JP2779461B2 - 防水パンの据付方法 - Google Patents

防水パンの据付方法

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JP2779461B2 JP4218532A JP21853292A JP2779461B2 JP 2779461 B2 JP2779461 B2 JP 2779461B2 JP 4218532 A JP4218532 A JP 4218532A JP 21853292 A JP21853292 A JP 21853292A JP 2779461 B2 JP2779461 B2 JP 2779461B2
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啓之 森木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ユニットバスルーム
等の底面部を構成する防水パンの据付方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、防水パンは、例えば
図7に示すように、防水パン54の底面には一体状にフ
レーム55が設けられており、このフレーム55に排水
管等を先付けしておき、その状態で防水パン54を反転
させて、図7のように据付面53上にモルタル等を介し
据え付けており、防水パン54を裏返しにする際に防水
パン周辺の建築構造材に排水管が当り、排水管を損傷し
たりする不具合が生ずることがあり、また防水パン54
を基礎51上に配設された土台52のレベルに対応させ
て所定高さにレベル調節する際に、フレーム55の先端
等に設けられたアジャストボルト56は上方側からは見
えにくい位置にあり、専用に形成された専用工具57を
用いて、アジャストボルト56を適宜回動操作してレベ
ル調節する必要があり、レベル調節作業が困難なもので
あった。
【0003】また、このような専用工具57が入らない
ような場合には、図8に示すように、防水パン54の周
縁の水切り部54aに貫通状に穴を開けて、この穴内に
専用工具57を差し込んでアジャストボルト56のレベ
ル調節が行われており、レベル調節作業が極めて困難に
なるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、レベル調節作業等が容
易で施工性が良好な防水パンの据付方法を提供せんこと
を目的とし、その要旨は、下面側に複数本の高さ調節ボ
ルトを有し、上面側の所定位置に係合孔を形成したプラ
ットホームを複数備えたフレームを、前記高さ調節ボル
トを介しレベル調節して据付面に固設し、該フレーム上
に、底面側の所定位置に係入突起を有する受プレートを
複数備えた防水パンを仮置きし防水パンを水平面内で
移動させて前記係合孔に前記係入突起を係合させ、前記
各プラットホームと前記各受プレートを接着剤を介し接
着させることである。
【0005】
【作用】防水パンと別体で形成したフレームを、レベル
調節して所定位置に固設し、このフレーム上に防水パン
を仮置きし、フレームの係合孔に対し、防水パンの底面
から垂設された係入突起を係合させて、防水パンの底面
の受プレートを、フレーム上面に設けられたプラットホ
ームに接着させることにより、フレーム上に強固かつ正
確な位置に防水パンを据え付けることができ、施工性が
良好なものとなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本例では、据え付けが困難とされる段付防水パン
1の据付方法に関し説明する。図1に段付防水パン1の
裏面からの斜視図を示し、この段付防水パン1は、洗い
場を形成する洗い場部分1Bと、風呂釜が取付けられる
風呂部分1Aが段差を形成してFRPにより一体形成さ
れたものであり、風呂部分1Aの洗い場部分1B側には
排水口1Cが形成されている。また、風呂部分1Aおよ
び洗い場部分1Bの底面には、縦方向および横方向に格
子状に交わるリブ2,2,2が一体形成されたものとな
っており、このリブ2,2,2の交差点において、ボス
部3が形成されたものとなっており、風呂部分Aの底面
の各コーナー側に4個のボス部3,3,3,3が配置形
成されており、同様に洗い場部分1Bの各コーナー側に
もそれぞれ4個のボス部3,3,3,3が一体形成され
たものとなっており、風呂部分Aのボス部3,3と洗い
場部分1Bのボス部3,3は段付防水パン1の長手方向
に沿って一列状に形成されたものとなっている。
【0007】風呂部分1Aにおける各ボス部3,3,
3,3は図2に示すように、内側に六角形状の嵌入穴3
aが形成されており、この嵌入穴3a内には六角柱状の
高ナット4を嵌合できるものとなっており、高ナット4
を嵌入穴3a内に固定させて、高ナット4上に四角形状
の受プレート5を載置させ、この受プレート5の中央部
の貫通孔5a内に、上方よりボルト6を差し込んで、ボ
ルト6を高ナット4に螺合させて固定することができ、
ボルト6の上端には半球状に突出した係入突起6aが一
体形成されている。このように予め風呂部分1Aの各ボ
ス部3,3,3,3には高ナット4を介し、受プレート
5とボルト6を取付けておくことができる。
【0008】また、さらに前記洗い場部分1Bにおける
各ボス部3,3,3,3には、図3に示すように筒状の
筒脚7が外嵌される。筒脚7は金属製で形成されてお
り、その下端部外周にはリブ2,2,2,2が嵌まり込
む切欠スリット7a,7a,7a,7aが形成されてお
り、またビス孔7bが所定間隔で形成されている。ま
た、筒脚7の上端には、溶接により平板四角形状の受プ
レート8が固設されており、さらに受プレート8の上面
中央部には、上方に突出して半球状の係入突起8aが溶
接により固設されている。ボス部3の嵌入穴3a外周に
上方より筒脚7の切欠スリット7a部分を嵌入させて、
外周側よりビス9をビス孔7bにねじ込んでボス部3に
筒脚7を固定状に立設させることができる。このように
洗い場部分1Bの各ボス部3,3,3,3には予め筒脚
7をそれぞれ固定させておくことができる。
【0009】一方、防水パン1とは別体でフレーム10
を別途形成させておき、フレーム10は図6に示すよう
な構造となっており、2本の長尺角パイプ11,11間
にクロス状に短尺パイプ12,12を介装させて、フレ
ーム10が枠組み形成されており、フレーム10を構成
する前記各長尺角パイプ11,11の下面側には、それ
ぞれ所定間隔で3本の高さ調節ボルト14,14,14
が垂設されている。すなわち、長尺角パイプ11には長
手方向に沿って所定間隔でボルト孔11a,11a,1
1aが上下に貫通状に穿設されており、各ボルト孔11
aの下面には固定ナット13が溶接により固設されてお
り、この固定ナット13に下方よりそれぞれ高さ調節ボ
ルト14が螺合されたものとなっている。
【0010】また、各長尺角パイプ11,11の上面側
には、所定間隔で係合孔11b,11b,11b,11
bが穿設形成されており、各長尺角パイプ11,11の
両端側の係合孔11b,11bの上面には方形平状の鉄
板からなるプラットホーム15,15がそれぞれ溶接等
により固定されている。各プラットホーム15,15の
中央部には係合孔15aが上下に貫通して穿設形成され
ており、係合孔15aは長尺角パイプ11の係合孔11
bに整合したものとなっている。この各プラットホーム
15,15,15,15により、広い面積の水平面が形
成され、各プラットホーム15,15,15,15は、
前述した防水パン1の底面に形成されている長手方向両
端側ボス部3,3,3,3の位置に対応させた所定位置
に配設されたものであり、前記係合孔11b,11b,
11b,11bはそれぞれボス部3,3,3,3の配置
位置に整合する位置に形成されたものである。なお、予
めフレーム10には排水トラップ16と、この排水トラ
ップ16に連通する排水管17が固定状に取付けられ
る。
【0011】防水パン1の据付工事においては、まず図
4に示すように、基礎20,20間の床面にモルタルM
により据付面Pを形成させておき、この据付面P上の所
定位置に前記フレーム10を置き、フレーム10の各高
さ調節ボルト14,14,14を適宜調節して、基礎2
0の上面に配置された土台21,21を基準レベルとし
てレベル調節を行い、フレーム10の上面が所定高さと
なった後に、各高さ調節ボルト14の下端の頭部14a
の周囲にモルタル19等の接着剤を塗布して、高さ調節
ボルト14,14,14を据付面P上の所定位置に固定
させる。これによりフレーム10は所定位置及び所定高
さに固定されることとなる。
【0012】その後に前記ボルト6および筒脚7を底面
に取付けた状態の段付防水パン1を裏返して、ボルト6
および筒脚7を防水パン1の底面から垂設させた状態と
して、前記フレーム10上に載置する。この際、予めフ
レーム10の各プラットホーム15,15,15,15
の上面および防水パン1側の各受プレート5,5,5,
5、8,8,8,8の下面にそれぞれ接着剤18を塗布
しておく。
【0013】防水パン1を載置させるに際し、フレーム
10の各プラットホーム15,15,15,15上に防
水パン1側の前記ボルト6および筒脚7の下端を仮置き
し、この状態で図5に示すように、防水パン1を水平面
内で前後左右に移動させて、フレーム10の係合孔11
b,15a内にそれぞれ防水パン1側の係入突起6a,
8aを係合させる。各係入突起6a,8aがそれぞれ係
合孔11b,15a内に落とし込まれることにより、防
水パン1の位置合わせが良好に行われ、この時に各プラ
ットホーム15,15,15,15の上面に受プレート
5,8の下面がそれぞれ当接することとなり、接着剤1
8を介し各プラットホーム15,15,15,15と各
受プレート5,8が強固に接着されて、フレーム10上
に防水パン1が接合固定される。
【0014】なお、各プラットホーム15,15,1
5,15が設けられているため、防水パン1の下端部を
良好に仮置きすることができ、防水パン1を移動させて
係入突起6a,8aを係合孔11b,15a内に落とし
込む作業は容易に行うことができ、これにより正確な位
置に防水パン1を位置決めして固設でき、従来のように
防水パン1の上面側からレベル調節を行う必要がなく、
レベル調節は別体のフレーム10の据付時に容易に行う
ことができ、据え付けの施工性が良好なものとなる。フ
レーム10上に防水パン1が固定された時には、防水パ
ン1の排水口1Cはフレーム10側の排水トラップ16
と良好に整合することとなる。
【0015】
【発明の効果】本発明の防水パンの据付方法は、下面側
に複数本の高さ調節ボルトを有し、上面側の所定位置に
係合孔を形成したプラットホームを複数備えたフレーム
を、前記高さ調節ボルトを介しレベル調節して据付面に
固設し、該フレーム上に、底面側の所定位置に係入突起
を有する受プレートを複数備えた防水パンを仮置きし
防水パンを水平面内で移動させて前記係合孔に前記係入
突起を係合させ、前記各プラットホームと前記各受プレ
ートを接着剤を介し接着させることとしたため、別体で
形成したフレームを高さ調節ボルトを調節することによ
り正確にレベル調節して設置することができ、そのフレ
ーム上に防水パンを固定させる際に、フレーム上に防水
パンを仮置きし、フレームの係合孔に対し、防水パンの
底面から垂設された係入突起を係合させ、フレーム側の
プラットホームと防水パン側の受プレートを接着剤を介
し接着させて防水パンを正確な位置に容易に固定させる
ことができ、従来の据付方法に比べて施工性が極めて良
好なものとなり、施工コストが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】防水パンの裏側からの斜視構成図である。
【図2】防水パンの風呂部分のボス部に取付けられる部
材の分解斜視図である。
【図3】防水パンの洗い場部分のボス部に取付けられる
筒脚の分解斜視図である。
【図4】据付面上にフレームを固定させ、さらにその上
方より防水パンを載置させる状態の作業説明図である。
【図5】防水パンをフレーム上に仮置きした後に、フレ
ーム上で防水パンを横移動させる状態の要部作業説明図
である。
【図6】フレームの斜視構成図である。
【図7】従来の防水パンのレベル調節作業を示す要部斜
視構成図である。
【図8】さらに異なる従来のレベル調節作業を示す要部
斜視構成図である。
【符号の説明】
1 防水パン 1A 風呂部分 1B 洗い場部分 1C 排水口 2 リブ 3 ボス部 3a 嵌入穴 4 高ナット 5 受プレート 6 ボルト 6a 係入突起 7 筒脚 8 受プレート 8a 係入突起 10 フレーム 11 長尺角パイプ 11a ボルト孔 11b 係合孔 13 固定ナット 14 高さ調節ボルト 15 プラットホーム 15a 係合孔 18 接着剤 P 据付面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面側に複数本の高さ調節ボルトを有
    し、上面側の所定位置に係合孔を形成したプラットホー
    ムを複数備えたフレームを、前記高さ調節ボルトを介し
    レベル調節して据付面に固設し、該フレーム上に、底面
    側の所定位置に係入突起を有する受プレートを複数備え
    た防水パンを仮置きし防水パンを水平面内で移動させ
    て前記係合孔に前記係入突起を係合させ、前記各プラッ
    トホームと前記各受プレートを接着剤を介し接着させる
    ことを特徴とする防水パンの据付方法。
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