JPH0435471Y2 - - Google Patents

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JPH0435471Y2
JPH0435471Y2 JP4809188U JP4809188U JPH0435471Y2 JP H0435471 Y2 JPH0435471 Y2 JP H0435471Y2 JP 4809188 U JP4809188 U JP 4809188U JP 4809188 U JP4809188 U JP 4809188U JP H0435471 Y2 JPH0435471 Y2 JP H0435471Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、防水シート敷設コンクリートプー
ルの排水凹所即ち排水ピツト部とか排水桝とか排
水溝とか称される排水用の凹所の開口部に設置さ
れる排水蓋の固定装置に関す。
従来の技術及び課題 一般に、コンクリートプールを含む各種プール
の防水シートは、通常絶縁工法と呼ばれる方法で
敷設されている。即ち、防水シートの端部等最低
必要部分のみを、プール躯体の内壁面に固定した
接合板等を介して部分的に固着し、他の大部分は
遊離状態に放置する工法によつて敷設されてい
る。この工法による場合、プール底面に設けられ
る排水凹所には、その開口部近傍においてプール
躯体に固着された接合板が設けられ、防水シート
はこの接合板に接合された状態で敷設される。
ところで、前記排水凹所の上方には、遊泳者の
排水口への吸い込みを防止する安全対策として、
通常その開口部を閉塞する格子状等の排水蓋が設
けられる。
而して、従来、この排水蓋はその自重により単
に沈降状態に排水凹所に被さつて設置されるにす
ぎないものであり、容易に取外し可能であつた。
もとより一般的には、排水蓋の設置に際しては、
排水凹所の上方周縁に、水平面とこれに続く垂直
立上り面を有する段部を形成し、この段部に嵌め
込み状態に排水蓋を設置することで、排水蓋の横
移動を阻止するものとなされているが、それでも
なお上方に持ち上げ可能であるためプールの遊泳
開放時にいたずら等により排水蓋が取外される場
合があり、安全上問題となつていた。
この考案は、かかる事情に鑑みてなされたもの
であつて、防水シート敷設プールにおいて排水蓋
の不本意な取外しを防止する排水蓋固定装置の提
供を目的とし、特にコンクリートプールにおいて
防水シートの防水性を損うことなく排水蓋を固定
することのできる排水蓋固定装置の提供を目的と
するものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成させるために、この考案に係る
排水蓋固定装置は、実施例の符号を用いて示せ
ば、排水凹所2の周側壁の上方周縁に、排水蓋嵌
込み用の段部3が形成されるとともに、該段部の
水平部3aの所定箇所において蓋枠固定ブロツク
4が上面露出状態に埋込み固定され、かつ該蓋枠
固定ブロツクの露出部分を除いて段部被覆状態に
コンクリート躯体1に固着された接合板7が設け
られ、この接合板7及び前記蓋枠固定ブロツク4
に接合されて防水シート5が敷設されてなり、さ
らにその上から、前記蓋枠固定ブロツク4に固定
された状態に段部3に沿つて蓋枠6が設置され、
この蓋枠に、段部に嵌込まれる排水蓋13がねじ
止め固定されるものとされていることを特徴とす
る。
作 用 蓋枠固定ブロツク4はコンクリート躯体1に固
定され、この固定ブロツク4の上面には防水シー
ト5が接合状態に存在し、さらにその上には蓋枠
6が前記固定ブロツク4に固定された状態に存在
する。蓋枠6の固定ブロツク4への固定方法とい
ては、蓋枠の上から防水シート5を貫通してブロ
ツク4にビスやボルトを打ち込んでねじ止めする
とか、あるいは蓋枠6を防水シート5に接着剤等
で接合し防水シートを介して固定ブロツク4に固
定する方法等を挙げうる。排水蓋13は蓋枠6に
ねじ止め固定され、従つて排水蓋は蓋枠6及び蓋
枠固定ブロツク4を介してコンクリート躯体1に
強固に固定される。また、防水シート5は蓋枠固
定ブロツク4に接合一体化されているから、蓋枠
6を防水シート5に接合して固定ブロツク4に固
定させる場合はもとより、防水シート5を貫通し
て固定ブロツクに直接的にねじ止めする場合等に
おいても防水性が損われることがない。
実施例 次にこの考案の実施例を説明する。
第1図〜第5図において、1はプール躯体とし
てのコンクリート躯体、2はプール底面に設けら
れた方形の排水凹所である。この排水凹所2の上
方周縁には、排水凹所周側壁2aの上縁に連続す
る水平部3aとこの水平部に続く垂直立上り部3
bとを有する排水蓋嵌め込み用の段部3が形成さ
れている。
また、前記段部水平部3aには、各辺のほぼ中
央部に1個ずつ合計4個の蓋枠固定ブロツク4が
設けられている。これら蓋枠固定ブロツク4は、
その上面に防水シート5を介して配置される蓋枠
6を固定支持するためのものであり、段部水平部
3aと同幅の直方体形状に形成されている。蓋枠
固定ブロツク4の材料としては、金属あるいは合
成樹脂が用いられるが、ブロツク上面に接合され
る防水シート5との接着性を考慮して合成樹脂を
用いるのが良く、なかでも特に接着性、強度性、
取扱い等の観点から塩化ビニル製のものとするの
が良い。而して、蓋枠固定ブロツク4は、第2図
に示すように、その上部をわずかに水平部3aか
ら突出せられた状態で、コンクリート躯体1に埋
め込み固定されている。なお、蓋枠固定ブロツク
4とコンクリート躯体1との固定状態をより強固
に保持するために、アンカーボルト等を用いて両
者を連結することも推奨される。
7は断面L字形の接合板で、前記蓋枠固定ブロ
ツク4の上部突出部を除いて段部水平部3a及び
垂直立上り部3bも全体を被覆する状態に設けら
れている。この接合板7の設置により、接合板上
面と蓋枠固定ブロツク4の上面とが同一面位置と
なされている。この接合板7は、鋼的を中心とし
てその両面に塩化ビニル等の合成樹脂層が積層一
体化された樹脂被覆鋼板が材質として用いられる
とともに、第5図に示すように、開脚釘8を介し
てコンクリート躯体1に固着されている。そして
前記防水シート5は、この接合板7及び蓋枠固定
ブロツク4の上面、さらにはプール内面に部分的
に設けられた他の接合板(図示せず)に、溶剤型
接着剤9a(第4図及び第5図)の使用によりあ
るいは熱融着等の手段により接合一体化され、も
つてプール内面全体に防水シート5が部分的固着
状態で敷設されている。なお防水シート5は柔軟
塩化ビニル製のものが用いらている。
さらに段部3には、その全周に沿つて防水シー
ト5の上から蓋枠6が配設されている。この蓋枠
6は段部の垂直立上り部3bとほぼ同じ高さの垂
直部材6bと、段部水平部3aよりも幅の大きい
水平部材6aとによつて断面L字形に形成された
ものであり、蓋枠固定ブロツク4の上方から蓋枠
6のビス貫通孔10及び防水シート5を貫通して
蓋枠固定ブロツク4に打ち込まれたビス11によ
り、該ブロツクに強固に連結固定されている。蓋
枠6のブロツク4への連結は必ずしもビスによる
ねじ止めに限られるものではなく、第6図に示す
ように、接着剤9bによつて蓋枠6を防水シート
5に固定し、防水シートを介して蓋枠固定ブロツ
ク4に連結固定するものとしてもよい。かかる連
結状態において、蓋枠6の水平部材6aの側端部
は第4図に示すように、段部水平部3aの端部を
超えて排水凹所2内に突出したものとなされると
ともに、該突出部分にはこれを厚さ方向に貫通す
る排水蓋連結用透孔12が穿設されている。蓋枠
6は金属製でも良く塩化ビニル等の合成樹脂製で
も良い。
排水蓋13は多数の貫通部14を有する主に金
属製のものが用いられているとともに、前記蓋枠
6の透孔12に対応する位置に、ボルト貫通孔1
5が穿設されている。なお、第1図〜第3図に示
す16は排水凹所の下部に突出した排水管であ
る。
上記の構成において、段部3に嵌め込み状態に
設置された排水蓋13は、その下方に位置する蓋
枠6の水平部材6aにねじ止め固定される。この
実施例ではねじ止め固定手段として、第4図及び
第5図に示すように、排水蓋13の貫通孔15に
頭部埋没状態に貫挿されるボルト17と、蓋枠水
平部材6aの透孔12に嵌入された鍔付きナツト
18の組合せからなるものを用いると、即ち、ボ
ルト17を排水蓋13の貫通孔15に通してナツ
ト18にねじ込むことによりナツトが直径方向に
拡張変形して該ナツト18の透孔12からの引抜
きが阻止され、もつて排水蓋13と蓋枠6とが取
外し可能に連結固定されるものである。なお、排
水蓋13と蓋枠6とのねじ止め固定の態様は上記
に固定されることなく、例えば水平部材6aの透
孔12周面にねじを切り、ボルト17を直接螺合
せしめるものとしても良い。また、第7図に示す
ように、蓋枠の水平部材6aを段部水平部3aの
幅とほぼ同じ幅に設定するとともに、水平部材の
上面所定位置に膨出部19を形成し、かつこの膨
出部19にねじ孔20を形成して該ねじ孔にボル
ト17をねじ止めすることにより、膨出部19に
おいて排水蓋13を固定する構成を採用しても良
い。
考案の効果 この考案は上述のような構成を有するものであ
るから、排水凹所の上方において段部に嵌め込み
状態に設置される排水蓋と蓋枠とを固定すること
で、遊泳者のいたずら等による排水蓋の不本意な
取外しを防止でき、安全性の向上を図ることがで
きる。また、段部水平部に蓋枠固定ブロツクを埋
め込み固定し、このブロツクに防水シートを接合
したうえで蓋体をブロツクに固定し、そして該蓋
枠に排水蓋を固定する構造を採用したから、蓋枠
を防水シートに接合してブロツクに固定させる場
合はもとより、ビスやボルトを通してブロツクに
直接的にねじ止めする場合等においてもコンクリ
ートプールの防水性を難ら損うことなく排水蓋の
固定が可能となる。しかも、蓋枠が蓋枠固定ブロ
ツクへ固定されているから、蓋枠の取り付け強度
ひいては排水蓋のコンクリート躯体に対する固定
強度を大きく確保でき、排水蓋を確実かつ十分に
固定することができる。さらには、蓋枠が段部に
沿つて設けられているため、該蓋枠によつて段部
の防水シートが保護されることとなり、排水蓋の
取り付け時、取外し時に排水蓋の角部等が防水シ
ートへ接触して防水シートの損傷を来たすという
ような不都合を回避できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の一実施例を示すも
ので、第1図は排水蓋を嵌込む前の排水凹所近傍
を示す断面斜視図、第2図はコンクリート躯体に
蓋枠固定ブロツクを埋め込み固定後、接合板取り
付け前の排水凹所近傍を示す断面斜視図、第3図
は防水シートの敷設後、蓋枠取り付け前の排水凹
所近傍を示す断面斜視図、第4図は第1図の−
線断面図、第5図は第1図の−線断面図、
第6図は蓋枠の蓋枠固定ブロツクへの固定態様の
変形例を示す断面図、第7図は排水蓋の蓋枠への
ねじ止め固定態様の変形例を示す断面図である。 1……コンクリート躯体、2……排水凹所、3
……段部、3a……段部水平部、4……蓋枠固定
ブロツク、5……防水シート、6……蓋枠、7…
…接合板、13……排水蓋、17……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排水凹所の周側壁の上方周縁に、排水蓋嵌込み
    用の段部が形成されるとともに、該段部の水平部
    の所定箇所において蓋枠固定ブロツクが上面露出
    状態に埋込み固定され、かつ該蓋枠固定ブロツク
    の露出部分を除いて段部被覆状態にコンクリート
    躯体に固着された接合板が設けられ、この接合板
    及び前記蓋枠固定ブロツクに接合されて防水シー
    トが敷設されてなり、さらにその上から、前記蓋
    枠固定ブロツクに固定された状態に段部に沿つて
    蓋枠が設置され、この蓋枠に、段部に嵌込まれる
    排水蓋がねじ止め固定されるものとなされている
    ことを特徴とする防水シート敷設コンクリートプ
    ールの排水蓋固定装置。
JP4809188U 1988-04-08 1988-04-08 Expired JPH0435471Y2 (ja)

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JPH01150862U JPH01150862U (ja) 1989-10-18
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