JPH0231611Y2 - - Google Patents

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JPH0231611Y2
JPH0231611Y2 JP1475186U JP1475186U JPH0231611Y2 JP H0231611 Y2 JPH0231611 Y2 JP H0231611Y2 JP 1475186 U JP1475186 U JP 1475186U JP 1475186 U JP1475186 U JP 1475186U JP H0231611 Y2 JPH0231611 Y2 JP H0231611Y2
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JP
Japan
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decorative board
base
bending guide
edge
adhesive
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JP1475186U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈本考案の産業上の利用分野〉 本考案は、金属製の間隔調整金具に関する。
〈従来の技術〉(第8〜10図) 従来、建築物の内装作業において、室内壁面に
石膏ボード等の化粧板を固定するにあたり、「GL
工法」と呼称される第8〜10図のごとき固定手
段が採用されていた。
これは、極めて凹凸のはげしい、コンクリート
による打ちはなしの壁面1に対して、その天井面
2と床面3にランナー4を固定し、ランナー4,
4に化粧板5の上下端部を沿わせることによつ
て、床面3に対する化粧板5の垂直状態を確保
し、上下ランナー4,4の間において、壁面1と
化粧板5の間に、塊状の接着剤6を介置し、化粧
板5と壁面1方向に押圧して、それらの間に介置
された接着剤6を圧縮変形させ、化粧板5を壁面
1に固定するとともに、化粧板5それ自体の平面
性を確保する工法であつた。
此種の工法は、接着による固定という簡便な形
式であり、壁面の凹凸に影響されにくいため、打
ちはなしのコンクリート壁面を被覆する簡単な手
段として広く採用されていた。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、この工法によると、固定のため
に多量の接着剤が必要とされるため、その接着剤
は安価なものであることが要求される。
そのため、一般に、接着剤の乾燥には、3〜4
週間の時間が必要とされ、その間は次続する作業
を行なうことができない。
また、前述の乾燥を待つ間に、化粧板の表面に
大量のカビが発生する場合が多く、それは、この
工法の避けられない欠点であつた。
加えて、この工法によると、化粧板の平面性を
得るためには、接着剤の押圧による変形を微妙に
調整する必要があり、押圧が過度であつた場合に
は、その個所に凹部分ができてしまい、一度形成
された凹部分は、すべての手順を最初さら繰り返
さないかぎり除去できなかつた。
従つて、この施工は、高度の熟練が要求される
ものであつた。
〈本考案の目的〉 本考案は、此種の工法において、大量の接着剤
を使用することなく、容易且つ確実に化粧板の平
面性を得ることができる。間隔調整金具を提供す
ることを目的としている。
〈本考案の実施例〉(第1〜2図) 以下、図面に基き、本考案の一実施例を説明す
る。
第1〜2図に示す実施例において、10は金属
製の基盤であり、その形状は略矩形を呈してい
る。基盤10長手方向の一端縁に近く、係止部1
1が多数設置されている。
図示例において、係止部11は、基盤10を一
方の面に切り起した、三角形の突起により構成さ
れている。
これら突起は、その切り起しの方向が揃えられ
ており、切り起しの方向に向つて、相互に平行に
整列させられている。
12は、係止部11から最も離れた位置にある
縁部である。
係止部11と縁部12の間において、基盤10
には、第一の折り曲げ案内部13と、第二の折り
曲げ案内部14が、係止部11の切り起された側
の面に凹設されている。
第1図において、第一の折り曲げ案内部13
を、矢印Aのごとく谷に折り曲げ、更に、第二の
折り曲げ案内部14を、矢印Bのごとく谷に折り
曲げ、縁部12を係止部11の適当な突起に係合
させると、基盤10から、第2図に示すごとき、
基盤10上に頂部Pを有する山形が突出した、間
隔調整金具を形成することができる。
〈実施例の使用方法および作用〉(第3〜4図) 本考案の間隔調整金具により、化粧板5を壁面
1に固定するには、先ず、従来の「GL工法」と
同様の手順で、天井面2と床面3にランナー4,
4を固定し、化粧板5の上下端部を、ランナー
4,4に添わせて、壁面1・天井面2・床面3に
対する、化粧板5の適切な位置関係を確保する。
また、折り曲げ案内部13,14に沿つて折り
曲げ、縁部12と係止部11が未だ係合していな
い状態の間隔調整金具の、基盤10の係止部11
の突起が突設されている面の反対面(基盤10裏
面)に、適当な接着剤を塗着する。
化粧板5の長手方向の側部から、壁面1と化粧
板5の間に、間隔調整金具を挿入し、基盤10裏
面を化粧板5に第3図のごとく貼着する。
次に、前記の折り曲げ案内部13,14により
形成される、基盤10上の山形の頂部Pにも接着
剤を塗着しておき、それが壁面1に当接し化粧板
5の適切な平面性が得られるまで、縁部12を第
3図矢印Cの方向に移動させる。
縁部12の移動の間に、縁部12は次々に係止
部11の突起を乗り越え、乗り越えた突起と係合
する動作を繰り返す。
山形の高さが増すことにより、壁面1と化粧板
5の間は順次増大されて行き、化粧板5の望まし
い平面性が得られたところで、縁部12の移動を
停止すれば、縁部12はその位置にある係止部1
1の突起と係合し、作業は完了する。
このような作業を、化粧板5の長手方向の縁部
の適当個所に、必要数だけ施すと、上下のランナ
ー4,4および間隔調整金具により、化粧板5の
平面性が確保できる。
この作業は、係止部11と縁部12の係合を解
くことにより、頂部Pに施した接着剤が乾燥する
までに、何度でも繰り返すことができるので、化
粧板5の平面性を得るために、熟練が要求される
ことはない。
また、化粧板5の壁面1に対する張り込みは、
化粧板5の幅方向において、壁面1の一端から他
端に向つて行なわれる。
従つて、化粧板5の張り込み方向の縁部に、基
盤10の一部を露出させるように貼着をすれば、
その基盤10を利用して、次続の化粧板5′の張
り込みを行なうことができるため、作業をより迅
速に進めることができる。
〈その他の実施例〉(第5〜7図) 本考案による間隔調整金具は、前記の実施例に
限らず、種々の形式が考えられる。
それらの一例として、第5図に示したものは、
前記の実施例の基盤10に、第二の折り曲げ案内
部14を狭んで、適当な切り込み部15を設けて
おき、第二の折り曲げ案内部14に沿つて基盤1
0が折り曲げられた際に、切り込み部15が山形
の頂部Pに部分的な平面を形成するようにしたも
のである。これによると、頂部Pを壁面1の接触
面積が増大されるため、ここに塗着される接着剤
の作用をより高めることができる。
他の例として第6図に示されたものは、第二の
折り曲げ案内部14を有しないもので、第一の折
り曲げ案内部13と縁部12の間が、基盤10か
ら彎曲した状態で立ち上り、頂部Pが曲面で形成
される。
第7図に示されたものは、第1〜2図に説明し
た実施例において、第二の折り曲げ案内部14に
平行に、第三の折り曲げ案内部16を付設したも
ので、図示のごとく、頂部Pを台形の頂面により
形成することにより、第5図の実施例のごとき、
頂部Pの平面性を得ようとするものである。
また、第一の実施例においては、基盤10から
三角形の突起を切り出した係止部11が示されて
いるが、この構造もこれに限定されることなく、
縁部12の係合に方向性が与えられるものであれ
ば、いかなる構造も任意に採用できる。
場合によつては、基盤10に穿設した孔に、縁
部12に突設した突起を係合する形式でもよい。
更に、長い基盤10の長手方向の両端に、これ
ら実施例に示した山形を設置することも可能であ
る。
基盤10の折り曲げ案内部13,14に関して
も、基盤10を折り曲げるための補助となるもの
であるならば、基盤10に間隔を置いて設置した
切り込み、あるいは打ち抜き孔、もしくは、溝な
どが任意に採用できる。
〈本考案の効果〉 以上述べたごとく本考案によると、大量の接着
剤を使用することがなく、容易且つ確実に化粧板
の平面性を得ることができる、間隔調整金具を得
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による一実施例の展開斜視図、
第2図はその組立状態における斜面図、第3〜4
図は第1図のものを使用した作業状態の側面図、
第5図は第二の実施例の斜面図、第6図は第三の
実施例の斜面図、第7図は第四の実施例の斜面図
である。第8〜9図は従来工法による作業状態の
側面図、第10図はその正面図である。 1……壁面、2……天井面、3……床面、4…
…ランナー、5……化粧板、6……接着剤、10
……基盤、11……係止部、12……縁部、13
……第一の折り曲げ案内部、14……第二の折り
曲げ案内部、16……第三の折り曲げ案内部、P
……頂部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方に面に、少なくとも1個以上の係止部を有
    する基盤に、少なくとも1本以上の折り曲げ案内
    部を付設し、折り曲げ案内部に沿つて基盤を折り
    曲げることにより、基盤の一つの縁部が、前述の
    係止部と係合すべくしたことを特徴とする間隔調
    整金具。
JP1475186U 1986-02-04 1986-02-04 Expired JPH0231611Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1475186U JPH0231611Y2 (ja) 1986-02-04 1986-02-04

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JP1475186U JPH0231611Y2 (ja) 1986-02-04 1986-02-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62126611U JPS62126611U (ja) 1987-08-11
JPH0231611Y2 true JPH0231611Y2 (ja) 1990-08-27

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ID=30805029

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JP1475186U Expired JPH0231611Y2 (ja) 1986-02-04 1986-02-04

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993001422A1 (en) * 1991-07-10 1993-01-21 Japan Communication Science Co., Ltd. Metal fixture for adjusting space

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JPS62126611U (ja) 1987-08-11

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