜り込みを促進することができる。
また、この実施形態では、直キャタリスト21の車両前方側に、前輪を操舵するステアリングラック16を配置している(図2および図5参照)。
これにより、車両衝突時にステアリングラック16が直キャタリスト21の後方移動を阻害しないため、確実に直キャタリスト21がトンネル拡大部20の内部空間Sに嵌り込むことになる。
よって、排気マニホールド9の後方移動が阻害されることなく、車両の衝突安全性をより高めることができる。
また、ステアリングラック16が直キャタリスト21の車両前方側に位置することにより、車両走行中、ステアリングラック16には、直キャタリスト21周りの熱気が流れにくくなる。
よって、ステアリングラック16に対する直キャタリスト21による熱害を抑制することができ、ステアリングラック16の耐久性を高めることができる。
また、この実施形態では、エンジン7を、エンジン上部7aが車両後方側に位置するように傾斜配置している(図2参照)。
これにより、エンジン上部7a前方とエンジン下部7b後方にスペースが確保できる。また、エンジン7の排気ポート11の位置を低くできる。
このため、エンジン7前方に配置される吸気マニホールド8の配置スペースを拡大することができる。また、エンジン7後方に配置されるフロントデフ13を車両前方側に配置することができる。さらに、排気ポート11の位置が低くなることで、排気マニホールド9の位置がトンネル拡大部20に近接するため、車両衝突時に排気マニホールド9をトンネル拡大部20内に嵌り込みやすくできる。加えて、直キャタリスト21までの距離も短くできるため、触媒の早期活性化を図ることができる。
よって、エンジン7を後方に傾斜配置することで、後方排気エンジン7における車両衝突時の安全性を高めることができ、また、車両のオーバーハング量を低減できるため、車両の操安性能も高めることができる。
また、この実施形態の変形例として、直キャタリスト21A、21Bをプロペラシャフト31を挟んで上下位置に並行に配設し、プロペラシャフト31を、側面視で二つの直キャタリスト21A,21Bの間の上下中間位置に配置するようにしても良い。
これにより、例えば、プロペラシャフト31を、二つの直キャタリスト21A,21Bの間に形成される隙間U(図7参照)を利用して、より直キャタリスト21A,21B側に近接して配置することができる。
よって、プロペラシャフト31を直キャタリスト21A,21Bの側方にレイアウトした場合であっても、車幅方向に大きなスペースを必要とせず、トンネル拡大部20をよりコンパクトに形成することができる。
なお、参考例として、図9に示すような、車両の前部構造も考えられる。すなわち、排気系の構成要素を、排気マニホールド9の直後に二つのフレキシブルジョイント123A,123Bを配置し、この二つのフレキシブルジョイント123A,123Bの後方にY字排気管122を配置し、その後方にキャタリスト124を配置するように構成して、このうち、二つのフレキシブルジョイント123A,123Bをトンネル拡大部20内で上下方向に並設してレイアウトする構造である。
このように、フレキシブルジョイント123A,123Bをトンネル拡大部20内にレイアウトすることで、この参考例でも、トンネル拡大部20内の比較的大きな空間(内部空間S)を利用して、占有スペースの大きいフレキシブルジョイント123A,123Bを容易にレイアウトできる。
また、フレキシブルジョイント123A,123Bを上下方向に並設したことで、前述の実施形態と同様に、フレキシブルジョイント123A,123Bの上下方向の揺動スペースを、車幅方向にコンパクトにできるため、確実に車両衝突時の排気系の構成要素の潜り込み挙動を得ることができ、車両の衝突安全性を高めることができる。
よって、排気マニホールド9の直後に二つのフレキシブルジョイント123A,123Bを配置したものであっても、より車両の衝突安全性を高めることができる。
また、この実施形態についても、二つのフレキシブルジョイント123A,123Bをプロペラシャフト31を挟んで上下位置に並行に配設し、プロペラシャフト31を、側面視で二つのフレキシブルジョイント123A,123Bの間の上下中間位置に配置するようにしても良い。
の発明の構成と、前述の実施形態との対応において、
この発明の吸気管は、吸気マニホールド8、サージタンク10に対応し、
以下、同様に
排気管は、排気マニホールド9、直キャタリスト21A,21B、Y字排気管22、フレキシブルジョイント23、アンダフットキャタリスト24、に対応し、
複数の独立排気管は、排気マニホールド9a、9b、9c、9dに対応し、
ステアリング機構は、ステアリングラック16に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる車両の前部構造の実施形態を含むものである。
本実施形態では、変速機12を備えた一般的な車両で説明したが、モータ・ジュネレータを備えたハイブリッド車両の前部構造で実施してもよい。
また、集合する排気マニホールドの組み合わせも、前述の実施形態のものに限定されるものではなく、さらに、集合する排気マニホールドの本数についても、二本に限定されず、三本、四本であってもよい。
車両の前部構造の特徴部分を示した斜視図。 車両の前部構造の全体側面図。 エンジンを除いた全体正面図。 車体フレーム等も含めた全体平面図。 車体フレーム等も含めた全体底面図。 トンネル拡大部近傍の詳細側方断面図。 図6のA−A線矢視断面図。 側面視における車両衝突時の挙動を示した説明図で、(a)が衝突初期、(b)が衝突中期、(c)が衝突後期を示した図。 両の前部構造の参考例を示す全体側面図。
ER…エンジンルーム
CR…車室
4…ダッシュパネル
5…フロアパネル
6…トンネル部
7…エンジン
8…吸気マニホールド(吸気管)
9…排気マニホールド
9a,9b,9c,9d…排気マニホールド(独立排気管)
11…排気ポート
16…ステアリングラック(ステアリング機構)
20…トンネル拡大部
20a…上壁面
21A,21B…直キャタリスト(キャタリスト)
23…フレキシブルジョイント(フレキシブルチューブ)
24…アンダフットキャタリスト
31…プロペラシャフ

Claims (5)

  1. 車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、該エンジンの前方に吸気管を配置して、該エンジンの後方に排気管を配置した車両の前部構造であって、
    車室の前壁を構成するダッシュパネルとフロアパネルとの接続部の車幅方向中央に、車室内方側へ突出して車両前後方向に延びるトンネル部を設け、
    該トンネル部の前部に、車室内方側に大きく突出するトンネル拡大部を形成して、
    前記排気管が、エンジンの各気筒に接続された複数の独立排気管と、該独立排気管の下流側で独立排気管を二つに集合する集合排気管とを備え、
    該二つの集合排気管を、前記トンネル拡大部に対応する位置で上下方向に並列して配置し、
    前記トンネル拡大部に車両後方側下方に傾斜した上壁面を設け、
    該上壁面の傾斜の延長線上より下方位置にエンジンの排気ポートを設定し、
    前記排気管をエンジン上部の排気ポートから車両後方側下方に延びるように形成し、
    さらに前記集合排気管の一部を構成するキャタリストを、前記トンネル拡大部に対応する位置に配置すると共に、
    前記キャタリストの後方にフレキシブルチューブを配置した
    車両の前部構造。
  2. エンジンの駆動力を、後輪に伝達するプロペラシャフトを備え、
    該プロペラシャフトを前記二つの集合排気管の車幅方向側方に配置した
    請求項1記載の車両の前部構造。
  3. 前記プロペラシャフトを、側面視で二つの集合排気管の間の上下中間位置に配置した
    請求項2記載の車両の前部構造。
  4. 前記キャタリストの車両前方側に、前輪を操舵するステアリング機構を配置した
    請求項記載の車両の前部構造。
  5. 前記エンジンを、エンジン上部が車両後方側に位置するように傾斜配置した
    請求項1〜4の何れか1項に記載の車両の前部構造。
JP2007115072A 2007-04-13 2007-04-25 車両の前部構造 Expired - Fee Related JP5045206B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007115072A JP5045206B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 車両の前部構造
EP08006887A EP1980437B1 (en) 2007-04-13 2008-04-04 Front structure of vehicle
CN 200810091986 CN101284493B (zh) 2007-04-13 2008-04-11 车辆的前部结构
US12/101,924 US7878286B2 (en) 2007-04-13 2008-04-11 Front structure of vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007115072A JP5045206B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 車両の前部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008265690A JP2008265690A (ja) 2008-11-06
JP5045206B2 true JP5045206B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=40045787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007115072A Expired - Fee Related JP5045206B2 (ja) 2007-04-13 2007-04-25 車両の前部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5045206B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4935849B2 (ja) * 2009-04-24 2012-05-23 トヨタ自動車株式会社 排気管構造
JP6048677B2 (ja) * 2013-09-05 2016-12-21 マツダ株式会社 車両の前部車体構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5195607A (en) * 1989-11-21 1993-03-23 Mazda Motor Corporation Exhaust system for automotive engine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008265690A (ja) 2008-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1980437B1 (en) Front structure of vehicle
JP2008260472A (ja) 車両の前部構造
JP4826612B2 (ja) 車両の排気浄化装置配設構造
JP5019166B2 (ja) 車両の排気装置
JP4207790B2 (ja) 車体下部構造
JP4924352B2 (ja) 車両の排気浄化装置配設構造
US20110126522A1 (en) Exhaust apparatus for transverse engine
CN103321717A (zh) 行驶车辆搭载用的发动机装置
US8549837B2 (en) Exhaust apparatus for transverse engine
CN102947163A (zh) 前端排气系统
JP5045207B2 (ja) 車両の前部構造
JP5045206B2 (ja) 車両の前部構造
JP6521005B2 (ja) 自動車
JP5034636B2 (ja) 車両の前部構造
JP5807533B2 (ja) 車両用フロア構造
JP6515967B2 (ja) 車両用パワートレインユニット
JP2009241793A (ja) 車体前部構造
JP2009227132A (ja) 車体前部構造
CN109424470A (zh) 车辆排气系统
JP2009226968A (ja) 車体前部構造
JP6177118B2 (ja) トラクタ
JP2009241709A (ja) 車体前部構造
JP4058992B2 (ja) 車両のエンジン配設構造
JP2009220769A (ja) 車体前部構造
JP5277589B2 (ja) 車両用補機の配設構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120702

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5045206

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees