JPH04350630A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH04350630A
JPH04350630A JP3123978A JP12397891A JPH04350630A JP H04350630 A JPH04350630 A JP H04350630A JP 3123978 A JP3123978 A JP 3123978A JP 12397891 A JP12397891 A JP 12397891A JP H04350630 A JPH04350630 A JP H04350630A
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flash
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Tokuji Ishida
石田 徳治
Yasuo Nakanishi
康雄 中西
Toshihiko Ishimura
石村 俊彦
Takehiro Kato
武宏 加藤
Kenji Ishibashi
賢司 石橋
Yoshihiro Hara
吉宏 原
Takashi Kondo
尊司 近藤
Hiroshi Yoshino
吉野 浩士
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露出モードや測距、測
光エリアの指定状態等、種々の撮影条件が選択設定可能
なカメラに係り、特に、選択設定中の撮影条件から復帰
可能である基本的な撮影条件としての初期値の設定乃至
は変更を可能にするカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカメラは、ユーザーの幅広い要望
に応えるべく、様々な描写状態の写真が得られるように
種々の撮影条件が選択設定可能になされている。例えば
露出モードを例に採ってみると、絞り優先、シャッタス
ピード優先、マニュアル設定、あるいは所定のプログラ
ムによる自動露出等種々のモード設定ができるようにな
っている。かかる撮影条件の設定はそれぞれの操作部材
を操作することにより行われる。一方、撮影事情によっ
ては基本的な撮影条件の下で撮影を望む場合も少なくな
く、この場合にそれぞれの操作部材を逆に操作して元に
戻す頻雑性を考慮して、そのような初期値への復帰を、
いわゆるワンタッチで行える操作部材を設けたカメラも
提案されている。すなわち、カメラ内部に通常基本的な
撮影条件とされる内容を初期値として一律に持たせてお
き、上記操作部材を操作することで該初期値に復帰させ
るようにしたものである。例えば初期値としては、上記
の例では、多くの場合プログラムモードが固定的に設定
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカメラでは、復帰される初期値が一律に設定されて
いるために、ユーザーによってはこの一律設定された初
期値と所望する初期値とが多少異なっている場合も少な
くない。例えば、露出モードを例に取ってみると、多く
の場合プログラムモードが固定的に設定されているが、
ユーザーによってはマニュアルモードへの復帰を望む場
合も少なくない。このような場合には、一旦初期値に復
帰させた後に、該初期値から所望の撮影条件に再設定し
なければならず、これでは上記頻雑性が解消されたとは
言い難い面がある。
【0004】また、ユーザーの所望する初期値としての
撮影条件と一律設定の初期値とが異なると、現在設定中
の撮影条件から上記ユーザーの所望する初期値としての
撮影条件に変更したい際に、操作部材の逆操作の方が速
いのか、一旦初期値に復帰させて再設定した方が速いの
かをその都度考えなければならず、使い勝手の点でも問
題となる。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
初期値をカメラ固有の、すなわちユーザー固有の撮影条
件に設定乃至は変更可能にして操作性を向上させたカメ
ラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮影条件変更
操作部材により種々の内容に選択設定された撮影条件が
所定の操作で初期値に復帰されるようになされたカメラ
において、下記許可信号発生のための部材が着脱可能な
部材装着部と、該部材がカメラに装着さることにより許
可信号の発生を可能にする許可信号発生手段と、記憶手
段と、上記許可信号を受けて設定された撮影条件を初期
値として上記記憶手段に保存する初期値設定制御手段と
を備えたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、撮影条件変更操作部材が操作
されることにより所望する撮影条件が選択設定される。 そして、この選択設定された撮影条件の下でカメラ撮影
を行うことが出来る。一方、基本的な撮影条件としての
初期値の下でカメラ撮影を行う際には、所定の操作によ
り上記選択設定されている撮影条件は初期値に復帰され
る。
【0008】カメラの部材装着部に許可信号発生のため
の部材が装着されて、許可信号発生手段によって許可信
号が発生されたときは、カメラはこの許可信号を受けて
、このとき設定、ないしは変更設定される撮影条件を初
期値として取り扱うべく記憶手段に保存する。従って、
この後に、選択設定された種々の撮影条件から所定の操
作により復帰される初期値は、上記記憶手段に保存され
た内容となる。
【0009】上記着脱可能な部材がカメラから取り外さ
れているときは、許可信号が発生し得ないので初期値の
変更設定はできない。
【0010】
【実施例】図2は本発明が適用されるカメラの外観図で
、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図
、(d)は背面図を示す。
【0011】図において、カメラ本体20は、その正面
略中央部に撮影レンズ部21を、上部に内蔵フラッシュ
11を備えている。この内蔵フラッシュ11は、図4(
イ)に示すように通常はポップダウンされていて、カメ
ラ本体20内に収納状態とされ、一方、フラッシュポッ
プアップ釦SFLUPが押下されると、アクチュエータ
8(図1参照)によって係止部材が解除されてバネ等で
上方にポップアップし(図4(ロ)参照)、正面方向に
フラッシュ光の照射が行えるようにされている。なお、
ポップアップ、ポップダウン共にアクチュエータを用い
て操作させる構成を採用することも出来る。
【0012】カメラ本体20の背面部には、アイピース
カップ221が周設されたファインダ22が設けられて
いる。なお、撮影レンズ部21から入射された被写体光
の一部をファインダ光学系に導く光路上に、図5に示す
パターンのセグメントが形成された透過型液晶(LCD
)を介設し、カメラの操作状況に応じた表示制御信号に
よりインファインダ画面の内外に所要の内容を表示制御
するようになされている。なお、後述するように、この
ファインダ画面への表示は、撮影像とスーパーインポー
ズされるインファインダイン(以下、ファインダ画面内
IFIという)と、その外側のインファインダアウト(
以下、ファインダ画面外IFOという)とから構成され
ている。また、カメラ本体20の上面適所にはファイン
ダを覗いていない状態でも操作状況の確認等が行えるよ
うに、図6に示すパターンのセグメントから形成された
LCD等からなるオンボディ(OB)表示部23が配設
されている。
【0013】次に、カメラ本体20に設けられたスイッ
チ及び釦等の操作部材類について説明する。
【0014】正面部には、前記したフラッシュポップア
ップ釦SFLUPの他、撮影の際に撮影者によって把持
されると見做せる位置にグリップスイッチSGが設けら
れている。上面部には、メインスイッチSM、プログラ
ムセット釦SP、シャッタ釦24(半押しでオンするス
イッチS1,全押しでオンするスイッチS2)、装着さ
れたカードに応じて機能が決定されるカード釦SCAR
D、ファインダを通常設定とワイド設定に切り換えるフ
ァインダ切り換え釦SWIDE、及び前ダイヤルSF及
び後ダイヤルSRが設けられている。背面部には、露出
ロックのためのAEロック釦SAEL及び各種ファンク
ションを選択設定するファンクション釦SFUNCが設
けられている。
【0015】また、カメラ本体20の前面右部には、カ
ードホルダ25がその立直支軸251を中心に回動する
ことにより開閉可能に形成されており、その内部は、図
3に示す構成が設けられている。すなわち、図3の構成
は紙面に対して並行にスリット部が形成されており(不
図示)、そのスリットに上方からカードが嵌入されるよ
うになされている。一方、嵌入されたカードはカードイ
ジェクトレバー26を上方にスライドさせることにより
抜き出せるようになされている。
【0016】また、図3は内部に複数の釦が設けられて
おり、上側からセルフタイマ/ドライブ釦SDR、フラ
ッシュモード釦SFL、ISO釦SISO及びカードア
ジャスト釦SCADJが配列設置されている。なお、図
面には現われていないが、内蔵フラッシュ11がダウン
状態でオフ、アップ状態でオンとなるスイッチSFLU
P1、裏蓋27が開成されたことを検知する裏蓋スイッ
チSB及びパノラマ撮影モードが設定されていることを
示すパノラマスイッチSPANが設けられている。
【0017】以上の各スイッチ及び釦類は、図1に示さ
れているようにマイコン1に接続されている。
【0018】なお、前記ファインダ22の下方に近接し
て後方に指向された投光器28及び受光器29から成る
接眼検知手段6が設けられている。この投光器28及び
受光器29はファインダを覗く撮影者の有無、すなわち
接眼の有無を検知するもので、投光器28からの周期的
に投光される光が撮影者の顔面等の一部で反射し、その
反射光を受光器29で受光して、その受光レベルが所定
レベル以上の場合に接眼検知されたとするものである。 使用光としては、誤動作防止の点から赤外光を用いるの
が好ましい。
【0019】また、図には示していないが、カメラ本体
20からの所要の光パルス信号を受光して発光する外付
フラッシュ(ワイヤレスフラッシュ)が必要に応じて使
用されるようになっている。
【0020】図1は、本発明に係るカメラの制御ブロッ
ク図を示すものである。マイコン1は、周辺回路部から
必要なデータを取り込むとともに所要の制御信号を送出
することによりカメラ全体の制御を統括的に行うもので
ある。また、マイコン1は内部に各種フラグ、タイマ及
び実行すべき各種プログラムや演算結果を記憶するRO
MやRAM等の記憶手段を有している。
【0021】レンズマイコン2は撮影レンズ部21側に
内蔵されており、カメラ側のマイコン1と必要に応じて
データ交信を行いながら、合焦位置へのレンズ駆動、設
定像倍率を維持するための被写体距離に応じたズームレ
ンズ駆動(APZ)を制御するものである。また、交換
可能な撮影レンズ固有の開放F値やパルス/繰出量比等
のレンズデータをマイコン1からの読み込み指令に応じ
て送信するようにしている。
【0022】3、4はファインダ画面内に、図5で説明
する内容を表示させるIFI,IFO表示制御手段、5
はカメラ本体20のオンボディ(OB)表示部23に、
図6で説明する内容を表示させるOB表示制御手段であ
る。6は前記投光器28,受光器29を有する接眼検出
手段である。
【0023】縦位置検出手段7は、カメラの姿勢が縦位
置(縦向け)にあることを検知するものである。すなわ
ち、撮影に際し、被写体との関係でカメラを縦位置にし
た方が好適な場合があり、この場合、後述するAFエリ
アの設定が自動的に好適なものに変更し得るようにすべ
く、カメラの縦姿勢を検出するようにしたものである。 この縦位置検出手段7は、カメラ内部に例えば、所要量
の導電性液体が注入されるとともに各端部(3ヵ所)に
電極が形成されたT字状の密封管を配置し、カメラの傾
斜に応じてコモン電極と短絡する電極を識別することで
カメラが縦向け(縦位置)にされたことを検出するもの
である。また、重力作用を利用してカメラの傾斜が検出
可能な種々の姿勢検出手段を採用することが出来る。
【0024】前ダイヤルSFはカメラ本体の上面前側に
設けられ、露出補正と測光エリア等の変更を操作可能に
するもので、後ダイヤルSRは上面後側に設けられ、モ
ード変更とAFエリアの変更等を操作可能にするもので
ある。メインスイッチSM〜ISO釦SISOは、前記
した各スイッチ及び釦である。
【0025】アクチュエータ8は内蔵フラッシュ11を
カメラ本体20内に押し込まれたポップダウン状態から
ポップアップすべく係止部材を解除するもので、フラッ
シュポップアップ釦SFLUPにより駆動される。
【0026】測光手段9は撮影レンズを通過した光の一
部を導いて所定の測光素子で受光することにより被写体
輝度を測定するもので、測光素子はスポット測光及びワ
イド測光が可能なように配置されている。
【0027】図7は、この測光エリアを示すもので、図
5のファインダ画面内IFIに表示されるようになって
いる。71は画枠の中心の輝度を測光するスポット測光
エリアを示し、72は中心以外の輝度を測光する周囲測
光エリアを示している。73はスポット測光のエリア7
1を示すマークで、前記IFI表示制御手段3により、
ファインダ画面内IFIに表示されるとともに、図6に
示すようにOB表示制御手段5によりオンボディ(OB
)表示部23にも表示されるようになされている。なお
、ワイド測光ではエリア71と72の両方を用いて測光
が行われ、図6に示すようにワイド測光を示すマーク7
4として表示される。
【0028】AF手段10は撮影レンズを通過した被写
体像を測距のためのコンデンサレンズ及び基準部と参照
部とからなる測距素子に導いて位相差方式によりデフォ
ーカス量を算出するものである。算出されたデフォーカ
ス量に基づいてマイコン1から所定の駆動信号がレンズ
マイコン2に送出されることにより撮影レンズが合焦位
置まで駆動される。測距素子はローカルAF,ワイドA
F(横用ワイドAF,縦用ワイドAF)が可能なように
配置されている。ローカルAFは4つのAFエリアが配
置されており、それぞれで測距可能になされている。
【0029】図5において、S1〜S4は各ローカルA
Fのエリアを示すマークで、選択されたローカルAFに
対応するマークS1〜S4のいずれかが表示されるよう
になされている。W1,W2はそれぞれ横用ワイドAF
のエリア、縦用ワイドAFのエリアを示すマークで、そ
れぞれカメラが横位置、縦位置に向けた状態で、かつワ
イドAFが選択された場合に表示されるようになされて
いる。横用ワイドAFでは上記AFエリアS1〜S4の
全てを用いて測距が行われ、縦用ワイドAFでは上記A
FエリアS1〜S3を用いて測距が行われる。なお、ロ
ーカルAF、ワイドAFの設定状態は、図6に示すよう
にオンボディ(OB)表示部23にも表示される。すな
わち、ローカルAFが選択された場合にはマーク66が
点灯し、ワイドAFが選択された場合にはマーク67が
点灯する。
【0030】巻上げ手段12はレリーズ終了毎にフィル
ムを1駒分巻き上げて次の撮影に備えるようにするもの
である。DX手段13は、カメラ内に装填されたフィル
ムのフィルム感度を読み取るものである。このフィルム
感度の読み取りは、パトローネの外面適所に付された識
別マークを電気的、磁気的あるいは光学的な読み取り手
段で読み取るようになされている。
【0031】カード14は各種撮影描写効果を得る撮影
条件が内蔵ROM等に書き込まれたICカード等のカー
ドで、このカードをカメラ本体のカードホルダ25内に
装着することにより、該カード内容がカメラ側に取り込
まれ、その撮影条件でカメラ撮影が行えるようになって
いる。また、各種カードの内、カスタムカードは、基本
的な撮影条件である初期値が書き込まれたもので、この
カスタムカードがカードホルダ25内に装着されること
により、初期値の取り込み及び初期値の変更設定が許可
される。なお、変更設定された初期値をカスタムカード
に再書き込みするようにすることも出来る。
【0032】次に、図5、図6によりファインダ画面内
IFI、ファインダ画面外IFO及びオンボディOBに
表示されるマーク等について説明する。
【0033】ファインダ画面内IFIにおいて、上方中
心部のマーク51、52は前ダイヤルSFと後ダイヤル
SRを示し、前ダイヤルSFでモード変更とAFエリア
の変更ができ、後ダイヤルSRで露出補正と測光エリア
の変更ができることを示している。
【0034】53は画枠を示すマークで、このマーク内
の被写体が撮影されることを示すものである。54は、
後述するワイドファインダフラグFWIDEがオンされ
た場合に表示されるワイドファインダ枠で、このとき画
面右上に「WIDE」の文字が合わせて表示される。こ
のワイドファインダとは、ズームレンズをワイド側に所
定量だけズームして撮影範囲の被写界をワイドファイン
ダ枠54に合わすようにし、撮影領域の周辺の状態をフ
ァインダで同時に確認し得るようにしたものである。な
お、後述するように撮影時にはズームレンズは元の位置
に戻されるようになっている。
【0035】55は、後述するパノラマアダプタが装着
されている場合に表示されるパノラマ枠を示すマークで
、横長の、いわゆるパノラマ風の写真に仕上げるための
ものである。このパノラマ撮影のための構成については
、図8〜図10で詳細に説明する。
【0036】56は動感描写の写真を得る場合に表示さ
れるイメージインジケータで、被写体が静止した状態か
ら速く動いている感じの状態までの範囲において所望の
動感度合で撮影可能にするものである。すなわち、被写
体の像面速度及び光軸方向の被写体像速度を少なくとも
2回のAF処理より求め、これら両速度とシャッタスピ
ードとの関係から動感度合を設定して、撮影するように
したものである。
【0037】57は主被写体を強調した状態、すなわち
背景ボケの写真を得る場合に表示されるイメージインジ
ケータで、背景ボケが最も強調された状態から背景ボケ
が最も抑えられた状態までの範囲において所望の背景ボ
ケ度合で撮影可能にするものである。すなわち、主被写
体距離と背景距離とを対応するAFエリアを用いて測距
して求め、両者間の距離と被写界深度との関係から背景
ボケ度合を設定して撮影するようにしたものである。上
記動感度合及び背景ボケ度合は、本実施例では5段階で
表示され、58はそのための座標を示している。59は
描写度合を指示する指標で、5つの指標の内、設定され
た描写度合に対応する指標の1つが表示されるようにな
されている。なお、AFエリア及び測光エリアについて
は既に説明したので、ここでは説明は省略する。
【0038】ファインダ画面外IFOにおいて、60は
フラッシュ発光を示すマーク、61及び62は充電完了
で点灯するマークであり、その組合せ又は表示態様によ
ってフラッシュ発光モード表示するマークである。プリ
発光を示すマーク、62は充電完了を示すマークである
【0039】文字「PAS」はモードを示すマークで、
プログラムモードが設定されたときは文字「P」が、絞
り優先のAモードが設定されたときは文字「A」が、シ
ャッタスピード優先のSモードが設定されたときは文字
「S」が、そしてマニュアルモードが設定されたときは
表示しないようにしている。次に、4桁のセグメントは
シャッタスピードを表示する(以下、SSセグメントと
いう)もので、その右側の2桁の数字マークは露出値を
表示するものである。プラス,マイナスのマークは補正
露出値がプラス側かマイナス側かを示すものである。文
字「AEL」は露出値のロック操作中であることを示す
ものである。
【0040】続いて、図6に示すオンボディOBにおい
て、文字「M」は前記したマニュアルモードが選択され
たことを示すものである。充電完了マーク62の右側の
文字「AUTO」は自動発光モードが選択された場合に
表示されるものである。右上のマーク63はセルフタイ
マ使用時に表示されるものである。64は連写、単写モ
ードを識別表示するもので、重ね部まで表示されるとき
は連写モードであることを示している。また、文字「H
」,「L」は連写モードにおいて高速(High)連写
、低速(Low)連写を識別表示するものである。 文字「ISO」は露出値をアペックス表示する場合に表
示されるものである。文字「CARD」は装着されたカ
ードに応じた制御が行われているときに表示されるもの
である。65はフィルム装填を示すマークで、撮影され
たフィルム枚数が2桁の数字で表示されるようになされ
ている。
【0041】次に、図8〜図10により、パノラマ撮影
のための構成について説明する。パノラマ撮影は、前述
したように横長の、いわゆるパノラマ風の写真に仕上げ
る場合に行われるもので、例えば縦と横の比が1:2の
関係に設定される。図8に示す遮光部材80はそのため
のもので、上下方向に遮光部80a,80aを有し、そ
の間を所定寸法(例えば、縦と横の比が1:2)に保持
するとともに、後述するようにカメラ本体20と係合す
るための左右側の係合部80b,80bを備えている。
【0042】図9は、この遮光部材80がカメラ本体2
0内に装着された状態を示す、裏蓋27を開成して背面
方向から見た図である。図に示すように、遮光部材80
は撮影レンズの光軸上に配設され、該撮影レンズを通過
する被写体像の上下所定範囲が遮光され、該遮光部材8
0の後方に配置される不図示のフィルムに横長の被写体
像が露出されるようになされている。
【0043】図10は遮光部材80の取り付け状態を説
明する図で、図(a)は平面図、図(b)はA方向から
見た図、図(c)はパノラマスイッチSPANの部分を
B方向から見た図である。
【0044】図において、20aはカメラ本体20を構
成するフレームで、図では一方側のみを示している。1
00はシャッタ部で、101はフィルムである。遮光部
材80はシャッタ部100とフィルム101間に、先端
が屈曲されている係合部80aがフレーム20aの端部
20bに係合することにより取り付けられる。パノラマ
スイッチSPANは図(c)に示すように固定接片10
2aと可動接片102bを有し、該可動接片102bの
先端部は直角に屈曲された当接部材102cが設けられ
ている。このパノラマスイッチSPANは、通常状態で
接触してオフ状態にあり、遮光部材80が装着されると
、係合部80bの先端が当接部102cに当接して可動
接片102bを固定接片102aから離間させることで
、スイッチがオンになるようになされている。なお、図
(b)に示すように遮光部80は、その遮光部材80a
がフルサイズ画枠103に略一致するようになされてい
る。
【0045】図11は内蔵フラッシュ11とマイコン1
との接続構成を示す回路図で、110はアンド回路であ
る。マイコン1と内蔵フラッシュ11間は制御信号線B
Sで接続されている。また、アンド回路110は、その
一方入力端にマイコン1の端子O1からの昇圧制御信号
が入力され、他方の入力端に内蔵フラッシュ11からの
充電状態信号が入力されるようになっており、出力端に
昇圧信号が内蔵フラッシュ11に出力されるようになさ
れている。
【0046】充電操作について説明すると、先ずマイコ
ン1の端子O1から昇圧開始のためのHレベルの昇圧制
御信号が出力され、内蔵フラッシュ11は未充完であれ
ば、充電状態信号はLレベルであり、アンド回路110
には反転して入力され、アンド回路110はHレベルの
信号を出力する。内蔵フラッシュ11はこのHレベルの
信号を受けている間充電を行う。そして、内蔵フラッシ
ュ11が所要の容量分だけ充電されると、充電状態信号
(以下、充完信号という)をHレベルに変化させる。こ
のため、アンド回路110はLレベルを出力して昇圧動
作を停止する。なお、制御信号はフラッシュ発光の制御
を行うものである。
【0047】続いて、本発明に係るカメラの動作につい
て図12〜図65に示すフローチャートにより説明する
【0048】なお、以下使用される各レジスタ、フラグ
等の主要なものについて、先に説明する。モードレジス
タMDは、Pモード,Aモード,Sモード,Mモードの
各モードをレジスタの内容として有するものである。な
お、Pモードとは得られた露出値から所定のプログラム
に基づいて絞り値AVとシャッタスピードTVを算出す
るモード、Aモードとは絞り値AVのみ設定変更可能な
絞り優先モード、SモードとはシャッタスピードTVの
み設定変更可能なシャッタスピード優先モード、Mモー
ドとは絞り値AV及びシャッタスピードTVともにマニ
ュアル操作により設定変更可能なモードをいう。 シフトモードレジスタMD1は、Pモード,PAモード
,PSモードをレジスタの内容として有するものである
。なお、PAモードとは、プログラムラインで設定され
る撮影条件に対して絞り値AVを手動で変更させたとき
、その変更された絞り値AVに対してシャッタスピード
TVがその時の明るさから新たに求められるものであり
、たとえその後明るさが変わってもシャッタスピードT
Vのみが変化するものをいう。また、PSモードとは、
プログラムラインで設定される撮影条件に対してシャッ
タスピードTVを手動で変更させたとき、その変更され
たシャッタスピードTVに対して絞り値AVがその時の
明るさから新たに求められるものであり、たとえその後
明るさが変わっても絞り値AVのみが変化するものをい
う。AFエリアレジスタAFARは、Wでワイド、S1
で左、S2で中央、S3で右、S4で上、の各設定AF
エリアを示すものである。スポット測光フラグFSPは
、0でワイド測光、1でスポット測光を示すものである
。 発光モードフラグFFLAは、0で強制、1で自動発光
、2でワイヤレスフラッシュを示すものである。なお、
フラグ0の強制とは内蔵フラッシュ11がポップアップ
状態で強制的に発光させ、ポップダウン状態で強制的に
非発光にさせるモードである。また、フラグ2のワイヤ
レスフラッシュとは外付けフラッシュを用いてフラッシ
ュ撮影を行うもので、レリーズに基づいてカメラ側から
光パルス信号を送信し、この送信光を受光することによ
り該外付けフラッシュを発光させるようにしたものであ
る。 プリ発光フラグFFLPは、0でプリ発光無し、1でプ
リ発光有りを示すものである。なお、上記プリ発光はフ
ラッシュ発光の直前に予備的に発光させて被写体である
人物の瞳孔を閉じさせ、この状態でフラッシュ発光(本
発光)を行うようにして、いわゆる赤目現象の発生防止
を図るものである。 発光フラグFFLONは、0で非発光、1で発光を示す
ものである。一時禁止フラグFFLOFFは、1で直後
の撮影だけ発光を禁止、0でその解除を示すものである
。 イメージインジケータフラグFIMは、0でイメージイ
ンジケータの表示の消灯(オフ)を、1で点灯表示(オ
ン)を示すものである。 ワイドファインダフラグFWIDEは、0で通常の撮影
モード、1でワイドファインダモードを示すものである
。 ファンクションフラグFFUNCは、0でモードと露出
補正量を変更するモード、1でAFエリアと測光エリア
を変更するモードを示すものである。 ファンクションモードフラグFUNCMFは、1でファ
ンクションモード実行中であることを示すものである。 測光フラグFAEは、0で測光値が得られていない状態
を示し、1で得られている状態を示すものである。 フラグFAEL1は、AEロック釦SAELがオンされ
たときのルーチン実行中を示すものである。 セルフドライブフラグFDRは、1で単写、2でセルフ
タイマ、3で高速連写、4で低速連写を示すものである
。 DXモードフラグFCA1は、1で露出補正量を記憶し
ないモード、2で露出補正量を記憶するモードを示すも
のである。但し、前回と同じISOのフィルムが装填さ
れた場合には同一量が保持される。 自動ポップアップ発光フラグFCA2は、1で自動ポッ
プアップ、あるいは自動発光、2でそのいずれも行わな
いモードを示すものである。 接眼モードフラグFCA3は、1でグリップスイッチS
Gのオンで周期的に接眼検知動作を行うモード、2でグ
リップスイッチSGに拘らず周期的に接眼検知動作を行
うモードを示すものである。 フラグFCは、0〜3までの値を有し、1でDXモード
フラグFCA1を、2で自動ポップアップ発光フラグF
CA2を、3で接眼モードフラグFCA3を示し、0で
初期値設定を示すものである。 パノラマフラグFPANは、0で通常の撮影を、1でパ
ノラマ撮影)モード(遮光部材80装填)を示すもので
ある。 フラグFS1は、スイッチS1がオンされたときのルー
チン実行中を示すものである。 フラグMDP,AFARP,FSPPは、それぞれモー
ドレジスタMD,AFエリアAFAR,スポット測光フ
ラグFSPの初期値を示すものである。
【0049】さて、図12、図13はカメラに電池が装
填された状態から、ないしは電池装填後のメインスイッ
チSMの割り込みから、カメラの基本動作の実行終了ま
でのメインルーチンを示すフローチャートである。
【0050】先ず、電池がカメラ本体20に装填される
と、カメラに設定されている現撮影条件等を初期値にリ
セットすべくマイコン1内の各レジスタ、フラグの内容
をリセットし(#2,4)、次に、メインスイッチSM
の状態が判別される(#6)。最初はメインスイッチS
Mはオフと考えられるので、ファインダ画面内外IFI
,IFO及びオンボディOBは全て消灯される(#8)
。そして、メインスイッチSM以外の割り込みを禁止す
るとともに、該メインスイッチSMの割り込みの待機状
態となる(#10,#12)。
【0051】図14は#4の「リセット」のサブルーチ
ンを示す。先ず、モードレジスタMDをPモードに、A
FエリアレジスタAFARはワイドAFに、スポット測
光フラグFSPはワイド測光に、そして露出補正量AE
OVERを0にリセットする(#60)。続いて、発光
モードフラグFFLAを1、すなわち自動発光モードに
、発光フラグFFLONをオフ、すなわち非発光に、一
時禁止フラグFFLOFFをオフにリセットして(#6
2)、リターンする。
【0052】図12、13のルーチンに戻って、メイン
スイッチSMがオンされて割り込みがかかると、先ず、
割り込みが許可され、続いて初期値セットが行われる(
#14,#16)。
【0053】図15は、#16の「初期値セット」のサ
ブルーチンを示す。この初期値セットでは前記カスタム
カードに書き込まれておりカメラ側に取り込まれた初期
値、あるいはその後に変更設定された初期値が初期撮影
条件としてセットされる。すなわち、#70でモードレ
ジスタMD,AFエリアレジスタAFAR,スポット測
光フラグFSP及び露出補正量AEOVERの内容とし
て、それぞれの初期値MDP,AFARP,FSPP及
びAEOVERPがセットされる。初期値のセットが終
了すると、続いてモードレジスタMDがPモードである
かどうかが判別される(#72)。#70でモードレジ
スタMDがPモードにセットされたのであれば、発光モ
ードフラグFFLAを1に、すなわち自動発光モードに
セットし(#74)、Pモードでなければ、発光モード
フラグFFLAを0に、すなわち強制モードにセットす
る(#76)。更に、発光フラグFFONを非発光にセ
ットするとともに、一時禁止フラグFFLOFFを解除
する(#78)。そして、ワイドファインダフラグFW
IDEを0、すなわちワイドファインダ(W.F)モー
ドを解除して(#80)、リターンする。
【0054】図16は、#80の「W.F解除」のサブ
ルーチンを示す。すなわち、ワイドファインダフラグF
WIDEがワイドファインダモードかどうかが判別され
(#90)、ワイドファインダモードであれば、後述す
る「通常設定」(#92)のサブルーチンが実行され、
この後、ワイドファインダフラグFWIDEを通常モー
ドにセットして(#94)、リターンする。ワイドファ
インダフラグFWIDEが既に通常モードにセットされ
ているときは、そのままリターンする。
【0055】図12、13のメインルーチンに戻って、
#18で接眼モードフラグFCA3の判別が行われる。 接眼モードフラグFCA3が1、すなわち通常モードで
あれば、グリップスイッチSGの割込みを禁止し、接眼
検知動作を周期的に行わすべくタイマTCA3の計時動
作をスタートさせる(#20,#22)。また、メイン
スイッチSMオンと同時にタイマTEYDを作動させ、
例えば1時間等の一定時間接眼検知動作が継続されても
接眼が検知されなかった場合には、省エネのために、上
記タイマTCA3のリセットスタートによる計時動作を
停止し、接眼検知動作を停止させるようにしている(#
44,#46)。一方、#18で接眼モードフラグFC
A3が2のときは上記の処理を行うことなく#26に進
む。
【0056】#26では、レンズデータの入力を行う。 このレンズデータの入力は交換レンズ固有の各種レンズ
データをレンズマイコン2をしてカメラ側のマイコン1
に取り込むものである。レンズデータの取り込みが終了
すると、続いてイメージインジケータオン/オフ設定が
行われる(#28)。
【0057】図17は、#28の「イメージインジケー
タオン/オフ設定」のサブルーチンを示す。ここでは、
先ずプログラムセット釦SPがオンかどうかが判別され
る(#100)。オンであれば、続いてイメージインジ
ケータフラグFIMが1かどうかが判別される(#10
2)。イメージインジケータフラグFIMが1であれば
、該イメージインジケータフラグFIMを0にし(#1
04)、逆に0であれば、イメージインジケータフラグ
FIMを1にして(#106)、リターンする。一方、
#100で、プログラムセット釦SPがオフのときは、
上記処理を行うことなくリターンする。これにより、プ
ログラムセット釦SPが押下されながらメインスイッチ
SMがオンされる毎にイメージインジケータのオン、オ
フが交互に切り換えられる。
【0058】図12、13のメインルーチンに戻って、
次に、パノラマスイッチSPANがオンかどうかが判別
される(#30)。パノラマスイッチSPANがオンで
あれば、前記遮光部材80が装着されたとしてパノラマ
フラグFPANをオンにし(#32)、逆にオフであれ
ば、パノラマフラグFPANをオフにする(#34)。 このようにパノラマスイッチSPANがオンしていると
自動的にパノラマモードに移行する。
【0059】続いて、ダイヤル操作の有無が判別される
(#36)。ダイヤル操作がなければそのまま#40に
進み、ダイヤル操作が有れば、#38に進む。
【0060】図18は、#38の「ダイヤル操作」のサ
ブルーチンを示す。
【0061】先ず、モード判別が行われ(#110)、
モードレジスタMDがPモードであれば、そのままリタ
ーンする。モードレジスタMDがAモードであれば、後
ダイヤルSRが操作されたかどうかが判別される(#1
11)。そして、後ダイヤルSRが操作される毎に絞り
値AVが所定値、例えば0.5(EV)づつ変更される
(#112)。後ダイヤルSRが操作されていないとき
、すなわち前ダイヤルSFが操作されたときには何も変
更せずにリターンする。モードレジスタMDがSモード
であれば、前ダイヤルSFが操作されたかどうかが判別
される(#113)。そして、前ダイヤルSFが操作さ
れる毎にシャッタスピードTVが所定値、例えば0.5
(EV)づつ変更される(#114)。前ダイヤルSF
が操作されていないとき、すなわち後ダイヤルSRが操
作されたときには何も変更せずにリターンする。モード
レジスタMDがMモードであれば、前ダイヤルSFが操
作されたかどうかが判別される(#115)。そして、
前ダイヤルSFが操作されると、シャッタスピードTV
が所定値、例えば0.5(EV)づつ変更され(#11
6)、一方、前ダイヤルSFが操作されないときは後ダ
イヤルSRが操作されたのであるから、絞り値AVが所
定値、例えば0.5(EV)づつ変更される(#117
)。この後、リターンする。
【0062】図12、13のメインルーチンに戻って、
以上の各操作内容に応じた表示が、図6に示すオンボデ
ィOBに行われる(#40)。
【0063】なお、フローチャートの表示のステップに
(OB)とあれば、その表示はオンボディ表示部に表示
され、(IFO)とあれば、インファインダ画面外表示
部に表示され、(IFI)とあれば、インファインダ画
面内表示部に表示されることを意味する。
【0064】図19は、上記#40の「表示1」のサブ
ルーチンを示す。先ず、ファインダ画面内外IFI,I
FOが消灯される(#120)。これは、メインスイッ
チSMオンの時点では撮影者はファインダを覗いていな
い状態にあることを考慮したものである。従って、オン
ボディOBへのみの表示が行われる(#122)。ここ
では、更に、以下の内容も表示される。すなわち、AF
エリアレジスタAFARがワイドAFに設定されている
かどうかが判別され(#124)、ワイドAFが設定さ
れているときはマーク66が消灯され(#126)、一
方、ローカルAFが設定されているときは該当するマー
ク66が表示される(#128)。
【0065】次に、露出補正量AEOVERの補正状態
が判別される(#130)。露出補正量AEOVERが
負(露出値を減少させる方向)に設定されていると、マ
ーク「+/−」のマイナスのマークのみが表示され(#
132)、露出補正量AEOVERが正(露出値を増加
させる方向)に設定されていると、マーク「+/−」の
プラスのマークのみが表示され(#136)、他方、露
出補正量AEOVERが設定されていないときはマーク
「+/−」は消灯される(#134)。この後、設定さ
れているフラッシュモード(マーク60,61,62及
び文字「AUTO」)、セルフドライブモード(マーク
63,64)及び現在のフィルム枚数(マーク65及び
数字)、その他設定されている内容の表示が行われる(
#140〜#146)。この後、リターンする。
【0066】かかる表示内容を図66(a)に示す。図
66(a)では、Pモード、ワイドAF、かつ自動発光
モード(プリ発光無し)で、更に単写モードが設定され
、フィルム枚数18枚の内容が表示されている。一方、
前述したように現時点ではファインダ画面内外IFI,
IFOの表示は消灯されている。
【0067】図12、13のメインルーチンに戻って、
続いて、接眼モードフラグFCA3が通常の接眼検知動
作モードかどうかが判別される(#42)。通常接眼検
知動作モードのときは、前記したようにタイマTEYD
が1時間経過したかどうかをチェックし(#44)、1
時間まではタイマTCA3が所定時間計時する毎に接眼
検知を繰り返し、1時間経過すると、前述したように接
眼検知動作を停止する(#46)。一方、#42で、グ
リップスイッチSGのオン動作に無関係に接眼検知動作
を継続するモードのときは、そのまま#6に戻る。
【0068】次に、上記メインスイッチSMオン後に割
込み可能にされるサブルーチンについて説明する。図2
0はこの割込み「INT」のサブルーチンを示す。
【0069】この割込みは、ファンクション釦SFUN
C、プログラムセット釦SP、セルフタイマ/ドライブ
釦SDR、フラッシュモード釦SFL、ISO釦SIS
O、カードアジャスト釦SCADJ及び裏蓋スイッチS
Bのいずれかがオフからオンに変更されたときにかかる
ものである。
【0070】割込みがかかると、タイマTEYD、タイ
マT1がリセットスタートされる(#160,#162
)。続いて、操作された釦、スイッチの判別及び操作に
対応した処理が施される。
【0071】先ず、ファンクション釦SFUNCがオン
したかどうかが判別され(#164)、オンされなけれ
ばファンクションモードにないことを示すファンクショ
ンモードフラグFUNCMFをオフにし(#166)、
オンされたときはファンクション処理を実行する(#1
68)。
【0072】図21は、#168の「FUNCTION
」のサブルーチンを示す。このサブルーチンでは、先ず
、ファンクションモードフラグFUNCMFの状態をチ
ェックし(#200)、現在ファンクションモードにあ
るかどうかが判別される。現在ファンクションモードに
あれば、ファンクションモード中でのファンクションモ
ードの選択であるからファンクションフラグFFUNC
を反転すべく、すなわち0であれば1に、1であれば0
に切り換える(#202)。一方、ファンクションモー
ドフラグFUNCMFが0であれば、メインルーチンか
らの割込み時であるから、先ず、ファンクションフラグ
FFUNCを0にし(#204)、次いでファンクショ
ンモードフラグFUNCMFを1にして(#206)、
#208に進む。#208では、ファンクションフラグ
FFUNCの状態が判別される。ここで、ファンクショ
ンフラグFFUNCが0であれば、モード変更表示のた
めの表示FUNC1が実行される(#210)。
【0073】図22は、#210の「表示FUNC1」
のサブルーチンを示す。ここでは、先ず、モード表示が
オンボディOB及びファインダ画面外IFOに行われる
(#230)。続いて、オンボディOBに露出補正量が
正、負、あるいは0である各場合に応じた「+」,「−
」,あるいは「+/−」のマークが表示される(#23
2)。また、ファインダ画面外IFOにも上記露出補正
量に応じて「+」あるいは「−」のマークが表示される
(#234)。なお、露出補正量が0のときは、ファイ
ンダ画面外IFOには表示しないようにしている。 更に、オンボディOB及びファインダ画面外IFOの絞
り値を表示する絞りセグメントに露出補正量AEOVE
Rが表示される(#236)。そして、ファインダ画面
内IFIにモード及び露出補正量の変更が許可されてい
る旨を示すべくファンクションマークが表示される(#
240)。
【0074】このときのオンボディOB及びファインダ
画面内外IFI,IFOへの表示状態を図67(a)に
示す。 ファンクションフラグFFUNCが0のときは、モード
及び露出補正量の変更が許可されることから、それらに
関係するマーク及び数値が表示されている。同図(a)
ではPモードが選択され、露出補正量AEOVERが0
であることが示されている。
【0075】図21に戻って、次に、前ダイヤルSFが
操作されたかどうかが判別される(#212)。前ダイ
ヤルSFが操作されたときは、モード変更が行われる(
#214)。
【0076】図23は、#214の「モード変更」のサ
ブルーチンを示す。ここでは、先ず、シフトモードレジ
スタMD1が少なくともPAモードとPSモードのいず
れかであるかどうかが判別される(#260)。シフト
モードレジスタMD1がPAモード、あるいはPSモー
ドであれば、シフトモードレジスタMD1をPモードに
設定して(#262)、リターンする。これによりPA
モードやPSモードのときは、一旦、Pモードを経てか
らAモードやSモード等へ変更するようにしている。
【0077】一方、シフトモードレジスタMD1が他の
モード、すなわちPモードであるときは(#260でN
O)、前ダイヤルSFの操作に応じてモード変更が行わ
れるため、該前ダイヤルSFの操作方向がチェックされ
る(#264)。すなわち、前ダイヤルSFが左から右
方向(時計回り方向)に操作されると、操作毎に露出モ
ードがP,A,S,Mの順でサイクリックに変更され(
#266)、ダイヤルが右から左方向(反時計回り方向
)に操作されると、操作毎に露出モードがM,S,A,
Pの順でサイクリックに変更される(#268)。 そして、この後、リターンする。なお、#266,#2
68において、Aモード,Sモード,Mモードに変更設
定されたときは、発光モードフラグFFLAが強制モー
ドに設定変更されるようになっている。
【0078】図21に戻って、#212で前ダイヤルS
Fが操作されていなければ、次に後ダイヤルSRが操作
されたかどうかが判別される(#216)。後ダイヤル
SRも操作されていなければ、#222に進む。一方、
後ダイヤルSRが操作されたときは、露出補正量の変更
が行われる(#218)。
【0079】図24は、#218の「露出補正量変更」
のサブルーチンを示す。ここでは、先ず、後ダイヤルS
Rの操作方向がチェックされる(#280)。すなわち
、後ダイヤルSRが左から右方向(反時計回り方向)に
操作されると、操作毎に露出補正量AEOVERが、A
EOVER=AEOVER+0.5 によって0.5(EV)づつ増加され(#282)、ダ
イヤルが右から左方向(時計回り方向)に操作されると
、操作毎に露出補正量AEOVERが、AEOVER=
AEOVER−0.5 によって0.5(EV)づつ減少される(#284)。 そして、この後、リターンする。
【0080】図21に戻って、モード変更あるいは露出
補正量の変更が終了すると、再びタイマT1をリセット
スタートさせ(#220)、4秒経過するまでは(#2
22でNO)、#208に戻って上記の処理を繰り返し
実行できるようにしている一方、タイマT1が4秒経過
すると(#222でYES)、このサブルーチンを抜け
るべくファンクションモードフラグFUNCMFをオフ
して、リターンする。
【0081】#208で、ファンクションフラグFFU
NCがオンしていると、#226に進んで、表示FUN
C2の処理が行われる。
【0082】図25は、#226の「表示FUNC2」
のサブルーチンを示す。ここでは、先ず、AFエリアレ
ジスタAFARがワイドAFかどうかが判別され(#2
90)、ワイドAFであると、オンボディOBにワイド
AFを示すマーク67が表示される(#292)。続い
て、カメラが縦位置かどうかが判別され(#294)、
縦位置であるときは、ファインダ画面内IFIにマーク
W2が表示され(#296)、横位置であるときは、フ
ァインダ画面内IFIにマークW1が表示される(#2
98)。一方、AFエリアレジスタAFARがワイドA
Fでないときは、ローカルAFであるのでオンボディO
Bにマーク66が、ファインダ画面外IFOのSSセグ
メントにローカルAFを示すマークS1〜S4のいずれ
かの文字が表示される(#300)。更に、上記AFエ
リアを示すマークS1〜S4のいずれかがファインダ画
面内IFIに表示される(#302)。
【0083】続いて、スポット測光フラグFSPがオン
、すなわちスポット測光かどうかが判別される(#30
4)。スポット測光であれば、オンボディOB及びファ
インダ画面内IFIにスポット測光であることを示すマ
ーク73が表示される(#306)。スポット測光でな
ければ、マーク73を消灯して(#308)、オンボデ
ィOBにワイド測光であることを示すマーク74が表示
される(#310)。次いで、ファインダ画面内IFI
にAFエリア、測光エリアの変更が許可されている旨を
示すべくファンクションマークが表示される(#312
)とともに、その他の表示を消灯して(#314)、リ
ターンする。
【0084】このときのオンボディOB及びインファイ
ンダ画面内IFIへの表示状態を図67(b)に示す。 ファンクションフラグFFUNCが1のときは、AFエ
リア、測光エリアの変更が許可されることから、それら
に関係するマークが表示されている。同図(b)では横
位置ワイドAF及びワイド測光が選択されていることが
示されている。
【0085】図21に戻って、次に、前ダイヤルSFが
操作されたかどうかが判別される(#228)。前ダイ
ヤルSFが操作されたときは、AFエリア変更が行われ
る(#230)。
【0086】図26は、#230の「AFエリア変更」
のサブルーチンを示す。ここでは、先ず、ワイドファイ
ンダフラグFWIDEが1、すなわちワイドファインダ
モードかどうかが判別される(#320)。ワイドファ
インダモードであれば、そのままリターンする。一方、
通常のモードのときは、前ダイヤルSFの操作に応じて
AFエリアの変更が行われるため、該前ダイヤルSFの
操作方向がチェックされる(#322)。すなわち、前
ダイヤルSFが左から右方向(時計回り方向)に操作さ
れると、操作毎にAFエリアがW(W1かW2),S2
,S4,S3,S1の順でサイクリックに変更され(#
324)、ダイヤルが右から左方向(反時計回り方向)
に操作されると、操作毎にAFエリアがS1,S3,S
4,S2,W(W1かW2)の順でサイクリックに変更
される(#326)。そして、この後、リターンする。
【0087】図21に戻って、#228で前ダイヤルS
Fが操作されていなければ、次に後ダイヤルSRが操作
されたかどうかが判別される(#232)。後ダイヤル
SRも操作されていなければ、#222に進む。一方、
後ダイヤルSRが操作されたときは、測光モードの変更
が行われる(#234)。
【0088】図27は、#234の「測光モード変更」
のサブルーチンを示す。ここでは、スポット測光フラグ
FSPが1、すなわちスポット測光かどうかが判別され
る(#330)。スポット測光であれば、ワイド測光に
変更され(#332)、逆にワイド測光であれば、スポ
ット測光に変更されて(#334)、リターンする。こ
のように後ダイヤルSRが操作される毎にワイド測光と
スポット測光とが交互に切り換えられる。
【0089】なお、ファンクション処理においては、前
ダイヤルSF、後ダイヤルSRの操作と、対応する変更
内容との関係を、ダイヤルの回転方向で統一せず、人間
工学的な観点から操作方向で統一するようにして操作性
の便利を図り、誤操作の発生を防ぐようにしているが、
回転方向で統一することも可能である。
【0090】図21に戻って、AFエリアあるいは測光
エリアの変更が終了すると、前記したようにタイマT1
で4秒経過をチェックし(#222でYES)、ファン
クションモードフラグFUNCMFを0にして(#22
4)、リターンする。
【0091】図20に戻って、次に、プログラムセット
釦SPがオンされたかどうかが判別される(#170)
。オンされていなければ、#174に進み、オンされて
いると、初期値セットの処理が実行される(#172)
。この「初期値セット」のサブルーチンは、既に図15
、図16で説明したので、ここでは省略する。
【0092】続いて、セルフタイマ/ドライブ釦SDR
がオンされたかどうかが判別される(#174)。オン
されていなければ、#178に進み、オンされていると
、セルフドライブ(SDR)設定の処理が実行される(
#176)。
【0093】図28は、#176の「SDR設定」のサ
ブルーチンを示す。ここでは、セルフタイマ/ドライブ
釦SDRがオンされる毎にセルフドライブフラグFDR
が1づつインクリメントされる(#340)。このとき
、セルフドライブフラグFDRが5に達したかどうかが
判別され(#342)、4になるまでは、そのままイン
クメントされて、リターンする。そして、5に達すると
、1に戻して(#344)、リターンする。このように
してセルフタイマ/ドライブ釦SDRがオンされる毎に
単写、セルフタイマ、高速連写、低速連写が順次この順
番で変更される。
【0094】図20に戻って、次にフラッシュモード釦
SFLがオンされたかどうかが判別される(#178)
。 オンされていなければ、#186に進み、オンされてい
ると、フラッシュモード設定の処理が実行される(#1
80)。
【0095】図29は、#180の「フラッシュモード
設定」のサブルーチンを示す。ここでは、先ず、オンボ
ディ表示部OBにフラッシュ発光モードを示す表示(表
1参照)を行う(#350)。続いて、ダイヤル操作の
有無が判別され(#352)。このときのダイヤル操作
は、特に操作指示をしていないため前ダイヤルSF、後
ダイヤルSRのいずれが操作されても同様の処理が実行
されるようにしてある。ここで、ダイヤルが操作されて
いなければ、#162でスタートされたタイマT1が4
秒経過することにより(#368)、サブルーチンを抜
けてリターンする。
【0096】一方、ダイヤルが操作されていると、シフ
トモードレジスタMD1がPモード以外、すなわちPA
モードかPSモードであるかが判別される(#354)
。シフトモードレジスタMD1がPAモードあるいはP
Sモードであれば、上記同様、#368に進む。シフト
モードレジスタMD1がPモードであれば、次いでモー
ドレジスタMDがPモードであるかどうかが判別される
(#356)。モードレジスタMDがPモードであれば
、更に、内蔵フラッシュ11のポップアップ及びポップ
ダウンの状態を示すスイッチSFLUP1がオンかどう
かが判別される(#358)。スイッチSFLUP1が
オフ、すなわち内蔵フラッシュ11がポップダウンの状
態であれば、#360に進んで、ダイヤル操作毎にその
操作方向に応じてFC1〜FC4のフラグ設定状態を順
にサイクリックに変更する。
【0097】このフラグ設定状態に応じた表示は下記の
表1のように設定されており、これに基づいて表示が行
われる。
【0098】
【表1】
【0099】ここで、FC1は発光フラグFFLONが
発光モードで、かつ発光モードフラグFFLAがワイヤ
レスフラッシュモード(FFLON=1,FFLA=2
)、すなわちワイヤレスでのフラッシュ発光を示し、オ
ンボディOBのマーク61,62が交互に、あるいは単
に点滅表示される。FC2は発光フラグFFLONが非
発光モードで、かつ発光モードフラグFFLAが強制モ
ード(FFLON=0,FFLA=0)、すなわち内蔵
フラッシュの如何を問わず非発光を示し、SSセグメン
トを用いて「OFF」とマーク62の表示を行う。FC
3はプリ発光フラグFFLPがプリ発光有りで、かつ発
光モードフラグFFLAが自動発光を示し(FFLP=
1,FFLA=1)、オンボディOBにマーク61,6
2及び文字「AUTO」の表示を行う。FC4はプリ発
光フラグFFLPがプリ発光無しで、かつ発光モードフ
ラグFFLAが自動発光を示し(FFLP=0,FFL
A=1)、オンボディOBにマーク62と文字「AUT
O」の表示を行う。
【0100】#358で、スイッチSFLUP1がオン
、すなわち内蔵フラッシュ11がポップアップの状態で
あれば、#362に進んで、ダイヤル操作毎にその操作
方向に応じてFC11〜FC13のフラグ設定状態を順
にサイクリックに変更する。
【0101】ここで、FC11は発光モードフラグFF
LAがワイヤレスフラッシュモードで(FFLA=2)
、オンボディOBのマーク61,62が交互に、あるい
は単に点滅表示される。FC12は上記FC3と同一(
FFLP=1,FFLA=1)であり、プリ発光フラグ
FFLPがプリ発光有りで、かつ発光モードフラグFF
LAが自動発光を示し、オンボディOBにマーク61,
62及び文字「AUTO」の表示を行う。FC13はF
C4と同一(FFLP=0,FFLA=1)であり、プ
リ発光フラグFFLPがプリ発光無しで、かつ発光モー
ドフラグFFLAが自動発光を示し、オンボディOBに
マーク62と文字「AUTO」の表示を行う。以上の表
示も、前記表1に基づいて行われるものである。
【0102】図70は、上記#360,#362の各フ
ラグ設定状態の表示を示したものである。すなわち、以
上の各フラグ設定状態に対応した表示はオンボディOB
にのみ行われている。
【0103】#356で、モードレジスタMDがPモー
ド以外、すなわちAモード、SモードあるいはMモード
のときは、#364に進んで、ダイヤル操作毎にその操
作方向に応じてFC21〜FC23のフラグ設定状態を
順にサイクリックに変更する。
【0104】ここで、FC21は上記FC11と同一(
FFLA=2)で、発光モードフラグFFLAがワイヤ
レスフラッシュモードで、オンボディOBOのマーク6
1,62が交互に、あるいは単に点滅表示される。FC
22はプリ発光フラグFFLPがプリ発光有りで、かつ
発光モードフラグFFLAが強制モードを示し(FFL
P=1,FFLA=0)、オンボディOBにマーク61
,62の表示を行う。FC23はプリ発光フラグFFL
Pがプリ発光無しで、かつ発光モードフラグFFLAが
強制モードを示し(FFLP=0,FFLA=0)、オ
ンボディOBにマーク62のみの表示を行う。
【0105】図71は、上記#364の各フラグ設定状
態の表示を示したものである。すなわち、以上の各フラ
グ設定状態に対応した表示はオンボディOBにのみ行わ
れている。
【0106】なお、#360,#362及び#364に
おいて、各設定状態は前ダイヤルSF、後ダイヤルSR
を左から右方向に操作すると、左回りでサイクリックに
移行し、逆方向に操作すると右回りでサイクリックに移
行する。
【0107】そして、#360,#362及び#364
で表示が行われると、タイマT1がリセットスタートさ
れ(#366)、4秒経過がチェックされる(#368
)。4秒経過するまでは、新たなダイヤル操作を受付け
、4秒経過後は、このサブルーチンを抜けるべくリター
ンする。
【0108】図20に戻って、次に、ISO釦SISO
がオンされたかどうかが判別される(#182)。オン
されていなければ、#186に進み、オンされていると
、ISO設定の処理が実行される(#184)。
【0109】図30は、#184の「ISO設定」のサ
ブルーチンを示す。ここでは、先ず、文字「ISO」と
ISO値がオンボディOBに表示される(#380,#
382)。ISO値はフィルム感度SVと感度補正量D
SVとの加算値に基づいて表示されるようになっている
。このとき、他のマーク、数値等は全て消灯される(#
384)。続いて、ダイヤル操作の有無が判別される(
#386)。ダイヤルは前ダイヤルSF、後ダイヤルS
Rを区別することなく、いずれが操作されても同一の処
理が可能なようになっている。ダイヤルが操作されなけ
れば、#162でスタートされたタイマT1が4秒経過
することにより(#396)、サブルーチンを抜けてリ
ターンする。
【0110】一方、ダイヤルが操作されていると、該ダ
イヤルの操作方向が判別される(#388)。ダイヤル
が左から右方向に操作されると、感度補正量DSVは、
DSV=DSV+0.5 によってダイヤルが操作される毎に0.5(EV)づつ
増加される(#390)。一方、ダイヤルが右から左方
向に操作されると、感度補正量DSVは、DSV=DS
V−0.5 によってダイヤルが操作される毎に0.5(EV)づつ
減少される(#392)。
【0111】そして、上記計算が終了すると、タイマT
1がリセットスタートされ(#394)、4秒経過がチ
ェックされる(#396)。4秒経過するまでは、上記
ISO表示等が継続され、4秒経過すると、このサブル
ーチンを抜けるべくリターンする。
【0112】図20に戻って、次に、カードアジャスト
釦SCADJがオンされたかどうかが判別される(#1
86)。オンされていなければ、#190に進み、オン
されていると、カード設定の処理が実行される(#18
8)。
【0113】図31は、#188の「カード設定」のサ
ブルーチンを示す。先ず、カードがカードホルダ25内
に装着されたかどうかが判別される(#410)。カー
ド装着の有無は、カードの装着を自動的に検知するよう
に構成されている。例えば、カードホルダ25のカード
が挿入されるスリット内に可動接片を配設し、カードが
挿入されると該挿入カードと当接して上記可動接片が固
定片と接触することで、自動検知ができる。なお、カー
ド装着用釦等を配設し、マニュアルでオンさせ、このオ
ン信号でカード装着の有無を判別するようにするように
してもよい。
【0114】カードが装着されていなければ、そのまま
リターンする。一方、カードが装着されていると、装着
カードがカスタムカードかどうかが判別される(#41
2)。カスタムカードでないときは、装着されたカード
の種類(記憶内容)に応じた処理を実行して(#414
)、リターンする。ここでは、カスタムカード以外の処
理については省略する。
【0115】カスタムカードが装着されているのであれ
ば、次にオンボディOBに、現設定内容が表示され、更
に「CARD」の文字が表示される(#416,#41
8)。続いて、フラグFCが0かどうかが判別される(
#420)。フラグFCが0、すなわち初期値設定であ
れば、ファンクション釦SFUNCがオンされたかどう
かが判別される(#422)ここで、ファンクション釦
SFUNCがオンされたのであれば、FUNCPの処理
が実行される(#424)。
【0116】図32は、#424の「FUNCP」のサ
ブルーチンを示す。ここでは、カスタムカードから取り
込まれた各初期値を変更するもので、先ずファンクショ
ンフラグFFUNCが0かどうかが判別される(#45
0)。ファンクションフラグFFUNCが0であれば、
表示CARD2の処理が実行される(#452)。
【0117】図33は、#452の「表示CARD2」
のサブルーチンを示す。先ず、オンボディOBに、ファ
ンクションフラグFFUNCが0のときの内容である、
モードの文字のうち設定されているモードの文字、設定
されている露出補正量に応じた「+」,「−」,「+/
−」のいずれかのマークが表示される(#490,#4
92)。次いで、ファインダ画面外IFOに上記と同じ
マーク「+」あるいは「−」が表示される(#494)
。 更に、オンボディOBの絞りセグメントに露出補正量A
EOVERが表示され、SSセグメントを用いて「PS
Et」の文字が表示され、次いでオンボディOBに、カ
ード装着を示す「CARD」の文字が点滅表示される(
#496〜#500)。なお、上記「PSEt」の文字
「t」はセグメントSg1〜Sg4(図6参照)を用い
て簡略的に表示するようにしている。そして、上記以外
の表示を消灯して(#502)、リターンする。
【0118】図32に戻って、次に、前ダイヤルSFが
操作されたかどうかが判別される(#454)。前ダイ
ヤルSFが操作されたときは、モード初期値の変更が行
われる(#456)。
【0119】図34は、#456の「モード初期値変更
」のサブルーチンを示す。ここでは、先ず、前ダイヤル
SFの操作に応じてモード初期値の変更が行われるため
、該前ダイヤルSFの操作方向がチェックされる(#5
10)。すなわち、前ダイヤルSFが左から右方向(時
計回り方向)に操作されると、操作毎にモード初期値M
DPがP,A,S,Mの順でサイクリックに変更され(
#512)、ダイヤルが右から左方向(反時計回り方向
)に操作されると、操作毎にモード初期値MDPがM,
S,A,Pの順でサイクリックに変更される(#514
)。そして、この後、リターンする。
【0120】図32に戻って、#454で前ダイヤルS
Fが操作されていなければ、次に後ダイヤルSRが操作
されたかどうかが判別される(#458)。後ダイヤル
SRも操作されていなければ、#472に進む。一方、
後ダイヤルSRが操作されたときは、露出補正量初期値
の変更が行われる(#460)。
【0121】図35は、#460の「露出補正量初期値
変更」のサブルーチンを示す。ここでは、先ず、後ダイ
ヤルSRの操作方向がチェックされる(#520)。す
なわち、後ダイヤルSRが左から右方向(反時計回り方
向)に操作されると、操作毎に露出補正量初期値AEO
VERPが、0.5(EV)づつ増加され(#522)
、ダイヤルが右から左方向(時計回り方向)に操作され
ると、操作毎に露出補正量初期値AEOVERPが、0
.5(EV)づつ減少される(#524)。
【0122】図32に戻って、#450で、ファンクシ
ョンフラグFFUNCが1であれば、表示CARD3の
処理が実行される(#462)。
【0123】図36は、#462の「表示CARD3」
のサブルーチンを示す。先ず、オンボディOBに、カー
ド装着を示す「CARD」の文字が点滅表示され(#5
30)、更にSSセグメントを用いて文字「PSEt」
が表示される(#532)。続いて、AFエリア初期値
レジスタAFARPがワイドAFかどうかが判別される
(#534)。AFエリア初期値レジスタAFARPが
ワイドAFであれば、オンボディOBにワイドAFを示
すマーク67が表示され(#536)、AFエリア初期
値レジスタAFARPがローカルAFであれば、オンボ
ディOBにローカルAFを示すマーク66が表示される
(#538)。
【0124】続いて、スポット測光初期値フラグFSP
Pが1、すなわちスポット測光かどうかが判別される(
#540)。スポット測光であれば、オンボディOBに
スポット測光を示すマーク73を表示し(#542)、
ワイド測光であれば、オンボディOBにワイド測光を示
すマーク74を表示する(#544)。そして、上記以
外の表示を消灯して(#546)、リターンする。
【0125】図32に戻って、次に、前ダイヤルSFが
操作されたかどうかが判別される(#464)。前ダイ
ヤルSFが操作されたときは、AFエリア初期値の変更
が行われる(#466)。
【0126】図37は、#466の「AFエリア初期値
変更」のサブルーチンを示す。ここでは、先ず、AFエ
リア初期値レジスタAFARPがワイドAFかどうかが
判別される(#550)。AFエリア初期値レジスタA
FARPがワイドAFであれば、ローカルAFの中心を
示すAFエリアのマークS2に切り換え変更され(#5
52)、一方、AFエリア初期値レジスタAFARPが
ローカルAFであれば、ワイドAFに切り換え変更され
る(#554)。このように、前ダイヤルSFが操作さ
れる毎にAFエリア初期値が交互に変更される。そして
、この後、リターンする。
【0127】図32に戻って、#464で前ダイヤルS
Fが操作されていなければ、次に後ダイヤルSRが操作
されたかどうかが判別される(#458)。後ダイヤル
SRも操作されていなければ、#472に進む。一方、
後ダイヤルSRが操作されたときは、測光モード初期値
の変更が行われる(#470)。
【0128】図38は、#470の「測光モード初期値
変更」のサブルーチンを示す。ここでは、スポット測光
初期値フラグFSPPが1、すなわちスポット測光かど
うかが判別される(#560)。スポット測光であれば
、ワイド測光に変更され(#562)、逆にワイド測光
であれば、スポット測光に変更されて(#564)、リ
ターンする。このように、後ダイヤルSRが操作される
毎に測光モード初期値が交互に切り換えられる。
【0129】図32に戻って、モード初期値変更〜測光
モード初期値変更のそれぞれについて上記の初期値変更
処理が終了すると、#472でカード釦SCARDがオ
フからオンに、すなわち操作者が初期値変更のモード以
外の操作を選択したかどうかが判別される(#472)
。カード釦SCARDがオフのままであれば、初期値変
更のモード内であるから、ファンクション釦SFUNC
がオフからオンに変化したかどうかが判別される(#4
74)。そして、ファンクション釦SFUNCがオフか
らオンに変化したのであれば、次いで、ファンクション
フラグFFUNCが0かどうかが判別される(#476
)。ファンクションフラグFFUNCが0であれば、1
に変更され(#478)、逆にファンクションフラグF
FUNCが1であれば、0に変更される(#480)。 このようにファンクション釦SFUNCがオフからオン
される毎にファンクションフラグFFUNCが交互に変
更される。
【0130】一方、#472で、カード釦SCARDが
オフからオンになったのであれば、この初期値変更のモ
ード以外のモードの操作が選択されたものとして、フラ
グFCを1にし(#482)、更に表示CARD1の処
理を実行して(#484)、その後、サブルーチンを抜
ける。
【0131】図39は、#484の「表示CARD1」
のサブルーチンを示す。ここでは、先ず、オンボディO
BのSSセグメントを用いてフラグFcの内容(「1」
,「2」,「3」のいずれか)が表示され(#570)
、またオンボディOBに、「CARD」の文字が点滅表
示され、更にFCAn(n=FC)の内容がフィルム枚
数表示用数字を用いて表示される(#572,#574
)。このとき、それ以外の表示を消灯して(#576)
、リターンする。
【0132】図31に戻って、#420でフラグFCが
0でなければ、続いてカード釦SCARDがオンかどう
かが判別される(#426)。ここで、カード釦SCA
RDがオンであれば、フラグFCが1づつインクリメン
トされる(#428)。そして、フラグFCが4になっ
たかどうかが判別され(#430)、4未満のときは、
そのまま#434にスキップし、4のときはフラグFC
を0にリセットして(#432)、#434に進む。#
434では、「表示CARD1」の処理が実行される。 なお、この「表示CARD1」の処理は前述したので、
説明は省略する。
【0133】一方、#426でカード釦SCARDがオ
フであれば、続いてフラグFCが0かどうかが判別され
る(#436)。フラグFCが0のときは、そのまま#
444にスキップし、フラグFCが1,2,3のいずれ
かであるときは、ダイヤル操作の有無が判別される(#
438)。ここで、ダイヤルが操作されていると、設定
Pの処理が実行される(#440)。
【0134】図40は、#440の「設定P」のサブル
ーチンを示す。ここでは、先ず、フラグFCの内容が判
別される(#580)。フラグFCが1のときは、続い
て、DXモードフラグFCA1が1かどうかが判別され
る(#582)。DXモードフラグFCA1が1であれ
ば、2に変更し(#584)、1でなければ(2であれ
ば)、1に変更する(#586)。
【0135】一方、フラグFCが2のときは、続いて、
自動ポップアップ発光フラグFCA2が1かどうかが判
別される(#588)。自動ポップアップ発光フラグF
CA2が1であれば、2に変更し(#590)、1でな
ければ(2であれば)、1に変更する(#592)。
【0136】また、フラグFCが3のときは、続いて、
接眼モードフラグFCA3が1かどうかが判別される(
#594)。接眼モードフラグFCA3が1であれば、
2に変更し(#596)、1でなければ(2であれば)
、1に変更する(#598)。そして、この後、リター
ンする。
【0137】図31に戻って、上記「設定P」が終了す
ると、続いて「表示CARD1」の処理が実行される。 なお、この「表示CARD1」の処理は前述したので、
説明は省略する。
【0138】上記のそれぞれの処理が終了すると、#4
44で、カードアジャスト釦SCADJがオフからオン
になったかどうかが判別される。カードアジャスト釦S
CADJがオフのままのときは、そのまま#420に戻
り、カードアジャスト釦SCADJがオフからオンにな
ったときは、リターンする。このように、カスタムカー
ドを装着しないとカード設定が起動しないので、該カス
タムカードはスイッチとしての働きをするものである。 また、かかるスイッチをカメラに着脱自在とすることで
、カメラを他人に貸した場合に、他人によって勝手に初
期値を変更されることがなくなる等、自己の仕様に合っ
たカメラとして保持させることが可能となる。
【0139】なお、#444とリターンの間で、変更設
定されたそれぞれの初期値を装着カードに更新的に記憶
させるようにしてもよい。このようにすることで、一旦
、変更設定した初期値をカード設定毎に再設定する煩雑
さがなくなる。また、このカスタムカードさえあれば、
他人のカメラでも自己の仕様の下で操作することが可能
となる。
【0140】図20に戻って、次に、裏蓋スイッチSB
がオンされたかどうかが判別される(#190)。オン
されていなければ、リターンし、オンされていると、S
Bオンの処理が実行される(#192)。
【0141】図41は、#192の「SBオン」のサブ
ルーチンを示す。先ず、フィルムを収納するパトローネ
の側面適所に付されたコードからフィルム感度SVが読
み取られ(#600)、この値はカメラ内部に記憶され
る。このフィルム感度SVの読み取りはカメラ本体内に
装填されたパトローネ適所に付されたコードを近接ない
しは接触する電気的、磁気的あるいは光学的なDX手段
13を用いて行われる。フィルム感度SVの読み取りが
終了すると、次に、DXモードフラグFCA1が1かど
うかが判別される(#602)。
【0142】DXモードフラグFCA1が1でなければ
、続いて、SV=LSVかどうか、すなわち前回装填さ
れたフィルムと同一のフィルム感度のものかどうかが判
別される(#604)。SV=LSVであれば、今回読
み取ったフィルム感度SVをLSVとして退避して(#
608)、リターンする。一方、#602でDXモード
フラグFCA1が1のとき、あるいは#604で前回と
今回の装填フィルムが異なるフィルム感度SVであって
異種のフィルムに対しては感度変更量DSVを0にリセ
ットして(#606)、リターンする。つまり、DXモ
ードフラグFCA1が2のとき、今回のフィルム感度が
前回のものと同一である場合、前回の感度変更量が継続
して使用される。
【0143】次に、SWIDE INTの割込みルーチ
ンについて、図42により説明する。先ず、パノラマフ
ラグFPANが1かどうかが判別される(#620)。 パノラマフラグFPANが1のとき、すなわちパノラマ
撮影のための遮光部材80が装着されているときはワイ
ドファインダを行わずに、そのままリターンする。パノ
ラマフラグFPANが1でないときは、続いてワイドフ
ァインダフラグFWIDEが1、すなわちワイドファイ
ンダモードかどうかが判別される(#622)。ワイド
ファインダフラグFWIDEが1のときは、0に、すな
わち通常モードに変更し、逆にワイドファインダフラグ
FWIDEが0のときは、1に変更する。変更が終了す
ると、次にファインダ設定の処理が実行されて(#62
8)、リターンする。
【0144】図43は、#628の「ファインダ設定」
のサブルーチンを示す。ここでは、先ず、ワイドファイ
ンダフラグFWIDEが1かどうかが判別される(#6
40)。ワイドファインダフラグFWIDEが1のとき
は、ワイド設定の処理が実行され(#642)、一方、
ワイドファインダフラグFWIDEが0のときは、通常
設定の処理が実行され(#644)、この後リターンす
る。
【0145】図44は、#642の「ワイド設定」のサ
ブルーチンを示す。先ず、ファインダ画面内IFIに「
WIDE」の文字が点灯表示される(#650)。続い
て、カメラが側のマイコン1とレンズマイコン2間でデ
ータ交信が行われる(#652)。すなわち、レンズ交
信はカメラ側のマイコン1からワイド設定であることを
示す信号を出力し、一方、レンズ側は上記信号を受けて
レンズを所定量だけワイド側にズーミングする。そして
、所定量のレンズ駆動が終了するとレンズマイコン2か
らカメラ側のマイコン1に駆動完了信号が送出され、マ
イコン1はこの信号を受け取ると(#654でYES)
、ファインダ画面内IFIにワイドファインダ枠54を
表示させ(#656)、ワイド設定が選択されているこ
と及びその設定が完了したことを操作者に報知する。
【0146】そして、AFエリアレジスタAFARを強
制的にワイドに設定し、次いでカメラの縦横位置に対応
したAFエリアのマークを表示して(#658,#66
0)、リターンする。
【0147】図45は、#644の「通常設定」のサブ
ルーチンを示す。先ず、ファインダ画面内IFIに「W
IDE」の文字が点灯していると、これを消灯する(#
670)。続いて、カメラ側のマイコン1とレンズマイ
コン2間でデータ交信が行われる(#672)。すなわ
ち、レンズ交信はカメラ側のマイコン1から通常設定で
あることを示す信号を出力し、一方、レンズ側は上記信
号を受け、レンズが現在ワイド側にズーミングされてい
ると、これを通常設定の位置に戻す。そして、レンズの
復帰が終了するとレンズマイコン2からカメラ側のマイ
コン1に復帰完了信号が送出され、マイコン1はこの信
号を受け取ると(#674でYES)、ファインダ画面
内IFIからワイドファインダ枠54を消灯させ(#6
76)、通常設定が選択されていること及びその復帰が
完了したことを操作者に報知する。そして、この後、リ
ターンする。なお、#676の消灯タイミングは#67
0の「WIDE」文字の消灯と同時に行うようにしても
よい。
【0148】図72は、上記「ワイド設定」と「通常設
定」との切り換えにおける表示状態を示す。同図(a)
では、ファインダ画面内IFIに示されるように「WI
DE」の文字、ワイドファインダ枠54及び横ワイドA
FのマークW1が表示されている。また、背景ボケイン
ジケータも表示されている。なお、ファインダ画面外I
FO及びオンボディOBには既に設定されている内容が
表示されている。同図(b)は、同図(a)の状態にお
いてファインダ切り換え釦SWIDEがオンされたとき
の表示状態を示し、「WIDE」の文字、ワイドファイ
ンダ枠54が消灯されている。
【0149】また、図73(a)は、ワイド設定でスイ
ッチS1がオフのときの表示状態を示し、同図(b)は
スイッチS1がオンのときの表示状態を示している。
【0150】次に、SFLUP INTの割込みルーチ
ンについて、図46により説明する。フラッシュポップ
アップ釦SFLUPがオンされると、一時禁止フラグF
FLOFFが0にリセットされ(#680)、続いて、
ポップアップの処理が実行される(#682)。
【0151】図47は、#682の「ポップアップ」の
サブルーチンを示す。ここでは、先ず、フラッシュ内蔵
スイッチSFLUP1がオンかどうかが判別される(#
690)。フラッシュ内蔵スイッチSFLUP1がオン
、すなわち内蔵フラッシュ11が既にポップアップして
いるときは、そのままリターンし、フラッシュ内蔵スイ
ッチSFLUP1がオフ、すなわち内蔵フラッシュ11
がポップダウンの状態にあるときは、以下の処理(#6
92〜#700)が行われる。
【0152】すなわち、先ず、モードレジスタMDがP
モードであるかどうかが判別される(#692)。モー
ドレジスタMDがPモードでなければ、#698に進み
、モードレジスタMDがPモードであれば、次に発光モ
ードフラグFFLAが0であるかどうかが判別される(
#694)。発光モードフラグFFLAが0であれば、
強制非発光モードなので、そのままリターンし、発光モ
ードフラグFFLAが0でなければ、次にシフトモード
レジスタMD1がPモードかどうかが判別される(#6
96)。シフトモードレジスタMD1がPモードでなけ
れば、すなわちPAモード,PSモードのいずれかであ
れば、そのままリターンする。一方、シフトモードレジ
スタMD1がPモードであれば、一時禁止フラグFFL
OFFを1にセットし(#698)、更にアクチュエー
タ8により係止部材を解除して内蔵ファインダ11をポ
ップアップし(#700)、リターンする。
【0153】次に、SFLUP1 INTの割込みルー
チンについて、図48により説明する。この「SFLU
P1 INT」の割込みルーチンは、フラッシュポップ
アップ釦SFLUPのオン、及び内蔵ファインダ11の
ポップダウン操作によって開始される。
【0154】先ず、フラッシュ内蔵スイッチSFLUP
1がオフからオンに変化したか、すなわち内蔵フラッシ
ュ11がポップダウン状態からポップアップ状態に変化
されたかどうかが判別される(#710)。フラッシュ
内蔵スイッチSFLUP1がオフからオンに変化したの
であれば、次にモードレジスタMDがPモードかどうか
が判別される(#712)。モードレジスタMDがPモ
ードであれば、前記#698で1にセットされた一時禁
止フラグFFLOFFを0にリセットする(#714)
。なお、前記#700で、障害物などの存在によって内
蔵フラッシュ11が実際にはポップアップしていない場
合、#698でセットされた一時禁止モードは保持され
ることとなる。また、モードレジスタMDがPモードで
なければ、発光フラグFFLONを1にする(#716
)。そして、フラッシュの充電(昇圧)を開始し(#7
18)、内蔵フラッシュ11のポップアップ状態では必
ず昇圧するようにしている。
【0155】一方、#710で、フラッシュ内蔵スイッ
チSFLUP1がオンからオフに変化、すなわち内蔵フ
ラッシュ11が押し込まれたのであれば、モードレジス
タMDがPモードかどうかが判別される(#720)。 モードレジスタMDがPモードでなければ、発光フラグ
FFLONを0にリセットし(#726)、昇圧動作を
停止させて(#728)、リターンする。モードレジス
タMDがPモードであれば、S1オンフラグFS1が1
かどうかが判別される(#722)。このS1オンフラ
グFS1は、後述する図51,図52の「S1オン」の
ルーチンが実行中であることを示すもので、該S1オン
フラグFS1が1のとき「S1オン」ルーチン実行中を
示す。
【0156】S1オンフラグFS1が1であれば、一時
禁止フラグFFLOFFを1にセットし(#724)、
S1オンフラグFS1が1でなければ、発光フラグFF
LONを0にリセットする(#726)。そして、前記
したように、昇圧動作を停止して(#728)、リター
ンする。
【0157】次に、グリップスイッチSGオンのルーチ
ンについて、図49の「SGオン」で説明する。グリッ
プスイッチSGがオンされると割込みがかかり、「SG
オン」のルーチンを実行する。先ず、タイマTCA3が
りセットスタートされ(#740)、更にTCA3IN
Tの割込みが許可される(#742)。そして、後述す
るフラグFT2をリセットする(#744)。上記タイ
マTCA3が所定時間の計時を行うと、後述する図50
の「TCA3INT」への割込みがかかるようになって
いる。
【0158】次に、スイッチS1の割込みルーチンにつ
いて、図50,図51の「S1オン」で説明する。スイ
ッチS1がオンされると、先ず、TCA3INTの許可
がなされ、タイマTCA3がリセットスタートされる(
#750,#752)。続いて、ワイドファインダフラ
グFWIDEが1かどうかが判別される(#754)。 ワイドファインダフラグFWIDEが1のときは、ここ
では図45で説明した「通常設定」を実行して通常モー
ドに戻して、#758に進み、ワイドファインダフラグ
FWIDEが1でないときは、通常モードであるので、
そのまま#758に進み、更にスイッチS1がオンされ
た後は、ワイドファインダの割込みを禁止している。次
いで、AEロックフラグFAEL1を0にリセットする
(#760)。
【0159】図49でグリップスイッチSGがオンされ
、所定時間経過後にTCA3INTの割込みがかかると
、タイマTCA3が再リセットスタートされ(#762
)、次いでS1オンフラグFS1が1かどうかが判別さ
れる(#764)。S1オンフラグFS1が1であれば
、このルーチン中に割込みがかかったもととして元のス
テップにリターンする。一方、S1オンフラグFS1が
1でなければ、アイセンサ(接眼検出手段6)が駆動さ
れ(#766)、接眼が検知されたかどうかが判別され
る(#768)。接眼が検知されると、図51の#77
2に進み、検知されなければ、リターンする。続いて、
AEロック釦SAELがオンされると、「AEL IN
T」がかかる。ここでは、レリーズロックフラグFAE
L1を1にセットして(#770)、図51の#772
に進む。
【0160】上記のそれぞれの割込みの後、#772〜
#776では、タイマTEYDがリセットスタートされ
、「AEL INT」を禁止するとともに、S1オンフ
ラグFS1を1にセットする(#772〜#776)。 そして、続いて、表示2の処理が実行される(#778
)。
【0161】図52,図53は、#778の「表示2」
のサブルーチンを示す。先ず、図19で説明した「表示
1」のサブルーチンが実行され(#810)、続いて#
812以下のステップが実行される。
【0162】すなわち、ファインダ画面外IFOに、例
えばPモード等撮影のモードが表示され(#812)、
続いてAEロック釦SAELがオンかどうかが判別され
る(#814)。AEロック釦SAELがオンであれば
、ファインダ画面外IFOに「AEL」の文字を表示し
(#816)、AEロック釦SAELがオフであれば、
表示は行わない。続いて、AFエリアレジスタAFAR
がワイドAFかどうかが判別される(#818)。AF
エリアレジスタAFARがワイドAFであれば、カメラ
が縦位置かどうかが判別される(#820)。カメラが
縦位置であればマークW2が表示され、横位置であれば
マークW1が表示される(#822,#824)。#8
18で、AFエリアレジスタAFARがワイドAFでな
ければ、ローカルAFの位置を示すマークS1〜S4の
いずれかが表示される(#826)。なお、#822〜
#826の表示はファインダ画面内IFIに行われる。
【0163】次に、スポット測光フラグFSPが1かど
うかが判別される(#828)。スポット測光フラグF
SPが1であれば、スポットエリアを示すマーク73が
表示される(#830)。スポット測光フラグFSPが
0であれば、表示は行われない。
【0164】更に、続いて、フラッシュポップアップ釦
SFLUPがオンかどうかが判別される(#832)。 フラッシュポップアップ釦SFLUPがオンであれば、
オンボディOBから「AUTO」の文字が消灯される(
#834)。フラッシュポップアップ釦SFLUPがオ
フであれば、「AUTO」の文字が点灯されたままとな
る。次いで、フラッシュ表示の処理が実行される(#8
36)。
【0165】図54は、#836の「フラッシュ表示」
のサブルーチンを示す。先ず、発光フラグFFLONが
1かどうかが判別され(#860)、発光フラグFFL
ONが1でなければ、フラッシュポップアップ釦SFL
UPがオンかどうかが判別される(#862)。ここで
、フラッシュポップアップ釦SFLUPがオンであれば
、続いて、一時禁止フラグFFLOFFが1かどうかが
判別され(#864)、一時禁止フラグFFLOFFが
1であると、そのままリターンし、一時禁止フラグFF
LOFFが0であると、ファインダ画面外IFOにフラ
ッシュを示すマーク60が表示される(#866)。ま
た、#860で発光フラグFFLONが1、かつ#86
4で一時禁止フラグFFLOFFが0のときも、#86
6と同様にマーク60が表示される。
【0166】続いて、充完信号がHかどうかが判別され
る(#868)。充完信号がHであれば、ファインダ画
面外IFOにモード表示(表1参照)が行われて(#8
70)、リターンする。
【0167】図68は前記「表示1」、及び#812,
#816,#822〜#826,#830,#834,
#836の表示状態を示すものである。図(a)は自動
発光モードで、発光フラグFFLONが1で充電完了時
の表示である。なお、このとき絞り値及びシャッタスピ
ードが、フラッシュ光量を考慮して演算し直されたフラ
ッシュ発光用の絞り値及びシャッタスピードに変更され
る。 図(b)はフラッシュポップアップ釦SFLUPのオン
中の強制発光を示し、「AUTO」の文字が消灯されて
いる。
【0168】図69(a)はフラッシュ不要の場合の表
示状態を示し、同図(b)はその状態においてフラッシ
ュポップアップ釦SFLUPをオンした場合の表示であ
り、図68(b)と同様に「AUTO」の表示が消灯さ
れ、絞り値、シャッタスピードがフラッシュ発光用に変
更されている。但し、充電が完了しておらず、ファイン
ダ画面外IFOのフラッシュモードの表示は消灯されて
いる。
【0169】図53に戻って、続いて、イメージインジ
ケータの処理が実行される(#838)。
【0170】図55は、#838の「イメージインジケ
ータ」のルーチンを示す。先ず、イメージインジケータ
フラグFIMが1かどうかが判別される(#880)。 イメージインジケータフラグFIMが1でなければ、そ
のままリターンする。一方、イメージインジケータフラ
グFIMが1であれば、Pモードかどうかが判別され(
#882)、Pモードであれば、続いて測光フラグFA
Eが1かどうかが判別される(#884)。一方、Pモ
ードでなければ、AモードあるいはPAモードかどうか
が判別される(#886)。ここで、Aモードあるいは
PAモードであれば、背景ボケインジケータの表示が行
われる(#888)。一方、AモードでもPAモードで
もなければ、次にSモードあるいはPSモードかどうか
が判別される(#890)。SモードあるいはPSモー
ドであれば、動感(ブレ)インジケータの表示が行われ
る(#892)。一方、SモードでもPSモードでもな
ければ、そのままリターンする。
【0171】図53に戻って、続いて、AEロック釦S
AELがオンかどうかが判別される(#840)。AE
ロック釦SAELがオンであれば、ファインダ画面外I
FOに「AEL」の文字が表示され(#842)、AE
ロック釦SAELがオフであれば、表示されない。次い
で、パノラマスイッチSPANがオンかどうかが判別さ
れる(#844)。パノラマスイッチSPANがオンで
あれば、ファインダ画面内IFIにパノラマ枠55が表
示され(#846)、。パノラマスイッチSPANがオ
フであれば、表示されない。更に、ワイドファインダフ
ラグFWIDEが1かどうかが判別される(#848)
。ワイドファインダフラグFWIDEが1であれば、次
にスイッチS1がオンかどうかが判別され(#850)
、スイッチS1がオンでなければ、ファインダ画面内I
FIにワイドファインダ枠54が表示されて(#852
)、リターンする。スイッチS1がオンになると、表示
されることなく、そのままリターンする。
【0172】このときの表示状態を図66(b)に示す
【0173】図51に戻って、次に、測光の処理が実行
される(#780)。
【0174】図56は、#780の「測光」のサブルー
チンを示す。先ず、スポット測光フラグFSPが1かど
うかが判別される(#900)。スポット測光フラグF
SPが1であれば、スポット測光値をBVAに取り込み
(#902)、一方、スポット測光フラグFSPが0で
あれば、ワイド測光などで該ワイド測光値をBVAに取
り込む(#904)。次に、AEロック釦SAELがオ
ンかどうかが判別される(#906)。AEロック釦S
AELがオンであれば、続いてAEロックフラグFAE
Lが1かどうか、すなわち本ルーチン内に前記「S1オ
ン」あるいは「TCA3INT」から入ったかどうかが
判別される(#908)。ここで、AEロックフラグF
AELが1であれば、「AEL INT」から入ったの
であるから発光モードフラグFFLAが2かどうかが判
別され(#910)、発光モードフラグFFLAが2で
あると、ワイヤレスフラッシュのテスト発光を行って(
#912)、#914に進む。一方、AEロック釦SA
ELがオフで、かつ発光モードフラグFFLAが2でな
ければ、#914に進む。
【0175】#914では、測光フラグFAEが1かど
うかが判別される。測光フラグFAEが1であれば、#
920に進み、測光フラグFAEが0であれば、測光値
BVAをBVに退避させ、更に、測光フラグFAEを1
にセットする(#916,#918)。AEロック釦S
AELがオンでないときも、上記#916,#918の
内容が実行される。続いて、露出制御値EVが、 EV=BV+SV+DSV より算出される(#920)。次いで、発光フラグFF
LONが1かどうかが判別され(#922)、発光フラ
グFFLONが1であれば、フラッシュ用の絞り値AV
とシャッタスピードTVが算出され(#924)、一方
、発光フラグFFLONが0であれば、通常時の絞り値
AVとシャッタスピードTVが算出される(#926)
。そして、算出された絞り値及びシャッタスピードが、
オンボディOBとファインダ画面外IFOの絞りセグメ
ント、SSセグメントに表示されて(#928)、リタ
ーンする。
【0176】図51に戻って、次に、AEロックフラグ
FAEL1が1かどうかが判別される(#782)。A
EロックフラグFAEL1が1であれば、該AEロック
フラグFAEL1を0にリセットし、次いでAEロック
釦SAELがオンかどうか、すなわち本ルーチンに「A
EL INT」から入ったかどうかが判別され(#78
6)、AEロック釦SAELがオフになるまで待って、
「AEL INT」を許可し(#788)、リターンす
る。
【0177】一方、#782で、AEロックフラグFA
EL1が0であれば、続いて、フラッシュ判定の処理が
実行される(#790)。
【0178】図57は、#790の「フラッシュ判定」
のサブルーチンを示す。先ず、発光モードフラグFFL
Aが2かどうかが判別される(#940)。発光モード
フラグFFLAが2のときは、フラッシュ発光しないの
で、そのままリターンする。一方、発光モードフラグF
FLAが2以外のときは、シフトモードレジスタMD1
がPモードでないかどうかが判別される(#942)。 シフトモードレジスタMD1がPモードのときは(#9
42のNO)、次に、一時禁止フラグFFLOFFが1
かどうかが判別され(#944)、一時禁止フラグFF
LOFFが1でなければ、測光値に基づいてフラッシュ
要否の判定を行う(#946)。そして、フラッシュ要
と判断されると(#948)、スイッチS1がオンかど
うかが判別され(#950)、スイッチS1がオンであ
れば、図47の「ポップアップ」が実行され、次いで、
発光フラグFFLONを1にセットして(#954)、
リターンする。一方、シフトモードレジスタMD1がP
モードでないとき(#942でYES)、一時禁止フラ
グFFLOFFが1のとき(#944でYES)、フラ
ッシュ不要のとき(#948でNO)、スイッチS1が
オフ(#950でNO)であって昇圧が開始されたとき
は(#956)、それぞれ発光フラグFFLONを0に
リセットして(#958)、リターンする。
【0179】図51に戻って、続いて、AF(測距)処
理が実行される(#792)。
【0180】図58は、#792の「AF」のサブルー
チンを示す。先ず、AFエリアレジスタAFARがワイ
ドAFかどうかが判別される(#970)。AFエリア
レジスタAFARがワイドAFであれば、次に、カメラ
が縦位置かどうかが判別される(#972)。ここで、
カメラが縦位置であれば、マークS1〜S3に該当する
AFエリアからの各測距値を用いて、例えば最短の測距
値を優先して、あるいは他の所要の演算を実行して測距
データを算出し(#974)、一方、カメラが横位置で
あれば、マークS1〜S4に該当するAFエリアからの
測距値を用いて、例えば最短の測距値を優先して、ある
いは他の所要の演算を実行して測距データを算出する(
#976)。また、#970でAFエリアレジスタAF
ARがワイドAFでなければ、ローカルAF内で選択さ
れたAFエリアで測距された測距値を測距データとする
(#978)。
【0181】測距データが得られると、続いて合焦の有
無が判定される(#980)。合焦していると判定され
たときは、ファインダ画面外IFOに合焦表示がなされ
る(#982)。一方、合焦状態にないと判定されたと
きは、リターンする。
【0182】図51に戻って、次に、オートプログラム
ズーム(APZ)の処理が実行される。なお、このAP
Zは、撮影レンズ側にパワーズームを備えたズームカメ
ラにおいて適用可能で、撮影者によってロックされた所
望の像倍率が測距情報等に応じてズームレンズを目標焦
点距離までズーミングするものである。すなわち、カメ
ラにおいては、像倍率は測距手段で得られた被写体距離
とその時のズームレンズの焦点距離により決定され、測
距時の像倍率とロックされた倍率とからズームレンズを
移動すべき目標焦点距離が算出され、この目標焦点距離
に向けてズームレンズが駆動されるようになっている。
【0183】続いて、ダイヤル操作の有無が判別される
(#796)。ダイヤルが操作されていると、ダイヤル
操作2の処理が実行される(#798)。
【0184】図59は、#798の「ダイヤル操作2」
のサブルーチンを示す。#990で、モード判別が行わ
れる。先ず、モードレジスタMDがPモードであれば、
フラグSFLUP1がオンかどうかが判別される(#9
92)。フラグSFLUP1がオンであれば、そのまま
リターンする。フラグSFLUP1がオフであれば、次
に前ダイヤルSFが操作されたかどうかが判別される(
#994)。
【0185】前ダイヤルSFが操作されていない場合、
すなわち後ダイヤルSRが操作された場合、シフトモー
ドレジスタMD1がPAモードに変更され、絞り値AV
が操作方向に応じて所定量だけ変更され(#996,#
998)、逆に前ダイヤルSFが操作されると、シフト
モードレジスタMD1がPSモードに変更され、シャッ
タスピードTVが操作方向に応じて所定量だけ変更され
る(#1000,#1002)。
【0186】一方、#990で、モードレジスタMDが
Aモードであれば、後ダイヤルSRの操作に応答して絞
り値AVが所定量だけ変更される(#1004)。また
、#990で、モードレジスタMDがSモードであれば
、前ダイヤルSFの操作に応答してシャッタスピードT
Vが所定量だけ変更される(#1006)。更に、#9
90で、モードレジスタMDがMモードであれば、前ダ
イヤルSFの操作に応答しシャッタスピードTVが所定
量だけ変更され、かつ後ダイヤルSRの操作に応答して
絞り値AVが所定量だけ変更される(#1004)。 そして、このようにして変更された内容の表示が行われ
て(#1010)、リターンする。
【0187】図51に戻って、ダイヤル操作がされない
ときは、引き続いて図60,図61「S11」の#10
20に進み、ここで、タイマT1がリセットスタートさ
れる。次に、スイッチS1がオンかどうかが判別され(
#1022)、スイッチS1がオンであれば、次いでス
イッチS2がオンであるかどうかが判別される(#10
24)。スイッチS2がオンしていると、レリーズの処
理が実行され(#1026)、一方、スイッチS2がオ
フであれば、#772に移行する。
【0188】図62,図63は、#1026の「レリー
ズ」のサブルーチンを示す。先ず、フラッシュポップア
ップ釦SFLUPがオンしているかどうかが判別され(
#1070)、オンしていると、発光フラグFFLON
を1にセットする(#1072)。次に、この発光フラ
グFFLONが1かどうかが判別され(#1074)、
1でなければ、#1080に進み、1であれば、続いて
充完信号がHかどうかが判別される(#1076)。充
完信号がHであれば、充電完了(充完)なので、#10
80に進む。一方、充完信号がHになっていなければ、
続いて発光モードフラグFFLAが2かどうかが判別さ
れる。発光モードフラグFFLAが2のときはワイヤレ
スフラッシュであり、レリーズ可能として、#1080
に進む。それ以外のときは(#1078でNO)、未充
完なので、#772に移行する。
【0189】#1080では、セルフドライブフラグF
DRが2かどうかが判別され、2のときはセルフタイマ
による撮影なので、設定された時間待ちを行う(#10
82)。続いて、発光フラグFFLONが1かどうかが
判別され(#1084)、1でなければ、#1092に
進み、1であれば、続いて充完信号がHかどうかが判別
される(#1086)。充完信号がHであれば、続いて
プリ発光フラグFFLPが1かどうかが判別される(#
1088)。プリ発光フラグFFLPが1のときはプリ
発光有りなので、プリ発光を行う(#1090)。この
後、#1092に進む。
【0190】#1092では、被写体をフィルム方向へ
導くためにミラーが光軸から退避(ミラーアップ)され
、続いてシャッタを構成する第1幕、第2幕の駆動制御
が行われる。すなわち、先ず第1幕がスタートされ、次
いでフラッシュ制御が行われ、更に上記第1幕のスター
トから、前期演算されたシャッタスピードに基づくディ
レー時間後に第2幕がスタートされる(#1094〜#
1098)。
【0191】図64は、#1096の「フラッシュ制御
」のサブルーチンを示す。先ず、発光フラグFFLON
が1かどうかが判別され(#1150)、1でなければ
そのままリターンし、1であれば、次に発光モードフラ
グFFLAが2かどうかが判別される(#1152)。 ここで、発光モードフラグFFLAが2でなければ、直
ちに発光を行う。一方、発光モードフラグFFLAが2
であれば、次にワイヤレス制御を行う(#1154)。 すなわち、前述したように、カメラの内蔵フラッシュを
用いて外部フラッシュに向けて制御用の光パルスを送出
する。 そして、フラッシュポップアップ釦SFLUPがオンか
どうかが判別され(#1156)、オンであれば、内蔵
フラッシュ11も同時に発光させる(#1158)。そ
して、この後、リターンする。
【0192】以上のようにして、レリーズが終了すると
、続いて、セルフドライブフラグFDRが3あるいは4
であるかどうかが判別される(#1100)。セルフド
ライブフラグFDRが3あるいは4でない、すなわち単
写あるいはセルフタイマ撮影であるときはフィルムの1
枚巻上げを行う(#1102)。このとき、セルフドラ
イブフラグFDRが2であれば(#1104でYES)
、セルフドライブフラグFDRを1にセットして、#1
120に進む。セルフドライブフラグFDRが1であれ
ば、そのまま#1120に進む。このようにして、撮影
モードが基本的な単写に戻される。そして、レリーズの
ために押下されたスイッチS2がオフにされるのを待つ
(#1120)。
【0193】一方、#1098で、セルフドライブフラ
グFDRが3あるいは4、すなわち連写のときは高速連
写か低速連写かを判断すべく、セルフドライブフラグF
DRが3かどうかが判別される(#1108)。セルフ
ドライブフラグFDRが3であれば、高速連写なので直
ちにフィルムの巻上げを行う(#1110)。セルフド
ライブフラグFDRが4であれば、低速連写なのでフィ
ルム巻上げ後に、連写周期に達するまでの所定の時間待
ちを行う(#1112,#1118)。
【0194】以上の処理の後、次のスイッチS1がオン
されると(#1122でYES)、#772に移行して
、次の撮影のための各処理が行われる。なお、上記連写
の際はスイッチS1のオンのみで、次の撮影処理が継続
される。一方、スイッチS1がオフであれば、一時禁止
フラグFFLOFFを0にリセットして(#1124)
、リターンする。
【0195】図60に戻り、#1022で、スイッチS
1がオフであると、接眼が検知されたかどうかが判別さ
れる(#1028)。接眼が検知されると、次に、接眼
モードフラグFCA3が1かどうかが判別され、1であ
れば、#772に移行する。接眼モードフラグFCA3
が1でなければ、続いて、グリップスイッチSGがオン
かどうかが判別され(#1032)、オンであれば、#
772に移行する。グリップスイッチSGがオンでなけ
れば、続いて、タイマフラグFT2が0かどうかが判別
され(#1034)、0であれば、タイマT2がリセッ
トスタートされ、同時に該タイマフラグFT2が1にセ
ットされる(#1036,#1038)。そして、タイ
マT2が4秒経過したかどうかがチェックされ(#10
40)、4秒経過するまでは#772に移行する。4秒
経過すると、次にタイマT1がリセットスタートされ、
「FCA3INT」の割込みを禁止し、更に、タイマフ
ラグFT2を0にリセットする(#1044〜#104
8)。
【0196】一方、#1028で、接眼が検知されてい
ないときは、タイマフラグFT2が1かどうかが判別さ
れ(#1042)、1であれば、タイマT2が動作中な
ので#1044に進み、1でないときはタイマT2は動
作していないので、接眼モードフラグFCA3が1かど
うかが判別される。接眼モードフラグFCA3が1でな
く、かつグリップスイッチSGがオフであれば、「FC
A3INT」の割込みは禁止される(#1050,#1
052ともにNO,#1054)。一方、接眼モードフ
ラグFCA3が1、あるいはグリップスイッチSGがオ
ンであれば、#1056に進む。
【0197】#1056では、ファインダ画面内IFI
が消灯され、この後タイマT1が4秒経過するのを待っ
て(#1058)、既に説明した「表示1」の処理を実
行する(#1060)。次いで、#1062でそれぞれ
のフラグが初期状態に戻されて、リターンする。
【0198】上述の#1028〜#1058の処理によ
り、スイッチS1がオフでグリップスイッチSG、接眼
検知がオンの状態から、グリップスイッチSGがオフに
なると、その時点から4秒間は「S12」以降の処理を
繰り返し、4秒経過時点から4秒間はファインダ画面内
外IFI,IFOの表示は消灯され、オンボディOBの
表示は継続される(図66(c))。また、接眼検知が
オフになると、ファインダ画面内外IFI,IFOの表
示を消灯して、オンボディOBの表示は4秒間は継続さ
れる(図66(c))。
【0199】図65は、「S1オフ」の割込みルーチン
を示す。ここでは、先ず、ワイドファインダフラグFW
IDEが1かどうかが判別され、1であれば、ワイドA
F設定が行われて、#1174に進む。一方、ワイドフ
ァインダフラグFWIDEが1でなければ、#1174
に直接進んで、ワイドファインダ割込みを許可してリタ
ーンする。
【0200】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮影条件変更操作部材により種々の内容に選択設定され
た撮影条件が所定の操作で初期値に復帰されるようにな
されたカメラにおいて、下記許可信号発生のための部材
が着脱可能な部材装着部と、該部材がカメラに装着さる
ことにより許可信号の発生を可能にする許可信号発生手
段と、記憶手段と、上記許可信号を受けて設定された撮
影条件を初期値として上記記憶手段に保存する初期値設
定制御手段とを備えたので、初期値をカメラ固有の、す
なわちユーザー固有の撮影条件に設定乃至は変更するこ
とが可能となり、操作性を向上させることが出来る。
【0201】また、かかる部材をカメラに着脱自在とし
たので、カメラを他人に貸した場合に、他人によって勝
手に初期値を変更されることがなくなる等、自己の仕様
に合ったカメラ条件を保持させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの制御ブロック図を示すも
のである。
【図2】本発明が適用されるカメラの外観図で、(a)
は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)
は背面図を示す。
【図3】カードホルダ25内の構成を示す図である。
【図4】カメラの側面図を示し、図(イ)は内蔵ファイ
ンダのポップダウン状態を示し、図(ロ)はポップアッ
プ状態を示す図である。
【図5】各AFエリアを示すマークを表した図である。
【図6】インファインダイン(IFI)、インファイン
ダアウト(IFO)及びオンボディ(OB)の表示内容
を示す図である。
【図7】測光エリアを示すマークを表した図である。
【図8】パノラマ撮影のための遮光部材の構成を示す図
である。
【図9】遮光部材がカメラ本体内に装着された状態を示
す、裏蓋を開成して背面方向から見た図である。
【図10】遮光部材80の取り付け状態を説明する図で
、図(a)は平面図、図(b)はA方向から見た図、図
(c)はパノラマスイッチSPANの部分をB方向から
見た図である。
【図11】内蔵フラッシュとマイコン1との接続構成を
示す回路図である。
【図12】カメラに内部電池が装填された状態から、な
いしは電池装填後のメインスイッチSMの割り込みから
、カメラの基本動作の実行終了までのメインルーチンを
示すフローチャートである。
【図13】カメラに内部電池が装填された状態から、な
いしは電池装填後のメインスイッチSMの割り込みから
、カメラの基本動作の実行終了までのメインルーチンを
示すフローチャートである。
【図14】#4の「リセット」のサブルーチンを示す。
【図15】#16の「初期値セット」のサブルーチンを
示す。
【図16】#80の「W.F解除」のサブルーチンを示
す。
【図17】#28の「イメージインジケータオン/オフ
設定」のサブルーチンを示す。
【図18】#38の「ダイヤル操作」のサブルーチンを
示す。
【図19】#40の「表示1」のサブルーチンを示す。
【図20】割込み「INT」のサブルーチンを示す。
【図21】#168の「FUNCTION」のサブルー
チンを示す。
【図22】#210の「表示FUNC1」のサブルーチ
ンを示す。
【図23】#214の「モード変更」のサブルーチンを
示す。
【図24】#218の「露出補正量変更」のサブルーチ
ンを示す。
【図25】#226の「表示FUNC2」のサブルーチ
ンを示す。
【図26】#230の「AFエリア変更」のサブルーチ
ンを示す。
【図27】#234の「測光モード変更」のサブルーチ
ンを示す。
【図28】#176の「セルフドライブ設定」のサブル
ーチンを示す。
【図29】#180の「フラッシュモード設定」のサブ
ルーチンを示す。
【図30】#184の「ISO設定」のサブルーチンを
示す。
【図31】#188の「カード設定」のサブルーチンを
示す。
【図32】#424の「FUNCP」のサブルーチンを
示す。
【図33】#452の「表示CARD2」のサブルーチ
ンを示す。
【図34】#456の「モード初期値変更」のサブルー
チンを示す。
【図35】#460の「露出補正量初期値変更」のサブ
ルーチンを示す。
【図36】#462の「表示CARD3」のサブルーチ
ンを示す。
【図37】#466の「AFエリア初期値変更」のサブ
ルーチンを示す。
【図38】#470の「測光モード初期値変更」のサブ
ルーチンを示す。
【図39】#484の「表示CARD1」のサブルーチ
ンを示す。
【図40】#440の「設定P」のサブルーチンを示す
【図41】#192の「SBオン」のサブルーチンを示
す。
【図42】SWIDE INTの割込みルーチンを示す
【図43】#628の「ファインダ設定」のサブルーチ
ンを示す。
【図44】#642の「ワイド設定」のサブルーチンを
示す。
【図45】#644の「通常設定」のサブルーチンを示
す。
【図46】SFLUP INTの割込みルーチンを示す
【図47】#682の「ポップアップ」のサブルーチン
を示す。
【図48】SFLUP1 INTの割込みルーチンを示
す。
【図49】グリップスイッチSGオンのルーチンを示す
【図50】スイッチS1の割込みルーチンを示す。
【図51】スイッチS1の割込みルーチンを示す。
【図52】#778の「表示2」のサブルーチンを示す
【図53】#778の「表示2」のサブルーチンを示す
【図54】#836の「フラッシュ表示」のサブルーチ
ンを示す。
【図55】#838の「イメージインジケータ」のルー
チンを示す。
【図56】#780の「測光」のサブルーチンを示す。
【図57】#790の「フラッシュ判定」のサブルーチ
ンを示す。
【図58】#792の「AF」のサブルーチンを示す。
【図59】#798の「ダイヤル操作2」のサブルーチ
ンを示す。
【図60】「S11」のルーチンを示す。
【図61】「S11」のルーチンを示す。
【図62】#1026の「レリーズ」のサブルーチンを
示す。
【図63】#1026の「レリーズ」のサブルーチンを
示す。
【図64】#1096の「フラッシュ制御」のサブルー
チンを示す。
【図65】「S1オフ」の割込みルーチンを示す。
【図66】図(a)は「表示1」における表示状態を示
し、図(b)は接眼検知かつスイッチS1オンの場合の
表示状態を示し、図(c)はスイッチS1オフの場合の
表示状態を示す図である。
【図67】図(a)は「表示FUNC1」における表示
状態を示し、図(b)は「表示FUNC2」における表
示状態を示す図である。
【図68】「表示2」のサブルーチンにおける表示状態
を示す図である。
【図69】「表示2」において、フラッシュ不要の場合
の表示状態を示す図である。
【図70】フラッシュモード表示の各フラグ設定状態で
の表示を示す図である。
【図71】フラッシュモード表示の各フラグ設定状態で
の表示を示す図である。
【図72】「ワイド設定」と「通常設定」との切り換え
表示状態を示す図である。
【図73】「ワイド設定」でスイッチS1オン、オフ時
の表示状態を示す図である。
【符号の説明】
1  カメラ側のマイコン 2  レンズマイコン 3  IFI表示制御手段 4  IFO表示制御手段 5  OB表示制御手段 6  接眼検出手段 7  縦位置検出手段 8  アクチュエータ 9  測光手段 10  AF手段 11  内蔵フラッシュ 12  巻上げ手段 13  DX手段 20  カメラ本体 21  撮影レンズ部 22  ファインダ 23  OB表示部 24  シャッタ釦(S1,S2) 25  カードホルダ 26  カードイジェクトレバー 27  裏蓋 51  前ダイヤルSFを示すマーク 52  後ダイヤルSRを示すマーク 53  ファインダ画面 54  ワイドファインダ枠 55  パノラマ枠 56  動感(ブレ)インジケータ 57  背景ボケインジケータ 58  座標 59  指標 60  フラッシュのマーク 61  プリ発光のマーク 62  フラッシュ発光のマーク 63  セルフタイマのマーク 64  単写、高速及び低速連写のマーク65  フィ
ルム装填マーク 66  オンボディOBでのローカルAFのマーク67
  オンボディOBでのワイドAFのマーク71  ス
ポット測光エリア 72  周囲測光エリア 73  スポット測光マーク 74  ワイド測光マーク 80  遮光部材 S1〜S4  ローカルAFの各マークW1  横用ワ
イドAFを示すマーク W2  縦用ワイドAFを示すマーク IFI  インファインダ画面内 IFO  インファインダ画面外 OB  オンボディ SF  前ダイヤル SR  後ダイヤル SM  メインスイッチ S1  スイッチ(AF等用) S2  スイッチ(レリーズ用) SG  グリップスイッチ SFUNC  ファンクション釦 SFLUP  フラッシュポップアップ釦SFLUP1
  フラッシュ内蔵スイッチSCARD  カード釦 SP  プログラムセット釦 SAEL  AEロック釦 SPAN  パノラマスイッチ SWIDE  ファインダ切り換え釦 SDR  セルフタイマ/ドライブ釦 SFL  フラッシュモード釦 SCADJ  カードアジャスト釦 SB  裏蓋スイッチ SISO  ISO釦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  撮影条件変更操作部材により種々の内
    容に選択設定された撮影条件が所定の操作で初期値に復
    帰されるようになされたカメラにおいて、下記許可信号
    発生のための部材が着脱可能な部材装着部と、該部材が
    カメラに装着さることにより許可信号の発生を可能にす
    る許可信号発生手段と、記憶手段と、上記許可信号を受
    けて設定された撮影条件を初期値として上記記憶手段に
    保存する初期値設定制御手段とを備えたことを特徴とす
    るカメラ。
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