JP2004183243A - 浴室の防水パン - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱性と遮音性をいっそう向上させることができる浴室の防止パンを提供する。
【解決手段】防水パン7,8は、浴室1の浴槽2の下および流し場3の下に設置される。防水パン7,8は、合成樹脂製で中空二重壁構造をなしている。中空二重壁構造をなす防水パン7,8の中空部10,12には、樹脂発泡体11,13を封入して、断熱性および遮音性を保持させる。中空二重壁構造をなす防水パン7,8の中空部10,12に封入された樹脂発泡体11,13は、その界面を防水パン7,8の中空部10,12の内面に溶着している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室の浴槽下または流し場下に防水のために設置する浴室の防水パンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、浴室においては、その浴槽下および流し場(洗い場)下に防水のための防水パンを設置することが行われている(例えば、特開2000−274097号公報または特開平9−256437号公報参照)。そして、これらの防水パンには、特に一戸建ての場合は床下寒気により洗い場が冷えるので、断熱性をもたせて流し場面が冷えるのを防止する必要があった。そこで、流し場が冷えるのを防止するために、その下外面に断熱材を貼ることは特開2000−274097号公報に記載されており、またヒータパネルを沿わせることは特開平9−256437号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前掲のように、従来の防止パンは単壁構造のものであるから、それ自体の断熱性が低く、たとえその下外面に断熱材を貼っても、断熱性を十分向上させることは技術的に困難視されていた。更に単壁構造の従来の防水パンは、排水口への流れ性を得るためにテーパー状にしようとすると防水パンの裏面が水平ではないのでそれを支える支え脚部をそれぞれ個別に高さ調整をしなくてはならないという施工上の課題を有していた。
【0004】
そこで、本発明の目的は、防水パンを中空二重壁構造としてそれ自体の断熱性と遮音性を高くするとともに、施工性を改良し、中空二重壁構造によって形成される中空部に樹脂発泡体を封入して、断熱性と遮音性をいっそう向上させることができる浴室の防水パンを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る浴室の防水パンは、浴室の浴槽部分または流し場部分の防水パンであって、防水パンは合成樹脂製で中空二重壁構造をなし、中空二重壁構造をなす防水パンの中空部には、樹脂発泡体を封入して断熱性および遮音性を保持させてなることを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に係る浴室の防水パンは、請求項1記載の構成において、上壁と下壁からなり上壁は排水溝に向けてテーパーをなすとともに下壁は水平をなしていることを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の請求項3に係る浴室の防水パンは、請求項1または2記載の構成において、上壁とした壁からなり中空部に封入された樹脂発泡体は、防水パンの中空部内面の上壁とした壁に固着していることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態に係る浴室の防水パンを備えた浴室を一部破断して示す斜視図、図2は防水パンの構成を詳細に示す一部の断面図である。
【0009】
図1は本発明の実施例に係る一戸建て家屋の例であり、1は浴室、2は浴槽、3は流し場、4は出入口のドア、5は浴室前の床、6はコンクリート基礎である。浴槽2の下には浴槽用の防水パン7が、また流し場3の下には洗い場用の防水パン8が設置されている。9は支え脚体である。
【0010】
防止パン7,8は、合成樹脂製でそれぞれ上壁7a,8aおよび下壁7b,8bを有する中空二重壁構造をなすものであって、熱可塑性樹脂をブロー成形してそれぞれ構成されるものである。中空二重壁構造の防水パン7には、その中空部10に樹脂発泡体11が封入されている。防水パン8の中空部12にも同様に樹脂発泡体13が密に封入されている。
【0011】
防水パン8には排水用の溝14とその中央部分に排水口14aを有しており、防水パン8の上壁8aは排水用の溝14に向けてテーパー状をなしている。また、排水用の溝14自体も排水口14aに向けてテーパー状をなしているので、防水パン8の上壁aに滴下された湯水は排水口14aに効率よく流れる。
【0012】
防水パン8の上壁8aには、表面に付着した水の表面張力が破壊される凹凸構造からなる表面構造とするとともにその凹凸状の表面構造により水玉を形成することなく広がった水を排出する流路を同時に形成した構造とすることにより床に水滴が残ることのない流し場が得られる。
【0013】
防水パン8の下壁8bは、基礎6に対して水平をなしている。従って、防水パン8の取り付けに際しては支え脚体9の高さを同じにするだけで、容易に水平状態に取り付けることができるようになっているので、支え脚体9の高さをそれぞれを調整しなくてもよい。
【0014】
防水パン7,8の下壁7b,8bには、支え脚体9を固定するための受部(図示せず)が形成されており、成形時に一体に形成したネジ部などが構成されている。このように中空二重壁構造の下壁に受部を構成することにより浴室側にネジなどの突起を形成することなく高い剛性でネジ部を形成できる。
【0015】
防水パン7の中空部10に封入された樹脂発泡体11は、中空部10内で密に封入されていて、防水パン7の上壁7aと下壁7bに密に固着されて一体化されている。このため、防水パン7は、それ自体が中空二重壁構造であることに加えて上壁7aと下壁7bに密に固着され一体化されていることによって、剛性が大きく向上しているものとなる。なお、防水パン8も防水パン7と同構成であって、同等の性能を有するものである。
【0016】
防水パンの上壁と下壁に樹脂発泡体11の界面を互いに固着する方法は、熱による熱溶着であっても、接着剤による接着であっても良い。
【0017】
熱溶着するには、中空二重壁構造の防水パンの中空部内に粒状の発泡体を水蒸気と一緒に入れ込んで水蒸気加熱することにより溶着する方法かあるいは内面を加熱した二つのシート状の半体に予め所望の形状に形成した発泡体を配置してシート状半体の間に発泡体を入れ込んでそれぞれを溶着する方法が好適である。
【0018】
接着するには、防水パンの中空部内に接着剤を混入した粒状の発泡体入れ込んで発泡体同士と発泡体と上壁と下壁とを接着したものが好適である。
【0019】
本発明に係る中空二重壁構造の防水パン7,8を構成する熱可塑性樹脂材料は、剛性があれば特に限定されるものではないが、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのオレフィン系樹脂またはスチレン系樹脂が好適である。
【0020】
樹脂発泡体11,13は、防水パン7,8と同素材を発泡させたものとするのが、リサイクル上好ましい。したがって、樹脂発泡体11,13もポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのオレフィン系樹脂またはスチレン系樹脂が好ましいが特に限定されるものではない。防水パン7,8と樹脂発泡体11,13は同素材であれば、防水パン7,8の上壁7a,8a及び下壁7b,8bと樹脂発泡体11,13の界面の熱溶着性は良好であり、防水パン7,8に対する樹脂発泡体11,13との一体化は強固である。
【0021】
上記のように、本発明に係る中空二重壁構造の防止パン7,8は、防水パン7,8と樹脂発泡体11,13とが同素材であれば、全体が同素材で構成されるから、リサイクル性にすぐれている。すなわち、本発明に係る中空二重壁構造の防水パン7,8は、その全体をそのまま簡単にリサイクルすることができるものである。
【0022】
本発明に係る防水パン7,8は、中空二重壁構造であるからそれ自体の断熱性と遮音性が高いうえに、中空二重壁構造によって形成される中空部10,12には樹脂発泡体11,13が封入されているので、断熱性と遮音性が一段と高くなる。このため、本発明に係る防水パン7,8によれば、特に一戸建ての浴室1の場合には、特に床下寒気による流し場3面の冷えを効果的に防止することができることになる。特に、床下寒気に対する遮断性が高いので、一戸建てでありがちな浴室の冷えとそれに伴う浴槽の湯温の急激な冷えを防止することができる。また、一戸建ての二階以上に浴室1を設ける場合やマンションの浴室の場合には、防水パン7,8上面で反響に起因する階下の騒音を効果的に遮音することができるものである。
【0023】
また、中空二重壁構造により上壁を流れ方向に沿ったテーパー状とし下壁の形状を水平としてそれぞれの壁の形状を変えることにより、排水の流れを効率よく行なうとともに施工の際の基礎との水平性を容易にだすことができるものである。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、防水パンを中空二重壁構造としてそれ自体の断熱性と遮音性を高くするとともに、中空二重壁構造によって形成される中空部に樹脂発泡体を封入して、断熱性と遮音性をいっそう向上させることができる浴室の防止パンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る浴室の防水パンを備えた浴室を一部破断して示す斜視図である。
【図2】防水パンの構成を詳細に示す一部の断面図である。
【符号の説明】
1 浴室
2 浴槽
3 流し場
4 出入口のドア
5 浴室前の床
6 コンクリート基礎
7 防水パン
7a その上壁
7b その下壁
8 防水パン
8a その上壁
8b その下壁
9 支え脚体
10 中空部
11 樹脂発泡体
12 中空部
13 樹脂発泡体
14 排水表の溝
14a 排水口

Claims (3)

  1. 浴室の浴槽部分または流し場部分の防水パンであって、防水パンは合成樹脂製で中空二重壁構造をなし、中空二重壁構造をなす防水パンの中空部には、樹脂発泡体を封入して断熱性および遮音性を保持させてなることを特徴とする浴室の防水パン。
  2. 中空二重壁構造をなす防水パンは、上壁と下壁からなり上壁は排水口に向けてテーパーをなすとともに下壁は水平をなしていることを特徴とする請求項1記載の浴室の防水パン。
  3. 中空二重壁構造をなす防水パンは上壁とした壁からなり中空部に封入された樹脂発泡体は、防水パンの中空部内面の上壁とした壁に固着していることを特徴とする請求項1または2記載の浴室の防止パン。
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