JPH0541147Y2 - - Google Patents

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JPH0541147Y2
JPH0541147Y2 JP4789989U JP4789989U JPH0541147Y2 JP H0541147 Y2 JPH0541147 Y2 JP H0541147Y2 JP 4789989 U JP4789989 U JP 4789989U JP 4789989 U JP4789989 U JP 4789989U JP H0541147 Y2 JPH0541147 Y2 JP H0541147Y2
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mortar
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、躯体壁面に大形建材がモルタルを介
して貼り付けられた大形建材付壁面に関する。詳
しくは、金属線により大形建材が脱落防止留めさ
れた大形建材付壁面に関する。
[従来の技術] モルタルにより大形タイル等の大形建材を壁面
に貼り付ける場合、万一モルタルと大形建材とが
剥離しても大形建材が脱落しないようにするため
に、引き金物で大形建材をモルタル内の横筋に係
止することが行なわれている。
この従来例を第3図を参照して説明する。
第3図において、躯体壁面1に沿つて予め横筋
2と縦筋3とが配筋されている。該壁面1に貼り
付けられる大形タイル4は、上下両端面にダボ穴
5,6が穿設されており、上段側の大形タイル
4,4Aと下段側の大形タイル4,4Bとを連結
するようにダボピン7が上下両段の大形タイル4
のダボ穴6,5に差し込まれる。これらダボ穴
5,6とは別に、大形タイル4の上端面にダボ穴
8が穿設されている。そして、先端がL字形に折
曲した引き金物9の先端を該ダボ穴8に差し込
み、引き金物9の後端を横筋2に連結する(例え
ば、引き金物9の後端側を横筋2に巻き付ける如
く曲げる。)。
このように、従来にあつては、上下の大形タイ
ル4A,4Bがダボピン7により連結されると共
に、一枚の大形タイル4の上端が引き金物9によ
り横筋2に係止されていた。
なお、金属線の一端を大形建材の裏面に接着
し、この金属線の他端を躯体に結び付けることに
より大形建材の脱落防止を図ることもある。
[考案が解決しようとする課題] 第3図に示した従来の構造にあつては、上下の
大形タイル4A,4B同志をダボピン7により連
結する必要があるから、上下の大形タイル4A,
4Bの位置(面出入りや左右の位置)が正確に一
致するように、ダボ穴5,6を極めて精度良く所
定箇所に穿設する必要があつた。このため、ダボ
穴5,6の穿設作業が面倒であつた。さらに、端
面に穿設するダボ穴の数が多く、加工コストが嵩
みやすかつた。
また、第3図に示した構造にあつては、上下の
大形タイル4がダボピン7により連結されてしま
うので、タイル1枚だけ位置調節(面出入りや左
右の調節)を行なうことはできず、施工後に位置
調節を行ないにくい構造となつていた。
金属線を接着剤にて大形建材の裏面に接着した
ものにあつては、金属線と大形建材との接着強度
や接着の耐久性が不足するおそれがあつた。
[課題を解決するための手段] 本考案の大形建材付壁面は、躯体壁面に大形建
材がモルタルを介して貼り付けられた大形建材付
壁面に関する。
本考案にあつては、前記大形建材の上端にダボ
穴を穿設して該ダボ穴にダボピンを差し込むと共
に、大形建材の裏面から該ダボピンを露出させる
ように凹穴を穿設し、該凹穴を通して金属線を前
記ダボピンに係止し、この金属線を躯体側に連結
させる。
[作用] かかる本考案にあつては、各大形建材は、上下
のもの同志が連結されておらず、施工時に大形建
材1枚毎に面出入りや上下左右の位置調節を行な
える。また、ダボ穴を高精度に所定箇所に穿設す
ることも不要であり、端面に穿設する穴の数も少
なくて足りる。
また、本考案によると、金属線と大形建材との
結合は極めて強固である。
[実施例] 以下、第1,2図を参照して実施例について説
明する。なお、第1図Bは同Aの裏面斜視図、同
Cは同BのC−C線に沿う大形タイルの上部の縦
断面図である。
第1,2図において、大形タイル4の上端面に
はダボ穴10が穿設され、該上端面からダボ穴1
0内にダボピン11が差し込まれている。なお、
このダボピン11は上端面から非突出となるよう
に差し込まれている。
大形タイル4の裏面からは、このダボピン11
を該裏面側に露出させるように凹穴12が穿設さ
れている。この凹穴12は、ダボピン11を取り
巻くように穿設され、ダボピン11の周囲には金
属線(本実施例ではステンレス線)13を通すだ
けの間隙が形成されている。
この間隙を通すようにして、凹穴12内にステ
ンレス線13が通され、該ステンレス線13の長
さ方向中間部がダボピン11に掛けられる。ステ
ンレス線13の両端側は引き揃えられ、コンクリ
ート躯体壁面1に打ち込まれたステンレス製ビス
14にからみ付けられている。これにより、大形
タイル4はステンレス線13を介して壁面1に脱
落防止留めされる。符号15は張付けモルタル、
15Aはモルタル下地、16は亀裂誘発目地、1
7はフイツシヤープラグを示す。
次に施工手順について説明する。
躯体壁面1には下地モルタル15Aが塗り付け
られ、この下地モルタル15Aから頭を出すよう
にビス14が壁面1に打ち込まれている。
上記ダボ穴10及び凹穴12付きの大形タイル
4に、ダボピン11を差し込み、該ダボピンを回
り込ませるようにしてステンレス線13を係止す
る。この大形タイル4の裏面に張付けモルタル1
5を所定厚さに盛り付ける。なお、このモルタル
15を盛り付ける場合には、適宜のマスクを用い
て均一厚さとなるようにする。この際、ステンレ
ス線13はモルタル15と大形タイル4との境界
面部分に沿つて延在し、大形タイル4の上端面か
ら引き出されるようにする。
次いで、この大形タイル4を壁面1の下地モル
タル15Aに押し当て、ヴイブラート18により
振動を加えながら壁面1に密着させる。その後、
又はこれに先立つて、ステンレス線13をビス1
4に留め付ける。
符号19は伸縮目地を示す。この伸縮目地は3
〜4m毎に設けられ、躯体とタイルとの間の膨張
差を吸収する。符号20はセメント目地を示す。
この実施例に係る大形建材付壁面においては、
大形タイル4は上下のもの同志が連結されておら
ず、1枚ずつ独立して面出入りや上下左右の位置
調節を行なえる。従つて、タイル貼り壁面の仕上
げを簡単に行なえる。また、ダボ穴10はダボピ
ン11が差し込まれ得るように形成されれば良
く、上下両端面の特定箇所に高精度で穿設する必
要はない。さらに、端面から穿設するダボ穴の個
数も少ない。従つて、ダボ穴の穿設作業も平易に
なる。
もちろん、ステンレス線13はダボピン11に
掛けられたものであるから、ステンレス線13と
大形タイル4との結合強度及び結合耐久性は極め
て高い。
上記実施例はタイルに関するものであるが、本
考案は石材などその他の建材であつても良い。
本考案は、1辺が30cm以上とりわけ60cm以上の
大きさを有する大形建材に好適である。
[効果] 以上の通り、本考案の大形建材付壁面にあつて
は、大形タイル等の大形建材の面出入りや上下左
右の位置調節が極めて簡単かつ迅速に行なえる。
また、大形建材に設けるダボ穴の穿設作業も平易
となる。さらに、金属線と大形建材との結合強度
及び結合耐久性は、ともに極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは実施例を示す斜視図、第1図C
は大形タイルの上部の断面図、第2図は実施例を
示す縦断面図、第3図は従来例を示す斜視図であ
る。 1……躯体壁面、2……横筋、4,4A,4B
……大形タイル、5,6,8,10……ダボ穴、
7,11……ダボピン、13……ステンレス線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 躯体壁面に大形建材がモルタルを介して貼り付
    けられた大形建材付壁面において、 前記大形建材の上端面にダボ穴を穿設して該ダ
    ボ穴にダボピンを差し込むと共に、大形建材の裏
    面から該ダボピンを露出させるように凹穴を穿設
    し、該凹穴を通して金属線を前記ダボピンに係止
    し、この金属線を躯体側に連結したことを特徴と
    する大形建材付壁面。
JP4789989U 1989-04-24 1989-04-24 Expired - Lifetime JPH0541147Y2 (ja)

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JPH02139248U JPH02139248U (ja) 1990-11-21
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JPH02139248U (ja) 1990-11-21

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