JPS6346587Y2 - - Google Patents

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JPS6346587Y2
JPS6346587Y2 JP1982199449U JP19944982U JPS6346587Y2 JP S6346587 Y2 JPS6346587 Y2 JP S6346587Y2 JP 1982199449 U JP1982199449 U JP 1982199449U JP 19944982 U JP19944982 U JP 19944982U JP S6346587 Y2 JPS6346587 Y2 JP S6346587Y2
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JP
Japan
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tile
panel
protrusion
groove
tiles
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JP1982199449U
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JPS59111233U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、セメントを加圧成形して製作したパ
ネルの正面に複数個のタイルを配設して構成した
タイルパネルに関するものであつて、タイル配設
作業の能率化とタイルの貼着強度の向上とを図る
ものである。
〔従来の技術〕
第5図に示す如く、従来のタイルパネルAは、
木質合板又はセメントの加圧成形体等からなる基
盤1と、該基盤1に貼着される多数のタイル又は
タイル数個を連結したタイルユニツト3とからな
つている。基盤1の正面のタイル貼着面1aに
は、横方向に伸びる凸条2が複数個平行に突設さ
れている。そして、タイル又はタイルユニツト3
を基盤1の貼着面1aへモルタル等の接着剤で貼
着すると共に、前記凸条2,2の間に挾持せしめ
ることにより、タイルパネルAが構成される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし上記基盤1は、通常、厚さが7〜8mm程
度の薄いものであるため、気温の変化や風等の外
力の影響を受けて、反りや歪などの変形がしばし
ば生じる。特に、木質合板で製作した場合には、
雨や湿気を吸収するので、変形が生じ易く、変形
量も大であつた。
基盤1に変形が生じると、基盤1の貼着面1a
とタイル又はタイルユニツト3の裏面とが全面で
密着することができなくなるのみならず、凸条
2,2間でタイル又はタイルユニツト3を適正な
状態に挟持することもできなくなる。その結果、
タイル又はタイルユニツト3が基盤1から剥落
し、重大な事故をきたすおそれがあつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記欠点に鑑みて創案されたもので
あつて、基盤となるパネルに多少の変形が生じた
としてもタイルが剥落することはなく、しかも、
タイルの施工能率も優れているタイルパネルを提
供することを目的としている。而して本考案の特
徴は、横方向に連通するタイル保持用の溝が正面
に穿設されたセメント製パネルと、該パネルの溝
へ嵌合される突条が裏面に突設されたタイルとか
らなり、前記パネルにおける溝の下側部は断面上
向き鉤状に形成され、前記タイルにおける突条は
タイル裏面の中央又は中央よりも上方部に設けら
れ、該突条は下側部が断面下向き鉤状に形成され
ると共に前記パネルの溝に対して押状込み落とし
可能な形状を有している点にある。
〔作用〕
本考案に係るタイルパネルは、パネルにおける
溝の下側部に上向き鉤を形成し、タイル裏面にお
ける突条をタイル裏面の中央又は中央よりも上方
部に設けると共に該突条の下側部に下向き鉤を形
成したので、パネルの溝にタイルの突条を押し込
んで落とし込むことにより、上記の上向き鉤と下
向き鉤とを係合させることができる。この係合状
態はタイルの自重により機械的に保持されるの
で、施工時にはタイルの突条をパネルの溝に嵌合
させるだけでタイルをパネル上に安定して定置さ
せることができる。そしてモルタル等の接着剤が
硬化した後は、パネルに多少の変形が生じたとし
てもタイルがパネルから剥離することはない。
また、タイル裏面の突条をパネルの溝に嵌合さ
せたときに、双方の鉤形状が噛み合うことによ
り、モルタル等の接着剤が突条と溝との間で隙間
無く均一に広がるので、接着強度が向上する。
さらにパネルの溝は横方向に連通して穿設され
ているから、タイルを溝に沿つて横方向に移動さ
せることが容易である。従つて、横方向のタイル
割付寸法を必要に応じて変更したり、接着剤が未
硬化状態にあるうちは、各タイル間に形成される
縦方向の目地幅を調節して、タイル製造上の寸法
誤差を吸収するような配列状態にしたりすること
ができる。
〔実施例〕
以下に本考案の詳細を、実施例を第1図乃至第
4図に基づいて説明する。
第1図aは本考案に係るパネル7を示すもので
あつて、本実施例では、縦300mm、横1800mm、厚
さ7〜8mmの加圧成形セメント板(商品名パーム
ライト)を使用している。該パネル7の正面のタ
イル貼着面70には、図示する如く、二本の溝7
a,7aが一側縁から対向縁側まで平行に穿設さ
れている。また、第1図bは本考案に係るタイル
8を示すものであつて、その裏面80の中央に
は、一側縁から対向側縁まで突条8aが突設され
ている。
第2図に示すように、上記パネル7における溝
7aの下側部7bは断面上向き鉤状に形成されて
いる。即ち下側部7bは、溝7aの底部7cから
開口部に向かつて上がり勾配の傾斜面となつてい
る。一方、上記タイル8における突条8aの下側
部8bは断面下向き鉤状に形成されている。即ち
下側部8bは、突条8aの基端部から先端部8c
に向けて下がり勾配の傾斜面を有している。そし
て、突条8aが溝7aに嵌合可能なように、突条
8aの高さ寸法及び先端部8cの幅寸法は、溝7
aの深さ寸法及び開口部の幅寸法よりも若干小さ
くなされている。
第3図は、上述のように成形されたパネル7と
タイル8とにより、本願考案に係るタイルパネル
Bを構成した状態を示すものである。該タイルパ
ネルBを構成するには、まずモルタル等の接着剤
6を介して、タイル8の裏面80をパネル7の貼
着面70に対して矢符Xで示す方向に押し付け、
タイル8の突条8aをパネル7の溝7a内に嵌合
させる。次いで、タイル8を矢符Yで示す方向に
ずらせて、突条8aの下側部8bと溝7aの下側
部7bとを係合させる。この係合状態はタイル8
の自重により保持されるから、モルタル等の接着
剤6が硬化するまでと硬化後とを問わず、タイル
8がパネル7から脱落するのを防止する。そし
て、接着剤6が硬化してタイル8とパネル7とが
一体化したのちは、極めて強固な貼着状態となる
ので、パネル7に多少の変形が生じた場合にもタ
イル8が剥落することはない。
なお、パネル7の溝7aの幅寸法や穿設間隔
は、タイルパネルを構成したときに各タイル8の
上下に形成される横方向の目地幅寸法との関係に
よつて、適宜選択される。
第4図は、本考案の別態様の実施例を示すもの
である。この実施例のタイルパネルCの特徴は、
タイル9の裏面の上端部に突条9aを設けた点に
あり、その他の諸点については、前記の実施例と
同様である。
このように、タイルに設ける突条はタイル裏面
の中央又は中央よりも上方部に有ればよく、要す
るに、タイルをパネルに配設したときに、突条と
溝との係合状態がタイルの自重により安定して保
たれる位置に設けられていればよい。
本考案は以上述べたものに限定されるわけでは
なく、実施の態様に応じて種々の変更が可能なこ
とは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかな如く、本考案に係るタ
イルパネルは、下記に列挙する如き優れた効果を
奏する。
タイル各個は、裏面の中央又は中央よりも上
方部に突設した突条がパネル正面の溝に嵌合さ
れると共に、該突条の下側部の下向き鉤が溝の
下側部の上向き鉤に係合されるから、極めて強
固なタイルの貼着状態を得ることができる。従
つて、タイルパネルの構築後、パネルに多少の
変形が生じたとしても、タイルが剥落するおそ
れは全くない。
タイルの突条の下向き鉤とパネルの溝の上向
き鉤との係合状態は、タイルの自重により保持
されるから、タイルをパネル上に配設したのち
モルタル等の接着剤が硬化するまでの間、特別
の手段を講じることなく、タイルをパネル上に
定置させておくことができる。従つて、施行能
率が非常に優れている。
タイルの突条の下向き鉤とパネルの溝の上向
き鉤とを係合させることにより、モルタル等の
接着剤がタイルとパネルとの間で隙間なく均一
に広がる。依つて、タイルとパネルとの貼着状
態は極めて強固になる。
パネル正面のタイル保持用の溝は、横方向に
連通して穿設されているから、この溝に沿つて
タイルを横方向に移動させることが容易にでき
る。従つて、タイル相互間に形成される縦方向
の目地幅を必要に応じて調節することが可能と
なる。これにより、壁面の内隅部や外隅部ある
いは窓周り等におけるタイルの割付が簡単にな
る。また、タイルは製造上の寸法誤差を生じ易
いものであるが、上記の如く目地幅の調節が容
易であるから、タイルパネルの施行に際して、
タイルの寸法誤差を吸収するような配列状態に
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示すもの
であつて、第1図aは本考案に使用するパネルを
示す斜視図、第1図bは本考案に使用するタイル
を示す斜視図、第2図は本考案に係るタイルパネ
ルを分解して示す部分側面図、第3図は本考案に
係るタイルパネルを示す部分側面図、第4図は本
考案の別態様に係るタイルパネルの実施例を示す
部分側面図である。第5図は従来のタイルパネル
を示す側面図である。 B,C……タイルパネル、7……パネル、7a
……溝、7b……下側部、70……貼着面、8…
…タイル、8a……突条、8b……下側部、80
……裏面、9……タイル、9a……突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横方向に連通するタイル保持用の溝が正面に穿
    設されたセメント製パネルと、該パネルの溝へ嵌
    合される突条が裏面に突設されたタイルとからな
    り、前記パネルにおける溝の下側部は断面上向き
    鉤状に形成され、前記タイルにおける突条はタイ
    ル裏面の中央又は中央よりも上方部に設けられ、
    該突条は下側部が断面下向き鉤状に形成されると
    共に前記パネルの溝に対して押し込み落とし可能
    な形状を有していることを特徴とするタイルパネ
    ル。
JP19944982U 1982-12-29 1982-12-29 タイルパネル Granted JPS59111233U (ja)

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JP19944982U JPS59111233U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 タイルパネル

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JP19944982U JPS59111233U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 タイルパネル

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JPS59111233U JPS59111233U (ja) 1984-07-27
JPS6346587Y2 true JPS6346587Y2 (ja) 1988-12-02

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