JP2582674Y2 - 画面サイズ変更可能なストロボ制御回路内蔵カメラ - Google Patents

画面サイズ変更可能なストロボ制御回路内蔵カメラ

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JP2582674Y2
JP2582674Y2 JP1992084757U JP8475792U JP2582674Y2 JP 2582674 Y2 JP2582674 Y2 JP 2582674Y2 JP 1992084757 U JP1992084757 U JP 1992084757U JP 8475792 U JP8475792 U JP 8475792U JP 2582674 Y2 JP2582674 Y2 JP 2582674Y2
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利之 北沢
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、撮影画面サイズの変更
およびストロボの発光制御が可能なカメラに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】ストロボを内蔵した一眼
レフカメラにおいて、内蔵ストロボによる照射光が撮影
画面全体に届かない場合には、内蔵ストロボの発光を禁
止するものがある。例えば、ストロボの広角側カバー焦
点距離が35mm相当の場合に、焦点距離28mmのレンズ
を装着して、あるいはズームレンズを装着してその焦点
距離を28mmにズーミングしてストロボを発光させて
も、撮影範囲の四隅にはストロボ光が届かないので、こ
れらの四隅部分がアンダー露出になってしまう。つま
り、ストロボがカバー可能な画角よりも広角の撮影レン
ズを使用する場合には、撮影画面全体に亙っての照明が
できない。その様子を、図3においては符合aを、図5
においてはファインダ視野41との関係で符合42a、
42b、42c、42dを付して示してある。
【0003】また、高倍率のズームレンズなど、鏡筒が
太く、あるいは鏡筒が長い撮影レンズを装着した場合、
または近距離撮影時には、ストロボが撮影画面の四隅も
カバーし得る場合でも、図3に示すように、レンズ鏡筒
30の先端部30eが邪魔をして、図3に符合bを付し
た部分が、図5に符合42eを付して示したように、レ
ンズ鏡筒30eの形状に沿ってアンダー露出になってし
まう。そこで従来の一眼レフカメラでは、以上のような
ストロボ光を撮影画面に全体に亙って照射できない場合
には、内蔵ストロボの発光を禁止していた。
【0004】ところが、撮影画面を、通常の上記フルサ
イズ画面からこれよりも小さい規制サイズ画面、例えば
パノラマ画面に切り替えると、図5に示すように上記撮
影画面の四隅部分42a、42b、42c、42dおよ
び中央下部42eのアンダー露出部がパノラマ画面の外
に位置する。つまり、図6に示すように、フルサイズプ
リント51では現われる、ストロボ光が届かない暗部分
52a〜52eが、パノラマプリント53では露光領域
の外に位置してパノラマプリント53上には表われない
ことが判明した。
【0005】
【考案の目的】本考案は、フルサイズ画面時にストロボ
発光を禁止している場合でも、規制サイズ画面時には発
光を可能にする、画面サイズ変更が可能なストロボ制御
回路内蔵カメラを提供することを目的とする。
【0006】
【考案の概要】この目的を達成するために本考案は、画
面サイズがフルサイズ画面または該フルサイズ画面より
も小さい規制サイズ画面に切り替えられたことを検出す
る画面サイズ検出手段、およびストロボ発光手段を備え
たカメラであって、上記フルサイズ画面に対して撮影レ
ンズがストロボ発光に適しているか否かを判断するスト
ロボ適正判断手段と、上記ストロボ適正判断手段が不適
と判断した場合には、上記画面サイズ検出手段がフルサ
イズ画面を検出しているときには上記ストロボ発光手段
の発光を禁止し、規制サイズ画面を検出しているときに
は上記ストロボ発光手段の発光を許可する発光制御手段
と、を備えていることに特徴を有する。
【0007】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本考案を説明す
る。図1は、本考案をストロボ内蔵の一眼レフカメラに
適用した実施例の要部構成を示すブロック図である。本
実施例の一眼レフカメラは、カメラボディ10、図示し
ない移動機構によりカメラボディ10の収納位置と発光
位置とに移動可能な内蔵ストロボ20、およびカメラボ
ディ10に着脱自在な撮影レンズ(ズームレンズ)30
とを備えている。
【0008】カメラボディ10に搭載されたメイン制御
回路11は、このカメラ全体の動作を制御する制御手段
であって、本実施例では、撮影レンズ30に搭載された
レンズ制御回路31から、レンズ固有情報として、内蔵
ストロボ使用適否情報としてのレンズ画角(現焦点距
離)、レンズ鏡筒ケラレ情報および被写体距離情報、絞
り情報などを入力するレンズ情報入力手段としての機
能、撮影レンズ30から入力したレンズ情報に基づいて
内蔵ストロボ20の発光可否を決定するストロボ適正判
断手段、およびその判断に基づいて内蔵ストロボ20の
発光を制御する発光制御手段としての機能を合わせ持っ
ている。
【0009】また、測光回路13は、撮影レンズ30を
介して入射した被写体光を受光して被写体輝度信号をメ
イン制御回路11に出力する。メイン制御回路11は、
この被写体輝度信号に基づいてシャッタ速度および絞り
値を演算し、それらの値を表示器15、17に表示す
る。さらにメイン制御回路11は、ストロボ発光の適否
等を表示器15、17に表示する。図4および図5に
は、ファインダ視野内に設けた表示器17を示してあ
る。同図において、符合17aはストロボ発光情報、1
7b、17cはそれぞれシャッタ速度、絞り値を表示し
ている。また、メイン制御回路11は、内蔵ストロボ2
0を発光したときには、被写体からの反射光量を測光回
路13を介して測定し、その測定光量に基づいて、内蔵
ストロボ20の発光停止等を制御する。なお、内蔵スト
ロボ20は、発光回路21により発光駆動される。
【0010】内蔵ストロボ20は、図示しない公知機構
により収納位置と発光(アップ)位置との間を移動自在
に保持され、かつ常時発光位置方向に移動付勢されてい
て、収納位置まで移動したときにはロック機構(図示せ
ず)により収納位置にロックされる。また、内蔵ストロ
ボ20がアップ位置に移動しているかどうかは、ストロ
ボ位置検出スイッチ23により検出する。
【0011】また、本実施例の一眼レフカメラは、詳細
は図示しないが、公知のパノラマアダプタ18をアパー
チャに装着することにより、画面サイズをフルサイズ画
面からパノラマサイズ画面に切り替え可能である。パノ
ラマアダプタ18の着脱は、画面サイズ検出スイッチ1
9を介してメイン制御回路11が検知する。なお、本考
案は、アダプタ着脱機構を備えたカメラだけでなく、撮
影画面サイズを変更できる機構を備えたもの、例えば遮
光板の移動により画面サイズを変更する機構、あるい
は、光学的には撮影画面を遮光しないパノラマモードを
備えたカメラにも適用できる。
【0012】次に、本実施例の一眼レフカメラにおける
レリーズ処理およびこれに付随する処理について、図2
に示したフローチャートを参照して説明する。この処理
は、メイン制御回路11の内部ROM にメモリされたプロ
グラムに基づいてメイン制御回路11により制御され
る。なお、図示フローチャートには、本考案の要旨を説
明するために、本考案の理解に必要な部分を示した。
【0013】メイン制御回路11は、メイン電源が投入
されるとこのメインルーチンに入る。そして、先ず、レ
ンズ制御回路31から内蔵ストロボ適否情報を含むレン
ズ情報の入力、および測光スイッチSWSのチェックを
繰り返して測光スイッチSWSがオンされるのを待つ
(S11、S13)。測光スイッチSWSがオンされる
と、測光回路13から被写体輝度信号を入力してシャッ
タ速度および絞り値を算出する(S15)。そして、内
蔵ストロボ20が発光位置にアップしているかどうかを
ストロボ位置検出スイッチ23を介してチェックする
(S17)。
【0014】内蔵ストロボ20がアップしていないと
き、つまり、内蔵ストロボ20を発光させないときに
は、そのままレリーズスイッチSWRがオンするのを待
つ(S17、S45)。レリーズスイッチSWRがオン
したら、ステップS15で演算したシャッタ速度および
絞り値に基づいてストロボを発光させずに露光処理を行
ない、露光が終了したらこのルーチンを抜ける(S4
5、S47、S27)。そして、測光スイッチSWSお
よびレリーズスイッチSWRがオフしたことを条件に、
再びこのルーチンに入る。
【0015】内蔵ストロボ20がアップしていたときに
は、画面サイズ検出スイッチ19を介してパノラマアダ
プタ18が装着されているかどうかをチェックする(S
17、S19)。パノラマアダプタ18が装着されてい
ないときには、レンズ情報に基づいてレンズ画角(焦点
距離)が適正範囲にあるかどうか、レンズ鏡筒によるケ
ラレがあるかどうかをチェックする(S19、S31、
S33)。レンズ画角が適正範囲に無いか、レンズ鏡筒
によるケラレがあれば、ストロボ警告表示(表示素子1
7aの点滅)および外部ストロボの発光禁止を行なっ
て、ストロボ20を発光させないレリーズ処理を行なう
(S31、S43、S45、S47、S27またはS3
1、S33、S43、S45、S47、S27)。
【0016】レンズ画角が適正範囲にあり、かつレンズ
鏡筒によるケラレが無いときには、レリーズスイッチS
WRがオンされるのを待って、ストロボ発光を条件とす
るストロボプログラムによるレリーズ処理により露光を
開始し、内蔵ストロボ20を発光させて露光を行ない、
このメインルーチンから抜ける(S31〜S39、S2
7)。
【0017】以上はパノラマアダプタ18が装着されて
いない場合の処理であるが、パノラマアダプタ18が装
着され、かつ内蔵ストロボ20がアップしている場合の
処理は、以下の通りである。この処理は、撮影レンズの
種類、焦点距離にかかわらず内蔵ストロボ20、および
外付けストロボが装着されているときには外付けストロ
ボを発光させることに特徴がある。
【0018】内蔵ストロボ20がアップし、かつパノラ
マアダプタ18が装着されているときには、レリーズス
イッチSWRがオンされると、ステップS11で入力し
たレンズ情報(レンズ画角および鏡筒ケラレ情報)にか
かわらず、ストロボプログラムにより得られるシャッタ
速度および絞り値に基づいてレリーズ処理を開始し、内
蔵ストロボ20を発光させ、露光を完了してからこのル
ーチンを抜ける(S21、S23、S25、S27)。
【0019】以上の通り本一眼レフカメラでは、パノラ
マアダプタ18が装着されたときには、撮影レンズがス
トロボ発光に適しているか否かにかかわらず内蔵ストロ
ボ20の発光を可能にするので、フルサイズ画面では内
蔵ストロボ20の発光が禁止される場合でも、パノラマ
サイズ画面ではストロボ撮影が可能になり、しかも、パ
ノラマサイズ画面において照射ムラのないストロボ撮影
が可能になる。
【0020】以上、本実施例では、パノラマアダプタ1
8が装着された場合には一律に内蔵ストロボの発光を許
可したが、発光禁止条件を緩和する構成、例えば、発光
禁止焦点距離が35mm未満の場合には発光禁止焦点距離
を28mmにする、構成にしてもよい。また、規制画面サ
イズとしてはパノラマサイズのほかに、ハーフサイズ、
ハイビジョンサイズ等がある。
【0021】
【考案の効果】以上の説明から明らかな通り本考案は、
フルサイズ画面のときにストロボ不適として発光が禁止
される場合でも、フルサイズ画面よりも小さい規制サイ
ズ画面に切り替えたときにはストロボの発光が可能にな
るので、規制サイズ画面での撮影において、その規制サ
イズ画面に応じた広い焦点距離範囲、レンズ種類での適
切なストロボ撮影が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したストロボ内蔵一眼レフカメラ
の実施例の要部を示すブロック図である。
【図2】同一眼レフカメラのレリーズ時の主要動作に関
するフローチャートである。
【図3】同一眼レフカメラにおける内蔵ストロボ光と撮
影範囲との関係を説明する図である。
【図4】ファインダ視野におけるフルサイズ画面とパノ
ラマサイズ画面の関係を示す図である。
【図5】ファインダ視野におけるストロボ光照射状態を
示す図である。
【図6】フルサイズ、パノラマサイズプリント面におけ
るストロボ照射状態を比較する図である。
【符号の説明】
10 カメラボディ 11 メイン制御回路 18 パノラマアダプタ 19 画面サイズ検出スイッチ 20 内蔵ストロボ 21 発光回路 23 ストロボ位置検出スイッチ 30 撮影レンズ 31 レンズ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 7/00 - 7/28 G03B 15/05

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面サイズがフルサイズ画面または該フ
    ルサイズ画面よりも小さい規制サイズ画面に切り替えら
    れたことを検出する画面サイズ検出手段、およびストロ
    ボ発光手段を備えたカメラであって、 上記フルサイズ画面に対して撮影レンズがストロボ発光
    に適しているか否かを判断するストロボ適正判断手段
    と、 上記ストロボ適正判断手段が不適と判断した場合には、
    上記画面サイズ検出手段がフルサイズ画面を検出してい
    るときには上記ストロボ発光手段の発光を禁止し、規制
    サイズ画面を検出しているときには上記ストロボ発光手
    段の発光を許可する発光制御手段と、 を備えていることを特徴とする画面サイズ変更可能なス
    トロボ制御回路内蔵カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラは、撮影レンズ
    の着脱可能なカメラであって、上記ストロボ適正判断手
    段は、上記撮影レンズから現焦点距離情報、現被写体距
    離情報、または鏡筒ケラレ情報を入力して上記適不適を
    判断する画面サイズ変更可能なストロボ制御回路内蔵カ
    メラ。
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