JP2002131824A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002131824A
JP2002131824A JP2000322485A JP2000322485A JP2002131824A JP 2002131824 A JP2002131824 A JP 2002131824A JP 2000322485 A JP2000322485 A JP 2000322485A JP 2000322485 A JP2000322485 A JP 2000322485A JP 2002131824 A JP2002131824 A JP 2002131824A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な撮影構図に対応したターゲットマーク
を表示することができるとともに、ターゲットマークの
取り扱い操作が容易なカメラを提供する。 【解決手段】 撮影構図決定のガイドとなるターゲット
マークを被写体観察画面内に表示し、撮影者の選択操作
に応じて、前記ターゲットマークの表示内容を変更設定
する表示設定手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影構図決定のガ
イドとなるターゲットマークの表示内容を容易に変更設
定することができ、この変更設定されたターゲットマー
クに応じた最適な撮影条件により撮影を行うことができ
るカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファインダーに人物を表す形状に形成さ
れたターゲットマークを表示して、撮影者がこのターゲ
ットマークに被写体像を重ねて撮影を行うことで、最適
な撮影構図で撮影を行うことができるカメラがある。
【0003】図11にこのカメラのファインダーを示
す。ファインダー41には、樹脂により人物を表す形状
に形成されたターゲットマーク42が設けられている。
【0004】上述したカメラは、撮影者がファインダー
に表示されたターゲットマークと被写体像が重なるよう
に撮影構図や被写体までの距離を調節することで、良好
な撮影を行うことができる。特に、第3者にカメラを渡
して自分を撮影してもらうようなときには非常に便利で
ある。
【0005】一方、特開平8−262527号公報にお
いては、先に撮影を行った撮影条件を記憶させておき、
次に撮影を行う際に予め記憶しておいた撮影条件を用い
て同じ撮影を行うことができるカメラが提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したファ
インダーにターゲットマークが表示されているカメラに
おいては、ターゲットマークが絶えずファインダーに表
示されているため、ターゲットマークを使用せずに他の
構図で撮影を行う際に、ターゲットマークが邪魔とな
る。ここで、外部操作により、ターゲットマークをファ
インダーに表示させたり、非表示にさせたりすれば、タ
ーゲットマークが邪魔になることはない。しかし、撮影
構図に応じてターゲットマークを表示させたり、非表示
とさせたりする操作を行うのは面倒である。
【0007】また、特開平8−262527号公報で提
案されているカメラは、先に撮影を行った撮影構図とは
異なる撮影構図で第3者に撮影してもらう場合には、使
用されることがない。
【0008】そこで、本発明においては、ターゲットマ
ークの取り扱いを簡単にして、撮影者が快適に良好な撮
影を行え、また、様々な構図に応じたターゲットマーク
を表示することができるカメラを提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、撮影
構図決定のガイドとなるターゲットマークを被写体観察
画面内に表示し、撮影者の選択操作に応じて、前記ター
ゲットマークの表示内容を変更設定する表示設定手段を
有することを特徴とする。これにより、様々な構図に対
応したターゲットマークを表示することができる。ここ
で、ターゲットマークとして、人物を表す形状に形成さ
れた人物ターゲットマークや、風景を表す形状に形成さ
れた風景ターゲットマークがある。
【0010】また、本発明であるカメラは、撮影構図決
定のガイドとなるターゲットマークであって風景の形状
に形成された風景ターゲットマークを複数種類記憶する
記憶手段と、この記憶手段に記憶された風景ターゲット
マークの中から選択される風景ターゲットマークを被写
体観察画面内に表示する表示設定手段とを有することを
特徴とする。
【0011】ここで、撮影場所を検出する位置検出手段
を備え、表示設定手段が、記憶手段に記憶された風景タ
ーゲットマークの中から位置検出手段による検出結果に
応じた風景ターゲットマークを選択表示させる。また、
撮影方向を検出する方向検出手段、撮影日付および撮影
時刻のうち少なくとも一方を検出する日時検出手段を備
え、これらの検出手段に応じた風景ターゲットマークを
表示させてもよい。さらに、カメラ本体の姿勢を検出す
る姿勢検出手段を備え、この姿勢検出手段の検出結果に
基づいて、被写体観察画面内に表示されるターゲットマ
ークの向きを変えるようにしてもよい。これにより、撮
影者は撮影に適したターゲットマークを被写体観察画面
内に簡単に表示させることができる。
【0012】また、本発明であるカメラは、被写体観察
画面内に表示されたターゲットマークに被写体像が重な
った状態で撮影を行うための撮影条件を自動設定する撮
影条件設定手段を有する。ここで、撮影条件としては、
測距又は焦点検出位置、撮影焦点距離、露光時間、絞り
値、ストロボ発光の有無および露出補正のうち少なくと
も1つを含む。これにより、最適な撮影構図において、
良好な写真を撮ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明の
第1実施形態であるカメラに内蔵された電気回路の構成
を示す。11はマイクロコンピュータ(以下、マイコン
と称す。本願請求項に記載の表示設定手段)であり、以
下の各回路の動作を制御する。
【0014】110は露出の補正を行うために操作され
る露出補正部である。111はストロボ入力部であり、
マイコン11に対して撮影者が選択したストロボモード
の信号を送る。ストロボモードとしては、例えば、撮影
時にストロボ発光を行わないストロボオフモード、強制
的にストロボ発光を行うストロボオンモード、被写体輝
度や光線の方向等でストロボ発光させるか否かを判断す
るストロボオートモードといったものがある。また、こ
のストロボモードにおいては、ストロボ発光時にいわゆ
る赤目緩和機能を動作させるか否かを判断することもで
きる。
【0015】112は撮影モード入力部であり、マイコ
ン11に対して撮影者が選択した撮影モードの信号を送
る。撮影モードとしては、例えば、動き回る被写体を撮
影するときに適したモードであるスポーツモード、人物
をアップで撮影するのに適したモードであるポートレー
トモード、被写体をクローズアップして撮影するのに適
したモードであるマクロモード、夜景を撮影するのに適
したモードである夜景モードといったものがある。
【0016】113は2段階の押圧操作が行われるレリ
ーズボタンである。114は電源をオン・オフ操作する
ためのカメラメインスイッチである。カメラメインスイ
ッチ114をオン操作することでマイコン11に入力信
号が送られ、マイコン11の制御により撮影鏡筒が沈胴
位置から撮影可能な位置まで繰り出すとともに、撮影鏡
筒の前面に配置されたレンズバリアが開く。また、マイ
コン11の制御により後述する振動検出部19が起動す
る。
【0017】115はAF(オートフォーカス)駆動部
であり、測距結果をもとにマイコン11からの信号を受
けて、撮影鏡筒の全部又は一部を駆動して撮影光学系の
焦点調整を行う。
【0018】116はファインダー表示部(本願請求項
に記載の被写体観察画面)であり、撮影構図決定のガイ
ドとなるターゲットマークを表示する。ファインダー表
示部116は、図2に示すように対物窓118aと接眼
窓118bとで挟まれており、ファインダー表示部11
6の表面に、人物を表す形状に形成されたターゲットマ
ーク116a〜116cが表示されるようになってい
る。また、ファインダー表示部116には、ターゲット
マーク116a〜116cのそれぞれに対応した測距ポ
イント13a〜13cが設けられている。
【0019】117はターゲットマークの表示内容を変
更するために操作される構図選択部である。構図選択部
117を操作することにより、ファインダー表示部11
6に、ターゲットマーク116a〜116cのうちいず
れか1つ又は2つを表示したり、すべてを表示したり、
すべてを非表示としたりすることができる。すなわち、
ファインダー表示部116に表示される撮影構図内での
ターゲットマークの位置や数を変更することができる。
なお、構図選択部117として、ボタンやダイヤル等を
用いることができる。
【0020】12は測光部であり、マイコン11からの
指令に応じて被写体輝度を測定し、マイコン11へ測光
結果を送る。
【0021】13は測距部であり、マイコン11からの
指令に応じて被写体までの距離を測定し、マイコン11
に対して測距結果を送る。測距部13は、構図選択部1
17の操作により、ファインダー表示部116に表示さ
れたターゲットマーク内に位置する測距ポイントを基準
にして被写体までの距離を測定する。例えば、ターゲッ
トマーク116bがファインダー表示部116に表示さ
れた場合には、測距ポイントは13bとなり、この測距
ポイント13bを基準にして被写体までの距離が測定さ
れる。
【0022】ここで、ターゲットマーク116a〜11
6cをファインダー表示部116に表示させないで撮影
を行う場合には、まず測距ポイント13a〜13cのそ
れぞれにおいて被写体までの距離を測定して、この測定
結果の中で被写体がいる可能性の高い測定結果をもとに
ピント調整を行う。一方、ファインダー表示部116に
ターゲットマーク116a〜116cを表示させて撮影
を行う場合には、ターゲットマークを表示した位置に被
写体がいるので、このターゲットマークに対応する測距
ポイントをもとにして正確な測距を行うことができる。
このとき、ファインダー表示部116に表示されないタ
ーゲットマークに対応する測距ポイントにおいては、測
距を止める。これにより、露光時間の演算処理に要する
時間を短縮できるため、レリーズボタン操作から撮影が
行われるまでのタイムラグを短くすることができるとと
もに、電気の消耗を防ぐことができる。
【0023】14はマイコン11の指令に応じてシャッ
ターの開閉駆動を行うシャッター駆動部である。15は
焦点距離を変更するために操作されるズーム操作部であ
る。撮影者がズーム操作部15を操作することで、操作
信号がマイコン11に送られる。
【0024】16はズーム駆動部であり、マイコン11
からの指令を受けて撮影レンズ群を光軸方向に進退させ
ることにより、焦点距離を変更させる。17は閃光部で
あり、マイコン11からの指令を受けて、閃光発光を行
う。
【0025】18は撮影時のブレ補正を行うために操作
される防振スイッチであり、この操作信号はマイコン1
1に送られる。19は振動検出部であり、カメラ本体の
振れを測定し、この測定結果をマイコン11に送る。マ
イコン11は、振動検出部19からの測定結果を受けて
カメラが手持ちなのか、三脚や地面に固定されているの
かを判断する。
【0026】次に、本実施形態のカメラにおけるマイク
ロコンピュータ11の動作について、図3に示すフロー
チャートを用いて説明する。
【0027】ステップ1001では、構図選択部117
が操作されるまで待機しており、構図選択部117が操
作されるとステップ1002に進む。ステップ1002
では、構図選択部117の操作に応じて選択されたター
ゲットマークがファインダー表示部116に表示され
る。ここで、撮影者の構図選択部117の操作により、
図2に示すターゲットマーク116a〜116cのうち
いずれか1つ又は2つが表示されたり、すべてのターゲ
ットマークが表示されたり、すべてのターゲットマーク
が消灯したりする。
【0028】ステップ1003では、レリーズボタン1
13が半押しされた状態(S1)にあるかを検知する。
レリーズボタン113が半押しされた状態にある場合に
は、ステップ1004に進み、レリーズボタン113が
半押しされていない状態にある場合には、ステップ10
01に戻る。ここで、レリーズボタン113が半押しさ
れることで、構図選択部117の操作により選択したタ
ーゲットマークの確定を行う。
【0029】ステップ1004では、測光部12、測距
部13より情報入力することによって、被写体輝度、被
写体までの距離に関する情報を得、既知のフィルム感度
と演算して露出値を決定するとともに、閃光発光を行う
か否かを決定する。このときの測距ポイントは、構図選
択部117の操作により選択されたターゲットマークに
対応した位置となる。
【0030】ステップ1005では、測距部13の測距
結果をもとに、被写体像が選択されたターゲットマーク
と重なっているか否かを判断する。そして、被写体像が
選択されたターゲットマークと重なっていないと判断さ
れた場合、つまり、選択されたターゲットマークに対し
て被写体像が大きかったり小さかったりする場合には、
ズーム駆動部16を駆動して、被写体像とターゲットマ
ークの大きさが一致するように撮影レンズを光軸方向に
進退させる。
【0031】ステップ1006では、被写体像と選択さ
れたターゲットマークが重なっているか否かを判別す
る。被写体像がターゲットマークに重なっている場合に
は、ステップ1007に進む。また、被写体像がターゲ
ットマークに重なっていない場合、つまり、ステップ1
005における撮影レンズを光軸方向に進退させても被
写体像を選択されたターゲットマークに重ねることがで
きない場合にはステップ1011に進む。
【0032】ステップ1007では、レリーズボタン1
13が完全に押し込まれた状態(S2)にあるかを検知
する。レリーズボタン113が完全に押し込まれた状態
にある場合には、ステップ1008に進み、レリーズボ
タン113が完全に押し込まれていない状態にある場合
には、ステップ1013に進む。
【0033】ステップ1008では、ステップ1004
において設定された撮影条件の下で、撮影が行われる。
ステップ1009では、撮影が完了するまで待機し、撮
影が完了するとステップ1010に進む。
【0034】ステップ1010では、選択されたターゲ
ットマークを消灯して撮影が完了したことを撮影者に知
らせるとともに、測距ポイントと焦点距離の設定を解除
してステップ1001に戻る。ここで、複数駒の撮影が
完了したときに、選択されたターゲットマークを消灯す
るとともに、測距ポイントおよび焦点距離の設定を解除
するようにしてもよい。
【0035】一方、カメラ本体の電源を切ることによっ
ても、ターゲットマークが消灯するとともに、測距ポイ
ントおよび焦点距離の設定が解除される。このように、
撮影が完了するとターゲットマークが消灯するので、タ
ーゲットマークを消灯させるための面倒な操作が不要と
なる。
【0036】ステップ1006からステップ1011に
進むと、ステップ1011では選択されたターゲットマ
ークを点滅させる。これは、選択されたターゲットマー
クに被写体像が重なっておらず、撮影レンズを光軸方向
に進退させてもこれを補正することができない状態であ
ることを撮影者に警告するためにターゲットマークを点
滅させる。なお、ターゲットマークを点滅させる以外に
も、例えば「もっと被写体に近づいてください」等の音
声を発することにより警告するようにしてもよい。
【0037】ステップ1012では、レリーズボタン1
13が半押しされた状態(S1)にあるかを検知する。
レリーズボタン113が半押しされた状態にある場合に
は、ステップ1006に戻り、レリーズボタン113が
半押しされていない状態にある場合には、ステップ10
01まで戻る。ここで、レリーズボタン113を半押し
していてもターゲットマークと被写体像が重なっていな
い場合には、ステップ1007には進まないため、撮影
が禁止された状態となる。これにより、不適切な構図で
撮影が行われるのを防止することができる。
【0038】ステップ1007からステップ1013に
進むと、ステップ1013では、レリーズボタン113
が半押しされた状態(S1)にあるかを検知する。レリ
ーズボタン113が半押しされた状態にある場合にはス
テップ1007に戻り、レリーズボタン113が半押し
されていない状態にある場合には、ステップ1001に
戻る。
【0039】上述したマイコン11の動作の途中で、焦
点距離、測距位置、露光時間、絞り値、ストロボ発光の
有無および露出補正のうち少なくとも1つを変更する操
作が行われた場合には、ステップ1001に戻る。この
とき、選択されたターゲットマークは消灯し、測距ポイ
ントおよび焦点距離が設定されている場合には、これら
の設定は解除される。再び、ファインダー表示部116
にターゲットマーク116a〜116cを表示させたい
場合には、構図選択部117を操作すればよい。
【0040】本実施形態であるカメラにより、ターゲッ
トマークを用いた撮影が簡単になるとともに、良好な撮
影を行うことができる。特に、カメラ所有者が予めター
ゲットマークを決めてから撮影を依頼する場合におい
て、撮影を依頼された者は、カメラ所有者の意図する構
図により撮影を行うことができる。
【0041】また、ターゲットマークの表示内容を変更
可能とすることにより、様々な構図に対応させることが
できる。
【0042】(第2実施形態)図5aに本発明の第2実
施形態であるカメラの背面図を示す。本実施形態のカメ
ラは、液晶ビューファインダー(EVF)をカメラ外装
に備えている。
【0043】22はカメラ本体であり、カメラ本体22
の背面に液晶ファインダー23と、光学ファインダー2
4が配置されている。液晶ファインダー23および光学
ファインダー24のいずれによっても被写体を観察する
ことができる。また、カメラ本体22の上部にはレリー
ズボタン25が配置され、カメラ本体22の前面には撮
影鏡筒26が配置されている。
【0044】ここで、液晶ファインダー23を用いる
と、多彩なターゲットマークをファインダーに表示させ
ることができる。本実施形態では、図5bから図5eに
示すように、人物を表す形状に形成されたターゲットマ
ークの数、位置、大きさおよび方向のうち少なくとも1
つを変更することができる。すなわち、図5bに示すよ
うに横に並んで配置されたターゲットマーク116a〜
116cの中から所望の位置にあるターゲットマークや
所望の数(ここでは、1〜3個)のターゲットマークを
選択したり、図5cに示すようにターゲットマークの大
きさを変更したりすることができる。また、図5dおよ
び図5eに示すようにターゲットマークの方向も変える
ことができる。
【0045】なお、液晶ファインダー23には、人物を
表す形状に形成されたターゲットマークの他にも、推奨
風景を表す形状に形成されたターゲットマークを表示さ
せてもよい。また、人物を表す形状に形成されたターゲ
ットマークおよび推奨風景を表す形状に形成されたター
ゲットマークの両方を表示するようにしてもよい。
【0046】図4に本発明の第2実施形態であるカメラ
に内蔵された電気回路の構成を示す。
【0047】本実施形態における電気回路の構成では、
第1実施形態における電気回路の構成のほかに姿勢検出
部21(本願請求項に記載の姿勢検出手段)を備えてい
る。この姿勢検出部21は、カメラ本体22の姿勢(カ
メラ本体22を横位置で構えているか又は縦位置で構え
ているか)を検出し、マイコン11に検出結果を送る。
マイコン11は姿勢検出部21からの検出結果を受け
て、液晶ファインダー23(ファインダー表示部11
6)に表示させるターゲットマークの方向を変更する。
すなわち、カメラ本体22を横位置で構えている場合に
は、図5bおよび図5cに示すターゲットマークが液晶
ファインダー23に表示されるようになり、カメラ本体
22を縦位置で構えている場合には、図5dおよび図5
eに示すターゲットマークが液晶ファインダー23に表
示されるようになる。このように、複数種類用意された
ターゲットマークの中からカメラ本体22の姿勢に応じ
たターゲットマークだけを表示するようにすることで、
ターゲットマークの表示内容を変更するための操作回数
が低減し、操作が簡単になる。
【0048】次に、本実施形態のカメラにおけるマイク
ロコンピュータ11の動作について、図6に示すフロー
チャートを用いて説明する。
【0049】ステップ1001では、構図選択部117
が操作されるまで待機しており、構図選択部117が操
作されるとステップ2001に進む。
【0050】ステップ2001では、姿勢検出部21が
カメラ本体22の姿勢を検出することにより、この検出
結果に応じたターゲットマークを表示することができる
ようになる。そして、撮影者の構図選択部117の操作
により、カメラ本体22の姿勢に適したいくつかのター
ゲットマークがファインダー表示部116に順次表示さ
れる。例えば、姿勢検出部21によりカメラ本体22が
横位置に構えられていると検出された場合には、図5b
および図5cに示すターゲットマークを表示できるよう
になる。ここで、撮影者が構図選択部117を操作する
ことにより、図5bに示すターゲットマーク116a〜
116cのいずれか1つ若しくは2つ、又は全部が順次
表示される。さらに撮影者が構図選択部117を操作す
ると、図5cに示すターゲットマーク116dが表示さ
れる。撮影者は、所望のターゲットマークが表示される
まで、構図選択部117を操作し続ける。
【0051】ステップ1003では、レリーズボタン1
13が半押しされた状態(S1)にあるかを検知する。
レリーズボタン113が半押しされた状態にある場合に
は、ステップ1004に進み、レリーズボタン113が
半押しされていない状態にある場合には、ステップ10
01に戻る。ここで、レリーズボタン113が半押しさ
れると、構図選択部117の操作により選択したターゲ
ットマークの確定が行われる。
【0052】ステップ1004では、測光部12、測距
部13より情報入力することによって、被写体輝度、被
写体までの距離に関する情報を得、既知のフィルム感度
と演算して露出値を決定するとともに、閃光発光を行う
か否かを決定する。このときの測距ポイントは、構図選
択部117の操作により選択されたターゲットマークに
対応した位置となる。
【0053】ステップ1005では、測距部13の測距
結果をもとに、被写体像が選択されたターゲットマーク
と重なっているか否かを判断する。そして、被写体像が
選択されたターゲットマークと重なっていないと判断さ
れた場合、つまり、選択されたターゲットマークに対し
て被写体像が大きかったり小さかったりする場合には、
ズーム駆動部16を駆動して、被写体像とターゲットマ
ークとが一致するように撮影レンズを光軸方向に進退さ
せる。
【0054】ステップ1006では、被写体像と選択さ
れたターゲットマークが重なっているか否かを判別す
る。被写体像がターゲットマークに重なっている場合に
は、ステップ1007に進む。被写体像がターゲットマ
ークに重なっていない場合、つまり、ステップ1005
における撮影レンズを光軸方向に進退させても被写体像
を選択されたターゲットマークに重ねることができない
場合には、ステップ1011に進む。
【0055】ステップ1007では、レリーズボタン1
13が完全に押し込まれた状態(S2)にあるかを検知
する。レリーズボタン113が完全に押し込まれた状態
にある場合には、ステップ1008に進み、レリーズボ
タン113が完全に押し込まれていない状態にある場合
には、ステップ1013に進む。
【0056】ステップ1008では、ステップ1004
において設定された撮影条件の下で、撮影が行われる。
ステップ1009では、撮影が完了するまで待機し、撮
影が完了するとステップ1010に進む。
【0057】ステップ1010では、選択されたターゲ
ットマークを消灯して撮影が完了したことを撮影者に知
らせるとともに、測距ポイントと焦点距離の設定を解除
してステップ1001に戻る。ここで、複数駒の撮影が
完了したときに、ターゲットマークを消灯するととも
に、測距ポイントおよび焦点距離の設定を解除するよう
にしてもよい。
【0058】一方、カメラ本体の電源を切ることによっ
ても、ターゲットマークが消灯するとともに、測距ポイ
ントおよび焦点距離の設定が解除される。このように、
撮影が完了するとターゲットマークが消灯するので、タ
ーゲットマークを消灯させるための面倒な操作が不要と
なる。
【0059】ステップ1006からステップ1011に
進むと、ステップ1011では、選択されたターゲット
マークを点滅させる。これは、選択されたターゲットマ
ークに被写体像が重なっておらず、撮影レンズを進退さ
せてもこれを補正できない状態であることを撮影者に警
告するためにターゲットマークを点滅させる。なお、タ
ーゲットマークを点滅させる以外にも、例えば「もっと
被写体に近づいてください」等の音声を発することによ
り警告するようにしてもよい。
【0060】ステップ1012では、レリーズボタン1
13が半押しされた状態(S1)にあるかを検知する。
レリーズボタン113が半押しされた状態にある場合に
は、ステップ1006に戻り、レリーズボタン113が
半押しされていない状態にある場合には、ステップ10
01に戻る。ここで、レリーズボタン113を半押しし
ていても、ターゲットマークと被写体像が重なっていな
い場合には、ステップ1007へ進まないため、撮影が
禁止された状態となる。これにより、不適切な構図で撮
影が行われるのを防止することができる。
【0061】ステップ1007からステップ1013に
進むと、ステップ1013では、レリーズボタン113
が半押しされた状態(S1)にあるかを検知する。レリ
ーズボタン113が半押しされた状態にある場合にはス
テップ1007に戻り、レリーズボタン113が半押し
されていない状態にある場合には、ステップ1001に
戻る。
【0062】上述したマイコン11の動作の途中で、焦
点距離、測距位置、露光時間、絞り値、ストロボ発光の
有無および露出補正のうち少なくとも1つを変更する操
作が行われた場合には、ステップ1001に戻る。これ
により、ターゲットマークは消灯する。また、測距ポイ
ント、焦点距離、閃光発光の有無等が自動設定されてい
る場合には、この設定が解除される。
【0063】本実施形態においても第1実施形態と同様
の効果が得られる。特に、本実施形態では、カメラ本体
の姿勢に応じてターゲットマークを表示できるようにし
ているため、ターゲットマークを変更する操作回数が低
減し、操作がより簡単となる。
【0064】(第3実施形態)図7に本発明の第3実施
形態であるカメラに内蔵された電気回路の構成を示す。
本実施形態では、第2実施形態における電気回路の構成
のほかに撮影位置・方向・時間検出部31(本願請求項
に記載の位置検出手段、方向検出手段、日時情報出力手
段)および構図記憶部32(本願請求項に記載の記憶手
段)を備えている。
【0065】撮影位置・方向・時間検出部31は、撮影
場所、撮影方向を検出してこの検出結果を構図記憶部3
2に送るとともに、撮影時間(月日を含む)を示す情報
を構図記憶部32に出力する。具体的には、撮影位置・
方向・時間検出部31は、グローバルポジショニングシ
ステム(GPS)を用いて撮影場所を検出したり、コン
パスを用いて撮影方向を検出したり、標準時間をカウン
トする時計を用いて撮影時間を示す情報を出力したりす
る。
【0066】構図記憶部32は、全世界の主要な観光地
において、各時間および各方向から見たときの推奨構図
が記憶されており、撮影位置・方向・時間検出部31か
らの検出結果に応じた推奨構図に関する情報をマイコン
11に送る。なお、構図記憶部32に記憶しておく推奨
構図は、適宜定めることができる。
【0067】なお、本実施形態のカメラは、第2実施形
態において説明したカメラと同様に、カメラ本体の背面
に液晶ファインダー23(ファインダー表示部116)
が配置されている。
【0068】次に、本実施形態におけるマイクロコンピ
ュータ11の動作について、図9および図10に示すフ
ローチャートを用いて説明する。
【0069】ステップ1001では、構図選択部117
が操作されるまで待機しており、構図選択部117が操
作されるとステップ3001に進む。
【0070】ステップ3001では、撮影位置・方向・
時間検出部31により撮影場所、撮影方向が検出される
とともに、撮影時間を示す情報が出力される。また、姿
勢検出部21によりカメラ本体の姿勢が検出される。例
えば、京都の金閣寺において太陽がある方向に向かって
撮影を行う場合には、撮影場所が京都の金閣寺であるこ
とがGPSにより検出されるとともに、撮影方向が太陽
がある方向であることがコンパスにより検出される。ま
た、撮影時間が秋の夕方である場合には、この情報が出
力される。
【0071】ステップ3002では、構図記憶部32に
記憶された推奨構図のうち撮影位置・方向・時間検出部
31の検出結果に応じた幾つかの推奨構図をリストとし
て液晶ファインダー23に表示する。例えば、図8aに
示すように、撮影場所が京都の金閣寺における推奨構図
のリストとして、「池のほとり」「金閣寺のアップ」
「入り口で」「紅葉と一緒」といったようなリストが液
晶ファインダー23に表示される。ここでは、撮影時間
が秋の夕方であり、かつ、撮影方向が太陽の方向である
場合として、推奨構図のリストに葉を光に透かした紅葉
を表す「紅葉と一緒」を加えている。
【0072】ステップ3003では、構図選択モードと
なり、撮影者は構図選択部117を操作することによ
り、液晶ファインダー23に表示された推奨構図のリス
トの中から所望の推奨構図を選択する。ステップ300
4では、レリーズボタンが半押しされた状態(S1)に
あるかを検知する。レリーズボタンが半押しされた状態
にある場合には、ステップ3005に進み、レリーズボ
タンが半押しされていない状態にある場合には、ステッ
プ3003に戻る。
【0073】ステップ3005では、推奨構図のリスト
の中から選択された推奨構図の確定を行い、この確定さ
れた推奨構図を液晶ファインダー23に表示する。ここ
で、液晶ファインダー23に表示される推奨構図は、姿
勢検出部21の検出結果に応じた方向に表示される。ま
た、表示される推奨構図には、風景を表す形状に形成さ
れた風景マークと人物を表す形状に形成された人物マー
クが表示され、人物マークは風景マークに対して推奨さ
れる位置に予め配置されている。例えば、図8aに示す
推奨構図のリストの中から「池のほとり」を選択してレ
リーズボタン113を半押しすると、「池のほとり」が
推奨構図として確定し、液晶ファインダー23には図8
bに示すように、金閣寺と池を表す形状に形成された風
景マーク33と人物マーク116jが表示される。ここ
で、人物マーク116jは、風景マーク33に対して右
側に予め配置されている。
【0074】ステップ3006では、構図選択部117
が操作されたか否かを判別する。構図選択部117が操
作された場合には、ステップ3007に進み、構図選択
部117が操作されない場合には、ステップ3010に
進む。
【0075】ステップ3007では、撮影人数入力モー
ドとなり、液晶ファインダー23に人物マークが表示さ
れる。ここで、撮影者は構図選択部117を操作するこ
とで、人物マークの表示内容を変更する。例えば、撮影
者が構図選択部117を操作し続けると、図8cに示す
人物マーク116j1〜116j3のうち1つ以上が表
示されるようになり、人物マークの数を変更することが
できる。なお、液晶ファインダー23に表示される人物
マークの数は適宜設定することができる。
【0076】ステップ3008では、レリーズボタンが
半押しされた状態(S1)にあるかを検知する。レリー
ズボタンが半押しされた状態にある場合には、ステップ
3009に進み、レリーズボタンが半押しされていない
状態にある場合にはステップ3007に戻る。
【0077】ステップ3009では、撮影者の構図選択
部117の操作により変更された人物マークの確定を行
い、この確定した人物マークと背景マークとを重ねて液
晶ファインダー23に表示する。このとき、液晶ファイ
ンダー23には、人物マークおよび背景マークの他に、
撮影レンズから取り込まれる被写体像も表示される。例
えば、構図選択部117の操作により、人物マークの数
を2つとして確定すると、図8dに示すように風景マー
ク33と2つの人物マーク116j1、116j2が液
晶ファインダー23に表示される。
【0078】ステップ3006からステップ3010に
進むと、ステップ3010では、レリーズボタンが半押
しされた状態(S1)にあるかを検知する。レリーズボ
タンが半押しされた状態にある場合にはステップ301
1に進み、レリーズボタンが半押しされていない状態に
ある場合には、ステップ3006に戻る。
【0079】ステップ3011では、撮影人数をデフォ
ルト値(推奨初期値、本実施形態では撮影人数が一人)
に設定してステップ3009に進む。
【0080】ステップ3009からステップ1003に
進むと、ステップ1003では、レリーズボタンが半押
しされた状態(S1)にあるかを検知する。レリーズボ
タンが半押しされた状態にある場合には、ステップ10
04に進み、レリーズボタンが半押しされていない状態
にある場合にはステップ1001に戻る。
【0081】ステップ1004では、測光部12、測距
部13より情報入力することによって、被写体輝度、被
写体までの距離に関する情報を得、既知のフィルム感度
と演算して露出値を決定するとともに、閃光発光を行う
か否かを決定する。ここで、測距を行うときの測距ポイ
ントは、構図選択部117の操作により選択されたター
ゲットマークに対応した位置となる。例えば、図8dに
示す状態においては、人物マーク116j1、116j
2のそれぞれに応じた測距ポイントをもとに測距が行わ
れる。
【0082】ステップ3012では、撮影場所、撮影時
間および撮影方向に応じた露光時間や絞り値となるよう
に露出補正を行うとともに、ストロボ発光の行うか否か
の判断を行う。例えば、図8dに示す状態において、夕
方で太陽が斜めであり、カメラが太陽の方向を向いてい
るとすると、逆光シーンとなるのでストロボは強制発光
するように自動設定する。また、夕方の雰囲気を出すた
めに露出を1段アンダーとして自動設定する。なお、図
8aに示す推奨構図のリストの中から「紅葉と一緒」を
選択した場合であって逆光シーンの場合には、逆光で葉
に光の透けた状態で撮影を行うために、露出を1.5段
オーバーに自動設定することもできる。
【0083】また、ステップ3012では、測距部13
の測距結果をもとに被写体像が確定した人物マークと重
なっているか否かを判断し、被写体像がこの人物マーク
と重なっていないと判断された場合、つまり、人物マー
クに対して被写体像が大きかったり小さかったりする場
合には、ズーム駆動部16を駆動して、被写体像と人物
マークの大きさが一致するように撮影レンズを光軸方向
に進退させる。
【0084】ステップ1006では、被写体像と選択さ
れた人物マークが重なっているか否かを判別する。被写
体像が人物マークに重なっている場合には、ステップ1
007に進む。また、被写体像が人物マークに重なって
いない場合、つまり、ステップ3012における撮影レ
ンズを光軸方向に進退させても被写体像を人物マークに
重ねることができない場合にはステップ1011に進
む。
【0085】ステップ1007では、レリーズボタン1
13が完全に押し込まれた状態(S2)にあるかを検知
する。レリーズボタン113が完全に押し込まれた状態
にある場合には、ステップ1008に進んで撮影が行わ
れる。また、レリーズボタン113が完全に押し込まれ
ていない状態にある場合には、ステップ1013に進
む。
【0086】ステップ1009では、撮影が完了するま
で待機し、撮影が完了するとステップ1010に進む。
ステップ1010では、選択されたターゲットマークを
消灯して撮影が完了したことを撮影者に知らせるととも
に、測距ポイントと焦点距離の設定を解除してステップ
1001に戻る。ここで、複数駒の撮影が完了したとき
に、ターゲットマークを消灯するとともに、測距ポイン
トおよび焦点距離の設定を解除するようにしてもよい。
【0087】一方、カメラ本体の電源を切ることによっ
ても、ターゲットマークが消灯するとともに、測距ポイ
ントおよび焦点距離の設定が解除される。このように、
撮影が完了するとターゲットマークが消灯するので、タ
ーゲットマークを消灯させるための面倒な操作が不要と
なる。
【0088】ステップ1006からステップ1011に
進むと、ステップ1011では選択されたターゲットマ
ークを点滅させる。これは、選択されたターゲットマー
クに被写体像が重なっておらず、撮影レンズを光軸方向
に進退させてもこれを補正することができない状態であ
ることを撮影者に警告するためにターゲットマークを点
滅させる。なお、ターゲットマークを点滅させる以外に
も、例えば「もっと被写体に近づいてください」等の音
声を発することにより警告するようにしてもよい。
【0089】ステップ1012では、レリーズボタン1
13が半押しされた状態(S1)にあるかを検知する。
レリーズボタン113が半押しされた状態にある場合に
は、ステップ1006に戻り、レリーズボタン113が
半押しされていない状態にある場合には、ステップ10
01に戻る。ここで、レリーズボタン113を半押しし
ていてもターゲットマークと被写体像が重なっていない
場合には、ステップ1007へ進まないため、撮影が禁
止された状態となる。これにより、不適切な構図で撮影
が行われるのを防止することができる。
【0090】ステップ1007からステップ1013に
進むと、ステップ1013では、レリーズボタン113
が半押しされた状態(S1)にあるかを検知する。レリ
ーズボタン113が半押しされた状態にある場合にはス
テップ1007に戻り、レリーズボタン113が半押し
されていない状態にある場合には、ステップ1001に
戻る。
【0091】上述したマイコン11の動作の途中で、焦
点距離、測距位置、露光時間、絞り値、ストロボ発光の
有無および露出補正のうち少なくとも1つを変更する操
作が行われた場合には、ステップ1001に戻る。この
とき、選択されたターゲットマークは消灯し、測距ポイ
ントおよび焦点距離が設定されている場合には、これら
の設定は解除される。
【0092】本実施形態においても第1実施形態と同様
の効果が得られるが、特に本実施形態では、撮影場所、
撮影方向および撮影時間に応じて自動的に幾つかの推奨
構図が決定されるので、ターゲットマークを表示させる
ための操作がより簡単になる。
【0093】なお、本実施形態では、撮影場所、撮影方
向および撮影時間に応じて自動的に推奨構図を表示する
ようにしているが、撮影者の操作により推奨構図を液晶
ファインダー23に表示するようにしてもよい。
【0094】
【発明の効果】本発明のカメラによれば、撮影構図に合
わせた様々なターゲットマークを選択することができ
る。例えば、撮影観察画面内におけるターゲットマーク
の位置、大きさ、数などを変更することができる。
【0095】また、撮影場所を検出する位置検出手段を
有することで、撮影場所に応じたターゲットマークを自
動選択することができるため、ターゲットマークの表示
内容を変更するための操作が容易となる。ここで、撮影
方向を検出する方向検出手段や、日時および時刻のうち
少なくとも一方を示す情報を出力する出力手段や、カメ
ラ本体の姿勢を検出する姿勢検出手段を備え、これらの
検出結果等に応じたターゲットマークを自動選択するよ
うにしても同様の効果が得られる。
【0096】さらに、本発明のカメラは、選択したター
ゲットマークに被写体像が重なった状態で撮影を行うた
めの撮影条件を自動に設定するため、適切な撮影構図に
おいて良好な写真を撮ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるカメラの回路ブロック
図。
【図2】ターゲットマークが表示されたファインダー表
示部。
【図3】第1実施形態を説明するフローチャート。
【図4】第2実施形態におけるカメラの回路ブロック
図。
【図5】(a) 第2実施形態におけるカメラの背面斜
視図。 (b)〜(e) ターゲットマークが表示された液晶フ
ァインダー。
【図6】第2実施形態を説明するフローチャート。
【図7】第3実施形態におけるカメラの回路ブロック
図。
【図8】(a) 推奨構図のリストが表示された液晶フ
ァインダー。 (b)(d) 人物マーク及び風景マークが表示された
液晶ファインダー。 (c) 人物マークが表示された液晶ファインダー。
【図9】第3実施形態を説明するフローチャート。
【図10】第3実施形態を説明するフローチャート。
【図11】ターゲットマークが表示されたファインダー
表示部。
【符号の説明】
11 マイクロコンピュータ(マイコン) 110 露出補正部 111 ストロボモード入力部 112 撮影モード入力部 113 レリーズボタン 114 カメラメインスイッチ 115 AF駆動部 116 ファインダー表示部 117 構図選択部 12 測光部 13 測距部 14 シャッター駆動部 15 ズーム操作部 16 ズーム駆動部 17 閃光部 18 防振スイッチ 19 振動検出部 21 姿勢検出部 22 カメラ本体 23 液晶ファインダー 24 光学ファインダー 25 レリーズボタン 26 撮影鏡筒 31 撮影位置・方向・時間検出部 32 構図記憶部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 A 5/232 5/232 Z

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影構図決定のガイドとなるターゲット
    マークを被写体観察画面内に表示し、撮影者の選択操作
    に応じて前記ターゲットマークの表示内容を変更設定す
    る表示設定手段を有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記被写体観察画面は、液晶表示装置の
    画面であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記ターゲットマークは、人物を表す形
    状を有する人物ターゲットマークであることを特徴とす
    る請求項1に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記ターゲットマークは、推奨風景を表
    す形状を有する風景ターゲットマークであることを特徴
    とする請求項1に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記風景ターゲットマークは、人物を表
    す形状を有する人物ターゲットマークを含むことを特徴
    とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記人物ターゲットマークは、風景に対
    して推奨される位置に配置されていることを特徴とする
    請求項5に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記表示設定手段は、前記被写体観察画
    面内における前記人物ターゲットマークの位置、数およ
    び大きさのうち少なくとも1つを変更設定することを特
    徴とする請求項1から6のいずれかに記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 撮影構図決定のガイドとなるターゲット
    マークであって推奨風景の形状を有する風景ターゲット
    マークを複数種類記憶する記憶手段を有し、 前記表示設定手段は、撮影者の選択操作に応じて前記記
    憶手段に記憶された風景ターゲットマークの中から被写
    体観察画面内に表示する風景ターゲットマークを設定す
    ることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 撮影構図決定のガイドとなるターゲット
    マークであって推奨風景の形状を有する風景ターゲット
    マークを複数種類記憶する記憶手段と、 撮影場所に応じて前記記憶手段に記憶された風景ターゲ
    ットマークの中から被写体観察画面内に表示する風景タ
    ーゲットマークを設定する表示設定手段とを有すること
    を特徴とするカメラ。
  10. 【請求項10】 撮影場所を検出する位置検出手段を有
    し、 前記表示設定手段は、前記記憶手段に記憶された風景タ
    ーゲットマークのうち、前記位置検出手段により検出さ
    れた撮影場所に応じた風景ターゲットマークを表示する
    ことを特徴とする請求項9に記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記位置検出手段は、グローバルポジ
    ショニングシステムを用いて撮影場所を検出することを
    特徴とする請求項10に記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記表示設定手段は、撮影方向に応じ
    て前記記憶手段に記憶された風景ターゲットマークの中
    から被写体観察画面内に表示する風景ターゲットマーク
    を設定することを特徴とする請求項9に記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 撮影方向を検出する方向検出手段を有
    し、 前記表示設定手段は、前記記憶手段に記憶された風景タ
    ーゲットマークのうち、前記方向検出手段により検出さ
    れた撮影方向に応じた風景ターゲットマークを表示する
    ことを特徴とする請求項12に記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 前記方向検出手段は、コンパスを用い
    て撮影方向を検出することを特徴とする請求項13に記
    載のカメラ。
  15. 【請求項15】 前記表示設定手段は、撮影日付および
    撮影時刻のうち少なくとも一方に応じて、前記記憶手段
    に記憶された風景ターゲットマークの中から被写体観察
    画面内に表示する風景ターゲットマークを設定すること
    を特徴とする請求項9又は12に記載のカメラ。
  16. 【請求項16】 日付および時刻のうち少なくとも一方
    を示す情報を出力する日時情報出力手段を有し、 前記表示設定手段は、前記記憶手段に記憶された風景タ
    ーゲットマークのうち、前記日時情報出力手段から出力
    された情報に応じた風景ターゲットマークを表示するこ
    とを特徴とする請求項15に記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 前記日時情報出力手段は、日付および
    時刻のうち少なくとも一方をカウントする時計を用い
    て、撮影日付および撮影時刻のうち少なくとも一方を示
    す情報を出力することを特徴とする請求項16に記載の
    カメラ。
  18. 【請求項18】 撮影時におけるカメラ本体の姿勢を検
    出する姿勢検出手段と、 この姿勢検出手段の検出結果に応じて、撮影構図決定の
    ガイドとなるターゲットマークの向きを変えて被写体観
    察画面内に表示する表示設定手段とを有することを特徴
    とするカメラ。
  19. 【請求項19】 前記ターゲットマークに被写体像が重
    なった状態で撮影を行うための撮影条件を自動設定する
    撮影条件設定手段を有することを特徴とする請求項1に
    記載のカメラ。
  20. 【請求項20】 前記撮影条件は、測距又は焦点検出位
    置、撮影焦点距離、露光時間、絞り値、ストロボ発光の
    有無および露出補正のうち少なくとも1つを含むことを
    特徴とする請求項19に記載のカメラ。
  21. 【請求項21】 前記撮影条件設定手段は、所定回の撮
    影が完了することにより、前記自動設定した撮影条件を
    解除することを特徴とする請求項19又は20に記載の
    カメラ。
  22. 【請求項22】 前記撮影条件設定手段は、カメラ本体
    の電源を切ることにより、前記自動設定した撮影条件を
    解除することを特徴とする請求項19又は20に記載の
    カメラ。
  23. 【請求項23】 前記撮影条件設定手段は、撮影条件を
    変更する撮影者操作により、前記自動設定した撮影条件
    を解除することを特徴とする請求項19又は20に記載
    のカメラ。
  24. 【請求項24】 前記表示設定手段は、カメラ本体の状
    態が所定状態になることにより、被写体観察画面内のタ
    ーゲットマークの表示を自動解除することを特徴とする
    請求項1又は9に記載のカメラ。
  25. 【請求項25】 前記所定状態が、撮影を完了した状態
    となることにより、前記ターゲットマークの表示を自動
    解除することを特徴とする請求項24に記載のカメラ。
  26. 【請求項26】 前記所定状態が、カメラ本体の電源が
    オフの状態になることにより、前記ターゲットマークの
    表示を自動解除することを特徴とする請求項24に記載
    のカメラ。
  27. 【請求項27】 前記所定状態が、撮影条件が変更され
    た状態になることにより、前記ターゲットマークの表示
    を自動解除することを特徴とする請求項24に記載のカ
    メラ。
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