JPH04350348A - 水冷式多気筒エンジンの冷却構造 - Google Patents

水冷式多気筒エンジンの冷却構造

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JPH04350348A
JPH04350348A JP15121891A JP15121891A JPH04350348A JP H04350348 A JPH04350348 A JP H04350348A JP 15121891 A JP15121891 A JP 15121891A JP 15121891 A JP15121891 A JP 15121891A JP H04350348 A JPH04350348 A JP H04350348A
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cooling water
cooling
cylinder block
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Yasuaki Asaki
泰昭 浅木
Takeshi Kamakami
釜神 武司
Katsuzo Noguchi
野口 勝三
Tetsushi Tsunoda
哲史 角田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水冷式多気筒エンジンの
冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水冷式多気筒エンジンでは、より効果的
に冷却を行えるよう実開昭59−175649号公報に
示されるように各種の工夫が成されている。図6、図7
はこのような改良を加えた構造の一例を示すものであり
、これらの図中、101,102,103,104は直
列になるように形成されたシリンダボア、105はこの
シリンダボア列の外周に形成したウォータージャケット
で、このウォータージャケット105は図7に示すよう
に縦断面図で見るとシリンダブロック106からシリン
ダヘッド107に亘って形成されており、シリンダブロ
ック106に設けたポンプでシリンダブロック106側
のウォータージャケット108からシリンダヘッド10
7側のウォータージャケット109へ冷却水を送るよう
になっている。(矢印A,A)そして前記シリンダブロ
ック106の各シリンダボア101,102,103,
104の間には冷却水通路110が形成されており、こ
の冷却通路110にウォータージャケット105の冷却
水を送り、シリンダボア間という燃焼熱の影響を受けや
すい部分の冷却を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構造では冷却水は図7の矢印A,Aの様に流れるので
、冷却水通路110の冷却水の出入口B,Cでの圧力差
がほとんど生じず、従って冷却がこの冷却水通路110
を勢良く流れていかず、結果的に冷却効果をあまり高め
ることができなかった。又、一般にシリンダボアは吸気
側に比べて排気側の温度が高くなることが知られており
、冷却時には排気側をより強く冷却することが望まれる
が、図6、図7の構造ではこれについての配慮が全く成
されていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、複数のシリンダボアが形成するシリンダボア
列の周囲にシリンダブロック側のウォータージャケット
を形成し、前記ウォータージャケットからシリンダヘッ
ド側のウォータージャケットにシリンダブロックに取付
けたポンプを介して冷却水を送る水冷式多気筒エンジン
の冷却構造において、前記複数のシリンダボアの間に少
なくとも一つの冷却水通路を形成し、この冷却水通路の
入口側を前記ウォータージャケットのシリンダブロック
側で且つ吸気側の部分に連通させ、冷却水通路の出口側
を前記ウォータージャケットのシリンダヘッド側で且つ
排気側に連通させたことを特徴とする。
【0005】
【作用】シリンダボア間に形成する冷却水通路の入口側
をウォータージャケットのシリンダブロック側に、出口
側をウォータージャケットのシリンダヘッド側に連通さ
せるので、冷却水通路の入口側と出口側で圧力差が生じ
、これにより冷却水が冷却水通路中を勢い良く流れるこ
とになり、冷却効率を向上させることができる。又、冷
却水通路の入口側は吸気側、出口側は排気側としたので
、吸気側の比較的温度の低い冷却水が温度の高い排気側
へ流れ、これにより排気周辺部を有効に冷却することが
でき、エンジンの冷却効率を向上させることができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1はシリンダブロックの平面図、図
2はシリンダヘッドの底面図、図3はガスケットの平面
図、図4は組付状態での図1の4ー4線に相当する断面
図、図5は図4の5−5線断面図を示す。これらの図中
、1はシリンダブロック、2はシリンダヘッド、3はガ
スケットを示し、図4に示すように前記シリンダブロッ
ク1の上面にはシリンダヘッド2を固定し、これらシリ
ンダブロック1とシリンダヘッド2の間にガスケット3
を配置する。
【0007】前記シリンダブロック1はアルミ合金等に
より形成し、このシリンダブロック1の壁部4には図1
に示すように4つのシリンダボア部5,6,7,8を直
列に形成する。又、シリンダブロック1の上面にはボル
ト孔10…を形成し、このボルト孔10に螺合したボル
ト(図示せず)をシリンダヘッド2、ガスケット3に夫
々形成したボルト孔11,12に螺合させてシリンダブ
ロック1にシリンダヘッド2及びガスケット3を固定す
る。
【0008】一方、前記シリンダヘッド2の底面側には
、前記シリンダボア部5,6,7,8に対応させて、燃
焼室天井部14,15,16,17を形成し、この燃焼
室天井部14,15,16,17には夫々2つずつ吸気
ポート18,18、排気ポート19,19を形成する。 従ってシリンダヘッド2においては図2の右側(A)が
吸気側、左側(B)が排気側となる。(同様にシリンダ
ブロック1、ガスケット3においては図1、3の右側(
A)が吸気側、左側(B)が排気側になる。)前記シリ
ンダブロック1、シリンダヘッド2にはウォータージャ
ケット21を形成し、このウォータージャケット21は
シリンダブロック1側の部分22とシリンダヘッド2側
の部分23に分れる(図4参照)。前記シリンダブロッ
ク1側のウォータージャケット22は図1、図4に示す
ようにシリンダボア部5,6,7,8の周囲に形成され
、このウォータージャケット22は図1に示すようにシ
リンダブロック1の吸気側(A)に位置する部分22a
と、排気側(B)に位置する部分22bと、その中間の
部分22c,22cとからなる。そしてこのウォーター
ジャケット22は図4に示すようにガスケット3に形成
した孔25…及びシリンダヘッド2に形成した孔26…
を介してシリンダヘッド2に形成したウォータージャケ
ット23に連通する。
【0009】シリンダブロック1の側面にはポンプPを
設け、このポンプPでシリンダブロック1側のウォータ
ージャケット22から孔25 ,26を介してシリンダ
ヘッド2側のウォータージャケット23へ冷却水を送っ
てシリンダボア部5,6,7,8周囲を冷却するように
する。一方、前記シリンダボア部5,6,7,8の間に
は少なくとも一つの冷却水通路27を形成し、この冷却
水通路27は、シリンダブロック1に形成した溝28と
、ガスケット3に形成した孔29と、シリンダヘッド2
に形成した孔30とから成る。前記溝28は、図4、図
5に示すように小幅で深い第1溝部28aと、断面ほぼ
円筒状の第2溝部28bからなり、前記孔29,30は
この第2溝部28bと同径とする。前記冷却水通路27
の入口側(図4のC)は、ウォータージャケット22の
吸気側の部分22aに開口し、又、冷却水通路27の出
口側(図4のD)はウォータージャケット23の排気側
の部分23aに開口する。
【0010】このような構造に於いて、シリンダブロッ
ク1側に取付けたポンプPで冷却水をウォータージャケ
ット22側からウォータージャケット23側に送り、こ
の際、孔25、26でしぼりつつ冷却水を送るので上流
側と下流側とで圧力差が生じる。そして本実施例では冷
却水通路27の入口Cを冷却水の流れの上流側に、出口
Dを下流側に位置させているので、冷却水通路27の入
口Cと出口Dで圧力差が生じ、冷却水は勢い良く冷却水
通路27中を流れていく。従ってシリンダボア部5,6
,7,8の間という燃焼熱の影響を最も受けやすい部分
を勢よく流れていく冷却水で有効に冷却することができ
る。又、冷却水通路27の入口Cは比較的低温であるシ
リンダブロック1側のウォータージャケット22に開口
し、出口Dは高温となるシリンダヘッド2の排気側のウ
ォータージャケット23aに開口するので、比較的低温
の冷却水を高温となる部分に送ることができ、これによ
っても冷却を有効に行うことができる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、シリ
ンダボア間に形成する冷却水通路の入口側をウォーター
ジャケットのシリンダブロック側に、出口側をウォータ
ージャケットのシリンダヘッド側に連通させるので、冷
却水通路の入口側と出口側で圧力差が生じ、これにより
冷却水が冷却水通路中を勢い良く流れることになり、冷
却効率を向上させることができる。又、冷却水通路の入
口側は吸気ポート側、出口側は排気ポート側としたので
、吸気ポート側の比較的温度の低い冷却水が温度の高い
排気ポート側へ流れ、これにより排気ポート周辺部を有
効に冷却することができ、エンジンの冷却効率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダブロックの平面図
【図2】シリンダヘッドの底面図
【図3】ガスケットの平面図
【図4】組付状態での図1の4ー4線に相当する断面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】従来例におけるシリンダブロックの平面図
【図
7】図6の7−7線断面図
【符号の説明】
1…シリンダブロック、2…シリンダヘッド、5,6,
7,8…シリンダボア部、18…吸気ポート、19…排
気ポート、21,22,23…ウォータージャケット、
27…冷却水通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数のシリンダボアが形成するシリン
    ダボア列の周囲にシリンダブロック側のウォータージャ
    ケットを形成し、前記ウォータージャケットからシリン
    ダヘッド側のウォータージャケットにシリンダブロック
    に取付けたポンプを介して冷却水を送る水冷式多気筒エ
    ンジンの冷却構造において、前記複数のシリンダボアの
    間に少なくとも一つの冷却水通路を形成し、この冷却水
    通路の入口側を前記ウォータージャケットのシリンダブ
    ロック側で且つ吸気側の部分に連通させ、冷却水通路の
    出口側を前記ウォータージャケットのシリンダヘッド側
    で且つ排気側に連通させたことを特徴とする水冷式多気
    筒エンジンの冷却構造。
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