JPH0435469Y2 - - Google Patents

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JPH0435469Y2
JPH0435469Y2 JP5296089U JP5296089U JPH0435469Y2 JP H0435469 Y2 JPH0435469 Y2 JP H0435469Y2 JP 5296089 U JP5296089 U JP 5296089U JP 5296089 U JP5296089 U JP 5296089U JP H0435469 Y2 JPH0435469 Y2 JP H0435469Y2
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mortar
fastening member
stair
forming jig
standing
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンクリート階段を成形するのに用
いられる治具に関し、特に、コンクリート製階段
基部の表面にモルタルを付加するために用いられ
る治具に関する。
[従来の技術] コンクリート階段を作る場合には、階段状に成
形したコンクリート製階段基部の表面にモルタル
を付加して表面を整える工法と、階段状に成形し
たコンクリート製階段基部に表面材を間隔をおい
て対向させ、この間隔にモルタルを充填する工法
が一般的に採用されている。
モルタルの付加は次の手順で行われる。まず階
段基部の垂直表面に間隔をおいて立板を垂直に配
し、この立板と垂直表面との間にモルタルを充填
する。さらに階段基部の水平表面にモルタルを載
せて平らにするとともに角部を整える。そしてモ
ルタルが乾燥した後に上面に別の横板を載せ、こ
れらの立板と横板とを互いに接着テープで止めて
いる。こうしてモルタルの保護と立板の倒れ防止
とを行つている。
[考案が解決しようとする課題] コンクリート階段の表面にモルタルを塗布した
場合、そのモルタルが乾燥するまでに3日乃至4
日の乾燥期間を要する。そのため一般には、この
乾燥期間には階段の昇降が禁止される。
しかし作業の都合上、乾燥期間の階段を昇降せ
ざるを得ないことがある。また人が誤つて昇降す
ることもある。その際、立板が外力を受けて剥が
されたり、それに伴つてモルタルが変形したりす
ることがある。これはモルタルが乾燥するまでは
保護ができないことに起因する。
それ故に本考案の課題は、モルタルの乾燥期間
に人が昇降したとしても、立板の剥れやモルタル
の変形の発生する虞を少なくした階段成形治具を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、水平表面と該水平表面の一端
から下方にのびた垂直表面とを有するコンクリー
ト製階段基部にモルタルを付加するために用いら
れる階段成形治具において、上記垂直表面に間隔
をもつて配されて上記垂直表面に付加されたモル
タルを押さえる立板と、該立板の上端部に回動可
能に連結され、上記モルタル中に埋め込み保持さ
れる留め部材とを含む階段成形治具が得られる。
[作用] 階段の成形に当たり、留め部材を階段基部の水
平表面から離した状態で階段基部の垂直表面と立
板との間にモルタルを充填する。次ぎに留め部材
を回動させて水平表面に当接させ、その上にモル
タルを載せて上面を成形する。これによると留め
部材がモルタルにて保持されることになるため、
立板は所定の垂直状態に維持される。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例による階段成形治具
を示す。この階段成形治具は、立板1と、この立
板1の上端部に蝶番等の連結手段2により回動可
能に連結された留め部材3とを有している。留め
部材3は板状のものであり途中部分で少し曲がつ
ている。その曲りの角度は後文にて明らかになる
であろう。また留め部材3には多数の透孔3aが
形成されている。
この階段成形治具は、第2図に示すように、コ
ンクリートにて予め階段状に形成された階段基部
4にモルタル5を付加するために用いられるもの
であり、したがつて階段基部4の横幅と同等な横
幅寸法を有するように作られる。第2図をにおい
て、階段基部4は水平表面4bとこの水平表面の
一端から下方にのびた垂直表面4aとを有してい
る。
階段の成形に当たり、作業者は立板1を垂直表
面4aに間隔をもつて対向した姿勢に保持し、こ
の間隔にモルタル5を充填する。その際、留め部
材3をモルタル5の充填の邪魔にならない位置、
例えば、立板1の前方位置におく。
立板1と垂直表面4aとの間にモルタル5を充
填した後、留め部材3を回動させて水平表面4b
に当接させる。この時、留め部材3の先端側部分
が水平表面4bに面接触することが望ましい。こ
の面接触を得るために、留め部材3を途中部分で
少し曲げているのである。
この状態で、留め部材3の上から水平表面4b
にモルタル5を施す。モルタル5で留め部材3を
埋め込んだ後、上面を整える。こうして階段基部
4の表面にモルタル5を付加する作業が完了す
る。
これによると留め部材3がモルタル5にて保持
されることになるため、モルタル5を付加した後
には、立板1は作業者によつて保持する必要なく
所定の垂直状態に維持される。したがつて垂直表
面4aに施したモルタル5の変形は確実に防止さ
れる。なおモルタル5の保護のための横板6を載
せてもよい。
さらに留め部材3の透孔3aにモルタル5が入
り込むため、留め部材3の保持はしつかりと行わ
れる。場合によつては、透孔3aが不要なことも
ある。留め部材3とモルタル5との係合を確実に
するため、他の様々な手段が使用可能なことは言
うまでもない。
モルタル5の乾燥後には、従来と同様に表面材
(図示せず)を取付ける。
この階段成形治具を階段基部4の寸法に適合さ
せるため、幅寸法を十分に長く作つた治具材を階
段基部4の寸法に合わせて現場で切断するように
することは好ましい。
なお連結手段2としては、蝶番に限らず、様々
な既知の手段を使用できることは勿論である。
また図示の都合上、連結手段2は立板1及び留
め部材3の表面側に固定しているが、裏面側に固
定してもよい。後者の構造によれば、連結手段3
の大部分がモルタル5に埋め込まれることになる
ため、表面材の取付け作業などにおいて有利であ
る。
また第1図及び第2図の実施例においては留め
部材3が途中部分で少し曲がつているが、第3図
の変形例7に示すように留め部材3は曲がりのな
い平板であつてもよく、この場合にも留め部材3
がモルタル5に埋め込み保持されるため、第1図
及び第2図の実施例と同様な作用効果が得られ
る。
第4図及び第5図は本考案の他の実施例による
階段成形治具を示す。この階段成形治具における
連結手段2は、立板1の裏面側に固定された多数
の立板側羽根21と、留め部材3の裏面側に固定
された多数の留め部材側羽根22とを含んでい
る。これらの羽根21及び22は交互に配置され
かつ一本の回動中心線23にて互いに回動可能に
連結されている。回動中心線23は立板1の上端
面に対向する位置に配されている。これによれ
ば、連結手段22が表面材の取付け作業が邪魔に
なることはない。
第6図に示すように、立板1の下端部をモルタ
ル5に埋め込ませると、階段成形治具の取付け強
度が向上する。なお留め部材3の階段基部4の水
平表面4bとの間にモルタルが入り込んでもよい
のは言うまでもない。
第7図は本考案のさらに他の実施例による階段
成形治具を示す。この階段成形治具においては、
留め部材側羽根22は留め部材3と一体にプラス
チツクや金属板にて形成されている。また立板側
羽根21は立板1の上端より寸法aだけ下がつた
位置に固定されている。これによれば、連結手段
2は立板1やモルタルにて完全に覆い隠されるこ
とになる。
なおこの場合、回動中心軸23から立板1の上
端までの寸法aよりも回動中心軸23から留め部
材3の曲り部31までの寸法bを大きく設計する
ことが好ましい。それによれば、留め部材3を想
像線で示すように起こすことでモルタルの充填作
業の邪魔になることを防止できる。
上述では特定の幾つかの実施例を用いて説明し
たが、それらの実施例の適当な組み合わせなど、
各種の変形が可能なことは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の階段成形治具に
よれば、留め部材がモルタルにて保持されること
になるため、立板は所定の垂直状態に維持され、
したがつてモルタルの乾燥期間に人が昇降したと
しても、立板の剥れやモルタルの変形の発生する
虞は減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による階段成形治具
の斜視図、第2図は第1図の階段成形治具を用い
た階段成形時の状態を示す断面図、第3図は第1
図の階段成形治具の変形例を示す平面概略図、第
4図は本考案の他の実施例による階段成形治具の
斜視図、第5図は第4図の階段成形治具の側面
図、第6図は第4図の階段成形治具を用いた階段
成形時の状態を示す断面図、第7図は本考案のさ
らに他の実施例による階段成形治具の側面図であ
る。 1……立板、2……連結手段、3……留め部
材、4……階段基部、4a……垂直表面、4b…
…水平表面、5……モルタル、7……変形例。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平表面と該水平表面の一端から下方にのびた
    垂直表面とを有するコンクリート製階段基部にモ
    ルタルを付加するために用いられる階段成形治具
    において、上記垂直表面に間隔をもつて配されて
    上記垂直表面に付加されたモルタルを押さえる立
    板と、該立板の上端部に回動可能に連結され、上
    記モルタル中に埋め込み保持される留め部材とを
    含む階段成形治具。
JP5296089U 1989-05-10 1989-05-10 Expired JPH0435469Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5296089U JPH0435469Y2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5296089U JPH0435469Y2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02144953U JPH02144953U (ja) 1990-12-10
JPH0435469Y2 true JPH0435469Y2 (ja) 1992-08-21

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JP5296089U Expired JPH0435469Y2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2909609B2 (ja) * 1992-01-30 1999-06-23 安之 鶴田 コンクリート階段の仕上げ施工に使用する蹴込板装置、蹴込板、連結部材及びコンクリート階段の仕上げ施工構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02144953U (ja) 1990-12-10

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