JPH0744664Y2 - タイル張着用パネル - Google Patents

タイル張着用パネル

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JPH0744664Y2
JPH0744664Y2 JP1989073364U JP7336489U JPH0744664Y2 JP H0744664 Y2 JPH0744664 Y2 JP H0744664Y2 JP 1989073364 U JP1989073364 U JP 1989073364U JP 7336489 U JP7336489 U JP 7336489U JP H0744664 Y2 JPH0744664 Y2 JP H0744664Y2
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JPH0314231U (ja
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正憲 田中
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正憲 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はタイル張着用パネルの分野に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、半湿式タイル壁構成用材として、実開昭57−4764
5号のものが開示されていた。
さらにタイル壁の隅角部として、実公昭63−17790号公
報のものが開示されていた。
[考案が解決しようとする課題] 従来開示の実開昭57−47645号公報のものは、タイル用
ジョイナーの構造が、直立部に対し翼部が直角状に折曲
していることを特長としている。
前記のような構成上の特長からして、タイルの上、下辺
部に溝部を形成しないと嵌らないし、そのために施工が
煩雑である。
しかるに本考案は、タイルの上、下辺部に凹溝を形成す
る必要が全くないので、タイル自体の単価が安価のもの
を利用できるし、さらにタイル張り施工時の作業能率を
著しくアップできる利点を併有している。
さらに従来開示の実公昭63−17790号公報には、直角状
の隅角金具に支持片4が形成されているが、前記隅角金
具の構成として、複数の窓孔及び小窓孔とが形成するこ
となく、さらに小窓孔の間に支持片が複数形成するもの
でなかった。そのため、タイルを前記金具に張り付けよ
うとしても、タイルは支持片4に載置はしても、すぐに
隅角金具より離脱のおそれがあった。
しかるに本発明は、平版状のパネル材に複数の窓孔を直
線状に、しかも複数段形成し、さらに小窓孔を直線状に
複数形成し、小窓孔の間に、係止片を複数形成して、タ
イルが下地材の表面部とパネルの表面部とに長期間強固
に固着せしめたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、平版状のタイル張着用パネルにおいて、 薄い金属鈑製タイル保持パネル材の内側に、直線状にし
て、所定間隔置きの円形状又は四辺形状等の窓孔を複数
段打ち抜き形成し、最下段の窓孔の下方に、小窓孔を複
数打ち抜き、前記小窓孔の間に、パネル材に対し外側方
向に直角状に折曲し、且タイルの幅員より若干長さが短
い係止片を複数直線状に形成すると共に、前記係止片の
下方に、前記窓孔と同じ形状の窓孔グループを複数段形
成し、さらに最下段の窓孔の下方に、小窓孔を複数打ち
抜き、前記小窓孔の間に、前記係止片と同じ形状の係止
片をパネル材に対し直角状に、且直線状に形成したこと
を特徴とするタイル張着用パネルである。
[作用] 本考案の作用を説明すれば、以下のとおりである。
本考案の特長は、市販されている、いわゆる裏面がフラ
ット状のタイルでも、極めて容易に、しかも迅速に施工
することができる点である。
そこで本考案においては、前述した下地材の所定箇所に
本考案の平版状タイル保持パネルを釘等を介して打ち付
けてやる。その結果タイル保持パネル材を構成している
係止片が水平状にして、しかも直線状に前記パネルの表
面より突出して並列する。
そしてタイル保持パネルの表面に接着材を塗着するか、
あるいはタイルの裏面部に接着材を塗着した後、タイル
の底面部を係止片に載置させ、タイルをタイル保持パネ
ルの表面に押し付けてやる。その結果窓孔内より見えて
いる下地材の表面を始め、タイル保持パネルの表面に塗
着されている接着材が、タイルの裏面部と接着し、タイ
ルが係止片に載置しながらタイル保持パネルと接着す
る。
そして既に張着済みのタイルに対し、若干の間隔を置い
て別設のタイルの底面部を係止片に載置させ、タイル保
持パネルの表面方向に若干押圧してやると、接着材を介
しタイルが前記パネルに接着する。その際窓孔内の下地
材の表面にも接着材が塗着されているので、タイルの接
着強度が保持できる。
以上のようにして、別設のタイルを接着済みのタイルよ
り若干の間隔をおいて、前述した工法によって漸次張着
する。
本考案は上述の如く同列にタイルを張着した後、これら
タイルの上段または下段に形成されている係止片に、タ
イルを載置しながら漸次張着して行くようにする。従っ
て、下地材に取り付けたタイル保持パネルに、タイルを
張着した後、目地に目地材を充填させる。
以上の如く、本考案は、予め直線状に無数並列せしめた
係止片が形成されているので、タイルの張着時に、水平
出しのため糸等を使用する必要がなく、素人でも極めて
容易に作業ができる。
[実施例] 第1図は本考案において使用する第1実施例の平版状タ
イル保持パネルaの一部切欠正面図である。1はパネル
aを構成するパネル材であって、このパネル材1の内側
に、円形状に打ち抜いた窓孔2を所定間隔置きに、しか
も直線状に無数形成する。そして同列状に形成した一連
の窓孔2を下段に同じ間隔を置いて順次形成する。第1
実施例の場合3段形成する。3は最下段の窓孔2の下方
に、窓孔2の径よりも幅員を小にしてパネル材1の表面
より所定の間隔置きに、しかも直線状に、且パネル材1
に対し直角状に突設した係止片である。4は各係止片3
の間に打ち抜いて形成した小窓孔、5はタイルである。
上述の如き係止片3は、窓孔2と平行状で、直線状とな
っていると共に、タイル5の厚みより若干短い形状を以
て形成する。そしてタイル5は上記の係止片3に対し、
タイル5の底面部6を載置状態にして接着する。
第2図は第1実施例のパネルaの一部切欠斜面図であ
る。
第3図は、下地材bの表面に釘7を介して取着したパネ
ルaの表面にタイル5を接着せしめた状態の一部切欠拡
大縦断面図である。8は目地に充填した目地材である。
第4図は第1実施例のパネルaの一部切欠拡大縦断面図
である。
第5図は第1実施例のパネルaを張着した状態を示す一
部切欠正面図である。
第6図及び第7図は異形タイルを貼着したときの一部切
欠拡大正面図である。
第8図は第2実施例のパネルa′の一部切欠正面図であ
る。第1実施のパネルaとは窓孔2′が窓孔2の形状よ
り1段だけ少いことと、さらに係止片3′が3角形状で
パネルa′の表面より若干飛出している点である。
第9図は第2実施例のパネルa′の一部切欠拡大斜面図
である。
第10図は第2実施例のパネルa′を下地材bに取着し、
タイル5をパネルa′に接着せしめた状態の一部切欠縦
断面図である。
第11図は第2実施例のパネルa′の一部切欠拡大縦断面
図である。
第12図は従来のタイル5′を、タイル保持パネルcに接
着した状態の一部切欠斜面図である。
第13図は第12図におけるパネルcとタイル5′との接着
関係を示す一部切欠拡大縦断面図である。9はタイル
5′の裏面に形成の凹部、10は合板部、11は合板10の上
面に張り付けた防水紙、12はパネルcに形成の係止片、
13は目地材である。
第14図は第12、13図々示のタイル5′及びパネルcとは
異なるタイル5aとパネルc′との接着関係を示し一部切
欠拡大縦断面図である。
[効果] 本考案は以下に示す効果を奏する。
(1)本発明は、従来開示の実願昭55−124633号(実開
昭57−47645号)のマイクロフィルム及び実公昭63−177
90号公報のものと異なって、直線状に、しかも所定間隔
置きに並列する窓孔のグループを複数段状に形成すると
共に、最下段の窓孔グループの下方には、所定間隔置き
に、しかも直線状にして、さらに外側方向にパネル材に
対し直角状に折曲し、打ち抜いた係止片を複数突設し、
係止片の下方に前記窓孔グループと同じ形状の窓孔グル
ープと係止片とを順次形成した平版状タイル張着用パネ
ルなので、釘等を介して下地材の表面に取着し、直線状
に並列する係止片上に、タイルの底面部を載置し、載置
したタイルをパネル方向に押し付けてやるだけで、パネ
ルとタイルとの間に塗付する接着材が、複数の窓孔に表
われている下地材の表面及びパネルの表面と、タイルの
裏面部とを接着せしめ、従来のタイル張り工法の如く、
熟練を要する直線出し作業が解消され、従って係止片上
にタイルの底面部を載置するだけで極めて簡単にして、
しかも正確且迅速にタイルを張り付けることができる利
点を有している。
(2)さらに本考案の平版状タイル張着用パネルは、裏
面部がフラット状のいわゆる市販タイルでも、パネルの
表面と下地材の表面とに強力に接着させることができる
ので、タイル張りのための張り付け費用が従来のものに
比し、著しく節減せしめることができる利点を有してい
る。
(3)また本考案の平版状パネルは、上、下辺部に凹溝
を、形成したタイルを使用する必要がないので、安価な
タイルを利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案タイル張着用パネルの第1実施例を示す
一部切欠正面図、第2図は第1実施例の同パネルの一部
切欠拡大斜面図、第3図は同パネルを使用してタイルを
接着した状態の一部切欠拡大縦断面図、第4図は同パネ
ルの一部切欠縦断面図、第5図はタイルを貼り付けた状
態の一部切欠正面図、第6図及び第7図は異形タイルを
張着した状態の正面図、第8図は第2実施例のパネルの
一部切欠正面図、第9図は第8図に示すパネルの一部切
欠拡大斜面図、第10図は第2実施例にパネルを使用して
タイルを張着した状態の一部切欠拡大縦断面図、第11図
は同パネルの一部切欠拡大縦断面図、第12図は従来のパ
ネルの一部切欠斜面図、第13図は従来のパネルにタイル
を張着した状態を示す一部切欠拡大縦断面図、第14図は
従来のパネルとタイルとの張着状態を示す一部切欠拡大
縦断面図である。 a,a′,c,c′……タイル保持パネル、1……パネル材、
2、2′……窓孔、3,3′,12……係止片、4……小窓
孔、5,5′、5a……タイル、6……底面部、7……釘、
b……下地材、8,13……目地材、9……凹部、10……合
板部、11……防水紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平版状のタイル張着用パネルにおいて、 薄い金属鈑製タイル保持パネル材の内側に、直線状にし
    て、所定間隔置きの円形状又は四辺形状等の窓孔を複数
    段打ち抜き形成し、最下段の窓孔の下方に、小窓孔を複
    数打ち抜き、前記小窓孔の間に、パネル材に対し外側方
    向に直角状に折曲し、且タイルの幅員より若干長さが短
    い係止片を複数直線状に形成すると共に、前記係止片の
    下方に、前記窓孔と同じ形状の窓孔グループを複数段形
    成し、さらに最下段の窓孔の下方に、小窓孔を複数打ち
    抜き、前記小窓孔の間に、前記係止片と同じ形状の係止
    片をパネル材に対し直角状に、且直線状に形成したこと
    を特徴とするタイル張着用パネル。
JP1989073364U 1989-06-22 1989-06-22 タイル張着用パネル Expired - Lifetime JPH0744664Y2 (ja)

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JP1989073364U JPH0744664Y2 (ja) 1989-06-22 1989-06-22 タイル張着用パネル

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JPH0314231U JPH0314231U (ja) 1991-02-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011227Y2 (ja) * 1980-09-01 1985-04-15 合名会社大沢商店 半湿式タイル壁構成用材
JPS6317790U (ja) * 1986-07-22 1988-02-05

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JPH0314231U (ja) 1991-02-13

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